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2014年7月24日 (木)

モンシロチョウ羽化:1

7月12日、モンシロチョウがいっぺんに4匹羽化したのですが・・・。
9時半過ぎに放してやりました。
0712_1monsiro1 2014.7.12
2匹が並んでいます。この2匹に注目します。
実は、実際の放蝶のときは気づいてなくて、後から出来事がわかりまして、撮ってあった写真からこの2匹の部分を抽出しました。
0712_1monsiro2
左の個体が右の個体に寄ってきましたね。
0712_1monsiro3
言い寄ってます。
0712_1monsiro4
この状態は、現場で認識していました。
他の2匹はもうケースから飛び出していった後です。
あれ?4匹羽化したんじゃなかったけ?と妻が気づきました。
よく見ると、2匹がくっついて、見かけ上1匹が翅を開いているような感じに見えたのです。
で、ほぼ同時に羽化したんだろうに、こいつらまだまだうまく飛べないのかな、ツツジの葉の上に置いてやったらそのうち飛べるようになるさ、と私。
0712_1monsiro5
これがツツジの葉の上に置いてやったところ。
この時もまだ、出来事に気づいていません。
後は自分で何とかするだろうさ、と私は家の中に戻ったのですが。
妻が笑いながら呼びに来ました。
あの子たち交尾中だったのよ、つながったままカエデに飛んでいったのでわかったわ。
0712_1monsiro6_2
えぇ?そうなのぉ、と、とんでいってみれば、なるほど、カエデの葉の上で交尾中でした。
0712_1monsiro7
カエデの木の幹に場所を変えたりしてしばらく交尾は続きました。
ま いいさ、また卵産んでね、と別れました。

さて、ケースの中で羽化した。
その羽化したてのオスが、隣に羽化したてのメスがいることに気づいた。(2枚目)
で、ケースの中にいるときから求愛行動が始まった。(3枚目)
4枚目の写真の時点で、あるいはその直後、交尾が始まった。
こういう一連の出来事だったようです。
こういう出来事は初めてでした。
そういうことが起こりうるという認識枠がなくって、気づかなかった、というお粗末。
人は自分の認識枠の中でものを見る、ということです。
見たこともないものを見る、というのはものすごく大変なことなのですね。

チョウは、羽化したオスが、羽化直後のメスを探して探索行動をとっている。
で、羽化したメスを見つけるととにかく自分が一番に交尾しようと、「とびかかる」わけです。
自分の遺伝子を次世代に残そうとしていますからね。
モンシロチョウの場合だと、そうやって交尾をしたメスは、次のオスが来ても「交尾拒否」をします。
具体的には腹をぎゅっと上へあげて、交尾できない状況になるのです。
他のチョウでの行動までは知りませんが。
オスはとにかく未交尾のメスを見つけるために努力を続けるわけです。
しかしまあ、飼育ケースの中で交尾が始まったというのは、初めてだったなぁ。

0712_14monsirotyou
モンシロチョウがランタナで吸蜜していました。12時半ごろ。
さっきケースから旅立っていった4匹のうちのどれか1匹ではないかな、とおもうと、愛しくなります。
飛べ、翅がぼろぼろになるまで、飛べ。

朝日歌壇 2014.7.6
佐佐木幸綱・永田和宏 選
美しい羽でなかったらもっと空を飛んでいられた蝶の標本:(東京都)上田結香

標本をつくるということは、学問的にはとても大事なことです。きちんと整備された標本がなければ、種の同定、新種の認定などもできません。
でも、私共夫婦は「飼育者」です。
翅が美しいとかどうかではなく、チョウの生命に立ち会いたいのです。
産卵、ふ化、蛹化、羽化、生殖・産卵、そして死・・・。
命が流れていくその流れに立ち会いたいのです。

ですから、翅がぼろぼろになるまで飛べ。

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