金平糖
2014.7.13
コーヒータイムに飴をなめたりしますが、そういうちょこっとしたお菓子を入れたコンテナボックスの端っこに、金平糖がありました。いつ買ったのか記憶が定かではないですが、別に腐ったりかびたりするものでもなし、時々つまんでいます。
不思議な砂糖菓子ですよね。
寺田寅彦が形の物理学みたいなエッセイで考察した文章を読んだ覚えがあります。
結晶の種は完璧な球ではない、芥子粒かなんかですからね。
で、初期の小さな凹凸が、そこに砂糖の結晶が成長するに際して、拡大されていく。
出っ張ったところはさらに伸び、へこんだところは成長しない。そのようにして、金平糖の角が成長していくというような話でした。
今回ブログに書くにあたって。調べてみたら↓下のようなサイトが参考になるかな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B9%B3%E7%B3%96
http://www.konpeito.co.jp/konpeito.html
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2455_10268.html
「備忘録」寺田寅彦
中に心核があってその周囲に砂糖が凝固してだんだんに生長する事にはたいした不思議はない。しかしなぜあのように角(つの)を出して生長するかが問題である。・・・
記憶が定かではないけれど、ロゲルギストエッセイにも似たような話題があったような。違うかな。
★話をふっとばして。
「宇宙背景放射」というのがありますね。宇宙からやってくるマイクロ波が宇宙のビッグバンの名残を伝えている、という話ですが。
その放射が一様ではない。初期宇宙の微小な揺らぎを反映しているというのです。
その揺らぎが成長して、現在の宇宙の構造へと成長していった、のです。
って、宇宙金平糖みたいだなぁ、と、とりとめもなくつまらぬことを考える私なのでした。
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