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2014年8月12日 (火)

アカトンボ?いえ多分ウスバキトンボ

0728_9akatonbo1 2014.7.28
枯れたタチアオイの茎にアカトンボがいる、と妻が呼ぶ。
行ってみると、なるほど、アカトンボ。
0728_9akatonbo2
翅がぼろぼろですね。
アキアカネじゃないな。しかしナツアカネとも思えないな。
翅の縁紋が赤いですね。どうも気になる。
0728_9akatonbo3
翅を省略してトリミング。
これはナツアカネやアキアカネじゃないですね。
調べてみたらどうもウスバキトンボじゃないでしょうか。

http://www.insects.jp/kon-tonbousubaki.htm
ウスバキトンボ
トンボ目>トンボ亜目>トンボ科>ハネビロトンボ亜科>ウスバキトンボ

全世界の熱帯・亜熱帯で見られる。日本には初夏の頃に、南の国からやって来て、どんどん北に向かって分布を広げるが、冬は越せずに死んでしまう。

そうか、国内で繁殖してないんだ。遠くから飛来するのか。
http://map.edb.miyakyo-u.ac.jp/akatombo/p07.html

ウスバキトンボの生態

とくに8月の旧盆の頃に多く、「精霊トンボ」とか「盆トンボ」とも呼ばれていて、私の子供の頃には、このトンボはご先祖様の使いだから決して捕まえてはいけない、と教えられたものでした。このように日本中どこにでもいるトンボなのですが、一つ弱点があります。それは、寒さに弱いため日本のほとんどの場所で冬を越すことができないとうことです。今のところ冬を越すことができるのは沖縄のような冬も暖かな地域だけのようです。このため、毎年海を飛んで春に九州南端や四国南端にたどり着くと考えられています。
・・・
卵の期間や幼虫の成長速度が群を抜いて速いということです。この長所を利用して全国に広がることができると考えられます。つまり、4月頃に九州や四国にたどり着いいたウスバキトンボにとって、その頃に田植えが行われてる田んぼは好適な産卵場所となります。田んぼは天敵が少ない反面、餌が豊富な環境であるため、田んぼからたくさんの成虫が生まれると考えられます。そして田んぼから飛び立った成虫は北を目指して移動し、各地の田植え直後の田んぼや水たまりに産卵します。こうして世代を繰り返しながら北上し、ついには北海道の北の端までたどり着くことになります。しかし、寒さの訪れとともに北の地方から死に絶えてしまうのです。

翅が傷んでいるということはやはりかなり遠くから飛来したんでしょうね。。
http://map.edb.miyakyo-u.ac.jp/akatombo/p08.html

毎年ずいぶん無駄なことをするように見えますが、このような無駄と思われることを繰り返した結果、世界中に住み着くことができるようになったのでしょう。最近は地球が暖かくなってきたといわれ、実際日本でもこのところ暖冬が続いています。もしかしたら九州や四国など暖かな地方では幼虫で冬を越しているかも知れません。

しょうりょう‐とんぼ【精霊蜻蛉】シヤウリヤウ‥
体が黄色ないし赤色のトンボの俗称。精霊祭のころに多く現れるのでいう。普通はウスバキトンボを指すことが多いが、赤トンボ類を指すこともある。
広辞苑第六版より引用

無効分散 【ムコウブンサン】
デジタル大辞泉の解説

むこう‐ぶんさん 〔ムカウ‐〕 【無効分散】
回遊性のない動物が海水に乗って分布地域を離れて流れてくること。「死滅回遊」の新しい名称。回遊先の地域・海域で季節の変化などから死滅するが、いずれ環境の変化から定着する可能性もあると考えて、現在の分散は「無効」と見る。→死滅回遊魚

魚などでよく聞く言葉ですが、陸上の昆虫などでも同じ概念が使われます。
昔、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンなどは、夏に東京で見かけても越冬はできないと言われていました。それでも夏にやってきて産卵していた。すっかり条件が変わって今では東京に定着していますね。もう「無効」ではなくなったわけです。
生物が「無生物的自然」に立ち向かって生息範囲を広げていこうとするとき、初めのうちは「無効」を繰り返していて、それでも少しずつ押し込んでいく。生物的自然と無生物的自然は常に瀬戸際で競り合っているのです。
「自然は優しい」なんて間の抜けたことは言わないでください。
無生物的自然にとって生物なんてまるっきりどうでもいいんですから。
それを生物が少しずつ自分の生きられる範囲にしてきたという歴史があるのです。

昔、東京でミンミンゼミを聞くと、昆虫少年だった私は感動した。
今じゃアブラゼミを押しのけてミンミンゼミが主流になって大声をあげています。
昆虫の種の交代が起こっているのでしょう。

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