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2015.4.3
ホトケノザの実が熟していました。
濃い茶色のものはアブラムシです、たかってます。
よく見ると緑色のアブラムシもいます。
眼が赤かったりすると目立つのですが、これは周囲に隠れていますね。
写真に向かって大きなアブラムシの左横に実が一つあって、そのまた左横に小さな丸っこいアブラムシの幼虫がいます。
この時期はアブラムシは単為生殖で(卵ではなく)幼虫を生みます。その産み落とされた幼虫は既に体内に幼虫を宿しているということです。ものすごい話。
かわいいといえばかわいい。幼いものはなべてかわいい。う~む。
実だけ手に取って撮影してみましたが、ボケちゃった。
ホトケノザの終わりの頃を手に取って、少しほぐしてみてください。こういう実が出てきます。
花はよく知られていますが実を知っている人は少ないのではないでしょうか。ど~ぞ。
★アブラムシについてウィキペディアから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7
春から夏にかけてはX染色体を2本持つ雌が卵胎生単為生殖により、自分と全く同じ、しかも既に胎内に子を宿している雌を産む。これにより短期間で爆発的にその数を増やし、宿主上に大きなコロニーを形成する。秋から冬にかけてはX0型、つまりX染色体の一本欠けた雄が発生し、卵生有性生殖を行う。卵は寒い冬を越し、暖かくなってから孵化する。このとき生まれるのは全て雌である。
厳しい季節を越えて次の季節へ世代を繋ぐときは、有性生殖を行って遺伝子の多様性を担保し、栄養条件の良いときには遺伝子の多様性よりはひたすら個体数を増加させる、という戦略で生きています。
2015.4.2
今年は時々見かけますね。
見たと思ったら消え、いなかったところに現れるのですから、生きて歩いている。
私がガキだったころはいくらでもいましたよ。
ミノムシのミノの裏側を使った「ハンドバッグ」なんてのもあったと思います。
私共の子らの世代でも、ミノムシ遊びをしたはずです。
ミノムシを裸にして、色のついた紙を細かくちぎって与えるとカラフルなミノをつくったり。
でも今は東京ではほぼ絶滅状態ですが、復活できるかなぁ。
外来のヤドリバエの寄生のせいだったと思います。
寄生バエはハチと違って直接寄主に産卵せず、卵をミノガの食草の葉に産み付けるんですね。
で、ミノガの幼虫が葉と一緒に卵を食べてしまって寄生が成立する。
アオスジアゲハに寄生するハエも同じタイプの方法を取ります。
寄生者と寄主が同じ土地で一緒に進化してきた場合、それなりのバランスが取れるのが普通ですが、外来の寄生者が入ってくると対抗できないんですね。
ミノムシが復活できますように。
旧聞に属しますが。 2015.4.1
私、4月1日の東京新聞が好きです。
以前、東京タワーが傾いた、というのに、引っかかったワタシです。愉快愉快。
今年も期待して買ってきたら、写真のような目次。
そうなのか。でもそれ自体がウソだったら面白いよな。
よく見ると、下の行。
笑ってしまいました。
特集面へ行きましたら。いろいろありましたが・・・
将棋VS囲碁
盤上の異種格闘戦 可能に
プログラム「盤王」開発
というのがありまして、これ面白かった。
発想がいいですね。囲碁と将棋が闘うなんてすばらしい。
4月1日の東京新聞には別刷りで教員の異動が載ります。以前の同僚はどこへ行ったかな、と見るのが恒例でしたが、さすがに退職してずいぶんになり、もう知っている人も少なくなってきた。来年からは4月1日特集だけを楽しみに読みますかね。
★ところで、冒頭の写真をみていると、気になりませんか?
自己言及のパラドックスというやつ。
「この文は偽である」
というやつですね。代表的なのは。
「この文は偽である」が真なら、それは偽であることになります。
そうすると
「この文は偽である」が偽なら、それは真ですね。
「私は嘘つきである」
クレタ島の人が言った「クレタ人はみんな嘘つきだ」と。
頭の痛い話です。
こういうのも有名。
ある村の床屋さんが言った。
「私は自分でヒゲを剃らない人の髭は必ず剃ります。それ以外の人の髭は剃りません」
果たしてこの床屋さんの髭は誰が剃るのか?
★エイプリルフールの特集が「ウソをつかない」という特集ねぇ。
なかなかに楽しい特集でありましたよ。
★夕べの朝日新聞夕刊。
(バイブルをたどって 戦後70年:4)何を捨て、どこへ行こう(デジタル朝日 2015年4月27日16時30分)
この連載に、寺山修司の話が載っておりました。
{昔住んでおりました世田谷の家の近くに、寺山修司さんのスタジオがありまして、身近な存在ではあったのですが、本を読んだこともないし、演劇を見たこともないという、ぼんやり男です。}
さて、その寺山修司の有名な著作について、ふと思ったこと。
「書を捨てよ、町へ出よう」という書を出版することの意味ってなんだろう?
捨てられるべき書を刊行してどうすんの?
「書を捨てよ、町へ出よう」という書を読んでいいのかなぁ?
くだらない思念が湧いてきましたことよ。パラドックスの話を書いていたせいです。
2015.4.2
ヤエムグラのつぼみ。
てっぺんにもつきますが、脇にもつぼみを抱えます。
咲いてま~す。
4弁の地味な花で、気づかない人も多いと思います。
4.3
目を凝らしてみれば、ちゃんと立派な花なのですが、いかんせん小さい、目立たない。
実もでき始めていますね。
私が言う「ふぐりちゃん」らしい実というのはこれのこと。
これが色づけば、ね。
名付けて「ヤエフグリ」。ウソです。デタラメです。
ところで、この写真をトリミングしていたら、妙なものを見つけました。
同じ写真ですが、右下端を見てください。
Out of focus のなにかが写っています。
私の経験上では、これはおそらくヒラタアブの幼虫。
全く気づいていませんでした。
気づいていればピントをそちらへ移動させた写真も撮ります。
お恥ずかしいものをお目にかけますが、気づくことができただけでも、ラッキーということにしてください。
2015.4.2
庭の池のほとりに顔を出していました。
大分長けていますから、気がつくのが遅くなってしまったということですね。申し訳ない。
3月末に↓こんな記事を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-83a4.html
2015年3月27日 (金)「庭の土筆」
↑これはホトトギスなどが主として生える場所で、スギナもいっぱい生える場所に顔を出してきたツクシでした。
今回はちょっと離れた場所で、あまりスギナを見ない場所です。
地下で伸びてきてここにツクシを出したのでしょうか。
今年は2本出てきてくれたことになります。楽しいな。
2015.4.1
フラサバソウが目につくようになってきました。
4.2
ほらね。
オオイヌノフグリと似た色の花ですが、小さい。
そして、ちょっと「脇に咲く」という感じ。
実が熟すところまでちゃんと見ていないのがお恥ずかしいですが、花はちゃんと認識しています。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/scrophulariaceae/furasabasou/furasabasou.htm
フラサバソウ Veronica hederaefolia (ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)
このサイトによりますと
最初、長崎で採取され、ヨーロッパのものと同じであることを始めて報告したFranchet と Savatier を記念し、フランチェット・サバチェルの両氏の名前を略してフラサバ草と名付けられたという。このご両人は日本の植物に関し、多くの新種を記載しており、学名の命名者名としてお馴染みである。
とのことです。
ですから敢えて書けば
「FraSava草」
ですね。
http://matsue-hana.com/hana/hurasabasou.html
松江の花図鑑というサイトです。
とても詳しいので是非ご覧ください。
2015.4.1
ヒメツルソバの葉です。
写真では鮮明ではないですが、葉に「V字型」の模様が出ます。
4.15
ヒメツルソバの花は、これまで、足元の低い位置で咲いたのを見て認識していましたが、自宅で鉢植えで観察できるようになって、初めてこういうつぼみを見ました。
4.21
咲いた。
塊りとしてしか見てこなかったのが、ここの花が見られるようになったのも楽しい。
すっごくかわいらしい花ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%84%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%90
ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)とは、タデ科の植物の1種。学名はPersicaria capitata(シノニムはCephalophilon capitatum、Polygonum capitatum) 。別名はカンイタドリ、ポリゴナム。ヒマラヤ原産。
我が家のこのヒメツルソバもタグには「ポリゴナム」という名前が書いてあります。
ポリゴナムはおそらく「ポリゴン」に由来するのでしょう。
ポリゴンは多角形のことですから、花の形なのかな、そんな気がしました。
2015.4.1
オオイヌノフグリの青い実です。
周囲の草の勢いがものすごくて、毎日この位置を確認し、邪魔な草は取り除いて観察スポットを維持しています、今のところは。
でも、見失いかねない状況で、今の時点でのご報告を済ませておきましょう。
実は二つ並んでできます。
もうちょっと丸っこくなって、色も茶色っぽくなります。
そんなこんなで「ふぐり」という名前をもらってしまったようです。
もう少ししたらお目にかけられますが、ヤエムグラの実の方がむしろ「ふぐりちゃん」なのではないかと思う私です。
花の中にアブラムシが潜り込んだようですね。
大きさの比較ができます。
花のかわいらしさを読み取ってください。
アブラムシの方は、ここにくっついてしまったのではないか、という気もしましたが、詳細はわかりません。
