9月12日の地震について
★9月12日5時49分頃の地震、驚きました。
土曜日は少し寝坊して6時頃起床するのが普通なのですが、叩き起こされました。
P波による比較的細かい振動が来て、飛び起き、S波の揺れまでどのくらいの間隔が空くのかと身構えたら、「間」なんてものなしにユサユサとS波の揺れが来ました。この揺れは収まる方向か、強まる方向か、と考えていたら、収まりまして。
いやあ、ほっとしました。
揺れながら、妻に、これは震度4か5、ほぼ直下型だ、と話しかけていました。
階下へ降りてテレビをつけたら、速報が入り始めていてそこからずっと地震のニュースばかりになってしまいました。
{洪水のように、見ているうちにも事態がどんどん進行していくときは、番組を捨てても報道し続けるというNHKの姿勢・能力には敬意を表しますが、地震の場合、ほとんど事態が進行しなくなった時点でも同じ原稿を繰り返し読み続けることには若干の違和感を覚えました。「事態が変化したらその都度伝える」でいいんじゃないかなぁ。}
★
最初の速報↓
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20150912055431395-120549.html
平成27年09月12日05時54分 気象庁発表
12日05時49分頃地震がありました。
震源地は東京湾(北緯35.5度、東経139.8度)で、震源の深さは約70km、地震の規模(マグニチュード)は5.3と推定されます。
各地の震度は次の通りです。なお、*印は気象庁以外の震度観測点についての情報です。
{一部のみ抜粋}
東京都 震度5弱 調布市西つつじヶ丘*
震度4 東京千代田区大手町 東京新宿区西新宿
・・・
東京大田区多摩川* 東京大田区本羽田*
・・・(以下略)
テレビ画面で見る震源位置は震度の数値と重なっていてちょっとわかりにくい。
「東京湾を震源とする」というのですが、図を見ると、どう見ても「東京湾北部を震源とする」ではないのかと思われます。
東京湾の湾口と内奥部では、ずいぶん影響も違うでしょうに。浦安あたりから三浦までおおよそ50kmはあるでしょ。
ですからやはりもう少し範囲を絞った言い方にしてほしかったな。
画面の図で見る限り、震源位置「×」は、どうみても「うちのそば」、いえ「羽田空港に近い」ように見えるんです。
詳細に知りたかったな。
★これが報道発表資料↓
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/12a/201509120750.html
平成27年9月12日05時49分頃の東京湾の地震について
報道発表日:平成27年9月12日本文
地震の概要
発生日時: 9月12日05時49分
マグニチュード: 5.2(暫定値)
場所および深さ: 東京湾、深さ57km(暫定値)
発震機構等: 北西-南東方向に張力軸を持つ正断層型 (速報)
震度: 【最大震度5弱】東京都調布市(ちょうふし)で震度5弱を観測したほか、関東地方を中心に、東北地方から中部地方にかけて震度4~1を観測しました。
(中略)
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
資料全文
平成27年9月12日05時49分頃の東京湾の地震について[PDF形式: 1.1MB]
http://www.jma.go.jp/jma/press/1509/12a/kaisetsu201509120750.pdf
・震源の深さとマグニチュードが速報から変更になりました。
★この「資料全文」に震源の位置がわかりやすい図がありました。
これを見ますと、東京都と神奈川県の境を流れる多摩川河口からちょっと川崎寄りのあたりですね。これは近い!
★震源の位置が知りたいよ~。
「震源地は東京湾(北緯35.5度、東経139.8度)」
これをグーグル地図で調べてみました。
Google地図上に震源の位置を表示したものです。
やっぱりこれは近い!
羽田空港の目と鼻の先じゃないですか。
正直、びっくりしました。
私共にとっては、ほぼ「直下」ですよ。
★震源直上の位置から我が家付近まで、およそ14kmです。
震源の深さが57km。
ピタゴラスの定理で、地下の震源と我が家の間の距離は約59kmですね
この図見てください。
家から真下方向の線から「14度」の方向に震源。
時計の文字盤の1目盛りは「6度」ですから、14度というと2目盛りか3目盛り程度。
わぁ、直下だ!
という結論に達したのでした。
地震のP波が到達して突き上げるようにガタガタガタガタ・・・と揺れている間に、S波がもう到達してしまってユサユサユサユサっと揺さぶられたのでした。
これ以上激しく揺れるようになったらヤバイと思いましたね。
マイッタ。
「理科おじさん」カテゴリの記事
- 化学の日(2022.10.26)
- 秒速→時速(2022.09.01)
- 風速75メートル(2022.08.31)
- 「ウクライナで生まれた科学者たち」(2022.05.31)
- 反射光(2022.05.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント