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2014年7月

2014年7月31日 (木)

流しそうめん

NHKのニュースです。

「流しそうめん」 世界記録に挑戦(7月27日 20時08分)
熊本県菊池市で、高校生や市民が参加して、全長3キロメートルを超える世界一長い「流しそうめん」に挑戦しました。
・・・
そうめんを流す台は、高校の生徒100人のほか市民のボランティアなど、延べ1000人余りが参加して、350本の竹を使って、1か月かけて完成させました。
標高280メートルの「竜門ダム」の近くからおよそ130メートル下のゴールまで、流しそうめんの全長は、ギネス世界記録となる3328メートル38センチもあります。
・・・
そうめんは、人が歩く程度の速さで順調に流れていき、1時間21分後にゴールに到着しました。
・・・

1本約10mの竹を350本ですか、すごいなぁ。
なんか計算したくなる。
3328m38cm = 3328.38m
1h21min = 81min = 4860s
3328.38m / 4860s = 0.68m/s = 2.4km/h

なるほど。ゆっくりと「人が歩く程度の速さ」ですね。
すたすた歩けば、時速4km位はでるんでしょ、普通の大人なら。
なにか解説したいということではありません。電卓片手に、ちょっと計算。
ふ~ん、というのが面白い。
{落差130mを空気抵抗なしで自由落下すると√(2*10*130) = 51m/s くらいです。水が流れるということは、いろいろと抵抗が大きくて、ゆっくりとした速度でほぼ一定の速度になってしまうのでしょう。}

スカシヒメヘリカメムシ

0718_18sukasihimeheri1 2014.7.18
タチアオイの実にて。
こういうシーンの場合、右の成虫は左下の脱け殻からでてきたのだ、といっていいと思います。
別のやつの脱け殻のそばに、たまたま右の虫がいる、というよりは、「蓋然性」が高いと思うなぁ。
0718_18sukasihimeheri2
同じ実の別の場所。
ネコハグモの網にスカシヒメヘリカメムシがかかったようです。
クモが獲物として食べたかどうかはわかりません。カメムシの出す臭気の効果があったかどうか、判定しかねますので。多分食べたんだろうな。
0718_18sukasihimeheri3
実は全体像はこうです。
で、さらに
0718_18sukasihimeheri4
こういうシーンもありまして。
左が幼虫、右は成虫ですね。
タチアオイの実を舞台にして、カメムシの成長、クモの網にかかった死、いろいろと繰り広げられているのでした。

ミツバチ+

0718_16mitubati1 2014.7.18
撮影時、ほとんど意識していませんでしたが、ミツバチの頭の向こうにもう一種類、ハチがいますね。
0718_16mitubati2
この写真では左下隅に写っています。
遭遇してしまって、別の花に移動した直後です。
ハバチでしょうか、判然としませんが。
ヤブガラシの花では虫密度が高いのでこういう出来事も頻繁に起こっているようです。
人気があります。(いや虫気があるというべきか。)

ワカバグモ

0718_15wakabagumo1 2014.7.18
カニグモ科>ワカバグモだろうと思います。
0718_15wakabagumo2
まだ幼体です。
メスにせよオスにせよ、成体はもう少し姿が変わります。
一か所に定住してくれないので、成長をフォローできないのが残念です。
せめて時々会いに来てほしいな。

クモガタテントウ

0718_14kumogatatentou 2014.7.18
この写真と、29日にあいた記事の写真を比較してみてください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-0da8.html
2014年7月29日 (火)「羽化したてのクモガタテントウ」
前の記事での、「羽化したてだろう」という判断は間違ってないと思いますね。
成熟した体だと、このくらいはっきりした模様になります。

シラヒゲハエトリ幼体

0718_11sirahigehaetori 2014.7.18
これはほんとに小さい幼体。
脱皮を1回したくらいかな。
頭でっかちの「幼児体形」です。
クモだって「幼子」の時代はあるんです。

ハエトリグモ科アリグモ属

0718_9arigumo 2014.7.18
これはアリグモだと思います。
アリグモ属>アリグモ
0718_13arigumo
アリグモ属ですが、上の写真のものとは違いますね。
ヤガタアリグモではないか。
0718_17arigumo1
会う時は会うもので、この日3匹目。
0718_17arigumo2
下2枚は同一個体。ヤガタアリグモだと思います。
探してみてください。アリだと思っても、ちょっと目を凝らして。
歩き方のパターンがアリとはちょっと異なるんです。で、わかると思いますよ。

カメムシ脱け殻

0718_8kamemusinukegara 2014.7.18
カメムシの脱け殻です。
クサギカメムシだろうと思いますが。
終齢幼虫の脱皮だったようですから、成虫になったはず。
無事に成虫までたどりつけてよかったね。
昆虫の世界では、成虫までたどりつける割合はかなり低い。
生きることは大変なことなのです。
カメムシだって。

アシダカグモの脱け殻の話で、クモの脱け殻は腹部がほとんどない、といいましたが、やはりこのカメムシの脱け殻では腹部もちゃんと大きさを保って脱げていますね。クモって不思議だな。

ウリハムシ

0718_7urihamusi1 2014.7.18
キュウリの葉の上。わぁ、後姿が美しい!
0718_7urihamusi2
失礼ね、前からもちゃんと撮ってよ。
突然向きを変えるんだもんな、すごいな、後ろに気配を感じたんでしょうね。

モノサシトンボ

0718_4monosasitonbo 2014.7.18
きれいですね。オスだと思います。
0718_5monosasinukegara
池に立てた棒。脱け殻がいっぱい。
いやあ、嬉しいですね。
この棒「破魔矢」なんですけど。神様のご加護でこんなにいっぱい羽化してくるのでしょう。(ホント?)
私共に罰(ばち)が当たってもいいですから、虫さんにはご利益を、お願いします。

カナヘビの子ども

0718_3kanahebi1 2014.7.18
池の縁の石。カナヘビのすごく幼い子ども。
でも、尻尾の長いこと。リッパだねぇ、と思わず声をかけてしまいました。
0718_3kanahebi2
いい面構えです。
小さな昆虫でも捕まえて食べるのかな。
逆に、大きな虫や鳥に捕まるなよ。

変化朝顔

0718_1henkatane 2014.7.18
「変化朝顔図鑑」 仁田坂 英二 著、化学同人、2014.7.10刊
という本を買いました。
雨にたたられて2回連続で、土曜の本屋散歩に行けず、7月10日に久しぶりに行って本屋さんで平積みになっているのを見つけました。その次の週も雨で行けなかったので、1か月の中でたまたま行った1回の日に、見つけました。出た直後です。
こういうのも、「出会い」ですね。本って「出会う」ものだと思っています。
で、その本に読者プレゼントとして、変化朝顔の種プレゼント、という企画がありました。
先着1000名だそうで。
既にある程度は変化朝顔を知っていて楽しんでいる私共が応募していいものだろうかと、ちょっと戸惑いというか遠慮はあったのですが。エイこれもなんかの御縁だ、応募しちゃえ。
そうしたら、1000人の中に入れたようで、種が送られてきました。
それが上の写真です。
「芽切り」という処理が書いてありますが、園芸には疎いので「えっ、芽を切っちゃうの!?」

http://www005.upp.so-net.ne.jp/asagao/5page.html

「芽切り」のやり方ですが、種の背の部分をカッターナイフやヤスリのような物で種の中の白い部分が見えるところまで削ります。ほんの少し、白い部分が見えれば大丈夫です。ようは茶色の皮の中に水が入り込んでふやけるようにするためなのでちょっと皮が削れれば良いのです。くれぐれも削り過ぎには注意しましょう。 芽切りを終え、3~6時間水に浸した種を種蒔き用土に蒔きます。

種皮をちょっと切り開いて、吸水しやすくする処理なんですね。
さっそくそのようにして植えました。

0721_5henkahatuga 7.21
発芽しました。

0722_4asagaomebae 7.22
こうなって

0728_mebae 7.28
立派になりましたね。
さて、どうなるのか。

親(並木)になるのが9/16(56%)の確率。
獅子が3/16(19%)
牡丹は3/16(19%)
獅子咲牡丹は1/16(6%)
こういう確率です。

4個発芽しました。どんな花が咲くか、楽しみにしましょう。

ジャガイモ

0718_0potato1 2014.7.18
料理に使った後、芽の部分を植えておいたものです。
立派な芋が成長してます。
0718_0potato2
あまり日に当てない方がいいです。

0722_6potato 7.22
収穫。すでに買い置きのジャガイモがあるので、先にそっちを食べてから。

0728jaga 7.28
食べま~す。
こういう時は、単にチンするだけでいい。
デンプン系の食品はチンするだけでおいしくいただけます。
カボチャ、枝豆、トウモロコシ、ジャガイモなど。
水分がいるかな、と下手に水を加えると、べちゃ。
ですから、鉢に入れて、ラップでふたをするなりして、チン。
素材の味そのままが楽しめます。
枝豆やトウモロコシはお勧めですね。カボチャも甘くておいしい。

★つい最近、小学校で食中毒が起こっています。
・福井県敦賀市で。
 理科の授業でジャガイモを育て、3日に収穫、段ボール箱に入れて保管の後、18日に校内で調理して食べたそうです。食べた31人中18人が体調不良。ソラニン類が検出されたそうです。保管中に日光に当たって緑化が進んでソラニン類が増えたのではないか。
・石川県小松市でも。
 理科の授業で栽培し、17日に収穫。段ボール箱に入れて保管。18日に塩ゆでして児童34人と教諭10人が食べた。児童9人が中毒症状。

理科の授業で食べ物を扱うのはむずかしい。

2014年7月30日 (水)

マメコガネ

0717_13mamekogane1 2014.7.17
マメコガネがヤブガラシの花にいました。
お弁当つけてどこ行くの?状態です。笑ってしまった。
オシベの葯でしょうか、顔にくっついています。
蜜を吸うというより、花を食べているのかもしれません。
で、べとついて顔にくっついてしまった。
0717_13mamekogane2
一所懸命かぶりつく。
吸う口じゃないからな、きっと花を食べて一緒に甘い蜜も摂取してるのでしょう。
みんなそれぞれ、生きるには食べる。
人間もまた同じく。
共に動物だもんね。

シロテンハナムグリ

0717_11sirotenhanamuguri1 2014.7.17
ガレージの床で。っと
アリが甲虫を引っ張って運ぼうとしています。
ん?脚を縮めてないね。
虫は死ぬと脚をぎゅっと縮めて固まることが多いのですが、これはそうなっていない。
よく見ると動いています。
で、さすがに、ちょっとなぁ、という気分で、アリの獲物を取り上げてしまいました。
0717_11sirotenhanamuguri2
私の指につかまって、上へ上へと登って行きました。
元気ならここで翅を開いて飛び去るのでしょうが、それだけの元気はない。
もう寿命ではあるのです。
ゆったりと土に還れるといいね、と積もった枯葉の上に置いてやりました。
さようなら。生命の源流の中で、また一緒にまじりあうこともあるだろうさ、その時までね。

アシダカグモ脱け殻

0717_10asidakagumo1 2014.7.17
サザンカの木で、何かが揺れています。
何だろうなぁ、と見に行ったら、アシダカグモの脱け殻でした。
0717_10asidakagumo2
早速手に取ってみました。
脱け殻は逃げませんからゆっくり観察できます。
生きてるのは、こういう風に手乗りにはなってくれないもんな。
クモの脱皮というのは昆虫の脱皮とは少し違うようです。
脱け殻に「腹部」がほとんどない。
初めのうちは、取れやすくって腹部の脱け殻は落ちてしまうのか、とも思いましたが、そうでもなさそう。あるのですが、強烈にしぼんでしまっているようです。
で、頭胸部と脚がしっかり残っている。
昆虫では、腹部も残ってるよなぁ。
どうなっているのか、不思議です。
顎がすごいですね。
0717_10asidakagumo3
こんなですよ。
単眼は正面方向に2対4個。上向きに1対2個でしょう。
0717_10asidakagumo4
もう1対は側方を見ているようですね。
毛のふさふさがこういう風に残るというのも不思議なものです。
内部で新たに毛がふさふさの体をつくったのだと思います。
0717_10asidakagumo5
腹側から。
腹部は本当に申し訳程度にしか残っていない。
なんでだ?
家の中で生活していることもあるし、今回のように屋外で生活していることもある、自在なクモです。
毒はないし、襲ってこないし、ただひたすら大きくて素早いというだけです。怖がらなくって大丈夫ですよ。


スカシヒメヘリカメムシ幼虫

0717_9sukasihimeherikamemusi 2014.7.17
タチアオイの実の上です。
齢の異なる幼虫たち。
このカメムシも今年はいっぱい見かけます。
あまりなじみのなかったカメムシなんですけどね。
どこかからたどりついてきて、ここは殺虫剤も撒かれないし、いい環境だ、と繁殖しているのでしょう。それはそれでいい。
カメムシを駆除しようとして、ミツバチに影響が出ているのではないか、という話も耳に挟みます。全体のバランスがとれていればいいんじゃないですかねぇ。

アオドウガネ

0717_7aodougane 2014.7.17
今年はこれが多いです。
クルミの葉やヤブガラシなど、食痕はこの連中じゃないかな。
{コフキコガネとかシロテンハナムグリも見てはいますが}
線路の柵にくっついていました。目立っちゃうよ。君は緑色なんだから。
眼つきがなぁ、憎めないよなぁ。
子どもの頃、こういうのをズボンのポケットに突っこんで帰ってきたら、排せつ物でズボンがべちょべちょになってしまったことを思い出します。ずぼらな昆虫採集でした。




シラヒゲハエトリ

0717_5sirahigehaetori 2014.7.17
家の外壁を歩くシラヒゲハエトリ。
かわいいクモです。顔の前で白いものがちらちら動いて見えて目を引きます。
普通に見るクモで毒グモはまずいませんので、かわいがってやってください。
掌にのせてみようとすると、不思議なことに、手に触れると跳び退きます。
哺乳類の体温を感じて引くのでしょうか、そんな想像をします。

ミドリグンバイウンカ

0717_4midorigunbaiunka1 2014.7.17
不鮮明で申し訳ありません。
これ、ミドリグンバイウンカの終齢幼虫です。
右上が頭。
で、腹端部から「後光がさして」いるでしょ。
これが見ものなんですよ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-dc12.html
2010年7月26日 (月)「ミドリグンバイウンカ幼虫」
ここにもっと鮮明な写真があります。
お尻から後光がさす、なんて、ありがたいことです。
0717_4midorigunbaiunka2
体だけをトリミング。といっても不鮮明ですから情報量が増えたとは言えませんが。
前の記事のツマグロオオヨコバイの幼虫ほどではありませんが、やはり目が目立つ。
翅の芽があるので終齢。
プチっという感じで跳ねて消えました。

出会う時は出会うもので
0717_6midorigunbaiunka
この日はミドリグンバイウンカの成虫にも出会ってしまいました。
透明な翅で、美しい昆虫です。エメラルドグリーンとでもいいますか。
なにせ小さな昆虫で、きっとそれなりにたくさんいるのではないかと思うのですが、なかなか出会えません。
この日はラッキーでした。

ツマグロオオヨコバイ終齢幼虫

0717_3tumaguroooyokobai 2014.7.17
半透明でなかなかくっきり写ってくれない幼虫ですが、今回はかなり鮮明でしょ。
眼がかわいい。
翅の芽がありますから終齢。
最後の脱皮でちゃんとした翅になります。
完全変態昆虫の蛹からの羽化でも翅の展開は息をのむような美しさ。
不完全変態昆虫の最終脱皮も美しいですよ。
白く湿って縮んだ翅がぐんぐん展開されていくのはどきどきします。
セミやカマキリなどでずいぶん見ました。
ツマグロオオヨコバイは飼育したことないし、最終脱皮を見たことはないのですが、小さいなりにあの黄色い翅を展開していくのはきっとすごいドラマですよ。

ヤマトシジミ

0717_2sijimi 2014.7.17
ヤマトシジミがランタナで吸蜜。
とはいえ、ヤマトシジミの口吻のストローでは花の蜜に届くのはぎりぎりのようです。
アゲハやアオスジアゲハは飛びながら、あるいはちょっと脚をかけて、口を伸ばして悠々と蜜を吸えます。
ヤマトシジミの口は短くってね。
モンシロチョウでもちょっと苦労しながら蜜を吸ってたからな。
花とチョウの相性というものもあるのです。

今年最後の収穫

0717_0lastitigo 2014.7.17
イチゴの収穫はこれで今年はおしまい。
四季なりは時々稔れば食べますが。
赤くなれなかったものも、ちゃんと胃に収めました。
ちょっと酸っぱかったですけどね。

鯛の鯛:ブリ編

0716_11buri 2014.7.16
これはちょっとしくじりました。
ブリの照り焼きだったのですが、やはり焼き物はむずかしいようです。
舌で押さえたら割れてしまった。
まだ探索は続きます。
次は何になるでしょう。

キョウチクトウ

0716_10kyoutikutou 2014.7.16
キョウチクトウの咲き方に少し勢いがつきはじめたかな。
もっと「だんご」になって咲くようになると思います。
自分の家の花を見慣れていますが、一重咲きもあるんですよね。
白の八重咲きは見たことがあるのですが。
一重咲きはまだ見てない。どこか近くにないかな。

2014年7月29日 (火)

チビドロバチ

0716_8hati 2014.7.16
チビドロバチでいいかと思うのですが。
ヤブガラシの実と比較していただければ大きさが推測できます。
小さいですし、色の感じも違いますけどスズメバチ科です。

カタグロチビドロバチというのもいて、似てますが・・・
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/chibidorobachi.htm
カタグロチビドロバチ

http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/hachi_.html
 体長6~8mm。オオフタオビドロバチによく似ていますが、大きさが小さく、半分以下の大きさです。図鑑にススメバチ科で最小の大きさとありました。ハモグリガの幼虫を捕らえ本種幼虫の餌とします。

福光村で紹介されているチビドロバチは、カタグロチビドロバチに似ています。
で、私が見たのは、どうもカタグロチビドロバチではないような。

むずかしいや。わからないので、単純にチビドロバチとしておきます。
詳しい方、ぜひ教えてください。

羽化したてのクモガタテントウ

0716_7kumogatatentou 2014.7.16
クモガタテントウですが、模様が薄い。
羽化して時間があまり経っていないのかな。
体が乾燥すれば色が濃くなるのではないかと想像します。

クサギカメムシ

0716_5kusagikamemusi 2014.7.16
葉の重なりの間で、何か小さな動きを感じました。
なんとか撮影してみたら、クサギカメムシが、触角の掃除をしているところのようです。
最初は口の掃除かと思ったのですが、触角ですね。
前脚でこすっています。
触角が気持ち悪い、感度が落ちた、どういう気分になった時に掃除をするのでしょうね。
ハエが手足をするのは、滑りやすくなった、と感じたときだそうです。
触角の掃除か、どういう条件なのかな。

カマキリはカマや触覚など、食後にきれいに掃除します。肉食昆虫としては匂いがついたりしたらいけないのでしょうね。猫とよく似た感じで、丹念に体を掃除します。

カメムシは?気になるな。

キンカン

0716_3kinkan1 2014.7.16
勝手口を出ると、ほんのり甘い香りが漂います。
きつすぎず、芳香。
0716_3kinkan2
アブラナ科に移籍しようかな。
脚を組んでみた、キンカンの花。
たまにはこういうこともあります。うまく開ききらなかったのでしょう。

アオムシコマユバチ・モンシロチョウ

0716_1monsirokisei 2014.7.16
苦手な方は拡大しない方がいいです。
上の方のは、ハチがすでにモンシロチョウの幼虫から出て、蛹になっています。
下の方は、今まさに、幼虫の体を食い破って外の出てきて繭をつくろうとしているところ。
寄生率は非常に高いのですが、今年はラッキー、寄生が少ない、と思っていましたが。
甘くはないですね。これもまた一つの生き方。人間の感覚で判断してはいけないと思います。

0716_2monsirotyou
羽化して、部屋のカーテンにつかまっているところ。
寄生を免れました。
0716_2monsirotyou2
カーテンそっと開いて、ガラス戸を開けて、外へ出してやりました。
外へ出て一服して、去っていきましたが、なんだかこう、庭がにぎやかですよ。
庭に出るとチョウが体の周りを舞うことが多い。

参考サイト↓
http://www.big.ous.ac.jp/~nakamura/HTML/tagawa/study/cg.htm
アオムシコマユバチ

ウバタマムシ

0715_17ubatamamusi1 2014.7.15
これは何か?と妻が、連れてきました。
私は言下に「ウバタマムシ」と宣言。
チョー懐かしい。
記憶違いがなければ、60年ぶりの再会だな。
小学校に入る前、5,6歳の頃。大田区のある町で、一家四人一部屋の借間で生活していました。
その当時から虫は大好きでしたが、タマムシは高いところにいる虫で、見たいと思って見られる虫じゃない。
ある時、弱って落ちてきたウバタマムシを見つけて大興奮しましたっけ。
虹色のタマムシではないですが、タマムシの仲間には違いないので。
あれから60年ですよ。
再会を果たしてしまった。
0715_17ubatamamusi2
手に乗せてみました。弱っています。
触角も失ってしまったようですね。
でもまだ動けるので、掌を掻く脚の感触が嬉しい。
0715_17ubatamamusi3
記念に大クローズアップ。
複眼は結構粗いようですね。
庭の木の下に置いてやりました。
命の終わる直前に姿を見せてくれてありがとう。うれしかったよ。

この間のタイワンウチワヤンマといい、今回のウバタマムシといい、命の瀬戸際のところで我が家を来訪してもらえるなんて。ありがたいことです。感謝します。

ハナツルソウ

0715_16humei1 2014.7.15
かわいい花が咲くし、多肉植物だから移植しやすいだろうと、妻が連れてきた植物。
定着して花が咲いたわ、と見せに来ました。
独立した場所をまだもらっていなくて、他の植物と同居中。
ホントかわいい花が咲きましたね。
ただ名前は知らないということで、困ったな。
0715_16humei2
マツバギクの花に似てるけど、すごく小さいし、葉が全然違う。

「マツバギクに似た花」で検索したら「ハナツルソウ」というのを見つけました。

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-hanatsuruso_large.html
ハナツルソウ(花蔓草)
ハナツルソウとは、ナデシコ目ハマミズナ科アプテニア属の多肉植物です。
別名:Aptenia、花蔓草、Sun Rose、Baby Sun Rose、アプテニア・コルディフォリア
ハナツルソウ(花蔓草)は、夏~秋にかけて、葉の下から、 マツバギク(松葉菊)  に似た赤い小花を覗かせる草丈の低い ナデシコ目ハマミズナ科アプテニア属の這性半耐寒性常緑多年草(多肉植物)です。

ということです。花も葉もほぼ同じ。
多分間違いないと思います。
かわいい花です。そのうち独立した鉢に植え替えてやろう、と妻は言っております。

ナガコガネグモ

0715_15nagakoganegumo1 2014.7.15
今のところ定着してくれています。
比較的近づきやすいところなので、すぐ撮りたくなる。
0715_15nagakoganegumo2
ずいぶんたくましくなりました。
成体になると、大きいですよ。セミだって網にかかります。
ずっといてほしいな。大抵は移動しますけど。
で、思わぬところで再会したり。さて、どうなるのかな。

カメムシたち

0715_12sukaihimeherikamemusi 2014.7.15
スカシヒメヘリカメムシの幼虫。
0715_13kusagikamemusi1
クサギカメムシ。
普段は胸の間にしまってある口が出てますね。汁を吸うところだったかな。
0715_13kusagikamemusi2
背中側から。終齢じゃないですね。
0715_14sukasihimeherikamemusi1
スカシヒメヘリカメムシの成虫(手前)と幼虫(向こうにぼやけている)。
0715_14sukasihimeherikamemusi2
成虫のクローズアップ。
今年は結構よく見るな。

0716_9kamemusitati 7.16
左の青い実の下に隠れているのは多分チャバネアオカメムシ。
右にくっきり写っているのはクサギカメムシ。
上でぼやけちゃったのはスカシヒメヘリカメムシ。
異種のカメムシが並んでいました。
成熟中のタチアオイの実はおいしいのですね。

ツマグロヒョウモン

0715_11tumagurohyoumon1 2014.7.15
線路際のタチアオイにツマグロヒョウモンのメスが来ていました。
蜜があるという状況でもなし、スミレ科じゃあないし。
でもなんだか、離れず飛んでいました。
そっと近づいて行ったら、撮影に応じてくれました
0715_11tumagurohyoumon2
素敵なモデルさんです。ポーズが決まってます。
なんでだか、撮影するまでいてくれて、すぐに飛び去りました。
こういうことって時々あるんですよ。

ヨコバイかなんかの幼虫

0715_9yokobai 2014.7.15
ウロコアシナガグモの撮影を終わりにして視線を外したら、なんか、ゴミみたいな、でもなんか虫っぽいものが見えましたので一枚だけパチリ
パソコン画面で拡大しても、判然としません。
ヨコバイかなんかそういう昆虫の終齢幼虫ですね。多分。
翅が完成していないということで終齢と判断しましたが。
肝心の種については、想像がつきません。

ウロコアシナガグモ

0715_8urokoasinagagumo1 2014.7.15
幼体です。きれいなクモ。
見慣れないと周囲の緑に紛れます。
脚の先まで全部入れようとトリミングすると体が小さくなってしまいます。
さすがアシナガグモ。
0715_8urokoasinagagumo2
体だけトリミングするとこうなります。
単眼がきれいに4対8個見えます。大きさに差があまりない。
ハエトリグモなんかは正面の単眼が大きくて、「前を見ている」という感じがします。遠近感を測って跳びつく狩りをしますから。
アシナガグモは網で獲物を捕らえるタイプです。
腹部背面に赤い模様が入ったのもあるらしいのですが、私は見たことがありません。

2014年7月28日 (月)

ハグロトンボ:2

ハグロトンボ捕まえちゃったわ、と妻がつまんでやってきました。
0725_6hagurotonbo1 2014.7.25
わぁおぅ!きれい、胸が金属光沢に輝いています。
なんとまあ、昆虫採集の上手なおばあちゃんでしょう!
枯葉を掴んだままのトンボです。無理に放させようとすると脚とか傷めますから、無理はしない。
トンボにとって、翅を畳んだ状態でつままれることはそうストレスは強くない。
下手にどこかにつかまらせたりすると、後で無理な力をかけることになったりしますから、後で放す気なら、翅をつまんでいればいいのです。
{余談:子どもが捕まえたトンボをケースに入れてばたばたさせたまま持ちあるくことがありますが、あれはトンボにとっては危険な状態です。トンボやチョウを捕まえて、持ち帰りたかったら、「三角紙」の折り方を習得しておいて、三角紙に包んで持ち帰ってください。虫に取ってストレスが少ないです。翅を傷めません。「三角紙」で検索すると作り方使い方がヒットします。秘密事項:手元に紙がない、でも三角紙を作りたいというときは「千円札」でも作れます。ナイショ。}
0725_6hagurotonbo2
翅脈、見てください。
繊細ですが、飛翔の力学的な支えです。
棒よりも円柱の方が曲げに対して強いんです。
翅脈は中空のパイプです。ですから見かけよりはるかに強い。
そしてトンボもチョウも空を飛ぶ。
0725_6hagurotonbo3
強力な筋肉を収めた胸。
イトトンボですから小さいですが力感があふれています。
普通の昆虫では翅は胸についていて、胸の筋肉が胸を変形させその変形によって翅が動くという仕組みです。
ところが、トンボでは、翅の付け根に直接筋肉がついていて、前後の翅を独立に動かせるのです。
これがトンボの飛翔力を産んでいるのです。
0725_6hagurotonbo4
顔を拝見。
いい顔してる。単眼も見えてるな。
ひとしきり大騒ぎしながら撮影して、その後で放してやりました。
元気良く飛び去っていったそうです。素敵な出会いだったな。
私につかまるくらいだから、もう弱っているのかと思ったら、元気でよかったわ、と妻の感想。

検索したら、4年前にも捕まえたことがあるんですね。自分で忘れてればしょうもない。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-d770.html
参考にどうぞ。

可燃物容器は空っぽの方が危険なのです。

★5月29日に、兵庫県姫路港沖で原油のタンカーが爆発するという事故がありました。
 ちょっとコメントしたいなと思いつつ、放置していたのですが、そのタンカーを引き上げるというニュースがあって、思い出しました。

NHK(7月23日 14時46分)
爆発で沈没のタンカー 2か月ぶり海上に
 ことし5月、兵庫県の姫路港の沖合でタンカーが爆発、炎上し、船長が死亡、乗組員4人がけがをした事故で、海底に沈んだタンカーがおよそ2か月ぶりに引き揚げられ、海上保安部は爆発の詳しい状況を調べることにしています。
 ・・・
 この事故について海上保安部は、タンク付近でのさびを落とす作業中に火花がタンク内のガスに引火して爆発したとみて業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めていて、タンカーが港に到着するのを待って爆発の詳しい状況を調べることにしています。

●「聖幸丸は22日、広島県江田島市から原油約2千キロリットルを積んで出港。23日に兵庫県相生市の関西電力相生発電所でおろし、姫路港沖の播磨灘で停船していた。」
●「事故の前、乗組員がデッキ上で研磨機を使って船のサビを落とす作業をしていたという。船内に残った原油から発生したガスに引火し爆発した疑いがある。」
●「国交省令では、引火性の液体を積んだ石油タンカーやケミカルタンカーで工事や清掃をする場合、事前にガスの有無を検知して、火災の恐れがないことを確認するよう義務づけている。太田昭宏国交相は30日の閣議後会見で「さびを落とす作業中に火花が散ったのが原因とみられる」と明らかにした。」
●社長はこの日午後、姫路海上保安部を訪れ、報道陣に「原油タンク内からガスを抜く作業が十分ではなかったのかもしれない。(積んでいた)重油は約40度で固まる。今日は暑かったから(空の)タンクに残っていた原油が気化した可能性もある」と話した。

上は大体、新聞メディアからの引用で、出来事を書いてみました。

NHKで同じニュースを聞いていたら
●タンカーでは爆発の前、乗組員が原油を抜いたタンク付近の甲板でグラインダーという道具を使ってさびを落とす作業をしていたということで、海上保安本部は作業中に何らかの可燃性のガスに引火して爆発が起きた可能性が高いとみて原因を調べています。

こうなんですけれど、「危険な液体を下ろしてタンク内はほぼ空なのになんで爆発したのだろう」というニュアンスが聞き取れました。

で、私としては「空の方が危険なんですよ」と言いたかったのです。
原油は可燃物ですが、マッチ一本やグラインダーの火花で火が着くような代物じゃない。
原油がタンクいっぱいに入っていれば、上の空間も狭いし、そこに空気がたくさん入ることはない。
ところが、原油を下ろすと出ていった原油の分、空間ができて、そこには空気が入る。その空気の中に残留原油から低沸点の気体が蒸発すれば、可燃性気体と空気の混合物ができます。するとこれは爆発の危険性をはらむ。
原油を下ろしたからこそ爆発の危険性が増したのです。

ガソリンも火をつければ激しく燃えますが、炎をあげて燃える。燃えている間に消火活動ができる可能性はある。
ところが、ガソリンのタンクからガソリンを抜いた後の「空タンク」は危ない。瞬間的に爆発します。
自動車のエンジンがわずか1L程度の容量で1tもある車を高速で走らせることができるのはガソリンを爆発させているからですね。

小学校でも使うアルコールランプ。あまりにも口いっぱいに燃料を入れれば、そこに火が着いてしまう可能性があるから、ある程度液面を下げる必要はあります。しかし、アルコールの残量がものすごく減ったアルコールランプを児童に渡して火をつけさせるのは危ない。爆発して芯がふっとんだという事故は実際に起こっています。
アルコール残量のチェックはこまめにしなければいけません。

1L位の大きなガラス瓶にエタノールがわずかに残っていた。栓を開けて中味を足そうとしたら、スリがくっついて栓が抜けない。瓶を胸に抱えて頑張って栓を抜いたら、栓が抜けた瞬間に衣服から静電気の火花が飛んで爆発し、ガラス瓶が割れ、大けがをしたという事例を知っています。

可燃物の容器は、可燃物がほとんどなくなってほぼ空になった時こそ爆発の可能性が生じて危険なのです。
空だから大丈夫、とは絶対に考えないでください。
元化学教師からのアドバイスです。

センリョウ

0715_5senryou 2014.7.15
花の後。例年に比べて実が大きいな。
こんなに目立つことはなかったと思いますが。
赤く熟すかな。ちょっと期待しますが、期待しすぎず、見ていましょう。

オジギソウ

0715_4ojigisou_toohot 2014.7.15
陽射しのあまりの強烈さに、オジギソウは葉を閉じてしまいました。
陽射しが強すぎると、活性酸素が生じて危険なことがあるのですね。ですから、植物は葉緑体の配置を変えたりして強すぎる陽射しを避けたりもします。
オジギソウの場合、このように葉を閉じてしまう、という逃げ方ができるようですね。

0718_21ojigisou 7.18
撮影時刻はそう変わりません。昼の散歩時ですから。
いっぱいに開いています。そう、この日は曇り。安心して葉を開いていていいのです。
かしこいものです。
それにしてもこのオジギソウが我が家にやってきた経緯がわからない。
どうやって、ここへやってきたんだい?