2015.4.1
ヨモギの葉の上で見つけました。
イトカメムシだと思います。ヒメイトカメムシという似た種もありますが、多分これはイトカメムシ。
なかなか見つけづらい昆虫ですので、いるんでしょうけれど、そう頻繁にお目にかかるものでもない。
4.6
と思っていたら、全然別の場所のアジサイでまた見かけてしまった。
ヨモギの葉は地面近くで、上から撮るしかなかったのですが、今回は1m弱の高さの位置の葉の上。
真横ショットが撮れないか、頑張ってみました。
脚も触角もやたらと長いでしょ。
近づいてみました。
胸部の辺りにピントがあって、ほかはみんなぼやけてしまいました。
オハズカシイ写真です。ぼんやり眺めてください。
頭のところにちょっと模様がありますので、何とか撮りたいと頑張ってみました。
イトカメムシは、植物の汁を吸うほかに、小昆虫を捕獲して体液を吸うという肉食性もあるそうです。
華奢な体ですが、すごいですね。
2015.4.1
ノボロギクの前でホソヒラタアブがホバリングしていました。
とまるような離れるような。
長い時間やっているので、一枚撮影。
空中で停止している状態が撮影しやすいのはホソヒラタアブが一番ですね。
ピントさえ合えばきれいに写ります。
コンデジだと、「□」の形のフォーカシング・エリアなので、小さなものを撮ろうとすると、すぐピントが遠くの向こうに飛んでいってしまう。一眼レフだと、「・」こんなフォーカシング・ポイントなので、小さなものでもピントが合わせやすい。
画質はもう、このごろは、コンデジでもそう悪くはないのですが、このピント合わせ機能の優秀さのせいで一眼レフをぶら下げて歩いています。軽いコンデジ、ミラーレスで、ピント合わせが楽な機種があるといいんだけど。
2015.3.30
ムラサキハナナやドクダミなどが混然としてきた場所。
左側になにかハチのようなのがいて、右にナガメ。
さあ、どっちを狙おうか。
両方は無理です。どっちか一方。
{}
ナガメの方を撮影しました。
ハチは撮影しても種を特定できないことが多いのですが、ナガメなら間違いようもない。
安全策を取ったわけです。
ナガメは「菜の花につく亀虫」です。
アブラナ科の植物が大好き。
きれいなカメムシでしょ。警戒色を示しているのかな。
食べてもまずいぞ、と。
興奮させなければ別に臭くもなんともないです。ご安心ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%A1
特有の臭気の主成分はトランス-2-ヘキセナールで、幼虫にとって天敵となりうるアリを忌避させる。それだけでなく、幼虫はこれを仲間に対する警告と集合という反対のフェロモンとして利用する。すなわち、危険が迫ると大量の臭気を出し、それを感知した他の個体はその場から落下するか逃げ散る[4]。少量の臭気を感知した幼虫はそれを手がかりに集まってくる[5]。
★元化学教師としましては。
trans-2-hexenal が気にかかる。
hexane 炭素6個の直鎖状分子。炭素が全部単結合でつながっていると「-ane」という語尾。
hexene 二重結合があると、語尾が「-ene」 に変わります。
hexenal アルデヒドの場合、語尾が「-al」になります。
ということで
基本骨格は、炭素原子6個のヘキサン(hexane)。
二重結合があって、しかもアルデヒド。
アルデヒドの -CHO の炭素を「1番」として、隣の炭素2番と次の3番の間に二重結合がある。
で、その先の炭素原子3個の鎖と、アルデヒド基はトランスの関係にある。
ということで
こういう分子ですね。
ちゃんとした名前がついていれば、構造式が特定できます。
アルデヒドは大体において、刺激的な不快臭がありますので、植物が持つ炭素原子6個の青葉アルコールをカメムシがちょっと変化させてアルデヒドにして使っているのかと思います。
2015.3.28
向こうから照らされて中が少し透けています。
口から少し引っ込んだところに籠っているようです。
日の当たっている側から見るとこうです。
生きていると思います。
4.1
28日に撮影した場所から、直線的にはそう遠くない場所。線路の柵の柱。
同じ個体のような気もしますが。
今年は例年よりカタツムリを見かけるチャンスが少し多いみたい。
増えるといいですね。
今の状況では「でんでんむしむしカタツムリ♪」という歌さえ意味が通じなくなってしまいます。
あまり手で直接触って遊ばない方がいいとも言いますが、見たこともなければどうしようもない。
ナメクジじゃあ愛嬌がないもんな。
4.17
アリがね、白いものを運んでいたんです。
何だかよくわからないけど撮影してパソコン画面で見たら。
極々小さなカタツムリの殻のようでした。
中味はないんじゃないか?
死んで腐った匂いでもして惹きつけられたかな。
もう一つ、不思議な感じがするのは。
アリが口でこの殻を「くわえている」とは思えない点ですね。
前脚2本で抱えるか押すかしながら、中脚と後脚で歩いているのではないかと想像しましたが。
さて、どんなものでしょう?
★アオスジアゲハも羽化したのですが、これにはちょっと物語が付随しています。
2015.4.9
この日、モンパルに乗って散歩。今年に入って4回目のモンパル散歩でした。
寒いうちはダメです。体を動かしていませんので、芯まで冷え切ってしまう。
暖かくなってくると、モンパル出そうかなと思う。
で、雨よけのカバーを毎回はずして出かけて、帰ってくるとカバーをかけておきます。
この日、帰ってきてカバーをかけていたら、なんと!アオスジアゲハの蛹が、カバーの表面にくっついているではありませんか!
去年、蛹化してそのままここにくっついていたのでしょう。
よくまあ、4回のカバーのかけはずしで、蛹をつぶしたり、引きちぎってしまわなかったものです。
驚いたのなんのって。
さっそく、カッターナイフで糸をそっと切り
紙で作った三角錐に入れてケースの壁目に固定しました。
いつ羽化しても足場がきちんと大丈夫なように、周囲にはティッシュペーパーを垂らしておきました。
そして、昨日、4月21日。
羽化したんですね。ケースの外から記念写真。
体が充分に固まるまで待って。
出してやりました。
キンレンカの葉にとまったところ。
ため息が出るほど美しい。
こんな体つきなんですよぉ。
ふわぁ~、素敵だねぇ、と思わず声をかけてしまう。{岩合さん風に。}
正面顔を撮ろうとしましたが、このくらいが限度。
この後、高く舞い上がりまして、一挙に6~7mの高さまで飛び上がって去っていきました。
この直線的な飛び方にしびれるんですよねぇ、アオスジアゲハファンは。
ナガサキアゲハといい、アオスジアゲハといい、南方系のチョウですから、私が子どものころは東京にはほとんどいませんでした。
アオスジアゲハが先に見かけるようになってきて、もう30年以上も飼育しています。
ナガサキアゲハはこの10年くらいかなぁ、見かけるようになって、飼育できるようになりました。
生息範囲をじわじわと広げていく、ものすごい生存能力です。
★ところで、実は、この日4月21日、もう一匹、モンシロチョウも羽化したのですが。
ケースのふたを開けたとたんにものすごい勢いで飛び出していってしまい、写真が手元に残りませんでした。言葉でご報告します。
★ナガサキアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウと4匹が旅立っていったんですよ。
越冬した蛹はまだいっぱい。
これから楽しくてうれしくて、ちょっぴり寂しい、羽化・旅立ちが続くでしょう
昨日は大騒ぎ。
2015.4.21
ちょっと足場も悪かったのでしょう、気づいたときは2匹がケース内を飛んで、出たいよ、と言っていました。
最初は、やけに真黒なクロアゲハだ、などとのんきなことを言っていましたが。
これ、ナガサキアゲハですね。「尾角」がない。後翅の後端部が丸っこいのが特徴。
いやあ、うれしいですね。
去年のシーズン終わりごろ、幼虫を見つけて飼育したのでした。
この幼虫、アゲハじゃないよな、クロアゲハじゃないよな、多分ナガサキアゲハだよな、と、いろいろ悩んだのでした。
蛹で越冬して、この4月。羽化。嬉しくってたまりません。
翅の裏にちょっと模様がある。オスでしょう。
ケースから飛び出して、アジサイにちょっととまってから旅立っていきました。
アゲハの方は、ケースから出てスイートピーの辺りにとまってからの旅立ち。
このふさふさ感をお楽しみください。
すてきでしょ。
2015.3.28
つぼみが丸くこんもりと固まっていたのが、花が咲きはじめると緩んで開いてきます。
3.31
典型的な三角形の実もいっぱいになってきました。
手を緩く握って、草を上から下へ柔らかくしごきます。
すると枝が茎にほぼ垂直になる。
この状態で、茎を指先でつまんで耳元でくるくる回すと「ペンペン」というか、シャカシャカというか、音がして楽しいですよ。草遊びの一つ。
4.2
真上から。つぼみ、花、実と重ねてみました。
ぺんぺん草が生える庭、って、ぺんぺん草も生えない庭、よりずっと楽しいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A
●ぺんぺん草が生える:ナズナが荒廃した土壌であっても生育することから、荒れ果てた様子を指す。
●ぺんぺん草も生えない:荒廃した場所で育つナズナでさえも生育しない様子から、転じて何も残っていない状態、一切合財が残らない状態を揶揄した表現で、「○○が通った後はぺんぺん草も生えない」のように用いる。
2015.3.28
へそ曲がりな私は、冬のハボタンより、春の長けたハボタンが好きです。
いかにもアブラナ科。
★ところで広辞苑を引いたら
は‐ぼたん【葉牡丹】
アブラナ科の多年草で、園芸上は一年草。ヨーロッパ原産。キャベツの一品種で観賞用。葉の色は白・黄・紫紅・鮮紅・淡紅など。葉は縮緬ちりめん状をなし、牡丹の花のように美しい。正月の装飾として使う。オランダ菜。牡丹菜。<季語:冬>
広辞苑第六版より引用
ハボタンが冬の季語であるのはまあいいとして。
かん‐らん【甘藍】
①葉牡丹の別称。
②キャベツ。<季語:夏>
広辞苑第六版より引用
キャベツは夏の季語なんですね。
ややこしいこっちゃ。
「甘藍」と表記したらどっちの季語になるのかな?
