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2015年5月

2015年5月29日 (金)

タチアオイにて

0506_12tatiaoi 2015.5.6
これタチアオイの茎です。
茎には短い毛が生えていまして、そこにキク科の花の種子(というか果実)が飛んできて、冠毛が引っかかってくっついてしまったのです。
遠くまではいけなかったけれど、タチアオイが枯れたら、この辺りに着地できますね。
いろんなことがあるもんだ。

スイカズラ

0506_8suikazura1 2015.5.6
スイカズラの花が金色(黄色)になりました。
0505_7suikazura 5.5
既に掲載した咲きはじめの写真と比べてください。
同じ花です。
「金銀花」ですね。

0506_8suikazura2 5.6
この写真では冒頭の花を左に、咲きはじめの花を右に撮ってみました。
やはり自宅で毎日目の前で見ることができると、こういう変化が追跡しやすいですね。

↓前回の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-df2c.html
2015年5月 7日 (木)「スイカズラ」

オオヒメグモ

0506_6oohimegumo 2015.5.6
どういうわけかな、オオヒメグモはそれなりに見かけるのですが、卵や幼体を見るまでには至らない。
不思議ですね。
ヒメグモはずいぶん長い期間にわたって産卵から幼体の保護、成長まで見られますのに。
今回も、この写真を撮った後、行方が分からなくなりました。

ピーマン

0506_5pman1 2015.5.6
我が家のピーマン。
早速食べました。おいしかったです。
ピーマンってフランス語なんですね。

ピーマン
〖<《フランス語》 piment〗
a sweet [green, bell] pepper; a pim(i)ento 《【複】 pim(i)entos》; a paprika.
新和英中辞典第5版より引用

写真を整理している時はちゃんと調べず、英語的な綴りも思い浮かばなかったので、暫定的にファイル名を「Pman」にしておきました。お恥ずかしい。写真のファイル名はアルファベットでなければならないものですから、こんなことになりました。
0506_5pman2
花です。
花を見れば、ナス科なんだと納得です。
実の中はほとんど種子で、中身の詰まった茄子とはずいぶん感じが違いますが、花は正直だ。
ナス科です、と言っていました。

キイチゴ

0506_3ageha 2015.5.6
キイチゴの前に立ったら、アゲハが目の前に飛び込んできました。
反射的にシャッターを切ったら、飛んでいくチョウが流れて写りました。
チョウの動きに合わせてカメラを振るなんて技は私にはできませんので、これが精いっぱい。
0506_4kiitigo
で、右上と左下にキイチゴの実。
甘いんですよ~。数はそう多くはないけど、自分ちでこういう甘い野性的なイチゴが食べられるのはサイコウですね。

ヤグルマギク

0506_2yagurumagiku1 2015.5.6
青い花の他に、こんな薄いピンクや
0506_2yagurumagiku2
ほぼ白い花も咲きました。
花はやや小柄ですが、いっぱい咲いてくれて嬉しい。
目の前で見るというのはやはりいいものですね。

モノアラガイ

0505_15monoaragai 2015.5.5
ホソヒラタアブが挨拶に来た時、私はこれを見ようとしていました。
モノアラガイ(サカマキガイかもしれません)が水中から水面に貼り付いています。
水面はほとんどへこんでもいないし盛り上がってもいない。
微妙に浮力調整をしているらしい。すごいですね。
でもって、この状態で前進できるのです。
流されているわけではない。
貝の行きたい方向へ進んでいるようです。
どうして、進めるんだよっ。
どうやって推進力を得ているんだよっ。
ナゾだなぁ。

↓自然科学観察コンクールの中学の部の2001年の入賞作品です。これがすごい。
http://www.shizecon.net/sakuhin/42jhs_minister.html

「水面を逆さまにはうサカマキガイの秘密 」
・・・
「歩いているサカマキガイを動けなくしたらどうなるだろうか?」と言い、僕たちは割り箸でサカマキガイを捕まえました。
すると驚いたことに、水の流れができあがりました。
 やはり足の裏の筋肉で水面をけっていたんだ!
 サカマキガイにとって水面は地面と同じで、逆さまにはっているときには水面は動かなかったようです。

   大発見 
 サカマキガイがはった足の後ろの方をスプーンでつっついていると、
粘液の糸が伸びていました。しかも、その粘液の糸は、サカマキガイがはった後、7cmほども伸びることが分かりました。
 このことから、僕たちは次のように結論づけました。
サカマキガイは、水面を直接けるのではなく、 自分が出す粘液のじゅうたんを足裏でけって前に進んでいる。だから直接けられていない水面は動かない。
ただし、体を押さえると、足裏がける力の方が強くなって水の流れができる。

ぜひ読んでみてください。
長年の疑問が解決しました。すごいよ、キミたちすごいよ。
割り箸で貝をつまんだら、貝の後ろに水流ができたなんて。
簡単そうでいて、ものすごい発想だ。脱帽。

ホソヒラタアブ

0505_14hosohirataabu 2015.5.5
一周して玄関前に戻ってきて、ステッキを置いて睡蓮の鉢でも覗こうか、としたら。
ホソヒラタアブがやってきてステッキにとまりました。
う~む、アブが挨拶に来てくれるとは、私も「虫界」で知られるようになったかな。
「虫が好く」じいさんになりました。

テントウムシ

0505_10dandaratentou 2015.5.5
テントウムシの幼虫であることは明白ですが。
調べてみたらおそらくダンダラテントウの幼虫であるらしい。
こういう場合「幼虫図鑑」というサイトが詳しいです。

0505_11namitentou
こちらはナミテントウの成虫です。
この写真の個体は比較的ナミテントウらしい姿。
でも、模様の変異が大きくて、ダンダラテントウと識別できないこともよくあります。
分かりやすい恰好で現れてくれると嬉しいんだけどな。

2015年5月28日 (木)

ディジタリス

0505_1digitalis1 2015.5.5
これは白く咲きはじめて、時間の経過とともに薄紫に色が変化していくタイプの花。
0505_1digitalis2
ディジタリスは咲きはじめが面白い。
箱を開くような感じ。四面が開いていきます。

0506_1digitalis1 5.6
これは最初から少し濃い目の紫の花が咲くタイプ。
0506_1digitalis2
箱状。

実はもう一つ違うタイプの花がありまして。
0508_2digitalis1 5.8
一番左の花です。
これは白く咲いて、ずっと白いままの花。
3種類の花が咲きました。面白いですねぇ。
0508_2digitalis2
真上から撮ったらこうなりました。
毎朝、雨戸を開けるのが楽しみでして。
日々、変化していく姿を愛でることができます。

キンカン新芽

0504_6kinkan 2015.5.4
新芽が出始めました。
季節到来ですね。
なんの季節?
もちろん、アゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハの飼育の季節。
我が家に来るのはこの3種類。
数的には アゲハ>クロアゲハ>ナガサキアゲハ です。
みんなかわいいんですよね。
キンカンの葉っぱだけを食べて、体重1000倍くらいにも成長するんですよ。
で、それが「空を飛ぶ」ようになるんだからなぁ。
何十年見ていても不思議で仕方ない。
最近の日本語では「数十年」というと「20~30年」くらいらしい。
私の感覚では「数十年」は「50~60年」くらい。
私共夫婦の飼育歴は、40年を超えています。
二つの「数十年」の間くらいかな。
楽しい季節を予感しました。

カナヘビ

前の記事からの続き

0504_3kanahebi1 2015.5.4
アオダイショウはやはり見つかりませんでしたが、妻が声をあげて笑う。
あらま~、あなたも見にきたのぉ。
カナヘビが妻の足元の石の上にいたのです。
上の写真は、妻が真上から撮った写真。
なんだか、後足がぐだっとしてますね、妻を気にしていない。
無害なおばさんだから大丈夫、と判定されたようです。
ハエまでとまってやんの。
0504_3kanahebi2
こちらは、なんだ?と回り込んでいった私が撮った写真。
ほぼ同時で、アングルが違うだけです。

尻尾が長いのねぇ、あなたもカナ「ヘビ」だわねぇ。と妻。
どういう夫婦なんだか。
花も虫もヘビもカナヘビも。好きです。

アオダイショウ

0504_2aodaisho1 2015.5.4
「ヌマッシー」出現。
いえ、水面から顔を出しているのは、アオダイショウの幼体です。
妻が大声で呼ぶので駆けつけてみれば、アオダイショウがいるという。
どこどこ?と私。
意識が池の水面に結ぶまでに相当な時間を要しました。想像外の場所だったもので。
かわいいですね。超ミニ恐竜だな。
0504_2aodaisho2
藻かなんかが頭に引っかかったようですね。
泳ぎはうまい。す~っと水の上を滑っていきます。
0504_2aodaisho3
やがて池の縁にたどりつき
0504_2aodaisho4
上陸して消えていきました。
アオダイショウが泳ぐことは知っていましたが、実際に見るのは初めてでした。
オタマジャクシを食べようとしたのかもしれませんね。
うじゃうじゃいて、おいしそうだったんじゃないか。

この後、妻は、ヘビが潜り込んだ場所を探してやろうと、池の向こう側へ踏み込んでいきました。
私は、無理、無理、あのサイズじゃ絶対見つからないって、と笑っていたのですが。

→次の記事へ続く

ミヤコグサ

0503_15miyakogusa1 2015.5.3
この黄色の色合いが何ともいえません。典型的なマメ科の花。
マメ科は好きだし、この黄色だし。
落花生の花の、もう少し濃い黄色もいいですね。加熱していない殻つき落花生を播いてみてください。うまくいけば花が見られますよ。
0503_15miyakogusa2
基本的に2つ並んで咲きます。

このミヤコグサは種子をもらって始めたものです。
下の引用にあるように、「マメ科のモデル生物」という意味合いの中で配布された種子を頂きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%82%B0%E3%82%B5

近年、モデル生物としての利用が注目されている。栽培が比較的容易で生活環のサイクルが比較的短く(播種から2月ほどで開花)、染色体数2n = 12、ゲノムサイズは約4億5千万塩基対(作物の中では短いイネと同程度、シロイヌナズナの3.6倍ほど)と小さいことから、マメ科のモデル生物として優れたものとなりうるという。また作物改良への応用も期待され、ゲノムプロジェクトが進められている。共生する根粒菌はミヤコグサ根粒菌 (Mesorhizobium loti) で、すでにゲノム解析が完了している。

「モデル生物」という意味ではシロイヌナズナが有名です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A

 2000年12月に植物としては初めて全ゲノム解読が終了した。ゲノムサイズは1.3億塩基対、遺伝子数は約2万6000個と顕花植物では最小の部類に入る。染色体は5対である。
 ゲノムサイズが小さいこと、一世代が約2ヶ月と短いこと、室内で容易に栽培できること、多数の種子がとれること、自家不和合性を持たないこと、形質転換が容易であることなど、モデル生物としての利点を多く備えているため、研究材料として利用しやすい。

つい最近、シロイヌナズナを用いた研究において、事故と言っていいのかどうか、不適切な出来事が起こりました。

研究中の遺伝子組み換え植物、外で育つ 名大、急ぎ回収(デジタル朝日 2015年5月22日23時44分)
 名古屋大学は22日、研究で遺伝子を組み換えた植物のシロイヌナズナの扱いが不適切で、大学構内の屋外で育っていたと発表した。周辺環境への影響はみられないというが、住民がシロイヌナズナを発見した場合などに備え、大学は相談窓口を設けた。
 シロイヌナズナは遺伝子の数が少なく研究によく使われる。名大によると、今回は植物の遺伝子やたんぱく質の働きを調べる研究で遺伝子を組み換えていた。
 6日以降、大学院理学研究科の研究室などが実験に使った土を貯蔵する学内の5カ所計120平方メートルで生えているのを教員が発見。約3100株で、花が咲き種子をつけたものもあった。
 うち589株のDNAを調べると、332株が遺伝子組み換え植物だった。拡散防止のため全地点の土約2トンを15日までに回収。周辺を含む約500平方メートルに除草剤をまいた。発見場所の周囲約300メートルや周辺の公道を調べ、遺伝子を組み換えたシロイヌナズナは見つからなかったという。
 研究室の外で生えた原因については、研究に使った土や植物を捨てる際に高温高圧で死滅処理をする機械に不具合があったとみている。・・・

信頼関係を崩してしまうようなことをしてはいけませんね。

トカゲ

0503_14tokage1 2015.5.3
何が起こっているのか、よくわかりませんでした。
オスがメスに交尾を迫っているのか?
それにしては噛みついたりして激しいなぁ。
0503_14tokage2
オス同士の闘いのようですね。
顔や喉の辺りが赤いのは、オスの婚姻色だと思います。
どちらが優勢なのかとか、よくわかりませんでしたが、もつれたまま物陰に入っていってしまいました。
メスを確保するためのテリトリー争いなのかな。
でも、おそらく殺し合いにはならないでしょう。
しかしまあ、初めて見ましたが、激しいものですね。

ツマグロヒョウモン

0503_4tumaguro1 2015.5.3
これから羽化が増えていきますので、いちいちすべてをご紹介する気はありませんが、何か面白いことが起きたらご報告します。
今回は
0503_4tumaguro2
雄姿。
高い木のてっぺんにとまったところを、妻が追跡していって一枚パチリ。
青空を背景にパワフルな姿を見せてから飛び去りました。
かっこいい~。

マルカメムシ

0502_12marukamemusi 2015.5.2
あまりポピュラーじゃないかもしれません。
マメ科の植物を好むようです。人間の勝手な分類としては「害虫」扱いです。
カメムシだと思わず、甲虫あるいはテントウムシのつもりでつまんだり払ったりすると悪臭をつけられて「不快昆虫」とされることもあります。
ほっとけばいいんです。
洗濯物についちゃった、という時は、弾き飛ばしてください。そんなところでどうですか。

虫が飛んでる!

0502_6nanten1 2015.5.2
お、ナンテンのつぼみが膨らんできた、というのがこの写真の本来の意図。
ところがですね、パソコンで写真を見たら、ナンテンの先端のところに「虫」が写っていたのです。
そこだけトリミングすると
0502_6nanten2
なんでしょう?
ハチでしょうね。アシナガバチかな。
なんとも、無意識のうちに写りこんでしまったもので、追って特徴をとらえるということもしませんでした。
単なる偶然ではありますが、「虫密度」の高い庭ですねぇ。

2015年5月27日 (水)

クサギカメムシ

0502_4kusagikamemusi 2015.5.2
門扉の支柱のてっぺん。
今、向こうへ飛び立とうとする瞬間です。
ピントもあいまいでお恥ずかしいですが、広大な空間へ飛び出していく瞬間が見られて嬉しかった。
どのような視覚世界にいるのか、この広大な空間をどのように見ながら飛ぶのか。
想像すると楽しいですね。
飛べ。

のるるん

0502_1norurun 2015.5.2
これ、東急電鉄のキャラクター「のるるん」です。
幼い男の子が、「のるるんが油揚げ抱えてる」と大声で言いました。
お父さんは笑って「これはコロッケ」と訂正していました。
その会話を聞いて、じいちゃんは笑いながらポスターの写真を撮ってきました。

油揚げ、というものを知ったけど、まだコロッケを知らなかったんですねぇ。
茶色いものにもいろいろある。概念を広げていくには、誤用と訂正が大事。
おとうさん、おかあさん、スマホに熱中しないで、子どもと会話してください。
概念・知識・知恵の獲得はまず親との会話から。

アシナガバチ2種

0501_17seguroasinagabati 2015.5.1
これは、セグロアシナガバチの狩りです。
ツツジの木の葉の間を探索していました。
こういうときは邪魔しない方がいいですよ。

0502_10hutamonasinagabati 5.2
こちらは身づくろいするフタモンアシナガバチ。
攻撃性の比較的低いアシナガバチですし、くつろいでますから、近づいても大丈夫。

怖がって騒ぐ方が危険。
分からなかったら、そっと退き下がってください。

クロオビリンガ

0501_15kemusi 2015.5.1
よくわからない毛虫を見てしまいました。
毒はなさそうな雰囲気に感じたので、放置。
後から、マズッタかなぁ、とちょっと気になりましたが。

幼虫図鑑を眺めていましたら、クロオビリンガというコブガ科のガの幼虫に似ている気がしました。
確定ではありません。そんな気がするだけです。

漢字だと「黒帯実蛾」と書くようです。
ホントにそう読めるのかな、私の貧弱な語彙にはないなぁ。

オオクロクシコメツキ

0501_14ookurokusikometuki 2015.5.1
タチアオイの葉にいました。
コメツキムシを仰向けにすると、パチンと音を立てて飛び上がって正立して逃げますが。
指でつまんだり、掌の中に包み込むとすごいですよ。
なにすんだよ!はなせぇ!とばかりに、手の中でプチプチ暴れます。
ごめん、わりぃ、という気分にさせられます。

カナヘビ

0501_12kanahebi1 2015.5.1
なんだか「くつろぎ」を感じさせますね。
0501_12kanahebi2
ネコが香箱をつくっているような、そんな雰囲気を感じてしまいます。
昂ぶらない穏やかな顔ですね。
こういうの好きだなぁ。

スジモンヒトリ

0501_10sujimonhitori1 2015.5.1
外のアジサイの葉で。交尾していました。
現場での私の感覚は、見たことがあるような、ヒトリガの仲間だろう、というもの。
0501_10sujimonhitori2
調べてみたら、おそらくスジモンヒトリ。
セスジヒトリという種があって、非常によく似ているということです。
「前翅基部から前縁に沿う黒帯」があるということで、スジモンヒトリとしました。
0501_10sujimonhitori3
「その筋の者」ではないです。(コワ)
筋・紋・灯盗でしょう、きっと。

この成虫は別にドクガではありませんが、幼虫はものすごい「毛虫」です。
毒があるという話は聞いたことがないですが、他の毒のあるケムシと識別が難しいようでしたら触らないでおいてください。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
幼虫図鑑です。ここで名前による索引から見に行ってください。

ニワゼキショウ

0501_8niwazekisyou 2015.5.1
端正な花ですよね。

以前は庭でしか見られませんでしたが、だんだん生息範囲を広げてきまして、2階のベランダのプランターにも顔を出すようになりました。きっと種の混じりこんだ土を使い回したせいでしょう。
私共が広げている、という気がします。

ナズナ

0501_7nazuna 2015.5.1
大した意味はありません。
陽射しが鋭く、ナズナの三角形の実の影がきれいだったので撮影。
地面は動かないから撮影は楽です。

アブがホバリングしている時に、アブ本体にピントが合わなくても、地面の影を撮影できることがあります。挑戦してみてください。

2015年5月26日 (火)

クマバチ

0501_3kumabati1 2015.5.1
テラスのゼニアオイに来たクマバチ。
0501_3kumabati2
花から飛び出してくるタイミングを狙ってシャッターを押したのですが。ボケてしまった。
それでも体中が花粉だらけだということはわかります。
こういうオープンな花に対しては盗蜜ではなく正面から突っ込んでいって、花粉まみれになって飛び出してきて次の花へ移ります。効率の良いポリネーターです。

0501_01kiri1 2015.5.1
桐の花が咲いてたわ、と妻が撮影してきてくれました。
いっぱいですね。
0501_01kiri2
大柄ないい花です。
種は翼のようなものがある小さなものだそうで、私は残念ながら見たことがない。
種が飛んでいってしまった後の実の殻しか見たことがない。
他所のお家ですから、あまりしつこく覗くのもなぁ、失礼だし。
いいチャンスはないかしら。

スイートピー

0430_25sweetpea1 2015.4.30
スイートピーの花が終わったところ。
メシベ、子房、オシベ、花弁などの構造がよくわかります。
0430_25sweetpea2
花弁は落ちたけれど、オシベがまだ残っています。
植物たちはこれからこの実の「結実」へ向かって生活を収れんさせていく。
それを見てあげなくっちゃかわいそう。
花の終わりは命の始まり。それこそが美しいと思います。