オクラ

0715_3okra 2014.7.15
実がなっています。
諸般の事情により、これは種を採る実ということにします。
食べるのは、もうちょっと後で。

セグロアシナガバチ

0715_1seguroasinagabati 2014.7.15
池の水草に体重を預けて水を飲むセグロアシナガバチ。忍法「水蜘蛛」みたいですね。
よく出くわします、同じ個体じゃないかな。でも巣がすぐ近くというわけでもなさそうです。
0724_5seguroasinagabati 7.24
玄関前にお風呂椅子を置いて、チョウを放す時の写真を撮った後。
ふと脇を見ると、水槽にセグロアシナガバチが来て水を飲んでいる。
真横からのアングルだったので、うまく写らないだろうな、と思いつつ一枚。
パソコン画面で見たら、よく写ってました。
アングルのせいもあるのだと思いますが、なんだかかなり「水没」してませんか?
体の下面が水につかっているような気がする。
でも、このハチの飛翔力なら水の表面張力を脱出して飛び立てるのでしょう。
小さな昆虫だと、水につかまってしまって、脱出できなくなることもありえます。
単なる水、というなかれ。体の小さな昆虫の世界では、表面張力が大きな影響力を持つのです。

ハグロトンボ:1

0715_0hagurotonbo1 2014.7.15
妻が撮影してきました。
黒い翅のイトトンボよっ。
0715_0hagurotonbo2
おお、ハグロトンボではないですか。
大分前に勝手口の外のところでひらひら飛んでいるのをチラッと見たことがあるだけ。
ご無沙汰。
0715_0hagurotonbo3
きれいですねぇ。
ちょっとだけアングルが動いて、翅の構造なんかが見えます。
どこから来たのでしょう?
0715_0hagurotonbo4
全身真っ黒ですね。

http://www.insects.jp/kon-tonbohaguro.htm
昆虫エクスプローラというサイトです。

オスの胴体は金緑色に輝き、メスは全身が黒い。
河川の岸辺で見られる。平地や丘陵地の、水生植物のはえたゆるい流れを好み、住宅地の周辺でも発生していることがある。

この記述によればメスのようですね。
「流れ」というと、多摩川か六郷用水跡の水路が近い。
多摩川はでかすぎる気もするし。
六郷用水の水路は、ときどき「厳しい」清掃をしちゃうからなぁ。
我が家の池ではないと思います。
どこかから飛来してきて、ウムここは居心地がいい、とか思ってくれるといいんだけどなぁ。

シルエット

0714_21kage 2014.7.14
どうということもないのです。
飼育ケースの中に枯れた葉などが残っていただけです。
で、明るい方をバックにして眺めると。
ライオン(獅子)?
龍?
なんとなくそんな気がしませんか?

ミズヒキ

0714_18mizuhiki1 2014.7.14
この季節なんですね。
この花、結構好きです。
0714_18mizuhiki2
遠目にはプチプチ赤いだけですが、よく見ると愛嬌のある姿をしている。
この後、もう少し花は開きます。
タデ科です。
引っ付き虫タイプの実ができますね。

チャバネアオカメムシ

0714_17chabane1 2014.7.14
あまり見慣れない幼虫。
0714_17chabane2
これなら調べがつきそう。
と思いましたが、なかなか。
チャバネアオカメムシがよく似ている。
0714_17chabane3
こういうシーンもありまして。
成虫が液体を排泄してます。
こんな光景の時は、成虫と幼虫、ということも多い。
0714_17chabane4
これ、チャバネアオカメムシの3つのステージなのではないだろうか。
ということで、暫定的ですが、チャバネアオカメムシということにしておきます。

ヤブガラシにて

★フタモンアシナガバチ
0714_14hutamon1 2014.7.14
ヤブガラシの実を抱えているのはフタモンアシナガバチ。
0714_14hutamon2
じっとヤブガラシの実に見入るハチ。
何を考えているのかな。おいしそうには見えないはずだと思うのですが。
ちょっと不思議な光景ですね。

★ハエ
0714_15hae
種類はわかりませんが、大型のハエ。
花を抱えて蜜をなめているようです。

★ミツバチ
0714_16mitubati
これはわかりやすい。ミツバチが蜜をなめている。
触角をセンサーに使っているようですね。
花粉はまだ全然集まっていませんが、蜜を胃に入れて巣に帰るのかな。

テレビで、蜂蜜の話をしていて、単一の花のハチミツが普通だけれど、高い山のお花畑の多様な花の蜜のハチミツもおいしいとか、いってました。
あったりまえでしょ。単一の花の蜜、という方が不自然だということに気づきませんかね。
哺乳類の我々にとって有毒な蜜は避けるとして、いろんな花の蜜が混じっているのが「多様性」を楽しむという心でしょうに。ヤブガラシの蜜も入ったハチミツはきっとおいしいですよ。

コミスジ

0714_12komisuji1 2014.7.14
ちょっと見上げる位置のタチアオイの花の向こう、コミスジがいました。
小さなチョウですが「滑空」します。
その滑空を見て、へぇ、面白いチョウだ、と思ったのですが、今回は更に新発見。
0714_12komisuji2
すたすたと歩くんですね。
そりゃ脚があるんだから歩くでしょ。ではないわけで、チョウは普通そんなに歩きません。
移動は基本的に飛翔、近距離でも。
ところがこのコミスジ、葉から葉へ、歩いていく。飛ばない。
滑空を見ようと待ち構えているのに、歩いて移動している。
0714_12komisuji3
この後飛んで、一瞬、滑空を見せて去っていきましたけど。
知らなかったなぁ、コミスジは歩き回るチョウなんだ。
なんだかちょっと笑ってしまいましたが、教えてくれてありがとう。

オンブバッタ

0714_10onbubatta 2014.7.14
保護色。ランタナの葉の上。
ちょっと動いたので、動きが目に入りました。
オンブバッタも動かずば、かかしさんの目にとまらぬものを。
0714_13onbubatta
こちらはシソの葉の上。
保護色になってないよ、目立つよ。
葉に穴をあけたのは君たちだろ。
目立ってると弾き飛ばしちゃうぞ。

0715_6onbusenryo 7.15
センリョウの葉の上。
これもまた見づらい。
みごとに周りに溶け込むオンブバッタでした。

グラジオラス

0712_17gladiorus 2014.7.12
お、グラジオラスが花の準備をしている。

0719_7gladiorus1 7.19
わぁ、もう開く。
ところで、こうやって見ると、花の右横に昆虫のシルエットが見えますね。
0719_7gladiorus2
おそらく、アワダチソウグンバイでしょう。
撮影時は全く気付いていませんでした。
うまく入り込まれましたね。
0719_7gladiorus3
こっちももうすぐです。
0719_7gladiorus4
タイトル「予感」、とでもしたら、ちょっと芸術的でしょうか。
0719_7gladiorus5
嬉しくなりますね。

0720_2gladiorus 7.20
咲きましたぁ。
予告通りでした。
0720_2gladiorus2
ピントがちょっと奥に行ってしまったみたいですが、正面から。
鮮烈な赤です。

2014年7月25日 (金)

オオシオカラトンボ

0714_9oosiokara 2014.7.14
我が家の池で羽化するのはモノサシトンボとオオシオカラトンボですね。
成熟したオスかな。我が家の庭をパトロールして、メスが羽化してくるのを待っているらしい。
人が庭に入ると、テリトリーに入り込んできたこれは何か、という感じでチェックしに近づいてきたりします。
迫力があります。

白髭咲きアサガオ

0714_8sirohige 2014.7.14
花の後の花柱。
「白髭」を生じる遺伝子変異はありますが、タフな花です。
去年の種から今年またたくさん芽生えて楽しませてくれます。
いい花に出会いました。
なんか楽しいんですよね、髭もじゃのつぼみから髭もじゃの花へと。

朝仕事の帰りがけ

{資源ごみの回収で、新聞紙や空の猫缶などを出しに行っただけですが}
ヘクソカズラ
0714_1hekusokazura1 2014.7.14
私この花結構好きです。
つぶしたりしなければ別にくさいとかいうわけでもなし。
0714_1hekusokazura2
これを手の甲にのせて「お灸」とかいって遊ぶんでしょ。で「ヤイトバナ」とも。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/rubiaceae/hekusokazura/hekusokazura.htm
↑このサイトによりますと
「ヤイトバナは日本全土、東アジアに広く分布する多年草。和名はヤイトバナの他に、ヘクソカズラ・サオトメバナなどの異名があり、標準和名をしのいでヘクソカズラの方が、有名ではないかと思う。・・・」
ヤイトバナのほうが標準和名のようですね。
そちらを広めましょうよ。

ゴーヤ
0714_3goya1
毎年ゴーヤが実るお家。雌花です。
0714_3goya2
もうかなり大きくなったのもあります。
せっかく大きく実ったものを取って行ってしまう人が、去年いたようで、このお家の方が怒っておられました。
当たり前でしょ、おいしいものを食べたかったら、自分で手間暇かけなくっちゃ。他人のもの盗って、おいしいわけないでしょ。マッタク、腹立たしい。

キョウチクトウ
0714_6kyutikutou
我が家のキョウチクトウが高いところで咲きはじめました。

アオドウガネ
0714_7aodougane
玄関ドアを開けて入ろうと思ったら、脇のマツの鉢に、何かいる。
アオドウガネかな。
これは擬態というべきか。
色は確かに似てますが。細い松の葉の間に、緑の塊りとして見えるんですが。
本人(虫)はここが気に入ったらしく、何日かここで見かけました。

鯛の鯛:サバ編

0713_12saba1 2014.7.13
おいしいサバを食べました。で、鯛の鯛を見つけました。
0713_12saba2
妙にかわいい感じ。
すっごく「さかなっぽい」骨ですね。

このところ、鯛の鯛に凝ってしまって。
胸鰭のついたものは、煮魚でも焼き魚でも、丁寧にほぐし探しながら食べてます。

金平糖

0713_10konpeitou 2014.7.13
コーヒータイムに飴をなめたりしますが、そういうちょこっとしたお菓子を入れたコンテナボックスの端っこに、金平糖がありました。いつ買ったのか記憶が定かではないですが、別に腐ったりかびたりするものでもなし、時々つまんでいます。
不思議な砂糖菓子ですよね。
寺田寅彦が形の物理学みたいなエッセイで考察した文章を読んだ覚えがあります。
結晶の種は完璧な球ではない、芥子粒かなんかですからね。
で、初期の小さな凹凸が、そこに砂糖の結晶が成長するに際して、拡大されていく。
出っ張ったところはさらに伸び、へこんだところは成長しない。そのようにして、金平糖の角が成長していくというような話でした。

今回ブログに書くにあたって。調べてみたら↓下のようなサイトが参考になるかな。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B9%B3%E7%B3%96

http://www.konpeito.co.jp/konpeito.html

http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2455_10268.html
「備忘録」寺田寅彦
中に心核があってその周囲に砂糖が凝固してだんだんに生長する事にはたいした不思議はない。しかしなぜあのように角(つの)を出して生長するかが問題である。・・・

記憶が定かではないけれど、ロゲルギストエッセイにも似たような話題があったような。違うかな。

★話をふっとばして。
「宇宙背景放射」というのがありますね。宇宙からやってくるマイクロ波が宇宙のビッグバンの名残を伝えている、という話ですが。
その放射が一様ではない。初期宇宙の微小な揺らぎを反映しているというのです。
その揺らぎが成長して、現在の宇宙の構造へと成長していった、のです。

って、宇宙金平糖みたいだなぁ、と、とりとめもなくつまらぬことを考える私なのでした。

アゲハ@ブッドレア

0713_9ageha1 2014.7.13
ブッドレアにアゲハが蜜を吸いに来ていました。
花から次の花へ移る瞬間で、口をちゃんとしまわずに飛んでます。
0713_9ageha2
前翅を激しくはばたいています。
0713_9ageha3
おいしそうですねぇ。
わ~いわ~いと、アゲハのいる間中、興奮してしまった。
で飛び去ると、わぁ すごかったなぁ、と少し力が抜ける。
単純な爺さんだ。仕合せ者ですね。

放蝶の後に

チョウを放すと、なんとなくほっとして、去って行った方を眺めたり。
放心というほどでもないけど、座っている周囲をぼんやり眺めたり。
0713_0matubabotan  2014.7.13
マツバボタンが咲きそろっていました。
0713_5housenka
ホウセンカも濃い色で咲いてました。最近ちゃんと見てあげなかったね。
0713_8gazania
ガザニアのつぼみが膨らんで、もうすぐだよ、といっています。
花に囲まれ、虫と共に生きる、なんてぜいたくな暮らしなのでしょう。

コオロギの幼虫

0713_00koorogi1 2014.7.13
妻が夕食用にブラックベリーを収穫したら「ついてきた」のだそうです。
お皿の傾斜を登れないのよと笑っています。
何というコオロギかあまり詮索する気もないですが。
後脚が立派ですねぇ、オスでしょう。幼いけど。
0713_00koorogi2
出たいなぁ、と言ってます。
いいよ、大きくなりな、と捕まえた場所の近くに放しました。
オスの成虫は鳴くはず。今年の秋には、この子が大人になった声が聞こえるかもしれません。

ブラックベリー

0713_000blackberry 2014.7.13
ブラックベリーがどんどん黒く熟してきます。
すごく結実率が高いですね。
毎晩のようにデザートとして楽しめます。
ところでこの写真↓
Blackberryhiroo
同じじゃないか、と思うでしょ。
確かにブラックベリーの実の写真です。
実はこれ、都立広尾高校で生物の授業の教材として使った写真なのです。
これをカラーでプリントアウトして、透明なファイルばさみに挟んで教室へもっていき、回覧しました。
どういう授業の教材でしょう?
実は、生物の「発生」の授業。
受精卵が卵割を始めて、だんだん細胞数が増えてきたところで「桑実胚」という名前の付いたステージがありますね。
「桑の実」といわれても、近年、見たことのない人が多い。
以前の勤務校で、桑を植えて、桑実胚や、蚕の飼育、などの教材にしていた学校もありましたっけ。
さて、生徒は桑の実を知らない。
広尾高校では生物の先生がブラックベリーを植えていました。
実が熟したよ 食べますか、といわれて、「あ、これ使える!」と教材眼が起動しまして、教材化したわけです。
生徒に、これはブラックベリーの実であって、桑の実じゃないんだけど、こんなイメージなんだよね、と話しました。
もう10年くらい前の写真かな。たまたま見つけまして。
懐かしの教材です。

↓ここに桑実胚の写真があります。
http://corec.meisei-u.ac.jp/modules/d3imgtag/index.php?page=photo&lid=20

↓ウィキペディアの「クワ」の項
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF
実の写真があります。
「 なお、クワの果実は、キイチゴのような粒の集まった形を表す語としても用いられる。発生学では動物の初期胚に桑実胚、藻類にクワノミモ(パンドリナ)などの例がある。」
こんな記述もありました。

キバナコスモス

0712_19kibanacosmos 2014.7.12
花に虫が来てると嬉しくなるたちですね、私。
お、来てるね、と撮りたくなる。
ハチの種類はわかりません。
キバナコスモスは花の時期が長い。
そして結実率も高い。
引っ付き虫タイプの実がたくさんできます。
暑い夏を一緒に過ごしましょう。

ガザニア

0712_18gazania 2014.7.12
我が家の「在来種」です。昔っからあるガザニア。
花が小さめ。でも、ちゃんと咲く。
買ってきたガザニアは、買った時の花を終えて、成長中。
我が家のはこれから。
時期を違えて楽しませてくれます。

マダラヒメヨコバイ

0712_15kumogatatentou 2014.6.12
クルミの葉で。
性懲りもなく、クモガタテントウの幼虫の写真を撮っていました。
小さいです、3mmあるかないか、速くはないけれど歩き回っています。
ふと気づくと、もっと小さいような、ゴミみたいなものが葉にくっついている。
ほとんど「虫」という感じはしない。
ただ、なんとなく私の感覚として、ゴミとも言い切れない。
で、撮影してみたのです。
↓コレ
0712_16madarahimeyokobai
そう関心はなかったので、一枚撮って立ち去った。
後で、パソコン画面で見て「驚愕」!
何コレ!こんな模様があったのか!
しまった、もっとアングルを変えて撮るべきだった。
後悔先に立たず。
しかしまぁ、写真写りのいいやつですね。
クモガタテントウの幼虫より小さいくらいなのに、模様がはっきり写ってますよ。
キジラミかなぁと思いながら調べたら
ヨコバイ科>ヒメヨコバイ亜科>マダラヒメヨコバイ
これが多分そうです。
初めてみました。その後見てません。
写真一枚、一期一会の出会いでした。
もっと撮影しとけばよかったな。

模様が赤い種がありまして、「血」に見立てたのでしょうか
チマダラヒメヨコバイというのも見つかりました。
何だかすごい名前ですね。「血まみれ」みたいです。
赤紋ヒメヨコバイとかにはならなかったのかね。

長年住んでいて、見たこともない昆虫が姿を現してくる、とんでもない庭ですね。

2014年7月24日 (木)

シソ科の花

0712_10sisoka1 2014.7.12
見るからにシソ科の花です。
0712_10sisoka2
で、名前がわかりません。
困ったな。
ハーブのようなものかな、とも思ったのですが、うまく調べがつきませんでした。

ソヨゴ

0712_9soyogo 2014.7.12
ソヨゴの実がなっていました。
熟すのはこれからですね。
花の時に混乱を起こしましたが、実を見れば、これはソヨゴだろうと言えます。

そよご【冬青】
モチノキ科の常緑低木。高さ約3メートル。雌雄異株、時に同株。葉は厚く、光沢がある。春、葉腋に白色で筒形4弁の小花を開き、紅色・球形の核果を結ぶ。材は器具に用い、葉を褐色の染料とする。樹皮から鳥黐とりもちを採る。フクラシバ。ソヨギ。
広辞苑第六版より引用

ふと辞書を引いてみたら、漢字表記がありました。「冬青」だそうです。

アガパンサス

0712_8agapansus1 2014.7.12
アガパンサスを見逃していました。
土曜日に雨が降ると、外出しませんので、ここへ来るチャンスがなかったのです。
0712_8agapansus2
花のピークを過ぎて、実ができ始めていました。
褐色に熟したところ、というのを見たことがないけど。
熟させずに取ってしまうのかな。

この花、品の佳い色で、好きだな。

オーシャンブルー

0712_7oceanblue1 2014.7.12
ここのお家のオーシャンブルーは開花が早い。
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庭が、遊歩道面より高いので、そこから垂らしています。
我が家のオーシャンブルーはこれからゆっくり咲いて、冬まで咲くというペースです。
何が違うんだろうなぁ。

ホオズキカメムシ

0712_6hoozukikamemusi 2014.7.12
私は虫の生きる姿を見るのが好きなので、死んだものはほとんど掲載しませんが。
ホオズキカメムシの腹部背面を見るチャンスは非常に少ないので、敢えて掲載します。
死んだホオズキカメムシをアリが何とか運びたいと頑張っているところです。
で、翅が壊れまして、腹部背面が見えることになりました。
赤いんです。ホオズキ色といえるかもしれない。
ホオズキカメムシは我が家ではアサガオ、オーシャンブルーなどにつき、ナス科の植物で見かけることはほとんどありません。
でも、一応ホオズキなどのナス科植物にもつくということになっていますので、ホオズキカメムシの命名はホオズキに来るカメムシ、なのだろうな、とは思います。
ただ、この腹部背面のこの赤い色を見ると、ひょっとして命名者はこの色を意識していなかっただろうか、などと考えてしまうのです。素人の妄想ですから、信じたり広めたりしないでくださいね。

零余子

読めますか?
「ムカゴ」です。
0712_5mukago 2014.7.12
ムカゴというとヤマノイモが有名ですが、ユリにもムカゴを抱くものがあります。
この葉はユリですよね。

駅のそばでヒルザキツキミソウが群生しているところを以前ご紹介しました。
その後どうなったかな、と、見に行ったら、ほとんど実は見えませんでした、結実率は低いのかな。
で、隠れていたものが見えました。
それが冒頭の写真、ユリのムカゴです。
土曜の本屋散歩のたびに見にいけばよかったのですが、忘れていまして、この日になった。
そうしたら、黒々としたムカゴを発見してしまった。
花は過ぎた後なのでしょうね。
ちゃんと見られればよかったのですが。
これからはここも見るべきポイントとして頭に入れておくことにしましょう。

ユリ

0712_3yuri1 2014.7.12
オニユリのようなんですが、小さい気がする。
コオニユリかな。
0712_3yuri2
つぼみはいっぱい。
駅前の、河津桜なんかのあるお店の前です。
季節ごとに楽しませてくれます。

土曜日に雨が多くて、外出していなくて、外の様子がいつの間にか変わってしまいます。

クロアゲハ

0712_2kuroageha1 2014.7.12
ランタナの花にクロアゲハが来ていました。
遠くからマクロレンズで撮ったものをトリミングしていますので、画面が粗くて申し訳ない。
0712_2kuroageha2
後翅に白い模様がありますので、オスです。
0712_2kuroageha3
画面は粗いですが、口を伸ばして蜜を吸っているところが見えます。
ランタナの花って、チョウを呼ぶ花なんですね。

モンシロチョウ羽化:2

0713_1monsiro 2014.7.13
この日も1匹モンシロチョウが羽化しました。
ケースから出て、飛び始めたところへ。
上からアオスジアゲハが急降下してきてつっかかりました。
アオスジアゲハの新規羽化のメスと勘違いしたのではないでしょうか。
ことほどさように、オスはメスの羽化を待ち、監視している。
近づけば当然異種だということはわかりますが、おそらく動きだけで反応して急降下してきたのだと思います。
ちょっとすごいものでしたよ。びっくりすると同時に、生きることの「すごさ」に心揺さぶられる思いでした。
0713_3monsironukegara
これが上のチョウの脱け殻です。幼虫の時の殻が引っ掛かったままでしたが、羽化に問題はありません。
脱け殻もまた、生きることの一部。美しいですね。

0713_11monsiro1
その後、門の前のブッドレアにモンシロチョウが蜜を吸いに来ました。
0713_11monsiro2
羽化していったあの個体かどうかはわかりませんが、うちの子、でしょう。
今年は庭に出ても、なんだか体の周りにモンシロチョウがやってきて舞うような気がしてなりません。
チョウとすごす日々です。

モンシロチョウ羽化:1

7月12日、モンシロチョウがいっぺんに4匹羽化したのですが・・・。
9時半過ぎに放してやりました。
0712_1monsiro1 2014.7.12
2匹が並んでいます。この2匹に注目します。
実は、実際の放蝶のときは気づいてなくて、後から出来事がわかりまして、撮ってあった写真からこの2匹の部分を抽出しました。
0712_1monsiro2
左の個体が右の個体に寄ってきましたね。
0712_1monsiro3
言い寄ってます。
0712_1monsiro4
この状態は、現場で認識していました。
他の2匹はもうケースから飛び出していった後です。
あれ?4匹羽化したんじゃなかったけ?と妻が気づきました。
よく見ると、2匹がくっついて、見かけ上1匹が翅を開いているような感じに見えたのです。
で、ほぼ同時に羽化したんだろうに、こいつらまだまだうまく飛べないのかな、ツツジの葉の上に置いてやったらそのうち飛べるようになるさ、と私。
0712_1monsiro5
これがツツジの葉の上に置いてやったところ。
この時もまだ、出来事に気づいていません。
後は自分で何とかするだろうさ、と私は家の中に戻ったのですが。
妻が笑いながら呼びに来ました。
あの子たち交尾中だったのよ、つながったままカエデに飛んでいったのでわかったわ。
0712_1monsiro6_2
えぇ?そうなのぉ、と、とんでいってみれば、なるほど、カエデの葉の上で交尾中でした。
0712_1monsiro7
カエデの木の幹に場所を変えたりしてしばらく交尾は続きました。
ま いいさ、また卵産んでね、と別れました。

さて、ケースの中で羽化した。
その羽化したてのオスが、隣に羽化したてのメスがいることに気づいた。(2枚目)
で、ケースの中にいるときから求愛行動が始まった。(3枚目)
4枚目の写真の時点で、あるいはその直後、交尾が始まった。
こういう一連の出来事だったようです。
こういう出来事は初めてでした。
そういうことが起こりうるという認識枠がなくって、気づかなかった、というお粗末。
人は自分の認識枠の中でものを見る、ということです。
見たこともないものを見る、というのはものすごく大変なことなのですね。

チョウは、羽化したオスが、羽化直後のメスを探して探索行動をとっている。
で、羽化したメスを見つけるととにかく自分が一番に交尾しようと、「とびかかる」わけです。
自分の遺伝子を次世代に残そうとしていますからね。
モンシロチョウの場合だと、そうやって交尾をしたメスは、次のオスが来ても「交尾拒否」をします。
具体的には腹をぎゅっと上へあげて、交尾できない状況になるのです。
他のチョウでの行動までは知りませんが。
オスはとにかく未交尾のメスを見つけるために努力を続けるわけです。
しかしまあ、飼育ケースの中で交尾が始まったというのは、初めてだったなぁ。

