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2014年10月17日 (金)

コルチカム

1004_5colchicum1 2014.10.4
嬉しいことに、手描きの名札がありました。
1004_5colchicum2
お陰様で、名前調べをせずに済んで、ほんとにうれしい。
「コルチカム」という名前は聞いたことがあったのですが、実物を見るのは初めてです。

学名は「Colchicum autumnale」。
またしても、属名がそのまま流通しているんですね。
検索してみたら、別名「イヌサフラン」。
なんだそうなのか!
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-a7d1.html
2014年9月16日 (火)「ご注意を!」
↑ここで、ギョウジャニンニクと間違えてイヌサフランを食べてしまって男性が亡くなったという話を扱いました。
その時のリンクを再掲します。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/plant/inusahuran.htm
ギョウジャニンニクとイヌサフラン(有毒)
↑ここにイヌサフラン=コルチカムの花の写真もあります。
知識がバラバラなんだということを痛感しました。
{教養のある人というのは、知識が自己の中で体系的に総合化されているんですよね。知ってることがみんなバラバラな私は「無教養」だなあ。}

★ところで、学名を見ていたら「Colchi」というところから「コルヒチン」を思い出しました。
有名なアルカロイドです。もちろん有毒。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%92%E3%83%81%E3%83%B3

コルヒチン(colchicine)とはユリ科のイヌサフラン(Colchicum autumnale)の種子や球根に含まれるアルカロイドである。化学式はC22H25NO6。リウマチや痛風の治療に用いられてきたが、毒性も強く下痢や嘔吐などの副作用を伴う。現在は主に痛風に用いられる。また種なしスイカの作出にも用いられる。

やっぱりねえ。そうなんだ。
で、生物教師としては「種なしスイカ」なんですよね。
高校生物でも出てきます。

2倍体(2n)スイカの苗をコルヒチン処理します。すると、コルヒチンの働きで細胞分裂の時に染色体を娘細胞に分配する動力装置「紡錘糸」ができなくなるんです。そのため、染色体が倍化してしまうのです。結果として4倍体(4n)になる。
この4nのスイカの生殖細胞は2n。通常の2nスイカの生殖細胞はn。
ですから、4nスイカと2nスイカを掛け合わせると3nのスイカができてしまう。3倍体のスイカですね。
ヒガンバナは3倍体であるために、結実できない、ということを私もこのブログで書いてきました。
3倍体スイカは種子はできませんが子房の壁が膨らんでスイカの実にはなるのです。
それが昔のもともとの「種なしスイカ」なのですね。
現在は、もっと別の方法が開発されているそうですが、この「コルヒチン処理」は有名です。
高校で生物を履修された方、思い出されましたか?

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