スミレ

0430_22sumire1 2015.4.30
スミレの実が弾けたところですね。
いい熟しかたのところを指先でつまむと、パチッと弾けるでしょ。
あれ楽しかったな。
0430_22sumire2
こちらは花が終わって、これから熟していく実。
0430_22sumire3
ふと脇を見たら、葉が「渦」を巻いてました。
あらこんなだったんだぁ、と認識を新たにしてパチリ。

アシブトコバチ

0430_19asibutokobati 2015.4.30
アシブトコバチの仲間だと思いますが、特定できません。
花は菜の花です。
体中、特に後脚が花粉だらけ。
いっぱい花粉を運んでくれますね。

カナヘビ

0430_13kanahebi 2015.4.30
ん?葉陰になにかいる。
のぞき込んだらカナヘビでした。
ちっ、みつかっちまった、と言ってるかな。
カナヘビはこうやって高い位置にいたりするし、見つけてもすぐに身を隠すというわけでもないので、撮影しやすいです。
この泰然とした風格が好きです。

ヒガンバナ

0430_12higanbana 2015.4.30
枯れてきているのはヒガンバナ。

0513_12higanbana 5.13
完全に葉は枯れました。
葉が緑の時に光合成で作ったでんぷんを鱗茎に蓄えて、秋の花への準備。
地上部が見えなくなったこれから、花の準備が地下で進んでいきます。

カラー

0430_11calla 2015.4.30
庭の木の下。日当たりの悪いところにあるのですが、背も高く大きな花を咲かせます。

0502_7calla 5.2
私はよくわかっていないのですが、いつの間にか次の花と交代しているらしい。
この花は最初と同じ花。

0521_10kalla 5.21
3週間も咲き続けるということはないですね。
ですからこれは別の花。
交代期を見逃しています。

ビロードスズメの「ヘビ型幼虫」が来ても、ちょっと遠くてなぁ、見えそうにない。
潜り込むパワーのある妻に探してもらいましょう。

@ハルジオン

0430_8hosohirataabu 2015.4.30
ホソヒラタアブ
露出としてはちょっと問題ありなのですが、構図が気に入っています。

0430_9hanagumo
ハナグモ
上の写真のように花を訪れる昆虫を待ち構えているところ。
大相撲の不知火型の土俵入りみたいな姿がカニグモ科の特徴。
迫力ありますね。

0430_10harukata
カタバミと並んで。
穏やかに見えますが、この空間ではカタバミが太陽光をほぼ独り占めしているようです。
ハルジオンはカタバミの間から顔を出してポリネーターが来やすいようにしている。
植物同士のせめぎ合いというのもあるのです。

0501_4sasagumo 5.1
ササグモ
私の好みのせいで、ササグモの方に愛嬌を感じる。
ハナグモと同じクモなのにね。こちらも訪花する昆虫を待ち構えています。

2015年5月25日 (月)

ササグモ

0430_5sasagumo 2015.4.30
ポピーの花に来る昆虫を待つササグモ。
ハナグモよりも、ササグモの方が花でよく見る。
まあ、我が家周辺ではササグモの方が個体数が多くて、ハナグモは少ないというせいもあるでしょう。
こういう待ち伏せって、どのくらいの成功率なんでしょうね。
そうそう餌が押しかけてくるわけじゃないでしょう。
すごい生き方だ、と、つくづく思います。

ユウゲショウ

0429_17yuugesyou1 2015.4.29
お、ユウゲショウが一輪咲いた、と撮影。
比較的近い場所で撮りやすかったので集中しました。
CAの女性のおしゃれみたいなのがステキ。
さて、と腰を伸ばしましたら
0429_17yuugesyou2
なんだ、いっぱい咲いているんだ。
足元に視線が集中しているせいで、線路の柵の中まで見てませんでした。

0430_14yuugesyou1 4.30
翌日、もっと撮りやすい場所の花を撮影。
オシベが8本、メシベの先端が5裂してます。
0430_14yuugesyou2
これはまだメシベの先端が開く前。
オシベの花粉が見えますから、オシベが先に熟して、後からメシベを熟させる。
その時間差で自家受粉をなるべく避けようとしているのでしょうね。

侵入生物データベースによりますと
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/81200.html
明治時代に輸入され、観賞用として栽培されていたものが逃げ出したようです。
もう一定の生態系的地位を獲得したといっていいのではないかな。

イトカメムシ

0429_16itokamemusi 2015.4.29
ボケまくりですが、タチアオイの葉の裏。
とにかく脚が細くて長い。

0430_16itokamemusi1 2015.4.30
この写真の時は、ネコハエトリの方に関心が向いていて、撮影したのですが、ネコハエトリはすぐに裏側に隠れてしまいました。で、関心の的が消えたら、左のイトカメムシに気づきました。
なんだかちょっと見え方が変。
0430_16itokamemusi2
よく見ると小さな昆虫を捕獲して体液を吸っているようです。
0430_16itokamemusi3
ユスリカの仲間かな。よくわかりません。
口吻を突き刺しているのが見えます。
針とそれを収める「鞘」がありますね。
カメムシなどでよく見る構造です。
この華奢な体で、肉食性があるというのはちょっと意外ですね。
0430_16itokamemusi5
30日の写真の2枚目をトリミング。
ぼやけていますが、イトカメムシの左後脚が失われているように見えます。
何があったのかはわかりません。
小昆虫を捕獲中に失うということもありうるかな。
カマキリなんかの脚のたくましさとは比べ物にならないですからね。
それでも生きる。
なんだか感情移入をしてしまいました。

クロウリハムシ

0429_13kurourihamusi 2015.4.29
ルリマツリの葉にいたクロウリハムシ。
これはウリじゃないけどね。
2匹いましたから、なにか誘引物質のようなものがあるのかな。

アリグモ

0429_11arigumo 2015.4.29
門扉の隅っこに潜り込んでいました。
ほとんどクモには見えませんね。
上のほうへ触角のように振り上げているのが前脚です。
まっ黒で、ほとんどアリです。

クサギカメムシ

0429_9kusagikamemusi 2015.4.29
これは単独でいたもの。
0429_14kusagikamemusi
こちらはおそらく左がオスで右のメスに交尾を求めて追っているところ。

かなりたくさんクサギカメムシを見かけますので、できれば卵を見たいのですが。久しぶりに。
初めて見たときは不思議なものを見た、という気分でしたね。

ツマグロヒョウモン

0428_14tumaguro1 2015.4.28
今年のチョウの羽化としては20匹目かな。
手乗りで、こそばい。
0428_14tumaguro2
チョウの顔にもいろいろありまして、威厳のある帝王風、とか、むっとして見える顔とか。
その点、ツマグロヒョウモンはなんとなく愛嬌があります。
0428_14tumaguro3
右翅のしたに、赤いしみが見えます。あれが蛹便の乾いたもの。
血じゃないです。
これからは幼虫の飼育の季節ですね。
楽しい季節です。

オオイヌノフグリ

0428_7ooinunohuguri1 2015.4.28
もうそろそろおしまい。
「大犬の陰嚢」
漢字で書くもんじゃないな。
0428_7ooinunohuguri2
こんな種が入っています。
ちょっとまだ未熟だったかもしれない、ごめん。
今年は位置は低いけど、柵のすぐそばで撮影しやすいところで咲いてくれましたので、ずっと見続けられました。
来年もまたこの辺で会いたいね。

紫の花

0428_6siran_murasakituyukusa 2015.4.28
シラン(紫蘭)とムラサキツユクサ(紫露草)。
どちらも「紫」なのですが。
並んでいるということに、ふと気づいて一枚撮影。
赤紫のシランと青紫のムラサキツユクサ。
それ以上の「色名」は私にはわかりません。
優雅な名前があるかもしれませんね。

この写真の右下、黒い矢印で指した葉があります。これがオヤブジラミ。
ここでこの葉を見つけて、なんだろなぁ、とずっと考えていたわけです。

2015年5月22日 (金)

ハナグモ

0428_2hanagumo1 2015.4.28
これはちょっとなぁ、悲しいことになったようです。
最初どういう状況か把握できなかったのですが、よくよく見るとこれ、共食いのようです。
0428_2hanagumo2
成体が幼体を捕獲してしまったようです。

肉食性の昆虫やクモでは共食いは起こります。
他種のクモを捕獲したクモ、は見たことがあります。
今回は、同種で成体が幼体を捕獲してしまった。
といって、ヒトが介入する問題ではない。
そういうこともあるんだなぁ、とため息をつきながらこの場を離れたのでした。

ヤマトシジミ羽化

0428_1yamatosijimi 2015.4.28
あれ?パタパタしている。
何かの「動き」が目に感知されました。
近づいて見ると、ヤマトシジミが羽化していました。
妻は外出中。とにかく一枚記録を残さなきゃ。
輝くような写真が撮れました。
0428_11yamatosijimi1
大暴れするというわけでもなかったので、そっと放置して、妻の帰宅を待ちます。
なんせ、これ、妻がプランターの土いじりをしていて、ごく小さな蛹状のものを発見しまして、これはきっとヤマトシジミの蛹だよ、とケースに入れて冬を越させたものなのです。
是非妻に見せたい。
帰宅して、シジミが羽化したぞ、と話したら大喜び。
二人で放蝶。
飛び立つ寸前の姿です。
いやぁ、嬉しかったですね。
0428_11yamatosijimi2
これが脱け殻。
ヤマトシジミの幼虫の食草がカタバミだということは知っていますが、なかなか飼育は難しいのです。
鳩山邦夫さんは、シジミの飼育で有名な人なのですが、それを誤解されまして「チョウのコレクターだ」と言われてしまって、選挙で損をした。
飼育屋とコレクターは全然違うんですけど。そういうことってわかってもらいにくいですね。
私共夫婦は飼育屋です。標本なんかにしたくない。羽化して大空へ旅立っていくのが嬉しい、楽しい。標本なんて一つも我が家にはありません。
虫と一緒に生きることが楽しくて仕方ないのです。

ヒメツルソバ

0427_20himeturusoba 2015.4.27
ピンクの塊りの時は花ですね。
こんな花とは、今年初めて知ったのですが。
で実になると、白い塊になります。

0428_13himeturusoba 4.28
Polygonum chinense
と書いてありますね。
これ「ツルソバ」じゃないのか。
「花300」のサイトによりますと。

別名
 「ポリゴナム」
   姫蔓蕎麦の学名をPolygonum chinenseで紹介しているケースがあり、「ポリゴナム」の名で呼ばれることも多い。

どうもよくわかりません。園芸がらみになると、属名で呼ばれたり、素人にはちょっと、です。
かわいいということが「名前」で変わるわけじゃなし。いいですけど。

ヒメカメノコテントウ

0427_16himekamenokotentou1 2015.4.27
これがヒメカメノコテントウとして普通に認識される姿。
0427_16himekamenokotentou2
コレ何というテントウムシでしょう?
実はこれもヒメカメノコテントウなのです。
模様がこんなに違うのですが、同一種です。
背スジ型というのかな。
どっちにせよ、幼虫も成虫もアブラムシを食べますので、歓迎してやってください。

セグロアシナガバチ

0427_14seguroasinagabati 2015.4.27
池で水を飲むセグロアシナガバチ。
アシナガバチとしては大型で、攻撃性も強い。
水飲んでいるのを見ているくらいじゃ興奮しませんけど、狩りを邪魔したりすると、ちょっと怖いですよ。木の葉の間、茂った中などを飛んでいる時は、狩猟中ですから、うっかり邪魔すると怒られます。
フタモンアシナガバチもよく見ますが、このセグロアシナガバチは若干警戒を要します。
人の行動範囲に営巣していないか、気にしています。

0514_10seguroasinagabati1 5.14
また池で見かけました。
ふわっと水面から飛び上がった瞬間ですね。
0514_10seguroasinagabati2
スイレンの葉の隙間に入り込んだ水を飲んでいます。
できれば、相互不干渉のまま生活していければいいな、と願っています。

ニジュウヤホシテントウ

0427_12nijuyahosi1 2015.4.27
ヒヨドリジョウゴの葉の上。
一瞬私勘違いしまして、それおいしいかよ、と。
0427_12nijuyahosi2
ヒヨドリジョウゴはナス科なのです、そんなことを忘れるとは、いい加減な爺さんだ。
ニジュウヤホシかオオニジュウヤホシかについては追及する気なし。
この後、ヒヨドリジョウゴの葉が穴だらけになりましたから、こいつの仕業でしょう、きっと。
ま、いいけどね。

@ブルーベリー

0427_10blueberry1 2015.4.27
黒いハチがブンブンという写真です。
クマバチではないと思います。クロマルハナバチかなぁ。大型のハナバチです。
花の外から穴を開けて蜜を盗むというやり方ではないと思いますが。
すぼまった花の口の正面から蜜を吸いにかかっているように見受けました。
0427_10blueberry2
口吻がかなり長い。これなら花の中まで届くと思うのですが。
ブルーベリーの花の口は狭いので、口吻の長い昆虫しかポリネーターになれないと思います。
花の戦略はそれぞれ、長い歴史の中で形成してきたもの。
私個人は受粉に成功して、実が生ってほしいなぁ、という「利己」。
どうなりますか。

コデマリ

0427_4kodemari 2015.4.27
上の段はコデマリなのです。

0503_9kodemaritutuji 5.3
下の段はツツジ。
なんとも見事なものでして。
この季節には楽しませていただいております。

ハナグモ

0427_3hanagumo0830 2015.4.27
朝、8:30ごろに見つけました。カエデの葉の裏。
ハナグモが何か黒い甲虫を捕まえたようです。
写真で見ると、ルリマルノミハムシかな、という気もしますが確定できません。

0427_6hanagumo0920_1
9:20頃です。まだいました
0427_6hanagumo0920_2
ハナグモの体の大きさに比して考えれば、かなり大きな獲物ということになるでしょう。

0427_17hanagumo1250_1
12:50頃。まだ抱えています。
0427_17hanagumo1250_2
消化液を注入して消化した液体を吸う。
やはりかなり食べでのある獲物だったと思われます。
これだけのものを食べたら、当分何も食べなくても大丈夫でしょう。
クモはすごく省エネな生き方をしているように思います。
強力な肉食動物だからといって、食べ放題なんてわけではないのです。

人間はすぐ自分のことを外界に投影して考えるからなぁ。身勝手な動物です。

2015年5月21日 (木)

ネコハエトリ

0426_13nekohaetori 2015.4.26
ネコハエトリのオスだと思います。
一瞬のすれ違い、というやつです。これ一枚を残して消えました。。
メスの方がゆっくりしていて撮影しやすい、という感じがします。
オスはさっさと消えます。

昔の子はこのネコハエトリのオスを捕まえて、マッチ箱かなんかに入れて集まり、ケンカさせて遊んだのです。これ、捕まえるのは大変だろうと、爺さんは思います。
私が子ども時代を過ごした地域では、ハエトリグモのケンカ遊びというのはなかったと思います。

芽生え3種

0426_8tougarasi1 2015.4.26
去年は花は咲きましたが、結実には至りませんでした。
0426_8tougarasi2
スーパーで売っている「鷹の爪」です。
種なんだし、加熱処理とかはしてないんだし、発芽するだろうという発想です。
かわいい花でしたね。今年はどこまで行けますかね。

0426_9kikyou1
ご近所に白いキキョウがありまして、種を頂いてきました
0426_9kikyou2
双葉では何がなんだかわかりませんので、名札を立ててくれると助かります。
播いた本人の妻だって、これなんだったっけ、とすぐ忘れます。
園芸に名札は欠かせません。

0426_10okra1
オクラで~す。
0426_10okra2
去年はあまり食べられませんでした。
完熟させて種を採り今年に備えておいたもの。
花が好きだなぁ。
アオイの花です。
たくさん咲くようだったら、食用と種採取用に分けて一部を完熟させます。
水洗いして、小皿に乗せ、電子レンジで短時間チンしてそのまま食べるのが最高。
採りたて新鮮の香ばしいオクラが楽しめますよ。

オジギソウ

0426_6ojigisou2 2015.4.26
オジギソウの双葉です。
0426_6ojigisou1
ちゃんと表示してくれてありますので大丈夫。
去年、勝手に我が家に来訪したオジギソウの種を播いたもの。
無事今年につながりました。

0429_3ojigisou1 4.29
本葉が出てきたところですね。
0429_3ojigisou2
妻がころころ笑う。
なんだい?
この子たちすごく礼儀正しいのよ。
触るとちゃんとお辞儀する。と。
で、私も触ってみると
0429_3ojigisou3
お辞儀するんですねぇ。
お世話になります、といっているかな。
えらいね、いいこだね、とまあ、笑いました。
「栴檀は双葉より芳し」といいますが、「オジギソウは最初の本葉より礼儀正しい」のでした。

0514_5ojigisou 5.14
本葉がどんどん増えてきました。
今年は地植えにしてあげようかな。

アブラバチ寄生

0425_15aburabati 2015.4.25
コマユバチ科>アブラバチ亜科 のハチはアブラムシに寄生します。
寄生されたアブラムシは、体が丸く硬化してマミーと呼ばれる状態になります。
そして、やがて体内で羽化したハチがマミーに丸い穴を開けて出ていきます。
上の写真は羽化したハチがもう出ていった後の状態です。
丸い穴はきれいに切り開かれていて、フタになってくっついています。
写真はどうもボケてしまってしょうもないものになりました。

今年あ私の視線の高さの範囲でこの状態を見かけることが少なくって。
足元近くにはたくさんのアブラムシがいることは知っていますので、おそらく低い位置ではもっといっぱい寄生状態が見られるのでしょう。
アブラムシのようでいて動かない球形の粒を見ましたらそれがおそらくマミーです。
目を凝らしてみてください。

オヤブジラミ

0425_13oyabujirami 2015.4.25
前の記事のヤブジラミは庭の隅の日陰。
こちらは線路際のシランの隣に勝手に出てきたもの。日当たりはいいです。
葉の形はヤブジラミとよく似ています。後知恵で考えると、葉が大きくて繁っています。
日当たりのせいかな、と思っていました。

0502_11oyabujirami2 5.2
子房周辺や花の縁に薄い紫いろ。
ちょっと雰囲気が違う気がしてきました。

0503_10oyabujirami 5.3
やっぱり薄いピンクがかった花だ。

0507_11oyabujirami1 5.7
実も薄紫。

0518_oyabujirami 5.18
茎も紫色を帯びてます。
葉は緑のものと、紫っぽいのがあります。

ここまでそろえば、これはオヤブジラミ。
{親分てぇへんだ、虱だ、ではありません。}
オヤブ・ジラミではなく
オ・ヤブジラミ(雄藪虱)です。
果実がヤブジラミより大きいので「雄」だということですが、そんなに大きく感じてませんけどね。

しっかしまあ、なんでまたここへ生えてきたのかね。
庭のヤブジラミの分家でもないなんてな、どうなってるんだろう?
やっぱりチャコちゃんやこの辺に来る猫たちが種蒔きしたのでしょうか。
初めて出会った草ですので、面白いけどさ。
風に乗ってくるタイプじゃないのになぁ、ナゾだ。

ヤブジラミ

0427_11yabujirami 2015.4.27
実はまだ混乱を引きずっているのですが。
これはヤブジラミだろう、と。
思うのですが。
0430_7yabujirami1 4.30
かわいい花です。
0430_7yabujirami2
花が落ちるとこうなって。

