イワレンゲ
2015.2.24
上へ咲き進んでいって、全体としてはもう終わりに近づいてきたイワレンゲ。
根元の方で、次世代を用意しています。
3.2
ずいぶん長く楽しませてくれてありがとうねと、脇に座って花を見ていると、やはり糸を引いてますよね。
日を浴びて結構キラキラ輝くのです。
★で、もう一回、検索して調べていたら。
我が家の「イワレンゲ」と同じ品種かどうかその辺が不確定なのですけど・・・。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/crassulaceae/orostachys_malocophylla/orostachys_malacophylla.htm
アオノイワレンゲ Orostachys malacophylla (ベンケイソウ科 イワレンゲ属)http://forests.world.coocan.jp/flora/crassul-1.html
イワレンゲ Orostachys malacophylla (Pall.) Fisch. var. iwarenge (Makino) H.Ohba= Orostachys iwarenge (Makino) H.Hara
関東以西の本州、九州の暖温帯に分布する多年草、日本固有種。
広島県: 海岸近くの岩上に生育し、9~11月に咲く。
広島野草2 p.49;東城町植物誌 p.124(文献のみ);呉市目録 p.76.
⠠Orostachys malacophylla」この学名が問題でして。
http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/a-gyou/I1/iwarennge/iwarennge.html
小種名は「カタツムリやナメクジ等の軟体動物により受粉の」の意
はぁ?そんなぁ。ナメクジがポリネーター?知らなかったぁ。
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/pollination.html
花粉媒介 Pollination
・・・
カタツムリ媒 (malacophily)
ナメクジやカタツムリなどの陸貝類によって花粉の送粉・受粉が行われるもの。ネコノメソウ属 (ユキノシタ科) やオモト (スズラン科) がこれにあたる。カタツムリ媒を行う花はカタツムリ媒花 (malacoophilous flower) とよばれる。
・・・
わぁ、これは初耳でした。物不識。
もし、我が家のイワレンゲが「malacoophilous flower」であるのなら、花に見える輝く糸は、ナメクジの歩いた後かもしれない。う~むぅ。石の上なんかに今の季節でもナメクジの足跡を見ることはあります。そうなのかもしれないなぁ。
妻に話したら、ナメちゃんが!?やぁねぇ、とびっくり。
可能性はありますね。できれば「現場を押さえたい」けど。
ナメクジやカタツムリを誘引するような「におい」を出しているのでしょうか。
ナメクジがビールに誘引されるという話は聞きますが、それが「におい」によるのかどうか、完全には解明されていないはずですが。違ったかな。
ま、そんなこんなで、そういうふうに(どういうふうになのさ)ご理解ください。
★ギリシャ語で「malakos()」というのは「柔らかい」という意味だそうです。
下の辞書の引用でも、軟体動物などに使われています。
★「philo」というのは、「親和的」「愛する」という感じで理解しています。
フィロソフィー「哲学」
サーモフィラスというと「好熱菌」ですか。
★合わさると、軟体動物媒になるわけか。
驚きました。
mal・ac-/mǽlək/ /mǽlək/, mal・a・co-/mǽləkoʊ, -kə/ /mǽləkoʊ, -kə/
►comb form 「柔軟」
[Gk malakos soft]
リーダーズ英和辞典第3版より引用mal・a・col・o・gy/mæ̀ləkɑ́ləʤi/ /mæ̀ləkɑ́ləʤi/
►n 〔動〕 軟体動物学.
malacologist -gist n
malacological màl・a・co・lóg・i・cal, -ic a
リーダーズ英和辞典第3版より引用mal・a・coph・i・lous/mæ̀ləkɑ́fələs/ /mæ̀ləkɑ́fələs/
►a 〔植〕 〈花が〉カタツムリ媒の (cf. ANEMOPHILOUS, ENTOMOPHILOUS).
malacophily màl・a・cóph・i・ly n カタツムリ媒.
リーダーズ英和辞典第3版より引用en・to・moph・i・lous/ɛ̀ntəmɑ́fələs/ /ɛ̀ntəmɑ́fələs/
►a 〔植〕 虫媒の 《昆虫による受粉媒介;cf. ANEMOPHILOUS》
・an entomophilous flower 虫媒花.
entomophily èn・to・móph・i・ly n 虫媒.
リーダーズ英和辞典第3版より引用an・e・moph・i・lous/æ̀nəmɑ́fələs/ /æ̀nəmɑ́fələs/
►a 〔植〕 〈花が〉風媒の (cf. ENTOMOPHILOUS).
anemophily àn・e・móph・i・ly /-li/ n 風媒.
リーダーズ英和辞典第3版より引用phil-/fɪ́l/ /fɪ́l/, philo-/fɪ́loʊ, -lə/ /fɪ́loʊ, -lə/
►comb form 「愛する」「…に親和的な」「…びいき」 (opp. mis-).
[Gk (↓)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用phil・o- [,]
「…を愛する」の意.
パーソナル英和辞典より引用ph・i・lous/f(ə)ləs/ /f(ə)ləs/
►a comb form 「…を好む」「…に親和的な」:photophilous.
[Gk philos loving; cf. PHIL-]
リーダーズ英和辞典第3版より引用
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