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2015年1月

2015年1月30日 (金)

√2 の話:その17:√2の求め方。ニュートン法:1

★√2を求める話も終わりに近づいておりまして、今回は有名なニュートン法です。
例によって話は√2、あるいはせいぜい平方根程度に限定します。

Newtonmethod
f(x) = x^2 - 2
という曲線上に(Xn, f(Xn))という点を考えます。
この点で曲線に接線を引きます。
接線がx軸と交わる点をXn+1とします。
(Xn+1, f(Xn+1))での接線を引き、x軸と交わる点を・・・
という繰り返しを考えます。
図の中に、Xn から Xn+1 を求める式を書き込んでおきました。
これを使ってプログラムを作ります。

!********************
! ニュートン法によって平方根を求める
DECLARE EXTERNAL FUNCTION f
DECLARE EXTERNAL FUNCTION g

!1.4142135623730950488016887242097
!1.7320508075688772935274463415059

INPUT PROMPT "n =" :n
IF n >=1 THEN
   LET x = n
ELSE
   LET x = 1
END IF

FOR i = 1 TO 15
   LET x1 = x - (f(x, n)/g(x))
   PRINT i;
   PRINT x1
   PRINT x1*x1
   LET x = x1
NEXT i
END
!********************
EXTERNAL FUNCTION f(x, n)
LET f = x*x - n
END FUNCTION
!********************
EXTERNAL FUNCTION g(x)
LET g = 2*x
END FUNCTION
!********************

★実にシンプルですが、その威力はものすごい。

n =2
1
1.5
2.25

2
1.41666666666667
2.00694444444445

3
1.41421568627451
2.00000600730488

4
1.41421356237469
2.00000000000451

5
1.4142135623731
2.00000000000001

6
1.4142135623731
2.00000000000001

1.4142135623730950488016887242097 ←少し長めの値と比べてください。

5回ループを回ったところでもうこの計算精度は満たしてしまいました。
一回ごとに有効桁数が2倍くらい増すんですね。
実にとんでもないスピードです。

http://www.akita-nct.ac.jp/yamamoto/lecture/2005/5E/nonlinear_equation/text/html/node4.html

i+1番目の近似値は、i番目に比べて2乗で精度が良くなるのである。これを、 二次収束と言い、非常に早く解に収束する。例えば、 10^{-3} の精度で近似解が得られ ているとすると、もう一回式(9)を計算するだけで、 10^{-6}程度の精度で近似解が得られるということである。一次収束の二分法よりも、収 束が早いことが分かる。

ニュートン法の特徴をまとめると次のようになる。
長所
    初期値が適当ならば、収束が非常に早い(図 8)。
短所
    初期値が悪いと、収束しない(図9)。収束 しない場合があるので、反復回数の上限を決めておく必要がある。

素直で性質の良い関数だとこういう高速が出ます。
2次関数はそういう「たちのよい」関数です。
「たちの悪い関数」ってあるのか?どんな関数なんだろう?・・・
1000桁モードでやったらどうなるんだ?など。
いくつかの話が頭の中を往来していまして、まとまらない。
それらは別に稿を改めることにします。

芽生え

0120_5mebae 2015.1.20
なんだかすごいことになっています。チューリップの芽ですかね。
何かの葉を突き破っています。
こうなると「牙」という感じもしますね。
あるいは「角」で突き破る、とか。


〔音〕ガ ゲ 〔訓〕め
草木の、め。「発芽・胚芽はいが・麦芽」
めばえる。転じて、物事がはじまる(きざし)。「萌芽」
形声。「」+音符「」(=互いにかみあう)。ふた葉がかみあった草木のめ、の意。
広辞苑第六版より引用

つのぐ・む【角ぐむ】
  {動詞}{文章語}草木が新芽をのばす。
パーソナル現代国語辞典より引用

つの‐ぐ・む【角ぐむ】
自五アシ・オギ・ススキなどが、角のように芽を出す。芽ぐむ。「角組む蘆あし」「角組む荻おぎ」は<季語:春>。後拾遺和歌集[春]「三島江に―・みわたる蘆の根の」
広辞苑第六版より引用

「角ぐむ」という言葉があったんですね。今回あちこち調べていて知りました。
さらに私だってよく知っている「早春賦」の歌詞にこの言葉があるそうで。調べてみました。
一番しか知らなかったのですね。

早春賦(吉丸一昌作詞、中田章作曲)
春は名のみの 風の寒さやウグイス
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

三番もあるのですが、省略。
二番の冒頭に「葦はつのぐむ」とあったんですね。
まるっきり知らなかった、お恥ずかしい。

植物たちの芽を見たら、「牙」だ「角」だ、と想像してみてください。
見え方が変わるかもしれません。

カタバミ

1227_16katabami1 2014.12.27
カタバミもタフですね。切れ目なくどこかで花を咲かせ、結実している。
1227_16katabami2
白いのは種の皮で、色のついたのが種です。

↓NHKの動画です。
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400777_00000&p=box
非常に優れた映像ですので、是非ご覧ください。
種の皮が弾けて中の種を遠くへ弾き飛ばします。1~2mも飛ぶそうです。
カタバミの実が熟したら、手で軽くつまんでみてください。
パチパチと痛いほどに実が弾けます。
すごいですよ。

ヒサカキ

1227_3hisakaki 2014.12.27
これはつぼみですかね。
早春、2~4月頃に開花すると聞いています。
その準備でしょうね。
悪臭とまではいわないけど、「特異臭」があります。「香り」ではなく「臭気」です。
「臭(にお)い」ではなく「臭(くさ)い」に近い方です。

我が家は鳥さんがヒサカキを献納してくれた「かかし神社」なのでありますよ。
御利益あります。
本尊が言うんだからまちがいなし。

ネコハグモ

1226_14nekohagumo 2014.12.26
ネコハグモです。この時はまだ活動中でしたね。
でももうそろそろ越冬状態にはいらなければならないでしょう。

http://www.sagami-portal.com/city/scmblog/archives/958
相模原市立博物館の職員ブログ です。

投稿日: 2012年9月29日
・・・
さて、今日はこのクモのペアを見つけました。交接後のオスは年内に死んでしまいますが、メスは越冬して、春に卵を産むそうです。生き物の世界では冬越しに向けた準備がもう始まっているのですね。と、ここまで書いて気づきました。冬に幼体や卵を観察した記憶がある…あれ?これは改めて観察の価値ありのようです。

そうなんだ。私が撮った写真もメスですね。
ハチなんかもそういうのが多いな。オスは交尾後に死んで、メスが冬を越して命を繋ぐ。
無事でな。

ふと自分のブログを検索したら、ナント、越冬中らしいネコハグモを観察した記録がありました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-4086.html
2012年2月 8日 (水)「ネコハグモ:2」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-87cc.html
2012年2月 8日 (水)「ネコハグモ:3」

筒状に編まれた網の中に潜んでいるのを観察した記録で、写真もあります。
是非ご覧ください。

ヒラタアブ

1226_13hirataabu1 2014.12.26
パンジーの花のところでした。
ハナアブの仲間なんですが、なんという種かな。
1226_13hirataabu2
コマバムツホシヒラタアブというのが似ていると思いますけれど、なんだか腹部の形がなぁ、気になるなぁ。
見事なホバリングです。
1226_13hirataabu3
影を見てください。
クリオネみたいだと思ってしまいました。
↓これ鳥羽水族館のサイトです。
http://www.aquarium.co.jp/kannai/kyokuchi.html
このページの下の方にクリオネの写真があります。

いかがでしょう?似てませんか?

カメムシ2種

ホオズキカメムシ
1226_11hoozukikamemusi 2014.12.26
ブロック塀をゆっくり歩いていました。
成虫で越冬するはず。
体力消耗しないでね。

ヒメナガカメムシ
1227_6himenagakamemusi 2014.12.27
これも成虫で越冬かな。
終齢くらいの幼虫の状態での越冬も大いにありうるでしょうけれど。
温度が下がれば代謝活動も低下し、動きが鈍くなります。

こんな風に、昆虫たちはいろいろな状態で越冬します。
成虫、幼虫、蛹。
何しろ、そうそう素早くは動けない。でもみんな命がけで冬に耐えているのです。

★先日の朝日新聞の記事

(どうする?)冬の昆虫観察 命つなぐ姿、発見にコツ(2015年1月25日05時00分)
 ついつい家にこもりがちなこの季節。でも、寒さに負けず、子どもと出かけてみてはいかがでしょうか。身近な自然に目をこらせば、冬を越えようと寒さに懸命に耐えている虫たちの姿を見つけることができます。専門家に、観察のコツを教わりました。
 1月上旬、東京都調布市などの公園を、NPO法人自然観察大学講師の鈴木さんや、同会員で自然観察会を地元で開いている大橋さんらと歩いた。
 まずは、クスノキの下。根のくぼみにたまった落ち葉を軽く払うと、カメムシが身を潜めていた落ち葉たまりを探す時は、少し湿り気のある所の方が、生き物が多く隠れているという。
 次に見つけたのは、寒空の下、小屋の壁をトコトコ歩いていたフユシャクといわれるガの仲間のメスだ。冬に出てくる成虫の体長は1センチほど。メスは羽が退化していて飛べないため、ガには見えない。サクラやクヌギの木などで見つかることが多いという。
 遊歩道沿いのコヒガンザクラの枝には、ミノムシがくっついていた。ミノガの幼虫だ。周囲に葉がなくなっているので、遠くからでも見つけやすい。
 柿の木には、イラガのまゆを見つけた。ウズラの卵みたいだ。これも落葉すると目立つようになるという。
 鈴木さんが、エノキの木の下で落ち葉をめくりはじめた。この日はいなかったが、ゴマダラチョウの幼虫が張り付いていることがあるという。めくった葉はもとに戻すことも忘れないように。
(中略)
 ほかにも、やぶではからっぽのハチの巣が、枯れた原っぱではカマキリの卵が見つかった。
 鈴木さんによると、多くは都会の公園でも見られる虫だという。「厳しい冬になると生き物は姿を見せなくなりますが、その命は確実につながっています。見つけるコツを知って、どんな場所でどんな工夫をして春を待っているのか、探してみては」と話す。

ね、「エノキの木の下で落ち葉をめくりはじめた。この日はいなかったが、ゴマダラチョウの幼虫が張り付いていることがあるという。めくった葉はもとに戻すことも忘れないように。」
オオムラサキの幼虫もエノキの落ち葉の下で越冬するんです。以前は東京都内の雑木林にもいたそうです。

★でもなぁ
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/01/19/10.html

2015年1月19日(月)
   宮崎駿監督ら所沢・淵の森で下草刈り 地域の自然「守りたい」
 所沢市上安松と東京都東村山市の境にある「淵の森」で、早春の下草刈りが18日午前、行われた。森を守る会の会長を務める宮崎駿監督らがトトロの生まれた森の保全に汗を流した。
 淵の森は柳瀬川に沿った雑木林。宮崎監督の散策スポットで、映画「となりのトトロ」などの構想を練った。1996年に宅地開発されそうになったのを、宮崎監督らの寄付や募金活動で公有地化し、会員やボランティアが手入れをしている。
 下草刈りには若者を中心に約250人が集まった。参加者たちは持参した軍手をして鎌を手に作業を開始。落ち葉はそのままにし、折れた枝や伸びた草などを刈り取って、1カ所に集めた。
 米国やフランスの20代の男女2人も参加し、「宮崎さんに会えてうれしい。自然を愛する宮崎さんの気持ちが分かった」と話した。
 参加者たちは作業が一段落すると、宮崎監督と記念写真を撮ったり、甘酒で暖を取った。
 宮崎監督は「森はすっかりきれいになり、感謝しています。ここには貴重な植物や鳥がおり、大事に守っていきたい」と話していた。

こうだもんなぁ。去年も私、文句をつけたはず。
「落ち葉はそのままにし、折れた枝や伸びた草などを刈り取って、1カ所に集めた」そうですのである程度は昆虫も残れただろうとは思いますが。
森はきれいになったかもしれないけど、越冬昆虫にはやはり打撃は大きかったのではないかな。
守るべきは「貴重な植物や鳥」だけなんですか?
鳥を支える底辺には大量の昆虫も必要なんですよ。
鳥を愛して昆虫を嫌う人を、私は愛鳥家とか、自然の愛好家とは呼びたくない。
もっと、「命が活動する」ときに手入れしてください。
冬は勘弁だよな。ダメージがでかい。
そのあたりをきちんと参加者にわかってもらうようにしないといけないと思います。

チューリップ

1226_8tulip 2014.12.26
これ、12月の状態です。

0127_14tulip1 2015.1.27
そして約1か月後の状態。
大きくなったでしょ。
0127_14tulip2
もうこんなですもん。
もうすぐ明瞭にチューリップの姿になるでしょう。
{今はまだ、私共夫婦だけが、これはチューリップの芽、とほくほくしている段階ですが}

2015年1月29日 (木)

√2 の話:その16:√2の求め方。★ちょっと凝った考え方:その2「はさみうち法」

★結構、有名な方法でして、ラテン語で「regula falsi」、英語なら「false position method」というようです。
で、私はこの方法を以前から知ってはいるのですが、どうもピンと来なくって。
「はさみうち」という言葉の語感からすると、真値を両側から「はさんで」「追い詰めていく」感じがするでしょ。
それだけなら、Simpleな方法でやった区間を縮小しながら真値の両側を行ったり来たりするのだって「はさみうち」の感じがしますよね。
前の記事の「二分法」だって、真値の両側から詰めていきますよね。
ところが、この「はさみうち法」は片側から詰めていっているように感じるのです。

では√2についてはさみうち法を説明します。

Hasamiutisiki
関数は f(x)=x^2 - 2 です。
例によって、√2の真値を挟むように、aとbを定めます。
{具体的には、a=0、b=2でいいです。}
次いで、(a, f(a))という点と、(b, f(b))という点を通る直線を考えます。
この直線がx軸と交わる点をcとしましょう。
cの求め方は図の中に書き込んでおきました。

下に凸で単調に増加する関数ですから、cはaより真値に近い。
そこで、(c, f(c))という点と、(b, f(b))という点を通る直線を考え
この直線がx軸と交わる点を・・・

繰り返しができました。
こうやって次々と点を求めていけば、真値の左側からどんどん近づいていくことになりますね。
(b, f(b))は動いていません。
動かないbに対して、左からaが真値に近づいていくようです。
これって「はさみうち」なのか?
むしろ、流行語の「壁ドン」みたいだ。
bという壁があって、真値√2へaがぐ~んと近づいていくように、私にはイメージされます。
真値が、動かない壁と押していく近似値の挟み撃ちにあっている、ということかなぁ。
「false position method」を訳して「はさみうち」とはちょっと理解できないのですが。。

pincer attack:挟撃.
attack from both sides.:挟み撃ちにする

だよなぁ。(pincer はペンチのことです)

★ぐだぐだ言ってないで!プログラムっ!
********************
!Hasamiuti
DECLARE EXTERNAL FUNCTION f

!root(2) = 1.4142135623730950488016887242097
!root(3) = 1.7320508075688772935274463415059

INPUT PROMPT "n = ": n
LET a = 0
IF n > 1 THEN
   LET b = n
ELSE
   LET b = 1
END IF

FOR i=1 TO 100
   LET c = (a * f(b, n) - b * f(a, n)) / (f(b, n) - f(a, n))
   LET a = c
   PRINT i;   
   PRINT c;
   PRINT c*c
NEXT i
END
!******************************
EXTERNAL FUNCTION f(x, n)
LET f = x*x - n
END FUNCTION
********************

★結果
n = 2
1  1  1
2  1.33333333333333  1.77777777777777
3  1.4  1.96
4  1.41176470588235  1.99307958477508
5  1.41379310344828  1.99881093935792
6  1.41414141414141  1.99979593918987
7  1.41420118343195  1.99996498722033
8  1.41421143847487  1.99999399271316
9  1.41421319796954  1.99999896931123
10  1.41421349985132  1.99999982316172
11  1.41421355164605  1.99999996965933
12  1.41421356053263  1.99999999479438
13  1.41421356205732  1.99999999910685
14  1.41421356231892  1.99999999984677
15  1.4142135623638  1.99999999997371
16  1.4142135623715  1.99999999999549
17  1.41421356237282  1.99999999999922
18  1.41421356237305  1.99999999999987
19  1.41421356237309  1.99999999999999
この先もう、数値は動きません。計算機の限度ですので。
このプログラムは、平方根に対して小さい側から接近していますので、1.9999…となっていて正しいのです。

★1000桁モードで1000回ループを回すと
750桁を超える精度になっているようです。かなりのスピードですね。

1000
1.
4142135623 7309504880 1688724209 6980785696 7187537694
8073176679 7379907324 7846210703 8850387534 3276415727
3501384623 0912297024 9248360558 5073721264 4121497099
9358314132 2266592750 5592755799 9505011527 8206057147
0109559971 6059702745 3459686201 4728517418 6408891986
0955232923 0484308714 3214508397 6260362799 5251407989
6872533965 4633180882 9640620615 2583523950 5474575028
7759961729 8355752203 3753185701 1354374603 4084988471
6038689997 0699004815 0305440277 9031645424 7823068492
9369186215 8057846311 1596668713 0130156185 6898723723
5288509264 8612494977 1542183342 0428568606 0146824720
7714358548 7415565706 9677653720 2264854470 1585880162
0758474922 6572260020 8558446652 1458398893 9443709265
9180031138 8246468157 0826301005 9485870400 3186480342
1948972782 9064104507 2636881313 7398552561 1732204024
5091227700 2269331811 0235352311 9371249036 0837006797
3131736272 2567583670 3769236313 1347916386 7209581132
2553735283 5008955280 1861242166 5141262356 8477774182
8153651996 1698563615 2019805920 2965214759 4063330530
8574986335 1222964032 8417594077 1689264913 728730241

1.
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
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9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
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9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999775239 8510328822 9113529343 4752431260
6895373343 8712712041 0756908124 3384798966 1477310689
7586249301 6387176716 2078782508 8224360968 0186711024
9878576780 1995680601 3165827338 2818969448 6597558876
4702196459 3112786131 4516952029 3672586468 4526119061
182278

ホソヒラタアブ

0120_3hosohirataabu 2015.1.20
ハエやアブは時々姿を見せてくれます。
これは外壁にとまって日を浴びていたところ。
影の様子から、背中をお日様に向けていることがわかります。
花といってもほんのわずかしかありませんが、暖かいと動き出したくなるんでしょうね。
今、年間の気温の底を通過中です。
春の兆しを感じませんか?
水道水の冷たさが心なしか緩み始めてませんか?

アカマンマ(イヌタデ)

0120_2akamanma 2015.1.20
郵便受けの下のアカマンマ。
なぜか今も枯れ切っていません。
日当たりはよくないのですが、逆にそれが出来事の進行を遅くしているのかな。
実をしごいてみました。
つやつやした種がいっぱい。
周囲に播いておきました。またたくさん出てきて花を咲かせてくれるでしょう。
園芸品種じゃないけど、好きな花です。
オオケタデもいいんですが、定着してくれないなぁ。

ひつじさん:2

0124_1hituji1 2015.1.24
第2弾、こひつじちゃん。
しっぽをかわいく作ったそうで。
ネコもイヌもヒツジもみんな赤ちゃんのしっぽはたまりませんね。
あまりのかわいさに、身をよじってしまいそうになりますよね。
0124_1hituji2
おかあさんに甘えて。
哺乳類はみんな、まずお母さんにペタッとくっつくところから始まるのです。
0124_1hituji3
で、お母さんと一緒にいるときの自信たっぷりな顔がかわいい。
お母さんが見えなくなると、とたんに不安になっちゃうんですよね。
存分にお母さん、お父さんという安定した「基地」で甘えることができた子こそ、その後の自立がしっかりします。甘えていいんだよ。

0123_1hituji
年賀はがきにまだ羊さんがあったのでした。
何匹いるかな?
数えているうちに眠くなりませんか?

八百(やお)は数の多いこと。
八重(やえ)は数多く重なっていること。
「八」というのは、日本人にとって「数多い・いっぱい」という意味がありますね。

という風に見ていただくと、年賀はがきのひつじさんは「いっぱい」いますね。

ひつじさん:1

0120_1hituji1 2015.1.20
妻の作品。もっところんとまるまるしていてもよかったかもしれませんが。
ひつじ以外のものには見えないから、いいですよね。
木のひつじと重ねて撮影。
0120_1hituji2
顔を強調してみました。
0120_1hituji3
フェルト手芸の感じが見えまね。
プロじゃないんで、楽しければいいという手芸です。
材料は、ひつじマークの袋のユザワヤで購入しました。

レンゲソウ

0119_9rengesou 2015.1.19
玄関前に座り込んで横を見たら、プランターからマメ科と思しき芽生え。
まだ双葉も残っていたり。
妻に訊いたら、やはりレンゲソウでした。

0120_11rengesou 1.20
「もっかい」ちゃんと撮ろうと翌日に。
レンゲ畑なんていいと思うんだけどなぁ。
土に窒素分も増えるし。
いろんな空き地などにレンゲソウが広まったらいいと思うのは身勝手ですか?

