天気図・ウィンドプロファイラ・衛星画像
今年の冬は低気圧が発達して「970hPa」位になることが頻発したように思います。
例年のことはちゃんと覚えていないので、これまでもあったのでしょうけれど。
低い気圧による海面の吸い上げ効果と、強風による高潮が重なるという、私の経験上は台風の時の出来事が、真冬の北海道で起こる、ということに、違和感を感じました。気象がなんだか変わってきているのか?
思い立って、3月11日(水)に資料を集めてみました。
まずは天気図。
北海道のところに976hPaの低気圧が停滞しています。
気象情報で、低気圧の気圧が下がったことばかりいいますが、実は大事なのは高気圧との「気圧差」でしょう。
大陸には1030hPaの高気圧があります。
その気圧差50~60hPa。
この圧力差、圧力の「傾き」が強風を生み出すのです。
その点も気象予報士さんはちゃんと言うべきですね。
これは、ウィンドプロファイラの画像。
低気圧の中心の位置、前線、風の状況などが画像から読み取れます。
こういう画像はそれなりにヴィジュアルでいいですけど、その基本は天気図の中にもうちゃんとありますね。
これは気象衛星からの衛星画像です。
結局のところ、天気図に描かれていたものがそれぞれ可視化されています。
専門家はもっといろいろな情報を読み出せるのでしょうけれど、私ら素人は、天気図が基本だと思います。天気図に含まれている情報を読み取れるようになると、ずいぶんいろんなことがわかるのです。
どうも、ヴィジュアルな情報が多い割に、必要な情報が十分提供されていない、という感覚が強くて、困ったもんだ。{特にNHK}
天気図を読みましょうよ、それを視聴者も学べるような解説しましょうよ。
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