天声人語から引用
(天声人語)野山や畑うるおす穀雨(2015年4月20日05時00分)
なつかしい言葉を先週の朝日俳壇に見つけた。〈甘藍(かんらん)に蝶(ちょう)の来てゐる八百屋かな〉西やすのり。記者になりたてのころ、日曜画家の展覧会を取材して、甘藍とはキャベツのことと教わった。野菜畑の絵に添えた詩句にその語があった。・・・
甘藍に蝶(モンシロチョウとかツマキチョウとかでしょう)が来ている。
4月13日の俳壇に掲載されたのですから、句が詠まれたのは3月下旬か4月初めと想像して大間違いではないと思います。
八百屋ですからね「甘藍」はキャベツですが。
キャベツは夏の季語と来た。
いいのかなぁ。俳句の世界はややこしい。
甘藍 初夏
キャベツ/玉菜
ヨーロッパ原産のアブラナ科の一~二年生の葉菜。キャベツのこと。明治になって普及し現在では全国で栽培される。葉は幅広く緑色で無毛。中心部の葉はぎっしりと重なって球状をなす。生食、煮食また漬物など重宝に用いられる野菜。
葉牡丹 晩冬
牡丹菜
アブラ菜科の越年草でキャベツの変種。クリーム色や赤紫色などがあり、牡丹のようだというのでこの名が付いた。正月用の生け花や鉢植として観賞される。
季語・歳時記のサイトからの引用です。
4.3
咲いた。
この紫が最高。上品です。
こういう紫の服があったとして。
この色を着こなすのは大変だろうと思います。
れんげ‐そう【蓮華草】‥サウ
マメ科の二年草。中国原産。春、紅紫色の蝶形花を花茎の先端に輪状に付ける。東アジアに分布。日本では緑肥・飼料作物として古くから栽培されたらしい。明治末期から北海道を除いて全国の田で春を彩ったが、その後減少。レンゲ。ゲンゲ。漢名、紫雲英。<季語:春>げんげ【紫雲英・翹揺】
レンゲソウの別称。<季語:春>れん‐げ【蓮華・蓮花】
①ハスの花。夏。宇津保物語[俊蔭]「―の花園よりといふ人の有りつれば」
②蓮華草の略。
③「ちりれんげ」の略。れんげ‐ざ【蓮華坐・蓮華座】
①(→)結跏趺坐けっかふざに同じ。
②蓮華の形に作った仏・菩薩の像の座。蓮華台。蓮座。蓮台。蓮はちすの座。華台。
広辞苑第六版より引用
私はどうも、レンゲソウの花が丸く並んだ姿に「蓮華台・蓮華座」をイメージするものですから、やはり蓮華草がいいな。
「げんげ」といわれても、全然イメージがわかないのです。
2015.3.27
3月27日、ムベのつぼみを見ました。
そういう頃なんだなぁ。
3.28
たまたま翌日も同じところを通ったのですが、つぼみがあることはもう認識していましたから、視線は別の方へ向く。
あら?葉の出はじめって、こうだったんだっけ。
丸テーブルの端からテーブルクロスがたれているような。
昨日だって視界に入っていたはずなのに。
見えてないものですね。
見たものがすべて、とか、自分は視界に入ったものすべてをちゃんと見ている、とか、完全な間違いのようですね。
4.4
咲いていました。
独特の姿が美しい。
細い3枚が花弁かな。太い方は萼のような気がしますが。
子房が3つだったり4つだったり。ちょっと不定のようですね。
花の期間は短いようです。
ここのムベで結実したのを見たことはありません。
何か品種の違いとかあるのかな。
ムベは漢字で郁子と書きますが、なぜなのかは知りません。
全国の郁子(いくこ)さんが美しいのも「むべなるかな」。
2015.3.27
ミシシッピアカミミガメのかわいい子ガメです。
泳ぐ姿が「子ども」ですね。大人のカメはやはり悠然と泳ぐ。子ガメの泳ぎはなんだか「必死」だ。
陸上動物でいうと「よちよち」という感じがします。
{「よちよち泳ぐ」という言葉がありませんので、表現がややこしくなりました。}
君には何の尾責任もないんだよ、悪いのは人間なんだ。
ミシシッピアカミミガメが、ここ六郷用水跡の水路にいるということの意味はと言うと。
おそらく、飼育下にあったものが、飼育しきれなくなって、水路に放した、ということなのではないでしょうか。
縁日などで小さなカメを見た子が、かわいくって欲しくなって、せがまれてつい買ってしまう。
でも、カメは成長する。硬貨のような子ガメが、20cmやそこらにはなります。水槽、どうします?
しかも、寿命が長い。20年や30年は生きます。
欲しがって、ねだった子が10歳だったとして、その子が30歳や40歳になるまで生きます。
独立した生活を営んでいるでしょうね、きっと。
その時、カメを連れていくかな?結局、親元に残るんじゃないかな。
親も年をとる。
どうしましょ。
カメの飼育には、飼育者の環境や年齢を充分に計算にいれてくださいね。
飼育する以上、その生き物の命に責任を取りましょう。放棄しちゃいけません。
責任が取れないなら飼育しない。
飼育者が負うべき責任です。
私共のように、昆虫の飼育にいそしむものでも、それは意識します。
飼育する以上、命の重さを背負っていくしかありません。
私共、猫好きでもありますが、60代の半ばを過ぎていますから、もう猫と生活することはできません。
これまで一緒に生活した3匹の猫は、みんな20年くらい共に生きました。
今から20年先に対して責任を負うことは無理です。
生物と共に生きるということはその生物の生命に責任を負うことだと、ぜひ銘記してください。
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30050.html
侵入生物データベース
ミシシッピアカミミガメ
・・・
カメ類のみならず,ペットとして流通している爬虫類の中で最も多数が輸入,流通している.年により数十万~百万個体近くの幼体がアメリカ合衆国から輸入され,ペットとして安価に販売されている.遺棄や逸走が頻繁に生じているとみられ,たとえ再生産が少なくても,都市近郊の水辺には本亜種が高密度でみられる.在来の淡水性カメ類に比べて産卵数が多く,水質汚濁の進んだ,より悪化した環境への耐性もある.
・・・
備考
日本の侵略的外来種ワースト100
アカミミガメ Trachemys scripta 全亜種は,要注意外来生物(外来生物法)および世界の侵略的外来種ワースト100.
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-d459.html
2015年4月17日 (金) √2の話:その41:n乗根を繰り返しても1に近づくよ:その2
↑前回、「n乗根を繰り返しても1に近づく」という話をした時にこう書きました↓
ただね、無限に発散する「速さ」が違う、とは言えます。(数学的に正しい表現かどうかはちょとわかりませんが)
そのことについてはまた稿を改めます。
で、今回は「そのこと」なんですが。
数学的な厳密さはまるっきり放棄します。直感的にいきま~す。
グラフを再掲します。増加の仕方が「ゆっくり」になっている感じがします。
ですが
y=√x も y=x も、xを大きくしていけば、yも際限なく大きくなります。それを止めるものはない。
ですから、どちらも無限大に発散しますね。
(√x/x)でxを限りなく大きくしていった時の極限を考えます。
(∞/∞)になるんじゃない?まあね。
(√x/x)=(1/√x)と変形できますね。{分母の有理化の逆ですね。分母の無理化とはいわないけど}
ハイ
(1/√x ) で x を大きくしていったらどうなりますか?
分母が無限に大きくなれば、分数は0に近づく。極限で0になる。
y=√x の曲線はいくらでも大きくはなるんですけど、y=xで増えていくのに比べると「すごく遅い」のですね。
で、(√x/x)の極限は0になってしまう。
なんだか直感を裏切るような感じがしますが、どうも、そうなるしかないようですね。
n=3以上のn乗根についてもまったく同じ議論が成立します。
(x^(1/3))/x = (x/x^3)^(1/3) = (1/x^2)^(1/3)
・・・
ここでxが大きくなれば、比の値は0に近づきますね。
★「ゆっくり」ということを考えてみました。
この「ゆっくり」のこと。また「あとを引き」ます。
ちょっと時間がかかりそうな予感がしていますが。
2015.3.27
桜坂の上です。
写真右下隅に、前回の東京オリンピックの時に建てられた旗の掲揚台があります。
今度のオリンピックにはまるっきり関心のない私。
騒ぎは嫌いだ。
桜坂上から桜橋までの短い区間しか桜の見ごろの場所がありません。
以前は桜橋から下にも桜の木があったのですが、今はないし。
今ある木も樹勢が衰えています。
30年前のあのものすごい咲き方はもう望むべくもありません。
大田区が、少し若木を植えました。
今はまだ頼り無い若木が、30年後にはきっと豪勢な花を咲かせるでしょう。
どんどん世代交代させていかなければ維持できない、というのがソメイヨシノの性(さが)ですね。
4月5日の朝日新聞・天声人語の冒頭から引用。
(天声人語)民主主義という樹木(2015年4月5日05時00分汩
「花発(ひら)けば風雨多し」の詩句どおり、数日来、関東から西では億万の花びらが雨風にさらわれた。落花に心騒ぎつつ、強風に倒れた桜はなかったかと気にかかる。ソメイヨシノの老木化が全国で進んでいる▼寿命は60年から80年といわれ、戦後間もない頃に各地で植えられた木がその齢(よわい)になりつつある。根元や幹にキノコの類が生えていれば危うい。木槌(きづち)でたたいて音を聞き、変な音なら中が腐り、空洞のできている可能性があるそうだ。・・・
これを読んで、思わず笑ってしまいました。
「戦後間もないころに」いっぱい生まれて、「寿命は60年から80年」といえば、これはまさに団塊の世代そのものではないですか。そう「老木化が全国で進んで」いますねぇ。
さっさと世代交代を進めないといけませんね。
桜坂よりも、坂の下の六郷用水跡の水路沿いの桜の方が見ごたえがありますよ。
30年ほど前に水路の整備をしたときに植えられた若木が、今、最盛期に入っているのです。
もし、桜坂を見ようと思う方がいらっしゃいましたら、来年はぜひ、六郷用水沿いに散歩なさってください。お勧めします。
桜の季節もほぼ終わりましたが、一斉に咲き誇るソメイヨシノの「妖艶」さが、日常性に対してある種の「裂け目」を垣間見せるのではないか、という気がしています。
桜の木の下には・・・というのは、死という日常性の裂け目との対比を花に見ているのではないでしょうか。
「花見」という「まつり」も日常性のある種の破綻において盛り上がるのではないですか?
ハレとケ。
ハレである「まつり」おいて夜通し踊り続けることができるというようなことは、日常性の破れ目があるからではないですか?
まつりは非日常。
死も非日常。
桜もひょっとして非日常。
そんなことを考えています。まだ続きがあるのですが、思考がうまくまとまりません。
{障害者という存在は、健常者の日常に対して、裂け目を提示するものでありうるのではないか。というような、考えなんですけどね。}
ナナホシテントウ
2015.3.26
今年はナナホシテントウに出会うことが多い。
もっともっと増えていいよ。
この頃はナミテントウが主流になっていましたので、ぜひナナホシにも対抗してほしいですね。
フタモンアシナガバチ@ギガンテウム
フタモンアシナガバチがギガンテウムの葉の奥に入り込んでいて出てきたところです。
何に惹きつけられているのでしょうね。
蜜があるという状況ではないし、肉団子にするようなイモムシがいるとも思えないし。
巣作りの場所じゃあるまいし。
そう、どこに巣をつくるのか、気になります。
私共はあまり近くない限りさほど警戒しませんが、幼い子どもの来るエリアですので、もし、近かったらさすがに放置はできません。
どっか、裏の方で頼むよね営巣は。
ルリマルノミハムシ 2015.3.26
@ハナニラ
花粉を食べていたのではないでしょうか。
自分の体には花粉がついていませんので、花としてはメリットが少ないでしょうね。
@ムラサキハナナ
え?どこに?