0501_6yabujirami 5.1
アリが集まるんです。おそらくアリを誘引するような「果汁」のようなものがある。
この実をつまむと湿っぽいんです。

0505_4yabujirami 5.5
いつ見てもこうなんです。

0513_8yabujirami 5.13
シャガの葉に影が映っていました。
茎も葉も緑色。実も紫っぽくない。
で、ヤブジラミと判断しました。

引っ付き虫の実です。小さいから「シラミ」にたとえられた。
どうして引っ付き虫がここへ来たんだ?
チャコちゃんの体にくっついてきたのか?
よくわからないままに、実が熟していきます。

キバラモクメキリバ:2

0427_2kibaramokumekiriba1 2015.4.27
あらら、茶色くなっちゃった。
帽子をかぶっているみたいな感じ。
0427_2kibaramokumekiriba2
頭部はこうですから、色が濃いのは胸部の最初の体節ですね。
0427_2kibaramokumekiriba3
実は妻は、前の緑色が気に入っていたのです。
それが茶色になってしまったのでちょっとがっかり。
袖ふり合うのも他生の縁とか。
キイチゴの葉を与えています。
うまく蛹になれるかどうか、ちょっと自信がないです。
ガの飼育って結構難しい。不安のまま自体は進行しています。

キバラモクメキリバについては下のサイトを参照してください。
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Hadeninae/Xylena_formosa.html

キバラモクメキリバ:1

0420akakiriba1 2015.4.20
ブルーベリーの葉にいたのを妻が見つけてきました。
ブルーベリーはちょっと食べさせてはあげられません。
何を食べるかな
0420akakiriba2
元気です。その証拠に、ウンチした。
最初、アカキリバの幼虫かな、とも思ったのですが、模様が微妙に違うようです。
ブルーベリーの代わりに、茂っているキイチゴの葉を与えたら食べてる。
偏食しないいい子だ。

0426_11kibaramokumekiriba1000 4.26
じっとしてます。
右が実物、左は像。
0426_12kibaramokumekiriba1440
脱皮したんですね。
脱いだ皮は上の方へ送られています。
大きくなったね。

ブラックベリー

0430_6blackberry 2015.4.30
ブラックベリーにつぼみがつきました。
ぐちゃっとかたまっていましたが。

0509_7blackberry 5.9
もう弾けそうですね。

0514_8blackberry 5.14
イチゴの花ですね。
キイチゴとかオランダイチゴとか、そしてブラックベリーと。
好みがばれます。
なんかこう、食べるの好きだよなぁ。

2015年5月20日 (水)

クモ

0425_12kumo1 2015.4.25
クモの幼体なのですが、雰囲気が大型のクモのような気がします。
0425_12kumo2
背面に銀色が見えますが、どうも、ギンメッキゴミグモとは違うような気がする。
ジョロウグモの可能性を考えているのですけどね。
幼体でも風格があるし。
網が3枚構造になれば確定できますが、まだそういう網じゃないしなぁ。
網の向こうへ回り込むことができないので、写真はここまで。

0428_12kumo 4.28
少し背面が見えました。
いつまでここにいてくれるかわかりませんが、成長した姿が見たいな。

チュウレンジバチ

0425_2tyurenjibati 2015.4.25
桜桃の葉をかじるチュウレンジバチの幼虫。
これはさすがに見逃せない。
追放!
ごめんよ。こっちにも都合てぇやつがあってさ、カンベンな。

アオスジアゲハ

0424_42aosujiageha 2015.4.24
アオスジアゲハが羽化に関しては一番sensitiveで気を使います。
ツマグロヒョウモンが一番そういう意味では楽、タフ。
妻はこの「青」がいたく気に入っておりまして。
昆虫のイラストを描きたいものだ、といろいろ練習中ですが、アオスジアゲハを描きたい、というのが一つ重要な原動力なんですよね。
私は絵も書も音楽もまるっきりダメ。芸術に無縁な人間です。

カエデ

0424_40kaede1 2015.4.24
羽を広げた鳥みたいな感じ、しません?
green swan とか。
0424_40kaede2
花も実も葉もカラフルですね。
その変化が一挙に来るからなぁ、楽しいですよ。

0426_4kaede 4.26
ベランダから。すごい、しか言いようがない。

ユキノシタ

0424_32yukinosita2 2015.4.24
ユキノシタのつぼみ。もう開きそうだ。

0425_11yukinosita 4.25
開いた。
不思議な花ですよね。
花弁は5枚です。オシベが10本。
我が家では実を認識してないなぁ。あるはずですよね。

つぼみの数は去年より少なそう。
休養の年かな。

チャコちゃん

0424_20chako 2015.4.24
モンパル散歩を終えて、充電。
充電が終わってからカバーをかけます。
昼の散歩に出ましたら、あらら、チャコちゃんがモンパルのシートでうつらうつら。
ひょっとして、チャコちゃんが「猫又」になったら、モンパルを運転してお出かけするかもしれません。
見かけたら声をかけてやってください。

0424_41chako
シランを眺めているようなアングルが撮れたら最高だな、花を愛でる猫、なのだが・・・ザンネン。
{じいさんギャクを一発}爺さんの思うようになんかなるもんか、私ゃシラン。

ノゲシ

0424_18nogesi 2015.4.24
道路沿いの植え込みの上面がきれいに平らに刈り込まれていましたが。
そこから、スックと一本、オニタビラコが立ち上がっていました。
植え込みの下の方で発芽して、光を求めてひたすら上へ、上へ。
刈り込まれた後で伸びてきてよかったね。
それにしても、光を求めてこうやって伸びてくる力には、心揺さぶられます。
生きる、ってすごいですね。

落花

0424_16hanabira1 2015.4.24
八重桜もどんどん散っている最中でした。
歩きながら妻は落ちた花を拾っている。どうするのかな、と思っていたら
0424_16hanabira2
花束というのか、落花のポンポンというのか。
できた、写真撮ってよ。
というわけです。
なるほど。昔の少女にはいろんな手技があるもんだ。スゴイ。

アメンボ

0424_11amenbo1 2015.4.24
水面にアメンボがいたので、最大にズームアップ。
その時は何にも考えていませんでしたが、家でパソコンに取り込んで眺めると。
なんかよくわからない。変。
0424_11amenbo2
交尾中だったのでした。
下の大きいのがメス、上の小さいのがオスでしょう。

★アメンボは、水面に波を起こして交信します。
↓私のHPから
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/Amenbo.htm

「虫たちの生き残り戦略」安富和男 著、中公新書1641、2002年5月25日発行 から引用。

波の求愛信号を送る オオアメンボ
・アメンボの仲間とくらし
 水面にすむアメンボ類は水上生活によく適応した進化をとげた。中脚と後脚の爪は先端より少し後ろについており、跗節の先には細かい毛が密生し、分泌した脂肪で水をはじく。水に潜らない跗節先端の毛束を雪靴や樏(かんじき)にたとえた人もいる。長い中脚と後脚で軽量の体を支え、中脚は水かき、後脚は舵とり役を果たし、脂肪をつけていない前脚は餌の捕獲と後述の信号波づくりに使う。
 ・・・特有の臭気を出す。それを飴の匂いと受け取って「飴ん棒(飴ん坊)」の和名が生まれた。・・・

・波の求愛信号
 アメンボは水面に落ちた小昆虫のもがく波を感じとり、すばやく近づいて獲物にありつくが、無関係の波には反応しない識別能力を発達させ、水面生活者として栄えてきた。
 さらに、オオアメンボは前脚の先で水面を叩いて自前の波をつくり、仲間への信号に使う。波の信号は主に配偶行動に利用され、縄張り確保などには別の信号波をつくりだす。
 配偶行動のとき、まずオスが、メスを呼ぶための波を立て、反応して近づいたメスは自分の信号波を送ってオスに応答し、まもなく交尾が成り立つ。
 前脚の先端には感覚毛の束があり、波の信号を鋭敏に受け取る。雌雄間の距離が20cmの場合、オスの発信からメスの受信までに約1秒かかった。鳴き声の音速に比べれば10万分の3という速さにすぎず、ずいぶんのんびりした信号である。しかし、水上生活者としてはすぐれた交信法だと思う。
 梅谷献二さんによれば、アメンボの中にはオスが集合して信号波を送ったり、信号波でメスを産卵場所に誘導するような種類もある。また、水面でくらす甲虫のミズスマシも信号波を使い、水中生活者のタガメではオスが水をゆすってメスへの信号にしている。
 ・・・
 ・・・アメンボの仲間は魚に食べられない。アメンボ類が放つ飴に似た匂いのためらしく、特異な臭気は防御物質の役を果たしている。近縁なカメムシの分泌臭は防御物質のほか、警報フェロモンや集合フェロモンとして働くが、アメンボの分泌物にはフェロモン効果は知られていない。
 ・・・後略。

★ところで、水面波でもなく、空気中の音でもない、固体中の「振動」を信号に使っている昆虫もいます。ウンカの仲間です。

 同じく、「虫たちの生き残り戦略」安富和男 著、中公新書1641、2002年5月25日発行 から引用します。
振動で呼び合う トビイロウンカ
 前略・・・
・振動を使う交信
 セミのオスは発音器官からだす鳴き声でメスを誘うが、セミに近縁なウンかはイネの茎葉に振動を与えて雌雄の呼び合いをおこなう。
 トビイロウンカのメスはイネにとまりながら腹を上下に振動させる。その振動が茎や葉を伝わってオスに届くと、オスは腹部第一、第二節の背板を上下に振動させて応答し、メスのところに歩み寄って交尾が成り立つ。脚先の褥板には感覚毛があり振動信号を受容する。雌雄が別の稲株にとまっていた場合でも、葉が触れていれば信号は伝わり、お互いに配偶行動を始める。しかし、葉が接触していないと交信は起こらない。したがって、雌雄間のコミュニケーションは空中を伝わって届く音ではなく、固体(イネの茎葉)の振動によって成立する。セミではオスだけが発音してメスを誘うが、ウンかではまずメスが振動信号を発してオスを呼ぶ。親戚どうしの間柄でも両者の配偶行動はずいぶん違う。
 振動を使う交信はトビイロウンカのほかセジロウンカやヒメトビウンカにも見られ、三種のメスはそれぞれ固有の振動数と波形をもつので種間に性的な混乱が起こらない。また、振動信号には雌雄差があり、単調なメスに比べてオスは複雑なパターンをもっている。ウンカの振動シグナルは配偶行動を円滑に進行させ、生殖的隔離の機構としても重要な役割を果たすことがわかった。
 基質振動(固体の茎葉に起こる振動)の交信はウンカに近縁なヨコバイもおこなうが、類縁のかけ離れた双翅目の昆虫でも認められている。上宮(かんみや)健吉さんによれば、茎に潜って育つキモグリバエ科のヨシノメバエや葉に潜って育つハモグリバエ科のマメハモグリバエでは基質振動波が性的解発刺激として機能する。
 キリギリスの仲間には鳴き声を発したあと植物体を後脚で叩く種類がいる。聴覚信号(鳴き声)と振動信号の両方を使う念入りな配偶行動である。

●本文には、ウンカの出す振動のオシロスコープ画像があります。その画像から読みとると、それぞれのウンカが出す振動は
  トビイロウンカ 約20Hz
  ヒメトビウンカ 約12Hz
  セジロウンカ  約 8Hz
 このくらいのようです。

●人間の可聴音は、おおよそ20Hz~20kHzといわれますから、トビイロウンカが出す振動は、ブーンと低い音として聞こえるかもしれません。他のウンカの振動は、音というよりやはりトトトト・・・という連続する打撃音として聞こえるのではないでしょうか。

●実は私は子どもの頃に、ラジオの放送で、ウンカが出す振動というのを聞いたような覚えがあるのですが、記憶違いかもしれません。イネの茎にマイクロフォンを当てて録音した音だったような。あいまいな記憶です。

アメンボもセミもウンカも「カメムシ目」なんですよね。

「無脊椎動物音響振動国際会議」というものがあるそうでして。
http://www.honokai.org/PDF/KokusaiKoryu-25-1-Takanashi.pdf

環境中の人工ノイズ(例:水中の船のエンジンによる騒音)が生物に与える影響という新しいトピックスの一般講演もあった。

そうか、ヒトって騒々しい動物だからなぁ、夜昼なく騒ぐもんなぁ。

このように本会議では、研究材料となる生物種(ショウジョウバエ、コオロギ、バッタ、セミ、カメムシ、キジラミ、キクイムシ、アズキゾウムシ、アブラムシ、カニ等)が多様であり、音と振動に関係する生理学から生態学、進化学までと対象もとても幅広い。

面白そうな学会ですね。

★こんな話も見つけました
http://www.geocities.jp/doctor_mitsui/insect_1.html

2. 振動による情報交換
ウンカやヨコバイ類はセミの仲間ですが鳴きません。どのようにして雄と雌は交信するのでしょうか?雄はイネの葉の上で、細かい 動作で尻を垂直に震わせます。その振動を感知した雌は振動を返して、自分の居所を雄に知らせます。この動作を繰り返しながら、 雄は雌に近寄り交尾します。従って、雄と雌がとまっているイネの葉がたがいに接触していなければ、振動は伝わりません。この 振動を音に再生してみると、雄の振動はウウー、ウウーとウシガエルの鳴き声に似ていますが、雌のそれはコトコトと聞こえます。

東南アジアには、ツマグロヨコバイ、タイワンヨコバイ、クロスジツマグロの3種が同一時期に同じ 場所に生息していますが、自然界ではお互いに雑種は生じないようです。2種のヨコバイを同じ場所に おくと、必ず同じ種同士で交尾します。しかし、別種の雄と雌を同じ場所に閉じ込めると、雑種を作ることもできます。この雑種 同士は交信できますが、雑種と元の種では交信がうまくいかないようです。このように種によって、振動の形がそれぞれ異なって いるのでしょう。

私たちが感じ取っている世界は、世界全体のほんの一部でしかありません。
ちょっとなぁ、ヒトは生物として思い上がってるよなぁ。

2015年5月19日 (火)

ハワイのウグイス

★こんな記事が出ました

鳴くよハワイで「ホーホピッ」 ウグイスのさえずり、縄張り争い少なく単純に?(デジタル朝日 2015年5月11日16時30分)
 ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりは、競争のない環境にいると数十世代で「ホーホピッ」など単純な節回しに変化してしまうとする研究結果を、国立科学博物館の浜尾章二・脊椎(せきつい)動物研究グループ長が米科学誌に発表した。
 このさえずりは、オスが繁殖期に発する。縄張りを確保してメスを引きつける役割があり、複雑なほうが有利に働くことが知られている。
 研究グループは2010年春、ハワイのオアフ島にいるウグイス24羽のさえずりを録音。音の高さや長さ、上がり下がりの変化、音の構成などを分析し、日本のウグイスと比較した。その結果、ハワイのほうが低く短い音で、音程の変化も乏しい単純な構造になっていたという。
 ハワイで野生化しているウグイスは、日本から約80年前に複数回持ち込まれたという記録が残る。日本のウグイスが季節ごとに移動して春先に繁殖地で縄張り争いをするのに対し、ハワイでは通年同じ場所にとどまり暮らしている。
 日本でも小笠原諸島などでは単純なさえずりになる傾向がある。ハワイのウグイスは日本本土から持ち込まれたと考えられるという。浜尾グループ長は「環境に応じて、さえずりがこれほど短期間で大きく変化してしまうとは驚きだ」と話す。

この声はNHKのニュースで聴きました。
でね、このニュースを聞きながら。

●私の解釈を妻に聞かせました。
今は禁止されているけれど、昔はウグイスの「鳴き合わせ」というのをやって、鳴き声比べをやったでしょ。ウグイスの鳴き声というのは「学習」という側面も大きくって、単独で育ててもちゃんと鳴けるようにならない。鳴き方の上手なウグイスを「お師匠さん」として一緒に育てると、学んで上手に鳴くようになる。
ということは、島へ移って、鳴き声の「教師役」が代替わりしていく中では、鳴き方が保存できなかったんじゃないのか?
遺伝的な変化なら、変化に長い世代を要するけれど、学習による変化だから、教えるものの変化がそのまま引き継がれて、速い変化になるんじゃないの。

とまぁ、こんなことを話しておりましたら。

★科学博物館のpレス発表資料を見つけました↓
http://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/52025.pdf

研究の背景
小鳥の雄は春から夏の繁殖期にさえずる。これは、なわばりを張るためにライバル雄を排除したり、つがい相手の雌を誘引したりする機能をもつ。一般に、複雑なさえずりは雄間競争や雌の誘引で有利にはたらくことがわかっている。
さえずりはさまざまな要因によって進化する。音の伝達に関わる植生(林の構造など)や、さえずりが似た近縁種が生息するかどうかといった環境とともに、種内の競争の激しさも重要な要因である。
ウグイスでは、季節移動をし毎年春になわばり争いをする日本本土のものと、季節移動をせず定住性の強い島のものとは種内の状況が大きく異なり、さえずりの進化を調べる好材料である。
また、さえずりは学習によって身につくため、形態(体の色や形)のように遺伝子によって決まる性質に比べて急速な変化(進化)が生じる可能性のあることが指摘されている

ハナミズキ

0424_9hanamizuki1 2015.4.24
最盛期。
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今年は例年より花が豊かな気がします。
それぞれの花によって、年ごとに色々違いが出るのですね。
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存分に陽を浴びて、気持ちよさそうだなぁ。
道路の並木などに増えましたが、なかなかゆっくり眺めるチャンスがなくってね。
ここはのんびりしていていい場所です。

フジとクマバチ

0424_8huji1_2 2015.4.24
水車のところに藤棚があります。
観光名所の、ものすごい藤とはもとより比べ物になりませんけど、それでもこの棚の下にいると芳香に包まれます。
0424_8huji2_2
いい気分。
人も少ないし、落ち着いて楽しめます。

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藤を見に行くと、ほぼ確実にクマバチと出会います。
クマバチもこの花が好きなんですね。
撮ってみな、というような感じで目の前を悠然と飛びます。
とにかくもうシャッターを切るのみ。
下手な鉄砲も数撃ちゃあたる、という撮影。
0424_8huji4_2
花にとまってくれると撮りやすいですね。
羽音が大きいので怖がる方もいますが、大丈夫です。
メスは刺す能力があるはずですが、よほど興奮させない限り大丈夫。
むやみと怖がる方が危険を呼びこんでしまいます。

★ちょっと検索してみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%90%E3%83%81
クマバチ

フジの仲間の花はクマバチに特に好まれるが、とても固い構造で蜜を守っており、クマバチの力でこじあけないと花が正面から開かない。また、クマバチが花にとまって蜜を飲もうとすると、初めて固い花弁が開いて隠れていた花柱と葯が裸出し、クマバチの胸部や腹部に接する。このことから、フジはクマバチを花粉媒介のパートナーとして特に選んでいると考えられる。こうした、クマバチに特に花粉媒介を委ねている花はクマバチ媒花と呼ばれ、トケイソウ科のパッションフルーツなどの熱帯果樹や、マメ科のフジやユクノキなどに見られる[2]。

はあ、そうなんだ。「クマバチ媒花」というのがあるんだ。知らなかったなぁ。そりゃクマバチはパワフルですものね。
藤を見に行くとクマバチに会う、というのはそういう相互関係があってのことだったのですね。
共進化といっていいのかな。ただ、依存性が高すぎると危険も増す。クマバチが何かの理由で絶滅してしまったら、フジは花粉媒介者がいなくなってしまう。緩い方が有利かも。

http://net1010.net/2014/04/id_9238/

ハナバチ類は花の蜜を吸うために長い舌を持っていて,蜜をもらう代わり受粉を助けるという共生関係があります。
ところが,クマバチは頭が大きくて花の中に入らないので体に花粉がつきません。
こうした受粉を行わずに花蜜だけを奪う行為は,「盗蜜」と言われています。
平凡社『日本動物大百科 第10巻 昆虫Ⅲ』(1998年)には,次のように書いてありました。

