ヤノネボンテンカ
★↓ここで、ヤノネボンテンカの閉鎖花について書きましたが、よい参考サイトを見つけましたので追加でリンクします。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-9444.html
2015年7月 2日 (木)「ヤノネボンテンカ」
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http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/yanone-bontenka.htm
1.動く雌しべ
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花が開いたときは、雌しべの花柱は真っ直ぐですが、お昼頃から先が開き初め、ねじれながら自分の雄しべの方に向かって動いていきます。
15:30頃には、雌しべの柱頭は花粉近くまで曲がり、自家受粉できる位置まで達しました。 (図1-5) この後、夕方になると5枚の白い花弁は閉じてしまいます。 (図2)
閉じた花の中を開いてみると、雌しべの柱頭には花粉が着いて自家受粉していました。 (図3・4)
ヤノネボンテンカの花は、日中は開花して昆虫を誘い他家受粉を目指しますが、昆虫が訪れなくても雌しべが動いて、夕方には自家受粉をして種子を作ってしまうという巧妙なしくみを持っているようです。
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3.ヤノネボンテンカの閉鎖花
ヤノネボンテンカはどうやら普通の花(開放花)と、閉鎖花をつけるようです。 そこで閉鎖花を探してみました。 (図10) 萼がつぼんでいる状態(閉鎖花)の萼片を切り取ってみますと、赤っぽい花弁が現れます。 その花弁はしっかりと閉じています。 (図11)
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ヤノネボンテンカは、花を咲かせて他家受粉する方法と、雌しべが動いて自家受粉をする方法と、閉鎖花でも種子を作る方法という3重のしくみを持っている花だったのですね。
(2009.7.30)
写真も詳しい。どうぞ、参考になさってください。
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