アレチギシギシ
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-0de6.html
★↑6月4日付で「教えてください、不明なんです」という「助けて!記事」を書きましたら、早速に kankikoh さんからコメントを頂きました。「アレチギシギシ」とのことです。
他にも検索してみましたが、この植物の花は非常に目立ちにくいものらしいです。
実(み)がつくと少し目立つようで。
私の愛用の雑草図鑑では18ページに載っているのですが、見過ごしていました。
アレチギシギシ:タデ科
多年草。明治年間後期に渡来した帰化植物。荒れ地、空き地、田畑の周辺、道ばたなどに広く生育。ロゼットは常緑性、主根は太く長い。和名は荒れ地ギシギシの意味。
花序 花期は5~7月。枝がまばらに開出する。花は小型。
果実 翼は小形で目立たない。粒状突起は3個で同大。
知らないと見えてこない、というのを今回も全くその通りに実演してしまいました。
お恥ずかしい。
★線路際に小さな腰掛を持ち出して、腰を据えて眺めてみました。
2015.6.5
下から上へ咲き上がっていくのが普通ですから、先端付近を注目して見ました。
上の方につぼみらしきもの、中央より下に花らしきものが見えますが、どう頑張ってもちゃんとした花として写せませんでした。
上に写っているのがかろうじて花らしい。
メシベ様のものも写っている気がします。
これが未熟な実。
板状の翼のようなものがあります。
3つがセットになっています。
熟すとこうなります。
こうなるとそれなりに目立ってきて、識別できます。
それにしても、花がわかりにくい。
★腰を据えた割には大した写真は撮れませんでした。
しかしまあ、どこからどうやってやってきたものやら。不思議なものですね。
自覚的な記憶としてはここに住んで30年ちょい、見たことはなかったとおもいます。
見ていても見逃していたことは充分にあり得ます。
ただ、カメラをぶら下げて、意識的に眺めるようになった、この10年くらいに関しては、初めて見た、ということは確かだと思います。
★アレチギシギシは「荒れ地」「ギシギシ」ですが。
「ギシギシ」という植物には漢名があって「羊蹄」です。
なぜ「羊の蹄(ひづめ)」なのかはわかりません。実の形が似てますか?
和名の「ギシギシ」もわからないそうで。茎をこすり合わせるとギシギシするという説があるそうです。
なんかなぁ。わからない名前なのでした。
★それにしても、またひとつかしこくなっちゃったなぁ。
ありがとうございました。
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