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2015年7月 2日 (木)

7月2日の電波時計

0702_1denpa1 2015.7.2
朝の定番(じょうばん)テレビ体操の直前。そうだ、写真撮っとこ。
案の定(じょう)、時刻は一致しています。
両方とも標準電波での時刻合わせが済んだからです。
0702_1denpa2
繰り返す必要もないのですが、3針式の電波時計。
ちゃんと一致しています。
私は正確な時刻が必要で電波時計を使っているのではありません。
そんなものすごい生活はしていません。
電波時計というものが導入された当時、まだ教員現役でしたが、電波に載って送られてくる情報の構造とかに興味があって、早速に導入したのです。
どういう情報が載っているのか、今なら理科年表でわかりますが、当時はあまりよくわからなかった。ドイツ製の電波時計を買ったら、取扱説明書に、電波に載せられている情報の図がありまして、コピーして授業で使ったものです。
手元にある理科年表2015年版では、天文の部81(157)に「時刻比較」という項目で掲載されています。「うるう秒」の情報も組み込まれていますよ。

★GPSとうるう秒についてちょっと。ウィキペディアから。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8F%E7%A7%92

GPS (Global Positioning System)
GPSは衛星航法に使われるシステムである。GPSのシステム時刻はGPS時刻と呼ばれる。GPS衛星に搭載された原子時計は地上からの指令でGPS時刻に合うよう校正される。GPS受信機は、複数のGPS衛星から受信地点まで電波が届いた時間を計測して各衛星と受信地点の距離を求め、それから計算で受信座標および高精度の時刻を得る[53]。
GPS時刻は1980年1月6日時点ではUTCと同一(したがって TAI - 19秒)であった。その後UTCに閏秒が挿入されても、TAIと同様にGPS時刻は修正されていない。したがってGPS時刻はUTCに比べ、このとき以降挿入された閏秒の実施回数秒だけ進んでいる。前述のようにGPS受信機は高精度の時刻を得ているため、基準時計として利用されることが多い。GPS衛星が送信するブロードキャストメッセージにはUTCとGPS時刻の差(閏秒の実施回数)が含まれており、GPS受信機は、閏秒の分を修正してUTCを出力している[51]。

こんな話です。
GPS機能を用いて時刻合わせをしている機器は身近にたくさんあるのですが、何秒ずれているかの情報を使っているんですね。

GPSは原理的に、精密な「1秒」間隔があればいいのであって、その「時刻の名前(8時59分60秒であるか、9時00分00秒であるか、という違い)」が地上と衛星でずれていても問題ないんです。地上と衛星で同期していればいい。
3つの衛星からの電波をとらえて、その三つの衛星との距離を求めます。そうすると、3つの衛星を中心とする3つの球を描くことができます。3つの球の交わりは2点しかありえません。
そのうち一つは地表ではないので省きまして、地表での位置が一つに定まるのです。

ただロシアのGPSシステムは、最初から、うるう秒が挿入されることを前提として設計され、衛星の持つ時刻と地表の時刻の「名前」が一致するように設計されたので、うるう秒が廃止されると困るのだそうです。

NHK
2015年6月29日(月) 「うるう秒」 問われる存続の是非
・・・
情報通信研究機構 岩間司さん
「ややこしくなりますね。
また、もう1つロシアにも反対している理由があるんですけれども、こちらはロシア版のGPSである『GLONASS』という測地衛星システムを運用しておりまして、これが国内のさまざまなインフラに時刻を供給してます。
このGLONASSという衛星は、アメリカのGPSや日本の『みちびき』と違って、うるう秒を挿入することで運用を行っているわけですね。
このためうるう秒を廃止すると、GLONASSの運用のみならず、このGLONASSが時刻を供給しているさまざまなインフラについても、それぞれうるう秒の仕組みを全部切り替えなければいけないということで、それに関して国内のインフラ整備に膨大なコストがかかるということで、それよりもうるう秒を存続していた方がメリットが大きいということで、うるう秒の存続を強く主張しているわけです。」
・・・

いろんな事情が絡むものです。
うるう秒、3年ぶり実施へ システム障害懸念、廃止論も(朝日 2015年6月28日05時25分)

・・・
 「原子時計が開発されたことで、1日の長さがずれていくことが分かってしまった。正確な1秒で時刻を計測し、世界時にも合わせるにはうるう対応が必要だった」と、情報通信研究機構(NICT)時空標準研究室の岩間司さんはいう。
 原子時計で時刻を刻み始めたのは1958年。しばらくは1秒の長さを変えて補正していたが、国際単位として1秒の長さが決まったのを受け、72年からUTCでも1秒を不変とし、うるう秒を入れるようになった。
 原子時計をもとにこの60年ほどをみると、地球の自転は遅くなっており、累積で36秒のずれが生じたことになる。
・・・

私としては、うるう秒を入れた方がすっきりして気分がいいような気がしています。
原理が大切だと考える理科系だからかな、情報を扱う工学系だと「実用性」に重きを置くことになるでしょうね。

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