立春
気温の谷底をグラフ化してみました。
上の2本が最高気温について。
下の2本が最低気温について、です。
冬至から立春直後まで。
去年2014年の12月から東京の平年値が変更になったので、気温の谷底がどう変化したか、詳しく見てみたかったのです。
この間の経緯は下でどうぞ↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-0cc0.html
2015年1月15日 (木)「2014年の気温・湿度の記録」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-db03.html
2015年1月15日 (木)「東京の観測地移転」
グラフ中、谷の始まりと終わりを矢印で示してあります。
最高気温の旧平年値では1日だけ0.1℃低い日がありますが、それを含んでの谷底です。
新平年値では谷底を抜けるタイミングが早くなったようです。
また、平らな部分も少し短めのようです。
コンクリートの熱的な「慣性」{暖まりにくく冷めにくい}から出て、土に囲まれた環境に移ったせいでしょうか。
そして、立春の2月4日にはゆるやかに上昇が始まっています。
冬至冬中 冬始め、とかいいますが、さしづめ
立春冬中 春始め、ですね。
前半は「暦の上では」という常套句です。
そして、後半が気温変化の事実です。
太陽が冬至から45度進みました、その「点」につけられた名前が「立春」。
その「点」を含む日を通常「立春」と呼ぶわけですね。
冬至以降、地表に降り注ぐ太陽のエネルギーが少しずつ増えてきまして、それが気温の変化として現れ始めるのが「立春」のころ。
まさしく春が立ちました。
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