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2014年12月 3日 (水)

イチョウ黄葉

1117_2ityou 2014.11.17
鉢の実生イチョウです。
遅く出てきた小さな葉も一緒に黄色くなってきました。
幼くても、冬に対処するにはこうするしかない。
葉を落とし、冬芽を残して幹だけになって冬を越す。

★余録:「日本一の大イチョウを見てきた」という知人の…
毎日新聞 2014年11月23日 00時14分(最終更新 11月23日 00時14分)
から引用

 ・・・日本人には昔からなじみの深い植物だが、かつて欧州では絶滅した植物だと思われていた。17世紀に長崎に滞在したドイツ人医師ケンペルが「廻国奇観」の中で日本のイチョウを紹介。この図を基に植物学者リンネが学名(Ginkgo biloba)を付けたといわれる▲地球上でイチョウが最も栄えた時代は、恐竜が闊歩したジュラ紀。その後衰退し、一時は中国を残して地球上から姿を消した。日本へはその後、中国から伝わったらしい▲太古の昔から生き続けてきたためか、その生殖も独特だ。雌雄異株で、裸子植物なのに精子を持つ。花粉が風に運ばれて雌花に達すると、卵に向かって泳ぎ受精する。明治時代に植物学者、平瀬作五郎が観察した重要な発見だ▲見た目も美しく、日本とのゆかりも深い。日本人好みの樹木だと思っていたら、並木道などでギンナンのにおいに苦情が相次いでいると知って驚いた。自治体職員が苦慮しているというが、貴重な秋の味覚として大目にみてやってはどうだろうか▲最盛期には複数の種があったものの、絶滅寸前までいったため現在のイチョウは1目1科1属1種。はるかな時を生き抜いてきたその運命を思いつつ、この連休は近所のイチョウを見上げてみたい。

「1目1科1属1種」なんですね。孤独な「種(しゅ)」なんだな。生き物として寂しいことかもしれませんが、逞しく生きています。
黄色い葉が美しい、というだけでは得られない心の揺さぶりを覚えます。
いろいろ知るからこそ、感動は深まるのではないでしょうか。
知ってしまったらつまらないというのでは、つまらない。

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