ツバキ

0119_3tubaki 2015.1.19
ツバキの葉が暗い空間でスポットライトを浴びておりました。
移り動く太陽光線によるごく短時間の出来事。
周囲の暗さを表現したかったのですが、うまくいきませんでした。

★脱線
●スポット‐ライト【spotlight】
劇場の舞台で、特定の人物や箇所を特に明るく照明する光線。また、その照明装置。
広辞苑第六版より引用

●きゃっ‐こう【脚光】キヤククワウ
舞台の前面下方にあって、俳優を照らす照明。フットライト。
広辞苑第六版より引用

●fóot・lìghts
►n pl 脚光,フットライト《舞台前端の照明装置》;[the] 舞台,役者稼業
リーダーズ英和辞典第3版より引用

●きゃっこう【脚光】
footlights
¶脚光を浴びる ┏be in [move into, be thrown into] the limelight; be spotlighted; be highlighted
∥その地域は日本のシリコンバレーとして脚光を浴びている. The area has come into the limelight as the Silicon Valley of Japan.
・彼女は一躍文壇の脚光を浴びた. She suddenly loomed large in the literary establishment.
新和英中辞典第5版より引用

●líme・lìght
►n 1a 石灰光[ライムライト](の照明装置)《石灰製の棒または球を酸水素炎にあてて生ずる強烈な白光;以前舞台のスポットライトに用いた》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

●ライムライト【limelight】
①石灰せっかいの棒などを酸水素ガスの炎で熱して白光を生じさせる装置。また、その白光。欧米の劇場で19世紀後半頃に舞台照明に使用。石灰光。
②転じて、名声。評判。
広辞苑第六版より引用

いろんな言葉があるものですね。
高校生の頃に、文化祭の演劇で照明係をやったことがあるな。
教師になって、予餞会があって、生徒と一緒に劇場へ打ち合わせに行って、本物の劇場の証明室に入れてもらったことがありました。舞台面のマークがちゃんとしていないとうまくスポットライトが浴びせられないんですね。プロからずいぶん絞られましたっけ。

よせん‐かい【予餞会】‥クワイ
(「餞」は、はなむけの意)卒業の前に行う卒業生の送別会。
広辞苑第六版より引用

「ライムライト」のもともとの意味ご存知でしたか?
小柳ルミ子さんの「来夢来人」じゃないですよ。
ライム=石灰です。
生石灰の棒を高温で焼くと輝くんです。舞台照明や、灯台の光源にも使ったとか聞いたことがありますが。
化学の授業で、ガスバーナーで石灰を焼いたり、ガラス細工用のふいご付バーナーで焼いたりすると、生徒が喜びましたっけね。

卵の殻を、金串かなんかで保持して、ガスの火で殻の縁を焼いてみてください。ちょっぴりですが光りますよ。

2015年1月28日 (水)

√2 の話:その15:√2の求め方。★ちょっと凝った考え方:その1「二分法」

Simpleの次ですから、Sophisticated Methodのつもりです。
今回は
●二分法
解説は√2について行います。
√2はf(x) = x^2 - 2 という曲線がx軸と交わる点の座標です。
√2の真値を挟むaとbという区間を考えます。
実用上はa=0、b=2で構いません。
0<√2<2 ですので。
aとbが真値を挟んでいることはf(a)*f(b)<0でわかるわけですね。
これと同じ論法を使います。
Nibun1
aとbの中点をcとしましょう。このとき
f(a)*f(c)>0なら、cは真値の左側にありますので、cを新たなaとして繰り返します。
Nibun2
f(a)*f(c)<0なら、cは真値の右側にありますので、cを新たなbとして繰り返します。
区間を半分にして、真値がどちら側にあるかを調べて、またその新たな区間を半分にする、ということです。
これだけ。考え方は実にシンプル。

******************************
!二分法
DECLARE EXTERNAL FUNCTION f

!root(2) = 1.4142135623730950488016887242097
!root(3) = 1.7320508075688772935274463415059

INPUT PROMPT "n = ": n
LET a = 0
IF n > 1 THEN
   LET b = n
ELSE
   LET b = 1
END IF

FOR i = 1 TO 20 STEP 1
   LET c = (a + b) / 2
   IF f(a, n)*f(c, n) < 0 THEN
      LET b = c
   ELSE
      LET a = c
   END IF
   PRINT i;
   PRINT c;
   PRINT c*c
NEXT i
END

EXTERNAL FUNCTION f(x, n)
LET f = x*x - n
END FUNCTION
******************************
実行結果
n = 2
1  1  1
2  1.5  2.25
3  1.25  1.5625
4  1.375  1.890625
5  1.4375  2.06640625
6  1.40625  1.9775390625
7  1.421875  2.021728515625
8  1.4140625  1.99957275390625
9  1.41796875  2.01063537597656
10  1.416015625  2.00510025024414
11  1.4150390625  2.00233554840088
12  1.41455078125  2.00095391273499
13  1.414306640625  2.00026327371597
14  1.4141845703125  1.99991799890995
15  1.41424560546875  2.00009063258767
16  1.41421508789063  2.0000043148175
17  1.41419982910157  1.99996115663091
18  1.4142074584961  1.999982735666
19  1.41421127319337  1.99999352522721
20  1.414213180542  1.99999892001872

こんなふうにして真値を挟むようにして接近していきます。

1000桁モードで1000回やると
300桁くらい正しいようです。
片側から近づく方法や、真値の周辺を行ったり来たりしながら近づいていく方法の時は
1000回で約170~180桁くらいでしたから、真値に近づくスピードはかなり速いようです。
2つに分けて探っていくというのは、かなり速いものでして、プログラミングの世界でも「2分探索」というようなアルゴリズムがあります。2つに分けるなんて大したことはないような気もしますが、どうしてどうして。
昔、私が小学生の頃、NHKラジオで「二十の扉」という番組がありました。「それは動物ですか?」とか「それは○○ですか?」という問いを20回行うことで、隠された答えを当てるというものです。
2^20=1048576ですから、20回の問で原理的には100万もの識別ができようというものです。
2分法による√2の探索もなかなかのものでした。

1000
1.
4142135623 7309504880 1688724209 6980785696 7187537694
8073176679 7379907324 7846210703 8850387534 3276415727
3501384623 0912297024 9248360558 5073721264 4121497099
9358314132 2266592750 5592755799 9505011527 8206057147
0109559971 6059702745 3459686201 4728517418 6408891986
0955232923 0484308714 3214508397 6260362799 5251407989
8266667953 3176240536 2505455576 9131245589 7105727317
以下略

2.
0000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0000000000
0000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0000000000
0000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0000000000
0000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0000000000
0000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0000000000
0000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0000000000
3943206386 7776945289 9974296479 5829890218 4931321519
以下略

シラン

1226_7siran1 2014.12.26
20個くらいもあったシランの実は全部弾けました。
ごくろうさま。仕事が無事全部終ってよかったね。
以前、お目にかけたことがありますが
1226_7siran2
この曲がったものがシランの種子です。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-8a16.html
2012年1月11日 (水)「シランの実・種:1」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-7b88.html
2012年1月11日 (水)「シランの実・種:2」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-2cb5.html
2012年1月11日 (水)「シランの実・種:3」

デジタル顕微鏡写真まで載せています。
ご覧ください。

仕事を済ませて弾けた実たち。佳い姿、というべきでしょう。

1226_6hun 2014.12.26
なんだかなあ、多分鳥の糞だと思います。
消化されなかった種子が残っている。
そのうち雨で洗い流されて地面に落ちて、さあ、発芽できるかどうか。

0124_8hun 2015.1.24
実生のイチョウの鉢の縁。
見事に未消化の種子が残った糞。
種子を見てそれが何なのかは私には全くわかりません。
しかしまぁ、鳥の種蒔きというものはスゴイですね。
鳥は「噛み」ませんから、果肉だけ消化吸収して種を排出する。
それを植物は利用している。
花とミツバチの相互関係は有名ですが、果実と鳥の関係もある種の「共進化」といっていいのでしょうね。ランタナの実は、哺乳類がかじってすりつぶされちゃかなわないから、すりつぶして食べるような哺乳類に対しては有毒な物質を種子に持たせている。鳥が食べることだけを許す。

糞、といって毛嫌いせず、こういう動植物の相互関係を楽しんでください。

マメカミツレ:2

0123_5mamekamiture 2015.1.23
最初の花ですが、もう花がほぼ終わって、実ができているのですね。

0124_14mamekamiture 1.24
褐色っぽくなってきています。

★検索してみました。

http://www.asahi-net.or.jp/~uu2n-mnt/yaso/tanken/haru/yas_mamekamiture.htm

キク科マメカミツレ属 花期:通年 分布:オーストラリア原産
1940年頃に発見されたオーストラリア原産の帰化植物。暖かい地方に帰化していて、ほぼ一年中花が見られる。頭花は雄性のものと雌性のものがある。

http://yasousuki.exblog.jp/8590804/

両性の筒状花が中心に多数あり、花冠の先は4裂する。筒状花の周りに花冠のない雌しべのみの雌花が並ぶ。
頭状花序の周りには総苞片が一列に並んでいる。成熟すると種は茶色くなり、楕円形の偏平状。
葉は互生し、2~3回羽状に深裂~全裂し、最終裂片の幅は1mmほどの狭い線形となる。

http://minamiharima-shizen.com/sub4-403.html

・総苞は緑色で一列に並び花よりも大きい。
・種子は雌花からできる翼のあるものと、両性花からできる翼のないものの2種類あり、雌花からできる翼のある種子から先に熟して落ちる。

なるほどねぇ。種子に2種類あるのですか。
花の外側に平らな板のようなというか、うちわのようなというか、そういうのがありますが、これが「雌花からできる翼のある種子」のようですね。
やぁ、小さい花でして、とても肉眼ではよくわからない。
接写してみて、なんだか実ができ始めてるみたいだよ、と妻と話していたのでした。

かわいい花と知り合いになりました。
派手さはありませんが、見つけたら目を凝らして眺めてください。

マメカミツレ:1

★不明・キク科としてずっと眺めていた植物です。
1226_2humei_kikuka 2014.12.26
どう見たってキク科、でしょ。

0120_10kikuka1 2015.1.20
何だか姿が変わってきた。
0120_10kikuka2
次のつぼみが大きくなってきて
0120_10kikuka3
その次のつぼみもできています。
ここまで名前がわかっていませんでした。

★私の愛用の雑草図鑑は
「形とくらしの 雑草図鑑」岩瀬徹 著、全国農村教育教会、平成19年刊
ここにキク科は43ページあります。
この際、最初から全部見よう!と意を決して一ページずつ見ていきました。
そうしたら、ナント!最後のページの最後の種として「マメカミツレ」というのが掲載されておりまして。
葉がおんなじだ!!
ちゃんと見るものですねぇ。手抜きはイカン。

1年草。1940年ごろに記録された帰化植物。近年街なかの空き地、植えマス、道ばたなどに増えている。葉や茎に軟毛がある。牧野によればカミツレはオランダ語Kamilleに基づくという。

そうなんですよ、スーパーの前の歩道と車道の境のようなところにあって、かわいいからと妻が連れてきたのです。
毛があることも認識していました。

いやあ、やっと君のなまえが認識できたよ。
長らく調べずにいて、ごめんね。でした。

タチアオイ

1226_1tatiaoi 2014.12.26
植物の冬は、動物にとっての冬とちょっと違うようですね。
じっくりじっくり、歩みを止めない。
新しい芽ができたよ、と顔を出す。
このしわしわ具合がたまりませんね。
よくまあこんなに畳みこめたものだ。
これを展開すると、面状の葉になる。
不思議だなぁ。

ハエ

1225_5hae 2014.12.25
フンバエの仲間だと思います。
虫の少ない季節、ハエ一匹でも出会えると嬉しい。
み~んな冬の中。
元気でね。

2015年1月27日 (火)

太陽関係の話を二つほど。その2:太陽風・音波

★金星の周回軌道に入り損ねた「あかつき」です。再チャレンジを狙っていますが、途中で思わぬ成果をあげました。

「あかつき」太陽風とらえた 金星軌道入れず周回中(朝日新聞 2014年12月20日14時59分)
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東京大学などの研究チームは18日、金星探査機「あかつき」を使った観測で、太陽から吹き出している「太陽風」は、太陽半径(約70万キロ)の5倍ほどの距離から急激に加速していることがわかったと発表した。研究成果が米専門紙に掲載された。
 太陽風は、太陽から吹き出す電気を帯びたガス(プラズマ)の流れ。2011年6、7月に、あかつきと太陽、地球がほぼ一直線で結ばれる位置になったため、あかつきから電波を発信し、太陽近くを通ったものを地球で受信する観測を計16回行った。
 その結果、太陽近くの風速は秒速30キロから60キロで、太陽半径の5倍にあたる約350万キロの距離から急激に加速することがわかった。太陽から約1400万キロ離れると秒速400キロほどに達しており、太陽から1億5千万キロ離れている地球周辺での速度とほぼ同じになっていた。こうした観測は世界で初めて。
 さらに、今回の観測で、太陽表面から磁力線の振動として伝わる波は外側に広がって音波になり、太陽半径の数倍の距離でガスに熱を加えて太陽風の加速が起きることもわかったという。
 あかつきは、2010年に打ち上げられ、同年末に金星近くに着いたが、狙いの軌道投入に失敗し太陽の周りを回っている。軌道を計算したところ、太陽をはさんで地球とあかつきが一直線になることがわかったため、太陽風の観測にいかしたという。あかつきは、15年度中に再度、金星周回軌道への投入が目指されている。

★あかつき出した電波が、太陽のそばを通って地球に到達するわけです。
電波は電磁波ですから、電界と磁界の波です。プラズマは電気的な流体です。ですから相互作用してしまいます。あかつきが出す電波がきちっとわかっていれば、プラズマとどのような相互作用があったかがわかるわけです。

★ビッグバンから38万年ぐらいは、温度が高くて中性の原子が存在せず、電気的なプラズマ状態だったんですね。太陽風などよりずっと密度の濃い。そのために電磁波の一種である光はプラズマと相互作用してしまって、まっすぐ進めなかった。宇宙の温度が下がってきて、電気蹄な中性原子ができると、光との相互作用が消えて光が直進できるようになりました。これを「宇宙の晴れ上がり」といいますが。
今回のあかつきの電波の観測は、スケールが小さいしな、太陽付近の「プラズマの陽炎」の観測とでも言いましょうかね。

★「太陽表面から磁力線の振動として伝わる波は外側に広がって音波になり」って、宇宙で「音が聞ける」の?
音って空気の振動なので、真空中では音は伝わらない。というような実験を見たことないですか?
ガラスの鉢の中に目覚まし時計とかラジオとか入れて、真空にして鳴らすと音が聞こえない。
音は空気の振動なのだ、とね。
ガンダムが宇宙空間で戦っても「無音」なんですよね。空気がないから。

★なのに!「音波が広がり」ってなによ。なんなのさ。じゃないでしょうか。
これね、「プラズマの密度波」のことなんですよ。

音はですね、空気の「疎密波」なんですね。
空気が圧縮されたところは密度が高く「密」で、膨張させられたところは密度が低く「疎」なのですね。
で「疎密波」なんです。

プラズマというのは、電子やら荷電粒子の「電気的な」ガスなんです。
で、太陽から出る磁力線が振動すると、磁界と電界は相互作用しますんでね、プラズマに振動を惹き起こすんですね。
それがプラズマの「疎・密」を生み出すのでしょう。
で「疎密波が生じた→音波が生じた」こういっているのです。

★サイエンスポータルというサイトです↓
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/12/20141218_02.html

あかつきがけがの功名、太陽風の謎解明(掲載日:2014年12月18日)
(前略)
 約6000℃の太陽表面の周りには、100万℃にも達する高温のプラズマのコロナが広がっている。この高温のコロナが太陽風を作りだしていると考えられる。しかし、探査機が直接近づいて観測するには温度が高すぎ、望遠鏡で調べるにはプラズマが薄くて暗すぎるため、プラズマの希薄なガスがどのように加速されるか、観測する手段はなかった。一度は失敗した「あかつき」が生き続けて、その千載一遇のチャンスをもたらした。
 地球から見て太陽の反対側を通過する「あかつき」で発信された周波数の極めて安定した電波が太陽近傍の太陽風を横切って地球に届くのを、臼田宇宙空間観測所(長野県)で受信した。この観測期間の太陽の活動を監視するため、太陽観測衛星「ひので」で同時に太陽を観測した。太陽から吹きだす太陽風を通過してきた「あかつき」の電波観測データを詳しく解析して、太陽近くの太陽風の実体に迫った。
 その結果、太陽風の秒速は太陽近くで30~60kmと比較的遅いが、太陽半径の5倍あたりから急加速して400kmに達することを突き止めた。さらに太陽風の中に、周期1分~数十分の低周波の音波とみられる周期的な密度変動も見つけた。この音波の振幅はかなり大きくてエネルギーが高く、太陽半径の5~10倍の距離で最大となることを明らかにした。
 研究チームは「太陽表面で作られたアルベーン波(プラズマ中で磁力線の振動として伝わる波動)が太陽から離れて不安定となり、それで生じた音波が衝撃波を生成してプラズマを加熱して、太陽風を加速する」というシナリオを描いた。このシナリオは、最近のコンピューターによる計算結果ともよくあっている。
(後略)

「太陽風の中に、周期1分~数十分の低周波の音波とみられる周期的な密度変動も見つけた。この音波の振幅は・・・」
ね、密度変動=疎密が伝わっているので「音波」なのです。
このページの下の方に
「あかつき」の観測に基づく太陽風加速のイメージというイラストがあります。ぜひご覧ください。

★JAXAのページ。こちらが本当はオリジナルで、それをサイエンスポータルで紹介しているのです。
http://www.jaxa.jp/press/2014/12/20141218_akatsuki_j.html

太陽風はどう作られるのか?
~金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速~

一連の観測によって、
    1. 太陽風の速度が太陽の近くでは30〜60km/s(時速10〜20万km)とかなり遅いこと
    2. 太陽半径の5倍程度の距離から急激に加速して400km/s(時速150万km)に達すること
    3. 太陽風の中に低周波の音波(周期1分〜数十分)と思われる周期的な密度変動があること
    4. この音波のエネルギーが太陽半径の5〜10倍という距離において最大となること
    5. 音波の振幅はかなり大きく、高いエネルギーを持っていること
が明らかになりました。

「3. 太陽風の中に低周波の音波(周期1分〜数十分)と思われる周期的な密度変動があること」
というわけです。

太陽風の中に生じる「音波」は人間の耳が聞くような「音」ではありません。
プラズマという電気的な流体の疎密波が聞けるような生物がいたら、「太陽の歌」が聞けるのかもしれませんね。

太陽関係の話を二つほど。その1:黒点

太陽関係の話を二つほど。その1:黒点
太陽の黒点、地球66個分 24年ぶりの大きさ 先月、国立天文台など観測
これは去年の11月20日の朝日新聞の記事の見出しです。
記事は

 国立天文台と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、太陽の表面に10月下旬に出現した巨大な黒点をとらえた画像を公開した。24年ぶりの大きさで、最大になったときで地球66個分にあたるという。
 巨大黒点は10月16日から30日まで観測され、太陽の自転でいったん隠れた。その後、11月15日に再び観測可能になったときは3分の1になっていた。黒点は太陽の活動が活発な時期に多く出現する。10月には、太陽の表面で黒点が引き起こす爆発現象「フレア」の巨大なものが計6回起きていた。
 国立天文台によると、太陽の活動は約11年周期で強くなったり弱くなったりするが、現在は最も活発な時期だという。24年前の1990年に出現した巨大黒点は地球74個分に相当し、約4カ月間観測された。

記事中の写真を白黒にして小さくして載せます。
Kokuten1
黒点の大きさにはあまり関心がありませんで、そうなんだ、という感じ。
私が気にしたのは、黒点の移動。
記事中「巨大黒点は10月16日から30日まで観測され、太陽の自転でいったん隠れた。その後、11月15日に再び観測可能になった」とありまして、約1カ月で自転しているようですね。
太陽は「ガス」なので、赤道から極まで一体で自転しているわけではないのです。
地球のような固体なら一体で回転してますから、自転周期はどこでも同じですけれど。
太陽の自転周期は

27日6時間36分 (赤道)
28日4時間48分 (緯度30度)
30日19時間12分(緯度60度)
31日19時間12分(緯度75度)

大体こうです。
写真を見ると、自転が見えますね。
ところで、黒点は太陽の自転に乗って移動しているわけですが、地球から眺めると、あまりにも遠いので、地球との距離変化・前後関係はわからなくなります。
縁の方に出現した時は遠くて、真正面の時は近くなっているのでしょうが、そんなことは観測されない。
観測されるのは、円運動の奥行き方向の運動を消してしまって平面に投影した運動しか見えません。
円運動を真横から正射影をとると単振動になり、時間を横軸にとってグラフ化すると、正弦波(サインカーブ)が得られる、というのを、高校で物理をとった方は学習したと思います。
Sin_curve
左に等速円運動を黒い点で描きました。
その右は、その円運動の正射影、赤い点で描きました。これは上下の単振動になっています。
一番右は赤い点の運動を横軸を時間として描いたグラフです。
左の黒い点が太陽表面の黒点だとすると、その位置を時間軸で描いたらサインカーブになるでしょう。
ということで、新聞の写真の黒点の位置を物差しで大雑把に測ってみました。

黒点の新聞写真
黒点の位置の最大幅:65mm
10/18 :  2mm :0.03
10/20 :  8mm :0.12
10/24 : 34mm :0.52
10/26 : 48mm :0.74
10/28 : 59mm :0.91

これをエクセルでグラフ化したら
Kokuten0
こうなりました。
あまり「みごと」とは言いかねますが、一応、サインカーブの一部らしき曲線が得られました。{苦しいかなぁ}
データ点がもっといっぱいあればよかったのですけど。
太陽が自転していて、黒点はその表面に乗って等速円運動をしている、という「証明」なんですけどね。

★毎日新聞のコラム

憂楽帳:黒点(毎日新聞 2014年10月30日 西部夕刊)
 太陽に巨大黒点が出現! 10月下旬、天文関係のホームページなどで話題となった。27日、減光フィルターを付けたカメラで太陽を撮影すると黒々とした姿が西の縁近くに確認できた。
 1980年代半ばの高校時代、黒点観測が日課だった。天文気象部で、昼休みは屋上の観測ドームへ。老舗光学メーカー、五藤光学の屈折赤道儀を太陽に向けた。口径15センチ、長さは3メートル近く。ちょっとした天文台だ。
 観測はスケッチだった。太陽像を拡大し投影板の観測用紙に映った黒点を鉛筆でなぞる。実にアナログだが、安全で当時は一般的だった。国立天文台も1998年まで実施していた。
(後略)

高校の天文部などではよく行う活動です。

ところで、このやり方、かのガリレオ・ガリレイさんがやった方法なのです。
「ガリレオ 黒点」でアンド検索すると私のHPが2番目に出てきました。そこから引用します。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/SunSpot.htm
↑コレ
岩波文庫「星界の報告 太陽黒点に関する第二書簡」ガリレオ・ガリレイ著、山田慶児・谷 泰訳。1976年10月18日 第一刷発行。¥200-

この文庫本の130ページから148ページに、「1612年6月および7月にかけて日々ガリレオ・ガリレイ氏が観察し観測した太陽黒点の図」という太陽黒点の観測記録の図があるのです。この図が正確で忠実なものであるなら、ここから「等速円運動とサインカーブ」の関係を浮かび上がらせることができるのではないだろうか?というようなことを考えたのです。また、そこから太陽の自転周期なども求まるだろう、と。

文庫本に掲載されているガリレオの観測の図から、黒点の位置を物差しで測って、グラフにしたんですね。そうしたら
Img005
こうなったんですよ。黒い点が図から読み取ったもの。
赤い線は周期27日のサインカーブです。
重なっているでしょ。
で、私の結論

●ガリレオの観察とその記録は非常に正確であり、かつ誠実なものであったということが分かります。科学という学問において「誠実な観測と記録」は絶対に色あせないものです。400年近く昔のデータからサインカーブが再現され、太陽の自転周期がほぼ正しく再現されました。
 ガリレオ自身は初めの方の引用にあるように「太陽は惑星の球体とおなじように西から東へ回転しながら、およそ一太陰月で一回転します。」といっています。太陰月は約29.5日ですから、周期もきちっと把握していたことが分かります。

ね、400年の時を越えて、ガリレオのデータから太陽の自転を見ることができるのです。
科学ってすごいですね。
最近、こういう「科学の信頼性」を損ねるようなことが多くて不快です。
科学の基本は誠実な観察と過不足ない記録です。
見てもいないことを書いてはいけないし、見たことをすべて記録しないで恣意的に書いてもいけない。
ガリレオという人は、すごい人ですね。
「星界の報告」について、こういう見方を出した方は少ないと思いますので、改めてここで指摘しておきます。

★参考。
http://www.nao.ac.jp/news/topics/2014/20141119-hinode.html
国立天文台の「巨大黒点の出現と、「ひので」がとらえた磁場構造」というページです。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/SunSpot.htm
ガリレオが観察した太陽黒点
↑これが私のHP。

ジュウニヒトエ

0119_1juunihitoe 2015.1.17
ずいぶん葉が茂ってきました。
花はまだかなり先だったと思いますが。
シソ科の花の特徴と「ひとがた」を思わせる姿を併せ持つ面白い花ですね。
今年は2,3株を線路の柵の下に移動させてあります。
低い位置で咲きますから、ひょっとして子どもたちの目にとまるかもしれない。
そんな魂胆です。

植物たちがブレイクする時が迫ってきています。
外をじっくり歩いてみてください。まだ寒いけど、生気がだんだん満ちてきましたよ。
形になるのはもう少し先。今は肌で感じ取る時期です。

イワレンゲ

0117_10iwarenge 2015.1.17
もうすぐてっぺんまで花がたどりつく。

0119_8iwarenge 1.19
株の下の方では新しい芽を出しています。

0123_6iwarenge1 1.23
花の終わった部分は枯れてきました。
おそらく、花が終わったらこの株、枯死するのではないかな。
その前に新しい目を出して、命を「繋ごう」としている。
0123_6iwarenge2
そんなつもりで、もう一回。見てあげてください。
花が登り詰めたら、やがて死ぬ。
次の芽も準備した。
命を繋ぐ営みを愛でてください。

冬咲きベゴニア

0117_9begonia 2015.1.17
きれいなんですよ。思わずワァとつぶやきます。
昼の散歩の頃は、ちょうど陽射しがこの辺りを照らす。
輝いています。
玄関前に座り込む日向ぼっこのお友達。

ジュウリョウ

0117_8jyuryo 2015.1.17
前の記事のクロッカス、線路際のは柵につかまりながら撮影しました。
庭のは、ぺたんと座り込んでの撮影。
外で座り込んでいると、どうしたんだろう、あのおじいさん大丈夫かな、などと余分な心配をさせかねませんからね。庭なら人目も気にせず、じっくり「ぺたん」です。
そうしたら、目の前にジュウリョウ。
写真左下が赤い実をつけていまして、これは以前にご紹介しました。
ところが、かかしの目は節穴でした。
よく見たら7本くらい生えていますね。
ということは、毎年赤い実をつけて、その実が転がって発芽して・・・。
そうやって繁殖していたのですね。
いやあ、ごめん。全然気が付いていなかった。
節穴だなぁ。
「初めて実をつけた」なんて、今頃気づいたのか、とジュウリョウに馬鹿にされます。
あ~あ。今年は花を見るぞ!と叫んでも、果たして実行できるかなぁ。