     クマバチ類は例外なく盗蜜の常習者である。長舌バチであっても中舌の発達が悪く,これをおぎなうために斧(おの)形に発達した外葉を花冠の基部に突き刺して穿孔盗蜜をする。このような採餌様式には送粉効果はともなわない。たとえば,キムネクマバチはブルーベリー(ツツジ科)の花冠の長い品種ではすべて穿孔盗蜜を行なう。
     それでも,クマバチ類が有効な送粉者とされる果樹にパッションフルーツ(トケイソウ料)がある。この花はきわめて大型で,ミツバチなどの中型以下の訪花昆虫には送粉できない。クマバチ類は花に対応した体の大きさを生かして有効に送粉することができる。このようなケースは,フジやユクノキなどの木本性のマメ科で見られ,花弁がばねじかけでかたく閉じられており,クマバチ類だけがこじ開けることができるしくみになっている。熱帯果樹のなかには, 「クマバチ媒花」が散見される。盗蜜者という悪役だけではないのである。

あのですね。
クマバチはタチアオイではおそらく有効なポリネーターになっていると思いますが。
タチアオイの花は大きくてオープンです。そこへクマバチはもぐりこむ。
次々と訪花して潜り込む。
飛び出してくるのを見ると、花粉を「降らせる」んですよ。
花粉まみれになって飛び出してきて花粉を散らしながら次の花へ入る。
これは充分にポリネーターですね。
と、私は去年の経験から思います。
↓ここにその観察を載せてあります、是非ご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-040b.html
2014年6月23日 (月)「クマバチ:1」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-485a.html
2014年6月23日 (月)「クマバチ:2」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-0df5.html
2014年6月23日 (月)「クマバチ:3」

花から飛び出してきたクマバチに、私、頭から花粉を振りかけられましたもの。

ヤブガラシ

0425_17yabugarasi1 2015.4.25
ヤブガラシがまたややこしいことをやっている。
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ほどけないよ。
去年は他種の花を縛ったりしましたっけ。
結構速い動きをします。

レッドロビンの花

0424_4redrobin1 2015.4.24
花が咲いていました。とってもかわいい小さな花。これがいっぱい咲くのです。

レッドロビンのつぼみがいっぱい、というのを既にお目にかけました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-659c.html
3月27日の写真を使っています。

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すごいでしょ。
レッドロビンの生垣はよく見かけます。
花が咲いたかどうか、ちょっと気にかけてみてください。

クレマチス

0424_2clematis1 2015.4.24
統一地方選挙の期日前投票にモンパルでとことこ行った日。
ついでにあちこち散歩。クレマチスが咲いていました。
0424_2clematis2
いい花ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%81%E3%82%B9

クレマチス(Clematis)は、キンポウゲ科センニンソウ属のこと。クレマチス属ともいう。
園芸用語としては、このセンニンソウ属の蔓性多年草のうち、花が大きく観賞価値の高い品種の総称。修景用のつる植物として人気があり、「蔓性植物の女王」と呼ばれている。
テッセン(鉄仙)およびカザグルマ(風車)はクレマチス(センニンソウ属)に属する種の名前だが、園芸用のクレマチスを指して「鉄仙」や「カザグルマ」の名が使われることもある。

はあ、女王様でしたか。さすが堂々としている。

0508_6clematis 5.8
隣の駅のスーパーへ散歩を兼ねて出かけていった妻が、半額だったのよ、と買ってきました。
正価だったら買ってこなかったでしょうね。ラッキー。

0514_6clematis 5.14
花びらが散ったあとも面白い姿を見せてくれています。
結実するんでしょうか。
これまで見たことのない姿なので、興味津々です。

ポピー

0424_1poppy1 2015.4.24
近くの電気屋さんの広告、ポスティング。
最近、花の種をちょっとつけてくれたり、工夫してます。
その一つ。ナガミヒナゲシではないポピーの種。
播いてみたらわぁ~っと一斉に発芽。
0424_1poppy2
根毛が見えます。
産毛みたいでかわいいですね。
咲かせてみましょう。

この頃、妻は種子の発芽用に、牛乳パックを使っています。
横に倒した形で上面を切り取って使います。
防水だし、適当な大きさだし。何か特別な容器を用意しなくてもできますから手軽でいい。
面白い工夫をしてます。
ペットボトルを上下半分に切って、下に土を入れて発芽させ、ボトルの上の部分をかぶせて、温室みたい。とか。

アゲハ

0423_16ageha 2015.4.23
羽化して飼育ケースから飛び出してジュウニヒトエで一休み。
飛び去るまでの短い時間です。
そろそろキンカンなども新芽の季節かな。
すると卵を産みにくるだろうな。楽しみです。

カメムシ2種

0423_13hosoharikamemusi 2015.4.23
ホソハリカメムシでしょう、きっと。
ハリカメムシと識別できているわけじゃないけど。
イネ科の植物を好むそうですが、アブラナ科にいました。
まあ、おいしければ何でもいいさね。
0423_14nagame
こっちはナガメなのですが、ヤエムグラの実のところにいました。
「菜」のカメムシなんだから、キミこそ、アブラナの方にいていいんじゃない?
いろいろ好みがあるようですね。
好き嫌いせず、なんでも食べる「よい虫(こ)」です。

クロハネシロヒゲナガ

0423_12kurohanesirohigenaga1 2015.4.23
2年前に初めて見て、去年はお目にかかれませんで、今年はこの日1回だけ見ました。
0423_12kurohanesirohigenaga2
この白いヒゲがびょんびょん跳ねるのが目立って気づくのです。
「極」私的に「ヒゲナガビョンビョン」なんて名付けていましたら、本当の名前が思い出せなくなってしまっていました。
ヒゲナガガ科のクロハネシロヒゲナガです。
このヒゲの長さはオスですね。メスはもう少し短い。
弾性の強い細い針金がびょんびょん跳ねている、という感じがします。
実に妙なものです。
幼虫の食草が完全には判明していないらしいです。
この辺の雑草類の何かを食べているのでしょうけど。

↓初見のときの記事。4月22日に撮影した写真を使っています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-bbf1.html
2013年5月21日 (火)「クロハネシロヒゲナガ」

瞬間的なすれ違い、という感じなので、ひょっとすると去年も飛んでたのかもしれませんね。
出会えなかっただけで。
まったく、自然の観察というのは一期一会なのです。

サクランボ

0423_8outou 2015.4.23
池上本門寺の植木市で買った株、品種名「暖地」。
色づいてきましたね。

0501_sakuranbo 5.1
もう食べなくっちゃ。
鳥さんにはあげないの。自分たちで食べるの。

0502_20sakuranbo 5.2
100個以上採れました。
自分ちで採れたという「唯一の味」を味わってニコニコ。
御礼しなくっちゃいけませんね。

2015年5月18日 (月)

開閉ボタンの話の余波


1:これはマヨネーズの封です。
0423_2huu
「左から開ける」と文字で書くと同時に、一方向にそろった「▶」マーク。
こういう風にそろうと、左から右へ、という流れが汲み取りやすいですね。
エレベーターの開閉ボタンでは、反対向きの2つが対になっている、というところにある種の問題点があったのかもしれません。

2:やっぱり読んでほしくなっちゃって。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/profile.htm
↑ここから引用

[ 2003年度の生物授業のファイルには、上のプリントに加えて話した、おまけの話がありましたので、紹介します。 ]

●私の行動に「急ぐ」という言葉はない。
・遅れそうになったら走ればいい、というのは健常者の思い上がりといえるかもしれない。「走れない者がいる」ということに思いをはせてほしい。
・目の前の信号が青だったら渡らない。これはビックリするだろうね。いつ渡るんだ?もちろん青信号を渡るのです。今、目の前の信号が青でも、その信号がいつ青になったかは判りませんね。渡り始めたら、交差点の途中で点滅が始まって、赤になってしまったら、どうします?君たちなら走るでしょう。私は走れません。だから、そんな立ち往生をしないために、「自分の目の前で青になった信号」しか渡らないのです、私は。
・自分が急がなければならないような状況にならないように、自らをコントロールする。授業にも5分前には準備室を出ます。急ぐことの無いように。出勤する、人と会う、旅行する、などいろいろの局面で、私は1時間くらいの余裕を見ながら行動します。
・待たされるのはいい。待たせるのは苦痛です。
・数分でホームを変えて乗り換える列車を「接続」しているといわれても、それは無理でしょう。
・集団で行動すると、健常者たちは常に「走ればいい」という留保を持って行動する。私はそれにはついて行けない。危険で危険で仕方ない。
・物理的に「走れない」
・私が転べば、将棋倒しを起こします。
・故に、

●私は単独行動者である。

・電車のホームで降車した人の流れの中に巻き込まれることは、極度の恐怖をもたらします。みんなが行過ぎてから、最後尾をトボトボと一人行く、のが私の選択です。ドアを出た正面が階段だというような場所には乗りません。危険ですから。なるべく階段から離れたところに降りるように自分の位置を決めます。
・親しい友人とでも、複数で行動するのは嫌です。自分の行動原則を守りきれなくなってしまうから。肉体的な行動を越えて、これは、私の人生の哲学になりました。私は単独行動者です。「オレはつるまない」
・私は独行する。

●障害があると世界の見え方が違う。ということは、「精神は身体に規定される」ということですね。
●精神はあらゆる束縛を離れて「自由だ」、という幻想がありますが、それは間違いです。
●生物としてのヒトは、生物種としての歴史性、身体性から離れて自由な思考・思索が出来るわけではありません。
 猫や犬を飼っている人もいると思います。彼らと感情の交流ができますよね。互いに哺乳類だからでしょう。「隣のご飯はおいしそうだ」「目が合ったぞ」「甘える」「ねだる」とか感情の流れの基盤はそっくりですね。「チンパンジーにはあくびがうつる」そうです。
●自らを生物から解き放たれた「自由な存在」と思ってしまうという特権的思考にヒトは陥りやすいものです。自覚的に自分を見つめていこう。
●私たちヒトは生物であり動物である。その上で理性によって、意志によって、自らを創出していくことは可能なのです。

3:「秋田弁で交通安全川柳」という記事がありました。

秋田)秋田弁で交通安全川柳 県など作品募集(2015年5月13日03時00分)
 県や県警本部などが、交通安全への意識を高めてもらおうと、秋田弁の「交通安全川柳」を6月19日まで募集している。テーマは「高齢者の交通安全」。応募資格は65歳以上(6月19日現在)で、入賞作は「秋の交通安全運動」などで披露される。

 

反射ざい 俺も付けるし オメだもな(標準語訳:反射材 俺も付けるから みんなもつけましょう)=最優秀賞
 うるだぐな 赤の次には 青が来る(急がない 赤信号の次は 青信号)=優秀賞
(後略)

「うるだぐな」は私の語彙にはないな。イメージはわかるんですけどね。
しかしこれはいい。納得。
そうだよなぁ。赤の次には青が来る。急くことはない。
ゆるゆると参りましょう。
歩くも、生きるも。

アジサイ

0423_11ajisaisoto 2015.4.23
「墨田の花火」準備中。
去年より盛大な「花火」になるのではないかと期待しています。

庭の一株を親にして、そとの小さな公有地に増やしたものです。
小さすぎて区が直接管理するわけにもいかず、「お宅でいろいろ花など増やしてください」といわれて、そうしております。アジサイ、フヨウ、ツツジ、ツバキ、オシロイバナなどなど。
子どもたちに「おはなだあ」と叫んでもらうのが楽しみです。

ヤマトシジミ@ハルジオン

0423_6yamatosijimi1 2015.4.23
ハルジオンにヤマトシジミが来ていました。
触角を下げて、口を伸ばして、蜜を吸っています。
0423_6yamatosijimi2
正面から。
口を伸ばしているのがちゃんと見えます。
あちこち口を差し換えていました。
{大型のチョウにはハルジオンはちょっと吸蜜しにくいでしょうね。それぞれに「向いた花」があります。}

アリ

0422_29ari1 2015.4.22
足元で、アリたちが集団で大きな獲物を運んでいました。
右上に見えている巣穴に運ぼうとしているようです。
あともう10cmもない。

0422_29ari2
運ぼうとしているのはミツバチ、色合いからするとニホンミツバチかもしれません。

で、みんなでよってたかって「引っ張る」のです。
決して「押す」ことはない。
巣穴の方向へ引くやつと押すやつがいれば効率がいいと思いますが。
みんなで引っ張るものだから、なかなか進まない。
戻っていったりもします。
それを見ていると、別の巣のアリが自分の巣の方へ運ぼうとしているのではないかなどと疑ってしまいますが。
おそらくそういうことはないとおもいますが。
同一の巣穴のアリの体には仲間であることを示す「匂い分子」がついているはず。
一緒になっているのだから多分同一の巣穴のアリたちでしょう。
なんだかなぁ、私が見ている間には巣穴に到達しませんでした。

★人間界には
○船頭多くして船山に上る(せんどうおおくしてふねやまにのぼる)
指図する人ばかり多いため統一がとれず、かえってとんでもない方に物事が進んでゆくことにいう。
広辞苑第六版より引用

というのもありますが・・・

ヒマワリ芽生え

0422_26himawari 2015.4.22
これ、わかりやすくていいですね。
間違いようがない。
殻を落としてしまったらわからなくなるでしょうけれど。

日回り・向日葵・sunflower

伸びやかにおおきく育ってください。

クサギカメムシ

0422_23kusagikamemusi1 2015.4.22
ワタクシ、クサギカメムシの雌雄は識別できません。もちろん交尾器を見ればわかるのでしょうが、そこまではちょっと。
ここにいる2匹の雌雄が識別できないので、まあ、ただ「遭遇した」2匹としかいえません。
メスを探して、オス同士が出会ったか、これが雌雄でこれからオスが交尾を求めにかかるのか。不明。
すぐそばで
0422_23kusagikamemusi2
体の大きさからすると、右の大きいのがメスで、左がオスではないでしょうか。
で、オスがメスの体の下から交尾態勢に入ろうとしているように見えます。

シランにアリ

0422_22siran1 2015.4.22
シランの花にクロヤマアリがいました。
0422_22siran2
見ていたら花の中に入りました。
蜜や花粉があるのでしょうね。
アブやハチなどが花の中を覗くことはよくあるのですが、アリがこの花に関心を示したのは私にとっては初めてでした。アリってほんとにマメだからなぁ。

角が生えた

0422_19minomusi 2015.4.22
石の縁に角が生えました。ミノムシの仲間です。
なかったところに現れたのですから、生きて歩いてきたに違いない。
時々私が見かけるということは、背景にある程度の数が生息しているのでしょう、きっと。
そこに期待しています。

ヒゴクサ

0422_14higokusa1 2015.4.22
勝手にやってきた水辺の植物。
カヤツリグサ科>スゲ属>ヒゴクサ
カヤツリグサもなかなかかわいい草ですね。
0422_14higokusa2
上が雄花、下が雌花です。
どこからどうやってここへ来たものか。
単に「ほっとく」というだけで、庭の生態系が複雑化していきます。
無介入、というガーデニングはいかがですか?

これまでずっとヒゴクサで通してきたのですが、エナシヒゴクサというものがあるということを知りました。
あらら、大丈夫かな。
0514_11higokusa 5.14
雌花の下に「柄」があって、垂れてきましたね。
ということで「柄」がありましたので、ヒゴクサでいいと思います。

http://mikawanoyasou.org/data/enasihigokusa.htm
ここにエナシヒゴクサの解説があり、ヒゴクサへのリンクもあるようですので、ご覧ください。

ムラサキシラホシカメムシ

0422_13murasakisirahosikamemusi1 2015.4.22
ワタクシ実は、ムラサキシラホシカメムシとマルシラホシカメムシの識別ができているとはいいがたい状態です。
多分そうだろう、という程度。
カメムシ・マニアのかたがいらしたら、判定してください。
0422_13murasakisirahosikamemusi2
どうしたのかな?アリがカメムシの腹端部をつつく。
甘い香りの排せつ物でもくっついていましたかね。
カメムシの方は無視していました。
赤いものがいくつか見えるのはタカラダニです。
血を吸ったりはしませんから、あまり気にすることはないけれど、つぶすと赤い色が指につくのがね、ちょっとめんどくさい。
花粉とかカビとかそういうものを食べているのだと思います。

http://www.pref.kyoto.jp/hokanken/oyakudati_takaradani.html
京都府保健環境研究所のページです。

これも不明ですが、日本では確実なヒト刺咬例は報告されていません。アメリカで同種のダニで刺咬被害があったという報告はあります。
 前気門類のダニは、ストロータイプの口を食べ物に差し込んで、えさを吸い取るという食事の摂り方をします。ですから、偶発的に、ヒトを刺すということがあり得ないわけではありませんが、まず心配はありません。
 タカラダニの苦情は、赤くて小さいものがうようよいるので気味が悪いという理由が大半で、気味が悪いから刺さないかどうか教えてほしいという相談が多いのです。
 タカラダニ類の中には、幼虫期に、セミ、カマキリなどの昆虫類に寄生する種がいます。もともとは、セミに赤いダニがくっついていると宝物を抱えているように見えるということから、この種のダニをタカラダニと呼ぶようになったと言われています。
 気持ち悪いと決めつけず、この季節だけに現れてくる、不思議なダニ、タカラダニ。その生態をじっくり観察してみませんか?
 新しい発見があるかもしれません。

4月末ごろから、5月6月をピークに、焼けつくようなコンクリート構造物の上を走り回っているのをよく見かけます。
また、花の中に紅いポチが見えたらこのダニでしょう。花粉を食べているのです。
適当に距離を置きながら、こわがる必要はないので、へぇ、と眺めてください。

2015年5月15日 (金)

シリコンとシリコーン

★こんな記事があったのです

落としても割れない 切子風のシリコーン製コップ発売(デジタル朝日 2015年4月17日11時54分)
 信越化学工業傘下の信越ポリマーは、半導体の材料に使うシリコーンでつくったコップ「つぼみ」と「華」を同社の通販サイトで売り出した。ガラスより軽く、落としても割れない。江戸切子職人が監修し、ガラスをカットしたような輝きのあるデザインに仕上げた。いずれもクリア、ラベンダー、アイスグリーンの3色あり、価格は税込み5千円。

ははあ、記者さん間違えたな。シリコンとシリコーンを混同しているぞ。
どうしようかな、サイトの問い合わせフォームから間違いを指摘しようかな、と思ったけど、忘れてました。
そうしたら、今朝の朝刊に訂正が出ました。

訂正して、おわびします(デジタル朝日 2015年5月15日05時00分)
 ▼4月17日付経済面「落としても割れないコップ」の記事で、「半導体の材料に使うシリコーン」とあるのは、「樹脂のシリコーン」の誤りでした。半導体の材料であるシリコンと取り違えました。

★ま、ちょっと、これは化学という世界での「業界用語」っぽいので、責められないところもありますが、ほぼ常識化していると思いますけど。
シリコンはsilicon、シリコーンはsilicone、紛らわしいしなぁ。

シリコンは、元素としてのケイ素、及び単体としてのケイ素(金属ケイ素とも)の呼び方です。
身の回りには元素としてのケイ素がいっぱい。ガラスだってそうです。ケイ酸塩ですもの。
水晶は二酸化ケイ素の結晶。二酸化ケイ素(SiO2)は「シリカ」といいます。
こういう「化合物に含まれる『成分』」という形で概念化したのが「元素」です。
元素は概念ですから、物質・物体ではありません。これは注意すべきポイントですね。
単一元素でできた物質が「単体」です。これは目に見え、触れることのできる物体です。
純度の高いケイ素の単体を半導体や太陽電池に使います。このケイ素の単体もシリコンです。

