開閉ボタンの話の余波
★
1:これはマヨネーズの封です。
「左から開ける」と文字で書くと同時に、一方向にそろった「▶」マーク。
こういう風にそろうと、左から右へ、という流れが汲み取りやすいですね。
エレベーターの開閉ボタンでは、反対向きの2つが対になっている、というところにある種の問題点があったのかもしれません。
2:やっぱり読んでほしくなっちゃって。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/profile.htm
↑ここから引用
[ 2003年度の生物授業のファイルには、上のプリントに加えて話した、おまけの話がありましたので、紹介します。 ]
●私の行動に「急ぐ」という言葉はない。
・遅れそうになったら走ればいい、というのは健常者の思い上がりといえるかもしれない。「走れない者がいる」ということに思いをはせてほしい。
・目の前の信号が青だったら渡らない。これはビックリするだろうね。いつ渡るんだ?もちろん青信号を渡るのです。今、目の前の信号が青でも、その信号がいつ青になったかは判りませんね。渡り始めたら、交差点の途中で点滅が始まって、赤になってしまったら、どうします?君たちなら走るでしょう。私は走れません。だから、そんな立ち往生をしないために、「自分の目の前で青になった信号」しか渡らないのです、私は。
・自分が急がなければならないような状況にならないように、自らをコントロールする。授業にも5分前には準備室を出ます。急ぐことの無いように。出勤する、人と会う、旅行する、などいろいろの局面で、私は1時間くらいの余裕を見ながら行動します。
・待たされるのはいい。待たせるのは苦痛です。
・数分でホームを変えて乗り換える列車を「接続」しているといわれても、それは無理でしょう。
・集団で行動すると、健常者たちは常に「走ればいい」という留保を持って行動する。私はそれにはついて行けない。危険で危険で仕方ない。
・物理的に「走れない」
・私が転べば、将棋倒しを起こします。
・故に、●私は単独行動者である。
・電車のホームで降車した人の流れの中に巻き込まれることは、極度の恐怖をもたらします。みんなが行過ぎてから、最後尾をトボトボと一人行く、のが私の選択です。ドアを出た正面が階段だというような場所には乗りません。危険ですから。なるべく階段から離れたところに降りるように自分の位置を決めます。
・親しい友人とでも、複数で行動するのは嫌です。自分の行動原則を守りきれなくなってしまうから。肉体的な行動を越えて、これは、私の人生の哲学になりました。私は単独行動者です。「オレはつるまない」
・私は独行する。●障害があると世界の見え方が違う。ということは、「精神は身体に規定される」ということですね。
●精神はあらゆる束縛を離れて「自由だ」、という幻想がありますが、それは間違いです。
●生物としてのヒトは、生物種としての歴史性、身体性から離れて自由な思考・思索が出来るわけではありません。
猫や犬を飼っている人もいると思います。彼らと感情の交流ができますよね。互いに哺乳類だからでしょう。「隣のご飯はおいしそうだ」「目が合ったぞ」「甘える」「ねだる」とか感情の流れの基盤はそっくりですね。「チンパンジーにはあくびがうつる」そうです。
●自らを生物から解き放たれた「自由な存在」と思ってしまうという特権的思考にヒトは陥りやすいものです。自覚的に自分を見つめていこう。
●私たちヒトは生物であり動物である。その上で理性によって、意志によって、自らを創出していくことは可能なのです。
3:「秋田弁で交通安全川柳」という記事がありました。
秋田)秋田弁で交通安全川柳 県など作品募集(2015年5月13日03時00分)
県や県警本部などが、交通安全への意識を高めてもらおうと、秋田弁の「交通安全川柳」を6月19日まで募集している。テーマは「高齢者の交通安全」。応募資格は65歳以上(6月19日現在)で、入賞作は「秋の交通安全運動」などで披露される。反射ざい 俺も付けるし オメだもな(標準語訳:反射材 俺も付けるから みんなもつけましょう)=最優秀賞
うるだぐな 赤の次には 青が来る(急がない 赤信号の次は 青信号)=優秀賞
(後略)
「うるだぐな」は私の語彙にはないな。イメージはわかるんですけどね。
しかしこれはいい。納得。
そうだよなぁ。赤の次には青が来る。急くことはない。
ゆるゆると参りましょう。
歩くも、生きるも。
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