クロッカス

0117_6croccus_soto 2015.1.17
線路の柵の下。
お、クロッカスの芽だ!
出てきましたねぇ。
ということは、庭の方も出てるかな。
0117_7croccus_uti
ユキノシタがあり、カエデが立ち、スイセンが咲き、ツツジもあるという一画。
出てましたよ。こちらの方が玄関を出てからの距離は近いのに見落としている。
ボンヤリまなこ、だなぁ。
去年はこのすぐそばにムスカリが顔を出して花を咲かせたのですが。
今年どうなるか、注目しましょう。
上二つの写真のクロッカスは黄色い花を咲かせるはずです。
以前、別の色のもあったのですが、消えてしまいました。
明るい濃い黄色が楽しみです。

スノーフレーク

0117_3snowflake 2015.1.17
スノーフレークが大分成長してきました。
ところで、このすぐそばにヒガンバナがありまして、今、葉を茂らせ球根に栄誉を蓄えているところです。
0117_4higanbana
ヒガンバナです。
似てますね。
http://www.hana300.com/suzusu.html

・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名
  Leucojum aestivum
   Leucojum :
     スノーフレーク属
   aestivum : 夏の
 Leucojum(レウコユム)は、ギリシャ語で 「白いすみれ」を意味するらしい。

というわけで、同じ科なのです。

★で、これを見ていて「leuco」は「白」だよねぇ、と思い出しました。

leuc-/lúːk/ /lúːk/, leu・co-/lúːkoʊ, -kə/ /lúːkoʊ, -kə/, leuk-/lúːk/ /lúːk/, leu・ko-/lúːkoʊ, -kə/ /lúːkoʊ, -kə/
►comb form 「白,無色」「白血球」「白質」
[Gk leukos white]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

ギリシャ語からきていて、英語にもあるんですよ。

はっけっきゅう【白血球】
  血球の一。細菌を殺す無色の細胞。leukocyte
パーソナル現代国語辞典より引用

身近なところではこの白血球。
「leuco」が「白(色がない)」で「cyte」が「細胞」です。
エンドサイトーシスとかエクソサイトーシスなんて言葉は高校生物にもでてきますよね。私は教えましたよ、確かに。
細胞の中への取り込み、細胞の外への排出、のことです。
「サイト」が「細胞」で、エンドとエクソは内と外。
細胞質というのもありましたね。 cytoplasm でしたね。

言葉をいろいろ関連付けて覚えると視野が広がって面白いですよ。

2015年1月26日 (月)

√2 の話:その14:√2の求め方。★Simpleな考え方:その3

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-3731.html
2015年1月23日 (金)「√2 の話:その13:√2の求め方。★Simpleな考え方:その2」

Simpleな考え方:その1とその2では
●小さい側から始めて、一歩ずつ進み、踏み越えたら一歩戻って、歩幅を小さくして、また進む。
こういう考え方をしました。

★今度は真値への接近法を変えてみたいと思います。
今度は
●小さい側から始めて、一歩ずつ進み(右へ)、踏み越えたら向きを変えて、歩幅を小さくして進む(左へ)(戻る)。
また踏み越えたら、また向きを変えて、歩幅を小さくして進む(右へ)(戻る)。

このように、真値を挟んで、行ったり来たり、右へ左へ向きを変えながら歩幅を小さくして接近していこうという戦略です。

★さて、「踏み越えたら」の判断ですが、小さい側から大きい側へ踏み越えた場合と、逆に大きい側から小さい側へ踏み越えた場合を別々に判断するのは、できるんですけど、鬱陶しい。統一的にできた方がスマートだ。
Tikuji2
図を見てください。
aとbを近似値として。
真値の同じ側にaとbがある場合は f(a)とf(b)も両方とも負か、両方とも正です。
ですから、f(a)*f(b) は正です。
(踏み越えて)aとbが真値を挟んだ場合、f(a)とf(b)は必ず符号が異なりますので、
f(a)*f(b) は負です。

これを使いましょう。
「踏み越えたら向きを変えて、歩幅を小さくして進む」ということの「踏み越えたら」の判断はこれ一つで済みます。

もう一つ工夫を。
「向きを変えて」なのですが。
a = a + stp
これで一歩ずつ進むのでした。
これを
a = a + flg * stp
とします。
flg は flag です。旗を立てるんですね。
出発時 flg=1 とます。
a = a + flg * stp
は大きい方へ向かって一歩ずつ進むということになります。

踏み越えたという判断が出たら
flg = flg * (-1)
とします。すると
a = a + flg * stp
は小さい方へ向かって一歩ずつ進むということになります。
向きが変わるたびに、flgに(-1)をかけてやると、進む向きが反転するのです。
よくやるテクニックです。

★さて、これらをプログラムにすると
********************
!行きすぎたら向きを変えて戻る。平方根のみ。
!平方数には対応せず。
DECLARE EXTERNAL FUNCTION f

INPUT PROMPT "n = ": n
LET stp =1
LET flg = 1                         !進む向きを与える「flag」。正なら右へ、負なら左へ。
LET a = 0
FOR i = 1 TO 100
   LET tmp = f(a, n)                !a での関数値
   LET a = a + flg*stp              !一歩先   
   LET b = f(a, n)                  !一歩先での関数値
   LET tmp = tmp * b                !関数値の積

   IF tmp < 0 THEN                  !積が負なら。(真の値を挟んだ!)
      PRINT i;
      PRINT a;
      PRINT a*a
      LET stp = stp / 10            !歩幅を1/10に
      LET flg = flg * (-1)          !向きを反転
   ELSE
      IF tmp = 0 THEN               !平方数が与えられた時の処置
         PRINT i;
         PRINT a;
         PRINT a*a
         EXIT FOR                   !FORループを強制的に脱出
      END IF
   END IF
NEXT i

END

EXTERNAL FUNCTION f(x, n)
LET f = x*x - n
END FUNCTION
********************

★では実行結果を
n = 2
2  2  4
8  1.4  1.96
10  1.42  2.0164
16  1.414  1.999396
19  1.4143  2.00024449
28  1.41421  1.9999899241
32  1.414214  2.000001237796
37  1.4142135  1.99999982358225
44  1.41421357  2.00000002157214
52  1.414213562  1.99999999894473
56  1.4142135624  2.0000000000761
59  1.41421356237  1.99999999999125
63  1.414213562374  2.00000000000256
73  1.414213562373  1.99999999999973
83  1.4142135623731  2.00000000000001

行きつ戻りつしていることがよくわかります。
また1000桁モードで1000回まわして最後のところだけお目にかけましょう。
1000
1.
4142135623 7309504880 1688724209 6980785696 7187537694
8073176679 7379907324 7846210703 8850387534 3276415727
3501384623 0912297024 9248360558 5073721264 4121497099
9358314132 2266592750 5592755799 9505
1.
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999967394 3995095884
8443272076 7502274119 0610612930 3694650907 8971505951
2711679600 6160303012 0458538212 0796152915 8899120799
2261135475 0238544673 7071803584 7881320550 9824399061
5379957175 80245025

(参考)
★Simpleな考え方:その2 で得た結果と比較してください。ほぼ同じといっていいのでしょう。
993
1.
4142135623 7309504880 1688724209 6980785696 7187537694
8073176679 7379907324 7846210703 8850387534 3276415727
3501384623 0912297024 9248360558 5073721264 4121497099
9358314132 2266592750 55927557

1.
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999717 2972914074 9587760834
2065613833 8946232559 2854640200 6918559451 5930651819
5006313683 2928984512 4159757899 0595865375 3300033219
7264611468 8416590196 4540411810 5154967204 7410241631
988249

★大雑把に。
1000回の繰り返しで、170~180桁程度の精度。

めでたいな

先週金曜に「芽出度い」話をしました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-1cd6-1.html
2015年1月23日 (金)「アジサイ」

この日の朝刊の川柳欄に、実に「めでたい」句が掲載されていましたので、ご紹介します。

朝日川柳 西木空人選(2015年1月23日05時00分)
課題「晴れ晴れと」
 書き初めに太く「目の出」と書いてた子(東京都 長峯福太郎)
二句、めでたい。

一本くらい棒が多くたって、大差ないよねぇ。
こういうのは、努力を「愛でたい」

アブ

0117_2abu 2015.1.17
まっ黒で、一瞬ハエか、と思ったのですが、近づいてみればこれはアブですね。
初めて見るアブだと思います。
こんな季節に初見のアブ、不思議な出会いですね。
で、これはなんだろ?
クロモンコハナアブに似ている、と思います。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-abu_hana_kuromonko.htm
↑虫ナビ。

クロモンコヒラタハナアブ(クロモンコハナアブ)
こういう表記のサイトもありまして、よくわかりません。

もう少し暖かい季節に再会したいな。
で、腹部の模様や、頭部の特徴などをじっくり観察したいものです。
お願いまた来てね。

ツバキ

0116_5tubaki 2015.1.16
これは、木は庭にあるのですが花は外から見るツバキ。

0117_1tubaki1 1.17
これは、庭の奥にあるまだ背の低いツバキ。紅白咲きのツバキの実生。
いかがでしょう、色合いがかなり違うようです。
紅白には咲いてくれませんでしたが、ピンクっぽく咲いてくれました。
これまで我が家にはなかった色の花。
なかなかいい具合だな。
まだつぼみは何個かありますので、楽しませてくれそうです。

寒かった

20150121_22 2015.1.21~22
前の記事で、「先週、水・木と雨に降り込められ、雪も混じったり、寒かった。」と書きましたが、その2日間の気温のグラフです。
1~24が21日。25~48が22日です。
2日間、2℃をちょっと下回るところから、5℃をちょっと上回るという3℃ちょいの温度幅でした。
朝が多少冷え込んでも、日が照れば午後の2階の部屋は暖かい。でも、この2日間は午前も午後もストーブを消せませんでした。
我が家では、完全に電気とは独立した熱源を保持しようということで、灯油ストーブを1台使っています。電気を要するファンもないもの。
電気だけに頼らず、熱源を分散しておいた方がいいかと思います。

ま、それにしても、寒かった。
着ぶくれダルマになっていました。

ホトケノザ

0116_4hotokenoza 2015.1.16
去年、電柱の下でフウセンカズラが低い位置で茂りました。
そのあたりです。
コンクリートの隙間からホトケノザが顔を出しています。
低い位置で花が咲いてくれることは大歓迎。
子どもたちが見つけてくれるといいな。

先週、水・木と雨に降り込められ、雪も混じったり、寒かった。
そして金曜日でした。久しぶりの晴天に、保育園のお散歩隊がやってきました。
小さい人たちで、走り回るといってもよちよちの子たち。
マンホールの蓋の穴や溜まった水や、少し残っていた落ち葉や、面白いらしい、大喜び。
電車が通ればはしゃぐし、にゃあにゃがいたはずだ、と一生懸命うちの中を覗いてくれるし。
楽しいったらありゃしない。
現時点では、門の前の、パンジー、ビオラ、アリッサムくらいが目立つ花です。
チロリアンランプも咲いていますが、ちょっと目立たないな。
後は、高い位置にツバキ。
花や草がいっぱいになるといいね。

ハコベ

0116_3hakobe 2015.1.16
ハコベが元気。これは最初に見つけた場所から10cmちょい離れたオープンな場所。

0117_5hakobe 1.17
これは最初に見つけた場所のコンクリートの塊の間で次々と咲く花。

0120_4hakobe 1.20
そうですね。直径30~40cm位の範囲の中でいくつかの株が花をつけているのです。
他の場所にもありそうなものですが、今のところ私のぼんくらな眼では見つけていません。

スイレン

0116_1suiren 2015.1.16
去年のスイレンの花が、冷たい水の中で、透明化してきたようです。
腐るという感じでもない。
10輪くらい花を見てきましたが、いつも花が終わると(多分)水中に隠れてしまって、見ることはありませんでした。
初めて、花の後の姿を見ています。
冬だから出来事がゆっくり起こっているということでしょうか。
そして、つぼみがあるんですよ。咲けるかなぁ。どうだろう。

ヒメミカンソウ

0114himemikansou 2015.1.14
なんだかかわいい。気に入ってしまった。
去年はコミカンソウで喜んで、続いてこのヒメミカンソウ。
今までだってきっと、ずっと足元にあったのでしょうけれど気づかずに何十年も生きてきてしまった。
「見る」ということは大仕事なんですね。

2015年1月23日 (金)

√2 の話:その13:√2の求め方。★Simpleな考え方:その2

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-857a.html
2015年1月22日 (木)
前の記事↑で作ったプログラムのVer.2です。

★ループは決められた回数だけ回すことにしてしまって、
逐次求まってくる近似値a=√nの値と、aの自乗の値を並べて表示して、どのようにnに近づいていくのか見るのも面白いかもしれない。
こんなことが頭に浮かぶと、同じことをやるプログラムでも、Ver.2というのが生まれてくるんですね。
こうなります。
********************
!一歩ずつ進む。平方根のみに対応
!nは整数でなくても可

!root(2) = 1.4142135623730950488016887242097
!root(3) = 1.7320508075688772935274463415059

INPUT PROMPT "n = ": n        !平方根を求める数を入力
LET stp =1                             !最初の歩幅は1
LET a = 0                               !出発は0から
FOR i = 1 TO 100                   !FOR~NEXTループの回数
   LET a = a + stp                    !一歩進む
   IF a^2 > n THEN                  !nより大きかったら
      LET a = a - stp                !一歩戻って
      LET stp = stp/10             !歩幅を1/10にして
      PRINT i;
      PRINT a;
      PRINT a*a                       !途中経過をプリントして
   END IF
NEXT i                                  !FORへ戻る
PRINT
PRINT a                                !結果をプリント

END
********************
「DO~LOOP」は、ある条件が成立している間ループを回る、という命令でした。
今回の「FOR~NEXT」はループを回す回数を指定するループ命令です。
省略なしで書くと
「FOR i = 1 TO 100 STEP 1」
こう書きます。iを1から始めて、1ずつカウントアップし、100までループを回る、という意味です。
STEP が1の場合、これは省略可。
そして、「STEP」という語はBASICの予約語ですので、ほかの意味で使うことは許されません。
そのために、「歩幅」を「STEP」とは書けないのです。
で、母音を省いて「stp」という名前にしました。
「STEP」を整数ではなく、小数で書くことは可能です。「STEP 0.1」とかね。でもあまり推奨しません。
誤差の蓄積の問題がありますので。

★実行結果は
n = 2
2  1  1
7  1.4  1.96
9  1.41  1.9881
14  1.414  1.999396
17  1.4142  1.99996164
19  1.41421  1.9999899241
23  1.414213  1.999998409369
29  1.4142135  1.99999982358225
36  1.41421356  1.99999999328787
39  1.414213562  1.99999999894473
43  1.4142135623  1.99999999979326
51  1.41421356237  1.99999999999125
55  1.414213562373  1.99999999999973
56  1.414213562373  1.99999999999973
66  1.41421356237309  1.99999999999999

1.41421356237309

上は「十進15桁」で実行した結果です。
近似値を自乗した2に近づいていくのが目に見えますね。
コレ視覚的でいいな。
左端の数値は、ループ回数です。何回目のループでこの値が出ているか、という目安です。
計算桁数の限度に来ていますので、これ以上ループ回数を増やしても値はよくなりません。

そこで、これを「十進1000桁」でやると
n = 2
2  1  1
7  1.4  1.96
9  1.41  1.9881
14  1.414  1.999396
17  1.4142  1.99996164
19  1.41421  1.9999899241
23  1.414213  1.999998409369
29  1.4142135  1.99999982358225
36  1.41421356  1.9999999932878736
39  1.414213562  1.999999998944727844
43  1.4142135623  1.99999999979325598129
51  1.41421356237  1.9999999999912458800169
55  1.414213562373  1.999999999999731161391129
56  1.414213562373  1.999999999999731161391129
66  1.41421356237309  1.9999999999999857198323561481
72  1.414213562373095  1.999999999999999861967979879025
73  1.414213562373095  1.999999999999999861967979879025
78  1.41421356237309504  1.9999999999999999751050648688726016
87  1.414213562373095048  1.999999999999999997732481866842122304
96  1.4142135623730950488  1.99999999999999999999522356663907438144
97  1.4142135623730950488  1.99999999999999999999522356663907438144
99  1.414213562373095048801  1.999999999999999999998051993763820571537601

1.4142135623730950488011
前進していく様子が見えて楽しいですね。
指定した100回のループの限度近くまで行っています。
そこで、余力を見込んで、ループを1000回も回したりすると
{最後のところだけ表示します。10桁ずつ手動で区切りました。}

993
1.
4142135623 7309504880 1688724209 6980785696 7187537694
8073176679 7379907324 7846210703 8850387534 3276415727
3501384623 0912297024 9248360558 5073721264 4121497099
9358314132 2266592750 55927557

1.
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999999 9999999999 9999999999
9999999999 9999999999 9999999717 2972914074 9587760834
2065613833 8946232559 2854640200 6918559451 5930651819
5006313683 2928984512 4159757899 0595865375 3300033219
7264611468 8416590196 4540411810 5154967204 7410241631
988249

ループを993回まわったところで
小数点以下170桁以上正しいようですね。
なかなかの見ものでした。
この方式をこれからも採用しましょう。

羊さん

★「現代化学」2015年2月号。東京化学同人に面白い記事が載っていました。
「ヒツジとサイエンスを巡って」という記事です。そこに、十二支の動物のゲノム解析状況が載ってまして。
-------------------------
            十二支の動物のゲノム解読
                解読された年        備考
子(ネズミ)      2002年          マウスを解読。ラットは2004年
丑(ウシ)        2009年
寅(トラ)         2013年          大型ネコ科動物と比較して解読
卯(ウサギ)      進行中
辰(タツ)        ―
巳(ヘビ)        2013年          キングコブラとビルマニシキヘビを解読
午(ウマ)        2007年          サラブレッドを解読
未(ヒツジ)      2014年
申(サル)        2005年          チンパンジーを解読
酉(トリ)         2004年          ニワトリ
戌(イヌ)         2004年          ボクサーを解読
亥(イノシシ)    2012年          ブタとの比較で解読
-------------------------
羊のゲノム解読は去年だったんですね。今年の方が日本の話題としては面白かったかも。
そして
この表を見ていて笑ってしまった。
「辰(タツ)        ―」こうなってますね。
2024年の辰年までにはぜひ「龍」のゲノムが解読されるといいですね。
龍のクローンなんか作ったりして。龍の赤ちゃんの顎の下をくすぐると「逆鱗に触れ」たりして。
妙な想像を膨らませてしまいました。
タツノオトシゴのゲノム解析とか?いやだめでしょうな。経済的なメリットが何にもないモンナ。

ヒツジのゲノム解読、応用に期待 研究
2014年06月09日 13:42 発信地:ワシントンD.C./米国
 【6月9日 AFP】ヒツジのゲノム(全遺伝情報)を解読したとの研究結果が、6日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。肉や毛皮の品質向上のためにヒツジの健康を増進する方策が見つかるかもしれない。
 オーストラリア、英国、中国、フランス、デンマーク、ニュージーランドなど8か国の26機関が参加した国際研究チームによると、8年に及ぶヒツジのゲノム解析は、選抜育種によるヒツジの品種向上のためのDNA検査の開発の助けになることや、ヒツジに影響を及ぼしている疾病を軽減するための追加研究のきっかけになることが期待されている。
 「羊毛の重要性を考え、われわれは羊毛の生産に関係する可能性が高い遺伝子に焦点を合わせて研究した」と、プロジェクトリーダーでオーストラリア連邦科学産業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation、CSIRO)のブライアン・ダルリンプル(Brian Dalrymple)氏は述べた。
 「われわれは羊毛に含まれる脂質の代謝の新経路を特定した。これは羊毛の発達とラノリン(羊毛脂)の効率的生産の両方に役割を果たす可能性がある」とダルリンプル氏は成果を説明した。(c)AFP

ね、経済的なメリットがあるんですよ。
「現代化学」にも

 さらに皮膚が重要な脂肪代謝器官であることが遺伝子レベルではじめて明らかにされた。ヒツジの体表を覆う毛を取り囲む毛嚢には皮脂腺が発達し、ここから分泌されるラノリンが皮膚の保湿と保温に役立っている。今回の研究で、皮膚にはジアシルグリセロールとトリグリセリドの合成にかかわる遺伝子が高発現していて、皮脂の合成と毛嚢の増殖のバランスをとり、結果として羊毛の生育を促していることがわかってきた。

こうありました。
ウールの生産に役立つのかもしれませんね。

★で、現代化学の記事ではもう一つ、体細胞クローンの羊、ドリーの話も載っていました。
1996年だったのですね。乳腺上皮細胞を使ってつくられたものでした。
すわ「クローン人間誕生か」などと大騒ぎになりましたが、そうそうできるもんじゃない。
成功率は非常に低いし、出来たとしてもおよそ意味がないですものね。クローンだからといって個性が再現できるわけじゃなし。
馬鹿騒ぎもいい加減にしてほしいと思ったものです。
カントリー歌手のドリー・パートンさんにちなんで「ドリー」と名付けられたのですが、なぜかというと。
パートんさん(私より2歳上の方ですが)は、胸が豊かでいらっしゃる。
歌を聞いたことありますよ、素敵な歌手です。
羊のドリーは乳腺細胞を使って作った。
ということで、「ちなんで」らしいのです。あまり上品な命名じゃなかったな。

★現代化学の記事の終わりの方。

 羊膜(英語:amnion)はギリシャ語の anmos が語源とされ、子ヒツジをいけにえとして捧げる際に柔らかい革袋に入れたため、ここから胎児を包む膜を羊膜と呼ぶことになったといわれている。羊膜の中を満たす液体が羊水(amniotic fluid)である。
 ついでながら「羊羹」も気になるが、この語源は和菓子屋さんに聞いてみよう。

●2点ほど。
1:羊羹の語源については
http://gogen-allguide.com/yo/youkan.html
語源由来辞典「羊羹」
http://www.h6.dion.ne.jp/~yo_koan/page046.html
↑このあたり、お読みください。
「羊肉の羹(あつもの)」が語源だそうです。

2: アンモニアとかアンモナイトというのも「 anmos」とかかわりがあるのです。
http://www.museum.tohoku.ac.jp/past_kikaku/ammonoidea/whats/whats2.htm

 古代エジプトの太陽神アモン(Ammon)は羊のような渦巻状の角をもっていました。アンモナイトも多くは渦巻状に巻いた殻をもっていて、その形はよく似ています。アンモナイト(ammonite)という呼び名は、アモン(Ammon)と石をしめす-iteを合体させたものです。
 わが国では、アンモナイトの和名として「菊石」が用いられてきました。横山又次郎(東京大学)の造語です。ジュラ紀や白亜紀のアンモナイトに、縫合線が菊の葉のふちどりのような複雑な形をしているものがあります。アンモナイトの和名「菊石」はこの縫合線の形に由来するという説もありますが、それよりは、ジュラ紀のアンモナイトに多い、ゆるく巻いた殻と放射状の肋(殻の表面の盛り上がったスジ状の模様)の形が菊の花に似ているからというのがより確かな説のようです。

写真もありますので、どうぞ。

アンモニアの方は、アモンの神殿のそばから今でいう「アンモニウム塩」が算出したのだそうで、「アモンの塩」といわれたそうです。
そこから得られましたので「アンモニア」です。

アジサイ

1225_1ajisai 2014.12.25
伸びすぎないように切ったら、わいわい芽が出てきまして。
芽出度いな。

めでた・い
形めでた・し(ク)
(メデ(愛)イタシ(甚)の約。「目出度い」「芽出度い」は当て字)
①好み愛したい感じがする。伊勢物語「散ればこそいとど桜は―・けれうき世に何か久しかるべき」。源氏物語[帚木]「いとなつかしく語らひ給ふ。童心地いと―・く嬉しと思ふ」
②結構だ。立派だ。すばらしい。竹取物語「あやしくうるはしく―・き物にもと申す」。源氏物語[浮舟]「いと―・き御住ひの心深きを、猶ふさはしからず見奉る」。「社長の覚えが―・い」
③祝うべきである。慶賀すべきである。喜ばしい。狭衣物語[3]「―・きにつけても世の人の物言ひは聞きにくきものにて」。平家物語[3]「今度さしも―・き御産に、大赦は行はれたりといへども」。「―・いことが続く」
④(普通「お」を付けて用いる)人がよすぎて他人に欺かれやすい。「お―・い人」
○めでたくなる
広辞苑第六版より引用

◯めでたくなる
「死ぬ」「倒れる」などの忌み言葉。
広辞苑第六版より引用

なるほどなぁ。

人間歳をとると、おめだたくなって、ついには本当にめでたくなっちゃうんだなぁ。

門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし:一休
門松は冥土の旅の一里塚やれめでたいなめでたいな:案山子

ツマグロキンバエ

1224_7tumagurokinbae1 2014.12.24
サザンカに潜り込んだツマグロキンバエ。
1224_7tumagurokinbae2
複眼の縞模様が写りました。
全身を見せてくれなくって、これが限界。
暖かければね、出ておいでよ、とかいってちょっかい出してもいいけど。
こんな季節では、小さなことが命取りになりかねない。
撮れるだけのものを撮って退き下がります。
クリスマスイブにも活動していたという証拠写真です。

ウスモンミドリカスミカメ

1224_5kasumikame1 2014.12.24
これは真後ろショットです。
1224_5kasumikame2
背面から撮るとこうなります。
終齢幼虫のようですね。
このまま冬を越すのでしょう。
寒そうだなぁ。

哺乳類である私たちは、体温を一定に保とうとしますので、外気温が低いと寒いと感じて、体で熱を生産しようとします。
昆虫にとって「寒い」という感覚は存在するのかな。
動きづらい、とか思ってるのかな。
他の存在の感覚世界は共有できないものですね。

ヒゴクサ

1224_2higokusa1 2014.12.24
池の縁。
ヒゴクサのことはもうとんと忘れていましたが。
被写体が減って、「眼が飢えて」いたものですから、気づいてしまった。
実がまだ落ち切らずに残っていました。
1224_2higokusa2
結構緑っぽいですね。
湿り気のある場所が好きな草のようです。

そういやぁ、これ、連れてきたんじゃないんだよな。
勝手に池の縁に現れたんでしたっけ。
どこから、どうやってここまで来たんだい?

