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2014年12月 3日 (水)

夕焼雲

1115_10yuuyake 2014.11.15
雨戸を閉めようとしたら、空に浮かんでいました。
直接には見えない低い位置から空の雲が照らされています。
その光を全部反射する状態の雲の部分は赤く光り、吸収してしまうような部分は黒く見えます。
黒は色ではない、ということですね。
一つの雲で、部分によって光の反射・吸収の状態が異なる、おもしろいものだなぁ、と理科おじさんは思うわけです。

朝日歌壇から(2014/11/24)
  紅葉はアントシアンの増加です生物教師の薄い唇:(松坂市)こやまはつみ

理科的に説明されてしまうと、興趣を削ぐ、とお考えなのでしょう。
でも、気温や光の変化を植物が感じ取って、葉を落とすべく準備をしている、生きるという行為としての紅葉・落葉なのだ、とお考えいただけないでしょうか。
生きるもの皆、厳しい冬を越すための準備をしている、生きることの荘厳さを感じ取れれば、興趣はかえって増すのではないかと思うのですが。
紅葉は人間なんか地球上に出現する前から植物が行ってきた「行為」なのです。
人間のために紅くなっているわけではない。
植物の行為をきちんと眺める、それが私たち後から来たものの務めでしょう。

★昔々、1969年のことです、月面着陸が達成されました。
その時、人間の脚があの月を「踏んづけて」しまった。月のロマンは永久に失われてしまった、と嘆いた方がいたように思います。
今、空の月を見て、もうロマンはないのですか?
いえ、むしろ月の不思議さは増したようなのですが。
月の中身はまだ多少柔らくて、地球の引力による潮汐力で周期的にわずかに変形しているだろう、というのは最近の報告。
今度、月を見たら、月が地球から受けるひずみなども想像してみてください。

http://www.nao.ac.jp/news/science/2014/20140728-rise.html

2014年7月28日
今も温かい月の中~月マントル最深部における潮汐加熱~

中国地質大学などの研究者を中心とする国際共同研究チームは、月の地下深くに軟らかい層が存在すること、さらに、その層の中では地球の引力によって熱が効率的に生じていることを明らかにしました。これらのことは、月の中が未だ冷え固まっていないこと、そして地球が月に及ぼす力によって月の中は今も温められ続けていることを示唆しています。本研究成果は、月周回衛星「かぐや」(セレーネ)などで精密に測られた月の形の変化を、理論的な計算による見積もりと比べることによって得られました。地球と月が生まれてから今まで、お互いにどのように影響を及ぼしながら進化してきたのか、本研究はそれらを考え直すきっかけとなるでしょう。
・・・
さらに研究チームは、マントル最深部の軟らかい層の中で潮汐によって効率的な発熱が起こっていることも明らかにしました。一般に潮汐の変形により天体の中に蓄えられるエネルギーは部分的に熱に変わっていると考えられています。その発熱量は天体の中の軟らかさによって異なります。・・・

月は地球によって「揉まれている」んですね。

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