収れん火災
★また収れん火災が発生しました。
水入りペットボトル原因で火事か(NHK 11月13日 20時59分)
13日午後、愛知県安城市で、住宅の外壁や外に置いてあった車のタイヤなどが焼けて、火を消そうとした女性が軽いけがをしました。警察は、近くにあった水を入れたペットボトルが、レンズと同じように太陽の光を一点に集めたため、熱がたまって出火した可能性があるとみて、火事の詳しい原因を調べています。
13日午後1時すぎ、愛知県安城市今池町で、住宅の外壁や外に置いてあった車のタイヤ5本などが焼けました。
この火事で、この家に住む66歳の女性が、火を消そうとした際に顔に軽いけがをしました。
警察によりますと、火が出た付近には、水を入れたペットボトルが棚の上に置いてあり、周辺が焼け焦げていたということです。
警察は、近くに火の気がないことや、外部から何者かが侵入して火をつけたような跡もないことから、水を入れたペットボトルが、レンズと同じように太陽の光を一点に集めたため、熱がたまって出火した可能性があるとみて、火事の詳しい原因を調べています。
陽射しは夏の方が強いのですが、収れん火災はむしろ冬の方が多い。
なぜかというと、日差しの角度が低くなって、部屋の奥まで太陽光が射し込むようになるからなのです。
窓ガラスに何かマスコットを吸盤で吊るしていた、というのも危ないですよ。
部屋でも車でも。
透明プラスチック製の吸盤が凸レンズになります。
レンズ型の集光では凸レンズになるものが当然危ない。
上の火災では水を入れたペットボトルが凸レンズになったのですね。
猫よけと称して水を入れたペットボトルを並べたこともありますが、あれも要注意です。
反射型の集光では凹面鏡に注意。
どちらのタイプもたくさんの火災事例があります。
身の回りを点検してください。
★いろいろな事例を既に扱ったことがあります。
よろしかったらご覧いただいて、参考にしてください。
私のブログ↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-2786.html
2012年6月19日 (火)「光の季節」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-9e45.html
2013年9月 6日 (金)「収れん火災」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-9e45.html
2013年11月15日 (金)「収れん火災」
私のブログ内での相互リンクはもちろんつながってますが、ブログ記事中でリンクしたニュースなどはリンク切れになっているものも多くありますので、それはご勘弁ください。
今もonであるリンクを集めておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8E%E3%82%8C%E3%82%93%E7%81%AB%E7%81%BD
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/300/172624.html#more
http://www7a.biglobe.ne.jp/~fireschool2/d-A3-03-3.html
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=94fall&ac3=5443&Page=hpd_view
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