ササグモの幼体、出嚢(しゅつのう):1
2015.7.17
おや、子グモがいっぱいだ。孵化したな。
シコンノボタンの葉で卵のうを作って守っていた場所。
正確には、卵のうの中で孵化し、脱皮し、2齢幼体になったところで卵のうを出てきたのです。
ですから、出のうというのが正しいようです。
脚が青く見えるのが幼体。脱け殻もいっぱい見えています。
共食いしてしまったわけではありません。脱け殻です。
うまいことピントがほぼ合った写真。
ほんとに青いでしょ。これがたまらないんですね。かわいい。
この日は、母グモは少しだけ離れた場所にいました。
全体の位置関係がわかりやすい写真。
↓参考
http://homepage3.nifty.com/~hispider/spiderwebbook/ikedah/spiderphysiol.html
BOX クモの一生 池田博明
母親が作ってくれた卵のうの中で、卵から孵化した1齢幼体はしばらく過ごします。そこで1回目の脱皮をして2齢幼体になったところで卵のうから脱出します。子グモが卵のうから出ることを「出のう」と呼びます。2齢幼体はしばらく卵のうの外で集団生活をしています。この子グモの集団を「まどい」と呼んでいます。幼体は3齢になると分散します。3齢になると毒腺が発達し、自分で虫が倒せるようになるのです。
↓これが卵のうを見つけたときの記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-3114.html
2015年7月 8日 (水)「ササグモ@シコンノボタン」
シコンノボタンの葉が曲がっていて、裏にササグモが見える。
ひょっとして産卵したのかな?と裏を見ると
案の定、卵のうがあり、メスが守っています。
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