ヨモギ

1224_1yomogi 2014.12.24
この葉はキク科だし、枯れ草が写っていますがこれはヨモギだし。
おそらく、もう発芽して成長を始めたのでしょうね。
あまり風で飛ぶという実ではなかったから、近くに落ちて発芽したのでしょうね。

ミヤコグサ

Huruneta

1223_10miyakogusa 2014.12.23
マメ科のミヤコグサ。
かわいい黄色の花を咲かせます。
いかにもマメ科の花。
気に入っていて絶やさないように育てています。
レンゲソウなどはまだ出芽していない時期ですが、もうかなりしっかりした草になってきました。

2015年1月22日 (木)

√2 の話:その12:√2の求め方。★Simpleな考え方:その1

★これまで、なんやらかんやら、√2がらみ、あるいは黄金数・白銀数などにからむ話をしてきましたが。
・√2ってそもそもどうやって求めるんだ?
電卓の「√キー」を押す、というのはこの際ナシです。

★Simpleな考え方:その1
・ルート2って、自乗すると2になる数なんでしょ。
・1を自乗しても1だから、ルート2は1より大きい。
・2を自乗すると4だから、ルート2は2より小さい。
・1に戻って0.1ずつ増やしてみよう。
・1.1^2 = 1.21
  1.2^2 = 1.44
  1.3^2 = 1.69
  1.4^2 = 1.96
  1.5^2 = 2.25
 そうか1.4と1.5の間の数なんだ。
・1.4に戻って0.01ずつ増やしてみよう。
  1.41^2 = 1.9881
  1.42^2 = 2.0164
・1.41から0.001ずつ増やしてみよう
  1.411^2 = 1.990921
  1.412^2 = 1.993744
  1.413^2 = 1.996569
  1.414^2 = 1.999396
  1.415^2 = 2.002225

こうやって、ルート2に迫っていくことができますね。
Root2
黄色く着色したところが自乗したら2をオーバーしたというところです。

この考え方をそのまんまプログラムとして書いてみましょう。

●出発点と歩幅をまず決めます。
出発点=0 歩幅=1{0より大きな有理数に対応したいので、出発点は「0」としました。}
出発点から歩幅分大きくして自乗してみます。
2より小さければ、同じ歩幅で進みます。
2より大きくなったら、一歩戻って、歩幅を1/10にしてまた進みます。
・・・(以下同文)
これを繰り返していけば、ルート2にどんどん近づいていけるはずですね。
ただ、「以下同文」だけだとプログラムが止まりません。プログラムというものは必ず止まらなければならない、というのは絶対的なことです。
今回は、歩幅が限界として設定した値より小さくなったら終了とします。

********************
!一歩ずつ進む。平方根のみに対応
!nは整数でなくても可

!root(2) = 1.4142135623730950488016887242097
!root(3) = 1.7320508075688772935274463415059

INPUT PROMPT "n = ": n        !平方根を求める数を入力
LET stp =1                             !最初の歩幅は1
LET d = 1E-10                       !精度
LET a = 0                               !出発は0から
DO
   LET a = a + stp                    !一歩進む
   IF a^2 > n THEN                   !自乗してnより大きかったら
      LET a = a - stp                 !一歩戻って
      LET stp = stp/10              !歩幅を1/10にして
      PRINT a                           !途中経過をプリントして
   END IF
LOOP WHILE(stp >= d)           !精度の限界に達していなければDOから繰り返す
PRINT
PRINT a                                !結果をプリント

END
********************
実行してみます。
n = 2
1
1.4
1.41
1.414
1.4142
1.41421
1.414213
1.4142135
1.41421356
1.414213562
1.4142135623

1.4142135623
いいですね。

n = 2015
44
44.8
44.88
44.888
44.8887
44.88875
44.888751
44.8887513
44.88875137
44.888751374
44.8887513749

44.8887513749
でかい数はどうだ。今年の西暦を入れてみましたが大丈夫。

n = 0.5
0
.7
.7
.707
.7071
.7071
.707106
.7071067
.70710678
.707106781
.7071067811

.7071067811
0<n≦1 でも大丈夫。

ダイジョウブですね。目論見通り動いています。
平方数入れてもいいのか?
n = 9
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3

3
ま、いいでしょう。無駄といえば無駄なことをやってますが、ちゃんとプログラムが停止するから良しとします。
{下手すると、無限ループに陥って、コントロールが返ってこないなんて事もありますから、いろいろチェックしなければなりません。}

★まず第一歩は踏み出しました。これからいろいろ考えていくことにします。
乞御期待。

ヤエムグラ

1227_13yaemugura1 2014.12.27
幼い状態での判別は苦手です。
でも、これはヤエムグラで間違いないと思いますが。
6枚の葉が輪生しているようですが、大人の草だと8枚じゃなかったか。
1227_13yaemugura2
一緒に生えているのはホトケノザ。
葉の数が・・・。4枚やら5枚やら。困ったな。
1227_13yaemugura3
カタバミさんもご一緒に、かかしさんに写してもらいましょ。

0114_8yaemugura 2015.1.14
年を越したら、心なしか逞しくなった気がします。
目立たない地味な花ですが、なかなか味わい深い。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/rubiaceae/yaemugura/yaemugura2.htm
↑ここに「ヤエムグラの芽生え」の写真があります。
これをみて、すっごく安心しました。
葉が4,5,6枚いろいろある写真が載っている。

 ヤエムグラは11月頃から芽生え始める。双葉は丸く、ヤエムグラのイメージはない。出始めた本葉は成葉に比べて丸く、葉の先端の棘状の突端も目立たない。葉の枚数は、最初は4枚しかないので、ヨツバムグラの仲間と間違えそうである。やがて、葉の枚数は5枚、6枚と増え、やがて8枚の輪生となる。この頃になると、表面や葉縁の棘はしっかりとヤエムグラの顔をしている。

「先端の棘状の突端」というのが私の1月の写真でも大分目立ってきていますね。
大丈夫そうです。これはヤエムグラです。

ヤブラン

0114_7mi 2015.1.14
もうずいぶん実が落ちてしまっていました。
お向かいの家のヤブラン。
これ鳥が食べてるんでしょうね。
で、どこかに種を播いてもらう。
この場所で株が増えていくという感じがあまりないので、きっとそうやって広めてもらっているのではないか、と想像しています。

チャコちゃん

0114_3chako 2015.1.14
あんまり気持ちよさそうだったので一枚。
この頃はずいぶん大声で話しかけてくるようになりました。
来たころは、無口で不愛想だったのですけどね。
餌をねだるというだけじゃなくって、おかえり、とか、おはよう、とか
ごあいさつ、というのがあるように思えてなりません。(世間話かも)
美猫です。

ジンチョウゲ

0114_2jintyouge 2015.1.14
ここにもひっそりと春が包みこまれています。
ずいぶん膨らみました。
東京の春は雪を伴ってやってくることが多い。
なるべく穏やかに願いたいものです。

ボケ(クサボケ)

0114_1boke1 2015.1.14
いつも「ボケ」といっていますが、多分正しくは「クサボケ」。
ご覧のように棘がありますので。
0114_1boke2
赤い芽が膨らんできて、弾けそうなんですよ。
いっぱいあります。
季節は既に春を内包しているようですね。

ユキノシタ

0113_7yukinosita 2015.1.13
気づいたら足元に小さな葉が密生。
去年の葉は終わって今年の葉に交代していました。
交代しながらも、いつも葉がありますから、こういうのは常緑多年草とでもいうのかな。

今年はまだ「雪の下」にはなっていませんが、どうなるでしょう。
去年はものすごい雪ノ下に押し込められましたが。重かったね。

季節の花300のサイトを見ましたら↓
http://www.hana300.com/yukino.html
「漢名は「虎耳草」。まだらで毛のある丸い葉っぱにちなむ。」

という記述がありました。
なんだかかわいい。
赤ちゃん虎の耳を思い浮かべてしまいました。

2015年1月21日 (水)

誕生日

★今朝ね、ふと思ったんですよ。
1月21日は母の誕生日。1915年生まれでしたから、存命なら満100歳の誕生日だったんだな。
亡くなった人の誕生日を考えるのも妙なものかな、と思考が進んでいき。
そうか、亡くなったのは1997年8月だったから、母が地球に還ってから今年で満18年になるんですね。
命日といわずに、地球上の生命の流れへの「誕生」と考えてもいいんじゃないか?
だから、命日をして「誕生日」といってあげれば母も喜ぶだろう。

兄の葬儀の流れの中でね、母がひそかに私に言ったんですよ。
私の骨は海へ還してね。あなたは約束を守る人だから頼んでおくわよ。
と。
母親にそういわれてしまった息子はもう、実行するしかない。
遺骨全部ではありませんが、一部を分けていただき、母の孫一同が海へ行って、そっと海へ還してあげたのでした。もちろん、おばあちゃんにふさわしい、とみんな納得して、心が安らいだのです。
母は海へ帰りました。地球に還りました。
地球に「遍在」となりました。
地球上のどこにいても母は命の流れの中にいてニコニコしています。
母の墓標はこの地球です。

いろいろな事情もありますから、これが一番良いとは申しません。
でも、そういう考え方もあるんだなぁ、と思っていただけたらありがたいことです。
命日は誕生日なんですよ。地球に遍き生命の流れへの誕生をことほぎます。

フィボナッチ数列と黄金数の関連

★黄金数 (1+√5)/2 がよく出ますので、ちょっとその話を。


1,1,2,3,5,8,13,21,・・・
こういう数列をフィボナッチ数列と言います。
第1項と第2項が1で、第3項以降は前2項の和、という数列です。
Fn = Fn-1 + Fn-2

↓この数列を書き出し、ある項と前の項の比をとって表示するプログラムです。
********************
LET Phi=1.6180339887498948482045868343656
LET MAX = 30
DIM FibNum(MAX)

LET FibNum(1)=1
LET FibNum(2)=1

FOR i=3 TO MAX
   LET FibNum(i)=FibNum(i-1)+FibNum(i-2)
NEXT i

PRINT FibNum(1)
FOR i=2 TO MAX
   PRINT FibNUm(i);
   PRINT FibNum(i)/FibNum(i-1)
NEXT i
PRINT FibNum(MAX)/FibNum(MAX-1) - Phi
END
********************
結果は
1
1  1
2  2
3  1.5
5  1.66666666666667
8  1.6
13  1.625
21  1.61538461538462
34  1.61904761904762
55  1.61764705882353
89  1.61818181818182
144  1.61797752808989
233  1.61805555555556
377  1.61802575107296
610  1.61803713527851
987  1.61803278688525
1597  1.61803444782168
2584  1.61803381340013
4181  1.61803405572755
6765  1.61803396316671
10946  1.6180339985218
17711  1.61803398501736
28657  1.6180339901756
46368  1.61803398820533
75025  1.6180339889579
121393  1.61803398867044
196418  1.61803398878024
317811  1.6180339887383
514229  1.61803398875432
832040  1.6180339887482
-1.686379E-12

確かに、黄金数Φ=(1+√2)/2に近づいていくのですね。

http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/museum/golden/page62.html
なんでそうなるかの証明が載っています↑どうぞお読みください。

厳密にやると結構厄介ですが、大体こんなもんだ、という話は簡単です。
n = an-1 + an-2
n/an-1 = 1 + an-2/an-1
n/an-1 = 1 + 1/(an-1/an-2)

両辺にある、隣り合う項の比が、n を大きくすると両方ともαに近づくとしてしまえば
α=1+1/α
α^2 - α - 1 = 0
となって、これ貴金属数のn=1の場合ですね。つまり黄金数Φなのです。

ひつじさんの編み物

年賀はがきのひつじさんが編んでいたマフラーが完成した話は既にしました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-3276.html
2015年1月 8日 (木)「マフラーを編み上げた羊さん」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-d7ee.html
2015年1月 9日 (金)「マフラーを編んでいる羊さん」

ふと気づいたら、部屋の中にも編み物をしているひつじさんがいました。
0117_11yuzawaya2
ほら。
毛糸玉が体になっていますね。
これはどういうひつじさんかというと
0117_11yuzawaya1
未年とは関係なくって。
手芸用品などで有名なユザワヤのマークなんですね。
文房具や、画材などもあります。
蒲田の駅周辺に店舗が複数あって、よく利用する店です。
そのわりに、ひつじマークだったことを忘れていて、今更ながらに気づきました。

現在、妻は、ユザワヤで購入してきた材料を使い、手芸教室で獲得してきた「手技」を発揮しつつ、フェルトアートのひつじ、に挑戦中。
うまくできますように。

クロヒラタアブ

1223_7kurohirataabu 2014.12.23
今の時期、クロヒラタアブでも、大型昆虫に見えます。
日向ぼっこをしているところ。
寒いですからね、活動性はさすがに低い。
背中から日光を浴びています。気持ちいいね。
充分暖まっていきな。

チューリップ

1223_6tulip 2014.12.23
芽が出始めの頃。

0116_2tulip 2015.1.16
影を見てやってください。
長いでしょ。
昼の光線でこんな長い影。
芽もずいぶん伸びてきました。大きくなったね。
保育園児の目の前で「咲いて」ほしいと楽しみにしています。

鷹の爪

1223_3takanotume 2014.12.23
これは旧年中の姿。
枯れないものだな、と思っておりましたら、新年に入って、枯れてきました。
今年も播こうと思っています。

1223_2huki 2014.12.23
頂いた株。
まだ大きくなっていませんが、頑張ってます。
そのうち花を咲かせるようになるといいな。

私、一応、生まれは秋田。
秋田には大きなフキがあります。
傘になるくらいだ、と。藩主・佐竹氏が自慢したという話もありますね。

{最近、TVのCM(確か龍角散)に佐竹氏の子孫の秋田県知事が出てましたね。で、「八峰町カミツレ畑」なんて字幕も出ていました。八峰町になる前の「八森」が母の実家。私共家族にとっても懐かしい地名。へぇ、と。ちなみに、佐竹さんが水戸から秋田へ移封される前から、私のご先祖さんは秋田にいた、という話もあります。}

フキの茎の砂糖漬けというお菓子がありましたっけね。子どものころから、甘いものは嫌いじゃないけど苦手。すぐ胃が酸っぱくなって食事ができなくなる。今も、飴なめるくらいが限度だなぁ。強烈に甘いです。

妻楊子

1222_8tumayouji 2014.12.22
違うと思う。

つま【妻・夫】
①配偶者の一方である異性。
広辞苑第六版より引用

「夫楊枝」ってのもありか?
ひょっとして「夫幼児」とか「夫用事」とか「妻用事」とか・・・

小菊

Huruneta
ベランダ観察
1221_3kogiku1 2014.12.21
もうすっかり枯れた小菊
1221_3kogiku2
私のイメージとして、キク科だから、空飛ぶ果実、になるんじゃないかと。
あるいは、引っ付き虫もありかな。
で、とにかく最後まで見届けなければ、と見ているのですが。
1221_3kogiku3
この時点で、まだ乾燥しきっていない。
綿毛が出る気配もない。
引っ付き虫っぽくもない。
困りました。
この株はおそらく踏切近くの辺りに「出自」がある。
何らかの方法で我が家へやってきたはず。

ねぇ、どうやってうちに来たの?

2015年1月20日 (火)

√2 の話:その11(私的命名)連根プログラム

★前の記事のリンク集に「まだ黄金比:再帰性」というのがありまして、その中に
Recursive
↑こんな式が載せてあります。
⑥を見てください。
連分数ではなく、根号の中にまた根号、その中にまた根号・・・
ですね。で、極私的に「連根表現」と名付けました。
プログラムはこれ↓
**********************************
DECLARE EXTERNAL FUNCTION phi

LET lebel=20
FOR i=1 TO lebel
    PRINT phi(i)
NEXT i
END

EXTERNAL FUNCTION phi(n)
IF n=1 THEN
    LET phi=1
ELSE
    LET phi=SQR(1+phi(n-1))
END IF
END FUNCTION
**********************************

これを一般化してみますと↓こうなります。
**********************************
DECLARE EXTERNAL FUNCTION M_num

LET lebel = 20
LET n = 1

FOR i = 0 TO lebel
   PRINT M_num(i, n)
NEXT i
END

EXTERNAL FUNCTION M_num(LVL, m)
IF LVL = 0 THEN
   LET M_num = m
ELSE
   LET M_num = SQR(1 + m * M_num(LVL-1, m))
END IF
END FUNCTION
**********************************
n = 2 で実行してみると
2
2.23606797749979
2.33925970234166
2.3829644153204
2.40123485536938
2.40883160697023
2.41198325324627
2.41328956126125
2.41383079823804
2.41405501107081
2.41414788738006
2.41418635874701
2.41420229423593
2.41420889495335
2.41421162906376
2.41421276157002
2.41421323066958
2.41421342497699
2.41421350546177
2.41421353879965
2.41421355260865

(1+√2)に近づいてますね。
よかったよかった。
面白いことがいっぱい。プログラム書きは楽しいお遊戯です。
自分の考えた論理がちゃんと動くって、経験すると病みつきです。

ハコベが咲いた

0113_6hakobe 2015.1.13
線路わきに転がっているコンクリートの塊の間に白い花。
柵の横棒に体を預けて手をのばして撮影。
ハコベですね。
なんでまたこんな狭くて暗い場所に咲いたんだ?とは思いますが、そりゃここに種が落ちたから、ですよね。
で、写真をパソコンで見たら暗い奥の方にも花があるようです。
肉眼ではまるっきりわかりませんでしたが。

0114_5hakobe 1.14
翌日、姿勢は苦しかったけれど頑張ってみました。
上の方でちょっと閉じている花、これが13日の写真で開いていた花でしょう。
葉の陰に隠れた花や、つぼみが見えます。
そうなんだ、もうそういう季節なんだ。ハコベが咲いた。
なんだか嬉しくなってしまいました。

巻ひげ

0113_5makihige 2015.1.13
カタツムリに見立てようか、何に見立てようか。
クモもここにいた、という名残があるようですね。
背景にぼやけているのは線路の礫です。
目の高さに緑はほとんどありません。
地面近くでは、いろいろな植物の芽たちが声を上げ始めたようですが。

蹄(ひづめ)みたい

0113_4kaede 2015.1.13
カエデの冬芽。
写真ネタが少なくなると、こういうアングル狙いばっかりになってきます。
偶蹄類の羊さんの蹄(ひづめ)みたいでしょ。

0113_10suiren1
スイレンの葉が蹄みたいだな、と思って撮影。
0113_10suiren2
咲き終わって、まだ落ちていない花が残っていました。
0113_10suiren3
水中につぼみがあります。
どうなるんでしょう。多分咲けないと思いますが。頑張ってるぞ。

スイレンは別名「未草(ひつじぐさ)」ともいいますが、葉が羊の蹄みたいだから、ということではないそうです。ザンネン。
未の刻に咲くからだそうです。未の刻というと、午後2時を挟んで前後1時間程度ですか。
たしかに、昼の散歩に出たときはまだ開ききっていないということが多かったですね。

「未」ネタを探しています。

http://charomen.com/sheep/mode.html
↑ここに羊の蹄の写真が有ります。

↓いつまでリンクが保たれるか知りませんが、羊さんのすっごく素敵な「笑顔」をぜひご覧ください。ぜったい、思わず笑うから。保証します。
http://www.asahi.com/articles/ASH163SV8H16PIHB005.html?iref=comtop_photo

笑うヒツジに客来たる 神戸・六甲山牧場スマイルちゃん(デジタル朝日、2015年1月12日08時15分)
 目を細め笑っているような表情に見えるヒツジが神戸市灘区の市立六甲山牧場で評判を呼んでいる。その名もスマイルちゃん。「315」と書かれたオレンジ色のタグが耳についた、生後10カ月のメスだ。
 一度のみ込んだ草を口に戻す反芻(はんすう)の際の表情が笑顔に見える。牧場によると、年賀状の写真撮影に訪れた来場者がインターネット上で広めたといい、来場者数も12月中旬から前年と比べ約1・5倍に。この人気にあやかり、飼育員が命名した。
 牧場には約150頭のヒツジが飼われているが、スマイルちゃんの笑顔はとびっきり。「寒さも吹き飛ぶぽっかぽかの笑顔です。確かめに来て」と牧場職員。(江向彩也夏)

ロウバイ(蝋梅)

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-fb5c.html
2015年1月 7日 (水)「1月4日の初詣」
↑ここに東光院のロウバイの話を載せてあります。
で、妻曰く(不思議がる)。
あのロウバイ葉があったよね。
私は、花しか見ていなかったものですから、葉の記憶がない。
何さ、というと、だってTVでロウバイが咲いたというニュースが流れると、みんな葉はないのよ。裸の枝に、花が咲くのよ。ということなのです。という具合で得心がいかないらしい。
ふ~んそうなのか。と検索してみると、なるほど、裸の枝に花が咲いている写真が多い。
で、自分が撮った写真を見直したら、葉っぱがいっぱいアあるんだ!そうだったのか、気づいてなかったぞ。
{上のリンクで確かめてください}

で、買い物ついでに見てきなよ、と言っていたら
0113_2roubai1 2015.1.13
妻が撮ってきた写真。
年初の頃より葉は減ったようだけど、やっぱり葉があるわ、ということなのでした。
0113_2roubai2
ずいぶん咲いてます。で、葉っぱもあります。
念のために申し添えますと
目  :   クスノキ目 Laurales
科  :   ロウバイ科 Calycanthaceae
属  :   ロウバイ属 Chimonanthus
種  :   ロウバイ C. praecox
です。
梅はというと
目  :   バラ目 Rosales
科  :   バラ科 Rosaceae
属  :   サクラ属 Prunus
種  :   ウメ P. mume
蝋梅と「梅」の字を使ってますが、目(もく)から違いますので混同なさらないように。

0113_3aozora
東光院の緑青色の屋根の上に完璧な青空。

★昔話
摩周湖へ行ったら霧で何にも見えなかった。で、画面が灰色一色の「摩周湖の霧」という写真を撮ったら、写真屋さんが失敗作だと思って焼いてくれなかったので、これは灰色が写っているのですっ、といって焼き付けしてもらいましたっけ。
原生花園でも、あまりの青空の美しさに、画面が青一色の「原生花園の空」という写真も撮ったんですけど、これも最初写真屋さんが焼いてくれなかったな。
摩周湖が霧で見えなかったので、予定などない旅のこと、翌日もう一回摩周湖へ行ったのですね。で妻との出会いを果たしたんです、20歳の夏のことです。もし最初の日に霧が出ていなかったら、出会いはなかったかもなぁ。人生は全部偶然でできているのです。

イワレンゲ

0110_4iwarenge1 2015.1.10
イワレンゲがみごと。
0110_4iwarenge2
これだけいっぱい咲いたのは今シーズンが初めて。
この株を頂いてきて何年かかったのかな。
毎日楽しませてもらっています。
ぐるっと一回りしてきて、玄関前に座り込むと、この花が立っている。

