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2015年6月30日 (火)

(多分)ナミテントウの蛹

0608_14tentousanagi 2015.6.8
経験上、多分、ナミテントウの蛹だろうと思います。
画面下の方が頭になります。
幼虫時代の皮を脱いで、後ろへ送ったものが蛹の腹端部にたまっています。

テントウムシでは脱いだ皮をそのままにしておきますが。
懸垂型の蛹になるチョウの場合は、最後、皮を「またいで」蛹の腹端部を糸で作ったマットに引っかけ、皮は脱ぎ捨てます。
脱いだ皮は蛹の腹端部に溜まっていないで、下に落ちています。

論理的には「またぐ」のですが、実際には曲芸のようなことになりますよ。
ソックスを脱ぐときに、つま先を床につけたまま脱げますか?どうしてもある一瞬つま先は床から浮きますよね。
かかとより先までソックスを丸めて送り、かかとを床につけてつま先を浮かし、ソックスを脱いでからまたつま先をつける、というような動作が必要ですね。
この動作を、懸垂型の蛹では、天井に対して行うのです。
またぐ瞬間にどうして落っこちないのか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%86%E3%83%8F%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E7%A7%91
タテハチョウ科


蛹は尾部のカギ状器官だけで逆さにぶら下がる垂蛹型(すいようがた)である。蛹化の際は幼虫の抜け殻と蛹が肛門の部分でまだつながっている間に、突出した尾端に密生した鉤をそれまで幼虫が尾脚でつかんでいた糸の塊に引っ掛け、次いで体をゆすって抜け殻を糸の塊と蛹の肛門から振り落とし、器用にぶら下がる。

もし、懸垂型の蛹を見るチャンスがありましたら思い出してください。

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