ヤゴ
2015.6.12
これは多分オオシオカラトンボのヤゴですね。
水面のすぐ下に来ています。
そろそろ羽化の準備でしょう。
こちらはモノサシトンボのヤゴです。
どちらも、羽化に備えて、水中での鰓による呼吸から、空気中での呼吸に切り替えるタイミングを測っている。
とてつもない変化ですよね。
同じ生きものとして、敬意を表します。
★そういえば、人間の赤ちゃんは子宮内ではへその緒を通じて送られてくる酸素を使いますが、誕生直後に、自分の肺に空気を取り込んで、酸素の取り入れ方を劇的に変化させる。
それが産声でしたね。
肺を空気で膨らませるのには水の表面張力に打ち勝たなければならない。これには大きな力が必要なんです。
そこで、赤ちゃんは肺にある種の界面活性剤(セッケンのような性質の物質)を作り、表面張力を小さくして肺を広げやすくしている。
生きるということは、すごいことなのです。
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