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2015年6月17日 (水)

あかいなつ

★夏ということで。
朱夏」という言葉をご存知でしょうか。

しゅ‐か【朱夏】
(五行で赤を夏に配するところから)夏の異称。
広辞苑第六版より引用

方角と四季、色などの関係は下のようです。

四神    四方   四季  四色        五行
青竜    東      春      青           木
朱雀    南      夏      赤(朱)    火
黄竜    中央   土用  黄           土
白虎    西      秋      白           金
玄武    北      冬      黒(玄)    水

世界は黄龍の夢、なんて話聞いたことありませんか?
それもまたいいですねぇ。

★相撲にまつわるいろいろな話がしばらく朝日新聞に載っていました。

黒・青・赤・白 土俵見守る4色の房のお話(2015年5月13日16時51分)
 土俵には神様がいる、ということになっています。その象徴の一つが、「吊り屋根」の四方に垂れ下がっている4色の房です。その房の話を。
 どこにどの色の房を下げるか位置が決まっていて、時計回りに、正面は黒。東は青、向正面は赤、西は白です。この4色の房がそれぞれ象徴しているのは、黒は玄武、青は青龍、赤は朱雀、白は白虎です。また、この4色は方角も表しています。黒は北。青は東、赤は南、白は西です。
 さらに、この4色は季節も表しています。黒は冬、青は春、赤は夏、白は秋です。青が春というと、「『青春』時代」なんて言葉があるじゃないですか。白が秋というと、「ゆりかごのうた」を作詞したのが「北原『白秋』」じゃないですか。
 この4色は、「日本人にとっての原色」のような色です。黒、青、赤、白の4色だけは、黒い、青い、赤い、白いと、「い」をつけるだけで形容詞になります。黄や茶、紺など他のすべての色では、こうはいきません。
 四つの感覚から、日本人の色彩感覚が生まれたようです。
 明るい様子が「あかし」で赤に。その反対の暗い様子が「くらし」で黒に。
 はっきりしている「しるし」から白に。その反対にぼんやり淡いのが「あわし」で青に。いまでも、はっきりマークをつけることを、「印(しるし)」といいますよね。
・・・(後略)

★「青春・朱夏・白秋」これは結構なじみがあるかと思うのですが、冬は?
意外となじみがないかもしれませんね。
「玄冬」=「黒い冬」なんですね。
日本人の感覚的としては、冬は白い、でしょうね、雪のせいで。
昔のオフコースの「さよなら」という歌にも
「もうすぐ外は白い冬♪」
というフレーズがありましたっけ。
カラオケかなんかでチャンスがありましたら「もうすぐ外は黒い冬♪」って歌ってみてくださいませ。
うけるか、ブーイングをくらうか、責任は持ちませんけど。

★朝日歌壇(2015/6/8)
高野公彦選
わがひと世かくの如きと諾(うべな)へど未だ香の残る白秋のとき:(酒田市)大橋敏子
評:季節に色を冠して「青春、朱夏、白秋、玄冬」と呼ぶ。わが人生はまだ秋、と作者は自分の中に残る命の火をいとしむ。

う~む。それに異を唱える気はありませんが、私自身に鑑みますと
67歳でしょ。
もう玄冬に差しかかってきたような気がしますけどね。
人生の秋じゃないなぁ。やっぱり人生の初冬だと感じますね。
「自分の中に残る命の『埋もれ火』を『人生の灰』の中から掻き出して、ふ~っと吹くと、ぽっ、と一瞬赤くなって、でも、わぁ、もう消えちゃう」ってところじゃないですかねぇ。

★高松塚古墳の壁画
http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/kohun/
関西大学博物館
高松塚古墳再現展示室

四神図
北壁と東西側壁の中央を見てみよう。ここには空想上の動物「四神」が描かれている。北壁には「玄武」、東側壁中央には「青龍」、西側壁中央には「白虎」を見ることができる。南壁には「朱雀」があったはずだが、中世期の盗掘で失われている。これらは、龍(青、東、春)、鳥(朱、南、夏)、虎(白、西、秋)、蛇と亀(黒、北、冬)という象徴的な神獣像で、色と方位、季節を顕在化させたものである。これら四神は、陰陽と五行思想に従って、天と大地を結びつける四方の守護神獣と考えられている。この五行思想から、のちに「青春」や「朱夏」、「白秋」、「玄人」などの言葉が派生したわけで、現代社会でも身近な思想として残っていることに気がつくだろう。

盗掘があったんですね、やっぱり。
デジタル朝日から

高松塚の星宿図、今秋初公開(2015年6月9日05時00分)
 奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)の天井に描かれた星宿図(せいしゅくず)(天文図、国宝)が10月31日~11月8日、村内の修理施設で一般公開される。文化庁が8日、村内であった有識者の検討会で明らかにした。「飛鳥美人」(西壁女子群像)や方角の守護神「四神(しじん)」などの極彩色壁画は2008年から公開されているが、星宿図は初めて。
 壁画はカビなどによる劣化のため、07年に石室ごと解体され、村内で修理が進んでいる。星宿図は、直径約0・8センチの円形の金箔(きんぱく)をちりばめ、その間を赤線でつないで星座を表現している。期間中、見学通路から窓ガラス越しに見ることができる。無料。1日あたり最大450人程度を募る予定だが、詳しい応募方法は8月ごろ、文化庁のホームページなどで発表する。

ということですから、チャンスがありましたらどうぞ。

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