0712_14monsirotyou
モンシロチョウがランタナで吸蜜していました。12時半ごろ。
さっきケースから旅立っていった4匹のうちのどれか1匹ではないかな、とおもうと、愛しくなります。
飛べ、翅がぼろぼろになるまで、飛べ。

朝日歌壇 2014.7.6
佐佐木幸綱・永田和宏 選
美しい羽でなかったらもっと空を飛んでいられた蝶の標本:(東京都)上田結香

標本をつくるということは、学問的にはとても大事なことです。きちんと整備された標本がなければ、種の同定、新種の認定などもできません。
でも、私共夫婦は「飼育者」です。
翅が美しいとかどうかではなく、チョウの生命に立ち会いたいのです。
産卵、ふ化、蛹化、羽化、生殖・産卵、そして死・・・。
命が流れていくその流れに立ち会いたいのです。

ですから、翅がぼろぼろになるまで飛べ。

白いキキョウ

0712_0kikyou1 2014.7.12
ご近所の白いキキョウが咲いている、と妻が撮ってきてくれました。
みごとに白いですね。
メシベの周囲をオシベが囲んで花粉を出し、送粉の状態でしょう。
0712_0kikyou2
オシベは役目を終えてへたりました。
0712_0kikyou3
今度はメシベが開いて、受粉の態勢に入りました。
0712_0kikyou4
ちゃんと送粉者(ハチですねこれは)が来てます。
花としてはうれしいことです。
花を愛でるならポリネーターまで。

0714_2kikyou 7.14
この、ぷっと膨らんだつぼみの写真が撮りたくて、自分で行ってきました。
これがまた何ともいえずいい表情ですよね。
なんとなく頬が緩む。

ヒロヘリアオイラガ

0712_00hiroheriaoiraga 2014.7.12
去年は見たっけっか。
今年はとうとうやられました。
葉の面をそぎ取っていますね。
色合いはきれいなんですよ、この幼虫。
http://www.jpmoth.org/Limacodidae/Limacodinae/Parasa_lepida_lepida.html
↑ここに成虫・幼虫の写真が多数あります。

生きた幼虫の棘は刺さります。ひどく痛いです。
でもチャドクガなどとは違って、棘が単独で飛んできて刺さるというよなことはありません。
成虫は毒はないのですが、幼虫と蛹にご注意ください。
体に触らないように注意して枝を切り、大きなポリ袋にでも入れて、あとでまとめて殺虫剤でも噴霧すれば大丈夫です。

アスパラガス

0711_20asparagus 2014.7.11
順調に成長中。
コマツナと一緒に写っていますが、いずれ分けます。
できれば花が咲いてくれるとうれしいのですが。
見たことがないものですから。
野菜だって植物、花も咲けば実もなるはず、そういう原則的なのが好きな性質なんですね。

2014年7月23日 (水)

ゆびきり

★すみだ水族館の話のところで「ハリセンボン」が出てきましたが、「ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼんのます」という、アレね。
その由来は思いもよらないものでした。少なくとも私には。
朝日新聞の夕刊別冊「be」というのがあるのですが、そこに「サザエさんをさがして」という連載があります。
2013年9月21日付の「サザエさんをさがして」は「ゆびきり」

(サザエさんをさがして)ゆびきり
■本当は怖い、遊女の誓い
 ゆびきりはやっぱり、必殺技「泣く」の60%ぐらいの威力はある、甘える女子の決め技のひとつだろう。
 ・・・
 男たちは永遠に、ゆびきりの秘技でもてあそばれるにちがいない。
 子どもの世界でも、遊んでいる真っ最中に小指をからませ、「ゆびきりげんまん、うそついたら針千本、飲ーます!」と呪文めいた文句を唱えて何ごとか約束をかわす風習は、いまだにすたれてはいないようだ。
 ・・・
 げんこで1万回たたく制裁を意味する「げんまん」は後世の付けたしという説があり、江戸っ子はただ、「ゆびっきり」と発音したらしい。
 不可解なのは、なぜ指を切れば約束をはたす誓いを立てたことになるのかだ。その起源は、遊郭の遊女がなじみの客の心をつかんで離さない手練手管のなかにあった。
 ・・・
 ・・・なかでも奥義とされたのが「切指(きりゆび)」だった。小指の第一関節から先を切り落とし、客にみついで義理立てをしたのである。
 ・・・
 遊里はしょせん、うそで塗りかためた性愛のワンダーランドである。現実には、墓場から死人の指を拾ってきたり、しんこ細工でそれらしいものをつくったりしていたようだ。遊女が小指に巻いた偽りの包帯をはぎとって、傷口をあらためるような無粋な客もそうそういなかった。
(後略)

★そういう「媚態」だったのですか。「ゆびっきり」って。
科(しな)を作る=コケットなんですね。
「ゆびっきり」とかいいながらしなだれかかったりするんですか、気持ち悪いなぁ。不愉快だ。

私ねぇ、coquetterie を示す女性が大っ嫌いなんですよ。吐き気がする。
テレビに出てくる多くの女性たちは嫌いだ。
流し目だったり、あからさまな意図的「はしゃぎ」だったり。
歌だって、裏声だらけだったり、すがりつくような歌い方をしたり。聴きたくもない。
「男女平等なんて言って、女性性を商品にする傾向はむしろひどくなっているのではないか」ということをクラス通信に書いたのはもう30年も前でしょうか。
今もなおその傾向は激しくなってはいませんか。
気持ちの悪いことが多くって。

高橋真梨子さんがデビューしてきたとき、「この乾燥感はなんだ!」と痺れましたっけ。
愛の歌を歌い続ける高橋さんですが、叩き付けるような乾燥した歌い方だからいいんで、あれを、裏声、すがりつき、こぶしなどで「べちょべちょに湿った」歌い方されたらもう、ダメですよね。
森山良子さんも、とてつもない「真っ直ぐ」な歌い方で、好きです。

湿っぽいの大嫌い。べとべとの媚態からはもう、さっさと逃げ出すしかないですね。
乾燥したのが大好きな爺さんです。

白髭咲きアサガオ・実

0711_18sirohigemi 2014.7.11
マルバアサガオ白髭咲き、の実です。
妻はヒゲがいっぱいだった花や、花弁にスリットが入った花などにテープでマークして、その実を重点的に採取しようとしていますが、マークがずいぶん増えたなぁ。
マークしたけど熟す前に落ちたとか、いろんなことも起こっています。全然思うようにはならない。
来年へ向けての準備はもう始まっています。

タチアオイ

0711_17tatiaoi 2014.7.11
終わりに近いけど、まだ頑張る。
花の色がおしゃれだったので一枚。
小さなハチかなんかがもぐりこんでいます。
タチアオイの結実率は非常に高い。
いっぱい実が熟していますよ。
カメムシもたくさん育ってますが、それでタチアオイの勢いが衰えるというようなことはありません。

クサカゲロウ

0711_16kusakagerou1 2014.7.11
門扉の柱に下向きにとまっていました。
アルミ製の柱ですので、肉眼的にはもっと明るい茶色なのですが、カメラ的には、フラッシュ光が反射して行ったきり戻ってこないもので、黒く写ります。
翅を半開きにした姿は比較的珍しい。
それにしても触角が長いですねぇ
0711_16kusakagerou2
思いっきり近づいたら、気配を感じたようで翅をちゃんと畳みました。
増えもしないけど、絶えもしない、時々会います。

ジョロウグモ

0711_14jorougumo 2014.7.11
ちょっと高くて遠いところに、ジョロウグモの幼体が網を張っています。
接写はできません。
メインの網の前後にバリアー網を張っています。これ、ジョロウグモの特徴。
幼体ですけど由緒正しい。
継続的に見ていくつもりですが、引っ越ししないでね。
{移動するなら低いところにお願いしたい。}

夏だ!ヒマワリだ

0711_13himawari 2014.7.11
タイトル通りの写真。
これで白い雲が「彩雲」だったりすると、芸術写真になるんですけどね。
電車の架線だと、ちょっとな。我が家から見る空は狭い。

{夏だ!TUBEだ、と昔よく言いましたが。現在も活動しているようで、何よりです。}

ブチヒゲカメムシ成虫&クサギカメムシ幼虫

0711_11butihigekamemusi1 2014.7.11
お腹の白いカメムシ。触角の様子はブチヒゲカメムシ。
0711_11butihigekamemusi2
背中見せてよ。やっぱりね。ブチヒゲカメムシです。

0711_12kusagikamemusi
そばで、何かがタチアオイの実に「突き刺さって」いるような感じ。
ん?ナンダ?と見れば、これはクサギカメムシの幼虫のようです。
突き刺さってますよね。すごい恰好しちゃって。おいしいんだろうな。
口が短くて、植物の毛が長くて、こうなってしまうのでしょうね。

アブラムシでたまに、突き刺さった格好で汁を吸っている姿を見ることはありますが、カメムシの幼虫も突き刺さるか。

クモガタテントウ幼虫@クルミ

0711_10kumogatatentou 2014.7.11
クルミの木の下に行くと、ずいぶんいっぱいいます。
どうしてもシャープな画像が得られなくって、恥ずかしい思いをしています。
まだ蛹らしいものは見ていません。見られるかなぁ。

ササグモ

0711_9sasagumotatiaoi 2014.7.11
これまたお腹が大きいササグモ。
産卵間近。
葉を折って卵のうを守っている姿は2回ほど見ましたが、雨などで見に行かなかったりしているうちに、孵化直後の幼体を見逃しています、今年は。
そのうち、あのかわいい子どもたちと出会えることを楽しみにしていますが。

ウリハムシ@キュウリの花

0711_8urihamusi1 2014.7.11
ウリハムシがキュウリに住み着いているようです。
今回は、花弁を食べている現場に出くわしました。
ずいぶんお腹が大きいので産卵が近いメスでしょうね。
0711_8urihamusi2
縁をかじり取っていきます。
昆虫の顎は左右に開閉するのですから、挟むように食べるのが自然だと思います。
普通そうだよなぁ、ね、オンブ君。(当て付け)
君らは「面を掘る」もんなぁ。妙な技だ。

タマサンゴ

0711_7tamasango 2014.7.11
実がだんだん熟してきました。
赤い実がきれいだ、と実を拾ってきて庭に播いたのですが。
全体に日当たりの悪い庭の中でも、この場所は特に日当たりが悪い。
丈も低いし、全然日を浴びてないな。
で、妻が、ごめんね、もう少し日を浴びようか、と鉢植えにして日向に出してやりました。
日陰で長年耐えてきた植物ですが、元気を増してくれますように。

アゲハ

0711_6ageha 2014.7.11
ランタナの花にいろいろなチョウが蜜を吸いに来てくれてうれしい。今回はアゲハ。
体はほぼ固定している。
後翅もあまり動いていない。
前翅が激しく動いている。とはいっても、背側へ閉じる方向への動きだからでしょう。
開いてうちおろす時は、後翅も一緒に動くはず。
目の前で一心に蜜を吸う姿を見るのは至福の瞬間です。

アメリカミズアブ

0710_16americamizuabu1 2014.7.10
触角の特徴はアメリカミズアブなのですけれど。
こういう翅を開いた姿を見るのは初めてで、戸惑い。
おかげで真っ白な平均棍が写りました。後翅が変化したものです。
ハエ目昆虫の共通特徴。
0710_16americamizuabu2
複眼の模様もアメリカミズアブ。ただ、翅が体に密着していないせいか、少し茶色みがかって見える。
私のイメージの中のアメリカミズアブはもっと黒い。
0710_16americamizuabu3
この複眼はアメリカミズアブ以外の何物でもない。
ということで、納得しました。

2014年7月22日 (火)

マルバルコウ

0710_14marubarukou 2014.7.10
マルバルコウの花の後。
ちゃんと結実できるかな。
モミジバルコウが後を追って花の準備中。
ルコウソウはまだ当分先になりそう。
現況報告です。

フウセンカズラ

0710_10huusenkazura 2014.7.10
ブロック塀の隙間でフウセンカズラが発芽・成長中。
何かにつかまらなきゃならないはずだよね、君たちは。
でも、まぁ、しばらく様子見。
どうしようもないようだったら、上から紐でも垂らしてやりましょう。
自力で何か解決策があるようだったら任せましょう。
どうなるのかな。

ヒマワリ

0710_8himawari1 2014.7.10
たまには無茶な写真をどうぞ。
0710_8himawari2
管状花が咲き進んでいくところ。

↓ここに詳しい解説があります。
http://www3.cty-net.ne.jp/~fumifuji/structure.html
花の構造
ヒマワリ自体はポピュラーですが、花の構造を再確認してみてください。

http://www.kokoronet.ne.jp/ganbatte/sozai/rika/index.html
先生のための教材画像
というサイトで
「ひまわりの断面」「花のつくり」という画像を見られます。
どうぞ。

トカゲ幼体

0710_7tokage1 2014.7.10
お腹がぷくっとしている割に、手脚が短い。
ちょろちょろ走って行きます。
0710_7tokage2
一人前ですね。トカゲだぞ、といっています。
こどもはみんなかわいいぞ。

イチモンジセセリ

0710_6itimonjiseseri 2014.7.10
セセリチョウとしてはこれが常連。
私は「パンクな頭だ」といって笑いますが。髪の毛が突っ立っているようで。
素早いチョウなのですが、妻には特技があって、これを指先でちょいとつまんでくるんですね。
昔、カマキリの餌として与えたりしたときに獲得した技らしい。
秘技「セセリチョウつまみ」の奥義に達しております。
{私の場合、「トンボつまみ」はできるけどな。}

ネコハエトリ

0710_5nekohaetori 2014.7.10
玄関を出たところの脇の水槽。何かクモが走って行きました。
肉眼では種を識別していませんでしたが、一枚撮影できたので、パソコン画面で見たら、ネコハエトリでした。
この、色の感じが「猫」なのかな。
もう少し「毛」のふさふさ感も出てくるはずですけど、もっと成長すると。
かわいい「猫」ちゃんです。

遺伝子の組み合わせ

★前の記事で書いたアサガオの遺伝子の話。
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/howtogrow/images/seg-mwdp.jpg
↑ここにある図を、高校生物的に描き直してみました。

D:丸咲
d:牡丹咲き
M:正常
m:出物

親木の遺伝子パターンがDdMmだったとします。
すると、生殖細胞(花粉・胚のう)には、それぞれ1/4の確率で
DM、dM、Dm、dmと分配されます。
その組み合わせは
Photo
こうなります。
大きな正方形の1辺の長さが確率「1」を表します。
それを縦と横に4等分しているのが生殖細胞の持つ遺伝子。
正方形の全体が、子の持ちうる遺伝子タイプの可能性。全体の確率は1。
小さな正方形の面積が、子の遺伝子型の出現確率になります。
DとMが優性。dとmは劣性。
{この言葉嫌いだ。優性といって「優れて」いたり、劣性が「劣っている」のではありません。優性の場合、その遺伝子が一つあればその形質が現れる。「顕」という字を使って「顕性」という表現が好きです。劣性の場合、二つ揃わなければその形質が現れない。「不顕性」という表現。これは中国語だそうですが、好きな表現です。どうも「優劣」で考えやすい。そうじゃないんだから。}

そうすると
D* and M*は 9/16 ←親木
dd and M*は   3/16 ←親牡丹
D* and mmは 3/16 ←一重出物
dd and mmは   1/16 ←牡丹出物
こういう確率で出現することになりますね。
確率ですから、全部足せば当然「1」です。

と。

我が家で、今のところ一輪だけ咲いたものは、「一重出物」だと思います。
この株からはおそらく同じタイプの花が咲く。
別の株もありますので、そこから花が咲いたとして、「一重出物」か「牡丹出物」になるのかな。どっちかはわからない。
去年の花の自家受粉で、こういう組み合わせが生じたものと思われます。
これから、どうなりますことやら。楽しみですねぇ。植物が見せてくれるものを見て楽しむ。
それっきゃない、のです。

青水晶斑入渦柳葉藤紫覆輪采咲牡丹

★ナンダ?とお思いでしょう。私自身、さっぱりわかってない。
その筋では結構システマティックな命名なのだそうです。
ですから、命名ルールを知ると、この名前から、花の様子が想像できるらしい。
でもなぁ、読めにくいなぁ、呪文みたいだ。

前の記事で書きましたように、ベランダで「マルバアサガオ白髭咲き」が12輪も咲きまして。
それを妻に教えましたら、さっそくカメラを持って上がっていきました。
そうしたら、すごいのが咲いてるのよ、とあわてて知らせに来ました。え?と思ったら
0710_2henka1 2014.7.10
これです。
斑入りの細い葉で、花は五弁で、花弁が細い。一重咲きですね。蕊はシンプル。
0710_2henka2
知らずに見たら朝顔には見えない。
0710_2henka3
ちゃんとした蕊があるのですが。
0710_2henka4
細くなった花弁はこんな感じ。
0710_2henka5
まだつぼみはあるようですから、もっと咲くのでしょう。
この株のつぼみからは、今回のような花が咲くのではないでしょうか。
別の株のつぼみについてはどんな花が咲くか、咲いてみなけりゃわからない。

去年はこんな花は咲かなかったのです。去年咲いた花の種を播いたらこういうことが起こった。親株から出現する以外にない、という花のようですね。

0710_3henka1
多分これが去年咲いた「親木」と同じ花でしょう。
葉は斑入りですが、通常のアサガオと同じような形の葉です。
0721_huiri 7.21
久しぶりに咲いてくれまして、今回は花も葉も意識的に撮影できました。
これの遺伝子から、また組み合わせで「青水晶斑入渦柳葉藤紫覆輪采咲牡丹」が出るかもしれないし、出ないかもしれないし。運任せ。
これが自家受粉で結実した時に、遺伝子の組み合わせで劣性遺伝子がホモ接合になって、上の写真のような花が出てくるのではないか。

九州大学のサイトです↓
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/henka/mwdp/606.html
   花銘:青水晶斑入渦柳葉藤紫覆輪采咲牡丹

これがそっくりです。
親木は「青水晶斑入渦葉藤紫覆輪丸咲」です。
「一重出物」と呼ぶようで、一重咲き、不稔性で親から出てくるしかない、というような意味かな。

http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/howtogrow/images/seg-mwdp.jpg
ここに遺伝子の組み合わせの図があります。どうぞ。

白髭咲きアサガオが12輪

0710_1sirohige12_1 2014.7.10
ベランダで。わぁ。
ひぃふぅみぃ・・・12輪だ!
0710_1sirohige12_2
白髭揃い。
0710_15sirohige
こんな髭もじゃのつぼみもあるし。

早い時期からずっと咲き続けていて、楽しみです。
ベランダ、庭、勝手口そば、外の線路際などあちこちで。
ヒゲが生じる遺伝子変異があるわけですが、植物体としてはずいぶんタフなようです。

すみだ水族館

★東京スカイツリータウン内の「すみだ水族館」へも行ったそうで。
0710_00000suizokukan1 2014.7.10
クラゲの名前は知りません。
コンデジでこう撮れる。すごいな。
0710_00000suizokukan2
ハナガサクラゲ。名前を写し込んでくれると助かります。
「クラゲ 世にも美しい浮遊生活」下村脩・村上達男 著、PHP新書928
この本によりますと、

村上:加茂水族館で展示したことがあるクラゲは、100種類以上にもなりますが、その中でもいちばんの美形です。
下村:ハナガサクラゲという名前もいい。種名もフォルモサ(formosa)だから、そのものズバリ「美しい」ですね。
村上:もっとも本当にきれいなのは一週間か十日ぐらい。後は、どんどん色があせていく一方で、触手自体も短くなってしまう。さらに、きれいなものの常で、このクラゲにも毒がある。それも非常に強くて、刺されるとものすごく痛い。頭の上に触手があるクラゲは、日本近辺では、これだけじゃないかと思います。

だそうです。本の写真では赤い色や緑の蛍光色もあるのですが、妻が撮ってきた写真だと少し鮮やかさのピークを過ぎたものかな、という気もしますね。
0710_00000suizokukan3
これはもう、名前の通りのイソギンチャク。
ナルホド。
0710_00000suizokukan4
ハリセンボン。フグの仲間ですが、この時は「気分穏やか」なようですよ。
膨らむとすごいですよね。で、針は千本あるのか?「平均で、360本程度」だそうで。
「指きりげんまん・・・」というのは今も言うんでしょうか?
0710_00000suizokukan5
チンアナゴ亜科の写真。2種いるのがわかります。
0710_00000suizokukan6
右がチンアナゴ、左はニシキアナゴです。

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/fish-chinanago_large.html
チンアナゴ(狆穴子) は、ウナギ目アナゴ科チンアナゴ属で群れて生活する海水魚てす。 高知県、琉球列島~インド洋、西部太平洋でサンゴ礁外縁の潮通し良い砂底に身体を半分埋め、潮の流れて来る方向に顔と身体を向けて流れてくる動物性プランクトンを捕食します。 身体は灰色地で多数の黒点があります。成魚には鰓、身体中央、肛門周辺に黒斑があります。 顔が犬のチンに似ているのでその名があります。 危険を感じると素早く穴に潜り、出たり入ったりを繰返します。

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/fish-nishikianago_large.html
ニシキアナゴ(錦穴子) は、ウナギ目アナゴ亜目アナゴ科チンアナゴ亜科シンジュアナゴ属で群れて生活する海水魚てす。 身体は細長く、目がぱっちりした観賞魚として人気の熱帯魚です。 同じチンアナゴ亜科のチンアナゴ(狆穴子)と似ていますが少し小型で、色はもっとカラフルで金色と白が交互に現れるリング状をしています。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-d6fd.html
2013年11月11日 (月)「チンアナゴの日」
「立ち姿にちなんだ1並びの「11月11日」の夜に東京スカイツリー併設のすみだ水族館で開かれる。」うむ、思い出す。今も11時11分11秒などをみると「チンアナゴの時刻だ」と妻と笑っています。

0710_00000suizokukan7
これ、ネコザメ。妻は「猫」という言葉にはすぐ反応しますからね。あらこんなところに猫がいた、というようなもんでしょう。
0710_00000suizokukan9
これツマグロ、というサメ。
ツマグロヒョウモンも大好きな妻、ゼッタイ「ツマグロ」という言葉に反応したんだろう、と妻に訊いたら、そうなのよ、と笑っていました。ツマグロちゃんがいた、と。
ヒレの先端(褄)が黒いサメです。
0710_00000suizokukan8_2
すみだ水族館の売り物、ペンギンがラストになりました。
写真は水槽のなかですが、上からも見られるようです。

関心がおありでしたらどうぞ↓
http://www.sumida-aquarium.com/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99%E3%81%BF%E3%81%A0%E6%B0%B4%E6%97%8F%E9%A4%A8
すみだ水族館(すみだすいぞくかん)は、東京都墨田区押上の東京スカイツリータウン・ソラマチ5Fと6Fにある水族館。2012年5月22日に開業した[2]。国内最大規模の屋内開放型のプール水槽を持ち、間近でペンギンやオットセイが見られる[1]。水深6メートルの大型水槽は世界自然遺産の小笠原の海を再現している[3]。長岡技術科学大学と大成建設が開発した海水浄化システムにより、総水量700トンの大半を人工海水のみで運用し、海水の入れ替えは計算上は1%以下となるという。
15

東京スカイツリー

0710_00skytree 2014.7.10
二人が浅草へ行った日は、台風が近づいてくるというどんよりした日でした。
スカイツリーが雲の中に頭を突っ込んでいた。
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台風も近づいていたので、この日はスカイツリーに行っても展望台へは上がれなかったようです。
しっかしまぁ、さすがに「雲を衝く」高さですね。
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スカイツリーの近くまで行ってからの撮影。
この時は雲が上昇していたようです。
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建設中からいろいろな写真を見てきましたが、こういう写真は初めて見る。
保守・点検などのためでしょう、通路や階段が見えます。
そうだよなぁ、こういうのがちゃんとなければ、維持していけないですよね。
いいものを見た。
スカイツリーに関する大量の報道に接しましたが、技術的な側面などは少なかった。
報道はただ騒げばよいというものじゃないでしょうに。
報道の質が低下していると感じます、最近とみに。

★ところで、ある訃報に接しました。

田中弥寿雄・早大名誉教授が死去 東京タワーの構造設計(朝日新聞 2014年7月21日)
 田中弥寿雄さん(たなか・やすお=早稲田大名誉教授・建築学)が19日、肺がんで死去、84歳。
 ・・・
 東京タワーや通天閣、名古屋テレビ塔の構造設計に従事した。

東京タワーは昭和33年(1958年)に完成でしたね。私は10歳、小5かな。
当時の新聞記事に、東京タワーを設計した技術者、という紹介記事があったのです。
胸ポケットに白い「計算尺」が突っ込んであって、「構造計算はこれ一つでやった」というようなことが書いてありました。
そのころ兄がもう高校生で、計算尺を持っていましたが30cm位ある大きなもの。
胸ポケットに入る小さな計算尺で、あの東京タワーの計算ができるんだ!と感激したものでした。(電卓などというものは、はるか後にならないと出てきません。念のため)
で、小学生としては計算尺にあこがれましたが、中学生になったら、私立だったせいでカリキュラムの自由度が高かったらしい、中1の1学期の代数の授業は「計算尺の練習」だったのですね。もう、嬉しかったな。有効数字は3桁、位取りは自分で管理する、楽しい授業でした。これは後に理科系へ進んだ私には最高の基礎訓練でした、今でも感謝しています。(幾何という授業もあって、ユークリッド幾何を定義・公理から始めて学んだのでした。)

話がそれました。
あの時、新聞で紹介されていた技術者が、田中さんだったのかもしれませんね。
少年の私があこがれた方だったかも。
合掌 瞑目。

ほおずき

0710_18hoozuki2 2014.7.10
じっくりとほおずきの写真を撮ってみました。
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子どもの頃に見たっきりですから、詳細は忘れている。
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「赤かった」という言葉のイメージしか残っていないわけです。
実際の「ほおずきの赤」はこんなだったんですね。
これはこの後楽しめそう。

0713_7hoozuki1 7.13
玄関わきに置いておいたら、花が咲きました。
きれいな五角形。緑のアクセントがまたいい。
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メシベとオシベ。
オシベは葯が開いたのとまだのものがありました。
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横顔。子房の部分がこれから大きくなっていくのでしょう。
ほおずきの花を見たのは初めてです。
いいものを見ました。

浅草寺ほおずき市

0710_000iti1 2014.7.10
ここで二人が買ってきたのは
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当然「ほおずき」。
下から上へと順番に赤くなっていくのですね。

そして
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「千成ほおずき」だそうで。
原種に近い品種だと聞いて、妻はつい欲しくなるんですね。似たもの夫婦だなぁ。
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千成には花が咲いていました。
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実の形がほおずきとは少し違いますね。
実は熟しても赤くならないそうです。
もう一つ。
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「釣忍」です。
この名前が思い出せなくってねぇ。
3人でいろいろ話をしている最中に、突然脈絡もなく唐突に、私が「つりしのぶ!」と叫んだのでした。
頭の中をこの言葉がはしっていったんですね。忘れないうちに叫んじゃわないと、また忘れる。
夏の風物詩ですね。

ほおずき【酸漿・鬼灯】ホホヅキ
(語源は「頬付」か)
①ナス科の多年草。茎の高さ60~70センチメートル。葉は卵状楕円形。黄緑白色の花を開き、球形の液果が嚢ふくろ状にふくらんだ宿存萼がくに包まれて赤熟。果実は種子を除いて空にし、吹き鳴らす。根を鎮咳ちんがい・利尿薬に使用。丹波酸漿。秋。〈本草和名〉
②子供が、口に入れて吹き鳴らして遊ぶ玩具。の実み以外に「うみほおずき」をも含めていう。栄華物語[初花]「―などを吹きふくらめて」
広辞苑第六版より引用

せんなり‐ほおずき【千成り酸漿】‥ホホヅキ
ナス科の一年草。熱帯アメリカ原産の帰化植物。夏、緑黄色の小花を葉の付け根に開き、液果は小形で、数が多く、熟しても赤くならない。ホオズキと同様に玩具となり、また解熱剤とする。
広辞苑第六版より引用

★広辞苑に「うみほおずき」というのがありますね。懐かしいな。
私の母は海育ち。で、うみほおずきを鳴らせました。私も子どもの頃真似をしたけれど、あんまりうまく鳴らなかったな。
巻貝の卵の袋というか、卵鞘ですよね。

★江戸川区のサイトから
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/san_jigyosya/dento/kougeisya/fukano/interview.html
つりしのぶ 深野晃正 インタビュー(更新日:2014年1月17日)

つりしのぶとは、竹などの芯材に山苔を巻きつけ、しのぶ草を束ねて形を作ったもので、夏の暑さをねぎらうために家の軒先に吊るして楽しむものです。
種類では、大小合わせて15前後のつりしのぶを作っています。
一般的な形のものでは、井桁・かすみ・いかだ・小舟・井戸・帆掛け舟・灯篭・屋形船・亀・桶等ですが、形の変ったものも幾つか作っています。

大騒ぎの一日でした。

2014年7月21日 (月)

豪雨・雷雨

★私共の住んでいます大田区南部、夕べはひどかったですよぉ~。マイッタ。
6時過ぎるころから、ものすごい雨音、雹かと思うくらいの 叩き付けるような音。
そのうち雷鳴も。
至近距離でバリバリと。窓が震えっぱなしになるほど切れ目ない雷鳴。
で、停電。時間的には短かったです。1~2分で復帰しました。かえって、どうしてこんなに早く復帰できたの?というくらい。子どもの頃は毎日停電していたという世代ですから、停電自体ではそうびっくりしませんが。久しぶりでした。目覚ましのラジオの時刻設定が狂ったくらい、我が家の被害は。
ところが、東急多摩川線や池上線が、落雷で信号機のトラブルで運転見合わせ。新幹線も雨量が規制値を超えて止まっちゃうし。すごいことになりました。
ま、ラジオでニュースでも聞きながら本を読むかと2階へ上がったら、妻が駆け上がってきた。
1時間雨量が101mmですって!

