キバナコスモス
2015.8.11
これがごく「普通の」キバナコスモスだと思います。
何だかちょこっと、ぴらぴらしたものが、管状花のまわりに見えます。
こういうのは、八重と言っていいのかな。
こうなったら八重ですよね。
いろいろなタイプがあるもので、咲き競っています。
しかしなぁ、キク科の集合花で、「八重」というのも、なんだかなぁ、というのが正直な感想。
オシベ、メシベが花弁化したのが、通常の意味での「八重」ですよね。
調べて見ました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E9%87%8D%E5%92%B2%E3%81%8D
キク科の場合
ガーベラやマリーゴールドなど、キク科の花で八重咲きと呼ばれるものは、これまで述べたものとは全く異なるものである。キク科の「花」は、実は単一の花ではなく、頭状花序と呼ばれ、小さな花の集まりである。ヒマワリのように、外側に花びらが並んでいるように見えるものは、外側に一方に広がった形の花びらが大きく発達した花(舌状花)が並び、内側には花びらが小さい花(管状花)が集まっているためである。そこで、管状花があるべきところにも舌状花がつくようになったものが一般の花の八重咲きと同じように見える。タンポポなど、もともと舌状花のみから花序が構成されているものでは、普通のものも八重咲きに見えるし、普通に種子が作られる。
https://kotobank.jp/word/%E5%85%AB%E9%87%8D%E5%92%B2%E3%81%8D-647532
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
八重咲き
花弁または花弁のようにみえるものの数は植物の種類によってほぼ一定しているが、それらの数が正常なものに比べて多くなっている奇形を八重咲きといい、とくに園芸植物において、その例が豊富である。正常の2倍程度のときを半八重、著しく多いときを八重とよぶこともある。また、萼(がく)が花冠と同形同色となった場合には花冠が二重になったようになるため、二重(ふたえ)咲きともいい、ツツジ類、キキョウなどにみられる。
八重咲きの多くは雄しべの弁化によるものであり、弁化した雄しべは、縁(へり)や先端などに葯(やく)をつけて雄しべの名残(なごり)をとどめていることも多い。八重咲きの花には、雄しべだけでなく雌しべも弁化するなどして、本来の花の機能を失って不稔(ふねん)性となるものも多い。キク科のヒマワリなどでは、周辺に舌状花が並び、中央部一帯を筒状花が占めるような頭状花序が正常であるが、筒状花の多く、または全部が舌状花の形となる場合がある。これが八重咲きである。ドクダミでは、花序の下位の四枚の包(包葉)だけが大形で白い花弁状となるのが正常であるが、多数の包が花弁状となるものがあり、これをヤエドクダミとよぶ。[福田泰二]
なるほどね。そういう意味合いで「八重」なんだ。
上に掲げた写真は八重でいいんですね。
ミツバチが八重の花に来ていました。
オンブバッタが一重の花にいました。
オンブバッタのことだから、蜜を求めてではなく、花を食べに来たんじゃないのか。
オンブバッタのシソの葉好きは知ってるけど、キバナコスモスの花も食べるのかな?
花弁に穴が開いているのは君の仕業かい?
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