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2015年5月28日 (木)

ミヤコグサ

0503_15miyakogusa1 2015.5.3
この黄色の色合いが何ともいえません。典型的なマメ科の花。
マメ科は好きだし、この黄色だし。
落花生の花の、もう少し濃い黄色もいいですね。加熱していない殻つき落花生を播いてみてください。うまくいけば花が見られますよ。
0503_15miyakogusa2
基本的に2つ並んで咲きます。

このミヤコグサは種子をもらって始めたものです。
下の引用にあるように、「マメ科のモデル生物」という意味合いの中で配布された種子を頂きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%82%B0%E3%82%B5

近年、モデル生物としての利用が注目されている。栽培が比較的容易で生活環のサイクルが比較的短く(播種から2月ほどで開花)、染色体数2n = 12、ゲノムサイズは約4億5千万塩基対(作物の中では短いイネと同程度、シロイヌナズナの3.6倍ほど)と小さいことから、マメ科のモデル生物として優れたものとなりうるという。また作物改良への応用も期待され、ゲノムプロジェクトが進められている。共生する根粒菌はミヤコグサ根粒菌 (Mesorhizobium loti) で、すでにゲノム解析が完了している。

「モデル生物」という意味ではシロイヌナズナが有名です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A

 2000年12月に植物としては初めて全ゲノム解読が終了した。ゲノムサイズは1.3億塩基対、遺伝子数は約2万6000個と顕花植物では最小の部類に入る。染色体は5対である。
 ゲノムサイズが小さいこと、一世代が約2ヶ月と短いこと、室内で容易に栽培できること、多数の種子がとれること、自家不和合性を持たないこと、形質転換が容易であることなど、モデル生物としての利点を多く備えているため、研究材料として利用しやすい。

つい最近、シロイヌナズナを用いた研究において、事故と言っていいのかどうか、不適切な出来事が起こりました。

研究中の遺伝子組み換え植物、外で育つ 名大、急ぎ回収(デジタル朝日 2015年5月22日23時44分)
 名古屋大学は22日、研究で遺伝子を組み換えた植物のシロイヌナズナの扱いが不適切で、大学構内の屋外で育っていたと発表した。周辺環境への影響はみられないというが、住民がシロイヌナズナを発見した場合などに備え、大学は相談窓口を設けた。
 シロイヌナズナは遺伝子の数が少なく研究によく使われる。名大によると、今回は植物の遺伝子やたんぱく質の働きを調べる研究で遺伝子を組み換えていた。
 6日以降、大学院理学研究科の研究室などが実験に使った土を貯蔵する学内の5カ所計120平方メートルで生えているのを教員が発見。約3100株で、花が咲き種子をつけたものもあった。
 うち589株のDNAを調べると、332株が遺伝子組み換え植物だった。拡散防止のため全地点の土約2トンを15日までに回収。周辺を含む約500平方メートルに除草剤をまいた。発見場所の周囲約300メートルや周辺の公道を調べ、遺伝子を組み換えたシロイヌナズナは見つからなかったという。
 研究室の外で生えた原因については、研究に使った土や植物を捨てる際に高温高圧で死滅処理をする機械に不具合があったとみている。・・・

信頼関係を崩してしまうようなことをしてはいけませんね。

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