セスジスズメ幼虫
2014.9.17
この間掲載した時、幼虫がいたのは池のそばのホウセンカ。
そのホウセンカはもう葉がなくて、茎だけでした。
そうしたら、まだ食べたりなかったのでしょう、1mほど離れたところの、ランタナの下付近のホウセンカに移動してきたようです。ぼんやりとランタナの花が写っていますね。
しっかりと抱えて食べています。
一旦、地面に下りて、1m移動して、別のホウセンカに登った。
人間から見ればそうたいしたことではないですね。
視覚的に両方のホウセンカが見えていますので、こっちがダメならあっちへ行こう、と考える。
でも、小さな側単眼しかない10cmの幼虫から見たら、世界はだだっ広い。
地面に下りても、1m先のホウセンカが「見える」とは思えませんが。
それほどの「形態視」ができるとはおもえないからな。「明暗視」に毛の生えた程度の視力だと思うんですよ。
視覚による方向決定は多分ない。
となると、むやみに歩き回ってもしホウセンカがなければ飢えてしまうのだし、何かの手がかりがあったのではないか。
「におい」のような、空気中を漂う分子があるのかなぁ。
あるいはひょっとして
地面に下りた地点を中心にして、螺旋を描きながら少しずつ広く探索する、ということでしょうか。
自分がいた一株の近くに別の株がある可能性は高い、螺旋型の探索はそれに賭けることになりますね。
花好き虫嫌いの方には申し訳ないのですが、まだ葉のある株が見つかってよかったね、と喜んであげたくなるのです。
★ツマグロヒョウモンの幼虫も地面をよく歩く。
スミレの一株を食べ尽したら、そばにまだあるはず、という探索方針ではないか、とおもうのですが。
あぶなっかしくって、スミレのそばは足元要注意なんですよ。
踏み潰したくないですからね、ゼッタイ。
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