左の方です。
ムラサキハナナの写真を撮っていて写りこんでくれたものです
黒くて丸くて、脚が両側にはみ出しているという姿を覚えれば見つけやすくなります。
とても「瑠璃色」とは言い難いなぁ。
クロヤマアリ
@フチベニベンケイ
子房の下に蜜が光って見える、というお話は既にしました。
やはりその蜜に惹かれてアリが来ていました。
顔を突っ込んでいるところです。
おいしそうですね。甘いんだろうな。なんだか見ているこちらも嬉しくなる気分です。
★グラフを使って直感的に
このグラフのうち、y=x と y=√x は既に使いました。
3乗根、4乗根、5乗根のグラフを書き加えました。
y=x とy =√x のグラフの間を、ジグザグとぶつかるたびに方向転換しながら進んでいくと1に近づくよ、というのをやったわけです。
それと全く同じ論法が3乗根でも4乗根でも・・・成立しますね。
詳しくはもう説明しません。
グラフの形が基本的に同じですので同じ議論ができる、ということです。
ハイ、潲n乗根を繰り返しても1に近づく」ことがみてとれますね。
★ところで、私は「グラフの形が基本的に同じ」といいましたが、ホント?
点(1,1)で交わり、滑らかに(単調に)大きくなっていく曲線ですから、議論が成立するのはいいと思います。
ただね、このグラフ見ていると、高次の累乗根になるほど、頭打ちになって下の方へ押しつけられ、y=1の直線に近づいてしまうのではないか、というような気がしますよね。
でも、それって、なんだかヘン。
これ見て下さい。
y=√x というグラフと、y=x^2 というグラフは、y=x を挟んで対称なのです。
y=x^2 の式で、y と x を入れ替えると x=y^2 となり、これをyについて書くと y=√x になるのですね。
グラフ的には、y=xで折って横倒しにするということになるのです。
そうしますと、y=x^2 において、x は無限に大きくなれますし、それに応じてy も無限に大きくなります。
それを横倒しにしただけですから、y=√xにおいて、xが無限に大きくなればyも無限に大きくなれるのです。
3乗根のグラフも、y=x^3のグラフを横倒しにしたものですから、同じ。
xが無限に大きくなればyも無限に大きくなるのです。
4乗根も5乗根も、また同じ。
グラフを見ていると何だか抑え込まれてしまいそうな気がしますが、大丈夫、xが無限に大きくなればyも無限に大きくなりますよ。
ただね、無限に発散する「速さ」が違う、とは言えます。(数学的に正しい表現かどうかはちょとわかりませんが)
累乗根のnが大きくなると、ゆっくりと無限に向かって発散していく、という感じかな。
そのことについてはまた稿を改めます。
★ところで、前の「その40」で、12乗根の話を書きました。
2^(1/12) = 1.0594630943592952645618252949463≒1.06
最近のニュースで、4半期でGDPの伸び率「7.0%」がどうこうというニュースがありました。
7%って100分の7だから小さいと考えるかどうか。
12乗根が約1.06ですから、基音から約6%ずつ上昇して、12段で2倍になるのですよね。
ということは、1.07だったらどうでしょう。
1.07^10≒1.96715135728956532249≒2.0
なのですね。
経済成長率などはいつも%の「率」で示されて、100分のいくつか、という数字なのですが、それを繰り返し掛けていくとずいぶん大きな「量」になるんですよ。
1期7%の成長率なら、10期で倍になるんです。
複利計算も同じ。
1期7%の利息で借りて、10期で2倍。
こういう感覚も養うといいですね。
★√キーを何度も押すというのは、(1/2)乗を繰り返していくことでした。
そうすると、(1/(2^n))乗ということになって、nを大きくしていくと、指数が0に近づき、累乗は1に近づくのでした。
別に(1/2)乗じゃなくてもいいんじゃない?
mを正の整数として。(1/m)乗だって同じでしょ。
★やってみましょう。
エクセルのセルに式を書き込んで次々と3乗根をとるというのをやってみました。
2から出発しても、0.2から出発してもやはり1にたどり着きますね。
オマケで2の12乗根というのもやっておきました。{種明かしは後で。}
書き込む式はちょっとやっかいかも。
上のセルの値の対数を取って、「3分の1」にして、また指数の肩にのせて戻す、という式です。
{ここでの対数は「LN」と表記される「自然対数」です。Natural Logarithm ですね。
数学の話をするときには自然対数、実用的な計算などでは常用対数を使います。}
3乗根キーのある電卓もありますが、一般的ではないので。n乗根用の式を作りました。
この「3分の1」というところを「n分の1」にすれば任意のnについてn乗根が求まります。
さて、予想通り、n乗根を繰り返せば1になるということがわかりました。
数学というものの持つ「一般性」の威力です。
★3乗根なんて日常生活に意味あるのかよ。
ありますよ。
●体積を2倍にしたかったら、辺の長さとか半径とか、立体図形の長さサイズを1.26倍すればいい。
1.26×1.26×1.26=2.000376
ね、体積が2倍になります。
セッケンなどで、おおざっぱに、長さ・幅・高さが1.2倍~1.3倍くらいになっていれば体積・重さが約2倍になっていますので、お値段と比べてみてください。どっちがお得かな。
{長さサイズで2割りちょい増しなら、重さが約2倍になるんですね。}
●こんなのどうですか。
1辺が10cmの立方体があります。体積は1000立方cmですね。
1辺が12.6cmの立方体の体積は、。2000立方cmなのですね。
わずか2.6cmずつ伸ばしただけで体積2倍です。
ちょっと意外な感じがしますね。
●12乗根なんて生活に無縁でしょ。
いえいえ。毎日「12乗根」にお世話になっています。
1オクターブって、振動数が2倍になることです。
「2倍を12段階に均等に割った=2の12乗根」が12平均律。
半音が12段で1オクターブですね。
1段で振動数が基音の12乗根倍になるのです。
1.0594630943592952645618252949463 倍ですね。
12乗根を12回かければ1になりまして、
(2^(1/12))^12=2^1=2倍になるんですね。
440
466.16376151808991640720312977639
493.88330125612411183075454185884
523.25113060119726935569998704661
554.36526195374419249757266720242
587.32953583481512052556602772116
622.25396744416182147274303865227
659.25511382573985947168352209311
698.45646286600776889075048127982
739.98884542326879786739041908523
783.99087196349858817139906091965
830.60939515989027704488357786743
880
ウィンドウズの電卓でやったら、こうなりました。
バイオリンなどフレットがなくて、演奏者が自分で音程を決められる楽器だと、その気になったら自然音階で演奏してしまえ、ということができるかもしれません。あるいは、ピアノの演奏者が調律師に依頼して調律そのものを自然音階にして演奏することはあり得ます。
でも、ギターにはフレットがあるし、管楽器には大抵、管の長さがあるし、発音体の長さが平均律で決まる長さになっている場合の方が圧倒的に多い。
音楽を聴くたびに、私たちは12乗根のお世話になっているのです。
2015.3.25
これは線路際の柵の下。
つぼみはいっぱいあります。
こちらは庭。
もうすぐですね。
先日、幼いお子さん連れのご夫婦が線路際の花や草を見ていらっしゃいました。
立ち話をして、スノーフレークやヒガンバナ、ムラサキツユクサ、ホトケノザ、ムラサキハナナなどのお話をしていたら、このシランのつぼみを指して「これはなんですか?」と。
ちょうど、去年の実が割れ弾けて種を播いた後のものがまだありましたので、それと一緒に「シラン」ですよと、お伝えしました。
蘭にしては自力で播種し、自力で発芽成長できるタフな蘭です、と。
それって、いいですね。
と言っていただきました。うれしいな。
花が咲いたらまた見に来てください。
2015.3.24
私には見慣れないテントウムシです。
ヨモギの葉の間にもぐっていました。
頭の方とか全体をとらえたかったのですが、ここまで。
基本的に私は虫の行動には介入したくないので。
さて、これはナンダロウ?