0113_9iwarenge3 1.13
1月13日の状況。
下の方の花はしおれて終わり。まだてっぺんまではたどりついていない。
もう少し登れるよ。
0113_9iwarenge1
今咲いている株から分けた小さな株。まだ硬い感じ。
0113_9iwarenge2
同じように分けた株。開きかけていますね。これから立ち上がってくるのでしょう。
いろんなステージが見られるようになりました。

ツバキ

0109_10tubaki 2015.1.9
大分開花の勢いがついてきました。
開花前に傷むことが少なくなってきた。

0110_3tubaki1 1.10
上の写真と同じ木。
足元に落ちていました。
椿の花では、筒状のオシベが花弁にくっついていますね。
ですから、一緒に落ちる。
この落ちた花の真上を見ると
0110_3tubaki2
これが多分少し前まで一緒だったメシベと子房だと思います。
この後、萼が閉じて子房を包み、メシベの先だけがちょっと顔を出したような姿になります。

ツバキもサザンカも鳥媒花でしょう。庭の辺りを飛び回っている鳥が花の蜜を吸おうとして花粉を媒介しているのだと思います。ただ、サザンカでは、少なくなったハエ目昆虫やアリが花に潜り込んでいるのを見かけますが、ツバキの花にアリが潜り込んでいるのはあまり見たことがない。
オシベが筒状で、花の期間も短いから私が見ていない、と言うだけなのでしょうねきっと。

2015年1月19日 (月)

1月19日に思う

★今日はいわゆる「1・18・19」です。
1969年の1月18,19日のことを指しています。安田講堂での出来事です。
46年も前なんだ。トホ。
私は68年の5月に20歳になってますので、ちょうど自分の成人式の頃なんです。
その時私は本郷にはいませんでした。お茶の水から渋谷のあたりで騒いでいたな。
成人の日1月15日には私にも区から招待状かなんか来てましたけど、現実はと言うと。
秩父宮ラグビー場の周辺で騒いでいて、機動隊に追い回されていましたっけ。
地下鉄に逃げ込んだら、催涙弾を地下鉄のホームへ打ち込まれたんだったような記憶がある。
ひどい目にあった、まったく。
成人式なんてまるっきり無縁でしたっけ。
妻はそれほど過激じゃないけど、成人式無視派だったようで。
団塊の世代は人数が多くて、その分、へそ曲がり派の実数も多かったのかな。割合が同じでも実数は多い。
そんな夫婦の子らは、成人式?フン、と親に鼻でせせら笑われて、二人とも成人式に行かなかったような。
記憶ってあいまいですね。もう忘れました。

朝日川柳 日暮麦人(2015年1月15日05時00分)
 こどもの日かと思ったと言うネズミ(茨城県 霧生海風)
   評:ディズニーランドの成人式で。

アハハですね。{ちなみに、私共夫婦は子年生まれです。上の句の「ネズミ」のところを「子年爺」と読み替えてくださっても結構ですよ。}

私は一回だけDランドへ行ったことがあります。引率で。
でもって私は、Dランドを「嫌悪」しております。
すべてが人工的な空間。気持ち悪くて仕方ない。不快。
たった一匹のゴキブリ幼虫の不思議さ、さえありはしない。
このブログ記事は「人事」というカテゴリーに入れてありますが、人事とは「ひとのやること」という意味です。
この言葉には、「たかがひとのやることなんて、どうせたいしたもんじゃない」という意味合いを潜ませております。
ですから私にこの記事自体も「どうせたいしたもんじゃない」のです。そう批判してください。
{言葉というものは発した人にすべてそのまま跳ね返ってくるものだということはちゃんと意識しているつもりです。}

じん‐じ【人事】
①人間に関する事柄。人間社会に現れる事件。「―に頓着しない」
②個人の身分・能力に関する事項。人の一身上に関する事柄。
③人事異動の略。
④人のなし得る事柄。人間わざ。
広辞苑第六版より引用

Dランドには「人事」が溢れていますね。というか人事しかない。
昆虫も、蜘蛛も、種から芽生えて花を咲かせて結実するという生きた植物も「排除」されている。
花は置いてあるだけだもんな。きれいな色の造花となんもかわりゃしない。
「冒険」と称して、一切の「予想外のこと」はなし。予測不能なことは排除。
だから、あえて、ゴキブリの幼虫にも勝てない、と言い募るわけです、へそ曲がりじいさんは。

成人が20歳だか18歳だか知りませんが、若い青年が「お仕着せ」に喜び満足しているようじゃ「未来は暗い」な。
自分の判断力・批判力で大人社会を解体してしまうような「若さの切れ味」を味わいたいよ。爺さんは。
暴力的である必要はない。精神的な意味での、鋭いナイフを研ぎなよ。目の前の閉塞した壁を、切り裂いてしまえよ。
「絆」なんていう妙に粘っこい糸にからめとられないように、精神の「刃」をいつも研いでおいてほしい。
まずはいったん絆を切り離す。孤独にどっぷりつかる。そのうえで「関係性」というものを再構築したらいい。

昔「連帯を求めて孤立を恐れず」なんて流行ったけれど、ひっくり返すことも同時に考えましょ。
「孤立を求めて連帯を恐れず」
団塊の爺さんの粋がりですからくだらない。どうせ「ひとのやること」です。
これもまた、批評してください。蹴飛ばしてください。

ふと、1・19に考えてしまいました。

し‐きせ【為着せ・仕着せ】
(現在は多く「お―」の形で用いる)
①(「四季施」とも書く)主人から奉公人に季節に応じて着物を与えること。また、その着物。傾城禁短気「親方からの―の衣裳もわがものとは定め難し」。島崎藤村、春「住職に言はせると、四季施のやうな法衣ころもが得られないでもない」
②転じて、自分の意志とは関係なく一方的に与えられた事柄。「お―はいやだ」
広辞苑第六版より引用

★別件で。
同じ日の川柳欄に
 アナリスト理路整然と八卦たて(兵庫県 池野英治)
   評:そうだったのか、専門家は。
こういうのがありました。
テレビなどで経済問題に「専門家」という人がよく登場して「解説」などというものをしますね。
よく聞いてみてください。実質的に「何も言っていない」ということがものすごく多い。
風が吹けば桶屋が儲かる式の、どうにでも組み立てられる論法がまかり通っているもんな。
その時々に取ってつけたような「もっともらしい」説明をする。起こったことを後付で解釈して見せる、その時々のもっともらしい理屈でね。
相反するようなことが起こっても、平気でちゃんと解説できるのが経済「専門家」なんですよね。
アホらしくってかなわん。

√2 の話:その10 以前にやったことへのリンク集

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-d081.html
√2 の話:その9:黄金数・白銀数・貴金属数の続き

★前の記事↑で、貴金属数を一般的に求める再帰的関数を作りました。
ふと、そうこれ、以前これやったよ、ということを「奇跡的に」思い出しました。{わが記憶力もまんざらじゃない。}
一般的にではなく、黄金数Φについてではありますが。

↓下の一連の記事がそうです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-7607.html
2012年2月 3日 (金)「ハスの花に黄金比」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-a1b9.html
2012年2月 6日 (月)「黄金比」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-0bb7.html
2012年2月 7日 (火)「また黄金比」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-fd48.html
2012年2月 8日 (水)「まだ黄金比:再帰性」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-edb4.html
2012年2月 9日 (木)「小さなことにこだわって:φの再帰的プログラム」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-d573.html
2012年2月10日 (金)「再帰呼び出し:Recursive call」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-1e0d.html
2012年2月13日 (月)「まだやってる」

随分やりましたねぇ。
「小さなことにこだわって:φの再帰的プログラム」
ここで書いたプログラムがこれ↓
なんだぁ、Φに特化してるけど、全く同じじゃないか。
私の脳はまったく変わり映えしねぇなぁ。
というのが感想。笑えました。
{プログラムを書く人の間では「昨日の自分は今日の他人」といいまして、コメントをきちんと書いて、明日の他人が読んでもわかるように書くのがよい、とされています。ところが私の場合、まるっきり進歩がなくって、2012年の自分は2015年にもまだ自分、なのでした。チェッ。}

**********************************
DECLARE EXTERNAL FUNCTION phi

    LET lebel=10
    FOR i=1 TO lebel
         PRINT phi(i)
    NEXT i
END

EXTERNAL FUNCTION phi(n)
    IF n=1 THEN
         LET phi=1
    ELSE
         LET phi=1+1/phi(n-1)
    END IF
END FUNCTION
**********************************

カメムシ

1222_6kamemusi1 2014.12.22
ブロック塀にくっついていたのですが。
見かけたことのないカメムシでして。
フタモンホシカメムシっぽいと思いますが、クロホシカメムシかなぁ。
1222_6kamemusi2
日の当たる面をゆっくりと移動していました。
どこかいい場所にたどり着けるといいですね。

オオタバコガ幼虫

1222_4ootabakoga1 2014.12.22
ほぼ同じ場所にいます。

1224_4ootabakoga 12.24
食べた跡と体のサイズがほぼ同じ。この感じはおそらくまだ終齢ではないということかな。

1226_10ootabakoga 12.26
食痕がずいぶん大きくなりました。

1228_4ootabakoga 12.28
穴を開けることもできるようですね。器用なもんだ。

1230_14ootabakoga 12.30

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-3e82.html
2015年1月 5日 (月)「タフな幼虫たち」
↑ここに1月2日のこのオオタバコガの幼虫の写真を載せてあります。

で、その後姿を消しました。
どうなったかな。
幼虫のままどこかで越冬しているのでしょうか。
無事を祈るだけです。
なんだかさびしい。

ナツミカン

1222_3natumikan 2014.12.22
保育園の子どもたちが、みかんだみかんだ、と騒ぐんですけどね。
食べ物というのは万一何かあったらいけませんので、提供するわけにもいかんでしょうね。
親戚の子とか近所の小学生くらいならまだいいけど。
で、また、これ酸っぱいしな。
商品として流通するのは甘いですからねぇ。
私が子供の頃は、ナツミカンなんか猛烈に酸っぱくて、身震いが出るほどの酸っぱいのを食べましたっけ。不思議と微量の塩をつけて食べるとおいしくなりましたね。
あれほど酸っぱくはないけれど、酸味も甘味も「濃い」ミカンです。

卵のうの殻

1222_2kara 2014.12.22
勝手口の前に落ちていました。
勝手口の脇のオーシャンブルーを切り落とす作業をした直後でしたから、おそらく、オーシャンブルーに産み付けられていたカマキリの仲間の卵のうでしょう。
ここから孵化した個体と秋に出会ったのかなぁ。
よくわかりませんが、細々とではありますが我が家の周辺で生き継いでいるようです。

バス

1221_2bus1 2014.12.21
プール前にて。
左のバスが特別仕様。
1221_2bus2
以前にも一回お目にかけました。
あの時は、写真を見てやっとわかったのですが、今回は最初から意識していましたので、ちゃんと証拠写真も。
1221_2bus3
ところで。行先表示がなんだか変ですね。
コンデジで交差点のLED信号を見たり撮ったりしてみてください。
ちらつきが見えたり、消灯中が写ったりすることがあると思います。
あれは交流電源を整流しないで使っているからだろうと思います。
バスの場合はどうなんでしょうね。
エンジンを停止していますから、バッテリーからの直流で行先表示を点灯していると思うのですが。それでなお、こう写ってるということは・・・
スキャンしているのでしょうね、きっと。
多分それが写るのだと思います。
どなたかこの仕組みをご存じないですか?
教えてください。

ツマグロキンバエ

Huruneta

1219_3tumagurokinbae1 2014.12.19
サザンカの花の方がツバキの花よりも潜り込みやすいようですね。
サザンカの花で見かけたツマグロキンバエ。
体が花粉まみれ。蜜にからめとられないようにね。
1219_3tumagurokinbae2
体の掃除をしているのもいました。
最初のとは別個体だと思います。
お日様は分け隔てをしません。ハエの影も同じように長い。

2015年1月16日 (金)

√2 の話:その9:黄金数・白銀数・貴金属数の続き

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-1fac.html
2015年1月13日 (火)「√2 の話:その8:黄金数・白銀数・貴金属数」
↑話はここまできてまして、だらだらと、その続き。

★さて、Φの場合
x^2 -x-1=0
これはもちろん知ってました。
xはゼロではないので両辺をxで割り、移項して
x=1+1/x
とします。
右辺のxのところに「1+1/x」を代入して
さらにまた「1+1/x」を代入して・・・
Goldennum
こうなっていくことは、以前に何かで読んだことがありますし、私のこのブログでも「黄金分割」の話をしたときに書いたはずです。
でも、これが貴金属数として一般化できることには気づいてなかった。
x^2-nx-1=0
これを同じように変形すれば

x=n+1/x

ですね。
すると
Metallicnum
こうなりますね。
ナルホドねぇ。

xを定義するのに、右辺でxを使っているものですから、その右辺のxにまた定義を書き込んで・・・と続いてしまうのですね。
これ「再帰的定義」というのでした。
下の十進BASICプログラムで、「MetallicNum(LVL, m)」という関数がその再帰的関数です。
黄金数や白銀数に対応できるように、この関数には「n」を与えます。
同時に、再帰の深さをどこまでやるかを「LVL」で与えます。
----------------------------------------
DECLARE EXTERNAL FUNCTION MetallicNum

!n=1; (1+Root(5))/2 = 1.6180339887498948482045868343656
!n=2; 1+Root(2) = 2.4142135623730950488016887242097
!n=3; (3+Root(13))/2 = 3.3027756377319946465596106337352

LET n = 1
FOR level = 0 TO 20
   PRINT level;" :";
   PRINT MetallicNum(level, n)
NEXT level
END

EXTERNAL FUNCTION MetallicNum(LVL, m)
IF LVL = 0 THEN
   LET MetallicNum = m
ELSE
   LET MetallicNum = m + 1/MetallicNum(LVL-1, m)
END IF 
END FUNCTION
----------------------------------------
n=1 で実行してみると
0  : 1
1  : 2
2  : 1.5
3  : 1.66666666666667
4  : 1.6
5  : 1.625
6  : 1.61538461538462
7  : 1.61904761904762
8  : 1.61764705882353
9  : 1.61818181818182
10  : 1.61797752808989
11  : 1.61805555555556
12  : 1.61802575107296
13  : 1.61803713527851
14  : 1.61803278688525
15  : 1.61803444782168
16  : 1.61803381340013
17  : 1.61803405572755
18  : 1.61803396316671
19  : 1.6180339985218
20  : 1.61803398501736
再帰のレベルが深まるにつれてよい値になっていくのがわかります。

n=2 では
0  : 2
1  : 2.5
2  : 2.4
3  : 2.41666666666667
4  : 2.41379310344828
5  : 2.41428571428571
6  : 2.41420118343195
7  : 2.41421568627451
8  : 2.41421319796954
9  : 2.41421362489487
10  : 2.41421355164605
11  : 2.41421356421356
12  : 2.41421356205732
13  : 2.41421356242727
14  : 2.4142135623638
15  : 2.41421356237469
16  : 2.41421356237282
17  : 2.41421356237314
18  : 2.41421356237309
19  : 2.4142135623731
20  : 2.41421356237309
ナルホド。1+√2にちゃんと近づいていますね。
一般的に、再帰的に、Metallic Numberを求める道具が出来上がりました。
あ~面白かった。
だからといって、何か生産的なことができるようになったわけではありませんけど。
頭の中に作った論理を、プログラムの形に書いて、コンピューターにやらせて、考えた通りにちゃんと動く、というのが最高の楽しみなのです。

フランスでのテロ事件で


私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る
という言葉をマスコミで見かけます。18世紀の思想家ヴォルテールの言葉として。
先日も、NHKの解説委員の方の話だったかでもそのように語られていました。
でも、実はこの言葉、ヴォルテールの言葉ではないのだそうです。
私がそのことに接したのは、毎日新聞の「余禄」というコラムでのことです。

余録:あらゆる宗教でキリスト教は最も寛容を説いたはず…(毎日新聞 2014年10月03日)
 「あらゆる宗教でキリスト教は最も寛容を説いたはずだ。だが今までのキリスト教徒は最も不寛容な人たちだった」。これは18世紀の啓蒙(けいもう)思想家ボルテールの言葉である。だが「寛容」について彼のもっと有名な言葉を思い出す方もいよう▲「あなたが言うことには一切同意できない。しかしあなたがそれを言う権利は死んでも守ってみせる」。実は10年以上前の小欄で、この言葉が20世紀の初めに書かれた「ボルテールの友人たち」という本の著者がでっち上げた架空の名言だったと紹介したことがある▲今ではそれを知る人も少なくないだろう。だが由来のいかがわしさにもかかわらず、この言葉が依然引用句として重宝されるのは自由と寛容がないがしろにされる場面が絶えぬからだ。そして今また暴力の恐怖で言論と学問に圧力をかけようという卑劣な犯罪である
(後略)

参考サイト↓

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q113090491
C・シファキス著「詐欺とペテンの大百科」(青土社)は、この引用句は1907年にE・B・ホールが書き出版した「ボルテールの友人たち」という本に登場したが、後に著者は「自分のことは自分で考え、他人にもそうする権利を与えよ」という言葉を勝手に言い換えてしまったのだと、この言葉がでっち上げだったと告白している。
だが、世界中で流通しているこの「ボルテールの名言」は、その来歴のいかがわしさにもかかわらず、ボルテールの思想、人格、主張を短く完璧に言い表してることで今日なお貴重である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB
ヴォルテールの名言
有名な「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」(または「―権利には賛成だ」。フランス語原文では「命をかけて」は同義の「飽くまで」)という言葉は、民主主義・自由主義のとりわけ表現の自由、言論の自由の原則を端的に示した名文句として人々に記憶されているが、実はヴォルテールの著作や書簡にはみえず、S・G・タレンタイア(Stephen G. Tallentyre、本名Evelyn Beatrice Hall)の著作『ヴォルテールの友人』("The Friends of Voltaire"、1906年)中の「 'I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it,' was his attitude now. 」の部分翻訳である。これは当時物議を醸した書物『精神論』とその著者クロード=アドリアン・エルヴェシウスに対するヴォルテールの態度のタレンタイアによる要約であり、ヴォルテール自身の言葉とはされていない。 なお Norbert Guterman の『A Book of French Quotations』(1963)は、この Hall の言葉を、ヴォルテールの1770年2月6日、M. le Riche あての書簡にある、「私はあなたの書いたものは嫌いだが、私の命を与えてもあなたが書き続けられるようにしたい」(Monsieur l’abbé, je déteste ce que vous écrivez, mais je donnerai ma vie pour que vous puissiez continuer à écrire.)にもとづくものとしているが、実際の Riche あての書簡にはそのような文言は存在しない。

私自身はこの言葉を、この意味内容で、自分のものとして使ったことはありません。
ただ
「私は自分の意見を言う。そしてあなたが自分の意思決定をするとき、その決定にもし私が反対の立場であっても、私はあなたのその決定を全面的に支持する」
こういう意味内容の言葉は、これまでの人生で2回ありました。
言葉をちゃんと背負うということは、重いものです。

★なんだかなあ。
気持ちが高揚するというのは、危険な気がします。
どうも、このごろ気分が悪い。落ち着かない。

上を向いて歩いたりしない方がいいと思います。
一体感、高揚感に包まれるときは、警戒して、一歩、自分を無理やり引きはがしてみることが必要ではないでしょうか。
下を向いて、こつこつと、足元を見つめて歩きましょうよ。
下を向いて歩こう。涙を流し落としながら。一人ぽっちで歩くのがいい。
みっともなくなんかないですよ。
いえ、立派だったり格好良かったりするよりは、格好悪い方が、みっともない方が人間としては上品(じょうぼん)なのです。
下の引用の②の意味です。

じょう‐ぼん【上品】ジヤウ‥
①〔仏〕極楽浄土に往生する者の階位を上・中・下に三分した、その最上位。さらに上品上生(じょうしょう)・上品中生・上品下生に区分する。 →九品くほん。
②上等。最高級。沙石集[5]「―の絹一疋に売りてんや」
広辞苑第六版より引用

カラス

★1月12日の朝日川柳(西木空人選)から
 生ゴミが出始めカラス安堵する(埼玉県 磯貝満智)

いいですね。生き物への共感・おおらかさが感じられる。佳句だと思います。

年初、家庭のごみの回収も始まる。
私の住んでいるところでは、資源ごみ、可燃ごみ、不燃ごみの3種類を決まった曜日に回収してくれます。
生ごみは可燃ごみとして出します。
集積場にはカラスよけのネットがあって、その下へごみを入れますが、カラスは頭がいい。
隙を狙っては餌となるものを引っ張り出す。
まあ、多少のことは大目に見ていいんじゃないですか。
あっちも、こっちもお互い生き物なんですから。
なんか食わなくっちゃね。
年末からしばらくごみが出てこなくて、カラスも「この状況はまずいな」とか心配していたりしてね。

★ところで、昔から思っていたのですが。

「可燃ごみ」は「燃えるゴミ」、「不燃ごみ」は「燃えないごみ」ではないですよね。

か‐ねん【可燃】
火をつけるとよく燃えること。燃えやすいこと。不燃。
広辞苑第六版より引用

「可」には「許可」の意味と、「可能」の意味がありますね。
プラスチックなどは燃やせば燃えますから、燃やすことが可能で「可燃」ですが、燃やすと環境への負荷が発生したり有害なガスが発生することがあります。
でも、焼却炉の性能によっては有害なガスを発生させずに燃やせることもあります。
ですから、ごみを処理する自治体の処理能力に応じて、燃やしても大丈夫なごみと、燃やしてはまずいごみという区分が生まれる、そして変わる。
「燃えるか燃えないか」という物質の性質としてではなく、人間の側の都合で、燃やしていいか、燃やしてはいけないか、が分かれるのですね。
で、「『燃やしてもよい』ごみ」が「『可燃』ごみ」ですね。

か【可】
よいこと。よしとして許すこと。「優・良・―」
広辞苑第六版より引用

こっちの意味です。
ですから、不燃ごみは、「燃えないごみ」ではなく、「『不可』燃ごみ」なのです。
燃やしてはいけない、という禁止の「不可」なのですが、それが「不燃」と表現されているわけです。
大人はその辺多少曖昧でもいいですが、子どもにはちゃんと説明してあげたいな。
火を着ければ燃えるけど、「燃やしちゃいけない」んだよ、とはっきりとね。

シラン

0109_9siran 2015.1.9
線路際のシラン。
実が20個くらいできていましたが、全部割れて種の撒布を終えたようです。
私共が移動させてここに来たのではありません。
もとは、庭のナンテンの下あたりに咲いていた株から、自力で庭の中を移動し、更に庭を出て線路の柵の下まで移動してきたものです。
次のシーズン、また生息範囲を広げたり、移動したりするのでしょう。
こういうの、楽しいですね。
わ、ここまで来たのかい!とか。
発見して嬉しい。

ツツジ

0109_8tutuji 2015.1.9
紅葉として美しい、というようなわけでもないですが・・・
個々の葉の濃い赤は、それなりに鮮やかなんです。
せっかくですから、ちゃんと愛でてあげなくっちゃ。
春待ちのつつじさん。

ユスリカ

0109_7yusurika1 2015.1.9
キョウチクトウの葉の上。葉が光ってしまって失敗でした。
ふさふさの触角の毛は確認できます。これオスの証拠。
0109_7yusurika2
外に出たら、門のところのルリマツリの葉にまたもやオス。

0112_2yusurika 1.12
門扉にいました。
これもオス。
どういうことでしょうね。
こんな季節にオスが羽化してきて、メスを待っているのか。
ちょっとなぁ、繁殖の時期ではないような気がしますが。
大体、春から夏をはさんで秋までが活動の時期だと思っておりますが・・・。
時を外して羽化してしまって、かわいそうな気がしてしまいます。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/forum/29-2/yusurika.html

 世の中には人の役に立つものと人に害を与えるものがあるが、ユスリカという虫はどちらにも当てはまらない。本来、人間生活とは全く関わりのないところで生まれては死んでいく、と言ってしまってもいいような取るに足らない虫である。
 しかし、その「どうでもいい虫けら」に私は心から敬意を表し、時にはまさに「可憐」という用語以外のどのような表現も私の脳裏から完全に排斥されてしまうことさえある。すなわち、既に、この十五年ほどの彼らとの付き合いが私から正常な美的感覚を奪い去ってしまったと推察される。それほどに「どっこい生きている」(当研究室初代教授 林 知夫先生の「生態学」を最も簡潔に表現するTechnical termである)やつらなのである。