NHK
大気不安定 東京で猛烈な雨(7月20日 19時46分)
・・・
午後7時20分までの1時間には国土交通省が東京・大田区田園調布本町に設置した雨量計で101ミリの猛烈な雨を観測しました。
・・・

これです。
去年、ものすごい豪雨がありましたが、あれより激しい。

ゲリラ豪雨で100棟浸水 東京・世田谷(朝日新聞 2013年7月24日)
 湿った大気が関東南部に流れ込んだ影響で、23日午後、東京都や神奈川県で1時間に50ミリを超す「ゲリラ豪雨」が降った。気象庁の解析では、東京都世田谷区や目黒区で午後4時半ごろまでの1時間に100ミリに達する記録的な雨が降ったと推測される地点もあった。
 国土交通省によると、全国約9600カ所で1時間あたりの雨量が最も多かったのは、東京都八王子市石川町の69ミリ。目黒区上目黒2丁目の66ミリ、大田区田園調布本町の60ミリが続いた。1時間当たり50ミリは、滝のような勢いで、傘も役に立たなくなる雨量という
 この雨で、世田谷区では約100棟が床下まで浸水した。激しい雨の影響で、東海道新幹線は午後4時半ごろから約30分間、品川―新横浜間の上下線で運転を見合わせた。東横線の一部区間では電車2本が駅間で立ち往生したため、乗客は降車して最寄り駅まで歩いて避難した。

この時が、60mmですもんね。今回は101mmときた。とんでもなくすごかったです。

この「国土交通省が東京・大田区田園調布本町に設置した雨量計」というのは、私が台風などの時に多摩川の水位を見たりする、国土交通省京浜河川事務所の「田園調布本町地先」のライブカメラ設置の場所ですね。家のすぐ近くです。

で、今朝、ここ↓を覗いたら
http://wwws.keihin.ktr.mlit.go.jp/INetASP/uryousuii.asp?M=1097815142&I=TAMA
田園調布(上)水位観測所付近 雨量・水位の詳細データ
20140720uryo
113mmになってますよ。あきれた。

つくば万博のときに、豪雨があって、我が家も床下浸水に近かったのですが、あの時は、下水道の蓋が水で吹き飛ばされたもんなぁ。あれを思い出します。

もし水が漬いた方がおられましたら、お見舞い申し上げます。
我が家には被害はありませんでしたので、ご安心ください。
ご報告まで。
かかし白す。

鉢猫

妻の撮影
0708_15chako1 2014.7.8
暑くなって、少しでも涼しい場所を探すチャコちゃん。
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ん、何か用?
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せっかく気分よく寝てたのに。ちょっと怖い顔。
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ま、おばちゃんなら、いいか。
眠そう。

ツマグロヒョウモン

0708_14_tumagurohyoumon 2014.7.8
メスの成虫ですね。産卵できる葉を探しているのでしょう。
スミレの仲間は地面に近い位置にありますので、低く飛びます。

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妻がツマグロヒョウモンの幼虫を見つけてきました。
どんどんにぎやかになります。
スミレ類はかなりたくさん用意してあるのですが、秋にはまたなくなってしまうかな?
なにせ食欲が旺盛ですから。
餌の葉っぱが「消滅」したという感じで食べていきます。

セスジユスリカ

0708_12yusurika 2014.7.8
セスジユスリカのオスですね。
知らないとユスリカだということに気づかないかもしれません。
普通にみる蚊とはちょっと姿が違うからなぁ。
触覚がふさふさなのでオスと判断しました。
アカムシの成虫です。
成虫はものを食べずに生殖行動だけだと思います。もちろん血は吸いません。
適当に見逃してやってください。

カゲロウ

0708_10kagerou 2014.7.8
また出会ってしまった。
4~5mmの小さな「カゲロウ」の形をした昆虫。
腹をくねくね動かします。それが目を引くのです。で私の老眼の目でも気づいてしまう。
じっとしてた方がいいよ、そうすれば見つからないから。

飛翔力の大きな昆虫ならいざ知らず、そう飛べそうもない昆虫がここにいるということがわからない。我が家の池は単なる水たまりですからね。こういうタイプの昆虫が生息するとは思えないんですけどねぇ。

ヤブガラシにて

0708_5dandaratentou 2014.7.8
ダンダラテントウでしょう。
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テントウムシも蜜を吸うんだなぁ。
手軽なエネルギー源なんでしょうね。

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ミツバチ
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花粉が全くついていません。花粉があれば、「花粉団子」が目立つはずなんですが、後脚がむき出しです。
ヤブガラシの蜜入りの蜂蜜、っていっても、あまり商品価値は上がらないかもね。
これだけ虫たちがやってくるのですから、きっとおいしい蜜のはずなんですけどね。

キジバト

0708_3hato1 2014.7.8
車の脇を二羽のキジバトが歩いていました。
(つがい)でしょうね。
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私が現れたこともさして気にする風でもなく、歩いて出ていきました。
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更に道を渡って線路の柵の下。
一羽が、座り込むような格好で、羽を開いて太陽光線を正面から受ける角度にしました。
これ「虫干し」というか「ダニ干し」というか、なのでしょうね。
鳥は羽に着くダニを取るためにいろいろ手入れをしますから、その一つなのでしょう。
水浴びとか砂浴びとかもしますものね。
そう思いつつ、私はこういう仕草を見るのは初めてでしたので、ずっと眺めていました。
しばらくして、歩き去っていきましたが。


「キジバト 日光浴」とか「ドバト 日光浴」という形でアンド検索をかけると、やはりハトは羽を広げて日光浴するものらしいですね。新しいことを学びました。

★イソップ童話に「アリとハト 」というのがありましたね。
http://hukumusume.com/douwa/pc/aesop/04/15.htm
ハトが水におぼれそうになったアリに小枝を投げてやって助けた。
猟師がハトを狙っていたので、アリは猟師の足に噛みついて助けた。
恩返しの話でした。
今の私にとっては、なんだか有難味のない話ですが。道徳話って、ヤダ。

キュウリにて

0708_1urihamusi1 2014.7.8
ウリハムシに気づきました。
キュウリの花弁をかじっている。
よくみるとイトカメムシの幼虫かな。同じ花の上にいます。
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この間はアブラムシかなんかを獲物にしていましたが、今回は植物の汁を吸うのかな。
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翅がないですからもう少し成長するでしょう。
見かけは本当にきゃしゃで、これで肉食性もあるというようには見えませんね。
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雌花。時々収穫できます。
結構面白い、おいしい。で、グリーンカーテン。
いかがでしょう。

浅草寺

★九州で仕事をしている娘が東京に出張でやってきて、一日を休暇に宛ててくれました。
で、妻と一緒にどっか行こうと計画。
浅草寺で「四万六千日」の縁日だとかいうのを聞いて、行ってみようということになったようです。
{奈良県出身の妻は昔「あさくさでら」と読んだことがありましたっけね。二人とも若かったな。}
http://www.senso-ji.jp/annual_event/shimanrokusennich.html
「四万六千日(ほおづき市)(黄札・雷除授与)」

・・・
  一方、江戸の昔、落雷のあった農家で「赤とうもろこし」を吊るしていた農家だけが無事であったことから、文化年間(1804~18)以後に「雷除(かみなりよけ)」として赤とうもろこしが売られるようになりました。ところが明治初年に不作が原因で赤とうもろこしの出店ができなかったことから、人々の要望により「四万六千日」のご縁日に「雷除」のお札が浅草寺から授与されるようになり、今日に至っています。

0710_0000sensouji 2014.7.10
午前中に行ったのですが、やはりそれなりに混雑だったようです。
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私も子どもの頃に、この煙を浴びたことがありますね。以来何年かな。
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雷除授与所です。
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これは雷門の大提灯ではありません。本堂のところです。
よく見ると「志ん橋」と書いてあります。

★ところで、お寺には山号寺号というものがありますね。成田山新勝寺、のように。
浅草寺の山号は?{意外と知られていない}
「金龍山」です。

しまんろくせん‐にち【四万六千日】
この日に参詣すれば4万6000日参詣したと同じ功徳があるという縁日。東京の浅草寺などでは7月10日とされ、ほおずき市でにぎわう。江戸中期、享保の頃より始まる。十日まいり。夏。 →千日参り →二万五千日
広辞苑第六版より引用

仏様も豪気なもんですねぇ。
46000÷365≒126
126年分ですって。
神も仏もいっしょくたにして「現世利益」を願うのが「日本式」ですかね。
それでいて、「成就」しなくても特に文句や恨みつらみを言うわけでもなし。
まぁ、どっちもどっち、かな。
ところで「御利益」って読めますよね。「ごりやく」。

★意外と気づかれていないのが「浅草神社」。
浅草寺とお隣。
http://ameblo.jp/ito-miyuki/entry-11895394047.html
NHKラジオの気象予報士伊藤みゆきさんのブログ。
「浅草ご朱印巡りの写真」があります。

お隣の浅草寺は、ほおずき市で大賑わい。
「今日お参りすれば4万6千日お参りしたのと同じ」ということですが、私、毎年のように来てるので、ミリオンに届く日も近いかもしれません(笑)。

20回を少し超えれば「100万(ミリオン)」に到達するでしょうね。
きっといいことありますよ。

★新しいところでは
朝日新聞(2014年7月15日16時30分)から

■深大寺ほおずきまつり
 深大寺(東京都調布市深大寺元町5丁目)で19~21日、「深大寺鬼燈(ほおずき)まつり」が開かれる。鉢や枝のホオズキの販売、手芸・工芸や菓子などの「手作り市」、大道芸や猿回し、福島県須賀川市の野菜などが並ぶ「東北応援物産展」がある。入場無料。19、20日は午前10時~午後6時半。21日は同5時半までで、午前10時10分から東日本大震災の体験を語る「語り部トークライブ」がある。小雨決行。

http://csa.tamaliver.jp/e125240.html
夏の新たな風物詩 深大寺鬼燈(ほおずき)まつり のお知らせ
2010年06月25日

昨年より深大寺ほおずき市として始まった,このイベント。
第2回の今年は,鬼燈まつりと正式名称を変え,内容も更に充実!
夏の恒例行事となるべく,主催者もかなり気合が入っているようですface15
鬼燈は一般的に観賞用として知られていますが,食用もあるらしいです。
いろいろな鬼燈見てみたいですねface01 これに行けばご近所の話題になること間違いなし!

ついでに深大寺そばも食べましょうか。
どうも、六日の菖蒲 十日の菊 のようだ。
「二十一日の鬼燈まつり」は間に合ったというべきか。
もっと早く書くべきでしたね、申し訳ありません。

★ほおずき市の話などはまた明日。

2014年7月18日 (金)

マツバボタン

0706_4matubabotan 2014.7.6
淡い色合いで並んで咲いてました。
なかなかいい具合。
玄関を出るといつも足元でいろいろの趣向でごあいさつ。
気分晴れやかです。

白髭咲きアサガオ

0706_2shirohige1 2014.7.6
他のアサガオはまだですか?
まだなんですねぇ。
白髭咲きが順調に咲き続けています。
0706_2shirohige2
つぼみがまたいい。
↑家の中でも
↓家の外でも
0706_3sirohigesoto

「マルバアサガオ白髭咲き」で検索していたら
http://ugawalab.miyakyo-u.ac.jp/taxa/Asagao/J/PCD2521/htmls/17.html
↑ここで、「白ひげ咲,Feathering」という語に出会いました。写真も一緒。
feather って羽じゃなかったっけ?

feather
►n
1 a 《鳥の》羽(はね);[Upl] 《全身の》羽毛 (plumage);[pl] [fig] 装い,衣裳 (attire)
  b 鳥類,猟鳥類 (cf. FUR).
2 a 《帽子などの》羽根飾り;矢羽根,矢はず;[Upl] 《犬・馬などの》ふさ毛,立毛 (feathering);《宝石・ガラスの》羽状のきず,フェザー;《潜水艦の潜望鏡による》航跡;《シャフトなど機械部品の》突出部分,リブ,フランジ.
b 《羽毛のように》軽い[つまらない,小さい]もの;FEATHERWEIGHT
{以下略}
     リーダーズ英和辞典第3版より引用

英語だと「ヒゲ」じゃなくって「ハネ」なんだ、そうなのかぁ。
あるいは「羽飾りの衣装」ですかね。
それもまたいいですね。おしゃれだ。

キンウワバ

0706_1kinuwaba 2014.7.6
妻が変なガのようなものがいる、というので行ってみると、確かにガですね。
見覚えがある。
0706_1kinuwaba2
○○キンウワバというやつです。
ヤガ科>キンウワバ亜科
キクキンウワバというのが似ているかな。自信はないけど。

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Plusiinae/Thysanoplusia_intermixta.html
詳しいサイト。
【幼虫食餌植物】 キク科:タンポポ、ハルジオン(※KS)、キク、エゾギク、ゴボウ、シオン、ヤマアザミ、セリ科:セリ、ニンジン、イラクサ科:イラクサ、バラ科:オランダイチゴ
だそうですから、食草はいろいろありそうです。

初めて見ると、ガであることさえ認識しづらいですね。このガ。

過去にキンウワバを扱った記事にリンクしておきます。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-5049.html
2012年11月27日 (火)「****キンウワバ」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-ff31.html
2013年11月 8日 (金)「ミツモンキンウワバ」

モノサシトンボ

0706_0monosasitonbo1 2014.7.6
イトトンボがハート形になって交尾していた、と妻が写真を撮ってきてくれました。
茎に掴まっているのがオスで、腹端部でメスの首を挟んでいます。
メスは首を挟まれた状態で自分の腹端部を、オスの腹の付け根のところに当てています。
この動作で、オスの腹の付け根のところにある精子を、受け取っているのです。
これが精子の受け渡し動作ですから、交尾。

0706_0monosasitonbo2
これは別のカップルです。もうハート形の交尾は済んでいます。
これから産卵するはずですが、妻が見ている間には産卵はしなかったそうです。
私は笑って、「つゆくさ神社」で安産祈願をするモノサシトンボ夫婦みたいだ。
メスの首を挟んで腹で立っているオスは、脚を胸の前に縮めているのですよね。
なんか、お参りで手を合わせて祈願している姿みたいだ。

★「トンボの不思議」 新井裕 著、復刻どうぶつ社、丸善出版 より。

「おつながり」になっているトンボを見て、交尾していると思う人が多いようだが、それは交尾ではない。
・・・
オスはメスを見つけると、・・・しっぽ(腹部)の先端にある把握器で、メスの頭か、首を挟む。・・・イトトンボやカワトンボの仲間では「首」・・・オスはしっぽの先でしっかりとメスを掴むと、脚をメスから放す。これが「おつながり」で・・・。
・・・
おつながりになると、オスはしっぽを「つ」の字型に折り曲げて、自分のしっぽの先と自分のしっぽの付け根を接する動作をとる。これは「移精」とよばれるトンボ独特の動作で、精子を交尾器に移すために行うものである。トンボのオスの場合、精子をつくる生殖器はしっぽの先に、メスと交尾するための交尾器はしっぽの付け根にある。このため、オスは交尾に先立ち、生殖器で作られた精子を交尾器に移す必要があるのだ。・・・
移精が済むと、オスはメスをたぐり寄せるような動作を行う。これはメスに交尾を促すサインになっているようで、メスはそれに応じてしっぽを曲げ、しっぽの先にある交尾器をオスの交尾器に結合させる。これで交尾が成立である。トンボが交尾したときの姿勢はハートのような形になる。・・・


0709_00monosasi1 7.9
イトトンボが産卵していた、と妻が写真を撮ってきてくれました。
しゃがみ込んで、低い位置から、危うくカメラが水面に触れそうになりながら撮ったそうです。
オスはメスの首の上に突っ立っているだけに見えますが、これが実は監視態勢なのです。

オスは、自分が渡した精子で受精した受精卵をメスに産んでほしいわけです。なんたって、自分の遺伝子を残したいのだから。
ところが、交尾後、メスから離れると、他のオスがメスに交尾を仕掛けるかもしれない。そうすると、後から交尾したオスの精子が受精に使われることになるので、自分の精子が無駄になる。で、オスとしては、ハート形からおつながり形に戻って、メスを把握したまま産卵を促すのですね。
イトトンボではこういう形の産卵が多い。おつながりは解くけれど、メスの産卵を上空から監視して、他のオスが割り込んでこないように監視するタイプの産卵方法もあります。

0709_00monosasi2
メスは腹端部を水中に入れて、茎や葉の水中部分に卵を産み付けています。
この写真では、水面に翅脈が映っていたりして、なかなかいいショットをものにしてくれました。妻万歳!(そんなに歳とってないわよ)
0709_00monosasi3
別のカップル。
これはオオカナダモの茎に産卵しているのではないでしょうか。
小さな池ですが、にぎやかなこと、たいへんですよ。
日々楽しい。

シュウカイドウ

0706_000shukaido 2014.7.6
白のシュウカイドウが安定して花を咲かせています。
アリがいます。丹念に探索して歩くアリたち。すごいですね。
花にアリがついていると嫌がる人もいますが、いいじゃないですか、アリも生きている。生きるために働いているのです。
お互い様。

ムラサキセンダイハギの実

5月に妻が「ムラサキセンダイハギ」の写真を撮ってきて、記事に載せました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-398a.html
2014年5月28日 (水)「散歩にて」
ムラサキセンダイハギの写真がこのページの下の方にあります。

今回、その実を見つけて摘んできました。
0704_4sendaihagi1 2014.7.4
これです。
線路の柵の中で、どこだったか位置が特定できなくなっていたのだそうですが、今回、これだ!と見つけてきました。
確かに、マメ科の「豆」ですね。
0704_4sendaihagi2
これを割れば中が見える。
割っちゃえ
0704_4sendaihagi3
おぉ~、豆だ!
0704_4sendaihagi4
豆のへそ。立派なおへそだね。
0704_4sendaihagi5
おへその部分から養分をもらって成熟したのですね。

えんどう豆のイメージとはちょっと違ったけど、見事な豆でした。
当然、播きます。私共夫婦のことですから。
人生は遊び、いろいろ遊びのねた(=たね)はいっぱい。楽しいですね。

ヒメジョオン

0704_3himejoon 2014.7.4
妻が散歩で摘んできました。
ハルジオン(春紫菀)はもう終わっていますので、これはヒメジョオン(姫女菀)。
花だけを見ると、なんだか私にはわからなくって、つぼみが下を向くのがどうとか、季節がどうとか。
単純に、7月に咲いていたからヒメジョオンだと思います。

ブラックベリー&キュウリ

0703_18blackberry 2014.7.3
ずいぶん色濃くなりました。まだ ブラックまで到達してませんが。

0710_12blackbberry1 7.10
「ブラック」になりましたよ。
0710_12blackberry
わぁわぁ、ですね。

ところで、キュウリも
0706_00kyuuri 7.6
花殻の残った実が成長中でしたが

0710_13kyuuri 7.10
ぐんぐん伸びました。
{花にはルリマルノミハムシもいますが、気にしない。昔は、虫がつくということは、それだけおいしい証拠だよ、とよく言ったものですからね。}
0710_13kyuuri2
すごいトゲトゲ。どのように作る構造なのか、よくわかりません。

さて、で、もって。
0710_0kyuuri
収穫!で~す。7月10日でした、初収穫。

0710_000000kyuuri_2
これはこの日の2本目。

キュウリは「もろきゅう」。
もろみ味噌なんてないから、普通の味噌をつけて、パクパク、バリバリ。
穫れたて新鮮なんて、生易しいものじゃない。今「そこ=窓の外」で切ってきたキュウリですからね。
甘いし、香りが強烈。サイコー!!

ブラックベリーは酸味充分、甘味熟成中。
未熟な赤い実は酸っぱいだけです。{私は別に気にもしないけど}
黒くなると甘味がどんどん増します。
酸味が強いような初めのうち、種が気になるのですが、十分に熟しきった実ではなぜか種を舌に感じなくなる。不思議だなぁ。
当分、自家製の青物・果物を楽しめます。

タチアオイ・実

0703_15tatiaoi1 2014.7.3
タチアオイの実がいっぱい熟し始めました。
0703_15tatiaoi2
中身はこうなっています。
平らな円盤状。「羽」というほどでもないかもしれませんが、おそらく風に飛ばされていきますね、かなりの距離を。

ところで、タチアオイの実が熟し、葉も元気さを失いつつあるということは
梅雨明けが近づいている、ということでしょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4

ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名も冠されている。

日本は南北に長いから、梅雨入り梅雨明けも一斉に起こるわけではないので、花の時期が梅雨と完全にシンクロナイズするわけでもありませんが。
でも、目安として、タチアオイが実を熟させてきた、梅雨明けも近いかな、という生活感覚を持ってもいい。
16日にはミンミンゼミも鳴いたし、梅雨明けは確かに近いようです。

ヤマトシジミ@ヤブガラシ

0703_14yamatosijimi 2014.7.3
ヤマトシジミもヤブガラシで蜜を吸っていました。
長い口吻の先が、味覚と触覚を感じているのでしょう。
チョウが口を伸ばした姿というのも、いかにもおいしそうなのですよね。
見ていて楽しい。しあわせを感じます。

人間だってね、人がおいしいおいしいって夢中になって食べているそばにいると、なんだか幸せになりますよね。
作った側、給仕している側もしあわせになる。
レストランなどでおいしい食事をしたら、かならず「おいしかったぁ、ごちそうさま」と伝えましょう。

★思い出
化学の3年生の授業で、食品化学と称してパンなど作ってみんなで食べてたんですね。私の恒例の授業。
で、同僚の先生が自宅に来て作ってくれないか、とおっしゃったので出張製作。
その先生の自宅の台所で、何時間もかけて、小麦粉こねて、発酵させて、つぶして2次発酵させて、伸ばして成形して・・・。
焼き上がったら、幼いお嬢さんが、ものも言わずに夢中になって食べ始めた。
奥様おっしゃるに、娘がこんなに夢中になって、ものも言わずにむしゃぶりつくのは初めてだ。と。
うれしいんですよね、作った側も。作り甲斐がある。
食事って、相互関係ですよね。

ヒメハラナガツチバチ(でしょう)@ヤブガラシ

0703_13tutibati1 2014.7.3
ヒメハラナガツチバチだと思います。
ヒメハラナガツチバチやキンケハラナガツチバチは、知っているのですが、私が出会うのは大抵夏を過ぎてからだったのです。
夏前から生活していて一向に構わないんですけど、自分の過去の経験が邪魔をして、にわかにはヒメハラナガツチバチと言い切れませんでした。
触角を下げて、探査しながらヤブガラシを点検してますね。
実と花の識別が「視覚」だけでは不完全なのかもしれない。
これは甘い花かな、いやもう実だ、とか調べているのでしょう。
0703_13tutibati2
ほら、花に口を突っ込んでいる。
蜜を飲みたいのですよ、やっぱり。
0703_13tutibati3
背中のこの黄色い模様、これがヒメハラナガツチバチだな、という確信の元です。
0703_13tutibati4
もう一回横から接近。
口に花粉がついていますね、粘っこいのでしょう。
おいしいんだろうなぁ。よかったね。

ヤマイモハムシ@ヤマノイモ

0703_10yamaimohamusiyamanoimo 2014.7.3
ヤマイモハムシがヤマノイモにいました。
すっごく当たり前ですけれど、このように名前と食草が一致していると、私のような素人には判断しやすくて助かります。
カラスウリやキュウリにウリハムシやクロウリハムシがいるのもわかりやすくていいですね。

ネットで昆虫の名前を検索すると、必ず「●●●駆除」というのがヒットします。
そりゃ、商品を育てるのなら駆除しなければならないでしょうけれど、個人が栽培して楽しむ分には駆除はあまりしない方がいい。害虫だからといって、食草を傷めて全滅させることはないのだし、植物側もいろいろ対抗して、バランスが取れます。
下手に殺虫剤をまくと、ミツバチやその他の授粉昆虫までいなくなってしまって、寂しいことになりますよ。

2014年7月17日 (木)

ヤマトシジミ

0703_7yamatosijimi }2014.7.3
ホトトギスの葉にヤマトシジミがいました。
翅を広げて表面を見せていました。
裏面はよく見るのですが、こういう風に広げた表面は目では見るけど写真ではあまり撮ってないな、とパチリ。
フラッシュ使ってます。
そうしたら、ファインダーが復帰した時、シジミはいませんでした。
へぇ、シジミチョウもフラッシュに反応して飛び去るのかな、とその時は思ったのです。
後でパソコンで見たら、冒頭の写真のようになっていました。
何が起こったのかはよくわからないのですが、この画像で見ると、ハエがシジミに体当たりでもしたのではないでしょうか?
なぜなのか、はわからない。
私は、ハエは全く意識していませんでした。
どうなっちゃったのかなぁ。
ハエにとってシジミがどいう意味をもっていたのか、この瞬間。
ふ~ん。
なんだったんだろうなぁ。

ウリハムシ

0703_5urihamusi1 2014.7.3
見たとき、ウリハムシなのかな?と疑ってしまった。
翅が半透明なので、羽化直後の別のハムシかな、とも思いました。
0703_5urihamusi2
ウリハムシの腹って、こんなだったっけ?
知識がない。
でも、キュウリの葉をおいしそうに食べてますからね、ウリハムシだよね。
調べてみると、ウリハムシにもいろいろな姿があるようで。
上の写真はウリハムシでよさそうです。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-4790.html
2014年7月15日 (火)「トレンチ行動」
↑ここで、カラスウリでみかけたウリハムシの写真を載せていますが。
あいにく、前の方からの写真でして、後姿、横姿ではなかったのですね。
ちゃんと見なければなりませんね。

カナヘビ

0702_20kanahebi1 2014.7.2
カナヘビは結構樹上性がありますね。
木陰に見つけてしまった。アジサイの茎です。
0702_20kanahebi2
目に表情があるような気がしませんか?
ち、見つかっちまったい。とか。
0702_20kanahebi3
カナヘビの「目力」に痺れてください。
{目、耳、鼻。顔の基本構造は人間も同じ。虫の顔よりはずっと「人間的」でしょ。私が人間離れしてきたのかも。}

ハチ2種@ヤブガラシの花

0702_18hati1 2014.7.2
クマバチがヤブガラシの花に来ていました。
体に比して花は小さい。

ヤブガラシの花って、すごく虫に好まれる。
派手さはないし、香るというほどじゃないし、ハニーガイドで導くほどのサイズじゃないし。
どうして昆虫たちはここにおいしい蜜があるということを知るのでしょう?
花自体の紫外線色が「おいしそう」なんでしょうね、きっと。人間には見えないけれど。
0702_18hati2
セグロアシナガバチも来ました。
これも大型のアシナガバチ。
活動のエネルギーとして蜜を吸っていくのでしょうね。
{セグロアシナガバチの翅、4枚に見えますか?}

ナミテントウの危機

0702_15namitentou1 2014.7.2
ヒメグモの巣網にナミテントウが。
もぞもぞ動いています。
0702_15namitentou2
なんとか歩いて脱出しようとしています。
クモの糸が粘つくようですけれど、なんとか前進しています。
0702_15namitentou3
やがて葉にたどり着き、脱出成功。葉の裏へまわっていきました。

この間、テントウムシの動きは振動としてクモに伝わっていたと思うのですが、出てきませんでした。
クモ不在の網ではないと思いますが。

想像するに、一度クモはこのテントウムシを襲ったのではないでしょうか。網にかかった直後に。
で、テントウムシの出す臭い液が功を奏してクモを追い払った。その後、歩いて脱出しようとしているところを私が見た。
というストーリーかな。

テントウムシは女性や子どもにも人気がありますが、実はかなり臭いのです。興奮させるとね。
ナナホシテントウがかわいいといって手に載せるくらいはいいですが、指でつまんで動きを束縛すると脚の関節から臭い液を出します。独特の臭さです。ご注意ください。
習性をよく知った上でかわいがってあげてくださいね。

カメムシ幼虫2種

0702_13kamemusi 2014.7.2
2種のカメムシの幼虫が並んでいました。
左の緑色で大きいのがチャバネアオカメムシの終齢幼虫だと思います。
右はおなじみクサギカメムシの幼虫。まだ終齢ではありません。
どういう偶然で並んでしまったものかはわかりませんが、面白かった。
{要するに駆除なんかしないから、生息密度が高い、ということでしょうね。}

ヒマワリ

0702_12himawari 2014.7.2
何だか「2列」に咲いているような感じで面白かったので。
それと「フィボナッチ数列」ですね。
大分前ですが、2008年にヒマワリの花を見て、360度を黄金比に分割し、アルキメデス螺旋と組み合わせると、こういう配列になる、というのを書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_8ee9_1.html