http://www.insects.jp/kon-tentouharagurooo.htm
ハラグロオオテントウ
これが似ています。
ただ
明るい橙色で、小さな黒紋がある大型のテントウムシ。前胸の黒紋は1対で、上翅の黒紋は、1-3-3に配列される。上翅は中央部が高く盛りあがっている。腹側から見ると、胸部と腹部中央が黒い。
クワキジラミを捕食するため、おもにクワで見られるが、ウメの葉上やネムノキの花で見つかることもある。
クワもウメもネムノキもないんですけど。
困った。腹は見えなかったしなぁ。
こうと知っていたら、敢えてつまみ上げて腹部を見ていたかもしれませんが。後の祭り。
その後は見かけません。
2015.3.24
シャガのつぼみは独特で
「板状」なんですね
同じアヤメ科のアヤメやカキツバタのつぼみがどうだったか、平らだったような気もしますが、記憶(と頭髪)はもう薄くってよくわかりません。
シャガは庭にあって毎年見るので、記憶がリフレッシュされて、おぉ板状のつぼみだ、もうすぐだ、とわかります。
3.25
これは上の写真のつぼみのついた一群とは別の場所。
家に接したJRの用地に移動していった株。
日当たりがよいというわけではないのですが、先行して咲きました。
3.27
こちらは庭のシャガ。
葉の縁がちりちりと細かいしわになっていたりして、細工が細かい。でも過剰な装飾でもない。ほどよくっていいですね。
しゃが【射干・著莪】
アヤメ科の常緑多年草。山地の陰地斜面などに群生する。高さ30~60センチメートル。厚くて光沢のある剣状の葉を叢生。花はアヤメに似るが小形、白色で紫斑があり、中心は黄色。果実を結ぶことなく、地下茎でふえる。漢名、胡蝶花。<季語:夏>
広辞苑第六版より引用
季語が夏だというのは納得いきませんね。
3月から5月初めくらいでしょう、普通の花期は。
立夏ごろまでは咲くかもしれませんが、だからといって夏の季語だなんて。
{スミマセンガ}感性を疑ってしまう{ゴメンナサイ}
★季語で思い出したのですが。
4月13日付の朝日歌壇にこんな歌がありました。
䘠寅さんが冬の「季語」とは知らなんだ薄着の似合う涼しい男が:(東京都)石島正勝
ビックリしましてね、検索してみたら、男はつらいよシリーズの映画が正月映画だったことによるものだそうです。寅さんという人物ではなく、寅さん映画が冬だということのようです。それにしてもちょっとなぁ。
「寅さん見ての帰り道」とかなんとか、映画を見たとわかるようになっていれば、ははあ正月の句なんだな、という仕掛けなんですね。季語って、どうも、「カンにさわる」事が多くていけません。
★まずグラフをご覧ください。
ごく単純なものです。
直線は、y=x
曲線は、y=√x
です。
両方のグラフは点(1,1)で交わります。
グラフの利用ですが。
aの平方根を求める場合。
x軸上の(a,0)から真上へたどり、y=√xのグラフと交わる点をPとすれば
点Pは(a,√a)という座標を持ちます。
点Pから左横へたどってy軸との交点を見れば、それが√aの値を示します。
x軸上にa0を取り、真上へ上がってy=√xと交わるところから左へ行って、y軸との交点をとればその値が√a0です。
これをa1としましょう。
次に、a1の平方根をとりたいので、a1の値をx軸に移すことを考えます。
a1を求めるために横に進んできたときに、y=xと交わっていますね。
その交点から真下へ降りてx軸と交わるところをとれば、この値がa1です。
なにせy=xですからね。
以下同文なのですが。
いちいちy軸まで行くこともない。
a1から上へ行って、y=√xと交わる点から左へ行って、y=xと交わる点から下へ行って・・・
とy=xとy=√xの間をジグザグと、ぶつかるたびに向きを変えながら進めばいい。
両方のグラフの交点(1,1)へいくらでも近づいていきますね。
そうすると、x軸上の値でみると、a0,a1,a2,a3・・・と進んでいって1へいくらでも近づくのです。
はい、平方根を重ねて取っていくと、1にいくらでも近づいていくのです。
出発点が1より小さい場合は、図でお分かりと思いますが、ジグザグと上へ登っていくことになり、これまた点(1,1)に近づいていくのです。
★これが「√」キーを何度も押すとなぜ1になるの?」というといに対する視覚的・直感的な説明です。
もちろん、これは数学的な証明にはなっていませんので、ご注意ください。
ちゃんとやるとすると、やはり大学の数学が必要になるでしょう。
{収束というのを数学的にきちんとやるのは大学なので。}
2015.3.24
ハコベと見分けにくいですね。
ちゃんと5弁に見えるのがオランダミミナグサ。
うっかりすると10弁に見えるのがハコベ。
と、簡単に言うとマズイか。
イヌコハコベは「白い花」ではないので、まあいいとして。
コハコベ、ミドリハコベ、ウシハコベという、とってもよく似たのがあるのです。
実は私は「ハコベ」といっていて、上3つが区別できていません。申し訳ないです。
わぴちゃんのメモ帳
http://wapichan.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-b8f1.html
ハコベクイズ
↑ここに、コハコベとミドリハコベの識別について詳しい解説があります。
興味を惹かれましたら、どうぞ。
2015.3.23
これが3.23の姿。
この後↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-83d8.html
2015年4月 6日 (月)「桜桃」
ここで
「冬のセーターを、暑いよと脱ぎ捨てるような姿。」
をお目にかけました。
4.9
実の成長が始まっています。
そのうち色づいてくるでしょう。
時というものはこのように流れるのですね。
社会人だったころとはずいぶん時の流れ方が変わった。
{自分の衰えというのも、ある種の「時計」のようです。}
★今回は、ままずちょっと指数法則を。
↑これをご覧ください。
式①: (a^m)^n = a^(mn)
これは既知であるとします。{初めから全部解説というのはさすがにちょっと}
そうすると、例えば
√3の2乗は3であり、
3の(1/2)乗の2乗は3ですので。
(1/2)乗と平方根は同じものであることがわかります。
{一般には(1/n)乗はn乗根ですが、それは後で扱うとして、ここではn乗根には立ち入りません。}
★繰り返して「√キー」を押すということは、
aという数の平方根をとって、それの平方根をとって、さらにその平方根をとって・・・と繰り返すことです。
それはまた、aの(1/2)乗を(1/2)乗し、さらに(1/2)乗し・・・ということと同じです。
↓この図の上の段がそれを表しています。
√キーをn回押すということを表現したのが2行目の部分。
ここで、nを無限に大きくしていくとどうなるか。
2のn乗が無限に大きくなり
(2のn乗)分の1は0(ゼロ)に近づいていきます。
aの肩に乗った指数が0(ゼロ)に近づけば
a^0=1
ですから
1に近づいていく、のです。
√キーを何度も押していくと1に近づくというのはこういうことですね。
電卓では計算精度の問題があって、それを超えるともう計算できませんので、結構速いところで「1になる」のです。
★ハイ、これが
「電卓でどんな数でも√を何度も押すとなぜ1になるの?」
という問いに対する一つの説明です。
{これは直感的な説明です。数学的な証明ではありません。そこは区別しておきましょう。}
★
答えが一つだからといって、その答えに到達する道筋も一つだということはありません。
数学って答えは一つなんだから、道筋だって一つなんじゃない?というわけではないのです。
高校の物理や化学で、答えに至る筋道を複数示すと生徒が嫌がることがあるのですね。
私の方としては、複数の考え方を提示して、自分にとってわかりやすい考え方を自分のものとしてくれればいい、と思ってそうするのですが。あるいは一つの出来事をいろいろな観点から見ることができるという「視点の複数化」をしたいと願いましたが。
生徒は、答えは一つに限る、そしてそれを求める考え方(公式)は一つに限る、と思い込んでいる。
先生、どっちが公式なの?どっちを覚えればいいの?とくる。
教師としては辛いものがありました。{これって、「塾的」な発想ですよね。試験のために、とにかく何か一つ「公式」を覚え込んで答えが出ればそれでいい、というのは。意味なんか考えているとテストでいい点が取れない、ということかな。理科教育はそうじゃないんだけどな。}
答えより考え方の方が重要なんだよ、と言い続けた教師人生でした。
★次回は別の、より直観的な考え方をやってみましょう。
2015.3.23
密蔵院のオトメツバキ。
完全に開く「前」を狙ってみました。
八重というにはかなり多いですね。
十重二十重(とえはたえ)百重(ももえ)千重(ちえ)
数えきれないときは「いっぱい」といえばいいのですね。
私にとって、カウントすることなく一目で了解できる数は「4」までです。
5になると、数えてみないとわからない。
いち、に、さん、し、いっぱい
という数覚です。
や‐え【八重】‥ヘ
①八つ重なっていること。数多く重なっていること。また、そのもの。天智紀「臣おみの子の―の紐解く」
②花弁が幾片も重なっていること。また、その花。重弁じゅうべん。とえ‐はたえ【十重二十重】‥ヘ‥ヘ
幾重にも多くかさなるさま。「―に取り囲む」もも‐え【百重】‥ヘ
数多く重なっていること。万葉集[4]「浦の浜木綿はまゆう―なす心は思へど」ち‐え【千重】‥へ
数多く重なること。万葉集[5]「白雲の―に隔てる筑紫の国は」
広辞苑第六版より引用
2015.3.23
正式にはギンヨウアカシアというのだそうですね。
葉に金属光沢のようなものがあります。
検索したら↓
http://www.yasashi.info/ki_00006.htm
科名:マメ科
学名:Acacia baileyana
別名:ハナアカシア ミモザ ミモザアカシア
・・・
「ミモザ」「ミモザアカシア」などの別名で呼ばれ、親しまれていますが本来「ミモザ」は「オジギソウ」のことを指します。
・・・
なるほど、私共の好きなオジギソウがミモザなのですね。
冒頭の写真の木ですが、嶺町小学校で理科実験のお手伝いをしたときに、理科室から見えていたので知りました。
当時、もう一か所ミモザアカシアの木がある場所を知っていたのですけれど、道路にかぶさってしまって伐られてしまいました。
というわけで、現在、ミモザアカシアの花が見られる場所として私が知っているのはここだけになりました。
毎年楽しみにしていますので、これからもずっとよろしくね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-7967.html
2015年4月 1日 (水) √2の話:その35「正方形の対角線」
↑この記事で、数学者の芳沢さんのお話を引用しました。↓
http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXMZO80396050S4A201C1000000&uah=DF260720128534
■電卓でどんな数でも√を何度も押すとなぜ1になるの?
10年ほど前、静岡市内のある小学校で出前授業をしたときのことである。アンケートを取らせていただいたところ、6年生から興味深い質問があった。
「でんたくに√っていう記号があるけどなんですか。どんな数でも√をずっとやれば1になるのはなぜですか」
これは、たとえば81に対して、次々と正の平方根をとっていくと、9、3、1.73…となって1に収束すること。あるいは0.00000001に対して、次々と正の平方根をとっていくと、0.0001、0.01、0.1、0.316…となって1に収束すること、などを意味している。
どうしてこうなるのか。答えられる大人はかなり少ないと思う。大学の数学の範囲で説明できるが、電卓で遊んでいてそのことを発見した小学生のセンスには驚かされる。
さて「電卓でどんな数でも√を何度も押すとなぜ1になるの?」という問いに答えられますか?
芳沢さんは「大学の数学の範囲で説明できる」とおっしゃっていますが、数学的な厳密性には欠けますけど、高校数学で十分に答えられますよ。「極限」という概念を、直感的に理解していればできるんです。それと指数の知識とね。
私が今考えているのは2通りあるのですが。
★その0(ゼロ)
まず、本当に1に収束するのか、という点をチェックしておきましょう。
●BASICでプログラムを書いてチェック。
プログラムと結果はFile1に入れておきます。
「File1.txt」をダウンロード
{マウスで左クリックすると内容が読めます}
10進15桁で計算して前の値との変化がなくなったら止まるようにプログラムしました。
2から出発しても0.2から出発しても確かに1に近づきますね。
●プログラムなどというとちょっと引いてしまうと感じる方へ、エクセルでも簡単にできます。 図1
2を出発にして次々と平方根をとっていく経過です。
この計算精度だと32回くらいで1になってしまいました。
これは、こうやって書きました。
セルA1に2を記入します。
セルA2には「=SQRT(A1)」と式を書きます。{式の意味は「(相対的に)上のセルの平方根をとる」という意味です。}
セルA2の右下にマウスポインタを持っていくと「+」が現れますので、左ボタンを押したまま下へマウスを引きずります{ドラッグするといいますね}。
するとセル内容の式がコピーされて、次々と上のセルの平方根をとるという計算をしてくれます。
で、1になったあたりまでをセレクトして、挿入から散布図のグラフなどを選んでグラフ化すると
こうなります。
・面白いことに、いったん出来上がってしまうと、セルA1の値を書き換えるだけで、下に続くセルの値も変わり、グラフも自動的に書き換えられます。
セルA1に、3とか1000とか0.1とかいろいろ入れてみてください。
0.1から出発したときのグラフです。
簡単でしょ。
「エクセルで行う数学実験」とか銘打って発表しましょうか。
どんな数でも√を何度も押すと1になることを確認しました。
・本題からちょっとずれますが、図1をもう一回見てください。
1.000677131
1.000338508
1.00016924
1.000084016
1.000042307
1.000021153
1.000010577
なんだか、小数点以下の数が「半分半分」になっていくようではありませんか?