ウスモンミドリカスミカメ

0109_6usumonmidorikasumikame 2015.1.9
ゼニアオイかタチアオイか、ちゃんと識別していませんが、その葉の上。
何か虫がいる、と気づいて。更にかすんだ遠目には、口を葉に突っ込んでいるのか、と思ったのですが。
撮影してみたら、ウスモンミドリカスミカメ。
向きの認識が逆でした。
ちょっと前までキバナコスモスの花があったときは、花にいましたが、今は花はなし。
成虫で越冬するんでしょうね。
がんばれな、ハトに食われるなよ。

ハト

0109_5hato 2015.1.9
キジバトですね。
枯葉を掘っくり返しては、虫でも出てこないか、と歩いていきます。
他の鳥と違って、人への警戒感は薄い。
私を視界に捉えているはずですが、急接近してくるとかがなければ、知らんぷりで歩いていきます。
ザッザッという音は、遠くで聴いていると、誰か人が侵入してきたか、と思わせるようなピッチで聞こえてきます。
初めて気づいたときは、気持ち悪かったけれど、ハトが立てる音だと了解してからは気にしなくなりましたが。

キイチゴ

0109_4kiitigo1 2015.1.9
庭に出たら、黒っぽい地面に大きな黄色い葉。
あれ?イチョウじゃないしな。
と周囲を見れば
0109_4kiitigo2
これはキイチゴの黄葉でした。
ちょうど日に照らされて輝いていたのですが、それにしても、鮮やかなコントラストでした。

2015年1月15日 (木)

東京の観測地移転

★前の記事の続きです。
気象庁の公式発表↓
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kansoku/info/20141202_tokyo_rojo.html

地上観測地点「東京」の移転の実施について
お知らせ
  本日(12月2日)、「東京」の観測地点を千代田区大手町から北の丸公園へ移転し、 9時40分から新たな地点において気温、相対湿度等の観測を開始しましたので、お知らせします。
  風向風速、日照時間、日射量については、19時頃に観測を開始する予定です。
  ・・・

で、「移転による観測値の変化」というページに移ると
http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/tokyo/kitanomaru/kansokuchihenka.html

移転による観測値の変化
    移転に先立ち、北の丸公園露場において大手町露場との比較観測を実施しました。
    比較観測の結果、両地点では最高気温の差は比較的小さい一方、最低気温は北の丸公園の方が約1.4℃低いなど、観測値の変化傾向が確認できました。
    この結果に基づき、移転に合わせて「東京」の平年値を更新します。

ここ↑に、日最高気温と日最低気温の月平均値、月平均相対湿度の表とグラフがあります。
Heinentihenkou
私は手元に、毎日の最高気温・最低気温などの記録がありますので、日ごとの平年値のグラフを作ってみました。
それが上のグラフです。
黒い線が旧、赤と青の色線が新の値です。
最低気温が見事に低くなりましたね。
大手町では夜になっても気温が下がらなかったのです。
北の丸公園では昼はほぼ同じですが夜には気温が下がる。
都会の「コンクリートジャングル」ではない土地に住む者としては、気温の実感に近づいたのかもしれません。
湿度については直上の引用ページをご覧ください。
これまでより少し湿度が高くなります。
これもやはりコンクリートジャングルから出たせいでしょうか。

その他、移転前後の位置の地図や、現場の写真などもありますので、よかったら下のページもご覧ください。
http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/tokyo/kitanomaru/kitanomaru.html

★この件についてはNHKラジオの気象予報士伊藤みゆきさんがブログで詳しく書いていらっしゃいますので是非お読みください↓
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20141126/195621/?rt=nocnt

今冬の東京は寒くなる!暖冬予想と矛盾する理由
2014年11月27日
観測場所がお引越し――天気予報の見方の注意点

 気象庁天気相談所による「東京の冬日(1日の最低気温が0度未満)の日数」を、平成元年を境にした25年間で比べてみます。東京の冬日の日数
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20141126/195621/?SS=zoom&FD=1155106158&n_cid=nbpwol_else
↑画像のクリックで拡大表示
・・・
 東京の気象観測は1875年から始まりました。
 現在の観測地点は大手町にある気象庁構内で、50年前の東京オリンピックが開催された年から続いています。開始当初の7年間は今の赤坂付近、次の約40年間は皇居北桔橋門付近、その後は現地点の通りを挟んだ向かい側あたりと、現在までに3回場所を変えています。
 そして12月2日に4回目の移転が予定され、現地点の気象庁から西へおよそ900m離れた北の丸公園内に変わります。
 今回の移転の理由は、気象庁本庁舎がいずれ大手町から虎ノ門付近に移転するからです。本庁舎移転が決まってから、新しい観測場所の選定が進められていました。
選定の主な条件
1.約130年にわたり「皇居北側」での観測を続けてきたので、今後もそのデータを使えるように現在の周辺地域であること。
2.十分な広さや天空に対する開放度が、将来に渡って保てる場所。
3.緊急作業なども可能な場所。
以上を満たすことから、北の丸公園が選ばれました。
・・・
 そこで、気象庁では2年前から、現在の観測地と新しい観測地との、同時比較観測を続けてきました。
 すると、環境の違いが「ある項目」に対して大きく影響することが判り、季節の進み具合などの目安になる「平年値」も12月2日に更新することになりました。

 現在の大手町は、裏が首都高、手前はアスファルトの駐車場、脇は街路樹を挟んで交通量の多い道路という「都心」を象徴する場所です。
 ところが、北の丸公園は、都心には珍しい緑豊かな自然の中。
 周りにほとんどコンクリートやアスファルトがなく、周囲は大きな木々に囲まれています。遠くからは露場が見えません。
(後略)

定点での継続が重要な観測なのですが・・・
都会のヒートアイランド現象や地球温暖化問題など、過去の継続したデータの重要性は増しているはずですが、大丈夫かなぁ。
悩むのでした。

2014年の気温・湿度の記録

★2014年、東京の気温のグラフがまとまりました。
Temp2014_1 グラフ1
なだらかな曲線が平年気温。ジグザグしているのが毎日の記録。(気象庁が発表する公式記録です。)
細い黒い線がありますが、これは私が独自に作っている移動平均の線。
当日の値と前後7日の値、計15日分の平均=移動平均です。
これで激しく上下する毎日の気温の間を縫うようになって、変化の傾向がつかめます。
ただ、2015年1月7日を過ぎないと、2014年の記録が完成しないことになります。
で、ご報告が遅れるわけです。

Temp2014_2 グラフ2
平年値からのずれだけを取り出して移動平均をとったもの。
2,4,6,8,10月の初めがピークになりましたね。
こんな風にそろうのは珍しい。
8月の終わりから9月にかけて、ずいぶん気温が低かった。こんなに低いのも珍しい。
10月11月は高温傾向でしたが、12月以降についてはコメントできません。
後で書きますが、観測点が移動しましたので。

Temp2014_3 グラフ3
午後3時の湿度の記録。新聞のデータです。
公式な一日の最高湿度とか最低湿度ではありません。
でも定刻の記録ですから、無意味ではありません。
湿度は激しく上下するのですが、移動平均をとってみますと傾向が読めます。
6月から9月あたりがやはり湿っぽいですね。

★東京の観測地移転
さて。
2014年12月2日、東京の観測地が
   千代田区大手町の気象庁敷地内から
   千代田区北の丸公園へと
移転しました。西へ約900m離れたところだそうです。

「東京」の気温下がります…観測地移転の影響で
2014年11月23日 08時50分
 今冬の東京は寒くなる?――。
 気象庁が来月2日、「東京」として発表している気象データの観測地点を、同庁庁舎敷地内(千代田区大手町)から900メートル西の北の丸公園(同区)に移転する。平年値も新地点に準じたものに切り替えるが、オフィス街のど真ん中から緑豊かな公園へと観測環境が変わることで、年平均の最低気温は1・4度も低下。最低気温が氷点下となる「冬日」の発生日も、年平均で4倍近くに増えるという。
 気象庁庁舎から徒歩約10分。木々に囲まれた北の丸公園の高台に、雨量計や温度計などが設置された「露場(ろじょう)」がある。ここが新たな「東京」の気象観測地点。散歩でよく同公園を訪れるという主婦(64)は、「木が多く、お濠(ほり)も近いので、ひんやりと感じる」と話す。
 現在の露場は、周辺にビルが立ち並ぶ気象庁庁舎の敷地内にあるが、庁舎は港区に引っ越す計画がある。このため気象庁は、観測の連続性を保つため、現庁舎近辺で露場の移転先を探し、この先も周辺環境が変わらない場所として北の丸公園を選んだ。
 露場の移転に備え、気象庁は2012年4月から2年間、北の丸公園で気温や雨量などの気象データを取得。現露場での観測データとの比較などを行ったうえ、北の丸公園で過去30年間、観測を続けてきたようにデータを補正し、新たな平年値を算出した。
 来月2日から使われる新平年値は、最高気温こそほぼ変化がないが、最低気温の年平均値は現在の13・0度から1・4度低い11・6度に。年間の平均気温も現在の16・3度から0・9度低い15・4度となる。この原因について、気象庁観測部は「ビルは日中に蓄えた熱を、気温が下がる夜から朝にかけて放熱する。このため、近くにビルが多い現露場の方が、最低気温が下がりにくくなる」と説明する。
 最低気温が基準となる指標にも大きな変化が出る。最低気温が氷点下の「冬日」は現在、年平均で5・8日だが、新平年値だと20・5日と4倍近くに増加。また最低気温が25度を下回らない「熱帯夜」のような日は、現在の年平均27・8日から11・3日と半分以下になるという。
2014年11月23日 08時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

と、こういうわけですね。
グラフ1をもう一回ご覧ください。
太めの青い線で示された最低気温の平年値が12月に入ったところで、ガクッと下がっていますね。
これが観測地移転の結果です。
12月3日の平年気温ですが
   旧の値は14.1℃と6.9℃ です。
   新の値は13.6℃と5.3℃ です。
最低気温の変化が激しいですね。
というわけで、ここで記録の連続性が失われています。
グラフ2は平年値からのずれだけを表示していますが、これを見て、2014年の12月は寒かった、とは言えないんですね。
平年値自体が下がっていますのでね。
というわけで、ちょっと気分の悪い状態に突入してしまいました。
新聞記事では
「露場の移転に備え、気象庁は2012年4月から2年間、北の丸公園で気温や雨量などの気象データを取得。現露場での観測データとの比較などを行ったうえ、北の丸公園で過去30年間、観測を続けてきたようにデータを補正し、新たな平年値を算出した。」
となっているのですが、それがどういう補正なのか、よくわかりません。
2年間の観測結果をもとにしているのですから、この平年値の「安定性」の信頼度はどのくらいのものなのか。なんだか、信頼しづらい気分もするんです。
2年間の観測で、30年間の観測のように補正できるのか?
だったら、30年間の記録なんていらなくなっちゃうじゃないですか。ヘンだなぁ。
これからずっと見ていかなければなりませんが、私はもうこれから30年は生きていませんので、興味のある若い読者の方にお任せすることにします。
よろしくネ。見続けてくださいね。

鉢のスイセン

1219_2hatinosuisen 2014.12.19
鉢に集めたスイセン。
つぼみが立ち上がってきました。

0110_2suisen 2015.1.10
咲いたのはこの日。
強い香りですね。
ほんのわずかでも甘い香りが漂います。
冬の一面スイセンの畑などが報道されますが、ああいう場所って、きっと香りがすごいんだろうな。
ちょっと「辛そう」な気もしますが。
芳香もきつすぎると辛くなる。
ほんの僅かがいいですね。

ワカバグモ

1218_6wakabagumo1 2014.12.18
しおれかかったキバナコスモスの花にワカバグモがいました。
カニグモ科のクモです。
1218_6wakabagumo2
両手を広げた土俵入りみたいなスタイルがこのカニグモ科の特徴。
花にいれば昆虫が来る、ということなのでしょうが、もう餌になる昆虫はごく少ない。
多分このまま越冬するのでしょう。
暖かいところに潜り込んで。

冬の枯葉などを気軽に片づけないでくださいね。越冬中の昆虫がいるはずなのです。
テントウムシだっていると思いますよ。
片づけるならせめて、春になって、みんな動き始めてからにしてほしいな。
動けない越冬中はそっとしてあげてほしいのです。

枯れた

1218_5senrogiwa1 2014.12.18
もう緑はほとんどありません。
キバナコスモスの花が少しだけ残っている。
当分はすかすかになります。
1218_5senrogiwa2
ネコジャラシ
もうこういうアングルしかないですね。
写真ネタ激減。アセッテます。

フチベニベンケイ・カランコエ

1218_4hutibenibenkei 2014.12.18
フチベニベンケイ
1218_9kalanchoe
カランコエ
先は長いと、腰を据えて待ってます。
最初の花はいつかなあ。

イチョウと

1218_2hiru_ityou1 2014.12.18
青空に立つイチョウ。
1218_2hiru_ityou2
ランタナの花の背景に、上の写真の裸のイチョウとさらに青空の一部を。
ランタナの花もさすがに勢いを失っています。
また来年ね、チョウチョさんを呼んでください。

サザンカとアリ

Huruneta

1217_6sazanka1 2014.12.17
写真上、花の奥のアリは死んでいるように見えます。
1218_7ari 12.18
やはり蜜にからめとられて動けなくなって死んだのではないでしょうか。
「甘い罠」
もう一匹はどうなのか。動けそうな気もしますが、丸一日同じ場所にいるということはやはり脚をとられているのかな。
密な甘いけれど粘っこいのですね。

1217_6sazanka2 12.17
花弁だけ落ちたようです。
ツバキとはちょっと違った散り方ですね。
ツバキでは花弁の内側にオシベがくっついた状態で一緒に落ちてメシベと子房だけが残ります。
サザンカの花の勢いが落ちてきています。
盛りを過ぎたようです。

2015年1月14日 (水)

1222_10ga1 2014.12.22
枯れてごちゃごちゃと込み入った下草を片づけていた妻が見つけてきました。
1222_10ga2
この時は生きていました。
種類はちょっとわかりかねます。
随分弱っていましたが、元の場所へ戻しました。

1225_8ga 12.25
線路の柵の柱の下の方。このそばに放したのですが自力で移動したようで姿を現しました。。
この時点でも生きていました。何日かこの場所にいました。

0108_7ga 2015.1.8
死んでいた、と妻が連れてきたので、一枚撮影して、土に還れるように戻してやりました。
前翅の下から後翅が覗いていますが、光を受けると青白く輝くのが印象的でした。
次の世代へ命がつながっていますように。祈ります。
いや、地球に戻るということは、同一種としてのつながりにとらわれず、あらゆる生命の流れに復帰することですから、必ず命はつながるのです。
人間もまた。

ユキヤナギ

0108_6yukiyanagi 2015.1.8
1輪だけちょっと咲いてしまいました。
タイミングがずれたなぁ。
3月かな、白い滝のような花が見られるのは。

★言葉の勢いで。
「白い滝のような」と書いて、「白滝」を思い出してしまった。
食べ物じゃないんです。
秋田の八峰町の滝。
白滝っていうんです。
神社があって、神輿の滝浴びが有名。
私もここで滝を浴びたことがあります。

チューリップ

0108_5tulip 2015.1.8
影が長いでしょ。チューリップの芽です。
12時40分くらいでこの影の長さ。
まだ冬ですね。
この日、今年最初の保育園お散歩隊が来たのですが、保育士の先生が園児たちに、影が長~いことを教えて、ちょっとだけ影踏みをやってましたよ。影を踏んづけて面白がっていました。
自分の影を認識するということも、結構高度な認識なのですね。
幼い人の成長は楽しい。

芽生え

0108_4mebae 2015.1.8
実はですね、線路の柵の下、地面にはかなりいっぱい芽生えがあります。
双子葉植物です!と叫んでますね。かわいい声がするようだ。
なんでしょう、ホトケノザかなぁ。
そろそろ一年中で一番寒い気温の谷底に差しかかります。
大寒から立春まであたりが谷底です。その谷底の出口の立春も近づいてきましたね。

★立春なんて言っても寒いじゃないか、なんて言わないで。
ゆっくりとですが、気温は上昇に転じます。
東京の日の出は1月2日~13日が6:51で年間で一番遅かったのですが、14日は6:50になり、以降少しずつ早くなっていきます。
日の入りの方は、11月末~12月上旬に、一番早い16:28でしたが、14日には16:49です。
夕方、なんだか日脚が伸び始めたな、という感じがしますでしょ。

日が伸びて、光の明るさを感じ始めるのが「立春」。気温の問題じゃありません。
春が兆します。
そのころには冒頭の写真の芽生えも伸びているでしょうね。なんだか頬が緩みます。

フウセンカズラ

0108_2huusenkazura 2015.1.8
このあたりみんな枯れました。
3個でセットのフウセンカズラの実。
2個残ってくっついていました。
やがて離れて落ちて、次の世代に育つでしょう。
今しばらくは静かな陽だまりです。
やがてにぎやかな芽生えの頃がくるまでは。

樹木

0108_1hati1 2015.1.8
紅葉の時によく出てきた京都から連れてきたカエデ。
葉っぱを全部落としてすっくと立っています。
随分「樹木」っぽくなったでしょ。
0108_1hati2
こちらは40年物のイチョウ。
上を詰められて樹木の勢いが下から噴き出す、という感じですね。
よく街路樹のイチョウなんかも根元から新しい枝を出しています、あんな具合になってきました。
植物たちの生き方って、柔軟ですね。

2015年1月13日 (火)

弦月

0113kagen
今朝(1/13)8:05の月です。
今日は旧暦11月23日。望から8日。下弦ですね。

げん‐げつ【弦月】
上弦または下弦の月。ゆみはりづき。<季語:秋>
広辞苑第六版より引用

上弦・下弦というのはなかなか厄介で。
月に対する親和度の低い生活していますから。
しかしまぁなんですなぁ、寒中に弦月の話をしますと「季違え」らしいですな、不自由じゃのう。{敢えて年寄語で}

じょう‐げん【上弦】ジヤウ‥
新月から満月に至る間の半月。日没時に南中し、月の右半分が輝く。真夜中に弦を上にして月の入となる。太陰暦で毎月7日・8日頃に当たる。初弦。かみのゆみはり。かみつゆみはり。

か‐げん【下弦】
満月から次の新月に至る間の半月。日の出時に南中し、月の左半分が輝く。太陰暦で毎月22~23日頃に当たる。弦を下にして月の入となる。しもつゆみはり。
広辞苑第六版より引用

私自身の理解はと言うと。
朔から望までの「つきの前半=上」の弦月を上弦、望から朔に至る「つきの後半=下」の弦月を下弦。
上旬・中旬・下旬というときの「上・下」の意味ですね。こう理解しています。

沈んでいくときに「弦(直線部分)」が上になるか下になるか、ともいいます。
冒頭の写真では、これから右へ下へと回っていって沈みますので、沈むときには弦が下になります。あってますね。

★今月20日が大寒で朔です。旧暦の12月が始まります。
小寒が6日。← 寒中 →大寒が20日。
寒中水泳とか、寒中の禊(みそぎ)、というのはこういう時期のものですね。

11日の日曜日、今年の泳ぎ初めに行ってきました。今年の第1回(通算1003回)ですから無理せずちゃぷちゃぷと、温水プールでの「温水による寒中禊」をして参りました。
1・11にちなんで、1110m泳ごうかと思ったのですが、それはそれで難しい。で、1200m泳いできました。
1110を内に含んでいる、ということでいいでしょう。{1111m11cm11mmも含んでおりますよ}

今年も、ちゃぷちゃぷといく「高齢者組」の年少じいちゃんです。
70代の方もおられます、80代の方もおられます、なんと90代の方も水中での体操に来ておられます。
あらあなたまだ若いわよ、と言われてしまうのです、先輩方からは。

√2 の話:その8:黄金数・白銀数・貴金属数

★連分数にすると、Φと1+√2は実に美しい。

φ=(1+√5)/2
1;  1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1   1 

1+√2
2;  2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2 

検索してみると↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E6%AF%94
黄金比(おうごんひ、英語: golden ratio)は、
    1 : (1+√5)/2
二次方程式 x2 - x - 1 = 0 の正の解であり、これを黄金数(おうごんすう、英語: golden number)という。しばしばギリシア文字のφ(ファイ)で表される

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%8A%80%E6%AF%94
白銀比(はくぎんひ、silver ratio / silver mean)とは数学定数であり、無理比のひとつである。
二次方程式x2 -2x -1= 0の正の解
1+√2 =2.41421356…
を白銀数 (silver number)と呼び、しばしばギリシア文字のτ(タウ)で表される。このとき 1:(τ-1) の比を白銀比という。すなわち、
1:√2=1:1.41421356

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E9%87%91%E5%B1%9E%E6%AF%94
貴金属比(ききんぞくひ、英語: metallic ratio)は、
1:(n+√(n^2+4))/2     (n は自然数)
で表される比である。
貴金属数
(n+√(n^2+4))/2     (n は自然数)
は、二次方程式 x^2 - nx - 1 = 0 の正の解であり、これを貴金属数(ききんぞくすう、英語: metallic number)という。
n の場合、第 n 貴金属数といい、特に第 1 貴金属数 (1+√5)/2 を黄金数、第 2 貴金属数 1+√2 を白銀数、第 3 貴金属数 (3+√13)/2 を青銅数という。

★ははぁ。全部、同じ根っこなんだ。
「貴金属数」という名前は初耳でした。

n=1の時、黄金数
n=2の時、白銀数

となれば勢いがついて 金・銀・銅→Gold・Silver・Blonze
といくのは、成り行き上当然かな。

n=3の時、青銅数  (3+√13)/2 = 3.3027756377319946465596106337352

という数になります。
ちょっとやりすぎじゃないのか、という気もします。
なんだかなあ、絵画やデザインで使える比かどうか。ワカリマセン。

「貴」金属というべきなのかなぁ。
Noble metalとか Precious metal といわずに、Metallic Number と言ったのは、この後にも同様な数を生み出せるけれど、金・銀・銅の先に「貴金属」と呼ぶものがないせいでしょうか。

n=0とすれば
1が生じますね。これ「白金数」とでも呼んでおきましょうか。(もちろん単なる冗談です。信じないで下さいよ。)

★ついでに化学の話。

ききんぞく【貴金属】
noble [precious] metals. 【用法】空気中で酸化せず, 化学変化をほとんど受けない金属, という意味では noble metals. これらの金属が産出量も少なく, 高価であるという意味では precious metals.
新和英中辞典第5版より引用

ひきんぞく【卑金属】
 a base metal.
パーソナル和英辞典より引用

ひ‐きんぞく【卑金属】
空中に放置するとき酸化されやすく、水分・二酸化炭素などによって容易に侵される金属。アルカリ金属・アルミニウム・鉄の類。↔貴金属
広辞苑第六版より引用

「貴」という言葉は化学では独特の意味を持っているのです。業界用語のようなものですので、聞きかじっていてくだされば結構でして、押し付ける気はありません。

貴金属は「化学変化をほとんど受けない金属」。
同じ意味で
「希ガス」は「化学変化をほとんど受けない」ので「貴ガス」ともいうのです。

★もういっちょついでに、
「レアアース」って、「希土類」のことです。

き‐どるい‐げんそ【希土類元素・稀土類元素】
(rare earth elements)周期表3族のうちスカンジウムとイットリウムにランタノイドを加えた17元素の総称。性質はいずれも酷似し、天然に相伴って産出し相互に分離し難い。最初、比較的希な鉱物から得られた酸化物から分離されたのでこう命名されたが、地殻中の存在量は希少ではない。ただし、61番元素のプロメチウム Pm だけは天然に存在しない放射性の元素である。 →周期表(表)
広辞苑第六版より引用

ちょっと誤解がありそうなので書いておきます。
ニュースではこの「レア=まれ」という意味がごちゃごちゃになっているようですよ。

0107_9kumo 2015.1.7
一つの雲でも白い部分と黒い部分があります。
白い部分では氷か水の粒が太陽の光を丸ごとあらゆる方向へ散乱しています。
波長による差がない。そして雲が薄いのであらゆる方向に散乱された光が抜けてきます。
ですから、太陽光線の向きとは違う場所から眺めても、散乱された丸ごとの太陽光が見えます。
これが白。
黒い部分では、雲の表面で散乱が起こり、散乱した光がまた別の氷の粒に当たって散乱して向きをかえ・・・ということを繰り返しているうちに、地面に立っている私のところへ光が来なくなってしまったのです。
光が来ない、これが黒。

ですから白・黒は色ではありません。

ところが背景の青空。
これは空気を構成する気体分子レベルでのレイリー散乱と呼ばれる現象が起こっています。
波長の短い光ほど散乱を強く受けますので、波長の短い青い光が脇の方向へ散乱されます。
これが青空。
赤い光は比較的散乱されずに進んでいきます。
光の波長に対して選択的な散乱が起こり、特定の波長の光が見える→ですから青空の青は「」です。
一枚の中に、白黒青が写りましたのでつい書きたくなりました。

0107_10yuyakegumo
同じ日の夕方の夕焼け雲。
青い光が散乱されて残った赤い光が雲に当たり、氷粒で選択なしで散乱されて雲が赤く色づいています。
雲の厚い部分は、赤い光であってもやはり繰り返される散乱で光が出てこられなくなりますので、黒い。

いろいろな現象が重なっています。
そう思って見るのも面白いでしょ。
こうやって、夕焼けを見せてくれる赤い光が、地球の影の側に回り込んで月を赤く照らしたりするのですね。
科学というのは、夕焼けでも月食でも同じように原理・原則が通用する、そこが面白いんですね。

理科年表のサイトにリンクしますので是非お読みください。
https://www.rikanenpyo.jp/FAQ/kisyo/faq_kisyo_005.html
「なぜ夕日は赤く、空は青いのですか?」

コミカンソウの仲間

0107_komikansousp 2015.1.7
先日、ヒメミカンソウかナガエコミカンソウか、といったあれです。
実の状態をちゃんと見ていただこうと思って再度撮影。
ヒメミカンソウかなあ、と今は思っていますが、確定できません。
いかがでしょうか?

