ネコハグモ
2015.8.5
ネコハグモが巣網を作る場所は「くぼんだ場所」ならなんでもいいのでして。
門の柱と梁が直行する「くぼみ」でもいいわけです。
8.7
これはクルミの葉です。
元々これだけくぼんでいたというわけではないでしょう。
クモの力技ですね。
緩くくぼんでいたのでしょうけれど、強引に糸の力で引き、くぼみを深くしたのだと思います。
上の方に横に走る太い糸の束があります。これは葉の縁同士を結んでいるようですので、この糸でまず葉をたわませましたかね。
糸が葉に接着している部分は、広くひろがっていて、その多数の糸をまとめてロープのようにして強度をあげて、更にくぼみを深くしたのかな。
こんな作りのネコハグモの巣を見るのは珍しいです。
小さなクモがこれだけのパワーを発揮するとは、正直なところ驚きました。
これはボウガシの葉をたわませて作った巣。
上の写真と同様、たくさんの糸をまとめてロープ状にし、個々の糸の「着力点」は分散させる、というすぐれた構造物になっています。
葉の縁同士を引き寄せた糸も多数見えます。
すごいもんだなぁ。
体のサイズを考えると、ヒトはクモより馬鹿でかいですから、ロープ担いで自分で巣をつくるとなったら、ものすごい力が必要ですね。
どれほどの構造物をつくらなければならないのか、とても私にはこんな仕事はできそうにないです。
クモの糸のすごさ、技術、パワーを尊敬します。
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