そのうちまた蒸し返したくなると思いますが、まずは今のうちに一回。
読んでみてください。

ヒメグモの獲物

0702_11himegumo 2014.7.2
ヒメグモの巣にかかっていたものです。
もう食べ終わった後かな。
小さなハチかなとも思いますが、詳しくはわかりません。
ちいさな空間ですが、いろいろかかるものですね。

キュウリ・雌花

0702_9kyuuri1 2014.7.2
キュウリの雌花です。受粉がうまくいくとものすごいスピードで実が成長します。
面白いですね。
0702_9kyuuri2
花の後ろ姿も見てあげましょう。
緑のは苞かな?で、トゲのあるひもみたいなものは萼かな?
よくわかりませんが、いろいろな工夫をしていますから、鑑賞してください。

オジギソウ

0702_4ojigisou 2014.7.2
ホトトギスなどを植えてある場所にオジギソウが生えてきた、と妻が言います。
はぁ?オジギソウの種を播いたのかい?
一人でやってきたのよ。
はぁ、そうなのか。
オジギソウのようだ、と触ってみたら「お辞儀」をしたそうです。
妻も笑っていました。

オジギソウは大好きです。ただちょっと棘なんかがあるので、保育園児には触らせられないかな、と育ててきませんでした。
触ると葉が閉じておもしろいんですけどね。
そうしたら、よくわからないけど、勝手にひとりでやってきました。
お世話になります、とお辞儀したかどうか。

鳥の種まき、ということもないよなぁ。
土に混じってやってきた、のかなぁ。
由来はわからないのですが、せっかく来たんだから育てなくっちゃね。
鉢植えにして育てています。
あのピンクの丸い花が好きなんだよなぁ。

レンゲソウ

0702_3rengesou 2014.7.2
これはなんだ、と訊いたら、レンゲソウ、落ちた種が発芽しちゃったのよ、と妻。
かわいいですねぇ。

オナガサナエ

0701_27utiwayanma 2014.7.1
門の外のブッドレアのところにこんなトンボが止まっていた、なんだろう?と妻がつまんできました。
もう弱っているのよ、と妻は飼育ケースにガーゼを垂らしてつかまらせてやりました。
私は反射的にウチワヤンマじゃないの、と答えたのですが。
0701_27utiwayanma0
なんだか、私の知っているウチワヤンマとは「うちわ」が違うようだなぁ。ウチワヤンマはほんとに「うちわ」なんだけど。
脚に黄色い色が入っているはずだけど、それもないし。
違うのかなぁ、と思って調べたら、タイワンウチワヤンマというのが生息域を拡大中だという話があって、それかなぁ、と思いました。

でも、やっぱりなんだか違うような気もするなぁ。
福光村昆虫記を眺めたら↓
http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/tonbo_.html
オナガサナエのオスがぴったりのようです。
そうなると、私にとっても初めて見るトンボです。

★翌日見ると、動けない様子で同じ姿勢のままでした
0702_5utiwayanma0 7.2
間もなく命の終わりだな、と記念撮影。
0702_5utiwayanma1
逞しい胸です。
0702_5utiwayanma2
威厳のある顔。
0702_5utiwayanma3
最後のひと時は、外の空気の中で日を浴びながら過ごしてもらおう、とミヤコグサにつかまらせました。
昼過ぎに見たら、力尽きていました。さようなら。我が家に来てくれてありがとう。
一晩だったけれど、うちで過ごしてもらえてよかった。

多摩川で羽化したのでしょうか。よくわかりません。
最後の地として我が家を選んでくれて感謝します。

★あるエピソード
最後に勤務した広尾高校でのこと。
定期テストの時。授業でも遅刻など一切したことのない女子生徒が、試験開始のチャイムが鳴った後に友達と準備室に飛び込んできました。ずぶ濡れの子猫をハンカチにくるんで。目も開いていないような幼い猫。通学途中で水たまりに落ちていたので連れてきた、試験を受けている間、先生、預かってほしい、と。
乾いた布で体を拭いて、体温保持のためにガーゼにくるんで、バスケットに入れて様子を見ていました。
試験終了後、生徒は飛び込んできて、動物病院に連れていく、と。赤ちゃん猫の扱いの基本を教えてあげました。
翌日、朝早くその女子生徒が準備室にやってきて。
あの子猫、夜中に死にました。一晩だけだったけれど、うちの子として逝けたことは幸せだったと思います。
と。
私は深く胸を打たれました。
実はこの女子生徒、私が直接授業を担当してはいなかったのですが、準備室にきてはいろいろ話し込んでいく生徒でした。
ある時、授業に行くために渡り廊下を歩いていたら、ちょっと先に出て、ドアを開けて、どうぞ、と待っていてくれました。そして、ありがとうといって通るその瞬間に、急がせてしまって済みません、といったのです。
なんという心遣い。こういう心遣いは、親がああしろこうしろと教えて身につくものではないと思います。親御さんの普段の生活がしみ込んで育成された心でしょう。
親御さんの普段の日常生活を吸収してこのような深い心づかいの女性が育った。
この女子生徒の御家族に、深い敬意を表するものです。

2014年7月16日 (水)

ミスジトガリヨコバイ

0701_24misujitogariyokobai1 2014.7.1
カエデの葉に何かがいました。三角形。
ガだと思いました。小さな三角形のガはたくさんいますので、それだと思いました。
パソコン画面で見て、ビックリ!
ガではない!
0701_24misujitogariyokobai2
こんな模様があるなんて、肉眼では全くわかりませんでした。
これはヨコバイの仲間ではないか、そういう推測はありましたので、調べたらどうもタイトルのミスジトガリヨコバイだろうと見当をつけました。
なんというか、見たまんまの名前ですね。
三本の筋があって、尖ったヨコバイですものね。
カメムシ目>ヨコバイ科だそうです。
初めてみました。老眼の肉眼では見づらい虫です。

ヒメグモ

0701_22himegumo1 2014.7.1
ヒメグモの網に甲虫がかかっていました。
甲虫としては小型。(ちょっと前の記事のマメコガネと似たような大きさ)
0701_22himegumo2
でもヒメグモの獲物としてはすごく大きな獲物。
0701_22himegumo3
もう死んでいるようで抵抗はしていませんでした。
見覚えがある。
セマダラコガネだと思います。
こういう大きな獲物がかかっても捕獲できる強度があるんですね、クモの網には。
体節の間の柔らかいところから消化液を注入して吸うのでしょう。
こんなのがかかったら、当分何も食べなくても大丈夫そうですね。
すごいものだ。

ナガコガネグモ

0701_17nagakoganegumo1 2014.7.1
ものすごく撮影しにくい位置に発見。
0701_17nagakoganegumo2
私には背面に回り込むことができず、網越しに見るのが精いっぱい。
これナガコガネグモの幼体ですね。一度だけ以前に見たことがある。
0701_17nagakoganegumo3
妻を呼んで来たら、さすがぁ、潜り込んでいって背面ショットをものしてきました。
間違いなくナガコガネグモ。
0701_17nagakoganegumo4
うつくしいなぁ。うれしい。

ただ、翌日にはもうどこかへ引っ越してしまいました。
家の周辺でまた会えることを期待しています。

↓過去記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-d781.html
2011年7月 8日 (金)「ナガコガネグモ」
3年前ですね。
ぜひお読みください。いろいろ書いてあります。

ヤブガラシ

0701_16yabugarasi 2014.7.1
「固い絆」とでもいいましょうか。
プラクティカル・ジョークのような写真です。

★で、実は私、「絆」という言葉が嫌いでして。
昔々、「連帯を求めて孤立を恐れず」という言葉がはやった時代に「孤立を求めて連帯を恐れず」なんてつぶやいていた人だし。

武者小路実篤の「仲良き事は美しき哉」という讃が果物とか野菜とかの絵に添えられている色紙の、複製品を頂いたことがありますが、若い頃。
気分悪りぃ、といって、飾ったことはないんです。もう何十年も昔から。

先日の「朝日川柳」西木空人選(2014年6月27日)

   仲良きことは恐ろしき哉

もう拍手してしまいました。
いろいろな関係性の中で「仲良き事」が生じるのは仕方ないし構わない。
でも、現在、「仲良き事」が自己目的化していませんか。
それって、鬱陶しくってたまんないでしょうに。

「つながって」いないと不安でしょうがない、なんて。何やってんだかね。ばかばかしい。
孤立もできない人間がつながったって何にも新たなことは生じませんね。

仲良くつながって気分良くなっているうちに、逃げるも叶わず、どこへ連れて行かれるやら。
(まこと)に「仲良きことは恐ろしき哉」ですね。

裏返ったような声で「絆」を歌うことには、寒気を覚えます。
人の情感を揺さぶるんじゃないよ。
心揺さぶられるものは疑いましょ、白けましょ、おそらく、ろくなもんじゃないんだから。

キンレンカ

0701_14kinrenka 2014.7.1
門の前。咲き続けてくれます。
低い位置できれいに咲くので、幼い人に見てほしい、という私たちの希望にはもってこいの花です。
これは毎年楽しみたい花になりました。
ただね、猛暑の夏になってきましたから、おそらく「お散歩」はしばらく来ないな。
暑すぎて幼い人には「危険」なほどですから。

フタモンアシナガバチ

0701_11hutamon1 2014.7.1
なんとなく、あ どっこいしょ、という感じ。
狩猟モードではないですね。
0701_11hutamon2
右に見えるのはアワダチソウグンバイ。
アシナガバチの関心を引くような昆虫ではない。
もっと「イモムシ」でないとね。
狩猟モードの時は、せわしなく丹念に葉の裏などを探索して回ります。
そういう時には写真は撮りづらい。
今回は落ち着いた状況でした。

ジンチョウゲ

0701_9jintyouge 2014.7.1
見立てです。
ハゼランの実がジンチョウゲの葉に落ちています。
実のつかないジンチョウゲに実がついた、という小さな見立てジョークでした。

ルリマルノミハムシ

0701_8rurimarunomihamusi 2014.7.1
タチアオイの花から出てきたルリマルノミハムシですが。
口元に花粉。
花粉を食べていてそれが残っているのか、蜜をなめてでてきたら花粉がくっついてきてしまったのか。
それとも、メシベやオシベをかじって出てきたのか。
よくわかりません。
「お弁当つけてどこいくの」というにはちょっとすごい顔。
笑ってしまいました。

アゲハ

0701_5ageha 2014.7.1
羽化してケースから飛び出したアゲハが、一瞬ボウガシの木の高みにとまったところ。
堂々とした、威厳のある顔ですね。
なんだか、ハハーっとかしこまりたくなります。
虫の顔になじむのも面白いですよ。
とても個性的なんです。

モンシロチョウ

0701_4monsirotamago 2014.7.1
ボケていますが素敵な卵。
絶妙な模様があるのです。
0701_26monsiro1 7.1
上の卵とは別の卵が孵化した、一齢のホントに小さな幼虫。
0701_26monsiro2
もう少し大きな幼虫。
今年はモンシロチョウがいっぱいです。
早目に飼育下に置かないと、高い割合で寄生されます。
食草はまだあるけれど、底をつかないかな。

0702_2monsirotyou 7.2
ブッドレアに来たモンシロチョウ。
うちの子感覚が湧きます。かわいいですよ。

ルリマツリ

0701_0rurimaturi1 2014.7.1
これも妻が前からほしかった花です。
剪定で伐られた枝を頂戴してきて挿し木したものです。
やっと花が咲きました。
0701_0rurimaturi2
この写真を撮った時は、純粋に花が咲いて嬉しかったので花を撮影したものです。

0702_22rurimaturi1 7.2
いっぱい咲いてさらにうれしい。
少しゆとりができまして
0702_22rurimaturi2
花の中など覗いてみました。
メシベが長く出ていて、オシベは低い位置で取り囲んでいます。
0702_22rurimaturi3
すっきりした姿が美しい。

0703_20rurimaturi1 7.3
つぼみを見たら、おもしろい。
つぼみを包んでいる構造に突起がいっぱい。
この突起のある構造は萼かな。
0703_20rurimaturi2
突起のある緑色の構造からつぼみが伸びだしています。。
で、その付け根を見てください。
茎から小さな葉のようなものがあって、そこから突起のある構造が出ている。
この茎のところにある葉のようなものが苞でしょうか。
よくわかりませんが、そんな感じかな。

0704_2rurimaturi1 7.4
きれいだな、でいいのですけどね。
0704_2rurimaturi2
落ちた花を拾ったら。
突起のある緑色の構造物は、花弁などと一体になって落ちていました。
ふ~ん。やっぱり、萼なのかな。

★参考
季節の花300のサイト。
http://www.hana300.com/rurima.html
・磯松(いそまつ)科。
・学名:Plumbago capensis
  Plumbago : ルリマツリ属
  capensis : 南アフリカ喜望峰地方の

 Plumbago(プランバーゴ)は、ラテン語の「plumbum(鉛)」が語源。
 この植物が、鉛中毒の 解毒に効くことかららしい。

ヤサシイエンゲイ
http://www.yasashi.info/ru_00002.htm
・・・ルリマツリの仲間(プルンバコ)は熱帯を中心に約20種類の仲間が知られています。その中でも南アフリカに分布する、プルンバコ・アウリクラータのことを和名でルリマツリと呼びます。・・・
・・・ルリマツリの「ルリ」は花色から、「マツリ」は花姿がマツリカ(ジャスミン)に似ているところに由来します。 属名のプルンバコはギリシア語のプルンバム(鉛)に由来し、ある種が鉛中毒に効果がある、根の色に由来するなど諸説あります。・・・

私としては花の光沢が柔らかい金属光沢風にも見えるような気もします。

脳と浮力

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-6e2d.html
2014年7月 7日 (月)「巨大なプリン」
★↑ここで
脳は脳脊髄液に浮いていて浮力で支えられている。
少年サッカーのヘディングはやめた方がいいと思う。
こんなことを書きました。

★そうしたら7月8日の朝日新聞に

スポーツで頭強打、警戒を 軽い出血、2度目ショックで死亡も 合宿多い夏場、危険(朝日新聞 2014年7月8日)

こういう記事が出ました。

 スポーツをしていて起こす脳振盪(のうしんとう)を甘く見てはいけない。軽い症状だと思って練習を再開すると、頭の中の軽い出血を見逃して、2度目の小さなショックで死に至るケースがある。「セカンドインパクト症候群」などと呼ばれ、医学界は注意を促すとともに現場向けガイドラインの作成を急いでいる。事故が多くなるのは合宿などで厳しい練習をする夏場。現場もいざというときの対応を知っておきたい。
(中略)
 国際ラグビーボード(IRB)は11年に「疑われた段階」で、その日の練習への参加を禁じた。米プロフットボールリーグ(NFL)も同年、当日復帰を禁止。脳振盪を6回起こすと引退勧告をすることも定めた。
(中略)
 サッカーや野球などでも警戒が必要だ。海外では、サッカーでの頭のけがによる死亡例がある。また、脳振盪や硬膜下血腫とは別に、衝突・転倒の衝撃で脳を浸している液が漏れ出す脳脊髄(せきずい)液減少症というけがもある。静岡県の男子高校生(15)は2年前、野球部の練習で転んで尻餅をついたあと、原因不明のめまいや頭痛に苦しんだ末、約半年後にこの症状とわかった。

少年の脳はちゃんと保護しましょうよ。
やっぱり少年サッカーではヘディングはやめた方がいいと思います。

★そうしたらまた7月9日にこんな記事が。

ロックコンサート、頭ふりすぎ脳内出血 ドイツの男性(2014年7月9日)
 ロックバンドのコンサートで頭を激しく振ったドイツの男性(50)が、硬膜下血腫と診断されていたことがわかった。音楽に合わせて頭を振る動作が原因の診断例は初めてという。ドイツのハノーファー医大が、英医学誌ランセット(電子版)に発表した。
 論文によると、男性は英国のヘビーメタルバンド「モーターヘッド」のコンサートに参加。約2週間後から頭痛がひどくなり、2013年1月にハノーファー医大を受診。CT検査で頭部右側に硬膜下血腫が確認された。手術で血腫を取り除き、約2カ月後に回復した。
 硬膜下血腫は、頭部をぶつけたときなどに脳内で出血して起きることが多いが、男性は頭部をぶつけておらず、コンサートで音楽に合わせて頭を激しく振り続けたことで、脳を覆う膜と脳の間で出血したとみられる。この動作によるけがは、むち打ちや首の骨の損傷などが報告されているが、硬膜下血腫は初めてという。
(後略)

頭を激しく振って、硬膜下血腫だそうです。

★脳は「ぎりぎりのサイズの鍋に浮かんだ豆腐」のようなものなのです。
浮力で支えられてはいますが、外からの衝撃があると、容器にぶつかってしまうんです。

大人はこの際自分で責任を取るとして、子どもの脳はきちんと保護しましょう。

関心のある方は下の文章などどうぞ。英語ですが。
http://well.blogs.nytimes.com/2011/12/07/a-new-worry-for-soccer-parents-heading-the-ball/?_php=true&_type=blogs&ref=health&_r=0
A New Worry for Soccer Parents: Heading the Ball
By GRETCHEN REYNOLDS December 7, 2011 12:01 am

塩梅

ある「高齢者雑誌」の広告が目に入りました。
「レモン塩」だそうです。
「何でもおいしくする万能調味料」だというのですが。

高齢者を馬鹿にすんなよ、と言いたい。
編集者諸氏、君たちは「あんばい」というものを知らんのかね。

あん‐ばい【塩梅・按排・按配】
(「塩梅」(アンバイ)はエンバイの転で、「按排」「按配」とは本来別系統の語であるが、混同して用いる。「案配」は代用字)
①塩と梅酢で調味すること。一般に、料理の味加減を調えること。また、その味加減。「―を見る」
②物事のほどあい。かげん。特に、身体の具合。「いい―に会えた」「―が悪くて寝ている」
③ほどよく並べたり、ほどよく処理したりすること。「材料をうまく―して話す」「仕事の―を考える」
   広辞苑第六版より引用

梅の酸味はクエン酸。レモンの酸味もクエン酸。
クエン酸と塩の組み合わせで味を調(ととの)える。調味の基本。
昔っからのことですよ。
現在不愉快に流行っている「和食」の基本ですナ。
そこに醤油・味噌などから「アミノ酸」の旨味を加えれば、おいしい和食ができるんです、っ!
高齢者たるもの、そのくらいのことは充分に知っておるんよ。
君たちまだまだ尻が青いのう。
{モンゴロイドの赤ちゃんのお尻が青いのは「蒙古斑」といって、普通のことなのです。決して虐待でお尻を叩いたわけではありません。}

セミの初鳴き

今日7月16日の早朝、セミの声が聞こえました。
ミンミンゼミでした。
東京大田区南部です。

30何年か前には、アブラゼミが主流で、ミンミンゼミはほとんど聞くことはなかったのですが、最近はミンミンゼミとアブラゼミが競っているようです。ひょっとしてミンミンゼミの方が優勢か。
夏のピークを越す頃に、ツクツクホウシが鳴くのは依然と同じかな。減った気はするけど。

子どもの頃(60年も昔の大田区)は、最初に耳にするのはニイニイゼミだったように思いますが、ニイニイゼミは現在ここでは絶滅状態のようです。
お知らせまで。

2014年7月15日 (火)

モンシロチョウ

0630_29monsiro 2014.6.30
モンシロチョウも順調に成長して羽化していきます。
体が小さく翅も小さい分、羽化してから飛び出したくなるまでの時間はアゲハより短いですね。
速く乾燥し体が固まるのでしょう。

0701_6monsiro1 7.1
わっ。
0701_6monsiro2
出たいよぉ~、と訴えていますでしょ。

なんだかね、このごろ庭に出ると、モンシロチョウが体のまわりにまといつくように飛ぶ、という気がするんです。
嬉しいことでして。「道教え」みたいにずっと目の前を飛び続けたりね。
虫と生きる日々です。

センリョウ

0630_24senryou 2014.6.30
花の終わりに差しかかっています。
かえって花の構造が見えやすいかもしれませんね。
緑の球は実になる子房。
薄い茶色はオシベ。
くっきり見えるようになっていました。

アサヒエビグモ

0630_22asahiebigumo1 2014.6.30
キョウチクトウの葉でクモが卵のうを守っています。
中に丸い卵のうがあって、さらに外側を直線的に糸を張り巡らせて覆っています。
パッと見たとき「カニグモ」の仲間かな。と思いました。
調べてみたら、エビグモ科のアサヒエビグモのように思われます。
クモは「日本のクモ」新海栄一 著、で調べます。
「卵のうは葉上に作り親が乗って保護する」という記載がありました。
0630_22asahiebigumo2
体のあたりを拡大するとこうなります。
妻に教えたら
0630_22asahiebigumo3
こういう写真を撮ってきてくれました。
一眼レフだとボディが大きいので、このアングルに入るためには、手前の葉をどけなければならない。
クモが驚かないように、とやめたのですが、コンデジは小型なので、真上にかざして撮れるんですね。
小回りが利いていい。

0701_23asahiebigumo 7.1
雨だと出られませんが、出たら必ず見ていました。

0703_17asahiebigumo 7.3
時々位置を変えています。

0708_11asahiebigumo 7.8
不在でした。
孵化したんでしょうね、きっと。もうバラバラに散っていった。
小さな幼体を見たかったけど仕方ない。
大きくなったら姿を見せにおいで。

★クモって、多くの種が「卵守り」をしますね。
昆虫で卵守りをするのは、ハサミムシは有名。
タガメはオスの背中にメスが産卵しますね。
カメムシで卵・幼虫を守る種があるということも聞いています。
ゴキブリが卵鞘を腹端部につけているのも卵守りになるかな。{情愛深いゴキブリのお母さんですね。}
でも、少数派ですね。多くは産みっぱなし。

クモでは
ヒメグモ、ササグモ、アサヒエビグモ、ワカバグモもかな、カニグモにもいる、カバキコマチグモも有名ですね。
かなり多くの種が卵守りをします。

エモーショナルな表現をすれば「子を守る情愛深い母グモたち」かな。
ま、そんなことは別として、ぜひ「クモ」を見直してあげてくださいな。

ヒメグモ

0630_21himegumo 2014.6.30
ずいぶん大きな屋根を設(しつら)えました。
あちこちでヒメグモを見ています。
今見ているのは、メス。
そのうち、小さくて濃い赤い色のオスが現れて、交尾し、メスは産卵し卵を守ります。
変化があったらまたお目にかけます。

カメムシ脱け殻

0630_19kamemusinukegara 2014.6.30
カメムシの脱け殻ですね。
トゲトゲ、脚、口もきれいに脱げています。当り前だけど。
クサギカメムシかなと思いますが、確定はできません。
カメムシの脱け殻を見るのは珍しいような気がします。
いっぱいあちこちで幼虫や成虫を見かける割には、脱け殻は地面に落ちてしまうのでしょう、見かけません。
今回は、たまたま葉っぱに引っかかってくれて、見ることができました。

またオンブバッタ

0630_26onbubattasiso 2014.6.30
シソの葉の上にオンブバッタの幼虫がいました。
葉のあちこちに穴が開いていることに対する責任者は、きっとこの幼虫ですね。
葉に穴を開けるタイプの食べ方をします。

0701_7onbu1 7.1
マツバボタンの花です。
写真下の方、花弁に穴が開いてます。これオンブバッタの食痕。
0701_7onbu2
これも。
おいしいのかなぁ。まったく。よく食べます。

★「観察する目が変わる 昆虫学入門」野村昌史 著、ベレ出版
という本を読んでいたら、195ページに

 バッタというと、イネ科の植物だけを食べているというイメージがありますが、オンブバッタはイネ科植物をほとんど食べず、むしろ双子葉植物を食べるので、意外なところで見かけることがあります。

こんな記述があって、笑ってしまいました。知ってる人は知っている、のだなぁ、やはり。
昔、カマキリを6年も飼育していた頃、オンブバッタは手ごろな餌だったのです。捕獲してきて、餌として量が多い時は、カマキリが空腹になるまでオンブバッタが死なないように、エノコログサなんかを入れてやったものなんです。
ところが、やがて気づいたんだなぁ。
オンブバッタはエノコログサを食べない。
そう、双子葉植物が好き。
最近の経験では、シソが大好物です。
シソを栽培して摘んで食べようと思う方は、オンブバッタに気をつけてください。駆除するしかない。
ぼろぼろにされますよ。
私共は、あきれながら眺めているだけなんですけどね。おかげで、自家産のシソはなかなか口にできないのでした。
あはは。

オンブバッタ@キバナコスモス

0630_18onbu1 2014.6.30
何の気もなくキバナコスモスを真上から撮影。
おや、オンブバッタがいる。
そこだけトリミングすると
0630_18onbu2
ちぇ、見つかっちまった、というような顔に見えるからおかしい。

0701_20onbubatta 7.1
翌日も同じ場所にいました。
食痕は見えなかったな。花も食べますよ、オンブバッタは。
隠れ場所にしていたのですかね。

白髭咲きアサガオ@線路際

0630_17sirohigesenro 2014.6.30
線路際では、この白髭咲きアサガオのほかに、ルコウソウ、モミジバルコウ、マルバルコウなどのヒルガオ科の植物が伸びています。
この場所で最初に花をつけたのはこの白髭咲きアサガオ。
そのうち、にぎやかになると思います。
フウセンカズラも参加してきますしね。

後姿のヒマワリ

0630_15himawari 2014.6.30
別にどうということはないのですけれど。
ヒマワリの後ろ姿って、こんなだったんだと、ふと思ってしまいました。
普通、やっぱり正面ばかり見るもんなぁ。
「後姿の美しい、奥ゆかしい人」ですね。

ブチヒゲカメムシ交尾

0630_16butihigekoubi 2014.6.30
タチアオイの実の上です。
ブチヒゲカメムシの交尾。

検索すると、多くのサイトで
「マメ科、キク科、イネ科など多数の作物や野草を食害する」と記載されています。
う~むぅ。ここはタチアオイ。「多くの」植物の一つなんでしょうね。

ナガメ

0630_14nagame1 2014.6.30
ナガメです。菜(アブラナ科)につくカメムシで「菜亀=ナガメ」です。{「眺め」じゃないです。}
0630_14nagame2
久しぶりに見ました。もっと早い時期に確かにアブラナ科の植物でよく見かけます。
この写真、記憶があやふやなのですけど、断じてアブラナ科の植物の葉の上ではありません。それは確か。
ま、いいんだよな、好みはいろいろあらぁな。
あるいは、産卵の時期は幼虫のためにアブラナ科にいて、成虫の生活にはなんでもいいとかね。
詳しいことはわかりません。

トレンチ行動

0630_13trench1 2014.6.30
カラスウリの葉。未完のトレンチ行動。
溝を掘ったけれど、その内側を食べないうちに消えた。
何があったのかな?
0630_13trench2
こちらは溝を掘った上で、その内側を安心して食べて去って行った。

0701_18kurourihamusi 7.1
これはクロウリハムシ。

0703_19urihamusi 7.3
こちらはウリハムシ。

どちらもトレンチ行動をするはずです。

2014年7月14日 (月)

0630_9ga 2014.6.30
これ、茶色い茎、ではないのです。
ガなのです。
右に頭があります。
で、何というガなのか、わかりません。
ハマキガ科>ヒメハマキガ亜科 の仲間かなという気もしますが、ガは難しい。
さっぱりわかりませんで、スミマセン。

アズチグモ・ハリカメムシ

0629_9azutigumo 2014.6.29
アズチグモをハゼランのところで見かけたのはこれが最後。
どこかへ移動していったようです。少しずつ我が家の周辺でポピュラーなクモになりつつあるようです。
0630_5harikamemusihazeran
この間3匹で交尾を巡って騒動を繰り広げていた、あの3匹のうちの一匹ではないかな。
ハゼランの茎なんて細くて汁が少ないんじゃないかと思ってしまうのですが、よく見かけます。
味がいいのかな。わからないけど。

巨峰

0629_8kyohou 2014.6.29
いかにも「葡萄」という感じになってきましたね。
巨峰ですから、色が変わってくるはず。
変わり始めたら紙袋でもかけましょうか。
おいしくなりますように。そして毎年ちゃんと結実できるように成長しますように。
食い意地が動き始めています。

キバナコスモス

0629_6kibanacosmos 2014.6.29
キバナコスモスが咲きはじめて、きれい。線路際。
もうしばらくすると一斉に咲きはじめるでしょうが、今は先駆的な花がポツンポツンと咲いています。
隣の白いのは、白髭咲きの朝顔のしぼんだ花。(もう昼ですからね)
真っ白なアサガオに気づいてくれるとうれしいな、と植えました。
この白髭咲きアサガオ、かなりタフで、植えた場所、4か所すべてで元気に花を咲かせています。
あまり手の込んだ変化アサガオより、自力で丈夫に生きてくれる方が私共向きですね。