ホトケノザ

0107_6hotokenoza 2015.1.7
線路の柵の地面に、いっぱい芽生えがあるのです。
で、芽生えの状態で私に見分けがつくものはごくわずか。
これはホトケノザでしょう。おそらく。

先日は七草粥が報じられていましたが、春の七草の「ホトケノザ」はキク科のコオニタビラコ。
上の写真のものは、シソ科のホトケノザ。
2月3月、口を開いたような紫色の素敵な花が咲きます。

{騒ぎが聞こえるとへそ曲がりかたぎがむくっ。「しちぐさ粥」かな、と曲読}

ツバキ

0107_5tubaki 2015.1.7
庭の奥のツバキの小木。源平咲きのツバキの種を播いたものですが、どうも赤い花が咲く木になったようです。
種を播けば親とは遺伝タイプが変化するものですから仕方ない。
最初の花が散ったところです。
オシベの跡と子房がくっきり見えました。
0107_7tubaki
こちらは家の外から見るツバキの大きな木。
つぼみは猛烈にいっぱいついているのですが、開花に勢いがついてきていません。
咲く前に花弁の縁が傷んでしまう。
それでもかなりペースが上がってきましたので、もうすぐどんどん傷みのない花を咲かせるようになるでしょう。
かなり見ものになるはずです。

忍者雲

★昼前のTBSの気象情報かな。増田さんという気象予報士さんが、今東京にかかっているのは「忍者雲」だ、とおっしゃっていました。
で、昼のニュースを見てから昼の散歩に。
0107_1ninjagumo 2015.1.6
なるほど、どんよりした雲がかぶさっていました。
これが忍者雲というものか、とパチリ。
地上から局所的に見たのでは、単に曇っているだけですけどね。

↓気象予報士の船木さんの解説があります。
http://rukahan.seesaa.net/article/387395665.html
2014年02月06日

忍者出現 船木正人 予報士解説
忍者というと神出鬼没のイメージがありますけども
気象衛星による雲の様子を見てみますと
沖合に雲の帯がありますね。
詳しく見てみますと
雲が一部かかってるんですけど
これを私たち気象予報士は忍者雲と呼んでいるんですね。
いつどこで発生するかよみづらくて
場合によると晴れていても急に雨をもたらすこともあるようなものを忍者雲と呼んでいます。
この時期発生しやすいんです。

千葉県の沖合に忍者雲が広がっていますが
これ元をただすと関東の北にある山と風のぶつかり合いによって起きているんですね。
北風はこうやって山にぶつかった風が大きく迂回して関東地方に吹き込んでいるんです。
この風がぶつかったところでできるのが忍者雲なんですね。
この風の向きがちょっと違うと 違うところでできたり
片方しかなかったりすると雲ができなかったり
このよみが難しくて 今のところこういう形で風が吹いているので
千葉の沖合に忍者雲ができています。
寺崎さん「これが予報士泣かせ?」
悩みのタネなんです。

http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/59031067.html

チーム森田の“天気で斬る!”
そうですね。忍者雲は冬型の時に西風と北風の収束に伴う層積雲が関東平野を覆い、曇天と底冷えをもたらす悪雲を指します。千葉では発雷もあったみたいなので忍者雲と積乱雲による強力忍者バージョンと言えるでしょう。先ほど29日9時の高層天気図拝見しましたが、館野(茨城県)の9時の風向きで850hPaでは南南西の風で弱い暖気移流、500hPaでは西よりの強風で寒気移流となっています。大気が鉛直に不安定な証拠と言えると思いますね。

15010712
1月7日12時の天気図。
冬型ですが、関東付近に弱い気圧の谷があるようです。
でも、ここからは雲が出そうな感じはあまりしませんね。
20150107120000
同じ7日12時の衛星画像
伊豆半島・房総半島から東への雲の流れが見えます。
これが忍者雲かな。
Largevisible
15時の可視光画像。
房総半島南端から東に流れる雲がわかります。
少し移動したようですがこれが忍者雲でいいのでしょう。
Nijagumo_
風を可視化した画像。時刻がよくわからないのですが。1月7日の午後であることには間違いない。
房総半島の南東のあたりで、西風と北風がぶつかって、前線のようなものができているのがわかります。
これが忍者雲を生んでいるのでしょう。

地上にいて空を見て、これが忍者雲である、というのはかなり難しそう。
風向きや衛星画像などを全部勘案しないとわからないように思いました。

アジサイ

0106_3ajisai 2015.1.6
なんだか擬人化したくなるでしょ。
両手を挙げて、わあい。
0110_1ajisai
両手の親指を赤ちゃんに掴ませて、赤ちゃんの手を軽く開いたり閉じたりゆすったり。
赤ちゃんはきゃっきゃと喜ぶ。
つぼみの写真に短いお手々のイメージが見えてしまう。
幼きものはみなかわいい。

2015年1月 9日 (金)

月齢18日

★昨日、月齢17日の月とそばに見える木星の写真を載せました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-3084.html
2015年1月 8日 (木)「月明かり」

今朝の写真↓
0109tukimokusei 2015.1.9 5:54
笑ってください。
f4.9で1秒
手ぶれ防止機能もなんのその、ぶれまくってます。
新聞取りに出たときのスナップ。
寒いし、パッと2枚撮ったうちの一枚。
木星が4つ見えたりしてますね。
私、乱視で、裸眼だとものが縦に分裂して見えるんです。角膜が凸凹なんですね。
で、裸眼で月なんか見ると、4~6個くらいにずれて見える。
名月がいっぱい見えるんだぞ、いいだろう!と「自慢」しています。
今回は木星がいっぱい見えて美しいでしょ。手ぶれで。
0109tuki1 7:19
2階から、コンデジを窓枠にくっつけてぶれないようにして。
f4.5、400分の1秒。
このくらいならね。ぶれませんわね。いくら私でも。
0109tuki2
月面の模様が見えるくらいの解像度があります。

天体は苦手です。そもそも暗いときなんて、やだ。
夜は眠るためにあるんです。っ

年賀はがきの話の続き

★2003年の年賀はがきと一緒に、2004年の年賀はがきも出てきました。
未(ひつじ)の次ですから申(さる)。
ご覧ください。
0109nenga3
温泉につかってますよ。木桶と手ぬぐいも。
0109nenga4
くじ部分ではこう。
もうのぼせちゃいそうです。

↓下は地獄谷野猿公苑の公式HPです。
http://www.jigokudani-yaenkoen.co.jp/japanese/html/top_j.htm
地獄谷野猿公苑
「スノーモンキー」は有名ですね。

★今年2015年の別種の年賀はがき
0108hagaki1
羽子板と羽根。もちろん羽子板の絵は羊。
くじ部分はというと
0108hagaki2
コマ。
なつかしい。小学校の上級生の頃。はやったな。
鉄枠付きのコマとか。地面に円を描いて、闘わせたな。はじき出した方が勝ち。
「リキがある」などという言葉が流行った。
右の掌にコマを受けて紐を伝って左の掌へ、という「綱渡り」の技も出来たんです当時の私は。でももうできそうにありません。

0108hagaki3
こっちは水引細工の鶴ですね。
大昔。私と妻の結納の時。水引細工の鶴亀なんかがあったなぁ。
探せばどこかにありますよ。正月飾りに使ったりしていたから。
ウム、ムカシじゃ。
0108hagaki4
結び切りになっていますね。
新年が始まる、ということで、これでいいのかな。
「しきたり」というやつにはまるっきり疎いので。
ま、いいんでしょう。

何だかずいぶん年賀はがきで遊んでしまいました。
ああ、おもしろかった。

マフラーを編んでいる羊さん

★昨日の記事で、樋口彩夏さんのエッセイを受けて、「編み上げた羊さん」をご紹介しました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-3276.html
2015年1月 8日 (木)「マフラーを編み上げた羊さん」

12年前、2003年の未年はというと……。
切手部分に描かれていたのは、マフラーを編んでいる羊のイラストでした。
なんと、ひつじさんが12年かけて、マフラーを編み上げたのです!
・・・
2003年と2015年のひつじの容姿を比べると、幾分かほっそりしています。
もしかして、自分の毛で編んだのか!?と想像がふくらみます。

私は自分では基本的に年賀状は出しませんが、年に何枚かは私の元にも年賀状が来ます。
必要なものにご返事を差し上げることにはやぶさかではない。
で、枚数も少ないし、5年連用日記の表紙裏に挟んであったりするので、調べてみました。
そうしたら「ある場所」で見つけちゃった。
2003年の年賀はがき!
0109nenga1
ホントだ!編んでる最中だ。
今年の羊さんと比べると、顔は細いですが、毛がふかふか盛り上がっています。
やっぱり自分の毛で編んだのでしょうかねぇ。{鶴の恩返しを思い出すなぁ}
「年賀」というところは、毛糸玉ですねぇ。やっぱりすごく凝ってるんだなぁ。

下のくじの部分ですが
0109nenga2
2003年は半分まで網みかけのマフラー。
2015年のマフラーと柄が一致してます。
ちゃんと一貫してますね。

いやあ、まいった、というか、おもしろかった。
これまで全く意識していなかったところに、こんな仕掛けが施してあったとはねぇ。
年賀はがきを見る目が変わってしまいました。

ルビーロウカイガラムシ@タマサンゴ

1217_5rubyroumusi 2014.12.17
これ「ルビー」には見えないけどなぁ。
でも、ルビーロウカイガラムシのようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

生活史
秋に成虫となる。雄は1対の前翅の生えた成虫となり、雌と交尾して死ぬ。ただし、日本では雄の出現数は少なく、単為生殖をする雌が多い。雌成虫は冬を越し、翌年初夏、6月上旬ごろに腹面の下に産卵する。卵を産み終わると、母虫は死亡してドーム状のロウ物質の覆いの内部の天井に張り付いた扁平なミイラ状になる。そして、ロウ物質のドームは、内部の空洞に卵が詰まった一種の卵のうとなる。5月下旬から7月上旬にかけて孵化した幼虫はこのドーム状の被覆の下からはい出ると、活発に移動するが、宿主植物上に定着すると、長い口針を維管束の師管に突き刺し、その後は動かない。・・・

12月ですからね、中にメス成虫がいて越冬中なのでしょうね。
さすがにこれが枝にずらっと並んでいるのはどうも気分がよくない。
タマサンゴの方に思い入れが強いのでして。
で、駆除しました。

タチアオイの葉

1215_8tatiaoi 2014.12.15
コンクリートの隙間から伸びだしたタチアオイなのですが。
どうしてこれを掲載する気になったかというと。
保育園児にうけたんですね。
お散歩に来た保育園児がこの前にしゃがみ込んで、葉っぱだ、と眺めていたのです。
満ちのこちら側にはもう緑はなくってコンクリートやブロックの灰色だけですから、そういう意味では目立ちます。
で、ちゃんと認識してくれました。うれしいですね。
スキマは狭いので、タチアオイの太い茎がどうなってしまうかわかりませんが、このまま放置して成長に任せましょう。
ことし、この場所の右の方の隙間からたまたま生えてきて繁ったフウセンカズラは大ヒットでしたね。低い位置で花が咲き実が生り。
保育園児が自由に触り、緑の実をつまみ、踏んづけてポンっといわせたり。
次のシーズンは意図的に低いフウセンカズラにしようか、と話しています。(苦笑しながら)
保育園児のお散歩を楽しみにしているジジ・ババです。

ヒメツルソバ

1217_1himeturusoba 2014.12.15
ヒメツルソバの葉に注目してください。
葉にV字型の模様があります。
これは目立つ特徴です。
ミズヒキにもこういうV字型模様のある葉のものもあるようですね。
タデ科一般の性質かというと、イヌタデはこうではないようですから、一般化はできません。
結構目立つ模様です。

なんでしょう?

1215_10humei 2014.12.15
勝手に生えてきた草を鉢に植えてあるのですが。
見かけは、エニシダっぽいなぁ、と。
現在、雨水貯留タンクを据えてあるあたりに、以前はエニシダがあったのです。
でもそれは消えてしまいました。
あの黄色いマメ科の花が好きだったんですけどね。
で、もし、これがエニシダだったらウレシイナ、と眺めているわけです。
どう成長していきますことやら。
春よ来い、ですね。

ウスモンミドリカスミカメ

1215_6kasumikame1 2014.12.15
キバナコスモスにまた成虫と幼虫。
下の幼虫は酒齢幼虫だと思います。
1215_6kasumikame2
次の脱皮で翅になる芽がありますから。
で、成虫で越冬かな。
ぎりぎりですね。
終齢幼虫で越冬もできるのでしょうか。
気になるところです。

イヌホオズキ

Huruneta

1215_5inuhoozuki 2014.12.15
黒くなった実もありますが、まだ緑の実もいっぱい。
ところが、葉はどんどん枯れていきます。
どうなるのかな、と思っていますが。
ひょっとすると、この状態から黒く変化するのには葉からの栄養の補給はもういらないのだろうか、とも思っていますが、どうなるか。
実の表面の葉緑体が消えて、黒い色素が残る、という形で黒くなるのかなぁ。
見続けるだけです。

2015年1月 8日 (木)

月明かり

0108geturei17 2015.1.8
朝6時ちょっと前、新聞を取りにでたら、明るい!
角に街灯が立っていますが、それより明るいくらいの印象。
妻も、2階の雨戸を開けたら、ベランダの手すりの影がうつっていた、すごい明るさだ、と。
二人して、さすが月明かりはすごい。

で、6時25分からの体操の前に撮っちゃおうとコンデジ持って玄関出たら、ちょっとかすんだ感じでしたが輝いていました。今日の日の出は6時51分ですから、いい判断でした。
手持ちでどう写るか心配でしたが、形だけは写りました。おはずかしい。
月齢17日です。5日が望でした。
で、写真上の方に写っている星は、木星でしょう。
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2015/01.html

 2月7日に衝となる木星が、観望の好機を迎えつつあります。 木星は日の入り後、少し時間がたってから東の空から昇り、真夜中過ぎに南中し、日の出前には西の空に見えます。 木星の近くにはしし座の1等星レグルスが見えています。マイナス2等台の木星に比べ、レグルスは1.3等なので、明るさにはかなりの違いがあることがわかります。
 1月7日と8日には、満月を過ぎたばかりの明るい月が木星のすぐ近くに見えます。月明かりに負けずに堂々と輝く木星を、ぜひ、観察してみてください。

「日の出前の西の空」です。電柱を支えるワイヤがどうしても入ってしまうのですが、ご勘弁を。

まだチャンスありかも。どうぞ。

マフラーを編み上げた羊さん

★今朝、朝日の医療サイト「アピタル」を読んでいましたら、樋口彩夏さんの連載の新しい記事が載っていました。
樋口彩夏さんは、下のような事情で車いすで活動なさっている若いお嬢さんです。

・・・いつも外を走り回っていたお転婆娘が、14歳・中学2年の時、骨盤にユーイング肉腫(小児がん)を発症しました。
抗がん剤、重粒子線、移植などの治療を終えたものの副作用や後遺症のために9年間、入退院の繰り返し。その影響で下半身不随となり、車椅子で生活をしています。「普通の生活」に戻りつつある今、「いつ、誰が、どんな病気や障害をもっても、笑顔で暮らせる日本にしたい!」を目標に模索を続けています。

★それで、わぁ!と思ったのが下の内容。
http://apital.asahi.com/article/ayaka/2015010600013.html

彩夏の“みんなに笑顔を”
《83》 健康で、計画性のある1年に 樋口彩夏
2015年1月 7日

あけましておめでとうございます。
2015年、未年ですね。
・・・
年賀状発行枚数は減少傾向にありますが、今年の年賀はがきには感動しました。
日本郵便が販売している、無地・インクジェット用の年賀はがきにまつわる話です。

2015年は未年。
切手部分には、マフラーを巻き、片手に棒針を持った羊が描かれています。
12年前、2003年の未年はというと……。
切手部分に描かれていたのは、マフラーを編んでいる羊のイラストでした。
なんと、ひつじさんが12年かけて、マフラーを編み上げたのです!
編みかけのセーターを2年も放置している私には、遠く及ばぬ一大事。
ひつじさん、頑張りましたね。
はがき下部のお年玉くじ部分には、帽子と手袋も描かれていることから、きっと一生懸命に編んだのでしょう。
2003年と2015年のひつじの容姿を比べると、幾分かほっそりしています。
もしかして、自分の毛で編んだのか!?と想像がふくらみます。
切手部分のデザイン担当者が、偶然おなじ人だったことから生まれたストーリーだそうです。
粋な演出に心が和みました。
・・・後略

★そうなの!自分ではもう数十年も年賀状を出さない人ですし、年賀はがきのデザインなどほとんどちゃんと見たことはなかったのですが。
0108nenga1
ホントだ!マフラーして編み棒を持っている!編み上がったんだね。
しかも、「年賀」という縦書きの文字の周りは輪針!、後ろの縦線は編み棒!やら鉤針!じゃないですか!
こんなところにそんな工夫が施してあったとは!
やたら「!」ばっかりです。
0108nenga2
くじの部分の写真。
なるほどね~、帽子とミトンなんだぁ。凝ってるなぁ。

さてさてみなさん、12年前の未年の年賀状を探し出してください!
「マフラーを編んでいる羊のイラスト」だそうですヨ。
ひゃぁ、12年かけてちゃんと編んだんだ!えらいねぇ。

12年前の樋口さんは中学生だったと思います。ちゃんと取っておいたんですね。スゴイ。
12年後もまた、このデザイン担当者で、素敵な羊に会いたいですね。
私はちょっとどうなってるかわかりません。79歳になる正月だもんなぁ。
みなさんは、ぜひ覚えておいてくださいね。

★年賀はがきの写真を撮っていたら、外に幼い人たちの声。
今年最初のお散歩隊。家の前をたっぷり走り回っていました。我が家周辺に暮らす猫たちを発見したらしく、にゃぁにゃ!とおおはしゃぎ。
いい日だ。
年賀状の話を書こうとして、初お散歩隊も来てくれた。
今年もきっといい年になります。
幼い人が元気なら大丈夫。
じいさん・ばあさんは家の中から祝福を贈っておりました。

マンリョウ

0106_6manryou 2015.1.6
あれ?実がない!
正月の玄関に飾るために門のそばのマンリョウを切って活けてありますが、このマンリョウではないのでして。
妻に訊いたら、あらホントだ知らないわ。
みごとにまるっきり実がない。
おそらく鳥が食べたんですね。
へぇ、そうなんだ、と感心しました。
ま、どこかへちゃんと種蒔きしてくれるんでしょうけど。
シロミノマンリョウもヒサカキも、鳥の種播きで我が家にやってきたんだし。
どこへ播いてくれたのでしょうか。
0106_7manryou
この木の実は全然食べられてません。何が違うんだか。よくわかんないけど。
そのうち食べられちゃうかな、庭で鳥の声がにぎやかに聞こえます。
{マンリョウを食べた鳥は「赤い鳥」になったでしょうか?}

アロエ:2

0106_1aloe4 2015.1.6
妻が摘んできた2輪。この段階でもう、えっ、なのでした。
迂闊だよなぁ。
単なる筒状の花としか認識していなかったのです。
0106_1aloe5
花の先端部を見ると、花被というのかな、6枚あるようですね。
で、オシベが先行して出ているらしい。
0106_1aloe6
一番左の尖っているのがメシベの花柱です。
オシベは6本
0106_1aloe7
メシベの子房を見やすくしてみました。
細長いですね。
0106_1aloe8
拡大。トロっと蜜が溜まっていました。
鳥媒花だしな、ま、いいだろう、と二人で嘗めてみましたら、甘くておいしかった。じわ~っと甘味が増してくる感じ。
あまりマネはしないでください。ツツジの仲間には蜜に毒があるものもあります。
ハチミツにツツジの蜜が混じって中毒した事例もあります。
自然だから、植物だから、と気を緩めないでくださいね。
アロエの蜜については、私共夫婦に変調はなかったですから大丈夫のようです。
{団塊夫婦のかかささんたちが何ともなくとも、あまり信用できないなぁ。食い意地の張った世代だからなぁ。}
0106_1aloe9
これで全部。
右下3枚が内側、右上3枚が外側の花被です。
オシベ6本。(1本は葯が落ちたようです)
メシベ1本。

単なる筒状の花と思っておりましたら、こういう構造だったんですね。
勉強しました。

https://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/choubaika.html
鳥媒花
↑ここに花の内部構造など解説されています。ぜひお読みください。

アロエ:1

0106_1aloe1 2015.1.6
散歩兼買い物に出ていた妻が、アロエの花が咲いていたと。
家のすぐそばにもアロエはありますが、まだ咲いていません。
0106_1aloe2
いいなぁ。鮮烈
0106_1aloe3
下から上へ、大分咲き進んだ花もあるようです。

私がじっくり花を見たことはないんじゃないかと、妻が2輪摘んできてくれました。
その話を次の記事に書きます。

コミカンソウの仲間

昨年、線路際の柵の下にコミカンソウが現れて、楽しませてくれたのでした。
その株は秋が深まっていく中で枯れました。
種が周辺に播かれていることを期待しています。
で、コミカンソウという植物を認識しましたが、大分秋も深まったころに妻がコミカンソウ見つけた、と連れてきたものを小さな鉢に植えておきました。
そうしたらなぜか、年を越しまして
0105_7komikansou 2015.1.5
緑っぽい実が生っている。
実の表面の粒々感がないな。
赤くならないぞ。

どうもコミカンソウではないのかもしれませんね。
↓こんなサイトを見つけました。
http://www.plantsindex.com/plantsindex/html/group/gp_phyllanthus.htm
コミカンソウの仲間

コミカンソウ(Phyllanthus urinaria)
ヒメミカンソウ(Phyllanthus matsumurae)
キダチコミカンソウ(Phyllanthus amarus)
ナガエコミカンソウ(Phyllanthus tenellus)

4種類すべてに写真があるわけではないのですが、比較が記述されています。
う~む、ナガエコミカンソウかヒメミカンソウのようですね。
でも、0℃くらいまでは気温が下がる中、枯れないしなぁ。
というわけで、悩んでおります。
かわいい草です。

フチベニベンケイ

0105_4hutibenibenkei 2015.1.5
わ、もうすぐだね。
と言っても、この花にとっての「もうすぐ」は1カ月くらいのスパンで考えた方がいいかも。
こういう可憐な花と付き合うのに「金(かね)がなる」というのは、やっぱり気が引けます。
なんか自分の卑しさをむき出しにしているようで。
「葉の弁慶草」の方がいいと思うな。

シコンノボタン

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-7925.html
2015年1月 5日 (月)「シコンノボタン」
↑ここで咲いていたのは一輪
0106_2sikonnobotan1 2015.1.6
左下がその一輪でして、新たに右上の花が咲きまして二輪になりました。

1月5日には
0105_1uesikonnobotan1 1.5
これが上の花の状況。
0105_1sitasikonnobotan2
これは下の花の状況。
こうだったんですね。
そして
0106_2sikonnobotan2 1.6
6日に開いた上の花のアップ。

使っているカメラが2,3台交錯していますので、色合いがずいぶん違います。
私は1眼レフとNikonのコンデジ、妻はCanonのコンデジ、です。
お互いに写真を交換しておりますので、いろいろな画像が混じります、御了解ください。

2015年1月 7日 (水)

√2 の話:その7

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-c475.html
「√2 の話:その1」
ここで↑
1/√2=√2/2 だということに、今更ながらに気づいたわけですが。(分母の有理化というやつですね。コピーの縮小率71%が面積では1/2だということと同じですしねぇ)
その時、√2の小数部をひっくり返したらどうなるんだろう、とも、ふと思ってしまったのです。

√2-1=0.4142135623730950488016887242097
1/0.4142135623730950488016887242097
= 2.4142135623730950488016887242097
あ~らら。
てぇことは、ここから2を引いてひっくり返しても
1/(2.4142135623730950488016887242097-2)
= 2.4142135623730950488016887242097
あ~らら。
もうとめどがない。

ここまできて、アレ?待てよ、これって連分数を作る時の手続きそのものじゃん。
整数部を取り除いてひっくり返し、また整数部を取り除いてひっくり返す・・・
そうだよなぁ、連分数のプログラムを作ったときに確かにもう見たよな。

↓で、プログラム
****************************
OPTION BASE 0
LET MAX = 15
DIM a(MAX), p(MAX), q(MAX)

!LET n = 3.1415926535897932384626433832795      !π
!LET n = 2.7182818284590452353602874713527      !e
!LET n = 1.6180339887498948482045868343656      !φ
LET n = 1.4142135623730950488016887242097      !√2
!LET n = 1.7320508075688772935274463415059      !√3
!LET n = 0.30102999566398119521373889472449      !log2

FOR i = 0 TO MAX
   LET a(i) = INT(n)
   LET n = 1 / (n - a(i))
NEXT i

FOR i = 0 TO MAX
   PRINT a(i);" ";
NEXT i

END
****************************

実行すると
√2
1   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2 

1+√2
2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2 

そうだったのか!
いろいろ知っているようでいて、結局バラバラだったんですね。
こういう風にバラバラに脳内に収まっていたものが、ふっとまとまったりすると、これは嬉しいものですね。
大したことではないのですが、面白かった。
電卓で実際に数字をいじくってみるのも楽しいものです。

庭で

Huruneta_3

1215_2murasakikatabami 2014.12.15
ムラサキカタバミがところどころで時々咲きます。
そして「塔」のような実を結びます。
面白いもんだ。そして、大したもんだ。

1215_3siromi
シロミノマンリョウはこのくらいでほぼ完熟でしょう。
もっと白くなるということもないと思います。
鳥さんは庭の実をついばみに来ますが、一方でこういう種蒔きもしてくれる。
できれば虫は食べないでほしいけど。
1215_4kalla
鉢から土におろしたカラーです。
一時、ビロードスズメのヘビ型幼虫に食われて、ほとんど葉がなくっていましたが、復活。
鉢の時よりはるかに大きく伸びています。こんなに大きくなるものなのか、と感心しています。
で、また、シーズンになると、「ミニ蛇」ちゃんたちにたかられちゃうんだよなぁ。
で、それを駆除するのはかわいそうだと思うかかしさん夫婦なんだよなぁ。
ごめんね。

ナシケンモン(か?)