なぜでしょう?
どこで書いたのか特定できませんが、以前書いたことがあるように思います。
(1+x)^n において、xが非常に小さいとき
(1+x)^n≒1+nx
と近似できるのです。
今、n=1/2ですから、次々と半分になってしまうのですね。
「非常に小さい」という表現は何だか数学にふさわしくないような気がするかもしれませんが、こういうことなのです。
・試しに、電卓に「1.0001××=」と入力して、後は「=」キーを次々と押してみてください。足し算みたいなことになりますよ。
ほらね。
セルA1とB1に「1.0001」を書き込みました。
「=A1*$B$1」というのは
「A1」は相対指定ですので、「上のセル」という意味になります。
「$B$1」は絶対指定といって、いつでもどこからでもセルB1の値を参照します。
ですから、上のセルの値にセルB1の値をかける、という意味になり、次々と「1.0001」をかけていくことになるのですね。
★この話題、引っ張ることにします。
次回は「電卓でどんな数でも√を何度も押すとなぜ1になるの?」の解説に入ります。
4月8日の東京は寒かった。
上の線が7日、下が8日の気温変化のグラフです。
2日間ず~っと下がりっぱなしのような状態。
4月8日の平年値は最高気温が17.7℃、最低気温が8.1℃です。
最高気温が平年の最低気温にも届かなかったとは、いやはや、です。
みぞれがぱらついて「降雪」が記録されました。
昔、異動で新しい勤務校に最初の出勤の時かな、東京でかなりの大雪が降りましてね。
4月の大雪、あれはマイッタ。
それまで使っていた環状8号線は広いし、ほぼ「平ら」なところを走れたので、雪でもなんとかなったのですが。
新任校は環状7号線。陸橋でまたぐ形式が多い道でしてね。
大型の自動車が立ち往生して、大渋滞。
最初の出勤に遅刻してしまった。携帯電話などある時代じゃなし。無断遅刻の「問題教師」をやってしまいましたっけ。
8日の、ウィンドプロファイラの画像と、天気図を並べてみました。
天気図は縮小したら見づらくなりましたが、概要はわかると思います。
こんなに長い閉塞前線は珍しい。この北側で関東には北東風が吹きまして、寒いわけです。
関東の天気が悪くなる典型的なパターンだもんな。
★ところで。
4月7日にアオスジアゲハ2匹が羽化したのです。
蛹で越冬して、気温が上がってきて、日照時間も長くなってきて、羽化したのですが。
雨だし寒いし。
気温が高ければ、雨は豪雨でもない限りあまり気にしないのですが。
チョウの翅は完全防水ですから、自分で雨をしのげる場所は探せるでしょう。
しかしなぁ、寒いのはいかんですよ。活動力が上がらないでしょう。
で、暗めの外気温に近い場所で、待機してもらいました。
翌8日。もっと寒い雨・雪。
ごめんね、明日まで待とうね。明日は晴れるっていう予報だから。
で、9日。
体温が上がるよう、ケースを日向に出しましたら。
10時半ころ、パタパタと騒いで、出るよ~っと叫んでおります。
わぁ、よかったねぇ、暖かくなったねぇ。
がっしりした体つきですね。
この青い色がたまらない。しびれます。
一冬を越えて、今年の最初のアオスジアゲハ、無事、元気に旅立っていきました。
嬉しかったなぁ。
よかったね、よかったね。と、夫婦二人して繰り返していました。
2015.3.20
ヤエムグラの花はまだかいな、と見ていましたら、ナナホシテントウが歩いてきました。
止まってくれませんで、思うようなアングルにはならない。
ぎりぎりでこのくらい。
今年はナナホシテントウを見かけることが少し多めかな、という感触です。
増えてくれるとうれしい。
妻は、ツクシ採りに出かけていって、多摩川の土手で見つけた、とナナホシテントウを1匹、ツクシと一緒にポリ袋に入れて持ち帰りまして。
家の庭か近くで繁殖してね、と放してやっていました。
夫婦してナナホシテントウ・ファンです。
★全くの別件
「ファン」という言葉を使った瞬間、思い出してしまった。
(天声人語)野球とサッカーの間には(2015年3月27日05時00分浡
ファンとは一面、身びいきなものだ。野球ファンは「サッカーはなかなか点が入らない」とぼやき、サッカーファンは「野球の試合は間延びしている」などと不平を言う。むろん口角泡を飛ばして争う話ではない。・・・
これは異なことを聞く。
そもそも、身びいきする人をファンというのではなかったか。
ファン【fan アメリカ】
スポーツ・演劇・映画・音楽などで、ある分野・団体・個人をひいきにする人。
広辞苑第六版より引用fan
►n 《特定の人物・趣味などの》ファン,熱心な愛好家〈of〉
・a baseball [movie] fan 野球[映画]ファン.
[fanatic]
リーダーズ英和辞典第3版より引用fa・nat・ic []
{名詞}{形容詞}(主義・宗教などの)狂信者;熱狂者;狂信的[熱狂的]な(支持者).
fanatic attachment 狂信的傾倒[愛着].
fanatic extremist 狂信的な過激派.
◆fa・nat・i・cal {形容詞}=fanatic.
fa・nat・i・cism {名詞}熱狂;狂信.
パーソナル英和辞典より引用
ファンが熱狂して、サッカーで暴力騒ぎがあったりするでしょ。大相撲にも「贔屓の引き倒し」で、昇進した力士をけいこ不足に追い込むファンだっているじゃないですか。
天声人語子は、なにを勘違いしましたかね。有名なコラムですから、ちょと恥ずかしい。
2015.3.20
アシブトハナアブです。ヒラタアブなどよりずんぐりして少し大型です。
ハチみたいですが、間違えないでください。刺しもしません、噛みつきもしません。
ヒラタアブ達よりは撮影しづらいところがあります。
接近しようとするとすぐ逃げます。
何かに夢中になっている時でないとうまくいきません。
わぴちゃんのメモ帳↓の3月28日の記事
http://wapichan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-0194.html
アシブトハナアブ
名前のとおり、脚のつけ根、つまり、「もも」の部分が太く、「まっちょ」に見えるのが特徴です(^-^;)
ただ、その雰囲気が伝わる写真を撮るのはなかなか難しいものです。
ここに、実に見事な「脚太」の写真が載っています。ぜひご覧ください。
私も、ホソヘリカメムシの太い脚とか、ヒゲナガカメムシのポパイ腕は見たし撮影したしブログに掲載もしました。でも、アシブトハナアブの脚をちゃんと見たことはなかった。
すごいんだぁ~!と感動しまして、自分でも撮りたくなったんですね。
3.28
これは六郷用水跡の水路沿いの散歩道で。
ムベ(郁子)の葉に来ていたアシブトハナアブをコンデジで撮ったもの。
翅の脇から、太い脚の片鱗が見えます。
4.2
大型のトクサにとまったところ。ぶれてますが、太い脚が見えます。
いろいろ頑張ったのですがねぇ。
わぴちゃんのようにはいきませんでした。
ザンネン。
チャンスがあったらまたトライします。
2015.3.20
ひょいと見かけて、懐かしいな、と買ってきました。
個包を開くと、あれ?くぼんでる、こうだったんだっけ、以前から。
色の違うのも、やはりくぼんでいる。
これって製造法から来る必然的なくぼみかもしれないな。
★以下私の勝手な想像です。間違ってたらごめんなさい。
下のすぼまった「型」が並んでいる。
そこに水分量の少ない飴を流しいれて冷やし固める。
すると、液体から固体に変化する時に体積が減少するのでくぼむ。
ただし、外側から固まってきて、最後に残った柱状の液体部分でこのくぼみが発達する。
そのために飴の中央部にくぼみができる。
こんなところではないでしょうか。
今回再現実験してませんが、蝋を溶かして容器に入れ、ゆっくり外側から冷めるようにすると、中央部が凹むはずです。
ただ、その凝固時の体積減少が、これほど大きいものなのか、ということはわかりません。
停大体の物質は液体から固体に凝固するときに体積が減少します。
逆に凝固時に体積が増えるもの少ないけれどありまして・・・ご存知の通り水ですね。
水をゆっくりと外側から冷やしてて凍らせると中央が盛り上がります。
諏訪湖の御神渡りもそういう現象ですね。
「わぴちゃんのメモ帳」というブログがありまして、ワタクシ愛読しておりますが
http://wapichan.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/14-d294.html
1月4日の逆さつらら
↑ここに面白い写真があります。
逆さつららは、水面に張った氷に開いた穴から、水が押し出されるようにして柱状の氷が育っていったものです。
液体から固体に凝固する時に体積が増加するという珍しい性質の現れです。
で、純露はその逆現象なのではないか、と想像したわけです。
★追加:活字合金は凝固時に体積が変わらないか少し増加します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%BB%E5%AD%97%E5%90%88%E9%87%91
活字合金(かつじごうきん)は印刷用活字にもちいるための、錫、鉛、アンチモンの合金でグーテンベルクが発明した。
組成の例は一般の活字で鉛80%、アンチモン17%、錫3%である。この組成の場合、融点は240℃(凝固完了温度)である。
活字を鋳造で製作するための合金に必要な性質は、微細な型の中に入っていける流動性と、凝固時の収縮度合の小ささ(出来れば若干膨張するほうが良い)である。アンチモンは凝固の際0.95%体積の膨張があり鉛は3.44%収縮する。鉛にアンチモンを加えて行くと収縮の割合が直線的に減少してアンチモン75%で0になる。紙型用等、堅さの要求されるものには錫の割合を多くする。青銅も凝固収縮率は小さいが、融点が高いので低融点の活字合金に用いられる。また、耐久性の問題から和文タイプライターの活字は亜鉛ダイキャスト製の物が用いられる場合があった。
純露のように凝固時に縮むと、鋳型から離れてしまい、活字の細部が欠けたりして、うまくできないんですね。
2015.3.19
盛大に咲く、というわけにはまだいきませんが、レンギョウが庭で定着して咲いてくれるようになりました。
背景にマンリョウの紅い実をぼかして入れてみたりして。ウム、芸術だ。
3.20
私はすぐ花の中を見たくなる。
トリミング。
黄色く大きいのがオシベでしょうね。
で、右にメシベの柱頭が見えているのではないか。
