ナンテン+
2015.5.30
これナンテンのつぼみと花です。
確かに花弁は白いのですが。
花が開けば中の黄色いオシベがよく目立つ。
ですから、ナンテンの花盛りというシーンは、私には「真っ白な光景」とは見えにくい。
6.1
どこか黄色味を感じます。
(天声人語)雨の季節の白い花(2015年6月7日05時00分)
一輪挿(ざ)しにして眺めて、ドクダミを見直した。濁った感じの名前に似ず、白い十字の花と見える苞(ほう)はひっそりと清楚(せいそ)だ。スペード形をした葉の濃緑が、白をきりりと引き立てる。はびこるだの、けちくさいだの、雑草呼ばわりが申し訳なくなる▼白い星を散らしたように木の下闇に咲いている。そのドクダミをはじめ、梅雨どきの花は白が多いと何年か前に書いた。山法師(やまぼうし)に夏椿(なつつばき)、泰山木(たいさんぼく)、梔子(くちなし)など多彩であると。すると「南天(なんてん)もお忘れなく」とお便りをいただいた▼南天といえば赤い実だが、花はいまごろ白く咲く。といっても、枝にゴマをまぶしたように、一つひとつは小さくて地味だ。花の盛りにも、周囲の樹木などにまぎれて、それと気づかれぬことが多い▼沙羅の花と呼ばれる白い夏椿も、雨期の風情によく似合う。〈また立ちかへる水無月の/歎(なげ)きを誰にかたるべき/沙羅のみづ枝(え)に花さけば/かなしき人の目ぞ見ゆる〉。みづ枝とは、みずみずしい枝のこと。芥川龍之介が響きも美しくうたった四行の詩は、白以外の花では成り立つまい・・・
ということですが。
ナンテンの花盛りは少し黄色っぽい、と私は感じてしまうのですけど・・・。
夏椿の白い花は、縁取りのフリルが繊細で素敵。
6.10
さて、ナンテンの枝の下にヒメグモが乱雑網を作りました。
ところが、その巣網の上方でクマバチが「乱暴狼藉」を働きまして。
クマバチのパワーをもってナンテンの花の蜜を吸うと、花が壊れて散るのですね。
その結果が上の写真。
自然に散ったのではないのです。
クマバチパワーで散乱してしまったのです。見ているとパラパラと花が散る。すごいです。
これがこの巣の持ち主のヒメグモ。
むっとしてるだろうな。
6.16
これはクマバチパワーもあるかもしれませんが、かなりの部分は花が終わって散ったもの。
そろそろシーズンの終わりですね。
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