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2015年8月19日 (水)

「39度ちょうど」と「39.0℃」

0806kion 2015.8.6
★こういう表を見たら、理系の人は
「館林では温度計の調子でも悪かったのか、予備の精度の低い温度計で代用したのかな」
と考えます。
「39度」は有効数字2桁ですから、1の位の数字に誤差が入っている。
「39.0度」と表示してあったら、有効数字3桁で、0.1の位に誤差が入っている、と考えるのです。
有効数字概念に最初に触れるのは中学の数学でだったと思います。
高校の理科では化学でも物理でも、早い段階で有効数字を扱い、計算の仕方を習うはず。
NHKの方は、ちょっと恥ずかしかったかなぁ、中学の数学でつまづきましたかね。

★この表が画面に表示されている時のアナウンスの方は
「群馬県館林市で39度ちょうどに達したほか、福島県伊達市で38度8分、埼玉県熊谷市で38度2分・・・」
こうでした。
「39.0℃」を「39度ちょうど」と読ませるその基本的な考え方がわかりません。
「0(ゼロ)」がつくことが気持ち悪いとか?
ゼロって「ない」ことだろ、39度ゼロ分だったら、ゼロはなくていい、だから「39度ちょうど」だ。
こんな思考回路でしょうか。
困ったもんだ。

★実は確か8月3日のニュースで「東京の都心で35度など」とアナウンスして、画面には「35」になっていたのですね。
それが、8月4日のニュースでは「名古屋市で36度ちょうど」を画面で「36.0」と表示したんですよ。
で、おや、私みたいな人がクレームをつけてNHKも反省したのかな、よかったよかった、と思ったのに。
8月6日には戻っちゃった。
あ~あ~あ。いやになる。

↓参考までに。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E5%8A%B9%E6%95%B0%E5%AD%97

小数点より右にある0は有効である。例えば、
    35.00 は有効数字4桁である。
    8 000.000000 は有効数字10桁である。
また、有効数字が何桁であるかを明示するためには、科学的記数法を用いることもできる。
    1 × 10^3 や 1e3 は有効数字が1桁であることが明示される。
    1.000 × 10^3 は4桁であることが明示される。

http://ms-laboratory.jp/zai/pdf/effec/eff.htm
「はじめての材料力学」サポートページ > 有効数字について

測定値は末尾の数値までが意味があり,それ以下の桁については不明である。このように意味のある数字を『有効数字』という。また,測定値においては,例えば目盛りを有する測定器で測定する場合,目分量では最小目盛りの1/10まで読むことができるのであるから,最後の桁の数字は目分量で読んだことを意味する。従って,そのひとつ前の桁は最小目盛りの位置を表すことになる。

「39度」と書かれたら、その温度計の目盛りは10℃刻みなんだな、になっちゃうんですよ~。

http://www.gs.niigata-u.ac.jp/~kimlab/lecture/numerical/signif.html

末尾の0
 12.3 g と 12.3000 g の精度は同じであるか?
 12.3 g は 12.25~12.35 g の呼称であり,0.1 g の幅がある。一方,12.3000 g は 12.29995~12.30005 g の呼称であり,0.0001 g の幅がある。これらの精度は違う。
 このように末尾の 0 は有効な数字の一部である。勝手に消したり,加えたりしてはいけない

基本的なことなので、NHKさんも、ちったぁ勉強してくださいよ。
「末尾の 0 は有効な数字の一部である。勝手に消したり,加えたりしてはいけない」のです、っ、!

★ひょっとして、NHKでは気温を「●▲度■分」と読むことになっているものだから。「ゼロ分」が落ち着かないことになっちゃっていませんか?
そもそも、気象データは「科学的な測定値」なのですから、「●▲度■分」とは読まないでほしいんです。
「●▲てん■ど」と読んでください。

これに関してはこんなサイトを見つけました↓岩手放送のサイトです。
http://www.ibc.co.jp/radio/kisyobosai/?itemid=14080

・・・
NHKの「ことばのハンドブック第2版」では「気温・体温の読み」という項目があり「何度何分で表し、何点何度とは読まない」とあります。
・・・
※IBCのラジオ・テレビでは2013年6月24日から「何点何度」とお伝えすることにしました。これは系列局TBSのアナウンス部で「体温の時は○度○分、気温の時は○点○度」と指導していて、それにならったものです。近年、体温に近い猛暑・酷暑の気温が記録されるのが当たり前になってきています。耳で聞いて体温と区別する為にも、気温の場合「何点何度」が良いのかもしれません。

もっといろいろ書いておられますので、ぜひリンク先を見てください。

NHKの方針なんですね。情けねぇこったなぁ。
むしろ、体温の方を「何点何度」ということにした方がいいんです。
その方が基礎的な科学リテラシーの向上に貢献しますよ、っ!

医学というものもなんだかなあ。
私は、医者が医療技術の専門家であることは認めますが、科学者ではない、と最近は認識しています。科学者としてはずさん過ぎる医者が多くてかなわない。
医者の診断はあたかも「ご託宣」になっちゃてるでしょ。
医者は「預言者」かい?{宗教家みたいな医者もいる。}

私は「生物学」とか「生理学」は好きですが、「医学」を信用していないんです。
「患者の声は神の声」ですか?
「ためにする」学問を嫌います。
何の役にも立たない「純粋な好奇心」の発露を好みます。

医者と坊主は信用しません。

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