ブッドレア

0630_10buddlheja 2014.6.30
門柱のところに置いてあります。
今年はたくさん咲きそう。
0703_8budd
みごとでしょ。
チョウが来ます。
アゲハ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、セセリチョウなど。
ただ、惜しむらくは花の時期が短め。
ランタナの方が、長い間、咲き続けてくれますので、いろんな時期のチョウがきます。
もし、チョウが庭にやってくることを楽しみななさる方がいらっしゃったら、ブッドレアとランタナをお勧めします。この2種を食草にするチョウはいないようですので、飼育を試みたい方は、別の植物が必要。幼虫の食草が何かを調べて、それを植えてください。




アリ@タチアオイ

0629_5ari 2014.6.29
クロヤマアリがタチアオイの花の中にいました。
この場合、甘い蜜が目的なのか、花粉が目的なのか、私にはよくわかりません。
それともアブラムシでも探しているか。
アリは全く、どこにでも丹念に入り込んでいますね。

ルリマルノミハムシ

0629_4rurimaru1 2014.6.29
ヒマワリの写真を撮ったのです。純粋に。
で、パソコンで見たら、黒いのが隠れていますね。
0629_4rurimaru2
そこだけトリミングしてみました。
頭隠して尻隠さず、というのか、黄色いあんよが見えてるよ、状態かな。{黒いあんよが見えてるよ}
特徴的な「後脚」が見えてます。
この脚はルリマルノミハムシでしょう。

0630_12rurimaru1 6.30
別の場所で見かけたルリマルノミハムシ。
0630_12rurimaru2
この後脚のはみ出し具合が特徴的なのです。
これと、ヒマワリでの写真と見比べてください。納得していただけると思います。

鯛の鯛:鰯(イワシ)・鰊(ニシン)バージョン

0629_1iwasinoiwasi1 2014.6.29
鰯を食べたので、「鯛の鯛」探しをしました。
魚の種類によってこの骨の形はずいぶん違います。
まずは、真鯛、金目鯛などで、骨の位置と形について頭に収めておきましょう。
その上で、他の魚に挑戦するのがいいと思います。
胸鰭の付け根辺りです。
0629_1iwasinoiwasi2
これを見て妻は、イルカのような感じもするわね、と申しておりました。
なるほど、そういう見立てもできますね。

★鰊バージョン
0709_nisin 7.9
自信ないです。多分これがそうなのではないか。
すごく壊れやすくて、もう一枚は舌で押してみたらばらばらになってしまいました。

ほかの魚でも、チャンスがあったら試してみますね。

アゲハ

0628_2caution 2014.6.28
6月28日の朝、階下へ降りていくと、トイレのドアに貼り紙がある。
ん?なんだ?
アゲハの終齢幼虫が、蛹になる直前のウォンダリングという歩き回りの時に、飼育ケースから脱出してしまって、ここで蛹になったらしいのです。
妻が前日27日の夜に発見して「注意!」になったというわけです。
{なんという家だ。}

0708_13ageha1 7.8
もう羽化しそうだというので、失敗しないように蛹の周囲に足場としてティッシュペーパーを張り巡らせておいたら、羽化しましたねぇ。
昼の散歩から戻ってきたら羽化していましたので、一時ごろ。
0708_13ageha2
2時過ぎのコーヒータイム。アイスコーヒーを淹れて、テレビを見ていましたら、アゲハがひらひらと居間に飛んできました。
出られるようになったよ、と知らせに来てくれた。
明るい方へ飛んできたというのが真相ですが、それにしても、玄関には明かり取りの窓もあるんだし、居間へ飛んでくる必然性はないような気もする。
出たいよ、といいに来たと感じますね。きっとそうですよ。
0708_13ageha3
居間のガラス戸を開けてやったら飛び出していきました。
外のタチアオイにとまって、やがて飛び去りました。
いやぁ、なんだかもう、嬉しくって。
夫婦二人して気分がハイになってしまいました。
0708_13ageha4
はい、無事に羽化していった後の脱け殻です。
いやあ、本当にうれしかった。

アスパラガス

0627_21asparagus1 2014.6.27
種を播いたら芽が出ました。
あたりまえですが。
0627_21asparagus2
でもほんとにアスパラガスなんだ、なんだかニコニコ。
栴檀は双葉より芳し、といいますが、アスパラガスも。

0701_00aspara 7.1
もうこんなになっちゃった。

0702_21aspara 7.2

0704_5aspara 7.4
すごい勢いですね。
私共夫婦の目論見としましては、食べたい気もありますが、葉が茂った姿を楽しみたい気持ちも大きいかな。
そうなると、当然、花や実を見たい。
アスパラガスってユリ科なのですね。
↓ここに花や実の写真があるのですが
http://minhana.net/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%82%B9
ぜひ見たいなぁ。

★別件:初めて食べたときの衝撃。
昭和23年生まれの私は、小学校低学年の頃は、家でアスパラガスなど食べたことはありませんでした。
家族の旅行先の旅館でかなぁ、ホワイトアスパラにマヨネーズをつけて食べたのですが、ショックでした。こんな味の食い物があるのか。グリーンアスパラを食べたのは、まだずっと先のことです。
初めて豚のベーコンを食べたときもショックだったよなぁ。こんなうまいもんがあるのか。
ハンバーグというものは母親のメニューになくって、学校給食で出たので、母親も作り始めたのでした。
スパゲティなんて高校か大学でですね、初めて出会ったのは。
すごい世代でしょ。
{内緒話:私、小学校の給食で飲む脱脂粉乳がおいしくってねぇ。おかわりして飲んでました。この話をするとたいてい馬鹿にされる。たまに本物の牛乳が出るともっとおいしくってねぇ。ものすごいガキだったなぁ。}

オシロイバナ

0627_20osiroibana1 2014.6.27
大事な黄色い花のオシロイバナ。満開。
0627_20osiroibana2
オシロイバナは赤・黄・白が基本ですね。
まずは、単一の色の花がどういう遺伝子の組み合わせでできるかがわからないとね。
赤い花は赤い色素を作る遺伝子がある。これはいいとして。
黄色い花には黄色い色素を作る遺伝子があるのかというと、そう話はシンプルではないらしい。
下のサイトに詳しい解説があります。私がゆ訳してお話ししてもいいですが、下のサイトの解説は、基本的なことを明瞭に書いていますので、関心がありましたらぜひ読みになることをお勧めします。
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1788&category=mokuji
日本植物生理学会
質問:オシロイバナの咲き分けについて

どうぞ。

アリ

0627_18ari 2014.6.27
池に落ちていたのを妻が発見。
女王アリかなぁ、と。
なるほど、腹部が大きい。
妻は小さな網ですくい上げて地面に置いてやりました。
その状態での写真です。
歩き去ったようでした。
アリに特別な関心はないのですが、こういう状況だと、ぜひ助かってほしくなるのは人情。
自分のコロニーをちゃんとつくれるといいですね。

2014年7月11日 (金)

脱け殻

0627_17nukegara 2014.6.27
池のそばの草にあった脱け殻。
多分オオシオカラトンボの脱け殻。
モノサシトンボなどに比べるとオオシオカラトンボは少し離れたところまで歩いていって羽化できます。
池に立てた棒だけでなく、周辺も見ていないと見つかりません。
こういう観察は圧倒的に妻の方が上手。
池の縁にしゃがんで眺めています。
いい目をした人です。

ササグモ

0627_16sasagumo 2014.6.27
翅が4枚ある昆虫を捕獲したササグモ。
お腹が大きいですね。産卵が近い、たくさん栄養をとらなくっちゃ。
卵を産むということは、やはり大きなエネルギーを要する。
しかも、ササグモは卵を守りますからね。今のうちに可能な限り栄養をとってください。

オオシオカラトンボ

0627_14oosiokaratonbo 2014.6.27
高いところにとまっていて、シルエットしか撮れませんでした。
翅の付け根付近とかも判別できません。
でも、我が家の池で羽化するのはたいていオオシオカラトンボですから、これもきっとそうでしょう。
しばらく見ていましたが下りてきてはくれませんでした。

マメコガネ

0627_11mamekogane1 2014.6.27
マメコガネです。結構きれいなコガネムシ。
0627_11mamekogane2
翅の金属光沢のある色や、腹の毛など、印象に残りやすいでしょ。
でもって、アメリカでは「悪名高い」「Japanese beetle」という害虫なんです。
日本では、いろいろな天敵との共存関係に入っていますので、爆発的に増えたりはしない。
天敵は相手を絶滅させるわけではない、という点には気をつけておきましょう。
バランス関係に入っていくのです。
ところが、20世紀の初めごろに日本から北アメリカへ侵入しました。植物にくっついていったのでしょう。
で、天敵がいなかったので爆発的に増えてしまって、駆除に追われています。
比較的有名な話です。

0708_4mamekogane 7.8
この日はヤブガラシの花で見かけました。
我が家周辺では特に増えているというわけでもなし、駆除はしていません。

ヒメナガカメムシ

0627_10himenagakamemusi 2014.6.27
なんだか左腕がむず痒い。
ん?と見ればヒメナガカメムシが歩いています。
人の体液なんか吸いませんからご安心を。蚊ではないので。
蚊なら叩くのですが、カメムシを叩く気はしない。
で、息を強くフッと吹きかけて吹き飛ばしました。

アリ

0627_9ari 2014.6.27
これ結婚飛行を終えたオスアリでしょうか。
0627_9ari1
クロヤマアリですが。
死骸なら同種であっても餌でしょうね。
というシーンなのだろうと想像しています。
見たものに解釈がつかない、ということはよくあることです。
自分はいったい何を見たのだろう?と積み残しが記憶に残ります。

★ところで、アリ科のことは「Formicidae」
クロヤマアリは「 Formica japonica」
です。
アリから(蒸留で)得られた酸ですので蟻酸は「formic acid」。
ホルマリン(formalin)はホルムアルデヒド(formaldehyde)の水溶液。
日本語ではHの発音になってますが、英語ではFです。
アリに由来する言葉です。

キンカン

0627_8kinkan 2014.6.27
キンカンのつぼみが膨らんできました。
すっごくいい雰囲気。

0701_13kinkan1 7.1
わっと一斉に咲きました。
甘い香りが立ちます。
0701_13kinkan2
開きかかってますよぉ。
メシベの柱頭とオシベがチラッと覗いています。
こういう姿が大好きです。

ヤガタアリグモ

0627_7yagataarigumo 2014.6.27
オスですね。上顎がものすごいから。
なんだか、重たそうな気もする。肩凝らないかい?
正面の単眼が大きいので、目が合った感じがしやすいです。
見かけたらとにかく何でもいいからシャッターを切ってください。
すぐ葉の裏とかに回り込んでしまいますから。
一旦気づけば、結構どこにでもいるクモなのですけれど、やはりアリへの擬態がうまいせいか、気づかな方が多いですね。

ケシカタビロアメンボ

0627_3kesikatabiroamenbo1 2014.6.27
ヤゴの写真を狙っていたら、水面を走るやつがいる。
水面を走る昆虫といえばアメンボですが、これは超小型のアメンボ。
0627_3kesikatabiroamenbo2
素早く走り回るものだから、これがまたピントが合わない。
何枚も撮って、この程度の写真しか撮れませんでした。
ケシカタビロアメンボだと思います。
「芥子肩広水黽(水馬)」でしょうね。
確かに芥子粒のように小さいアメンボです。
外に水槽があったら水面を目を凝らしてみてください。意外といるものです。小さいから気づかないだけ。

ここにすごい写真があります↓ご覧ください。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-amenbo_katabiro_kesi.htm

ヤゴ

0627_2yago1 2014.6.27
イトトンボのヤゴ。
妻は時々、池の余分な水草を掬って捨てるという作業をします。
すると必ずといっていいほどヤゴがすくい上げられる。もちろん池へ戻します。
生息密度が高いんですよね。
尾鰓に模様がありますね。
0627_2yago2
こちらにはない。
0627_2yago3
水中のヤゴにピントを合わせるのは厄介です。
模様の違いは種の違いだろうか?
でも、成虫はモノサシトンボしか見ていない気がしますが。
何が違うんでしょうね。わかりません。

上の写真のヤゴ、どれも短い翅の芽がありますので、終齢幼虫です。
次は羽化。
どんどん羽化してますよ。庭を歩くと、足元でぷ~んと舞い上がります。

ヤマトシジミ@ヒマワリ

0626_21yamatosijimi 2014.6.26
ヒマワリにヤマトシジミが来ていました。
口を伸ばしています。
久しぶりのヒマワリの花が開いて喜んでいたら、シジミチョウも来てくれた、嬉しさ倍増です。
花にチョウが来る、やっぱりこれが自然ですね。

ダンダラテントウ幼虫

0626_19dandaratentou 2014.6.26
キョウチクトウの葉でアブラムシを狙っているのか食べているのか、という状況のテントウムシの幼虫がいました。
でも、どうもいつも見るナミテントウの幼虫ではないし、ナナホシテントウの幼虫でもないと思う。
幼虫図鑑のサイトを調べてみました↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/dandaratentou.html
ダンダラテントウの幼虫のようですね。
成虫はナミテントウもダンダラテントウも模様の変異が大きいのですが、幼虫はほぼ一定した模様のようです。
ダンダラテントウの幼虫をきちんと見たのは初めてかもしれません。

2014年7月10日 (木)

イトカメムシ

0627_5itokamemusi1 2014.6.27
久しぶりに見るイトカメムシ。
細くて小さくて華奢なんですが。
どうもアブラムシかなんかを捕獲して体液を吸っているように見えます。
0627_5itokamemusi3
トリミングしました。
今、口の下にあるのは翅のあるタイプのアブラムシじゃないかな。
で、上にあるのは、よくわかりませんね、翅がありますが。体液を吸われた後だろうか。

イトカメムシは通常、植物の汁を吸う、ということになっています。
ただ、肉食性もあるという記述は知っていました。
今回、その現場を見たようです。
はかなげな虫ですが、アブラムシを捕獲して体液を吸うパワーはあるようですね。
虫は見かけによらないもんだ。
勉強しました。

ハラビロカマキリ

0626_17kumabati 2014.6.26
家の前の線路際。
タチアオイの花をクマバチがのぞいています。よく見る光景。
で、その辺を眺めていましたら
0626_18harabirokamakiri
あれ?ハラビロカマキリの幼虫だ。
目を離すと見失うことが多い。ポケットの中の携帯電話から家へ電話して、妻に来てもらい、ケースに入れて連れて帰りました。
餌やりの大変さより、カマキリのかわいらしさに負ける夫婦なのでした。

カゲロウ(?)

0626_14kagerou1 2014.6.26
ちっちゃいんです。4mm位かな。
0626_14kagerou2
でも、姿はカゲロウのような気がする。
で、面白いことに、腹をくねくね動かすんですね、なんか妙な動き。
糸くずがぐにゅぐにゅしてる感じ。

我が家の池は「溜り水」。とてもカゲロウが生息するような「流れ」じゃない。
流れといえば、六郷用水跡の水路か、多摩川。
こんなちっこい虫が飛んでくるにはちょっと遠い気がしますが。
なんだかよくわかりません。

ハムシダマシ

0626_11hamusidamasi 2014.6.26
どうも、認識すると見えるようになるものですね。
この食痕の責任者はこの個体かな?
ずいぶん大きくかじっていますから、この個体だけでは無理かもしれませんね。

今まで見たことのないものを見る、ということは、新しい認識枠を形成する、ということでもあるわけです。
科学者たちは常にそういう状況にある。
今まで誰も見たことがなかったものを「見る」、「認識する」。
これはものすごく難しいことであると同時にまた、ものすごい喜びでもあるのです。
今、これを見て認識しているのは世界中で自分一人なんだ、という喜びを味わうことができた科学者は幸いです。
新しい認識枠を自分が作る、なんて最高だな。
私にはできなかったことです。

ハリカメムシ交尾:2

0627_15harikamemusi7 2014.6.27
前の記事で使った写真とはちょっと違う一枚。
失敗しないように、離れたり接近したりしていますので、その一枚。
パソコン画面で見ると、新規オスの更に下の方になんだか昆虫がいる。
これは現場では全く意識していませんでした。
0627_15harikamemusi8
そこをトリミングするとこうです。
なんだ?
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/05kamemushi/kame/type14/05.html
↑ここにハリカメムシの幼虫の写真があります。
これだ!
上で成虫が交尾やらなにやら騒いでいる時に、下でその幼虫がいるなんて、よくできた偶然だなぁ。スゴっ。

おまえなぁ、上の方で展開している出来事は「アダルト」なんだよ、子どもはさがってなさい。

で、他の写真も眺めていたら。
ナ、ナ、ナント!(古いな)
0627_15harikamemusi9
体隠して角隠さず。
花の陰に隠れて見ていたようですね。
これを発見した時は笑ってしまった。
このマセガキめ。大人になったらたくさん子孫を残すんだぞ。

ハリカメムシ交尾:1

0626_9harikamemusi 2014.6.26
ハゼランにハリカメムシがいました。

0627_15harikamemusi1 6.27
お、ハリカメムシが交尾している。左側の腹の大きい方がメスですね。
一枚撮ってこの場を離れました。
0627_15harikamemusi2
ぐるっと一回りしてきて、また見ると、位置が変わっていると同時に、下から別のオスが接近してきています。
0627_15harikamemusi3
もめはじめました。下から来た新規のオスがメスと交尾しようとしています。
0627_15harikamemusi4
おおもめ。
0627_15harikamemusi5
しばらくしてまた見に行ったら2匹になっていました。
0627_15harikamemusi6
あぶれオス。

最初の交尾が継続しているのか、新規オスがメスを獲得して交尾にはいったのか。
研究者なら、ずっと見続けるのでしょうけれど、それほどの根気はもうないからなぁ、ワタシには。
よくわかりません。
激しい争いをみました。

ササグモ

0626_6sasagumohototogisu 2014.6.26
ホトトギスの葉のところで見かけました。
お腹が大きい。もう産卵が近いのでしょう。

0702_8sasagumo 7.2
この辺にお腹の大きいササグモがいたんだよな、と見れば。
ホトトギスの葉が曲がっています。
これは絶対ササグモが産卵して卵のうを守っているぞ。
地面に手をついて体を支えて覗いたら、ササグモがいることは視認できました。白い卵のうの色も。
でも、撮影は無理。母グモを刺激したくない。そっとしておくことにしました。

0702_19sasagumo
同じ日、ボウガシにて。
かなり硬い葉ですが、曲げて産卵し、守っていました。
お腹細くなっていますね。すごいな。そっと見守りましょう。

猫顔のアオスジアゲハ

0626_3aosuji 2014.6.26
いい顔してるでしょ。

0630_27aosujiageha 6.30
手乗りアオスジ。手は私、撮影者は妻。
くすぐったいような、かわいいんだよなぁ。
顔がまたいい。きょとんとしてます。
0630_27aosujiageha2
少し拡大。
ちょっと見えている巻いた口吻がおちょぼ口みたい。

0703_4aosuji1 7.3
はい、タイトルに掲げた「猫顔のアオスジアゲハ」です。
そう意識して撮ったのではありません。
パソコンに取り込んで、眺めていたら、あれ?これ猫顔じゃん。
ボケているのがある意味でいいのです。
触角が斜めに開いて、猫の耳を形成している。
我が家のアオスジちゃんは猫顔になったか、と妻と笑いました。
0703_4aosuji2
斜めに撮るとこうです。
いろいろと遊ばせてもらっています。アリガトネ。

ツマグロヒョウモン羽化

0707_1tumaguro1 2014.7.7
この日、ちょっとの時間差で2匹が羽化しました。蛹化して8日、速いペースです。
先に羽化した方が出たいよと、騒ぎ始めましたので、まずそれを出しました。
3時ころ。
飛び出してきて私のシャツの胸にとまっちゃった。
一眼レフで自分撮りをしてみましたが、やっぱり無理。
この写真は向かい合っている妻が撮ってくれたもの。
0707_1tumaguro2
シャツの上でくつろいでくれてしまって。
うれしいけど、なんだか、大変。
メスですね。きれいだ。

4時過ぎに次のも放しました。
0707_2tumaguro1
これもメス。わぁわぁ、です。
0707_2tumaguro2
飛び出してそばのボウガシの木にとまったところを、妻がパチリ。
前の翅の裏面に朱色の模様があります。
これがまた美しい。
今年最初のツマグロヒョウモンの羽化。
うれしい忙しさが増します。

ツマグロヒョウモン蛹化

0629_12tumaguro1 2014.6.29
ツマグロヒョウモンの蛹はぶら下がり型ですので、この写真の姿が標準的。
後でちょっとお話しますが、白い点が5つ見えています。
5対ですので、10個あります。これが「光る」。
0629_12tumaguro2
こちらの蛹はケースの壁面で蛹化してしまいました。
そのため、幼虫からの脱皮の最後で、足元にたまった脱け殻を「またいで」落とすべきところが落とせなかったようです。
{この「またいで」というのがまた微妙な動作で、難しい。}
本来ちゃんとぶら下がるはずのものが、壁面で蛹化しましたので、体に「ねじれ」が加わっていないだろうか。それは体内での成虫の体の形成に悪影響を及ぼさないだろうか、と心配になりました。
0629_12tumaguro3
ちょっと虹色っぽく写っている突起。
形状が光を効率よく周囲へ産卵させる形状のようです。
そして、透明な突起の部分の屈折率や、中の状態、そして外が空気であること、などの条件で光が効率よく反射されています。
水中に空の試験管を入れると、全反射で輝きますね。あれと同じじゃないけれど、似たよな状況を作り出しているのではないか、と考えています。

ツマグロヒョウモン

0626_1tumaguro1 2014.6.26
妻がツマグロヒョウモンの幼虫や卵を見つけてきました。
ホントに目がいい。
結論的に言いますと、この3匹のうち、大きい2匹は蛹化し羽化しましたが、小さい方は成長できないまま死にました。何か病気のようなものがあったのでしょうか。
0626_1tumaguro2
派手派手しいですね。怖がらなくていいです。
トゲトゲに見えますが刺さりません。もちろん毒もない。
赤と黒で派手派手しくして「警戒」を呼び起こそうという戦略でしょうか。
0626_2tumagurotamago
これが卵。
独特の凹凸があります。
アゲハは真ん丸ですけどね。
こういうのを、瞬時に産み付けていくのですから、驚異です。
今年のツマグロヒョウモンの季節が始まったようですね。

三時花・四時花

0625_16osiroibana1 2014.6.25
たまには夕方出てみるか、と。16:20頃。
ちゃんとオシロイバナが咲いてます。
この辺り、私の「ハエ取り場」でして、カマキリの幼虫のためにハエを取るのは大体この周辺。
なんでかな、よくハエが休憩してます。
0625_16osiroibana2
庭の雨水貯留タンク脇。
妻のお気に入り、黄色い花。
白や赤と交雑しないように、と注意しているようです。
0625_16osiroibana3
オシベの葯が赤くて、黄色い萼を背景にきれいですね。
{念のため。花弁のように見えるのは萼で、萼のように見えるのは苞です、オシロイバナの場合は。}

0625_17hazeran1
ハゼランも爆(は)ぜていました。
0625_17hazeran2
これは花弁・オシベ・メシベで大丈夫です。
こんな可憐な花なのに、昼ごろには見られないというのは残念。

★参考↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%8A
オシロイバナ

花は夕方開き、芳香がある。このため和名としてはユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるが、この名はアカバナ科のものにも使われているので注意を要する。英語ではFour o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%B3
ハゼラン

この花は午後の2 - 3時間ほどしか開かないので(そのため三時花などとも呼ばれる)

http://www.hana300.com/hazera.html

爆蘭 (はぜらん)
三時草(さんじそう)、
花火草(はなびぐさ))

一応、三時花はハゼラン、四時花はオシロイバナ、というのが、妥当かな、と思っています。

臙脂虫

★朝日新聞の記事

飛鳥美人のスカート、しま模様 虫の分泌物で染めた?(2014年7月3日)

 奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)の極彩色壁画(国宝)のひとつ「飛鳥美人」(西壁女子群像)に、「臙脂(えんじ)」とみられる濃い赤色の染料が使われた可能性のあることがわかった。奈良文化財研究所などが「奈文研紀要2014」で報告した。臙脂は東南アジアなど原産の昆虫ラックカイガラムシの分泌物が材料とされ、当時の国際交流を物語る研究として注目される。
 壁画の修復を進める奈文研と東京文化財研究所、文化庁が、「飛鳥美人」の赤色の着衣の女性がはくスカート(裳(も))の彩色について、可視分光分析と呼ばれる手法で解析。スカートのひだが、青色と、赤みを帯びて紫がかった色のしま模様であると判明。青色は銅が強く検出されたため鉱物の顔料とみられる一方、赤みを帯びた色は臙脂の可能性が浮上した。
 (後略)

「青色は銅が強く検出されたため鉱物の顔料」というのは孔雀石(緑青)などでしょう。
無機顔料では、孔雀石は炭酸銅と水酸化銅の複塩、他に、硫酸銅と水酸化銅の複塩、塩化銅と水酸化銅の複塩などがあります。銅を含む有機顔料もあるけれど、時代的に無理がある、多分無機顔料でしょう。

「「臙脂(えんじ)」とみられる濃い赤色の染料」とありますが、それがストレートにラックカイガラムシと結びつくのか、素人としては「そうなの?」という気分。紅花の色素という可能性は?
紅花の方が可能性大なのじゃないの?と。(色が薄いのかな?)
わかりません。何せプロの研究だからな。

えん‐じ【臙脂・燕脂】
①(古代中国の燕の地に産したという)ベニバナから製したべに。
②生臙脂しょうえんじ。〈日葡辞書〉
③紫と赤とを混ぜたえのぐ。
広辞苑第六版より引用

べに‐ばな【紅花】
キク科の一年草。小アジア・エジプト原産の染料・油料用植物。高さ30~90センチメートル。夏、紅黄色のアザミに似た頭状花をつける。小花は細い筒形。日本には古く中国から入り、東北地方(特に山形県)を中心に栽培。古くは花冠を採集して染料や紅べにを作った。今日では主にアメリカ産のものを切花用や紅花油採取用とする。くれない。末摘花すえつむはな。サフラワー。
広辞苑第六版より引用

えんじ‐むし【臙脂虫】
カメムシ目カイガラムシ類の昆虫。アジア産のラックカイガラムシ、南欧産のケルメスカイガラムシ、メキシコ産のコチニールカイガラムシなどがある。赤褐色で、粉末は紅色染料。
広辞苑第六版より引用

http://www.tobunken.go.jp/~ccr/pdf/48/4811.pdf
銅系緑色顔料の多様性とその使用例

★現在、食品添加物の着色料として、「コチニール」という色素が使われていますが、これはラックカイガラムシの抽出物です。昆虫だというので極端に毛嫌いする人もいますが、あまり大騒ぎするのもなんだかなぁ。
昆虫食も話題になるこの頃、虫は絶対いや、というのはそろそろ卒業してもよくないですか?