↓検索してみましたら日本植物生理学会のサイトに解説がありました。
http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3039
庭や公園に植えられているレンギョウの仲間は主にレンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウの3種類ですが、これらの交雑種もあり、一目で区別するのはなかなか難しいです。・・・
そうなのか、レンギョウと一言じゃすまないようです。
是非ご一読ください。
花弁の表面の質感が写ったかな、とお目にかけます。
2015.3.19
時々、頭の上がうるさいことがあります。
事件の取材だった時もあります。
ヘリコプターの発着場が近いので。
この時も、ずいぶん頭の上でぶんぶんやってましたので、カメラを向けてパチリ。
ニコンのコンデジで。f/4.4、1/1600秒、ISO-80でシャッターが落ちました。
ローターもテールローターも完全に止まって写りますね。
テールローターの役割ってご存知ですよね。
メインローターだけだと、ローターの回転方向と逆向きに機体が回転してしまうのです。で、機体の回転を止めるためにテールローターがあるわけです。
前後に大きなローターが二つあるタンデムローターのヘリコプターでは、それぞれのローターは逆回転しています。それによって機体の回転を阻止するわけですね。
★4月6日に自衛隊のヘリコプターが「不時着」したというニュースを見ました。
テレビ画面の画像や、新聞紙面の写真では、どうも、メインローターがやたらとひん曲がっていて、変だな、と思いました。不時着の自衛隊ヘリ 試験飛行で不具合発生
NHK 4月6日 18時29分
・・・
回転翼が大きく折れ曲がり、テールローターは折れて機体から離れた場所に落ちていました
・・・
テールローターが折れたというよりは、テール部分そのものが吹っ飛んだ、という感じのようです。
「不時着」というと、トラブルが起きて最寄りの着陸場まではたどりつけなかったが、田んぼになんとか「着陸」出来たんだな、と感じますよね。
でも、写真やニュースの文章をちゃんと見ると、どうもこれはほとんど「墜落」と表現すべき事態だったのではないかなぁ。
なんとか機体の本体部分は大丈夫で乗員にけがはなかったが、機体は全体としては大破した、に近いようですよ。
報道者は「言葉のプロ」でなければならない。言葉で勝負でしょ。
出来事を正確に伝達するように、自分の使う言葉を吟味して磨いてほしいものです。
私だって一応、教師という「言葉のプロ」でしたから、授業で使う言葉は吟味していたつもりですが。
職業人として大事なものを磨いてください。
2015.3.19
ムラサキツユクサのつぼみの独特な姿。
この「塊り」はごついですね。
3.31
私はよく言いますが、「最初の花」は乱れが大きいですね。
咲くまでの時間の中で傷んでしまう気がします。
大きな努力を要しているようです。
4.3
一旦咲きはじめると、素直な姿になります。
オシベの毛に節がありますね。一つ一つが細胞なんです。
ずいぶん大きい。カメラのマクロレンズで撮影できるのですから。
いつもお目にかけていますが、この写真、高校生物の最初の顕微鏡実習で原形質流動を観察する際に、ここを見るんだというガイドに使っていただいてもいいですよ。
毛の先端の方の細胞は丸っこくて小さい。
根元近くの細胞は長くて大きい。
この根元近くの細胞を観察するように、と指示してください。
大きくなった細胞の原形質流動は観察しやすいのです。
おそらく、先端の方の細部へ栄養資源を送るために原形質を流動させているのではないか。
時は新学期はじめ。
四月の最初の顕微鏡実習にムラサキツユクサを使うのは、こういう開花時期の一致もあるのですね。
2015.3.18
ホトケノザにアリが来てました。
この写真、実はオオイヌノフグリの記事の時に載せようと思っていて取り残したものです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-a4e9.html
2015年3月27日 (金)「オオイヌノフグリ:2」
↑ここで、しゃがみ込んでオオイヌノフグリの写真を撮っていて、ひょいと脇を見たら、ホトケノザにアリが来ていて、撮影したのでした。
で、リンクした記事に載せる予定で写真置き場のフォルダに入れておいたのに、忘れていました。
このホトケノザの状況は閉鎖花かな?
アリの関心を惹くような匂いでもするのでしょうか。
小さな画像でしたので、ちょっとデジタルの「画素」が見えてしまいます。粗くてスミマセン。
2015.3.18
ちょっと心配。
ビヨウヤナギの葉の上のツマグロオオヨコバイですが。
翅がちゃんと畳めないようです。
わずかに引っかかっている感じ。
次に飛んで、翅を閉じたら、ひょっとして畳めるかもしれない。
そんな軽微な感じではありますが、やはり気にかかります。
羽化時の「スムーズさ」に問題があったかな。
3.19
これは前の日の個体ではありません。
ひょいとレンズを向けて撮影しようとしたら、ピント合わせの超音波モーターの超音波でも聞こえたか。葉の表から裏へ。
そこは大「横這い」の本領を発揮して、横這いして隠れた瞬間が写ってしまいました。
頭隠して尻隠さず、状態を撮影してしまいました。
見事に「横に」動くんですよ、すごい速さでね。
{}2015.3.18
ビオラなどの鉢に一緒に植えてあるアリウム。アクバラク。
芽が顔を出しました。
3.19
こちらはパンジーと一緒の、アリウム・ギゲンテウム。
そのうち、花芽が立ち上がってくるのではないかと楽しみにしています。
昨日6日の月曜日、今年度最初の保育園のお散歩が来まして。
駅前の私立の保育園と、多摩川に近い方の公立の保育園と、両方とも。
今年入園した子は慣れるまでお散歩に出るのは大変。
昨日の子たちは、幼いなりに保育園生活に慣れた子たちですね。
門の前に置いたこのパンジーやビオラはやはり目立ってくれて、みんなでしゃがみこんで見たりしています。
そのうち、あの「巨大ネギ坊主」が立ち上がったら、大騒ぎしてくれるんじゃないか、とひそかに「たくらんでいる」ジジババなのです。
多分もうすぐでしょう。
2015.3.17
玄関前に座り込んで、スミレの鉢を手に持って撮影したのです。
そうしたら花の中が見えました。
スミレの花って下向きですから、花の中って見たことがありませんでした。
多分、メシベと、それを包むようなオシベだろうと思います。
3.18
翌日もう一回チャレンジ。
メシベの花柱はあってましたが、この橙色っぽいのは、オシベの「付属体」というものだそうです。
↓ここで知りました。
http://mikawanoyasou.org/data/sumire-kouzou.htm
スミレの花の構造
子房と雌しべの花柱を5個の雄しべが取り囲んでいる。雄しべには花糸がなく、葯は内側についている。雄しべの上部に橙色の付属体がある。雄しべ5個のうち、下側の2個には緑色の長い距がある。雄しべの距は唇弁の距の中に納まっいて、蜜を分泌し、唇弁の距に蜜がたまる。蜜を吸いにきた虫が雄しべの距を動かし、葯から花粉が出て、虫に付く仕組みになっている。
下のオシベ2本は「く」の字型になっていて、下の部分を昆虫が押すと、テコのように、上の部分が降りてきて、昆虫の背中をスタンプするようです。
すごい仕組みですね。
↓ここにはスミレの閉鎖花の話が載っています。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~waroh/wagaya/sumire-1.htm
スミレの特徴
閉鎖花
スミレの花は3月の中旬から5月中旬に咲く春の花の代表として知られています。ところが11月頃まで次々と蕾ができて種を実らせます。
“夏や秋にスミレの花を見たことがない” といわれると思います。そうなんです!蕾を次々と作り、種を実らせるのですが、花は咲かせないのです。
花を咲かせないで種が出来るのです。
おや、受粉をしないで種が出来るの?と疑問を持たれると思いますが、自家受粉といって花の中で自分の雄しべの花粉が雌しべについて種が出来るのです。
この様な花を閉鎖花(へいさか)と呼びます。スミレは春、競争相手の植物が大きくなる前に花を開きます。小さな体でも花が目立ち昆虫がやってきて花粉を運んでくれます。この時期には他の個体と花粉を交換して種を作ります。
遺伝子を交換して強い個体を作ることが出来ます。
スミレは競争力が弱いので、生き残りのためにたくさんの種子を作ります。このため、春の終わりから晩秋まで種を作り続けます。沢山作れば生き残る可能性が高くなるのです。
ところがこの時期になると、他の植物が茂りスミレは他の植物に覆われ、花が目立たなくなり虫が見つけにくくなります。
また、光合成のための日光も他の植物の影になり十分受けられなくなります。
↓閉鎖花
http://matsue-hana.com/yasou/heisahana.html
閉鎖花(へいさか)とは、花冠の一部もしくは全体が開かず、自家受粉してしまう現象のことです。わが国では,牧野富太郎博士により11科14属19種がリストアップされているそうです。有名なのはスミレやホトケノザがあげられます。また地中に閉鎖花をつけるものもあります。
地上に閉鎖花をつける植物 スミレの類、ホトケノザ、センボンヤリ、キッコウハグマ、フタリシズカ、ツリフネソウ、ミヤマカタバミ、キキョウソウなど
地中に閉鎖花をつける植物 マルバツユクサ、ミゾソバ、ヤブマメなどイトツメクサ イヌコハコベ キッコウハグマ センボンヤリ タツナミソウ ナガバタチツボスミレ ハマツメクサ ヒメスミレ ヒメハギ フタリシズカ ホトケノザ ミゾソバ
「ホトケノザの実」を検索したら、自分のブログがヒットしてしまいました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-fdc6.html
2014年5月19日 (月)「ホトケノザの実」
ホトケノザの実を見たことのある人って、多分少ないと思います。ぜひご覧ください。
★一辺が1の正方形の中には長さ√2の線分を収めることができるのでした。
そこに1の長さの線分が立つ、という形で、立方体には√3の線分を収めることができます。
こうでした。
★では
ちょっとこれを見てください。
直径1、高さ1の円柱です。
この円柱、ちょうど一辺1の立方体に収まる大きさなのですが。
この形の容器があるとして、収めることのできる最長の線分の長さは?
