小菊:その後
2015.2.2
完全に枯れきるまで見ようと、放置してきました。
実がなくなったものも多くなりました。
摘んでほぐしてみました。
こんな風になります。
タンポポなどのような「毛」はありません。
でも軽いことは確かですから、風が吹けば結構飛ばされるんだろうな、とは思います。
だって、我が家にやってきたのも、ゼッタイ「飛んで」きたのであるはずですから。
ところで、面白いことに気づきました。
枯れ切った実ですが、これをほぐしていたら、強い芳香が鼻をうつのです。
まさしく「菊の香」でした。
妻を呼んできて、いろいろ解釈を話した後、鼻先に持っていってみな、といったら、きょとんとしていましたが、実行してびっくり。えぇ!こんなに香るの!
いや、枯れ切った実からこれほどの香りとは知りませんでした。
屋外でつまんで嗅ぐだけですからいいですが、これを室内で身近に置いたらきつすぎるかもしれません。
びっくりしたなぁ。
「菊枕」という言葉があります。
きく‐まくら【菊枕】
菊の花を干して詰めた枕。邪気を払うという。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用
ちょっとなぁ、想像するに、私のような嗅覚に弱いタイプの人間は眠れそうにないな。
芳香もきつすぎれば耐えがたくなるという性質(たち)ですので。
お化粧のきつい女性も、敬して遠ざく、というじいさんですから。
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