カメムシ2種
ホオズキカメムシ
2014.12.26
ブロック塀をゆっくり歩いていました。
成虫で越冬するはず。
体力消耗しないでね。
ヒメナガカメムシ
2014.12.27
これも成虫で越冬かな。
終齢くらいの幼虫の状態での越冬も大いにありうるでしょうけれど。
温度が下がれば代謝活動も低下し、動きが鈍くなります。
こんな風に、昆虫たちはいろいろな状態で越冬します。
成虫、幼虫、蛹。
何しろ、そうそう素早くは動けない。でもみんな命がけで冬に耐えているのです。
★先日の朝日新聞の記事
(どうする?)冬の昆虫観察 命つなぐ姿、発見にコツ(2015年1月25日05時00分)
ついつい家にこもりがちなこの季節。でも、寒さに負けず、子どもと出かけてみてはいかがでしょうか。身近な自然に目をこらせば、冬を越えようと寒さに懸命に耐えている虫たちの姿を見つけることができます。専門家に、観察のコツを教わりました。
1月上旬、東京都調布市などの公園を、NPO法人自然観察大学講師の鈴木さんや、同会員で自然観察会を地元で開いている大橋さんらと歩いた。
まずは、クスノキの下。根のくぼみにたまった落ち葉を軽く払うと、カメムシが身を潜めていた。落ち葉たまりを探す時は、少し湿り気のある所の方が、生き物が多く隠れているという。
次に見つけたのは、寒空の下、小屋の壁をトコトコ歩いていたフユシャクといわれるガの仲間のメスだ。冬に出てくる成虫の体長は1センチほど。メスは羽が退化していて飛べないため、ガには見えない。サクラやクヌギの木などで見つかることが多いという。
遊歩道沿いのコヒガンザクラの枝には、ミノムシがくっついていた。ミノガの幼虫だ。周囲に葉がなくなっているので、遠くからでも見つけやすい。
柿の木には、イラガのまゆを見つけた。ウズラの卵みたいだ。これも落葉すると目立つようになるという。
鈴木さんが、エノキの木の下で落ち葉をめくりはじめた。この日はいなかったが、ゴマダラチョウの幼虫が張り付いていることがあるという。めくった葉はもとに戻すことも忘れないように。
(中略)
ほかにも、やぶではからっぽのハチの巣が、枯れた原っぱではカマキリの卵が見つかった。
鈴木さんによると、多くは都会の公園でも見られる虫だという。「厳しい冬になると生き物は姿を見せなくなりますが、その命は確実につながっています。見つけるコツを知って、どんな場所でどんな工夫をして春を待っているのか、探してみては」と話す。
ね、「エノキの木の下で落ち葉をめくりはじめた。この日はいなかったが、ゴマダラチョウの幼虫が張り付いていることがあるという。めくった葉はもとに戻すことも忘れないように。」
オオムラサキの幼虫もエノキの落ち葉の下で越冬するんです。以前は東京都内の雑木林にもいたそうです。
★でもなぁ
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/01/19/10.html
2015年1月19日(月)
宮崎駿監督ら所沢・淵の森で下草刈り 地域の自然「守りたい」
所沢市上安松と東京都東村山市の境にある「淵の森」で、早春の下草刈りが18日午前、行われた。森を守る会の会長を務める宮崎駿監督らがトトロの生まれた森の保全に汗を流した。
淵の森は柳瀬川に沿った雑木林。宮崎監督の散策スポットで、映画「となりのトトロ」などの構想を練った。1996年に宅地開発されそうになったのを、宮崎監督らの寄付や募金活動で公有地化し、会員やボランティアが手入れをしている。
下草刈りには若者を中心に約250人が集まった。参加者たちは持参した軍手をして鎌を手に作業を開始。落ち葉はそのままにし、折れた枝や伸びた草などを刈り取って、1カ所に集めた。
米国やフランスの20代の男女2人も参加し、「宮崎さんに会えてうれしい。自然を愛する宮崎さんの気持ちが分かった」と話した。
参加者たちは作業が一段落すると、宮崎監督と記念写真を撮ったり、甘酒で暖を取った。
宮崎監督は「森はすっかりきれいになり、感謝しています。ここには貴重な植物や鳥がおり、大事に守っていきたい」と話していた。
こうだもんなぁ。去年も私、文句をつけたはず。
「落ち葉はそのままにし、折れた枝や伸びた草などを刈り取って、1カ所に集めた」そうですのである程度は昆虫も残れただろうとは思いますが。
森はきれいになったかもしれないけど、越冬昆虫にはやはり打撃は大きかったのではないかな。
守るべきは「貴重な植物や鳥」だけなんですか?
鳥を支える底辺には大量の昆虫も必要なんですよ。
鳥を愛して昆虫を嫌う人を、私は愛鳥家とか、自然の愛好家とは呼びたくない。
もっと、「命が活動する」ときに手入れしてください。
冬は勘弁だよな。ダメージがでかい。
そのあたりをきちんと参加者にわかってもらうようにしないといけないと思います。
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