ケイ素樹脂というのが「シリコーン」です。
最近はもう、日常生活のいろんなところにシリコーンが使われています。
一番「身近」というか「目近」なのがコンタクトレンズかな。
硬いのやしなしなの柔らかいのや液状のものや、いろんな形態がありますので、なかなかそれとわかりづらいかもしれません。
私は、温かい飲み物の蓋にシリコーン製の柔らかい板状の蓋を使っています。密着性が非常に高いのが面白いので。

で、「ガラスより軽く、落としても割れない。」とくれば、これはシリコーンしかないですね。
たしかNHKでも、落としても割れないグラスということで報道していたように思いますが。
その時、それはいい、落としてグラスを割ってしまうと、店の損害もあるけれど、客のほうにも申し訳ないという心理的負担がかかるけれど、シリコーンのグラスなら心理的負担がなくてとってもいい、と思ったのを覚えています。

★いくつか参考のサイトをご紹介します。

信越ポリマーのプレスリリースです↓
https://www.shinpoly.co.jp/ir/release/2015/20150407.html
ガラスのような透明度の高いシリコーン製キッチンウェア『shupua』第二弾を新発売

信越シリコーンのサイトから
http://www.silicone.jp/info/begin1.shtml

   シリコーンは何からできているの?
 地球の表層を構成する成分のうち、酸素の次に多い元素がケイ素(Si)です。ケイ素は、単体では自然界には存在せず、酸素と結びついてケイ石として存在しています。このケイ石を還元して金属ケイ素を作り、複雑な化学反応を加えて作り出したのが、無機と有機の性質を兼ね備える合成樹脂「シリコーン」です。
 シリコーンは、結合の主骨格がケイ素と酸素が交互に結びついたシロキサン結合(Si-O-Si)で、そこに有機基が結びついて、高温や低温に強い、紫外線にさらされても劣化しにくい、水をはじくなどなど、さまざまな特性を発揮します。また、オイル、レジン、液状ゴム、ゴムなどさまざまな性状があり、エレクトロニクスから輸送機、化学、繊維、食品、化粧品、そして建築などあらゆる分野で活用されています。

 ・・・
   ワンポイント
シリコンとシリコーンについて
半導体や太陽電池に使われるシリコン(Silicon)とシリコーン(Silicone)は別のものです。シリコンはケイ素(Si)のことですが、シリコーンはケイ素をもとに作り出された人工の化合物です。信越グループの信越半導体では半導体用シリコンを製造し、その生産量は世界最大です。

旭化成ワッカーシリコーン株式会社のサイト↓
http://www.aws-silicone.com/silicon.html

 よく混同されがちな2つですが、「シリコーン」と「シリコン」は似て非なるものです。
シリコン(Silicon)とは、ケイ素原子のみで構成される金属状の化合物(金属ケイ素とも言う)のこと。
 多結晶ポリシリコン、単結晶ポリシリコンなどがあり、パソコンのCPU、太陽電池などに使用されています。
一方シリコーン(Silicone)は、ケイ素と酸素の結合を骨格とした液状やゴム状、樹脂状の化合物です。 用途に応じて様々な形状に姿を変え多種多様な産業分野で使用されています。
ともにケイ素でできたものですが、生成される製品は全くの別物になるのです。
 シリコーンの主成分であるケイ素は地表近くに存在する元素の中で酸素に次いで2番目に多く、枯渇する心配のない元素と言えます。
 ケイ素は酸素との親和性が強いため、自然界では純粋な状態では存在せず、主にシリカ化合物、特にマグネシウム、カルシウム、鉄、マイカを含むケイ酸塩として知られており、砂、水晶、石英の状態として存在しています。

おまけ:
http://www.geocities.jp/kusumotokeiji/linkegypt3.htm

月面用ブーツは、月面の熱や寒さに耐えるために、アルミ蒸着したプラスチックフィルム13層とガラス繊維12層を交互に重ねたもので、靴底はガラス繊維のフェルト、シリコンゴム、金属製布で作られている。 特徴的な金色のバイザー(お面)は、大きいので、横を向いても動かず、写真をとる時点でオルドリンがカメラを見ていたかどうかは不明である。

 月面には足跡が残っていますが、あの靴底にはシリコーンが使われていました。
シリコーンのことで思い出しました。
 宇宙服の頭部のバイザーは金色でしたが、実際にあれは金メッキです。
金メッキは薄くても、紫外線をさえぎってくれます。地上では空気が紫外線をさえぎってくれていますが、宇宙空間ではさえぎるもののない、強烈な紫外線にさらされます。その紫外線を直接眼に入れたら視力を失うでしょう。
金箔が黄色く金色に見えるのはそれ以外の波長の光を吸収してしまうからです。ということで、紫外線を防ぐために金メッキしてあったのですね。

エレベーターのドア開閉ボタン

0415_1elevator 写真1
これはある大規模スーパーのエレベーターのドア開閉ボタンです。
視覚障害者のための点字があるのはよいこととして。
このピクトグラムが私、気に入らないんですよね。
以前から「この表示、直感的じゃないんだよなぁ」と妻に言っておりました。

「▶|◀」 「◀|▶」

どちらが「開」でどちらが「閉」か。迷い始めるとますます分からなくなってきます。少なくとも私は。

ある時、ちょっと人が多めに乗っているところへ、車いす利用者とその車いすを押す方が乗ってこられました。このスーパーは売り場の通路が広くて、車いすの利用者も、ゆっくり買い物ができていいのです。
さて、車いすの方が乗ってきたときに、私よりちょっと後ろにいたかたが手を伸ばして、車いす利用者用の低い位置のパネルの 「▶|◀」 ボタンを押しました。そうしたら当然ドアが閉じ始めます。後ろのかたは一生懸命 「▶|◀」 ボタンを繰り返し押すんですね。ドア付近の人がドアのセーフティ・シューを押さえて、事なきを得ました。
状況から見て、決して「遅い!」という苛立ちで 「▶|◀」 ボタンを押したのではないと思います。車いすのかたが乗ろうとしている時にドアが閉まっては大変だ、開けておかなければ、という善意だったと思います。
後で妻と話しましたが、妻もやはりあれは善意だったと思う、と申しておりました。

瞬間的な判断を必要とするときに混乱を生じるようなデザインは、よくないデザインだと思います。
改良の余地があります。
あるいは、閉じるボタンなんかなくしてしまえばいい。

★気になって、いくつかのエレベーターのボタンを撮影してみました。
0416_2elevator 写真2
これはあるホームセンターのエレベーター。
漢字が読める人にはこの方が直感的だと思います。
ただ視覚障害者のための点字表示がないし、外国からの方には漢字表示だけだと、きついかな。
よい工夫がありますね。「開」が緑色です。
緑色が安全を示すというのはおそらくかなり一般的なことかと思います。
ドアが閉まっては危ない、緑ボタンを押そう、となるでしょう。

0418_2elevatorplaza 写真3
これは私がよく行く蒲田のビルのエレベーター。
ひらがな表示、点字表示、「開く」方に青緑色の彩色。
かなりよいのではないでしょうか。

0424_5elevator 写真4
これは出張所。
私は個人的にはこれが一番わかりやすいと思っています。
三角より矢印の方が具体的ですよね。
開く方向=安全に向かう方向を緑にしてますし。

★私の考察
「▶|◀」これは「閉(点字ではシメ)」ボタンです。
デザイナーは矢印「→←」において、矢印の先端部が方向を指し示す機能を、イメージしながらデザインしたのでしょう。
「◀|▶」こちらは「開(点字ではアケ)」ボタン。
やはり「←→」の矢印の方向を示しているのですね。

ところが、思うに
「▶|◀」では、中央部の微小な点から両側へ大きくなって開いていく、という動きがイメージされうるのです。
あるいは、遠近法の無限遠点からこちらへ大きく「開いてくる」というイメージもあるかな。

「◀|▶」これは反対に、両側から中央への動きを感じる。あるいは単に両方のてのひらを合わせる動作だってこんなイメージじゃありませんか?
そのために「閉じる」ボタンにも感じられます。

デザイナーは矢印のイメージだけだったのでしょうが、こう考えると、小から大への「動き」とか、遠近感とか、他の要素が絡んでしまって、多義的な図形になってしまったのだと思います。


Sakusi
これは有名な「ミュラー・リヤー錯視図形」です。
上の方が長く、下は短く見えます。
遠近感のせいか。
あるいは、上では両側へ開いていく感覚から引き伸ばされていると感じるのか。
この錯視図形に似た感覚が、エレベーターのボタンに生じているのかもしれません。
こういう多義性を含む図形をピクトグラムに使うのはまずいと思います。
私としては写真4を推奨したい。これなら一義的に意味を伝えられると思います。

こんな図を描いてみました。
Kaihei
上の段のデザインのままでも、下の段のように、明白に赤と緑の彩色をすれば改良されませんか?
人が挟まれそうになって危険が生じているのなら、安全へ向かう意味を表示する緑のボタンに手が出るのではありませんか。

安全に向かうためには努力を要しない、危険に向かうには持続する努力を要する
という安全のための基本原則を守りたいですね。

★点字で「アケ」と「シメ」はちょっと書き込んでおきましたが、写真4の階数表示の「数字」は「この隣は数だよ」と示す「数符」と「数」で構成されています。
数符がないと「1」と「ア」が区別できません。
私は指先で点字を読むことはできないのですが、身の回りにはたくさん点字がありますので、インターネットで「点字」と検索すれば一覧表が見られますから、読んでみてください。視覚障害者がどのような文字を読んでいるかについての理解が深まると思います。

★さて、もう一つの提案。
「閉じるボタン」をなくしませんか。
私は基本的に閉じるボタンを押さない主義です。
自然に閉じるまでの時間といって、大して長いものでもなし。
エレベーターに乗って、行き先階を押して、次の瞬間にはもう閉じかかるじゃないですか。
乗った途端にせわしなく閉じるボタンをぽこぽこ押したり、降り際に手を残しておいて閉じるボタンを押しながら降りるなんてもってのほかでしょう。
なにをせわしなく急いでいるのやら。
本当に急ぐ必要がある、なんてことは長い人生に一度か二度のものですよ。
焦りなさんなって。
ゆっくり。ゆっくり。のんびり。のんびり。どうぞ。

行くに径(こみち)に由らず

[論語[雍也]]小道や裏通りを通らず大通りを歩く。正々堂々と事を行うこと。
広辞苑第六版より引用

悠然と参りましょう。
中学の時の漢文の先生は、この言葉に主語として「大人(たいじん)」をつけて教えてくださいました。
くれぐれも「小人(しょうじん)=小人(こども)」になられませんように。

余計なこと:わたくし目の前の青信号を渡りません。というと、赤信号突っ切るの?と聞かれますが。いえいえ。
目の前の青信号がいったん赤になって、そして目の前で青になってから渡ります。ゆっくりゆとりをもって。横断中に黄色や青が点滅するというような状況に決してならないように。私は「急ぐ」という行動ができない人ですから、急ぐ必要な生じるような状況が起こらないように、ゆっくり、つるまず、行動します。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/profile.htm
↑これは私のHPの自己紹介のページですが、このページの下の方に、同じ内容を詳しく書いています。よろしかったらどうぞ。

★豆知識
1:エレベーターの籠の奥に大きな鏡がありますが、なんのためでしょう?
車いす利用者は籠の中で向きを変えられません。降りる時に降りる方向=後ろの状況、を見ることができた方がいいですよね。
そのための鏡です。無神経に姿見にしてさえぎらないでください。

2:「車いす用ボタン」が多くなりました。通常のボタンと車いす用ボタンには機能的な差があります。ご存知ですか?
車いす用ボタンで指示が出たときは扉の開閉速度がゆっくりになったり、扉が開いている時間が長くなるように設定してあることが多いのです。
むやみと焦る人が、車いす用のボタンをせっせと押すと、意図に反することになるんですが、ご存知でしたでしょうか。

3:セーフティー・シュー(saftey shoe)
Saftyshoe
エレベーターの扉は外側の扉と、籠の扉がありますが、その間にセーフティー・シューというものがありまして、扉が物を挟んだことを検知すると、閉じかかった扉を開きます。安全装置ですね。
ですから、扉付近の人は、手近に扉の操作ボタンがなくても、セーフティー・シューを軽く押していれば扉が閉じることを止められるのです。大した力は要りません、ちょっと押さえるだけでいい。
知っておいていいと思いますよ。
長大な「開くボタン」だと思ってください。

↓これはメーカーのHPです。参考までに。
http://aiwaok.jp/information/safety-shoe

エレベーターのセーフティシューとは
セーフティシューとは、エレベーターの安全装置の一つです。
マンションや商業施設のエレベーター、ご家庭のホームエレベーターなどに搭載されています。
次の写真のように、セーフティシューはドアの先端に取り付けられています。
ドアが閉まっている最中に、人や物がセーフティシューに触れると、閉まりかけのドアが反転して開きます。
セーフティシューの働きによって、人や物が挟まる事故を防ぎます。

4:アメリカ人は閉まるボタンを押さないそうです。
「余裕の美徳」だそうです。↓
http://www.funlearning.co.jp/archives/3146
知ってました?アメリカ人がエレベーターで閉まるボタンを押さないわけ

オオバコ

0422_11oobako 2015.4.22
これはオオバコの葉だと思います。
カタバミの葉や、その他いろいろな葉と混在していますので、しばらくすると覆い隠されてしまうと思います。
オオバコはタフですから、多分耐えてくれる。

スモウグサとして遊んだ経験って、どのあたりの年代までかな。
草遊びというのもいいものです。自分の手でおもちゃを作って遊ぶというのはいいですよね、だって私ら「ホモルーデンス」ですもの。

デジタル大辞泉の解説
ホモ‐ルーデンス(〈ラテン〉Homo ludens)
《遊ぶ人の意》人間観の一。遊ぶことに人間の本質的機能を認める立場から人間を規定した言葉。オランダの歴史家ホイジンガが提唱した。

「手で触る」ってとても大事。
赤ちゃんなんかは「口で触る」という学習をしますが、ある程度成長したら「手で触って学ぶ」のがいい。虫や草や花、触って、どんなものなのかを知るのが一番。
虫を殺すな、花を摘んだらかわいそうでは、感性も育ちません。
疑似体験より実物。
大事にしてください。

白い花ぽつぽつと

0422_9kodemari 2015.4.22
コデマリ。
一株、丸ごと真っ白に咲かせるお家もありますが、我が家はこのくらい。
0422_10doudantutuji
鉢ごと放棄されていたドウダンツツジと暮らしてもう20年以上でしょうか。
今年はこれで花が多い方です。
日当たりの悪い場所しか提供できなくてごめんね。

ハクチョウゲもありますが、これはちょっと私には踏み込めない場所で生活していますので、望遠でとっても様にならないのでやめときます。

つぼみにもササグモ

0422_8sasagumo 2015.4.22
「花にササグモ」もつきものではないか、と書きましたが、つぼみにも来るのです。
これは間もなく花になる、花になれば虫が来る、という先天的な知識があるのでしょうね。
見かけるたびに不思議でならない。
どうやってわかるんだい?

口の掃除:アシブトハナアブ

0422_7asibutohanaabu 2014.4.22
手を擦る脚を擦る。で、口も擦る。オーラル・ケアかな。
べたついたのでしょうかね。

虫って意外ときれい好きなのも多いんですよ。
カマキリなんか体の手入れは実に入念なのです。
蜜を吸う昆虫も、べたべたのままではいけないのでしょうね、手入れをしています。
カブトムシなんかは甘い果実や樹液に体ごと突っ込んで、そのまんま。
下手するとカビちゃいそうになりますね。

ネギ

0422_1negi 2015.4.22
これ、好きです。
とこどき、こういうことをやって楽しみます。
巨大ネギ坊主のギガンチウムは今年はちょっと力不足だったようです。
球根を太らせてやりましょう。

クモの脱け殻

0421_29sasagumo 2015.4.21
ホタルブクロの葉の上。
初めカニグモの仲間かな、と思ったのですが近づいてみたら、おそらくササグモの脱け殻ですね。
棘が目立つ。
クモの脱け殻というものは面白いものでして、腹部の脱け殻が潰れてしまうのです。
脚や頭胸部はがっしりしていて形をきれいに残すのですが、腹部は必ずつぶれていますね。
どうしてなのか。そりゃ、腹部は薄いから、なのでしょうけど。
なんでそんなに薄いのか、というのも不思議。

0422_17sasagumo 4.22
上の写真と同じ脱け殻の向こうに、ササグモの姿がちらっと見えました。
この状況は、このササグモが脱皮した、ということをほぼ確実にしていると思います。
脱皮したクモはどこかへ行って、別のクモがここに来たという可能性を排除することはできませんけど。

0424_24sasagumokoromogae 4.24
今度は完全に並んでいました。
でも、まだ完全に納得していない。脱皮した割には大きさの変化が少ないなぁ、と。
チョウの幼虫を飼育していますと、脱皮直後はしわしわで前の脱け殻と同じサイズなのが、ぐんぐん大きく「膨らんで」、見違えるほど大きくなります。
脱け殻と個体の大きさの差があまりないですよね。
でも多分、自分の脱け殻のそばにいるんだと思いますけど。

★別件:ふと思ったんですが、脱皮って「更衣」だなぁ、と。

ころも‐がえ【衣更え・更衣】‥ガヘ
①衣服を着かえること。源氏物語[葵]「にび色の直衣のうし・指貫、薄らかに―して」
②季節の変化に応じて衣服を着かえること。平安時代の公家は、4月に薄衣(袷あわせ)、5月に捻り襲がさね、6月に単襲ひとえがさね、8月1日から15日まで捻り襲、8月16日から9月8日まで生織の衣、9月9日より生織の衣の綿入れ、10月から3月まで練絹ねりぎぬの綿入れを着用。江戸時代では4月1日、10月1日をもって春夏の衣をかえる日とした。夏。源氏物語[明石]「四月になりぬ。―の御さうぞく」
現在、制服などは、6月1日と10月1日に行うことが多い。
③外観やおもむきを変えること。「―した商店街」
広辞苑第六版より引用

季節変化に合わせての更衣ではなくって、成長に合わせての更衣ですね。
みごとなものです。

6月1日とか10月1日とか、あまりきちんとしなくっていいんじゃないですか?
昔からそう思っています。最近はクールビズとかいうのが早目に始まるし。
5月の真夏日や10月の真夏日だってあるんだし。
「適当が適宜」であると思いますが。
「一斉にそろって」という美意識は嫌いです。
てんでんばらばら、いろんなのが入り交じる、というのが健全だよなぁ。

タチアオイ

0421_26tatiaoi 2015.4.21
タチアオイのつぼみが姿を現しました。
タチアオイは梅雨入りの頃に咲きはじめて、梅雨明けの頃に終わる、といいますね。
今年の梅雨はどうなるかな。

0424_35tatiaoi 4.24
タチアオイの葉の裏の毛にキク科の果実がくっついていました。
この時期、こういう冠毛のある果実がいろんなところにくっついています。
発芽して成長できるところに至るものは少ないのでしょうね。
タチアオイにくっついたのなら、タチアオイが枯れたら地面に入れますよ。
0424_36tatiaoi
これからぐんぐん伸びて2mを超えます。
去年は白い花がなかったので、確か妻が白い花からの実を拾ってきて播いたと思います。
うまく発芽したでしょうか。どうなるか、楽しみです。

ハナグモ

0421_21hanagumo1 2015.4.21
以前より見かけることが多くなったかな。
カニグモの仲間を知ったのは比較的最近です。
{67歳になる爺さんの「比較的最近」はスケールが10年単位です、そのおつもりで。この10年とか、20年とかそういう風に理解してください。}
0421_21hanagumo2
たまたま横ショットが撮れる位置になりまして。
被写界深度がものすごく浅くてボケてしまいました。
でも、私としては珍しいアングルで撮れて嬉しかった。