コチニール色素を使った食品がありましたら、「リトマス試験紙」代わりに使えますよ。
やってみてください。
鶏卵の入っていたプラスチックの容器に、コチニール色素を入れて、石けん、重曹、酢、レモンの汁などを入れてみてください。色が変わります。酸性側が鋭敏かな。

★色素と顔料。
赤のマジックと、赤の絵の具を用意します。
白い紙と黒い紙も用意します。
白い紙に赤マジックと赤絵具で線を引きます。
黒い紙にも同様に。

さて、白い紙に引いた線は、赤マジックでも赤絵具でもきれいに赤く見えます。
黒い紙に引いた線は、赤絵具は見えるけれど、赤マジックは見えないでしょう。
「顔料タイプ」という赤のマジックインクみたいなのもありますね。あれなら黒い紙に書いても見える。

何が違うんでしょうね?
Sikisoganryo
上は白い紙の上に赤い色素と顔料。
下は黒い紙の上に赤い色素と顔料。
色素は色はあっても透明な物質。光は透過して何かの色を吸収されます。
で、下地の白で反射されて色の着いた光として出てきます。
もし下地が黒だと、色素を通過した光は下地で吸収されてしまうので、出てきません。
顔料は固体で、表面反射。ですから、下地が白か黒かに影響されずに、顔料表面での反射光が見えるわけです。
{お化粧は「下地」を隠します。ということは、顔料系なんですね。カバー力(りょく)とかいうのかな。下地を隠して「絵」を描くのがお化粧ですね。}

そういう性質の違いを知って、利用してください。

2014年7月 9日 (水)

クサギカメムシ幼虫

0625_15kusagi1 2014.6.25
別に、アリが脚に噛みついたということもないでしょうけど。
0625_15kusagi2
6本足の昆虫でも、おっとっと、ということはあるのかな。
別に、バランスを崩したということでもないでしょうけど。

生きていれば、いろんなことがあるもんさ、などと呟いたりして。

ガ@タチアオイ

0625_13ga 2014.6.25
ガの種名はちょっと調べる気になりませんが。
(後ろ姿しか見えなかったし。シンクイガ科のような気もする。)
あんまり奥まで入り込まない方がいいよ、と声をかけました。
聞こえるとは思えないけど。
このサイズのガがタチアオイの蜜に触れたらくっついてしまうんじゃないか。
少し手前から口を伸ばして蜜をすった方がいいように思ったのでした。
さて、どうなったのかはわかりません。

マルバルコウ

0625_12marubarukou 2014.6.25
雨などで、なかなかちゃんと開いた花に出会えていません。
つぼみや終わった花にばかり出会っています。
晴れが持続的に続くようになってきたら、ゆっくり撮影しましょうかね。
まだ先は長い。

ヒマワリ・窓の外

0625_11niwahimawari1 2014.6.25
ダイニングの窓の外。
0625_11niwahimawari2
一枚、整列から外れているのが、すてき。チャームポイントかな。
0625_14sotohimawari
こちらは線路際のヒマワリ。
恥ずかしそうに顔を隠している雰囲気。

0626_13himawari 6.26
咲きました。
盛りを過ぎてきたタチアオイと並んで背の高いヒマワリが咲き始め、線路際を見ると、わぁおぅ、という気分がまた強くなりましたよ。

NHKのニュース

約1万本のひまわりで巨大迷路(7月4日 19時08分)
高校生が育てたおよそ1万本のひまわりで作られた巨大な迷路が、香川県丸亀市にある高校の農場で4日、オープンしました。
ひまわりの迷路は、丸亀市にある香川県立飯山高校が農場の一角に毎年作っているもので、広さは25アールあります。
ことしも4月に種をまき、1週間ほど前には花が咲き始めて、高さ1.2メートルほどに育ったおよそ1万本のひまわりの迷路が完成しました。
4日は、夕方からの一般公開を前に午前中、地元の保育所や幼稚園の子どもたちが招かれ、一足早く迷路を楽しみました。
子どもたちは、飯山高校の生徒たちと手をつないで迷路の中に入り、歓声を上げながらゴールを目指していました。
子どもたちは「たくさんのひまわりに囲まれて楽しかった」などと話していました。
案内役の高校生は「子どもたちは元気がよすぎて、歩くのが速くて大変でした。喜んでくれてよかったです」と話していました。
(後略)

幼い子の身長はヒマワリより低い。だから迷路といわれても、見通しはない。花がいっぱい花の中、うれしいな、わ~いわぃの状態。
どこへ向かうかは高校生のお姉さんお兄さんにお任せでしょう。
高校生は子どもたちをちゃんと迷路をゴールへ連れていかなければならない。
いやぁ、子どもたちもかわいかったけど、高校生が素敵だな。
私、やっぱり、高校生が好きです。元高校教員として、素敵な連中と出会えたものな、しあわせ者です。

トウキョウヒメハンミョウ

0625_9tokyohimehanmyo1 2014.6.25
足元のホトトギスの葉にモノサシトンボがいました。
ちょっと腰を曲げて撮影しようとしたら、視界にトウキョウヒメハンミョウが。
若干、焦りました。一枚目はモノサシトンボをメインにして、トウキョウヒメハンミョウを画面の端にOut of focusで。
で、モノサシトンボさんには、あっち撮るからごめんね、と挨拶してから
0625_9tokyohimehanmyo2
トウキョウヒメハンミョウ。今年の初見。
大きな顎が交叉しているんです。あれでうまく獲物に噛みつけるんかいね、と思うくらい。
「凶悪」な顔の虫です。
この時期にわっと羽化してきて足元を飛び回り、またわっと消えてしまう。
期間はそう長くない。
我が家の庭の風物詩。
で、毎年撮影しながら、うまく撮れない相手です。

キョウチクトウ

0625_8kyoutikutou 2014.6.25
キョウチクトウのつぼみが真っ赤になってきました。
花の構造は今もってちゃんと理解していません。
不思議な花ですよね。
有毒な植物ですので、間違っても葉・茎・枝など口にしないように。

クサカゲロウ幼虫

0625_4kusakagerouyotyu 2014.6.25
なんだかゴミが動く。
クサカゲロウの幼虫じゃないのか?と思ってよく見ると、やっぱりそのようなのですが。
背中に背負っている「ゴミ」がものすごく「ゴミ」っぽい。
写真の左の方に頭が出ているのですがわかりますでしょうか。
クサカゲロウの幼虫は、自分が食べたアブラムシの殻を背負っていて、ゴミにアブラムシらしい感じが残っていることもあるのですが。
上の写真のものは、ただひたすらに「歩くゴミ」になっている。おみごと。

↓以前の記事。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-ba40-1.html
2009年9月28日 (月)「クサカゲロウの幼虫」
ここに掲載した写真では、ごみの下の幼虫が見えます。ぜひご覧ください。

0703_11kusakagerou1 7.3
この日もまたクサカゲロウの幼虫を見かけました。
上の方に大きな顎が見えます。
0703_11kusakagerou2
幼虫の体がちょっと見えます。

0703_12kuusakagerou1
別の葉っぱでも見かけました。
ゴミの下から体を伸ばして何かに噛みついています。
0703_12kusakagerou2
捕獲されているのはアワダチソウグンバイのようです。

アワダチソウグンバイは
カメムシ目 > グンバイムシ科 > アワダチソウグンバイ

キョウチクトウにつく黄色いキョウチクトウアブラムシは
カメムシ目 > アブラムシ科 > アブラムシ亜科 > キョウチクトウアブラムシ

で、同じカメムシ目の小さな昆虫だからな、まぁいいか。
クサカゲロウの幼虫の食性に関して知識が増えました。(アブラムシを食べる、という思い込みが一つほどけた。)
ハダニなども食べるという話もあるからなぁ。

0630_11kusakageroukurumi 6.30
クルミの葉の上で見かけたクサカゲロウの成虫。
薄い緑色で、はかなげな雰囲気ですが、成虫もアブラムシなどを捕食します。

ブーゲンビリア

0625_00bougainvillea 2014.6.25
妻の散歩の帰り道、線路際。
ブーゲンビリア。
実は私はブーゲンビリアという花の名前や写真は一応知っていたのですが、実物は初めて見ました。
なんだか「南の花」というイメージしか持っていませんでした。

私があんまり無知なもんだから
0627_4bougainvillea1 6.27
妻が、栽培している方の承諾を得て2本ほど頂いてきました。
イメージより小さかった。
南の開放的な大柄の花、というイメージだったのです。全くもの知らずだ。
0627_4bougainvillea2
これが花です。
中にオシベかな、が見えます。
薄い黄色の部分、5と5の組み合わせになっていますが、これがおそらく花弁と萼。
0627_4bougainvillea3
開きかけのところを見ると、外側が紫の萼が5枚あるのでしょう。
0627_4bougainvillea4
通常花弁に見えるものは、これ、葉ですね。苞葉というのでしょう。
0627_4bougainvillea5
なるほどねぇ。

参考↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%AA%E3%82%A2

原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるように見える。しかし、実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分である。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、通常3枚もしくは6枚ある。

ナデシコ目 Caryophyllales>オシロイバナ科 Nyctaginaceae>ブーゲンビリア属 Bougainvillea>和名 ブーゲンビリア
だそうです。

有名な花を学習しました。
物忘れも激しいですから、また思い出せなくなって、脳がかゆい、とか騒ぐことになるかも。
物忘れのよいところ=何度見ても新鮮
いつも新鮮でいいよなぁ。

斑入りの葉

0624_4huiri 2014.6.23
葉に斑入りのアサガオなのですが、ゆっくり成長しています。
白髭咲きアサガオは、特に短日処理をしたわけでもないのにどんどん花を咲かせています。
この斑入りのアサガオはこのペースだと、立秋も過ぎて実際に日が短くなり始めてから咲くんでしょうね。

7月6日~8日が入谷の朝顔市でした。
これ、旧歴での日付だったのではないですか?
旧歴でなら、8月の上旬ですから、ちょうど立秋。
夏至から太陽が45度進んで、日が短くなりはじめたなと思う頃。
で、自然にアサガオも咲くようになる。
太陽暦の7月6日では、短日処理が必要でしょうね。
あまりそのことを言いませんが、知っておいて悪くない。
アサガオは7月には咲く、と思われるのはちょっとなぁ。
本来、立秋過ぎて咲く「秋の花」ですよ。

★入谷の鬼子母神というと、雑司ヶ谷の鬼子母神も思い出すんですが。
雑司ヶ谷の鬼子母神は「角がない」のではなかったか。
鬼子母神は悪業を重ねたのですが、お釈迦様の導きで「改心」したので「角がない」。
Kisimojin
角がない鬼、ですのでこう書くのだ、と小学生の頃かなぁ、ラジオで聞いたような覚えがあります。
古い話だ。

ササグモ

0623_24sasagumo 2014.6.23
キンレンカのしぼんだ花の後側。ササグモが潜んでいました。
花が落ちたら場所を変えなくっちゃね。
花とクモ、ポリネーターの関係ではありませんが、強い結びつきを持つもののようです。

ヒメグモ

0623_22himegumo1 2014.6.23
ヒメグモは立体的な不規則網の中に、枯葉などで屋根を設えるというか、住居を構えるというか、そういう性質があります。
上のクモは小さ目の屋根ですね。
0623_22himegumo2
このクモはまだお家をつくってない。
捕獲した小昆虫を糸でぐるぐる巻きにしたようですね。
雨風でこれから変化もするでしょうが、見続けましょう。

ムクゲ

0623_21mukuge 2014.6.23
今年のムクゲは元気がいい。

0630_20mukuge 6.30
ちょっと無謀な撮影を試みました。
ただでさえうまく撮れない白い花を空を背景にして撮ってみたくなりました。
自己満足。

0706_5mukuge 7.6
小さな公有地に植えたムクゲ。
今年になってやっと花が咲くようになりました。
突き当りのちょっとほの暗いところに真っ白な花が浮かぶように咲きました。
なかなかいい雰囲気になっています。

ヤマトシジミ

0623_20yamatosijimi 2014.6.23
見逃してしまいそう。
重なって咲いているゼニアオイの花の下に隠れていますね。
この位置関係だと蜜を吸っているかどうかはわかりません。
こういう時に気づかずに接近して、パッと飛び出されると、わ、そこにいたんだ、驚かせてゴメンということになります。
結構そういうことってありますね。

2014年7月 8日 (火)

「数十年」って?どのくらい?

★台風8号に関連して「特別警報」が発表されました。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tokubetsu-keiho/index.html

   「特別警報」とは
 気象庁は、平成25年8月30日(金)に「特別警報」の運用を開始しました。
 「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってください。
 気象庁はこれまで、大雨、地震、津波、高潮などにより重大な災害の起こるおそれがある時に、警報を発表して警戒を呼びかけていました。これに加え、今後は、この警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、新たに「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼び掛けます。
 特別警報が対象とする現象は、18,000人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災における大津波や、我が国の観測史上最高の潮位を記録し、5,000人以上の死者・行方不明者を出した「伊勢湾台風」の高潮、紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した「平成23年台風第12号」の豪雨等が該当します。
 特別警報が出た場合、お住まいの地域は数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあります。周囲の状況や市町村から発表される避難指示・避難勧告などの情報に留意し、ただちに命を守るための行動をとってください。

★気象庁の文書でも、「数十年に一度」という表現を使っています。
「数十年」って一体どのくらいの長さなのでしょう?
私の言語感覚では「数」という表現は「5,6」なのです。
ですから四捨五入すれば「五入」の方に属すのです。
「数十年」と言われれば、「五、六十年」、100年に近い長さ。
ということは、人が一生に一回経験するかどうか、ということですね。
一生に一回あるかないかの危険な事態、と感じます。

ところが、最近は「数」は「2,3」らしい。
ならば「数十年」は「二、三十年」ですね。
一生に2度や3度は経験するかもしれません。
一生に一回とは緊張の度合いが違いませんか?

非常に危険な事態を知らせるために出すのでしょ、特別警報というものは。
その中で「数十年に一度」なんていうあいまいな言葉を使わないでほしいな。
ぜひとも、「このくらいのスパンを意識しています」という長さを示してほしい。
二、三十年なのか、五、六十年なのか、ほとんどもう百年に一度なのか。
危険を語る時にこそあいまいさを排除してほしいと思うものです。

★中学校で英語を習ったときかな、先生が
several が「数」で「5,6」
a few は「わずか」で「2,3」
という感覚を教わったのかな。

★朝日新聞土曜の特集「be」の連載から

(ことばの食感)「数人」でマージャンができるか(2014年5月31日)
■中村明(早稲田大名誉教授)
 負の意味合いだった「こだわる」が、今や「こだわりの逸品」としてプラスのイメージで使われる。寒さと恐ろしさ専用だった「鳥肌が立つ」も、今では「鳥肌の立つような名演技」と感動をこめて使われる。聞くと不快な「耳障り」が、「障る」と「触る」の混同から「耳ざわりのいい言い方」のような表現が出てくるなど、ことばの意味が時代でずれてくる例は多い。
 そういう変化に比べればさほど目立たないが、「数分」「数時間」「数日」「数カ月」「数年」、あるいは「数人」「数枚」「数件」「数県」など、「それほど多くはないいくつか」を漠然とさす「数」の用法にも、この数十年の間に世代によるずれが生じてきたような気がする。
 以前は「五、六」を連想する人が多かったはずなのに、今の若い世代は「三、四」と考える人が多く、「二、三」を思い浮かべる人も少なくない。室内の人間も四人までなら一目で数がわかるが、それより多いと一瞬では正確に判断しにくい。元々はそのあたりが「数人」なのだろう。
 文章はいずれにしても「数行」で改行することが望ましい。一段落が中高年は五~六行、若年層は二~四行が読みやすいからだ。

これを読んで、やはりそうなのか、と得心しました。
私は「以前」の人ですね。それは一向に構わないけれど、一つの表現が受け取る人によって異なる意味を持つ、というあいまいさ。これを、特別警報に持ち込んではいけないですね。

チビドロバチ

0623_18hatikoubi1 2014.6.23
見かけたとき、はじめ何がどうなっているのか、よくわからなかったのです。
一匹のハチだ、と思いました。
翅のつき方が何だか変だなぁ、と思いました。
0623_18hatikoubi2
まるで複葉機でしょ。
そうか、交尾中なんだ、とやっと気づきまして。
0623_18hatikoubi3
確かにそう見える写真を撮りました。

なんだかなぁ。ハチというのは、パッと見たとき、翅は2枚にしか見えない方が普通なんです。
よく見れば、2対4枚なのですけれど。
それが、なんだかダブって見えたから、戸惑ってしまった。

筒状のものに、泥で仕切りをつくって部屋を作り、小型のイモムシを狩ってきて孵化した幼虫の餌にする、というハチですね。
狩りを見たことはありません。

★別件:前にも書いたと思いますが。
とある中学校入試で、ハチとハエの見分け方として、ハチは翅が2対4枚、ハエは1対2枚だから、それで見分けられるという知識を問うた問題がありました。
野外で実際に虫と付き合ったことのない出題者だな、と完全にバレバレです。
ハチの翅が4枚見えることは稀ですね。
むしろ「顔」を見なさいって。顔が全違うんだから。触角も。
頭の中の知識だけでものを考えちゃいけません。

セグロアシナガバチ

0623_15seguro1 2014.6.23
前脚が何だか変
0623_15seguro2
腹を高く上げたり
0623_15seguro3
後脚で翅をこすったり。
これ、体を掃除しているんですね。
べたつくか、滑るか、なにかあるんでしょう。
ち、気分悪りい
で、体のメンテナンスをしている。
他の昆虫でこういう動作を見ることはありますが、セグロアシナガバチでは初めてでした。

カラスウリ&ヤブガラシ

0623_14karasuuri_yabugarasi1 2014.6.23
取っ組み合いやってます。
写真右の方、カラスウリの蔓がヤブガラシを捕まえているのかな。
組んず解れつ(くんずほぐれつ)ではなく、組んず組んずで、解れません。
0623_14karasuuri_yabugarasi2
ごちゃごちゃに入り混じって茂っています。

酔っ払いじゃぁあるめぇし、絡むなよナ。
てやんでぇ、お互い、絡むのが仕事だろうが。

複雑だ。

ネコハグモ

0623_13nekohagumo 2014.6.23
猫好きではありますが、これを猫に見立てるのは、ちょっときつい気もする。
ネコハエトリは色合いや表情が猫っぽいと思いますけど。
クモで「猫」がついているのは、この2種だと思いますが。
他にもいますか?

マルバルコウ

0623_12marubarukou 2014.6.23
ルコウソウの仲間で現在花を咲かせているのは、このマルバルコウだけです。
ルコウソウ、モミジバルコウも生育中ですが、花はまだ。
去年咲かせたキバナルコウソウも生育中。これを安定的に咲かせたいのですが、うまくいくかなぁ。ちょっと珍しいものだそうで、がんばります。

アシナガバエ

0623_10asinagabae 2014.6.23
フラッシュをオートにしておいて、おアシナガバエだ、と撮影したら。
フラッシュの発光し初めに反応して飛び上がった姿が写りました。

私たちヒトの視覚の時間分解能は15~60Hzといいます。
ですから、蛍光灯が50Hzで明滅しても、ほとんどちらつきを感じていません。
あるいは、1秒に30コマの画像を見れば「動画」ですね。パラパラ漫画でも動いて見える。

ところが、ハエの視覚の時間分解能は150Hzといわれています。
蛍光灯はちらつくし、テレビは静止画が次々と提示されるだけだし。
ハエの見る世界は、ヒトとは相当に違うもののようですよ。

「ハエがとまるようなパンチ」とか「ハエがとまるようなボール」とかいう表現があるような気がしますが。
ハエにとっては人間のパンチなんて本当にのろのろしたものなのでしょう。
カメラのフラッシュの発光を感知して飛び上がり、100分の1秒のシャッターの間に冒頭の写真のような写り方をするんですものね。

クサギカメムシ

0623_9kusagikamemusi 2014.6.23
クサギカメムシの終齢幼虫ですね。
こういう不完全変態の昆虫では、翅の「芽」のようなものが出てきたら終齢です。それまではこういう翅の芽はありません。

0703_6kusagikamemusi 7.3
色合いが妙に白っぽくて、あれ?なんだろう?と撮影したのですが、これもクサギカメムシの終齢幼虫ですね。
確認のために幼虫図鑑を検索していましたら↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kusagikamemusi.html

↓昨日ここに載せた写真
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-f5ea.html
2014年7月 7日 (月)「カメムシの卵かな」

ひょっとしてクサギカメムシの卵かもしれないな、という気がしてきました。
確証はありませんので、信用しないでください。

アズチグモ&ササグモ@ハゼラン

0623_8kumo1 2014.6.23
アズチグモはここが気に入ったらしい。
そのうちまた移動するだろうとは思いますが、今のところ大体このあたりにいます。

0623_8kumo2
ササグモもハゼランにいました。お腹が大きいかな。

クモたちにとって、ハゼランの花は獲物を得やすい場所なのでしょうか。
我が家の狭い庭でも、このサイズのクモたちにとっては広大な空間のはず。
どうやって、ハゼランのこの場所、を認識してやってきて腰を落ち着けるんだろう?
不思議ですね。

オシロイバナ+

0623_2osiroibana1 2014.6.23
月曜日。「みんなの体操(6:25~6:35)」をしてから、資源ごみを出しに行きました。
ということは、朝7時前。
前の日の夕方から咲きはじめたオシロイバナが閉じる前。
夕方に歩き回るのはあまり得意じゃない。朝の方がいい。
で、素敵な花に会えます。
0623_2osiroibana2
もうトランスポゾンの「運動会」みたいなもんだ。
0623_2osiroibana3
単一色のもありますが、おそらく遺伝子のどこかにトランスポゾンは潜んでいる。
0623_2osiroibana4
ですから、単一色の花から種を採っても、同じ単一色になるとは限らないし。
逆に、色が紅白になっている花の種から単一色の花が咲いてもおかしくはない。

私たちの細胞にもトランスポゾンはあるんですよ、いっぱい。
ですから、「純粋なヒト」という概念は、かなりあやふやだと私は思っている。
人類の遺伝子プールのなかで、いつも絶え間なく遺伝子の変化は起こっています。
それがある種の病気のような形で現れても、決してその人特有のものではない。全人類共有のものなのです。
ですから、せっかく「社会」をつくって生きる人間なんですから、社会がそういう患者さんを支えなければならない。
偏見が多い。悲しむべきことです。
地球上の人類は「種」としては完全に一つのものなのに。
小さな違いを言い立てて、絶え間なく軋んでいるのはなぜなんだ?

★次いでと言っちゃあ申し訳ないけど
0623_3murasakituyukusa1
ムラサキツユクサ
0623_3murasakituyukusa2
コンデジの解像度はこんなになってます。
ため息が出るような繊細さですね。
0623_4yuugesyou
ユウゲショウがまだたまに咲きます。

生きるものすべては美しい。

オオカマキリ脱け殻

0621_35ookamakirinukegara 2014.6.21
オオカマキリの脱け殻です。
細い触角の先端まで見事に脱ぎました。

昔、子らと6年もオオカマキリを継代飼育しました。
夏休みの自由研究に。オオカマキリの脱け殻のすべてを、木工用ボンドで紙に固定して提出したこともあったようですね。
オオカマキリと共に生活した小学生時代。
子らはもう勝手に自分の人生を生きていますが、老夫婦に名残が残ってしまいましてね。
オオカマキリを育てて喜んでおります。

シロテンハナムグリ

0621_31sirotenhanamuguri1 2014.6.21
シロテンハナムグリがセンリョウの花に来ました。
0621_31sirotenhanamuguri2
花弁がないですから、ハニーガイドがあるのかないのか。
でも、シロテンハナムグリは「これはおいしそうな花だ」と言ってます。
0621_31sirotenhanamuguri3
花に抱き付いています。
シロテンハナムグリの視覚・嗅覚世界でセンリョウの花はどういうふうに感じられるんでしょうね。おいしそうなんでしょうね。

生きものはみんなそれぞれの世界に住んでいます。
人間が見る世界が、唯一の世界ではありません。
感覚器も人間の感覚器がすべてにおいて優れているわけではありません。
色は3原色だし(4原色5原色の生き物もいる)。
聞こえる音は20Hz~20KHz位だし。(超音波を聞く生きものは多い。象は人には聞こえない低周波で遠くの仲間と交信するというし)
嗅覚は鈍いし。(犬が優れているのは有名)
大した動物じゃないんですよ、ヒトってやつは。

人が優れた動物だなんて、思い上がってはいけません。

フウセンカズラ

0621_28huusenkazura1 2014.6.21
フウセンカズラが咲きはじめていました。
地面から10cmちょっとかな、低い位置で咲きました。
0621_28huusenkazura2
今年最初に見たフウセンカズラの花。
これから夏を超えて長~く、茂り咲き稔る。
楽しい花です。

2014年7月 7日 (月)

巨大なプリン

★朝日新聞の「はてなTV」という記事

巨大なプリンは?(2014年7月1日)
 Q 三菱冷蔵庫のCMに出てくる大きなプリン=写真=は撮影用に作られたのですか。また、撮影後はみなさんで食べたのですか。
 A 女優の杏さんが「お隣さんからプリンいただきました」と家族に見せるプリン。だれもが「デカッ」と口に出してしまうほどの大きさです。
 ・・・「完成したプリンの横幅は約40cm、重さは約5kgです。プリンが崩れないようにするために、中にベニヤの芯が入っています」
 ・・・杏さんが巨大プリンを持つシーンについては「重さをまったく感じさせない抜群の笑顔で演じてくださいました」と、担当者は話します。
 ・・・

テレビはニュースくらいしか見ない私。このCMは全く知りませんでした。
三菱電機のHPから見てきました↓
http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/ad/

なるほど「デカッ」。
高さはおそらく10cmを超していますね。
私としては杏さんも素敵だけど、お義母さん役の戸田恵子さんがいいなぁ。
ガンダムのTV版でも声優やってたしなぁ。
杏さんと戸田さんが並ぶところがおもしろい。

★さて、本題。
もし「芯」なしで作った場合、高さ10cmを超すプリンは作れるでしょうか?
あるいは極端な形で、
   「1辺が1mの立方体のプリンは作れるでしょうか?

★実は昔、30年位も前かな、工業高校で化学と物理を教えていて、物理の定期テストで
   「1辺が1mの立方体の豆腐は作れるだろうか?
という問題を出したことがあるのですよ。
私の定期テストでは、ほぼ教師になりたての頃から退職する時まで、授業とは必ずしも直接には関係ない「思考問題」を出し続けたのです。5点満点。自分で考えたのであれば、結論として間違っていても部分点3~4点をあげる。答えとしてあっていても、何も途中の過程がなければ2~3点、トートロジーなんかやると×。
{「これこれこうなるのはなぜか?」と訊いたときに「それはそういう性質だから」というような答え方です。それは思考停止ですね。}
こういう問題、言うは易く作るは難しいんですよ。結構。

★さて、実にみごとな正解を書いた生徒がいました。
解答用紙の裏にイラスト付きで。
1m立方の豆腐が、下の方からぐずぐずとつぶれていくという絵を描いて、ナ、ナ、ナント!とびっくり仰天の生徒を描いて、豆腐は自重で下が潰れる、と。
大正解ですね。

豆腐が水の中にあるのなら、浮力で支えられて多分つぶれない。
ところが、空気中に出したら、上の部分の重さが下の部分を押しつぶすことになるのです。
自重でつぶれる、という現象を考える必要があるのですね。
巨大草食恐竜は自重に耐えられる限界近いでしょう。
ウルトラマンは自重に耐えて立っていられるかどうか、無理っぽいな。

針供養で、豆腐に針を刺すという行事がありますね。
大きな豆腐を使う。でも高さは限界があって30cm立方の豆腐は相当に無理っぽいでしょう。できるかもしれないけど、「超硬豆腐」なら。
高さは10cmちょいくらいまでで、面積を広くしてたくさん針を刺せるようにするのでしょ。

★さて冒頭のプリン。芯がないと10cmの高さはかなりきついでしょう。(1mなんてゼッタイ無理)
10cmなら、できるかもしれませんが、自重で側面が膨らんでスマートなプリンにならなかったりしそう。上面の真ん中が凹んだりね。
ですから、芯を入れて、その周りを薄いプリンが覆うようにして、プリンらしい形を保ったのだと思います。

★昔、若い夫婦だったころに、おいしいものを思いっきりいっぱい食べてみたい、と相談して。
「どんぶりイチゴ」を食べましたっけね。
「どんぶりプリン」を作ってみよう、と試みたこともあります。
どんぶりから出すと形が崩れますので、どんぶりに入れたまま食べるしかなかったですね。

★豆腐は水に入れてある。昔は朝のお使いで、鍋を持って豆腐屋さんに買いに行きましたっけね。
今、豆腐のパッケージでは、豆腐の周囲が何mmかの厚みの水で覆われている。水は豆腐に加わる衝撃を和らげるだけではないんです。浮力が働くのです。あんなわずかな水でも、浮力で豆腐を支えているのです。

★脳って硬い頭蓋骨の中に収まっていますね。実は脳は「脳脊髄液」という液体に囲まれているのです。
豆腐のパッケージをイメージしてください。水の層は豆腐の厚さや高さに対してずいぶん薄い層ですが、衝撃吸収の働きがあり、浮力で豆腐を支えて下の面に強い圧力がかかって壊れやすくなることを防いでいます。
脳も同じ。脳脊髄液によって外部からの衝撃が緩和され、浮力によって脳の下面に過大な圧力がかかることを防いでいます。
脳の密度は1よりちょっと大きなものでしょうから、水の中で沈みますが、それでもかなり実質的な重さが軽減されるのです。

★サッカーで大騒ぎですが、私の個人的な意見としては、少年サッカーではヘディングを禁止すべきだ。
頭蓋骨自体がまだ柔らかいでしょ。
ボクサーが「パンチドランカー」になるのは、繰り返し脳に衝撃が加わって、脳震盪など常態化しているからじゃないのですか。
子どもの脳をちゃんと保護するために、ヘディングはやめた方がいいと思うんだけどな。
実際のところ、少年サッカーはどうなっているのだろう。

★自重でつぶれる話をしましたが。
ロープが自重で切れる、という発想もあるんですよ。
東京スカイツリーでは600mの高さまで一挙にものを釣り上げるなんてことはしませんでしたが、やったらどうなる?のでしょう。
へたすると、自重だけで切れかねない。(ロープの強度次第ですけどね。)

海の深さを測るために、ロープに錘をつけて垂らしたとしますね。(測深線)
浮力はありますけど、これまた、1万mの海溝などに垂らしたら、切れることもあるかも。
宇宙エレベーターという話がありますね。赤道上の静止衛星から、地上にロープを垂らすわけですが。
3万6千kmものロープですからね。普通の材質では切れちゃいますね。もちろん遠心力がどうとかこうとか話は複雑なのですが、ごく単純に「3万6千km」のロープを安全にコントロールできますかね?無理だよなぁ。

★最後に、もういっちょ。
「プリン」は日本語。
英語では「pudding」ですね。
プディングというのが聞き取りにくかったか、発音しにくかったか。
由来は知りません。

★私の「脱線」はとめどがない。
授業で、「私の授業は脱線だらけですまんなぁ。ちっとも進まんね」といったら「先生の授業は『脱線命』」と目の前の男子生徒が笑いながら言ってくれたことがあります。うれしかったな。ある種の「名物教師」だったかもしれない。

アメリカフウロ

0621_27americahuuro1 2014.6.21
アメリカフウロについては既に書きましたが、続編。
種を放り出した後。
0621_27americahuuro2
種を放り出し損ねたのでしょうか。

実が弾け、ばね仕掛けで跳ねあがって、中の種を飛ばす。
見ていたら、「投石機」を思い出しました。
アメリカフウロは「投種機」みたいなものですね。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-e327.html
2014年6月18日 (水)「アメリカフウロ」
この記事では、2014.5.29の写真を使いました。
たくさん種まきできたかな、この花、好きです。うまいこと定着してくれるといいな。

★投石機についてはウィキペディアをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88
トレビュシェットは、固定式の攻城用兵器の一種。平衡錘投石機
アルキメデスが発明したという伝説も伝わる

アルキメデスに帰せられる兵器がいくつかありますが、私としては、信用するのはかなりつらい、という感想を持ちます。

ブドウスズメ

0621_22budousuzume1 2014.6.21
ヤブガラシの葉の裏に大型の幼虫発見!
スズメガの幼虫。
ということは、先月見たあの幼虫だね。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-530a.html
2014年6月 5日 (木)「ヤブガラシと卵」
卵を発見しました。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-308b.html
2014年6月 5日 (木)「ブドウスズメかセスジスズメか」
孵化して間もない小さな幼虫を発見。
こんなことを書いてます。

大きくなって再会できたら、もう少し確定的なことが言えるのですけれど。
また会おうね!