√2なんですね。
★もう図は描きませんが。
直径1の球の中に収めることができる線分の最大の長さは?
当然、長さ1の線分が最長ですね。
この球は、一辺1の立方体の中の、直径1・高さ1の円柱の中にきちっと収まっています。
★角がなくなるたびに、収められる線分が短くなるのでした。
考えてみてください、ちょっと面白い気分でしょ。
★ちなみに
一辺が1の立方体の
体積は 1
表面積は6
直径1・高さ1の円柱の
体積は π/4≒0.785
表面積は(3π)/2≒4.71
直径1の球の
体積はπ/6≒0.524
表面積は π≒3.14
こんな感じになります。
体積も表面積も約半分になっちゃうんですね。ふ~ん。
計算してみて気づきました。
★オマケ
インスタント・コーヒーの空き瓶を利用した砂糖入れ。
中にスプーンがきちんと収まっています。
スプーンは直径よりかなり長い。
スプーンは容器の高さより長い。
でも、入っちゃうんですね。
瓶の底の部分の直径が約8.5cm。
スプーンの長さは12cm。
12/8.5≒1.4
あらら、約√2ですね。
瓶の口は細くなっていますから、完全な円筒ではないですが、現実にこういうことができるのでした。
賃上げの 花が舞い散る 春の風 首相、花見で一句
デジタル朝日 2015年4月1日
素粒子:デジタル朝日 2015年4月1日16時30分
賃上げの花も吹き飛ぶ負担増
円安効果のあだ花はあわれ食品値上げにかき消され。年金は目減り介護も苦しく。
朝日川柳 西木空人選:デジタル朝日 2015年4月2日05時00分
賃上げの花が散りゆく値上げかな
勧 酒 于武陵
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
井伏鱒二の訳
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
好事魔多し
2015.3.16
散策路沿いの勾配と並んだ河津桜。
これがピークですね。
朝日新聞:(リレーおぴにおん)TOKYO風景:6 桜百花、咲き競う地 松本路子さん
2015年3月31日05時00分
もともと植物が好きで、都心の自宅マンションのバルコニーを植物で埋め尽くしたいと、桜3本、バラ60本を鉢植えで育てて楽しんでいます。
そしてあるとき、公園で、鬱金(うこん)という黄緑色の桜が一面に咲く光景に出会ったんです。これが桜かと信じられませんでした。同じころ、樹齢2千年の桜の古木があることも知りました。
待てよ、桜といえば染井吉野だけど、実はもっとあるんじゃないか。そう思って調べ始めたら、なんと新宿御苑だけで65種類あるんです。こんな都心に。ほかの場所も合わせれば100種類以上の桜が東京にあることがわかりました。何にせよ、一色に染まる、というのが好きではないので、がぜん興味がわいてきました。
なぜ東京にそんなに桜があるのかというと、園芸文化が盛んだった江戸時代、全国の大名が自分の土地の桜を江戸屋敷に持ち込んだのです。
さらに、染井村(今の豊島区)などの植木職人が、珍しい桜を増殖して広めた。江戸の人々は早咲きから遅咲きまで2カ月もの間、桜を楽しんでいたそうです。いろんな桜の楽しみ方を知っていた江戸文化は、今より豊かだったんじゃないか、って思います。
・・・
現在は全国の桜の約8割が染井吉野だそうです。接ぎ木が簡単で成長が早く、葉が出る前に花を木全体につける。春爛漫(らんまん)という日本人の花見のイメージにぴったりなのが人気の秘密でしょうか。一斉に花開いて散る。そんな時代のイメージも背負わされました。桜に罪はないのですが。
・・・
最近は全国各地で早咲きの河津桜を始め、いろいろな桜が植えられるようになってきました。うれしいですね。
とまぁ。
「一色に染まる、というのが好きではない」というのが嬉しいですね。
どんなことにしても、「一色のみ」というのはよくない。
敢えて「多色」になるように、必ず逆らってしまう私です。
要するにへそ曲がりなんですけど。
2015.3.16
妻の散歩から。
写真を撮ることにずいぶん慣れてきまして
こういうものがある場合、ちゃんと撮ってきてくれます。
私が花の構造を狙うのも知ってまして
こういうアングルも狙ってくれます。
情報量がぐんと増えました。
http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-hyuugamizuki.htm
樹木図鑑というサイトです。
日向水木:マンサク科トサミズキ属
「日向」については、宮崎県の自生は、後年の発見であり、日向地方ではなさそう。トサミズキに対して小さいので、ヒメミズキが訛った、あるいは、自生発見が京都付近なので、「日向守光秀」から、など諸説あり。
「水木」に関しては、ミズキ科とは関係ないので、こちらも不明。
そうなんだ。よくわからない名前のようです。
★前回↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-8fd5.html
2015年3月20日 (金) √2の話:その34:派生して「n次元立方体の対角線」
今回は「n次元立方体の対角線」などではありませんで、2次元の正方形の対角線について。
1辺を1とすれば対角線の長さは√2。これはごく当たり前のことです。
正方形の穴がありまして{点線}、そこに穴より少し大きめの蓋{実線}をしてあります。
この蓋、ちょっとしくじると穴に落っこちてしまう。
なにせ点線の正方形の1辺を1とすれば対角線は√2。
実線の蓋の一辺は√2の長さはない。ということは落っこちることができる。
マンホールが四角いと、危ない!ということですね。
点線の穴に実線の蓋。
これはどうやっても蓋が穴に落ちることはない。
↓これはメーカーのサイト。
http://www.chubu-net.co.jp/CGI/whatsnew/top_view.cgi?mode=view&syurui=mame&select=kenzai&seq=33
マンホール蓋はなぜ丸いのか?
マンホール蓋は主に下水道、汚水、雨水、電気、電話線などの点検又は出入り口として、道路や歩道などで利用されています。万が一マンホール蓋が落ちてしまったらとても危険な状態になります。蓋の落下を回避するためにマンホール蓋を丸くしています。なぜなら・・・
角型のマンホール蓋の場合、対角線上に蓋を立てた場合蓋外形はマンホール内径の対角線より必ず短くなるため落下する可能性がありとても危険ですが、丸型の場合はマンホール内径よりも蓋外形が必ず大きいため、落下する心配がなく安全と言えます。また丸型は人の出入りもしやすくなっていることもあり現在では多く使用されています。
★マンホールの蓋はなぜ丸いのか、という話は以前から知っていたのですが、マイクロソフトの入社試験に使われたことがあるそうです。これは初耳でした。
http://kakiwo.exblog.jp/5037326
マンホールの蓋はなぜ丸い?
有名な「ビル・ゲイツの試験問題」というものがあります。ちなみに本も出ています。
ビル・ゲイツの試験、つまりマイクロソフト社の入社のための問題で、それらは非常にユニークであることで知られていますね。例えば、タイトルにある問題もそのひとつ。マンホールの蓋はなぜ丸いのか。
・・・
●四角いと、蓋が穴に落ちてしまうから
がその回答。
●定幅図形(等幅図形)の穴と蓋なら落ちません。
これはルーローの三角形といいまして、正三角形の各頂点を中心にして、1辺を半径とする円を描いて作ります。
ちょっと考えればわかりますが、この三角形は、間隔1の2直線の間に挟まった状態で自由に転がることができるのです。
重心の位置は変化しますが、幅は変わらない。
ということは、ルーローの三角形の穴を掘って、ルーローの三角形の蓋をすれば、どう転がっても落ちないんですね。
一般的に、正奇数多角形なら、ルーローの三角形と同じやり方で、定幅曲線が描けます。
もっとも、そんな図形をつくるのは厄介ですから、そんな穴と蓋を作る人もないでしょうけど。
★数学者の芳沢さんのお話で締めくくります↓
http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXMZO80396050S4A201C1000000&uah=DF260720128534
円周率の定義は…大人が間違える子供の算数:桜美林大学教授 芳沢光雄
2014/12/9 6:30 日本経済新聞 電子版小中高校の数学教育活動に携わって20年になる。全国各地の学校に出向き、出前授業などをしてきた。その際、生徒から様々な質問を受けるが、大人が答えられなかったり、間違って答えたりするものも少なくない。子供のころに習った簡単なことでも、長い間に忘れてしまっているのだ。勉強の仕方に原因があることもある。今回は、そんな算数の問題の中からいくつか紹介しよう。
■電卓でどんな数でも√を何度も押すとなぜ1になるの?
・・・
■「円周りつは、およそでなく何ですか?」
・・・
■7.75÷2.17を小数第2位まで計算し、余りも求めよ
・・・
■割り切れない分数が小数部分で繰り返す理由
・・・
■マンホールはなぜ丸い形をしているのか
最後は、かつてマイクロソフトの入社試験で、「マンホールの蓋はなぜ丸いのか」という問題が出題されたことに関連する話題である。答えは「蓋をどのように動かしても下に落ちないから」である。説明は以下の通りだ。
円形のマンホールを置く地面の穴の直径をa cm、マンホールの直径をb cmとする。マンホールをその穴の上に重ねて置くことを考えると、bはaより大きくなくてはならない。一方、もしマンホールを立体的にいろいろ動かして、その穴の部分を通過させられることができるならば、マンホールの直径が穴を通過する瞬間があるはずだ。それは、マンホールの直径bは穴の直径a以下であることを意味する。これは、前提の「bはaより大きい」と矛盾している。したがって、マンホールを立体的にいろいろと動かしても、マンホールを穴の部分を通過させることは不可能である。すなわち、マンホールを丸くすると、どのように動かしても、穴の部分から下に落ちないというメリットがある。ここで取り上げたいのは、「マンホールのような丸い図形以外でも、どのように動かしても下に落ちない同じ性質をもつ図形はあるか」という疑問である。これについては、2008年に出版し既に絶版になった拙著に書いたことであるが、以下が解答である。
下図は、一辺がa cmの正三角形の各頂点から半径a cmの円を描いて完成させた「ルーローの三角形」という図形である。その内側の点線のように、それより内側に入った点だけで構成される部分と同じ形をした穴を地面に開けると、蓋のルーローの三角形は曲げない限り、いろいろ動かしてもその穴を通過することができない。それは、マンホールの問題のように、蓋のルーローの三角形が穴を通過する瞬間の幅を考えれば、ルーローの三角形の作り方から下に落ちないことが分かるだろう。
・・・
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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