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2014年8月12日 (火)

モンシロチョウ

0728_15monsiro1 7.28
ランタナにモンシロチョウが来ていました。
見ていると、ちょっと面白い動作をする。
頭を前後に揺らすんですね。
0728_15monsiro2
この写真では、頭を花に突っ込んでいます。
どうも口が蜜に届きにくいのではないかと思います。
ランタナの花は、正面の大きさは小さいのですが、奥行きが深い。
アゲハの仲間などは口吻が長いですから、花に前脚をかけたくらいで悠々と蜜が吸える。
モンシロチョウの口吻は少し短めなのではないかな。
ぎりぎり届くのでしょう、頑張って花の奥を探っているようでした。
長時間同じ動作を繰り返していたので、室内の妻を呼んで見てもらいました。
あらまぁ、花に頭を突っ込んじゃってるのねぇ。と笑っておりました。

0728_21monsirotyou
ゼニアオイにて。
この花は筒状のランタナの花と違ってオープンに開いていますから、口吻の長さにかかわらず蜜が吸える。
こういうオープンなタイプの花と、口吻の長さを制限してくる花があるというのも面白いですね。

http://kyoto-garden.seesaa.net/article/246825360.html
ダーウィンのラン

アングレクム セスクイペダレ
 マダガスカル島原産で、星型の花弁と長い管状の距(きょ)を持つ姿から「彗星ラン」とも呼ばれます。
 また、「ダーウィンのラン」としても知られています。進化論で知られるダーウィンが、長い距の中に蜜線があり、夜になると芳香を発するこの花の特異な形態から、1862年に「長い距の蜜を吸うことができるガがいるはずだ。」と予想し、1903年(ダーウィンの死後21年)に20cmを超える長い口吻を持ったキサントパンモルガニプレディクタスズメガが発見されました(A.R.ウォーレスの予想との説もあります)。
 ランとスズメガが、それぞれ有利なように、短かったものが互いに長くなり、今日の長さにまで進化したものと考えられています。

花と昆虫の「共進化」というような話で、よく引き合いに出されます。
これほどの話ではありませんが、ゼニアオイとランタナでは同じ虫媒花でも、どういう虫を望んでいるか、方針が少し異なるのですね。

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