キュウリの蔓
2015.6.8
キュウリの実は今年はちょっと稔りませんね。雌花と雄花のタイミングが全然合わないのですもの。
さて、植物体を支持するために、蔓をのばしてぐるっと回します。
蔓の先端が何かに触れると、そこへ先端を巻きつけます。
蔓は茎から出る部分と、何かに巻き付いた先端と、両端で固定されます。
その上で、成長して長さが伸びることによって、植物体をものに「引き寄せ」「支え」ます。
縮むんじゃないんです。伸びるんです。で、引き寄せるんです。
それがコイルをつくるということなのです。
しかも、一方向の向きのコイルは両端が固定されていますから作れません。
途中で、巻く向きを反転させて、その両側で逆向きのコイルを作るんですね。
そうすると、実は蔓自体は引き伸ばしてみれば「ねじれ」はないんです。
それでいて、コイルで体を引き付けるという、実に面白いやり方なんですね。
アサガオや他のつる植物でも観察できますから、なんなら、夏休みの理科の自由研究にしてみたらいかがですか。
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