有効数字の扱い方
★2015.7.20のある時刻のNHKの気象情報で。
この日の最高気温として「33.5℃」を表示。
{「33度5分」とNHKは読ませる。これも不快極まりないけど、まあ、ここではさておいて。}
翌日の最高気温を「34℃(+1)」と表示。
ワタクシ、すごい違和感。
予報の最高気温「34℃」は有効数字2桁。
その日の最高気温「33.5℃」は有効数字3桁。
この場合、引き算するなら、有効数字を2桁にそろえて引き算を行うのです。
ですから、33.5→34 と丸めて
34-34=0
明日の最高気温は今日とほぼ同じ、とすべきなのです。
「34℃(0)」とすべきだったんです。!
おそらくは
34-33.5=0.5
0.5を丸めて「1」にしたんでしょ。
それは間違いなんですよ。
かかし先生のテストにこれが出題されたら、「+1」と書いた生徒は「×」になるのです。
ハイ、NHKさん、残念でしたね。
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