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2015年4月30日 (木)

ホトケノザ&アブラムシ

0403_12hotokenoza1 2015.4.3
ホトケノザの実が熟していました。
濃い茶色のものはアブラムシです、たかってます。
よく見ると緑色のアブラムシもいます。
眼が赤かったりすると目立つのですが、これは周囲に隠れていますね。
写真に向かって大きなアブラムシの左横に実が一つあって、そのまた左横に小さな丸っこいアブラムシの幼虫がいます。
この時期はアブラムシは単為生殖で(卵ではなく)幼虫を生みます。その産み落とされた幼虫は既に体内に幼虫を宿しているということです。ものすごい話。
0403_12hotokenoza_2
かわいいといえばかわいい。幼いものはなべてかわいい。う~む。
0403_12hotokenoza3
実だけ手に取って撮影してみましたが、ボケちゃった。
ホトケノザの終わりの頃を手に取って、少しほぐしてみてください。こういう実が出てきます。
花はよく知られていますが実を知っている人は少ないのではないでしょうか。ど~ぞ。

★アブラムシについてウィキペディアから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

春から夏にかけてはX染色体を2本持つ雌が卵胎生単為生殖により、自分と全く同じ、しかも既に胎内に子を宿している雌を産む。これにより短期間で爆発的にその数を増やし、宿主上に大きなコロニーを形成する。秋から冬にかけてはX0型、つまりX染色体の一本欠けた雄が発生し、卵生有性生殖を行う。卵は寒い冬を越し、暖かくなってから孵化する。このとき生まれるのは全て雌である。

厳しい季節を越えて次の季節へ世代を繋ぐときは、有性生殖を行って遺伝子の多様性を担保し、栄養条件の良いときには遺伝子の多様性よりはひたすら個体数を増加させる、という戦略で生きています。

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