ツマキチョウ:2
2015.4.18
ヒメクチナシの枝でしょうか、ツマキチョウを見かけた妻の撮影。
多分この間のと同一個体でしょう。
褄の黄色を撮りたかったそうですが、なかなか難しかったようで。
ぶれていますが、黄色が見えます。
クサボケにとまったところです。
黄色があまり写らなかったことを除けば、いい写真です。
夫婦して、ツマキチョウのファンです。
モンシロチョウと同じく幼虫の食草はアブラナ科の植物です。
ただ「一化性」といいまして、年に一回しか羽化してこない。
ですから、今こうやって見ている成虫が卵を産むと、孵化、成長・脱皮、蛹化までいって、そのまんま来年の春まで蛹で過ごすのです。
ほぼ一年間、飲まず食わずで蛹で過ごすんですよ。なんだか、ちょっと、想像を絶するなぁ。
アゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリなど普通に接している多くのチョウは、一シーズンに複数回、羽化してきます。
ツマキチョウやギフチョウなどは一化性なんですね。
蛹化して一年経って羽化したら、環境が激変していた、というようなことがあると、絶滅しやすいのですね。
一化性では環境変化に弱いということで、多化性へと進化したのではないか、ともいいます。
ツマキチョウなどが安定的に生息していられる環境を保ちたいですね。
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