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2014年12月25日 (木)

ひち

★こんな記事を見たんです。

300年余の老舗ブランド「丸薬七ふく」取得 小林製薬(朝日新聞、2014年12月24日)
 小林製薬は24日、300年余りの歴史を持つ「七(ひち)ふく製薬」(大阪市中央区)から、植物の成分だけで作った便秘薬「丸薬(がんやく)七ふく」のブランドを買い取ると発表した。2月に手続きを終え、3月下旬から小林製薬が七ふくの調合を受け継いで売る。ブランド取得の代金は公表していない。
 七ふく製薬は江戸時代の1690(元禄3)年の創業。近くにある神社「高津宮(こうづぐう)」の参拝客らに七ふくを売ってきた。七ふくの今の売り上げは、年1億7千万円ほど。まわりに住宅が密集し、工場の建て替えなども難しいため、製造をやめることにした。伊藤徳三郎社長は「愛用している方々のことを考えて、小林製薬に引き継いでもらうことにした」と話した。
 ・・・

七(ひち)ふく製薬」にびっくりしたのです。
東京で育ちましたので、東京方言は知っています。
「ひ」と「し」の発音があいまいで、「ひ」から「し」になりやすいというのは知っています。
でも「七」は「しち」と発音されていると思います。
「七福神」は「しちふくじん」だと思うなぁ。江戸っ子ではないので自信はないですが。
でも、大阪だと「ひちふくじん」になるのかな。

で、「七 ひち」とグーグルでアンド検索したら
   「7を「ひち」ではなく「しち」と読むのはなぜですか?」
こういう質問が出てたりして。
わぁ。
これは↓読売のサイトなのですが。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0723/253098.htm
ここを見たら、名古屋・大阪などから西の方でしょうか、「ひち」の方が優勢らしいですね。
知らなかった。

★私は、生まれは秋田県ですが、1歳の途中くらいから東京で育っています。
両親には秋田弁が少し残っていましたし、親戚は全部秋田なので、秋田弁への親和性は高いです。しゃべれないけど。
で、山の手弁やら下町弁やら、秋田弁やらのミクスチャとして育ちました。
そんなわけで、話し言葉的には特徴のないのっぺらぼうです。

ある時、母の実家で、高齢のおばあさんがやってきて、自分がお嫁に来たころは、あんたの母さんはそれはかわいい嬢ちゃんだった、という話が始まりまして。
それが、ほぼ純粋に近い津軽弁だったんですね。
1時間くらい必死になって話し相手を務めたのですが、あとで伯母笑って曰く「あんたあの人の話わかったのかい?」「いや全然、九割方はわからなかった」
で、二人で大笑い。
五能線に乗ると、津軽弁が聞けるかもしれません。
人懐っこくて楽しいですよ。
あら、この人、私らの言うこと全然わかってないわ、とか笑い飛ばされながら楽しい時間が過ごせます。

★東北の言葉の訛りで有名なのは、「さしすせそ」が「さすすせそ」になることかな。
「し」から「す」に訛ることはおおいですが、逆はないです。
そのことを長谷川町子さんは誤解していたらしく
「人が住んでた」という内容を、「人がしんでた」といわれて「人が死んでた」だと勘違いしてびっくりした。で「東北ナマリだヨ、バカだな」とカツオに諭される。
という漫画サザエさんを描いておられましたっけ。
東北弁では「す」と「し」があいまいになる、という知識をもとに描かれたのでしょうが。
「住んでた」が「死んでた」に。それはまずないですね。
「事故で人が死んだ」というのが「事故でひとがすんだ」に訛ることはありうる。
ちょっとね、なんだかなぁ。
「石」は「椅子」になりえますが、逆はない。
「し」をはっきり言わないというのが特徴なのですから、「す」から「し」へはないのです。

「あまちゃん」の東北弁、嫌いでした。
発音をあいまい化して、濁らせればいい、というような東北弁観は嫌だったな。しかも怒鳴ってたしなぁ。
東北弁って、すごくメロディアスなんですよ。
独特の音程がありましてね。イントネーションよりもっとスパンの長い「メロディー」みたいのがあるのです。やわらかで耳に優しい。

★若いアナウンサーに「し」と「す」、「ち」と「つ」をあいまいに発音する方が結構いますね。NHKでも。あるいは、交通情報の方とかも。
「shi」と発音せずに「si」と発音しているのかな。それが「s」だけ聞こえて「す」になるのかしら。
「おつたえします」が「おつたえすます」となったり。
「ちゅうおうどう」が「つうおうどう」みたいになったり。
聞きづらいな。
言葉を職業にする人としては恥ずかしい気がします。
テレビに出てくる方々、タレントさんも含めて、言葉をもっと大事にしてほしいと願っています。
かつて、私も「言葉」で仕事をしていました。

★従妹のびっくり経験。
「これ、なげてけれ」が通じなかった。「どこへ投げるの?」と返されて。
「捨ててください」という意味です。
秋田から東京の大学へきた、当初のことだったそうです。

「うるかす」とか「ながまる」ってわかります?
標準語にもあると思うけどなぁ。

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