0104_15nasikenmon1 2015.1.4
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-3e82.html
2015年1月 5日 (月)「タフな幼虫たち」
「毛虫なんですね。初めて見る毛虫です。ナシケンモンかなぁ。」
↑ここで、こうかいたあの毛虫。
下が頭で毛が多く、今、葉に穴を開けている最中です。
0104_15nasikenmon2
鮮明な画像は得られませんでした。
線路の柵に身をもたせて、手を伸ばしてやっとのことで撮っています。
もう少し近いところにいてくれればなぁ。
でも撮れるときに撮らないと、もう会えなくなるかもしれませんし。
写真はいつもラストチャンスです。

帰り道

0104_12jintyouge 2015.1.4
ジンチョウゲのつぼみ。もう弾けそうですね。
0104_14janomeerika
ジャノメエリカ
盛りを過ぎたかと思っておりましたが、どうしてどうして。
そして、このシーズンは白っぽい花が多い気がする、と思っておりましたが、ここにきてピンクが濃くなったような。
遠目にもピンクの霞のようになっています。

1月4日の初詣

★三が日も過ぎ、一応、密蔵院へでも初詣に行こうかな。
「儀式」ダイキライじいさんですが、まあ、年の初めだし。
と二人で出たら、密蔵院ではお葬式。
人の生まれると死ぬとは予定の立たないものです。
介入などせずに、そのまま自然に、がよろしい。
生き仏様を大切にするのが一番の大事。
とはいえ、他家のお葬式の脇で初詣もなんだかなぁ、と向きをかえまして。

東光院へ
0104_6senryou 2015.1.4
門をくぐると目の前に黄色い実のセンリョウ。
いっぱい稔っていました。
0104_7asebi
ここにもアセビがあります。
レンズを向けていたら
わぁ、ロウバイだわ!と妻の声
0104_8roubai1
え、なになに、と見に行けば、ほんとだぁ!
0104_8roubai2
一輪咲いていました。
蝋細工のような透明感。
蝋細工のようだから「蝋梅」だと思っておりましたが。
季節の花300のサイトによりますと
http://www.hana300.com/roubai.html

「”蠟細工”のような、梅に似た花」から「蠟梅」の名になったらしい。
また、臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるところから、とも。

はあ、そういう説もあるんですね。

ろう‐げつ【臘月】ラフ‥
陰暦12月の異称。
広辞苑第六版より引用

知らなかった。物不識。
とはいえ、この日1月4日は旧歴では11月14日でして、まだ臘月じゃないんですけどね。
ま、いいやぁ。
0104_10namitentou
ナミテントウが梅の木のくぼみにはまり込んでいました。
これが越冬中の姿なのでしょうね。まだちょっと先は長い。頑張ってね。
0104_11benikanamemoti
ベニカナメモチでしょうか。
紅い葉が鮮やかでした。

神も仏も信じてはいません。「この世に神も仏もあるもんか」と見栄でも切りますかね。
特に既存の日本仏教なんぞ、仏教の名に値しないのではないかなどと不遜なことを思っているへそ曲がりじいさんです。ただ釈迦が実際に自分で歩んで刻みつけてくれた道に、1、2歩くらい踏み込んでみたいなと思う爺さんの初詣でした。

1月3日

0103_4tatiaoi 2015.1.3
タチアオイかな、次々と芽吹いています。
薄い黄緑の葉がまぶしい。

0103_6kiitigo
キイチゴの冬芽。
実が生るのって好き。
今年もよろしく。
多少酸っぱかろうがなんだろうが気にする夫婦じゃないから、気にせず実ってください。

1月2日

0102_12kalanchoe 2015.1.2
毎日カランコエのつぼみを見ています。{フチベニベンケイも}
何かキク科の植物の綿毛のある実が飛んできてくっついたようです。
違う科の植物ですが、稚(わか)いつぼみと熟した実が並んでくっついているのが面白く感じました。
0102_14manryou
マンリョウがスポットライトを浴びていました。
葉の間から低い角度の太陽光が入ってきてマンリョウの実を照らしていました。
ほんの短い時間の光景。思わずシャッターを切りました。

2015年1月 6日 (火)

舟体

★いくつかのメディアで報道されていますね。↓

パンタグラフ部品、左右逆に取り付け 東海道新幹線、12日間見落とし(朝日新聞 2015年1月5日)
 JR東海の東海道新幹線で昨年5月、架線に触れるパンタグラフの部品が1車両で左右逆に取り付けられたまま、12日間にわたり営業運転していたことがわかった。この期間に6回の車両点検があったが、ミスは見落とされていた。
 同社によると、昨年5月16日、N700系のぞみが新横浜駅を出る際に架線の揺れが大きいことに駅員が気づいた。翌日に点検すると、架線に触れる「舟体(ふなたい)」(長さ約1・9メートル、重さ12キロ)と呼ばれるパンタグラフの部品が左右逆にボルト留めされていた。その後の調査で、5日に大阪府摂津市の車両検査所で舟体を交換した際、作業員が誤って取り付けたことがわかった。
 舟体は空気抵抗を減らすために向きが決まっている。逆に取り付けたパンタグラフの片側が3ミリ高くなり、風圧で架線を押し上げる力が増した。発覚までの6回の通常の点検でもミスを見落としたという。
 JR東海は「(舟体は)逆に取り付けたとしてもボルトで固定しているため、安全上の問題はない。だが、誤りがあったことは真摯(しんし)に受け止め、再発防止を図りたい」とコメントした。

この内容がよくわからないのです。
新幹線って、ターミナルで折り返すわけでしょ。パンタグラフの向きをいちいち変えるわけじゃないですよね。ということは
進行方向に対して左右対称であり、前後も対称じゃなければいけないのではないですか?
そうでなければ、折り返せない。違うかなぁ。
だとすれば、取り付けの「向きが決まっている」というのが腑に落ちない。
Photo
左右はどっちでもいいんだけど、風圧をくらうものですから、取り付け部が浮いたり回ったりぐらついたりしちゃいけないですね。
切込みがあって、はめて固定するというのは、回転やぐらつきをなくすためじゃないのか。
ただ、切込みが片側なので、向きが違うと、舟体が「傾く」でしょうね。
「パンタグラフの片側が3ミリ高くなり」というのはそのこと。
パンタグラフが傾いたんですよ。
パンタグラフは真下から架線に接触すべきなのに、傾いて接触したら、斜め下から押し上げることになり、横方向の力を架線に与える。そのために「架線の揺れが大き」くなったのではないですか?
架線はパンタグラフの中央部にまっすぐ接してません。
パンタグラフの部分摩耗を防ぐため、長いスパンでジグザグに張ってあります。
そうなると、パンタグラフの傾きの影響がむらになりますね。それも架線を揺らす要因じゃないですか?

切込みを両側に入れて、左右はどちらでもよいが、きちっと浮かず回らず固定する、という方が良かったんじゃないかと。
机上の空論派の元理科教師は悩むのでした。

高校の理科教師なんて、ほんと机上の空論派。せいぜい、机の上の実験屋。
工業高校に勤務していた頃、工業科の先生方は、現場で仕事ができる技術者なんだ、とほんとに深く知らされたんですよ。

というわけで、技術者の方から見たら、私の疑問はとるに足らないものかもしれません。
ぜひ、出来事の本当の全体像を知りたいものだと願うものです。

シャコバサボテン

1214_1shakoba1 2014.12.14
今年はいっぱい咲いてくれます。
1214_1shakoba2
玄関を出ると足元が華やか。
実が生るところまでは無理かな。
当分、華やいだ気分で散歩に出られます。


アセビ

1213_3asebi 2014.12.13
本屋散歩の帰り道。
去年でしたか、これを、「わからない」として掲載したところ、アセビですよと教えていただいたのでしたっけ。
今年はそれを覚えている。ウム。一定の記憶力水準は維持できているらしい。
咲くのはいつだったっけ?
思い出せない。多分、2月くらいかなぁ。あいまいです。
頼り無い記憶力でありますことよ。

★物忘れは健康に良い、と称して、1階と2階の間を余分に何往復もしています。
一番多いのが、老眼鏡の件、です。
外出時の視力と、屋内での視力を切り替えているのですが、すぐ忘れる。
2階まで上がってから、いかんこれじゃパソコンが見づらい、としてあわてて下へ降りて取り替える。
階段は軽いスクワット状態で上るようにしています。
壁に指を当てるだけで、脚でバラスをとるようにしています。
以前よりひざの状態は良くなったような気もしないではない。

物忘れは健康に良いですゾ。

スイカズラ(忍冬)

1213_21suikazura 2014.12.13
折れた枝があったと、妻が持ってきたもの。
花が気に入っています。
それと「忍冬」という表記がいい。
うまく成長してくれるといいな。
あの独特の花が咲くところまで成長してくれますかね。
お楽しみ、ということにします。

ホソヒラタアブ

1213_18hosohirataabu1 2014.12.13
目の前に来てくれました。
フレンドリーなやつです。
1213_18hosohirataabu2
普通じゃないアングルを提供してくれました。
アブ(ハエ目)は翅が1対2枚、後翅は退化して平均棍になっている、というのは私もずいぶん書いてきました。
そして、前翅の付け根近くのところに「切れ込み」のようなものがあって、そこから小さく翅の部分が立っている、ということも私は指摘してきました。この部分には名前がついているのだろうか、その役目は何だろうか、とずっと悩んだままです。
で、今回の真後ろショット。
翅の付け根付近に小さな翅の部分が立っているのがはっきり写っています。
ぜひご覧ください。で、このことに関して何か知見をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひ教えていただきたいのです。
よろしくお願いします。
1213_18hosohirataabu3
ホソヒラタアブ君は実にフレンドリーで。
ホバリングも撮りたいだろ、さ、撮りな、とばかりに目の前で空中停止。
フラッシュは自動になっていまして、この時は発光していません。
f4、1/250でこんな風に写っています。
いかに空中停止が安定したものだったかがわかります。
ありがとう!

ネコジャラシ

1213_17nekojarasi 2014.12.13
ネコジャラシ輝く!
{それだけです、スンマセン}


キバナコスモスにて

まずはこれ。
Huruneta
「ふるねた」と読んでください。
旧年中の写真を使います。
写真ネタが少なくって苦しんでおりますので、ご容赦を。

1213_13kibanacosmos 2014.12.13
キバナコスモス 輝く!
と撮影して、花の正面側に回りましたら
1213_15hae
う~む。ハエには違いないんですが・・・。
シマバエの仲間かなぁ、ミバエという線はどうなんだろう?
わからないのでした。
でも、この時期頑張っているのはハエ目たちですね。

2015年1月 5日 (月)

ひつじ、もじもじ:追記

前の記事を読み直していて、そうか、もうひとひねりできたなぁ。

羊たちがスタッフと牧羊犬に先導されて登場。あらかじめまかれた干し草や配合飼料を食べ始めると、「未」の字形になった。

予め「未」の字型にまかれた「餌」に「羊」たちが集まったんですね。
Hituji7
そのままを表現できそうです。
笑ってください。

ひつじ、もじもじ

★今朝の朝日新聞の朝刊にタイトルのような記事が載っていました。

ひつじ、もじもじ イベントで「未」の字 千葉・マザー牧場(2015年1月5日)
 千葉県富津市のマザー牧場で、約150頭の羊が今年の干支にちなんで「未(ひつじ)」の字をつくるイベントが開かれている。4日も羊たちがスタッフと牧羊犬に先導されて登場。あらかじめまかれた干し草や配合飼料を食べ始めると、「未」の字形になった。2月1日まで。入場料は中学生以上が1500円、4歳から小学生は800円。

これを読んで、思わず作りたくなってしまいました。
Hituji1
これ↑
「羊」でできた「未」です。
これを「生きた羊」でやって「未」にしたのが冒頭の記事ですね。
餌をまいておいて、そこに羊が集まるという、いいアイディアですね。

昔、SHARP X1を使っていた頃。工業高校の電子科の担任をしたとき。(もう30年くらいも昔かな)
クラス通信「C2通信」で、こういう文字遊びをよくやったものです。
HuBASICという優れものでね。(HuBASICを使いたくてX1を買ったのです。N88BASICより圧倒的に優れていた、と個人的には思っています。)
生徒も電子科ですので当時のマイコンを学習していましたし、担任がマイコン遊びをするとうけたものです。
当時は、漢字ROMから漢字のドットパターンを読み出して、そのパターン通りに文字を並べたり、自分で作ったドットパターンを16進数化して、漢字ROMのパターンと差し替えたり。
いろいろやりましたよ。

今回は、エクセルのVBAです。(このブログで以前同じようなことをやったことがありますね。)
26×26の範囲に、文字パターンを「@」で手描きし、それをプログラムから読み取って横にずらした場所に漢字を書く、という単純なプログラムです。
プログラムの様子がわかりやすいように、冒頭の図では行や列も表示しておきました。

Sub hituji()
Dim i As Integer, j As Integer

For i = 1 To 26
    For j = 1 To 26
        If Cells(i, j).Value = "@" Then
            Cells(i, j + 26).Value = "羊"
        End If
    Next j
Next i
For i = 27 To 52
    For j = 1 To 26
        If Cells(i, j).Value = "@" Then
            Cells(i, j + 26).Value = "未"
        End If
    Next j
Next i
End Sub

後はもう、適当に。組み合わせで、文字を入れ替えます。
Hituji2
「ひつじ」でできた「羊」
字が重なってしまって、変な具合。列幅を調節していませんのでこうなりました。
Hituji3
「未」でできた「未」。入れ子構造ですね。
その未がまた未でできていたら・・・フラクタルと言いますか。
未の中に未、未の中に未、未の中に未・・・寝つきが良くなるか、目が冴えて眠れなくなるか。知りません。
ちょっと「やぎさんゆうびん」を思い出しますね。
Hituji4
もちろん、「羊」でできた「羊」も簡単です。
Hituji5
組み合わせ。

最後に
Hituji6
羊の姿をした狼です。
{「羊が集まって狼になる」というのはめんどくさいからやりません。}
お楽しみいただけたでしょうか。
この画像にコピーライトを主張しませんので、どこかへ貼り付けて使っていただいていいですよ。

タフな幼虫たち

0102_16kemusitatiaoi 2015.1.2
虫の姿がないよなぁ、と歩いていましたら、タチアオイの葉に何かの幼虫発見。
下に載せますがすでにオオタバコガとおぼしき幼虫を見ていますので、同じ種かなと思ったら。
毛虫なんですね。初めて見る毛虫です。
ナシケンモンかなぁ。
そうなら、触らない方がいいです。毒というよりは、鋭いトゲが痛い。
毛むくじゃらなほうが頭です(向こう側ですね)。

0102_17ootabakoga
こちらが少し前から見かけているオオタバコガの幼虫。
少しずつ葉の穴を拡げながらほぼ同じ場所にいます。
これは毛虫じゃないですね。
この季節、気温が氷点下にもなろうというのに、よく生きて成長できるものです。
まぁ、凍ることはないにしても、体の芯まで冷えちゃうでしょうにね。
すごい生命力だなぁ。

いえ屋内でも
0104_1tumagurohyoumon
ツマグロヒョウモンの幼虫が成長を続けているのです。
年をまたいでじっくりと成長しています。
スミレの葉はありますので、大丈夫です。
モンシロチョウの幼虫も1匹、まだ成長中ですが、写真は手元にありません。
なんとも、この小さな幼虫たちのパワーに驚嘆しています。

年をまたいで生きていたハラビロカマキリも3日に、死にました。
ハエ採りの仕事がなくなってしまい、寂しい。

生きるということを常に意識しながら生きる、という生き方を私たちは虫さんや植物さんに教えられています。

イワレンゲ

0103_9iwarenge 2015.1.3
花がいっぱい咲いている株なのですが、変化を始めたんですよ。
何をする気なのか、まだよくわかりません。
新しい株を分ける気かな。
見続けることにしましょう。

シコンノボタン

0102_4nobotan1 2014.1.2
9時半頃。わ、今時咲く気なんだ。
0102_4nobotan2
12時40頃
な~るほど。
このくらい開けば咲いたと言えるでしょう。
検索してみると、開花期は大体夏から11月くらいです。
すごいねぇ、頑張るんだね。
玄関前の日の当たり場所ではありますが、そばの水槽の水も凍りそうだというのに。

スイセン

0102_6suisen 2015.1.2
6輪になりましたよ。

0103_5suisen_hati 1.3
鉢に集めたスイセンもそろそろ咲こうとしています。
寒いのにねぇ、ゆっくりではあるけれど確実に生きるという「化学反応」は進行している。
ありがとう。

{注:細胞の中身は純粋な水より濃いので、0℃では凍りません。凝固点降下というやつですね。あるいは自動車のラジエーターに不凍液を入れた状態を自分で作り出しているといってもいい。}

梅のつぼみ

0103_2ume1 2015.1.3
六郷用水の水車の上に張り出した梅の木につぼみがついていましたよ。
0103_2ume2
ほら。
日を浴びて、ほっこり。
0103_2ume3
青空を背景に、の~びのび。
時々様子を見に来ましょうね。
去年は雪の重みで大きな枝が折れました。
またゆっくりと枝を伸ばしていくことでしょう。
0104_3ume_suisya 1.4
もう一回、今度は一眼レフで撮影に行ってきました。
膨らみ具合がよくわかるかと思います。

さて、梅を撮影していたら、柵の横木の上に
0103_2ume4
何を食べたものやら、鳥さんの糞が目の前にありました。
種がいっぱい。

糞、といって毛嫌いしないでください。
生きるということは、いずれ「排出」することです。
排出しなくなったら、命はおしまいですね。
いえ、食べて出すだけじゃなくって。
生きて活動すれば、何かを排出します。
私のこのブログは私が生きて活動しているからこそ、ここに「排出」されているのです。(スンマセン。)
尾籠だといって避けてはいけません。
生きることの事実はちゃんと見つめていきましょう。
「You are what you eat.」という英語の慣用句がありますが、それを見ていて、

奇を衒う(きをてらう)
一風変わったことをしてみせる。
       広辞苑第六版より引用

そんな下心で、作ってみました。
「You are what you excrete.」
君がなしてきたことの総体、それが君なのだ、と。
表現しなかったもの、なさなかったものは、「なかったもの」です。
もし自分が本当の力を出したらこんなもんじゃない、というのは完璧な嘘っぱち。
汗一滴でいい、「出しなさい」。
出したものがあなたです。
今いる自分、これまでexcrete してきたものの総体、それが唯一の「本当の自分」なのです。

すんげぇ、かっこいいじゃんかかしさん。
そう、ただひたすらに立ち尽くし立ち会ってきたこと、それが私なのですよ。
私、高校生という年代の「人」の成長に立ち会いたかったんです。それが教師冥利というものです。

★小林秀雄さんは、キライ。
「美しい『花』がある 『花』の美しさという様なものはない」なんて、奇を衒って意表を衝き、俗っぽく言えば、はったりかませて驚かせ。ひっくり返したり反対のこと言ったり。
論理性ないよなぁ。と、まぁ、一時期読みふけったことはあるのですが、ある時からプツンと嫌いになったハズなんですが。
君が排泄したものの総体が君だ、なんて、真似しちまった。粋がりたい、という誘惑の力は強力ですね。

-2.2℃

0102_1koori1 2015.1.2
正月二日。寒かったぁ。
これは凍ってるな、と出てみれば。
池はバリバリ。
0102_1koori2
雨水貯留タンクの下に置いてあるバケツ。
柄杓ともどもガッチガチ。
0102_1koori3
柄杓を引き抜いてみたら、厚さ3mm位の氷でした。
0102_2simobasira1
足元は霜柱ザクザク。
久しぶりですね、この霜柱を踏む感覚。
踏み固めた地面はだめで、いろいろほっくり返した後の地面がいい。
真っ直ぐではなく、曲がりくねったものが多く見られました。
今冬は寒そうです。
去年のような大雪は勘弁してほしいなぁ。雪かきは辛い。
ほんと、雪国の障害者の方々はどのように暮らしておられるのだろう、と気にかかります。

根の力

0103_1sakura1 2015.1.3
明けましておめでとうございます。
年初のブログ記事として、「生きる力」というのをお伝えしたいと思います。

本屋散歩の帰り道。水車の辺りへまわってみました。
今まで気づかずにいたことに、今時、気づいてしまった。
上の写真は桜の木の根元なのです。
根が横に張って、太くなって、石畳風の舗装を持ち上げてしまったのですね。
0103_1sakura2
ほら。スゴイ
この木、桜の季節にいつも行く場所の木です。
この木の根元付近もずいぶん撮影してきましたのに、このパワーに気づかずに来ました。
動物の筋肉の力と違って、植物の成長による力はゆっくりですがものすごい。
じわじわ、じわじわと押していく。
岩を割る力です。
30年くらい前でしょうか、ここに若木が植えられた。当時はヒョロヒョロでした。
今、木としては壮年期でしょうか。
30年を超える時間をかけて、このような力を発揮してきました。

急ぐことはない。
生きるということは力を発することに他なりません。
人もまた、見習うべきかと、考えます。

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