ナナホシテントウ+

0421_19nanahositentou 2015.4.21
ナナホシテントウがシランのつぼみにいました。
アブラムシも多いこの季節、幼虫もいるはずですが、あまり見かけていません。
4月から5月にかけて、よく幼虫や蛹を見るんですけどね。そろそろだと思います。

そばで見かけた甲虫。
0421_20humei
なんだかわかりません。
白い縁取り、鼻と目のような模様。特徴的なので調べればすぐわかるんじゃないか、と思ったんですけどね。
ダメでした。きっと知っている人は知っている、というタイプだろうな。なんだこれか、と思われましたらコメントください。

2015年5月14日 (木)

カエデ

0421_16kaede 2015.4.21
今年はものすごくいっぱい花が咲きました。
5月中旬の今は、葉が猛烈に茂りましたので、みんな隠れています。
そのうち実が熟してくるとまた見えるようになるでしょう。
大好きな実です。
羽根があってヘリコプターみたいに飛ぶんだもんな。

巨峰

0421_13kyohou 2015.4.21
去年は少し食べられまして、幸せ感を味わいましたね。
この時はまだ葉が勢いよく展開していく頃。

0501_5kyohou 5.1
つぼみがつきました。
2mを超える高いところでの出来事なので、常に空が背景ですし、近づけないし、撮影にはつらいものがあります。

ハルジオン

0421_12harujion 2015.4.21
つぼみが垂れるのが春紫苑(ハルジオン)です。
姫女苑(ヒメジョオン)のつぼみは垂れません。

0422_20harujion 4.22
淡いピンクのつぼみは開花すると白く見えます。

0424_27harujion 4.24
真上から見ると、花火がぱっと開くような姿が特徴的ですね。
ぽんぽん弾けてます。

0428_4himemarukatuobusimusi 4.28
ヒメマルカツオブシムシ
梅に鶯。竹に虎。など「つきもの」というのかな、がありますが。
新「つきもの」:「ハルジオンにヒメマルカツオブシムシ」
長ったらしくて言いにくい。
なんだか私の中ではキク科の植物特にハルジオンでよく見かける、という印象があるのです。

0505_8sasagumo 5.5
ササグモ。成体ですね。迫力があります。
「花にササグモ」というのもつきものでしょうか。
ササグモも律儀なクモでしてね、花が咲く、というとそばにいる。
つぼみのうちから来ていることも多い。
花のそばにいれば訪花する昆虫を捕獲しやすい、という生得的な知識があるんでしょうね。
そういう知識があるとしても、花が認識できなければダメ。
自分の食糧ではないですけど、香りか何かを感知して、やってくるのでしょう。

ニホンカブラハバチ

0421_8nihonkaburahabati 2015.4.21
頭の後方が赤いのが特徴。
0421_8nihonkaburahabati2
スミレの葉にとまってますが、幼虫の食草はアブラナ科の植物。「カブラ」というくらいですからね。
アブラナ科につく緑色の幼虫はモンシロチョウなどですが、黒いイモムシがいたらこのニホンカブラハバチかセグロハバチあたりではないでしょうか。
カブもダイコンもアブラナ科です。
去年はラディッシュに来たような気がします。

アメリカフウロ

0421_5americahuuro1 2015.4.21
この花も写真を撮ろうとすると、かなり難しい花ですね。
なかなか鮮明に写ってくれません。
0421_5americahuuro2
花びらが萎れて
0421_5americahuuro3
こうなっていきます。
フウロソウ科フウロソウ属というのですが。
フウロソウ属フウロソウ属で私が知っているのはゲンノショウコくらいかな。
知っているといっても名前だけです。漢方の「現(験)の証拠」という名前の薬草という知識だけですけど。

とにかく種を播く仕組みが気に入って、「愛でて」おります。

キンレンカ

0421_4kinrenka1 2015.4.21
すごい色の花が咲きます。
0421_4kinrenka2
「距」が目立ちます。

キンレンカ(金蓮花)
別名:ナスタチウム(Nasturtium)、ナスタチューム、ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)
科属名:ノウゼンハレン科キンレンカ属

科名も属名もイメージが全然湧きません。もの知らずです。ナスタチウムという名前は聞いたことがありましたが、キンレンカと一致してませんでした。

冬の間中、ハスのような葉が枯れもせずに持続しまして、ここにきて開花。
「みんなの花図鑑」というサイトでは「園芸上は一年草として扱われる。」とありましたが、全然。
宿根という感じでもない。そのまんま冬を越しました。

★昔話
森山良子さんの「禁じられた恋」という歌があります。
で、
「禁恋歌」みたいな想像が働くんですよね。
歳だなぁ。

真っ白なツツジ

0418_21tutuji1 2015.4.18
これだけ見事に純白というのもちょっとすごい。
0418_21tutuji2
葯だけが花粉を含んで少し黄色っぽいでしょうか。
白い花がこんな風に写ってくれると、ひどく嬉しい。
大抵は、露出オーバーで画像が吹っ飛んでしまうのですが。
よかったよかった。

ノミノツヅリ

0418_17nominotuduri 2015.4.18
ノミノツヅリの花を一輪摘んで、思い切り接写。
メシベは3裂しているようですね。
葯が白いオシベが5本、葯がピンクのオシベが5本あるようなのですが、これが役割分担なのか成熟度の違いとかなのか、よくわかりません。
ホントに小さい花です。

0424_38nominotuduri1 4.24
この雑然とした美しさをご覧ください。
右上にポピーのつぼみ。
青い花はフラサバソウ。
左にドクダミの葉かな。
アメリカフウロの葉も見えています。
で、肝心のノミノツヅリの全体像をお目にかけようと思ったのですが、なんだかなぁ、よくわからない。
0424_38nominotuduri2
花の付近はこういう具合です。

この葉を、蚤が着る「綴り」にたとえたということです。

つづり【綴り】
①つづること。つづったもの。
②つぎあわせた着物。粗衣。また、袈裟。僧衣。今昔物語集[15]「頭の髪は三、四寸ばかりに生ひて―を着たり」
③(spelling)印欧語などの単語を構成する字母の配列。
広辞苑第六版より引用

この②の用例ですね。
しかしなぁ、ノミがねぇ、着るかよ。逞しい想像力です。

ちょっと気になることがありまして↓
http://matsue-hana.com/hana/nominotuduri.html

ネバリノミノツヅリ(粘り蚤の綴り)
1~越年草
ノミノツヅリのうち、茎、葉、萼など全体に腺毛があるものを、変種としてネバリノミノツヅリという。最近道路の路面間隙雑草として分布を広げているようで、帰化植物ではないかと疑われている。花期は3~6月
学名は、Arenaria serpyllifolia var. viscida
ナデシコ科ノミノツヅリ属

[ノミノツヅリ(Arenaria serpyllifolia)]
 日本全土の道ばたや荒れ地、畑などに多い高さ10~25cmの1~2年草。根元からよく分枝し、全体に短毛がある。葉は対生し、長さ3~7mmの広卵形~狭卵形。花は白色の5弁花で直径約5mm。花柱は3個。さく果は6裂する。花期は3~6月。(野に咲く花)

私が見たものが、「腺毛」があるものなのかどうか、判断できません。
この後、周囲のいろんな草草が猛烈に茂りまして、ノミノツヅリは埋没してしまいました。
位置の記憶は定かではないし、実を観察することはできそうにありません。

ヒラタアブ蛹

0418_14hirataabu1 2015.4.18
これはヒラタアブの仲間の蛹です。
ホソヒラタアブ、クロヒラタアブ、ヒメヒラタアブなどが我が家の常連ですが、大きさからするとヒメヒラタアブの蛹にしては大きいという気がします。
0418_14hirataabu2
横から見るとこんな形。
気持ち悪いと思われるかもしれませんが、幼虫はアブラムシを食べる肉食性。
かわいがらなくていいですから、ほっといてください。それもひとつの付き合い方です。
0418_16hirataabu
この日は別の葉でも蛹を見かけました。
これは上の写真の蛹より小さい。ひょっとするとヒメヒラタアブかもしれません。

2015年5月13日 (水)

シャクナゲ

0418_5shakunage1 2015.4.18
前の記事の水車の場所と隣接する東光院の中。
門を入ってすぐ右手。シャクナゲが咲いていました。
大輪で豪華な花です。
0418_5shakunage2
マルハナバチが来たので、シャッターを切ってみたら、花粉まみれの姿がぼんやり写っていました。
クロマルハナバチかな。いつもマルハナバチと言ってしまいますけれど。
0418_8shakunage1
中へ入ると、中にもシャクナゲの木があります。
あれ?地面にずいぶん近いなぁ。新しい芽が生えてそれが咲いているのかなぁ。
とは私の感想。
0418_8shakunage2
上と下で咲いているんです。
新しい株なのかな。

で、このことを妻に話しましたら、さっそく自分も行ってみようと出かけていきまして。
↓笑いながら種明かしをしてくれました。
0418_8shakunage3
木の根の近くから出た細い枝がしなって、その先で花が咲いているのですね。
花の重みで地面に垂れてしまったんだ。
私はこの写真でいうと、右の高い位置から見下ろしたのですね。そう簡単には腰を曲げたくない人ですから。{見下ろす爺さんだ。}
妻は回り込んで低い位置から見てきた。
さすが「腰の低い人」だなぁ。

腰が低い(こしがひくい)
他人に対して態度が謙虚である。
広辞苑第六版より引用

ツツジ

0418_3tutuji1 2015.4.18
水車のそばのソメイヨシノの下。
込み入っていますので、一株なのか二株なのか、よくわかりませんが。
きっと複数の株が入り混じっているのでしょうね。

0418_3tutuji2
よくよく見たら、ツツジの花の中に入っているのは、花が終わって上から落ちてきたソメイヨシノの花。
仕事を終えたソメイヨシノさんを優しく抱いてあげるツツジさんなのでした。

モンシロチョウ

0417_14monsirotyou1 2015.4.17
線路の柵の内側。
花は見えませんでしたが、じっと動かずにいました。
背中から日光を浴びて暖まっていたのかもしれません。
0417_14monsirotyou2
横から撮りたかったけれど、柵の内側ではどうにもならなくって。
真正面から撮ってみました。
ね、花もない、口を伸ばしているでもない、産卵行動をする場所でもない。
日向ぼっこ、でしょうね。
こういう気分の時もあるさ、とね。

オランダミミナグサ

0417_13orandamiminagusa 2015.4.17
気づくようになれば、この花もわかるのですが。
0417_13orandamiminagusa0
花の後のこの状態の方が目立つかもしれません。
これだけで白い花が咲いているような感じがするんです。
繁殖力旺盛です。

甘い香り

0417_4sweetpea1 2015.4.17
香水の瓶の口を開けたよう。
0417_4sweetpea2
香気に包まれます。
0417_4sweetpea3
室内には入れられないですね、濃すぎる。
屋外で風に乗ってふわっと香りが漂ってくるのがいい。
まさしく「Sweet」なお豆さんです。
{但し、食べられません、ご注意ください}

ヒトって、樹上生活の先祖時代からきっと「甘い」ものが好きだったんでしょうね。果実とか。
甘い香り、甘い味。嗅覚と味覚は別の感覚なのに、甘さに関してはまるで同じ感覚のような気がしてしまう。

マユミ

0416_33mayumi 2015.4.16
妻が散歩で撮ってきました。
つぼみがいっぱいだった、と。

0424_19mayumi 4.24
私もこの日行ってみたのですが。まだ咲いてませんでした。
ホント、つぼみがやたらいっぱい。
これ全部咲かせるには、ずいぶんな栄養がいるんじゃないかな。植物だって「体力」を消費するんじゃないか。
でもまあ、花や実が楽しみではあります。
たまに見に行きましょう。

フタモンアシナガバチ

0416_19hutamonasinagabati 2015.4.16
なんだか動きがありまして。体の掃除をしていたのでしょうか。
写真では、後脚をあげている一瞬が写っていました。
トレーニングでもやっているみたい。
昔は私も筋力があったから、両腕と肘で体を支えて足を伸ばすという姿勢が取れましたけど。
今はもう、とんでもない、です。

ヒメヒラタアブ

0416_17himehirataabu1 2015.4.16
上にヒメヒラタアブ。下にも昆虫が見えるのですが。よくわかりません。ヒメナガカメムシかなぁ。
私の意識はアブにしか注がれていませんでした。
0416_17himehirataabu2
アブがキク科の花に頭を突っ込むというのも、ちょっと珍しいかな。
ハチやチョウじゃないんだから。
もっと舐めやすい花ならよかったのにね。
舐めにくかっただろ。

カラスノエンドウ

0416_16karasunoendou 2015.4.16
なんとなく。
内緒話のようにも見えます。ねぇねぇ・・・ね、あれさぁ・・・
ほっぺにチュっ、のようにも見えます。黄色い花が赤くなったりして。
シソ科も口のようですが、マメ科も蝶型の花弁ですから、どうも、ほっぺにちゅ、の感じがしてしまうのでした。

ツメクサ

0416_15tumekusa 2015.4.16
この濃い緑の草は見慣れています。
地面にもあるし、鉢の土の表面にもよく見かける。
ただ花を認識したのは初めてです。
小さな白い花で、よほど顔を近づけないとよく見えない。

0417_9tumekusa1 4.17
翌日もなんとか花を撮りたいとがんばってみました。
0417_9tumekusa2
ちょっと画像が粗いのですが、萼、花弁、オシベメシベ、ちゃんと完備しています。
0417_9tumekusa3
爺さんがんばる。頭がくらくらしそうだ。
ま、このくらい写ればいいか。
かわいい花がいっぱいです。

ツメクサという名前ですが。
シロツメクサの「ツメクサ」とは違います。
マメ科のシロツメクサは「白詰草」。オランダからの輸入品にこの草の枯草を詰めてあったから、という話を聞いています。
今回のツメクサは、ナデシコ科。「爪草」だそうです。葉が尖っていて鳥の爪にたとえたのではないか、ということでした。

2015年5月12日 (火)

アシブトハナアブ

0416_5asibutohanaabu 2015.4.16
キンレンカの葉の上。
太い腿節が見えるぞ。
うるさいな、知ったことか、今、体の手入れ中だい。
メスよりオスの方が太いらしいです。
じっくりとは撮らせてくれないので、見るたびに撮影しては、こういうぼんやりした写真ばかりお目にかけております。
アブなくないアブですから、見かけたら顔を近づけても大丈夫。
じっくりと太い脚を見てやってください。

フラサバソウ・ムラサキカタバミ(訂正:タチイヌノフグリ)

0415_33frasavasou 2015.4.15
フラサバソウ。
これはタチイヌノフグリです。
色はオオイヌノフグリに似てますが、花が小さい。

訂正:花を囲む葉の形が尖っています、これはタチイヌノフグリの特徴です。フラサバソウの場合は丸っこい葉です。コメントを頂きまして、不注意に気付きました。どうもありがとうございました。間違っていたらどんどんコメントください。よろしく。
0416_4murasakikatabami
地植えにしても鉢植えにしても、雑草を抜かないんですよ。
そうすると、こういうかわいいのが自分でやってきて挨拶してくれるんです。
私が何種類かの雑草図鑑を毎回始めから終りまでページを繰るような進歩しない探し方で調べると、妻が、また抜けなくなっちゃったじゃない、と笑います。
そうやって生態系が「豊かに」なってきたのです。
何、雑草園になっただけですけど。
エコロジーだなぁ。

ジュウニヒトエ

0415_29juunihitoe1 2015.4.15
今年は当たり年でしたね。
林のようになりました。
この眺めの向こう側にシラン、テラスの上がホタルブクロやゼニアオイ。
時間と空間が混然となっていまして。
日向ぼっこを存分に楽しんでおります。

コスモス

0415_28cosmos 2015.4.15
去年採った種を播いておきましたら、発芽しました。
双子葉です!と主張してます。

0422_27cosmos 4.22
幼さがとれて、しっかりしてきました。

0501_19cosmos 5.1
コスモスらしくなってきました。

我が家にはいったい何があるんだろうと困惑するような状況です。
みんないっしょにいきてます。

フサスグリ

0415_7husasuguri2 2015.4.15
地味な花。

0422_6husasuguri 4.22
結実率は高くって、花が終わるとすぐ子房が膨らみ始めます。

0430_4husasuguri 4.30
りっぱな実。
もう少し大きくなって、赤くなって。
たくさん取れる場合は、果実酒にすると、赤いお酒ができてきれいなんですけどね。
我が家ではそこまでは稔らない。
自分ちで穫れた!ということが味覚の一部で、うれしい・おいしいなんです。
口に含んで酸味を味わいましょう。

ゼニアオイ

0415_6zeniaoi 2015.4.15
居間の前のテラスに置いた鉢の株。
このあたりが最盛期でした。
花期としてはちょっと早かったのですが、存分に咲ききってくれました。
線路際の株は今が最盛期へ向かう途上。
咲きはじめのタイミングによっては、かなり寒くなるまで咲いていることもあります。
強烈な印象のタチアオイに比べると「しっとり」感がありますね。
通りすがりに見てくださる方々にも好印象を持っていただけるようです。

ヒキガエル上陸開始

0508_7kaeru1 2015.5.8
カエルが上陸を始めた!と妻が教えてくれました。
0508_7kaeru2
いっぱいです。「無量大数」って、まぁ、大げさですけど。
勘定しきれないほど「いっぱい」「次々と」。
0508_7kaeru3
ヒキガエルは大人になると水におぼれます。
ちゃんと陸がなくっちゃいけない。
水槽に分散させたものは、この時期すくい上げて放してやらないとおぼれちゃう。
なかなか忙しいのです。
0508_7kaeru4
小さいんですけどね、いっちょまえのカエルなんです。
幼きものはなべてかわいい。なんたって、全力だもんな。
大人のカエルはのそっとしてますが、チビちゃんたちはガンバル。
100匹のうち1匹大人になれるかなぁ。
敵がいっぱい。トカゲやカナヘビなども狙ってると思いますよ。
生き延びろよ。

0509_2kaeru 5.9
引き続き、上陸は続くのです。
感慨深いなぁ。

ヒルザキツキミソウ

0509_3hiruzakitukimisou1 2015.5.9
土曜日、蒲田の本屋さんへ。
行きは、線路を渡らずに電車に乗りますが、帰ってくると踏切を渡らなければならない。
踏切に立ったら、あれ!もうヒルザキツキミソウが咲いてる。
去年もここを撮影しましたけど、こんなに早かったっけ。
まだ咲きはじめですね、そのうちもっと密に咲くと思います。
0509_3hiruzakitukimisou2
淡いピンクが素敵。好きな花です。
家の前にもあるはずだけど、まだだったよなぁ。
0509_4yuugesyou
ユウゲショウが先行して咲いていますが、ヒルザキツキミソウはまだ。

と思ったら
0510_4hiruzakitukimisou1 5.10
咲きました!
0510_4hiruzakitukimisou2
どちらもアカバナ科で、似ていますが、大きさや色が異なる。
どちらもお洒落な雰囲気でしょ。

★私はよく、つぼみは色が濃縮されていて「濃い」といいますが。
0509_14yuugesyou 5.9
ユウゲショウの花の終わりにしぼんだら、これもまた濃縮されて色が「濃い」のですね。
そうだったのか。
この後、結実すると、それがまた面白い。雨に濡れて開裂して種を播く。乾くと閉じる。
去年そのことを知って、驚きましたっけ。
今年もまた実験してみようっと。

