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2015年7月15日 (水)

キアゲハ:3

0702_7kiageha 2015.7.2
キアゲハの幼虫が前蛹になりました。

0703_5kiageha 7.3
前蛹が脱皮して蛹になりました。

そして
0713_4kiageha0 7.13
羽化しました。わぁ、きれいだ。
0713_4kiageha1
夏の貴婦人です。
久しぶりだなぁ、目の前でキアゲハを見るのは。
0713_4kiageha2
飛び出していって、ボウガシの木にちょっととまってシャッターチャンスをくれてから、飛び去りました。

蛹になってから羽化まで、約10日。蛹期間は結構短かった。
え、もう羽化?とちょっと焦りましたが、何にせよ、確かに寄生もされていなくって、無事大きく飛び立ったのが嬉しくて楽しくて仕方ありません。

今回、パセリにいたのはこの1匹だけ。結果として、全部のパセリを食べてしまったわけではなくって、まだ可食部が残ったんですね。
で、夫婦して、キアゲハの食べ残しのパセリをありがたく頂戴しております。
なんたって、無農薬ですもんね。
「キアゲハ印のパセリ」ですから、おいしいに決まっているのです。

以前、やはりパセリを栽培していて、複数のキアゲハの幼虫が出現して、パセリが不足したことがあるのです。しょうがなくて、スーパーで売っているパセリを水でよく洗って餌として与えたのですが、全滅しました。苦い経験です。
おそらく、農薬とかではなく、鮮度保持剤のようなものが撒布されていたのではないかな。
人間なんぞはチョウに比べれば「バカデカイ」生き物ですから、ちょっとやそっとの薬剤でへたるわけがない。
あの時、あの苦い経験を与えてくれたキアゲハの幼虫に感謝しつつ、チョウの飼育には必ず自家栽培で、一切の薬剤と無関係な食草を与えるようになりました。
いや、実は、寒くなってスミレが不足したツマグロヒョウモンの幼虫に、園芸店のパンジーを与えて、死なせてしまった経験もあります。まったく苦い経験だ。

チョウを飼育するなら、必ず食草の自家栽培から始めてください。市販品はだめです。


朝日歌壇(2015.7.12)より
馬場あき子選
青虫が蝶々となり戻り来る給食みかん種植えた鉢:(鎌倉市)小島陽子
ミカンや山椒などの鉢植えにはアゲハがよく来ます。終齢幼虫の食欲たるや恐るべきものですので、鉢植えの小さな木では丸坊主にされる可能性があります。ぜひ、ご近所で同じ植物を栽培している知り合いなどをつくられて、餌の確保に努めてください。
鉢の木の無事を祈ります。

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