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2014年8月11日 (月)

立秋:1

★立秋を過ぎました。
8月7日が立秋でした。
例によって、「暦の上では」という言葉を伴って語られていましたが・・・。
そういう時の「暦」は多分「古い太陰暦(旧歴)」のことでしょう。古い暦なので季節が合わない、1か月遅れくらいでとらえればいいんじゃないか、と思ってませんかね。
太陰とは月のこと。ですから「太陰暦」=「月の暦」ですね。
月は潮の満ち干とは関わりますが、季節とは関係がない。季節を生み出すのは太陽です。
ですから、天文観測を行って、太陽の位置をきちんと観測し、太陽の位置を月の暦の中に書き込んだのが二十四節気、中でも二至二分四立が典型。
暦の中に太陽の位置を書き込むのに、現代ならひょっとして、春分から45度、90度、135度・・・と数字で書き込んでも通用するかもしれませんね。
「今日は135度日だ」とかね(立秋のことです)。

理科年表の歴の部の3ページに「二十四節気、雑節」という表があります。
理科年表に二十四節気が載ってるの?と思いませんか?
  名前、太陽黄経、月日・時刻(中央標準時)
項目はこうなのです。

2014年:立秋・太陽黄経135度・8月7日23時2分
こういう内容です。
「太陽が135度のところを通過する時刻」を含む日を「立秋」と呼ぶんですね。

でも、さすがに角度で呼ぶのは歴史的には無理だ。
となると、太陽の位置に「名前」をつけて、月の暦に書き込むしかないですね。
春分から90度太陽が進んで、南中高度が一番高い時、この日に「夏、至る」という名前を付けるのは至極当然な命名でしょう。単位面積に降り注ぐ太陽エネルギーが最大ですもの。
春分から270度太陽が進んで、南中高度が一番低い日に「冬、至る」というのも同様にごく自然。
春分と秋分はもうこれ以外にないという名前ですね。
これで二至二分の名前が決まりました。
これだと90度ずつですから、かなり「粗い」。

45度区切りにすると。
夏至の45度前は、春を終えて夏へという時期ですから、「立夏」。
夏至から45度進みますと、夏のピークを過ぎて秋分の「秋」へ向かうのですから「立秋」。
そして立冬、立春とこれしかないという命名であることがわかります。

さあ、名前が決まると、人間は今度は名前に振り回される
まだこんなに暑いのに「秋立つ」とは何事か。
まだまだこれから寒くなるのに、「冬至る」とは何事か。
ですよね。
この感覚で「暦の上では」という言い回しがいつもついて回るわけです。
名前に振り回されなさんな、って。
名前などは便宜的なもの。識別記号。
それが指示している内容は何か、を問い、理解しましょう。
{極端な話、自分の名前だって単なる識別記号だからどうでもいいんだ、と思っている私です。私は私、今いるこの私が私のすべて、でしょ。}

ここまでで、1年を8等分しましたが。これをさらに3等分すると「二十四節気。」
この辺りに来ると、名前の付け方が非常に恣意的になります。
夏至を過ぎて、・・・小暑、大暑、立秋、処暑・・・と来るわけですね。
1年が365日ですから、一年で360度移動する太陽の位置を24等分すると15度≒15日ごとに名前を付けたら、これはもう恣意的にならざるを得ないですね。
更に七十二候なんて、ほぼ5日刻みですよ。はっきりいってどうでもいい名前になります。

そんなどうでもいい名前に振り回されるのはやめにした方がいいですよ。

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