地球暦

★毎日新聞のコラムです。

憂楽帳:地球暦(毎日新聞 2015年05月09日 中部夕刊)
 この春から「地球暦」という壮大な暦を活用している。太陽系を縮尺した円盤状の時空間地図で、地球の1年を捉えることができる。数字が羅列されただけのカレンダーとは違って、毎日、太陽を中心に惑星の位置をピンで左回りに動かしていく。
 地球暦を提唱するのは、古代の暦と天文の関係を長年研究している静岡市の杉山開知(かいち)さんだ。農業従事者や教育現場にも広がりつつある。「誰しも何月何日かを知っているのに、『何月何日っていったい何?』と問いかけると、いきなり分からなくなってしまう」
 例えば、二十四節気の立夏は6日だった。夏の気配が感じられる頃とされるが、春分を起点にする地球暦では、地球が45度公転したことを示す。そもそも、毎年の二十四節気が何月何日になるかは、国立天文台が決めている。地球暦は、日付の本質が太陽、月、地球の位置関係にほかならないと気付かせてくれる。新聞づくりは、時間や日付に追われる作業だ。地球暦を眺めていると気ぜわしい日常を忘れ、宇宙の視座を手に入れられる。

我が意を得たり。ですね。

太陽系を見下ろす「神の視点」を持ちますとね、月の満ち欠け、潮の干満、金星・木星の見え方、地球の地軸の傾きと季節の関係、太陽高度、日の出・日の入りの方角・・・などなど、いろいろなものが自由に見えるようになるんですよ。
そして同時に、地表に暮らす「人の視点」と合わせながら季節を見る。
宇宙と地上と、自在に往還して生活する、楽しいことと思いますが。

ぜひ、そういう「複眼」をお持ちください。

2015年5月11日 (月)

ハグロハバチ

0415_5hagurohabati 2015.4.15
ハバチの仲間だろうということは大体すぐわかるんですが。
私にとっては、あまり見かけない種類でした。
調べていったら、ハグロハバチのようでした。
幼虫の食草は「スイバ」だそうです。
どうも、スイバというのを私は認識していません。
庭にはない、はずです。タデ科だそうです。

バラ科植物の葉を食べるチュウレンジバチなどは、いくらでも見かけるのですが。
桜桃や八重桜などもありますし、ツツジもありますし。
こういう昆虫の飛翔能力・行動範囲というのがよくわかりませんが、その範囲内にきっとスイバがあるんでしょうね。どこかな。

スイートピー

0415_3sweetpea1 2015.4.15
スイートピーの季節です。
0415_3sweetpea2
この2色の他に、赤紫やピンクの花も咲くはず。
妻は花の色を書いたタグをつけて、色ごとに種を採るんですね。
多少ばらつきはあっても、大体タグに書かれた色の花が咲くことが多い。
結構忙しそう。
それにしても、なんとも佳い香り。
思わず深呼吸してしまいます。
まさしくSweetな花です。
ベランダ、玄関脇、線路際などあちこちで咲いています。
気持ちいいですよ。

ツマグロヒョウモン

0414tumaguro1 2015.4.14
手乗りチョウの幸せ。
なんとも言えませんね。
0414tumaguro2
そばのレンゲソウの花にとまって一休みして旅立ち。
これはメス。庭にはあちこちスミレの仲間を生やしっぱなしにしているからね、産卵していいよ。
0410_6sumire 4.10
これもそういうツマグロヒョウモンを意識したスミレ。
本来、紫の花が咲くはずですが、なぜか白い花を咲かせています。
ツマグロヒョウモンは南方系のチョウだと思いますが、どういうわけか冬に強い。
11月にも産卵したり。幼虫は冬の間も生命活動はスローになりながらも食草を食べ続けて成長します。冬のスミレ科というと、パンジーなんかですね。
我が家でのスミレ科植物は、基本的にツマグロヒョウモンの食べ物なのです。

カシワバアジサイ

0412_5kasiwabaajisai 2015.4.12
私が泳ぎに行くプールの前。
そのうち花も咲くでしょう。

このプール、今年の冬に別の場所に移転します。
その時新しい場所へ連れていってもらえるかどうか。
3月末に目の前の浅間神社下のサクラなどもお目にかけてきましたが。
見納め、ということでしょうかね。

クンシラン

0412_3kunsiran_ 2015.4.12
我が家のクンシランは手入れをしない割に確実に咲いてくれます。
写真右下にムラサキカタバミを入れておきました。
同じ鉢で一緒に生活しています。

0423_3kunsiran1 4.23
妍を競う、というのかなぁ。
カタバミの方がボリュームでは負けますけどね。
0423_3kunsiran2
ふと思ったのですが。
「一点から等距離にある点の集合」
平面上でなら、これは「円」ですが、三次元空間内ではこれは「球」ですね。
「一点からほぼ等距離に咲く花の集合」はほぼ球になるんだよな、と今更ながらに認識してしまいました。球形に咲く花って結構多いですよね。

ガガンボ

0411_2gaganbo 2014.4.11
ガガンボであることに間違いはないと思いますが・・・。
ミカドガガンボかな、とも思いますが、翅を閉じているので、腹部の模様も見えないし・・・。
どうにも自信がありません。
ガガンボって、大きさの割に、ひ弱な昆虫だという印象です。

ハハコグサ

0411_1hahakogusa 2015.4.11
雨に濡れたハハコグサ。

0501_21hahakogusa1 5.1
タンポポほど目立ちませんが、やはり実には冠毛があります。
今の時期、あちこちで冠毛のある実を見ますが、オニタビラコやノゲシや・・・いっぱい種類があるので、実で見分けることは私にはできません。「お、キク科の実だ」としかわかりません。
0501_21hahakogusa2
写真を撮っていたら。
アシブトハナアブがやってきて、目の前にとまりました。
太い脚は隠してました。
{横顔を撮らせてくれると、脚も写るんだけどな。}

ポピー

0410_17poppy 2015.4.10
ポピーのつぼみは下向き。

0416_21poppy 4.16
花は上向き。
この後、どんどん咲いて、にぎやかになっています。

去年は大分晩くなってからポピーの実の撒布方法というのを知りましたので、今年は、熟していく経過の中でもう一回観察しようと思っています。

ヤエムグラ

0410_15yaemugura 2015.4.10
ヤエムグラの花がいっぱい。
この状態と、実が熟してくるときの姿がかなり違います。

0421_27yaemugura 4.21
これが若い実です。
実の茎が伸びて2個単位で熟します。
丸っこいので、私にはこの方が「ふぐり」っぽく見えますが。
オオイヌノフグリの実はちょっと扁平ですからね。

2015年5月 8日 (金)

アスパラガス

0410_2asparagas1 2015.4.10
これ、アスパラガスです。
0410_2asparagas2
つぼみがついてます。

0422_3asparagus 4.22
もう咲きそうですね。

0423_1asparagus1 4.23
咲きました。花びらが半透明です。
0423_1asparagus2
花の中の様子がよくわかりません。

0426_1asparagus1 4.26
再トライ。
0426_1asparagus2
雌雄異株だそうです。
そうするとこの花は雄花のようですので、雄株ですか。
雌株があったかどうか、チェックし忘れました。

★話の方向を転換して。
私共団塊の世代は、昔の食べ物と現在の食べ物の「端境期」に成長してきました。
アスパラガス、それもホワイト・アスパラを食べたときは衝撃でしたね。
訳の分からないショックに包まれたものでした。
生野菜をバリバリ食べるようになったのも大分成長してからだし。
ついでに、野菜じゃないですが。
ベーコンといったら「鯨ベーコン」だったのです。小学生の頃は。
で、初めて豚のショルダーベーコンなど食した時はショックでしたねぇ。ベーコンってこんな味のするものなのか。こんなうまいものが世の中にはあったのか、とカルチャーショックに包まれたのでした。
ナチュラルチーズというものを初めて食べたときは、セッケン齧ってるような気がしたっけなぁ。
古い話です。半世紀以上も前の話だもんな。

土手

0409_20dote 2015.4.9
多摩川の土手にも行ってみたのですが、花がいっぱい。
ちょっと白っぽいけれど、ムラサキハナナじゃないのか。アブラナ科の花です。
で、ちょっと気になることがありまして。

「デジタル朝日 2013年04月18日15時10分」の記事。

土手の菜の花、決壊の一因? モグラ集まり、穴だらけに
 川沿いの土手を黄色に染める菜の花。見た目は美しいが、実は堤防の強度を落とす「天敵」だという。ミミズが集まり、それを目当てにモグラも来て、地中が穴だらけになるからだ。国土交通省九州地方整備局は、菜の花などが生えにくい芝生に植え替えを始めた。春の風物詩は消えてしまうのか。
 ・・・
 「アブラナ科の植物は花はきれいですが、実は土手の天敵」。九州地方整備局河川管理課の課長補佐は話す。菜の花が枯れた後の腐った根をミミズが好み、それを餌とするモグラが増える。巣穴が広がって地中に空洞が増え、豪雨などの際、表土が流されやすくなる。根を深く張るアブラナ科の植物は特にミミズやモグラを集めやすく、九州北部を襲った1953年の水害では、筑後川や白川(熊本県)の堤防決壊の一因となったとされる。
 筑後川河川事務所は3月下旬、雑草を刈って約3万平方メートルに試験的に芝を植えた。従来の芝より密度が高く、菜の花や雑草が芽を出しにくい種類だ。
 ・・・

というわけで、堤防の強度が落ちるというのですね。
おいおい、大丈夫かよ。
多摩川が増水して、この堤防が崩れたら我が家は水没しますよ。
モグラならいますからね、ここらへんには。
気になるところです。

カゴシマベニ:八重の梅

0409_14kagosimabeni1 2015.4.9
通称「ターザン公園」の梅の木の下。
「遅咲きで濃紅色の八重咲き」とあります。
見上げれば
0409_14kagosimabeni2
これですね。4月上旬の梅です。
0409_14kagosimabeni3
そうなんだ。ちょっと珍しいですね。

ところで、このカゴシマベニのすぐ横に
0409_13ume1
こういう白い花もありまして。
0409_13ume2
八重咲き。

ナンダロ?
カゴシマベニではない、なんたって白いもん。
さて困った。
わからないのでした。{まさか、桜?}

アケビ

0409_11akebi1 2015.4.9
ゼッタイ見たことがあるんだけど、思い出せない、脳がかゆい。2,3年前ですね。
やっとたどりついたのが「アケビ」。
0409_11akebi2
これは雌花。棒状のものがメシベです。
0409_11akebi3
雄花がいっぱい。

おんぼろな記憶力です。場所の記憶も薄くって、実ができるはずの頃には、まるっきり頭の中から消えてしまいます。おそらく、今年もまた・・・。
ちゃんと記憶しなければいかんのになぁ。

レンゲソウ

0407_6rengesou1 2015.4.7
何だか変ですね。これレンゲソウ?
0407_6rengesou2
雨に濡れて下向きになっているんです。
寒いよ、濡れるよ、とうなだれているのです。
晴れて乾燥すれば「顔をあげて」くれます。そしていつも見るレンゲソウの姿に戻ります。

四長オシベ

0406_40komatuna 2015.4.6
コマツナの花です。
典型的な四長オシベが見えます。
0406_40komatuna2
アブラナ科の花の特徴なのですが、なぜ4(長)と2(短)なのかについて、日本植物生理学会のサイトで見つけましたのでご紹介します

http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3063
アブラナの雄しべの長さ

4本の長いオシベと4本の短いオシベがあったあったものが、進化の過程で、短いオシベが退化していく過程にあるのではないか、という一つの考え方が提示されていました。
進化的史な時間を生きることができたら、行く末がわかるかもしれません。

オタマジャクシ

0416_9otamajakusi 4.16
水面を押し上げて波を立てるオタマジャクシの群れ。

0502_8otamajakusi 5.2
オタマジャクシに脚が出てるわよ、と妻に言われて、外出際に一枚パチリ。
なるほど。

0504_7otamajakusi 5.4
もうちょっとちゃんと撮りたいな、とトライ。
おみごと。
上陸も近くなりましたか。
何匹生き残れるか。わかりませんが、もう何年もここを故郷にしてヒキガエルが維持されています。
感慨深いなぁ。

ラナンキュラス

0406_39lananculus1 2015.4.6
ラナンキュラスの花が咲きはじめました。
去年は線路際で栽培したのですが、今年はちょっと引っ越してもらってベランダで生活してます。

0410_1ranunculus1 4.10
なんだかこう、すっごく「こってり」と咲いてくれます。
この写真の右の花に「虫パターン」が見えます。パソコンで見て気づいたものですが。
0410_1ranunculus3
拡大してみるとこうです。
「ウジ虫」っぽいですね。でもハエがこんなところに産卵するわけはない。
ヒラタアブの幼虫だと思いますが、確認できませんでした。
ヒラタアブの幼虫なら、見かけはウジっぽいですが、アブラムシを食べますので、嫌わないでくださいね。

0412_1ranunculus1 4.12
少し花の中心部が見えます。この盛り上がりが見えるとラナンキュラスだなぁ、と感じます。

0417_2lanunculus1 4.17
こうだと、まるで薔薇。こってりした感じになりました。
今年のラナンキュラスは濃いなぁ、と二人で眺めました。

0426_3lanunculus 4.26
こうなればラナンキュラス。ゼッタイ。

★ところで、園芸品種ではよくあることのようですが、属名で販売されている。
ラナンキュラス(Ranunculus)というのも、属名です。

目  :   キンポウゲ目 Ranunculales
科  :   キンポウゲ科 Ranunculaceae
属  :   キンポウゲ属 Ranunculus
種  :   ハナキンポウゲ R. asiaticus
普通にラナンキュラスと呼んでいるのは「Ranunculus asiaticus」の、更に園芸品種だと思います。

0417_22tagarasi 4.17
これ「タガラシ」ですが

目  :   キンポウゲ目 Ranunculales
科  :   キンポウゲ科 Ranunculaceae
属  :   キンポウゲ属 Ranunculus
種  :   タガラシ R. sceleratus
タガラシって「Ranunculu sceleratus」というラナンキュラス属の一つの種(しゅ)なんですね。
今度タガラシを見たら、「あ、ミニ・ラナンキュラスだ」と言ってあげてください。
真ん中の盛り上がり、いかにもラナンキュラスでしょ。

ツマグロヒョウモン

0406_38tumaguro1 2015.4.6
ツマグロヒョウモンのメスが羽化して旅立っていきました。
0406_38tumaguro2
なんだか「瞳」があるような写り方ですね。
触角が眉毛のような感じで表情を感じてしまう。
0406_38tumaguro3
羽化したチョウが飛び去った後、ケースの蓋から中の蛹を撮影。
この蛹、蛹になって間もないものです。
記憶に間違いがなければ、3月末に妻が外で「呼びかけられて」連れてきたあの幼虫が蛹になったもの。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-05cc-1.html
2015年3月30日 (月)「ツマグロヒョウモン」

買い物の帰りに、妻がいつもスミレの葉を採る場所のそばを歩いていると
なんだか呼び声が聞こえたような気がしたのよ

なんだかね、幼虫に声をかけられるとはね。私共夫婦、だんだん人間離れしてきたみたいですよ。
なにはともあれ、無事蛹になれてよかった。
おばちゃ~ん、と声をかけてきたかわいいチョウチョですからね。

0406_38tumaguro4
こちらはもう蛹になってからの時間が長いもの。
5対ある「輝く突起」の片側が銀色に光っています。
上の、蛹になりたてのものでは、この突起が白いですね。
それが時間がたつと銀色になる。反射の仕方が変わるようです。
屈折率の関係でこのように輝くようになるのだろうと思っています。
きれいなものですよ。

2015年5月 7日 (木)

言葉は跳ね返ってきます

浡「自己言及のパラドックス」という話をしました。↓ここです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-af54.html
2015年4月28日 (火)「今年はウソつきません」
自己言及のパラドックスというのは

「この文は偽である」
「私は嘘つきである」
クレタ島の人が言った「クレタ人はみんな嘘つきだ」

こういう厄介なやつです。
今回の話は、それそのものではないのですが、ちょっと気になる文章を見ました。

折々のことば:32 鷲田清一(デジタル朝日 2015年5月2日05時00分)

 本当に思っていることを、うまく書けない文章のほうがときには文章としては上である。
 (荒川洋治)
     ◇
 詩人は「言葉と意味との食いちがう部分」をしか信じないと、かつて大岡信さんは言った。言葉はいつも過剰か過少で、出来事や経験とぴたり一致することがない。が、その隙間に、祈りや悔い、希望や絶望が棲(す)みつく。そのちぐはぐさ、噛(か)み切れなさこそ大事だと現代詩作家の荒川さんは考える。胸をなで下ろすというより、よけい怖くなる。「文芸時評という感想」から。

この4月から始まった連載です。ただね、どうも、いいにくいけど、「これはすごい」という「ことば」に出会いません。
鷲田さんには申し訳ないのですが、寸評に噛みつきたくって仕方ない。
我ながら嫌味な爺さんになってきたよなぁ、と、渋い気分ですが。

もし荒川さんご自身がこの文を、「今、思っていることを、うまく書けたよなぁ」と思っていらっしゃったら、この文は「上ではない」かもしれませんね。
もし荒川さんがこの文について、「いろいろ工夫はしてみたが、どうも思ったことの全貌がうまく書き切れてないよなぁ」と思っていらっしゃったら、この文は「上」かもしれないですね。

文章、言葉というものは、発されたら、書かれたら、それは常に自分自身にも跳ね返ってくるのです。怖いですね。
いまブログを書いていても、この文はやはり私自身に跳ね返ってくる。ヤバ。

★もう一つ。
「詩人は『言葉と意味との食いちがう部分』をしか信じない」と大岡さんがおっしゃったそうですが・・・。
詩人って、やっぱり厄介な人たちだなぁ、というのが正直な感想。私にはとても付きあいきれません。
科学に携わってきた人間としては、「言葉と意味との食いちがう部分」をなくさなければ話になりませんからね。
科学用語が嫌われるのはそのせいなのですけれど。
言葉に与える意味を限定し、ある言葉が用いられたら、その意味は一つしかない、という形で科学者のコミュニケーションはなされます。
含蓄とか、多様な意味とかを可能な限り排除しなければ、科学のコミュニケーションは成立しないのです。そのかわり、世界中どこでも通用します、科学の用語をその意味で使う限りね。

私は長年そういう言語に親しんできましたから、どうも詩の言語は苦手です。

私は深味のない人間で、薄っぺらぺんです。ですから、私の言葉はに含蓄なんてものはありません。
ストレートに捉えてください、ありもしない含蓄なんか決して汲み取らないように。
私の言葉は100%。それ以上でもそれ以下でもない、と標榜して生きてきた人間です。

パンジー

0412pansy1 2015.4.12
妻がけらけら笑いながら写真を撮ってきました。
こんな割れ目に小さな小さなパンジーが立派な花を咲かせたのよ。
鉢のパンジーの種をアリが運んだのでしょうね。
こんなところに播いてしまった。
0412pansy2
ちいさんですけど、立派なおじさん顔。

0415_23pansy1 4.15
大分、花が傷んではきましたが、頑張っています。
次のつぼみもあります。

0421_28pansy 4.21
咲き継いでいます。
立派だなぁ。
やがて暑くなると今シーズンを終えるのでしょうけれど。
なんだかうれしいですね。君たち、スゴイね。

アメリカフウロ

0418_11americahuuro 2015.4.18
アメリカフウロの葉と花の特徴を。
昔は雑草なんて、どこにでもあるようなものでしたが、最近は逆に、雑草ですからちゃんと見ないと見つからない。
園芸家は雑草みんな抜いちゃうし。公園も手入れがやたらといいし。
そもそも雑草が茂るべきむき出しの地面というものが都会では減ってしまった。
どうぞ、雑草をはやしてください。いろいろ面白いんですから。

0421_5americahuuro4 4.21
これが稚い実です。

0427_19americahuuro 4.27
実と子房の関係が見えるでしょうか。
知っていれば、なるほどはじめはこうなのか、とわかるんですけど。

0501_22americahuuro 5.1

0505_13americahuuro2 5.5
熟すとこういうふうに黒くなります。
この独特の姿は一度覚えれば忘れない。
で、これが弾けますと
0505_13americahuuro1
こうなります。
てっぺんを支点にして、果実の皮が反り返り、種子を跳ね飛ばすわけですね。
バスケットが残ってます。
まるで「投石器」ですね。

