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2014年8月 7日 (木)

思うこと

★1:8月6日の朝日新聞夕刊の「素粒子」から。

素粒子(2014年8月6日)
 ・・・
 「においまで覚えている」と広島の体験者。空一面の熱線で焼けた肉の臭いか、国民をだまし続けた政府の腐臭か。
 ・・・

去年、2013年の今頃ブログに書いた記事から引用。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-db1d.html

★10フィート運動というのがありました。少しだけかかわりました。
出来上がった映画の上映会へ行って、映画を見終わってから、被爆者の方がスクリーン前で御挨拶と、短い話をなさいました。映画の中には決して出てこなかった、一つの真実があります。
    それは「におい」です。
    亡くなった方々の遺体が腐敗していく、その腐敗のにおいが、街には満ちていました。

ショックでした。
記憶にとどめてください。
映画でも、紙の資料でも、決して知ることのできないもの。
そこにあった、「大量の死」のにおいです。

「においまで覚えている」と語る広島の体験者が嗅いだものはそのようなにおいです。

★2:昨日の広島は雨でした。
●NHKのニュースを聞いていたら。

原爆の日 広島で平和記念式典(8月6日 12時12分)
 広島に原爆が投下されてから69年となる原爆の日の6日、広島市で平和記念式典が行われ、松井一実市長は、政府に対し、憲法の平和主義の下で69年間戦争をしなかった事実を重く受け止めて、今後も平和国家の道を歩み続けるよう求めました。
 式典は、広島市の平和公園で午前8時から行われました。6日の広島市は、朝から雨となりましたが、式典には被爆者や遺族、それに海外の政府関係者などおよそ4万5000人が参列しました。雨のなか、式典が行われるのは昭和46年以来43年ぶりです。
・・・

そうだったのか。
私共夫婦が結婚したのが1972年(昭和47年)の4月なのです。
夫婦共に生きてきて、子育てから子別れから、二人して高齢者期へ。
この間、毎年、8月6日は雨ではなかったのだな、ということが、なんだか、心に沁みました。
そういう時間を生きてきたのか。

●例年、広島市長の平和宣言の後、約1千羽のハトが放たれていたのですね。
ところが昨日は雨のために放鳥が取りやめになったのだそうです。

平和の象徴、育て続ける ハト貸し出し20年(2014年8月6日)
 「核兵器廃絶と平和の実現に向け、世界の人々と共に力を尽くす」。松井一実・広島市長が平和宣言を読み上げると、例年通り「平和の象徴」のハト約1千羽が空を羽ばたくことになっていた。ところが、今年は43年ぶりの雨。放鳥は見送られた。
 ○○さん(69)はその様子を、式典会場から20キロほど離れた広島市安佐北区の自宅のテレビで見つめた。日本伝書鳩協会などの会員が無償で貸し出した1千羽のうち、約40羽は自ら手塩にかけて育てたハト。前日の5日夕に原爆死没者慰霊碑の横にあるかごの一つに入れていた。「平和の式典にハトは欠かせない。来年に期待します」と少し残念そうに語った。
 原爆が落ちた時、下手さんは生後6カ月だった。・・・
 ・・・式典にハトを貸し出し始めて約20年。平和な世の中が続いてほしいと願う○○さんは、これからも原爆の日に空を舞う平和の象徴を育て続けようと思っている。

そうだったのか。そういう風にあのハトたちは維持されてきたんですね。思いを背負って舞え。

●毎日新聞のコラム

近事片々:1971年8月6日も広島は雨だった(毎日新聞 2014年08月06日)
 今年の広島の式典は珍しく本降りの雨。安保政策大転換の夏に天も思うことありか。
 1971年8月6日も広島は雨だった。首相が初めて平和記念式典に参列した。
 時の市長は、傘を断って雨に打たれ、なおやまぬベトナム戦争の現実も嘆じて平和を訴えたと新聞は報じている。
      ◇
 それから43年。
 「恒久平和の実現」の誓いは、いつまでむなしく空を漂っているのか。
 毎夏、この日、胸中に繰り返すこの短歌。
 <焼死せし児が写真の前にトマト置き食べよ食べよと母泣きくどく> 正田篠枝
 ガザから伝わりくる映像の悲痛な叫びに重なる。

広島・長崎の原爆の悲惨を原点に据えた上で、「人間の愚行のすべて」へと視野を展げ伸ばしたいと、願うものです。

★3:テレビ番組欄
共同通信が配信したニュース。

広島のテレビ欄が話題に(2014年8月6日(水)17時52分配信 共同通信)
   中国放送が6日朝刊に載せたプロ野球中継のテレビ欄。左端を「縦読み」すると「カープ応援できる平和に感謝」となる
 一見普通の番組予告を縦に読むと「平和に感謝」―。広島原爆の日の6日、中国放送(広島市)が朝刊に載せたプロ野球中継のテレビ欄が話題になっている。
 広島県内で発売される地元紙や全国紙、スポーツ新聞に掲載された、6日午後7時からの中日―広島戦の欄。横書きで「カープ今夜はナゴヤドームで強竜撃破…」とあるが、左端を「縦読み」すると「カープ応援できる平和に感謝」となる。
 中国放送によると、考えたのはスポーツ部ディレクターの桑田晋吾さん(37)。インターネット上で大きな反響があり、視聴者から「感動した」との電話も寄せられたという。

0806hirosima
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-db1d.html
2013年8月 7日 (水)「相生橋で」
ここで私が書いた文章から引用。

・・・
8月7日朝刊のスポーツ面の見出しでは「8月6日、広島で思い切り野球ができる幸せかみしめた」とありました。
★こういう記事を読むと思い出される歌があります。
庄野真代さんの「相生橋で」という歌です。1979年の第6回広島平和音楽祭で「ゴールデン・メイプル賞」をとった歌です。

    ・・・
    あの頃なかった球場にもうすぐナイターの灯がともる
    親子で座るスタンドでしみじみしのぶよ父さんは
    炎に倒れたじいちゃんもとても野球が好きだった

    この街埋めた悲しみが二度と地球にないように

こういう歌詞があるんですね。

そう、平和とは祈りではなく行動です。
「平和を行動しましょう」

「カープ応援できる平和」をなくしてはならないと思います。

●番組表を縦に読む話は今年の6月にW杯関連の話でも取り上げました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-01cf.html
2014年6月 4日 (水)「番組表を縦に読む」

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