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2015年7月 2日 (木)

モノサシトンボ羽化

0612_wmonosasi1 2015.6.12 11:20
室内の水槽へ避難させたモノサシトンボのヤゴ。
羽化用に立てた棒で、2匹同時に羽化を始めました。
今、腹部を引き出している最中です。

0612_wmonosasi2_2 11:24
腹を引き出し終えました。全身濡れていますから白っぽい。
翅も畳まれて小さいし、腹も縮んだままで短い。

0612_1yago2 11:38
翅が大分伸びて、うっすらと色がつきました。
腹はまだ短くって、伸びた翅とほぼ同じくらい。

0612_wmonosasi3 12:15
腹が伸びましたね。
「トンボの不思議」新井裕 著、丸善出版 という本によりますと

しっぽは、羽化に先立って肛門から吸収した水と、羽化のときに口から取り込んだ空気を腸に送り、腸をふくらませて長く伸ばすのだという。そのため、羽化中のトンボはやたらと口を動かし、空気を取り入れている様子がうかがえる。やがて肛門から1滴、また1滴と水を垂らし始め、それにつれて、ぶよぶよだったしっぽが、ほそくがっちりするようになる。

動物の体というものは、口から肛門に至る一本の管の通った、竹輪のような構造ですので、腹を伸ばすには体液の圧力では伸びない。口や肛門から、消化管の中に水や空気を取り込んで、その圧力を高めるというわけですね。
翅の方は、本当の意味の体内の管「翅脈」へ体液を圧送してその圧力で翅を展開する。こちらは「体内」の出来事です。

0612_2yago1 12:22
ほぼ出来上がりましたね。
あとは充分に乾かして体を軽くしなくっちゃ。もちろん濡れていては翅の強度もでませんから、乾燥しなくちゃね。

0612_wmonosasi4 13:49
まだ白いな。

612_4monosasitonbo 14:03
もう大丈夫。
外へ出してやりました。

何だかね、そこまでする必要はないと思いつつも、息をひそめてひっそり静かに歩いたり。
気を使ってしまいました。
無事外に飛び立ちましたが、繁殖を支えてあげられないのが心残りですね。
なんかいい方法はないかなぁ。

朝日新聞にビオトープづくりの記事があったのですが(6/29)

蚊が気になるなら、近くの水辺で小魚を捕まえて池に数匹放せばボウフラを食べてくれる。

のどかなことをおっしゃる。
魚はボウフラを餌にする。だから魚を入れればボウフラを退治してくれる。
と、単純だなぁ。プリミティブというかナイーブというか。
もしそうなら、蚊なんて絶滅しますよ。
弱肉強食とかいって、強いものは弱いものをやっつけることができる、なんて真っ赤なウソ。
強いものは弱いものを圧倒し去って、全滅に追い込める、なんてのは、ヒトという名のサルの徹底的な思い上がり。
生態系はそうはなりません。
100個の卵のうち1個成虫になればいいというような戦略で繁殖しているのです。
いくら魚がボウフラを食べたって、全滅なんかできはしません。
必ず次世代の蚊が成長するんです。
マンボウという魚なんか、一回の産卵で3億個もの卵を産む。そのうち成魚になれるのは1,2匹、それで世代が維持できる、という戦略ですよ。

トンボのヤゴだって、小さいうちはメダカにかなり食われているはず。大きくなるとシオカラトンボのヤゴなんかは逆にメダカを食う。そうやって、小さな池に、ヤゴやメダカやボウフラの生態系が成立するのです。

蚊を発生させるわけにいかない社会状況ですから、池を干すしかないですね。

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