植物が開発した種子を撒布する方法には全く驚かされます。
カタバミやスミレやカラスノエンドウなど、いろいろ弾けますが、このアメリカフウロもまた、非常にユニークな方法です。
探してみてください。

ヤグルマギク

0501_2yagurumagiku1 2015.5.1
つぼみが膨らんできました。
花の色の「予告編」付です。
0501_2yagurumagiku2
別の色。
萼ですか、ギザギザしていて面白い。

0503_3yagurumagiku1 5.3
咲きましたね。
0503_3yagurumagiku2
鮮やかです。

0505_2yagurumagiku1 5.5
写真では白っぽいですが、薄~いピンクです。
0505_2yagurumagiku2
つぼみが交差してます。
つぼみの色は濃いので、このピンクのつぼみも開けばもう少し薄くなると思います。
この季節、あわただしいくらいに花が咲く。
楽しくって仕方がない老夫婦です。

スイカズラ

0503_16suikazura1 2015.5.3
スイカズラのつぼみです。
0503_16suikazura2
先端部を見てもなんだかよくわかりません。

0505_7suikazura 5.5
咲いた!
単独で咲くのもありますが、こんなふうに並んで咲くのが多いという印象です。
咲き始めは白くて、何日か経つと黄色っぽくなるはずです。
で「金銀花」というような別名もある。
どうなるか、またいずれご報告します。

ブーゲンビリア

0426_5bougainvillea 2015.4.26
お、ブーゲンビリアが開き始めたぞ。

0503_6bougainvillea1 5.3
咲いた!と思いそうですが・・・
0503_6bougainvillea2
外側の3枚はどう見ても「葉っぱ」みたいですね。
苞ですね、これは。
0503_6bougainvillea3
中心の3本が花のようです。
それにしてもこの色、なんというか、しびれますね。スゴイ。

0505_3bougainvillea 5.5
花が咲きました。
この状態では花の構造はよくわかりません。
ばらす気はないので、このまんま観賞します。

「濃い」なあ。
ドキドキするような濃さですね。

ディジタリス:3

0504_1digitalis0 2015.5.4
翌日、雨戸を開けたら!あら花の色が変わった。
花が成熟していくんですね。
0504_1digitalis1
成熟度の違う花、二つ。
0504_1digitalis2
濃い色の模様の周囲を白く残してその外が紫という科ピンクというか、色が変わっていくのですね。
0504_1digitalis3
また中を覗かせてもらいました。
0504_1digitalis4
暗い画像を編集ソフトで強引に明るくしました。
どうなのかな、手前・上の黄色っぽい房状のものがオシベ、あるいは葯かな。
メシベがどういう風になっているのかは把握できませんでした。何かが見えてますけどね。
花を分解する気にはなりませんので。

★さて、ワタクシ、教えていただいたようにディジタリスで話をしてきましたが、日本では通常Digitalisをジギタリスと読んでいます。今なら迷うことなく「ディジタリス」と読むでしょうけど。
近年のディジタル技術はすごいですね。
ディジタルとアナログの違いは?
ディジタルは「ディジット=指、で勘定する」「離散的な」量ですね。。
アナログは「連続的な」量です。

ディジタリスはおそらくその元々の「指」の意味からついた名前でしょう。
花を見ていると、「指サック」という気がしますけど、昔は指サックはなかったろうな。
「指帽子」くらいでどうですか。
finger hat とか。{そういう英語があるかどうか知りませんけど}

狐の手袋という呼び方もあるそうですが、個人的には「指帽子」が気に入っています。

{別件:近年のジギタル技術はすごいですね}

ディジタリス:2

0503_1digitalis1 2015.5.3
わ!咲いた!
0503_1digitalis2
こんな白い花だったっけ。
品種が違うのかな?
花びらの内側に模様がありますね。
下の花びらは紙の箱を折りたたむように、たたまれていましたので、この模様が裏から透けて見えていたのです。
0503_1digitalis3
花の中。上の方にシベがあるようですね。メシベオシベの区別などはよくできません。


ディジタリス:1

0422_2digitalis 2015.4.22
今年はベランダでディジタリスを育てています。
統一地方選の期日前投票にモンパルでとことこと出かけた帰り道

0424_6digitalis_ 4.24
これが、我が家にとっては「本家」ディジタリスなのです。
ここのお家の方が、栽培されていまして、イギリス暮らしの長かった方のようですが、この方に「ディジタリス Digitalis」と教わりましたので、私にとってはディジタリスなのです。
通常は、ジギタリスという名前で通っている植物です。

0429_1digitalis 4.29
わ!つぼみに花の模様が透けてきた。

0501_1digitalis2 5.1
もうすぐですねぇ。

この花と出会った経緯などは下の↓リンクから、よろしかったらどうぞ。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-e3d4.html
2012年4月23日 (月)「なんだろう?」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-b149.html
2012年4月23日 (月)「ディジタリス」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9f44.html
2012年5月29日 (火)「ディジタリス:1」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-3703.html
2012年5月29日 (火)「ディジタリス:2」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-b149.html
2013年6月10日 (月)「ディジタリス」

2015年5月 6日 (水)

45度日

今日は太陽が春分点から45度進んだ「45度日」で~す。

★5月2日は八十八夜でした。今日5月6日は立夏です。
5月2日の天声人語の冒頭

(天声人語)八十八夜の茶の香り(デジタル朝日 2015年5月2日05時00分)
 つい先ごろまで寒さに震えていたのに、きょうはもう八十八夜、立春から数えて88日目である。・・・

「立春から数えて88日目」ということは誰でも知っていることですが。
ハテ、立春の翌日は1日目なのか2日目なのか?ドッチデショ。
昔からの数え方ですから、おそらく当然、立春の日を「1」とカウントし、翌日は「2日目」でしょうね。「ゼロ」は、なしだろうなぁ。
しかし、カクニンしなくっちゃ。
88days
エクセルのA列に日付関数で立春から立夏まで記入し(ドラッグで)、行番号と対比できるようにしました。
ハイ。2月4日の立春を「1」として、5月2日が「88」です。
あってましたね。ゼロからはカウントしていない。
立春を1としてカウントが始まるのでした。
二百十日なども同じです。

★C列に「太陽黄経」を書き込んでおきました。
春分を0度として、太陽の位置を黄道上の角度で示すものです。
立春は春分の45度手前。立夏は春分から45度進んだ位置。
立春から立夏まで、90度進むわけです。
地球の軌道は楕円ですから軌道速度は一定ではなくわずかに変化しますが、めんどくさいので、真円の軌道を一定の速さで進むと近似してみましょう。
すると、360度を365日で進むのですから
360/365=0.9863度/日
大雑把には一日一度進むと考えて大きな誤りはありません。
立春から立夏まで、90度を約90日で進みます。(ちゃんと計算すると91.25日ですから、92日ですか。表をご覧ください、92行目に立夏があります)。
というわけで、
八十八夜は立春から88度進んだ位置に太陽がありますので、もうすぐ立夏だね。と。
   夏も近づく八十八夜♪
というのはそういう意味なのですね。

今年、二百十日は9月1日です。
夏台風の時期が過ぎて、秋台風の季節ですね。
そのことを知らせ、警戒を心がけるように、というのが二百十日です。

旧暦は「月」の暦なので、季節とは一致しなくなります。
そこで、季節を生み出す「太陽」の暦を書き込みたい。それが二至二分四立や二十四節気であり、二百十日などなのです。
旧暦のカレンダーから季節は把握できません。
太陽暦である二至二分四立や二十四節気で季節を知ることができるのです。
この辺りを理解していない方が多くてね。哀しい。
二至二分四立や二十四節気は「古い暦の言い伝え」だから、まだ暑いのに立秋になった、とか文句を言うんですね。
一方で、「古いものはよいものだ」という懐古的な思い込みから、古い二至二分四立や二十四節気は優れていると思ったり。
どちらも間違いなのですね。
「日本人の優れた感性」なんて「日本人スゴイごっこ」はやめましょう。世界中の人がみんなスゴイのです。みんなそれぞれその土地の季節を生きているのです。日本人だけが季節感に優れているとかいうわけではありません。

素直に、太陽暦によって、太陽が生み出す季節を知り楽しめばよいのです。

★ちなみに、
春分を「 0度日」
清明を「15度日」
穀雨を「30度日」
立夏を「45度日」
小満を「60度日」
芒種を「75度日」
夏至を「90度日」
・・・
といっても何の差し障りもないですね。
変な「色」がついてないだけさわやかかも。{「さわやか」は秋の季語です}
「おぉ、太陽がここまで進んだか」と体感するにはこの方がいいかもしれないですね。

5が10ケ

連休中はお休みですが、昨日のことなのでちょっと一筆。
201日午後5555
あれ?5が8ケじゃないですか、ボケましたね。
0505_17_5555
2015年の「5」は表示されていませんので、とってつけたもの、ですが。
写真をよく見てください。5が9ケ写ってるんですね。
なんという偶然!こういうことってあるんだなぁ。
湿度55
これは全く意図していないところでした。あは。

連休でいろんなことができるような気がしていたのですが、結局何にもしなかったなぁ。
食っちゃ寝、食っちゃ寝。
高齢になると睡眠時間が短くなるなんてまるっきりのウソです、私に関する限り。
いっくらでも眠れます。
今日もまた、よく寝られそうだ。

2015年5月 1日 (金)

ツマキチョウ:2

0418_24tumakityou1 2015.4.18
ヒメクチナシの枝でしょうか、ツマキチョウを見かけた妻の撮影。
多分この間のと同一個体でしょう。
0418_24tumakityou2
褄の黄色を撮りたかったそうですが、なかなか難しかったようで。
ぶれていますが、黄色が見えます。
0418_24tumakityou3
クサボケにとまったところです。
黄色があまり写らなかったことを除けば、いい写真です。
夫婦して、ツマキチョウのファンです。

モンシロチョウと同じく幼虫の食草はアブラナ科の植物です。
ただ「一化性」といいまして、年に一回しか羽化してこない。
ですから、今こうやって見ている成虫が卵を産むと、孵化、成長・脱皮、蛹化までいって、そのまんま来年の春まで蛹で過ごすのです。
ほぼ一年間、飲まず食わずで蛹で過ごすんですよ。なんだか、ちょっと、想像を絶するなぁ。

アゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリなど普通に接している多くのチョウは、一シーズンに複数回、羽化してきます。
ツマキチョウやギフチョウなどは一化性なんですね。
蛹化して一年経って羽化したら、環境が激変していた、というようなことがあると、絶滅しやすいのですね。
一化性では環境変化に弱いということで、多化性へと進化したのではないか、ともいいます。
ツマキチョウなどが安定的に生息していられる環境を保ちたいですね。

ツマキチョウ:1

0406_36tumakityou 2016.4.6
レンゲソウにきたツマキチョウ。
動きを止めてくれないのでぼやけていますが、特徴は出ています。
「褄黄蝶」なのです。
翅の「褄」=先端部に黄色い模様があるのですね。

0409_27tumakityou1 4.9
昼の散歩を一周して門に戻ってきたら、門の内側に置いてあったデュランタかな、に、ツマキチョウが止まっていました。
とりあえず、門扉の隙間から証拠写真を一枚。
0409_27tumakityou2
そ~っと門扉を開けて、静かに中へ入りまして、また一枚。
でも、顔は見えない。
後翅の裏側がこういう模様なのだ、ということはしっかり撮れました。
黒いのではなく、緑の混じった濃い色の模様です。
0409_27tumakityou3
なんとか お顔拝見。
0409_27tumakityou4
虫の美しい顔にしびれる、というのは変ですか?
岩合さんはネコに「美人だねぇ」と声をかけながら撮影していますが、私もチョウに「きれいだねぇ、かわいいねぇ」とつい声をかけてしまうのです。なんだか、変な爺さんになってきたなぁ。

で、チョウが落ち着いていてくれたので、妻を呼んできて、じっくり二人で眺めました。
妻もこのチョウを気に入ったようで、その話を次に書きます。

ニホントカゲ

0406_32tokage 2015.4.6
ちょっとコロンとして、尻尾が短めのトカゲを見かけました。

0415_25tokage1 4.15
上の個体と同じかどうかはわかりませんが、尻尾を自切したトカゲに出会いました。
かなり動きが鈍い。自切という出来事の直後だったのではないか。
0415_25tokage2
でも、穏やかな顔ですね。「昂ぶり」はない。
人間だったらものすごく昂ぶった顔になると思うな。
人間って、感情容量が小さいというか、すぐ激してしまったり、落ち込んじゃったり。
もうちょっと感情容量を大きくしませんか?多少の感情の揺れなど、表に出さないでおきたいと私は思うんですよ。小さな器はすぐあふれる、底が浅い。大きな器の深さを誰が知り得ましょうか。

0416_25tokage 4.16
翌日見かけたトカゲ。
これは15日に見た自切した個体でしょう、ほぼ確実に。
素早く走って行きました。元気そうで安心しちゃった。
やがて尻尾は再生します。自切の跡は残りますけどね。
元気でね。

シジミバナ

0406_28sijimibana1 2015.4.6
ご近所のシジミバナ。
今年は花のボリュームが小さいようです。
0406_28sijimibana2
後姿。

何度見てもこの花、「シジミ」には見えないのですが、ワタシには。
シジミの剥き身を見て、この花と似てますか?
ワカラン。
広辞苑の「漢名・笑靨花」ならいい。「笑窪(エクボ)花」。
「小米花」はちょっとね、そんなに小さな花じゃない。
小米花はユキヤナギにお任せしましょう。
英和辞典を引いたら「bridal wreath」とありました。花嫁の花束かな。これはきれいだし豪華だし、いいと思うな。
シジミバナが一番似つかわしくないように思うのですけれど・・・。言い過ぎか。

しじみ‐ばな【蜆花】
バラ科の落葉低木。中国原産。高さ1~2メートル。葉は小さく卵形。4月ごろ新葉とともに、白色重弁で小球状の花を節々につける。観賞用に栽培。コゴメバナ。漢名、笑靨花。
広辞苑第六版より引用

brídal wrèath
〔植〕 シジミバナ,コゴメバナ《バラ科シモツケ属》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/rosaceae/sijimibana/sijimibana.htm

シジミバナ Spiraea prunifolia (バラ科 シモツケ属)
 シジミバナは中国原産の花木で、庭園などに植栽されている。八重咲きであり、雄しべや雌しべは退化しているので種子はできない。小さいけれどもバラによく似た花の造りである。和名は花の様子をシジミの内蔵に例えたものという。シジミをじっくりと観察しながら食べてみる必要がある。しかし、花を見ているともっとかわいい名前がなかったものか・・・と思ってしまう。別名にはハゼバナあるいはコゴメバナというのもあるとのことであるが、どれもふさわしくはない。

ナミテントウ

0406_20namitento 2015.4.6
これはナミテントウでまず間違いのないところですが、ナミテントウの模様の多型はものすごいのです。
0406_34namitentou1
あまり見たことのないパターンなのですが、ナミテントウだと思います。
0406_34namitentou2
赤と緑に黒が映える。
で、キミ、ナミテントウでいいんだよねぇ。

スミレに白い花

0406_16sumire 2015.4.6
このスミレ、もともと薄い紫の花が咲くスミレなんですけど。
どういうわけか、白い花が咲いてしまいました。
すごく薄い紫なのかもしれません。

庭にはいろんなスミレがありまして、花も素敵ですが、やがてツマグロヒョウモンの子どもたちの食卓に上がることになるのです。
以前、エゾスミレもあったのですが、いつの間にか失ってしまいました。
あれはツマグロヒョウモンの餌としてではなく咲かせたいものだね、と妻と話しております。
あの独特の白い花はいいよなぁ。

ホオズキカメムシonタチアオイ

0406_11hoozukikamemusi 2015.4.6
この場所は、去年までオーシャンブルーが生えていた場所。
オーシャンブルーはちょっとパワフル過ぎましてね。で、今年はやめよう、ということにしました。
で、ホオズキカメムシはヒルガオ科の花が大好きなのです。
アサガオなどにもよく来ます。
去年もオーシャンブルーで大量に暮らしていました。
そのそばで越冬していたのでしょうね、出てはきたのですが、ヒルガオ科の植物がない!
ある意味、申し訳ない事態ですが、ごめんね、君たちを育てるために植えていたわけではない。
そのうちアサガオの仲間も出てくるでしょう。
それまでの間、お口に召さないかもしれないけど、我慢してください。

カジイチゴに

0406_10kajiitigo1 2015.4.6
ハチでしょうか。
花に来ていました。
授粉作業ご苦労様です。

き‐いちご【木苺・懸鉤子】
バラ科キイチゴ属の落葉小低木の総称。多くの種が広く日本の山野に自生。幹・葉共にとげがあり、茎は叢生。晩春、葉腋に梅花に似た白色、まれに紅色の五弁花を開く。果実は小核果から成る集合果で、初夏、黄色や紅色に熟し、生食用またジャム・苺酒を製する。モミジイチゴ・カジイチゴ・ベニバナイチゴ・セイヨウキイチゴ(ラズベリー)など100種以上ある。<季語:夏>。「木苺の花」は<季語:春>。
広辞苑第六版より引用

私がブログ記事で「キイチゴ」としてご紹介しているのは、戴き物でして「キイチゴ」という名前で頂戴しましたのでそのまま「キイチゴ」と言っています。
ところが、上の引用にもあるように、キイチゴというのはバラ科キイチゴ属の総称なんですね。
ですから、カジイチゴもキイチゴ属の一つの種なのです。
ですから、結局のところ、わかっていない、というのが私の知識の実態なのです。

ノボロギク

0404_18noborogiku1 2015.4.4
近所。塀際の隙間から生えたノボロギク。
0404_18noborogiku2
去年まではほとんど見かけていなかった気がしますが。
それとも、咲いていたのに意識せずにいただけかな、その方が可能性大でしょうね。
どこかからやってきて、またどこかへ種を飛ばす。
襤褸だなんていいたくない。タフな菊です。

ヒイラギ

0404_13hiiragi 2015.4.4
東光院のお地蔵さんの脇にヒイラギの植え込みがあります。
この日はまだつぼみでした

0418_4hiiragi 4.18
2週間後、立ち寄ってみたら花が咲いていました。
花の終わり近くのようでした。花弁がもっと白いはずですよね。
芳香はまだあって、ちょっと顔を寄せると、佳い香り。
人通りの多い歩道なので、撮影は邪魔にならないようにちょっと気を使うのですが、歩行者でヒイラギの花に気づいている方はいないようでした。もったいない。

モンパル散歩

0404_3toshokan2 2015.4.4
区立図書館のところ。
こういう風に葉と一緒の方が私の趣味ですね。
0404_4denkou1
「カイドウ」
高校の植え込み。ちゃんと表示してあるのが嬉しい。
0404_4denkou2
表示がなかったら私にはなんだかよくわからない。「不明」だけどきれい、として掲載することになるところですね。
0404_8hanamomo1
去年の大雪で枝が折れてしまったハナモモ。
0404_8hanamomo2
回復してほしいですね。
0404_11sakura3
桜の花が積もった道路脇。
桜の根が舗装を持ち上げている。
上を向いて花を見るのもいいけれど、下を向いて木のパワーを感じるのもいい。

私のモンパルは赤です。目立った方がいいでしょ。
年寄りは目立った方がいい、と着るものなんかも結構目立ちやすくしています。
体の不自由なお年寄りが行く、大丈夫かな、おっとこけた手を貸さなくっちゃ、になった方がいいですもんね。

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