嬉しいですね。
   おじちゃん約束通り会いに来たよ
かなぁ。ありがとう。
0621_22budousuzume2
頭と脚。ぎゅっと縮めています。
一つの体節に一対の脚、三対の脚ですから、胸部の体節三節のはずですが、体節があまりよくわかりません。
0621_22budousuzume3
腹脚です。半透明で美しいですね。
0621_22budousuzume4
真正面から。頭が瓜みたい。
どういう表現をしたらいいのかよくわからないのですが、「被り物」でもかぶっているみたい。
0621_22budousuzume5
腹部の体節の最初のところなのか、胸の体節を覆ってしまうような感じ。
これはこの幼虫の特徴として識別に使えますね。
0621_22budousuzume6
スズメガたちの共通シンボル。素敵な「しっぽ」。
刺さりません、こわがらないように。

いやもううれしいったらありゃしない。妻を呼んできて、二人で鑑賞。
その後は、蛹化しにいったのか、見かけません。
今度は
   羽化したら会いにおいでね!
と言っておきましょう。来てくれるといいな。

クモガタテントウ

0621_21kumogatatentou 2014.6.21
クルミの葉の上。前回見たときもクルミの葉の上。
初めて見たときは、何というテントウムシか、わからなくって混乱しましたっけ。

0701_kumogatatentoukurumi 7.1
またクルミの葉の上にいました。またいたね、と撮影したらすぐ消えましたので追いもしなかった。
でパソコンで見たら、え、交尾中だったのか。
ナントあいまいな眼だ、私の眼は。
過去に、クモガタテントウの幼虫や蛹をやはりクルミの葉の上で見たようです。だんだん思い出しました。

過去記事↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-c07e.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-01b8.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-c07e.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-c07e.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-95d1.html

久しぶりに見たクモガタテントウですが、今年また、幼虫とかが見られるのかもしれませんね。
注意して見ていなければならないな。

http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/psyllobora-vigintimaculata.html

 北米原産の小型のテントウムシで,1984年に東京港付近で最初に見つかった帰化種です.現在では関西でも平地でふつうにみられる種類になっています.エノキ,セイタカアワダチソウなどのほか,フヨウでたくさん発生しているのが観察できます(山内周輔氏による).ウドンコ病菌を食べる食菌性のテントウムシのひとつです.

ウドンコ病菌を食べるというと、キイロテントウというのを知っています。
真っ黄色な小さなテントウです。
クモガタテントウも大きさはキイロテントウくらいです。
そういう仲間がいるんですね。

アゲハ

0621_17ageha1 2014.6.21
連日「対のアゲハ」に出会ってしまった。
ランタナの花にいたメスにオスが交尾を求めたという状況だと思います。
0621_17ageha2
もう、こうですもんね。高いところで激しい駆け引きが続く。
0621_17ageha3
7~8mの高さはあるのかな。
オスは羽化したてのメスを狙って待機しています。
ですから、羽化したメスを放すと、すぐにオスが飛来して交尾を迫るんですよ。
え、どこにいたんだよ、という感じで驚かされます。
複眼の視力ってかなりすごいものですね。

アズチグモ

0621_16azutigumo 2014.6.21
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-f5a2.html
↑この記事でハゼランのところにアズチグモがいた、という6月20日の写真を載せました。

その記事で上の写真も載せちゃえばよかったのですが、失念。
6月21日にまたアングルを狙ってみました。
これはいかにもアズチグモ、という標準形が撮影できましたのでお目にかけます。
カニグモの「手を広げた」姿勢。
まだ成体ではないので、ある種「迫力」が弱いですが、成体になると結構大きな昆虫も捕まえますよ。

わからん

0621_11hae 2014.6.21
クロオビハナバエだと思います。
ハナバエといっても花の蜜をなめるのではないはず。動物の死骸や糞などに来る。
見たことがあるような、ないような、あいまいな気分がするハエでした。

0621_15tentoumusi
このテントウムシはナミテントウなのか、ダンダラテントウなのか。
どちらも模様の変異の大きなテントウムシだからなぁ。
一応、ダンダラテントウだろう、とします。
わかりやすい看板を背負ってくれよ、というのはこっちの身勝手だな。スマン
この頃自信喪失状態です。

クロアゲハ

0621_8kuroageha1 2014.6.21
この日羽化したクロアゲハは表(おもて)面がまっ黒。多分、オスですね。
0621_8kuroageha2
妻がケースの外から撮影した裏面。後翅裏面には赤い模様があります。
0621_8kuroageha3
ケースから飛び出して、一瞬そばのホウセンカにとまり、飛び去りました。
迫力のある姿を残してくれました。

0622_2kuroageha 6.22
この日もクロアゲハが羽化。
これは後翅表面に模様がありますので、多分、メス。

0628_1kuroageha1 6.28
この日羽化したクロアゲハは羽ばいたときに白い帯が見えましたので、オス。
後翅の前縁、前翅で隠されている部分ですが、ここに白い帯があるのはオスです。

毎日羽化が続きます。
楽しい大変さに追われています。

テッポウユリ

0621_7yuri 2014.6.21
前の記事で駅前の小さなユリのつぼみを掲載しました。
上の写真は、我が家のテッポウユリが終わった姿。
ちゃんと子房があって、実ができてもおかしくないと思うのですが、結実しないなぁ。
じつは、このテッポウユリ自体が実生なのです。
実生のユリに実がつくことを願っていますが、どうもね、うまくいかないものです。

駅前にて:アジサイ・ユリ

0621_4ajisai 2014.6.21
駅前です。なんだか妙にかわいくないですか。
アジサイですが。思わずニコッとしてしまった。

0621_20ajisai
比較として、家に帰ってから。
「墨田の花火」です。
今年は花の密度が少し小さいかな。

0621_4yuri
これはまた駅前・ユリですね。
比較的小型の花が咲くようです。
待ち遠しいですね。

アンスリウム@蒲田駅

0621_3anthurium1 2014.6.21
土曜日の本屋散歩。アンスリウムという名前は一応覚えていました。いかにもサトイモ科の花ですから印象深い。
0621_3anthurium2
よく見たら、こういうタグがありました。
助かりますねぇ。
   ANTHURIUM ANDREANUM
だそうです。

園芸植物ではよく属の名前をそのまま使っていることがありますね。
ゼフィランサスとかラナンキュラスとかもそうでしょ。
アンスリウムも属名なんですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%B1%9E

目 :サトイモ目 Arales
科 :サトイモ科 Araceae
属 :アンスリウム属 Anthurium

オオベニウチワ(大紅団扇、学名Anthurium andreanum)
    原産地はコロンピア。単にアンスリウムというと本種を意味することが多い。本種の小型の品種をヒメアンスリウム(学名A. andreanum ' Compactum')という。
ベニウチワ(紅団扇、学名A. scherzerianum)
    原産地はグアテマラ、コスタリカ。
シロシマウチワ(学名A. crystallinum)
    原産地はコロンビア
ビロードウチワ(学名A. magnificum)
    原産地はコロンビア

種名はオオベニウチワでした。
なるほど、大きな赤い団扇なのですね。

名前のタグがあるとほんとに助かる。
公共の場所に花を植えるときはこのようにタグをつけていただけると嬉しい。

カメムシの卵かな

0623_19tamago 2014.6.23
なんでしょう?
カメムシの卵の可能性が大だと思います。
カメムシに詳しい人なら卵でわかるかもしれない。
昆虫の卵ってすごく凝ったものがある。
なんでだ?ただポンと産むだけより生存率が上がるかなぁ。よくわかりません。

この卵、どうなったのか、わからなくなってしまいました。
確かこの辺りだった、と探したのですが、ダメ。記憶が再現できませんでした。

ホタルガ

0621_1hotaruga1 2014.6.21
妻が面白いガがいる、と呼びに来ました。
コンデジ画像を見せてもらったら、ホタルガだ。
飛ぶと青いのよ。とも。
0621_1hotaruga2
この触角見てください。
まるで櫛。
よくオスのガの触角が櫛状になっているのをみますが、ホタルガに関してはよくわかりません。
飛ぶと、翅の白い模様が輪のようにちらちら点滅するように見えるんだよね、と説明。
0621_1hotaruga3
で、妻 頑張る。やったね。飛んでます。
白い模様が輪のようにちらつくのは撮れませんでしたが、翅が開くと腹部背面が青いのがよくわかります。

http://www.jpmoth.org/Zygaenidae/Chalcosiinae/Pidorus_atratus.html

マダラガ科(Zygaenidae)>ホタルガ亜科(Chalcosiinae)>ホタルガ Pidorus atratus Butler, 1877
【幼虫食餌植物】 ツバキ科:ヒサカキ(※KD)、サカキ(※KS)、ハマヒサカキ、ニシキギ科:マサキ

そうなのか、庭にはヒサカキの小さな木があるし、すぐ近所のマンションの植え込みにはハマヒサカキがある。
ホタルガの生育環境はそばにあるといえばあるんだな。
0621_6hamahisakaki 6.21
これがハマヒサカキの葉です。近所のマンション。
花が咲くと独特の(あまり芳香とはいいにくい)特異臭が漂うのでわかります。

0623_1hotaruga1 6.23
月曜日。資源ごみを出しに門を出たら、右のブッドレアの鉢にホタルガ。
尻ポケットにねじ込んでおいたコンデジを引き出して、撮影。
カメラがなければ写真は撮れない、持っててよかった。
0623_1hotaruga2
すぐ飛び去ったのですが、一枚、こんなのも撮れました。
腹部背面が青いですね。
飛んでいるときはこの青が見え、白い輪がちらちらする。結構目立ちます。

以前にもブログに載せたことがあります↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-4ea0.html
2009年10月 1日 (木)「ホタルガ」
この時は9月の撮影だったようです。
真夏にはあまり見かけず、真夏前、真夏後に見かけるそうです。

2014年7月 4日 (金)

ショクダイオオコンニャク開花

★今朝の新聞に、筑波実験植物園のショクダイオオコンニャクが開花したというニュースが載っていました。

「世界最大」咲いた 筑波実験植物園のショクダイオオコンニャク(朝日新聞 2014年7月4日05時00分)
写真:開花したショクダイオオコンニャク=3日午後6時4分
 「世界最大の花」として知られるショクダイオオコンニャクが3日、国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)で開花した。大きさを測ったところ、花の高さは約2・7メートルあり、10例ある国内の開花例で最も背が高いという。
 インドネシア原産のサトイモ科の植物。見ごろが続くのは2、3日ほど。開花時に悪臭を放つことでも有名で、温室内には腐った生ごみのようなにおいがたちこめた。
 同植物園では2012年5月にも開花に成功。通常は7年に一度ほどとされ、遊川知久研究員は「同じ株がわずか2年で再び開花するのは世界的にみても珍しい」と話している。
 ショクダイオオコンニャクの花は、正式には「花序(かじょ)」と呼ばれる花の集合体。単一の花ではラフレシアの一種が最大とされる。

私のこのブログでも扱ったことがあります↓
--------------------
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_2c9f.html
2008年4月15日 (火)「カラー」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-dec1.html
2010年9月 7日 (火)「竜舌蘭」
--------------------
2012年の開花は扱ってなかったみたいでした。

★今回、筑波実験植物園のサイトを覗いてみたら。「コンニャク日記」というのがありました。
前回、今回の開花の経過などが、まとまっています。読んで楽しい。どうぞ。
http://www.tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/
コンニャク日記

国立科学博物館筑波実験植物園では、世界最大の「花」といわれるショクダイオオコンニャクがまもなく開花します。世界でも開花がまれで、しかも咲いて2日目には閉じ始めることから、花を見るチャンスはめったにありません。開花までの成長のようすも見どころで、毎日の姿をホームページで公開します。

ついでにトップページへ戻ったら
http://www.tbg.kahaku.go.jp/

お知らせ
7月3日:ショクダイオオコンニャクが開花しました!現在の様子をお知らせ致します。おすすめ
7月3日:ショクダイオオコンニャク開花の間大変な混雑が予想されるため、すぐに駐車することができず長時間お待ちいただく可能性が高くなりますので、公共交通機関のご利用にご協力くださいますようお願い申し上げます。
7月3日:ショクダイオオコンニャク開花に伴い7月4日(金)~6日(日)まで開園時間を8時30分~18時30分に延長します。(入園は18時まで)また、7日(月)臨時開園します。

混むようです。ご注意ください。

★この花の「臭気」については、東大のプレスリリースが読めます。
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2010/20101207-1.html
世界最大級の花ショクダイオオコンニャクが放つ特異臭気成分を特定

その結果、完全開花時の臭気には、いくつかの短鎖脂肪酸や含硫黄物質が寄与していること、その中でも特に、加熱野菜や浸潤性の癌患部から放出される匂いとして知られる「ジメチルトリスルフィド」という含硫化合物が大きく寄与していることが示されました。

詳しくはリンクを「踏んで」ください。{最近、「リンクを踏む」という表現を見ましたもので、使ってみましたが、用法としてあってますか?爺さんにはよくわからない。}

CH-S-S-S-CH
こうかな、メチル基が二つ(ジ メチル)、硫黄が三つ(トリ スルフィド)。
直線的ではなくジグザグな分子です。

「短鎖脂肪酸」(別の呼び方では「低級脂肪酸」)は臭(くさ)い。
HCOOH:蟻酸
CHCOOH:酢酸(食酢は薄い酢酸。濃酢酸は鼻を叩きのめされるような刺激的悪臭)
COOH:通称プロピオン酸。不快臭と言い表しますが。
COOH:酪酸。牛乳が腐ったような臭気。
COOH:吉草酸。汗が発酵したような臭気。
ま、すごいものですよ。クサイです。

ムラサキツユクサ実

0620_16murasakituyukusa1 2014.6.20
ムラサキツユクサって結実するんですよね。
迂闊なことに、これまで実や種子をちゃんと認識したことがない。
0620_16murasakituyukusa2
これがどうやら種子のようです。
種を遠くへ移動させる手段はこの植物の場合何なのだろう?
よくわからないですね。鳥に食べてもらうというような目立つ実じゃないし。
でも、いつの間にか道路の反対側のちょっと離れたところへ勝手に移動していったりもしてますが。
よくわからん。
ご存知ないですか?

スグリゾウムシ

0620_13sugurizoumusi1 2014.6.20
キンレンカの葉で見かけました。
0620_13sugurizoumusi2
正面から見ると結構顎がすごいです。
これはメスです。
というのは、福光村昆虫記で知ったこと↓
http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/syu_k/koucyu3_.html

 本土のスグリゾウムシは交尾なしに、単為生殖と呼ばれる生殖方法で、♀だけで増えています。日本では男女群島に♂が生息しているそうです。(保育社原色日本甲虫図鑑Ⅳより)

以前にもここを引用したことがあるのですが、リンク先が変わったようなので、改めてリンクを貼ります。
不思議な生き方だな。

マンリョウ

0620_10manryou 2014.6.20
マンリョウのつぼみに気づいたのがこのころ。

0702_7manryou 7.2
開花したのに気づいたのがこの日。
いつもそこにあるのですが、雨だったり、見忘れたり。
「初見」というようなのは、難しいですね。
「その年の最後だった」というのはもっと難しい。
飼育下のチョウの羽化は記録がちゃんとあるから、把握できますけど。

マンリョウは庭のあちこちで勝手に咲いています。
鳥が種まきするようですね。

マンリョウは実がなりますが、センリョウはあまり実がならなくって。ジュウリョウもあるけどまだ背丈が低くって。
{じいさんギャク:これは正確には「1萬八百両」に違いない。消費税込みで。}

アズチグモ@ハゼラン

0620_9hazeran 2014.6.20
昼の散歩で、何の気なしにハゼランの写真を撮ったのです。
午後咲く花ですから、あまり私が見ることはない。
で、パソコンに取り込んで眺めてみたら、なんだか白いものが写っている。
クモみたいですね。
0620_21azutigumo
午後3時過ぎ。コーヒータイムの後、まだいるかなと見に行きました。
いましたね。これはアズチグモですね。
どう判断したかというと、単眼のところの模様なのです。
仮面舞踏会の仮面のような、横に細長い仮面みたいな模様。

虫ナビです↓
http://mushinavi.com/navi-insect/data-kumo_azuti.htm
ここにアズチグモの写真がありますので、ご覧下さい。そうすれば私の判断がわかります。

写真の個体はまだ幼体ですね。
以前、成体がモンシロチョウやイチモンジセセリを花で待ち伏せして捕獲して食べているのを見たことがあります。チョウの姿勢が何だか変だな、と思ったらそっと近づいてみてください。クモに捕食されている場合があります。

0620_20hazeran
3時、ハゼランの花がきれいに開いていました。久しぶりです、開いているハゼランを見るのは。大好きな花なのですけどね。

オシロイバナは四時花、ハゼランは三時花と思っていたのですが。
そして、やはりオシロイバナよりはハゼランの開花時刻の方が少し早い気もしますが。
今は入り混じっているようですね。どっちでもいいですけど。

シャクガ(だと思うんですけど)

0620_5syakuga1 2014.6.20
門柱にとまっていました。朝7時50分ころです。
実に「見づらい」。妻を呼んできて見せたら、感心していました。本当に見づらいわ、見事な擬態だ、と。
0620_5syakuga2
シャクガだと思うんですけれど、確定できません。エダシャクか、ナミシャクか。
翅に白い点がありますね。こういう翅のガが見つからないんです。
0620_5syakuga3
頭のところなのですが、ものすごい毛むくじゃらでよく見えませんね。

0620_15syakuga
12時40分ころでしょうか。昼に見にいったら、門柱を90℃回っていました。
晴天でしたから、日光の直射を避けたのではないかと思います。
活動は夜なのかな、日中あまり暑くなるのは歓迎していないのでしょう。

トンボの脱け殻

0620_2nukegara1 2014.6.20
左下に脱け殻。ツユクサと一緒に写してみました。
0620_2nukegara2
草に脚をしっかりと絡ませて、羽化中に絶対落ちないようにしています。
白い糸は気管だと、この間お話しました。
ところで、消化管の内面はどうなるんでしょうね?
消化管の内面だって上皮組織なんだから、脱ぐんじゃないのか。
ただ、脱いだものは消化管の中にとどまって、成虫になってからの排せつ物と一緒に排出するのかな、と思っていますが、詳しく書いたものを読んでいないので、わかりません。
0620_2nukegara3
不完全変態ですから、蛹という時期を経ませんが、ヤゴの場合、水中生活から空中を飛行する生活への変化というものはものすごいことですよね。
このヤゴはシオカラトンボとかオオシオカラトンボのヤゴでしょうから、腸内に水を吸い込んで腸内の鰓で水から酸素を得る。
それが普通の気管による呼吸へと切り替わるわけです。
ヤゴが羽化する時、呼吸の切り替えが必要です。
呼吸を空気の呼吸に切り替えた後に、何かに驚いて水の中に戻ったりすると、「ヤゴが溺れる」ことがあります。水死しちゃうんですね。
ヤゴを飼育する場合、羽化が近いなと思ったら、水槽を室内から屋外へ出した方がいいです。
人の生活のテンポで明るさが急変すると羽化失敗になることが多い。
夜はちゃんと暗くなり、暗い時間が長く持続し、突然明るくなったりしない、という状況を作ってあげましょう。
羽化が始まってしまったら、もう明かりをつけて観察しても大丈夫ですけど。

ヒメグモ

0619_14himegumo 2014.6.19
ヒメグモの季節到来。
あちこちでヒメグモの立体的な巣網を見るようになりました。

0620_14himegumo 6.20
さっそく獲物がかかったようです。
何がかかったのかはちょっと判断しかねます。
翅が硬いタイプの昆虫でしょうけど。
歩き回るタイプのクモだと、自分のサイズからかけ離れた大きさの獲物はとらえにくい。
造網性のクモは、網にかかった獲物は、糸でぐるぐる巻いて動きを止められるようなものならかなり大きくても食べられます。
大きすぎて網を破られることもあるし、チョウなんかは鱗粉を残して網にはかからなかったり、悪臭とか有毒物を噴射して逃げていくなど、必ず捕まえられるとは限りませんけどね。

アシナガバエの仲間

0619_12asinagabae 2014.6.19
この時は一眼レフではなくコンデジでパチ。
f 9、1/400で撮れていました。
フラッシュも発光しなかったので、かなりいい具合に撮れました。
フラッシュが発光してしまうと、このハエの反射神経のものすごさ、撮影される前に画面の外へ飛び出していってしまいます。で、何食わぬ顔をしてほとんど元の場所へ戻ってきていたりする。ヒトの肉眼ではとらえられない速さです。で、後で写真を見ると写っていなかったり。

この「ハエ」の種名は正直なところよくわかりません。
以前はアシナガキンバエと言っていたのですが、それは間違いのようです。
詳しくは下のサイトなどお読みください。

http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_abu_hae/ashinagakinbae.htm
http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200908160000/
http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/201107170000/

ヒマワリ

0619_7himawariniwa 2014.6.19
庭のヒマワリ。つぼみがずいぶん大きくなりました。

0621_25himawari 6.21
こちらは線路際のヒマワリ。同じようにつぼみが大きくなってきています。

0623_16hmawari 6.23
わ。中が黄色い。

0624_0himawari 6.24
もうほどけてしまいそう。

0625_0himawari 6.25
ほどけちゃった。
まだ「全開」ではないですが、咲きました。

保育園児の身長からははるかに高い花ですが、身近なところにヒマワリが咲くって、いいと思って。
暑い夏の日とヒマワリ、体にしみてもらってもいいかなぁ。

メダカ

0618_4medaka 2014.6.18
玄関わきの鉢にメダカがいました。
眼は光を吸収するから黒い、ということはいつも言うことですが。
孵化してそう日数の経っていない稚魚ですので、体は「透明」に近い。
ところが眼だけは銀色に輝いている。
横から見れば、光の入っていく「穴」{瞳といっていいのかどうか}は黒く見えるのです。
眼球内では、開口部から入ってくる光を網膜で信号に変えて脳に送るわけですから、開口部以外から光が入ってきてはまずいのです。眼球内は「暗室」でなければならない。
ということで、開口部以外は眼球内に光が進入しないように、光を全部反射した方がいい。
ということは、白もしくは銀色に見えるということですね。

人間の場合もそうでしょ。黒目以外は白いんですね。瞳以外からの光の進入を遮っているからです。

ホウセンカ

0618_2housenka 2014.6.18
玄関脇のホウセンカ。「距」がある花です。

0617_18kinrenka 6.17
キンレンカ。この時は「距」を撮影していませんが、長~い距を持つ花ですね。
距の中に蜜があるとすると、訪花した昆虫の口吻は距まで届かなければなりません。
特定の花と昆虫が「共生関係」にあるということですね。

http://ghop.exblog.jp/5870758/
距の長さの進化:ダーウィンの仮説の検討

・・・
Angraecum sesquipedaleというランの一種は長い距を持つ。ダーウィンは1862年、この長い距の奥に届く、長大な口器を持った送粉者の存在を「予言」した。ダーウィンはある長さの距を持つ植物の送粉者の「競争」によって長くなったのだと考えた。
・・・
彼の予言通り、1903年にXanthopan morgani praedicta という22cmもの長い口吻を持つスズメガが発見された。
・・・

有名な話です。どういう「淘汰圧」がかかったのか、完全に明らかというわけではありませんが、花と昆虫の「共進化」であることは間違いないでしょう。

アゲハたち

顔特集です。
0618_66kuroageha 2014.6.18
クロアゲハ。

0619_5aosujiageha 6.19
アオスジアゲハ。
なんとなく「表情」を感じませんか?
クロアゲハの力強さに比べると、なんかこう、違うよなぁ。

0620_8ageha 6.20
アゲハなんですけど。
飛び出した瞬間に翅がちょっとぶつかったんですね。そのせいだと思いますが。
体をひねってこちらを向いて、な~に?なんか呼んだ?という表情になってしまった。
カマキリなんかは、頭部を自在にひねって向きを変えられますが、アゲハが体をひねる、首をひねる、という動作がたまたまですが、できちゃった。
中脚と後脚は左の方を向いていますよね。
で、前脚と顔がこちらを向いている。
それなりにピントが合っていて、ぶれは大きくないですから、やっぱり体をひねったんだろうなぁ。
初めてこんな姿を見ました。
妻に見せたら、なんだかなまめかしいわね、と笑っていました。

チョウが羽化して旅立つときは、カメラを構えて待機します。
一挙に飛び出していってしまうこともあるし、蓋を取り去ってもしばらくシャッターチャンスをくれるときもある。
どうもね、相手は虫なんですけど、つい、わぁきれいだね、素敵な顔だ、すごいね、いいよいいよぉ、ありがとう・・・と声に出してしまうんですね。岩合さんが猫に語りかけながら撮影しているのがよくわかります。猫なら哺乳類として「共感」が存在すると思いますが、相手が虫だとねぇ。
私の勝手な思いこみなんでしょうが、「心の交流」があるという気がしてなりません。

2014年7月 3日 (木)

ムクゲ

0617_14mukuge 2014.6.17
お、つぼみがもうはじけそうだ。

0619_1mukuge 6.19
咲いてました。咲いた直後は雨で見られなかった。

0620_4mukuge 6.20
これは咲いたばかりの無垢な「無窮花(ムグンファ)=ムクゲ」。
我が家のはご覧のように純白の花を咲かせます。
純白の花の写真は難しい。
なかなか写り具合をコントロールできずにいます。
その後、どんどん咲き進んで、近年になく豪華にいっぱい咲いています。

シオヤアブ

0617_13sioyaabu1 2014.6.17
久しぶりに見かけたシオヤアブ。
落ち着いていたので接近できました。
ハエ目ですから、翅は1対2枚。
後翅から変わった平均棍があるのですが、この写真ではうまいこと写りました。
体の大きさの割に小さな平均棍です。
0617_13sioyaabu2
高い位置にいましたので、完全に背面に回り込むことはできませんでした。

成虫も幼虫も肉食性で、他の昆虫を捕獲して食べます。
興奮したらヒトに向かってくることはあるかもしれませんが、通常はそんなことはしません。
そっと近づいて観察してください。
刺されるアブはウシアブなどです。あれは哺乳類の血を吸いますね。
あれには気をつけて。

タチアオイ

0617_12tatiaoi 2014.6.17
何度も登場するタチアオイ。
すごいんだもん。
これ、体に他のタチアオイの花の花粉を体に付けたハチがもぐりこんだのではないでしょうかね。
まだ開ききっていないのに、花粉がついていますから。
0617_12tatiaoi1
これはまだ「閉じている」状態ですから、ハチはもぐりこんでいませんね。
丹念に花を見て歩くとそれだけでずいぶん時間がかかります。
花にまつわる虫たちの活動を思いやったり、観察したり。
虫好きの方にもおすすめの花です。

アゲハ

0617_11ageha1 2014.6.17
オスがメスに対して求愛ディスプレイをしているのでしょう。
それがまた激しい。ぶつかり合う音が聞こえてきそうなくらい激しく絡み合う。
0617_11ageha2
ぼう然としてシャッターを切る私。
写ってるかどうかなんて考えてるヒマなし。
なんとか写っていたものをお目にかけます。
すごいですよ、チョウってこんなに激しい行動をとるんだ。
多分メスは交尾済みで交尾拒否何だと思われます。

小椋佳さんの作詞・作曲「夢芝居」という歌に
   対のあげはの 誘い誘われ
という歌詞がありますが。
アゲハたちは、「対(つい)」になろうとして激しくぶつかり合っているのでして、チョウにとっての「生きること」そのものが絡み合っているのです。

すごかった。
の、ひとことしかありません。

ヤブガラシ&ダンダラテントウ

0617_10yabugarasi 2014.6.17
ヤブガラシの実が熟してきましたが、花もまだまだ。

0619_11dandaratentou1 6.19
ダンダラテントウではないでしょうか。
自信なし。
で、ダンダラテントウであってもナミテントウであっても、幼虫も成虫もアブラムシを食べることになっているのですが。
蜜を飲んでいるような気がしますねぇ
0619_11dandaratentou2
ふ~ん、そういうこともあるんだ。
疲れたときの「サプリ」かね。
甘いものを食べると元気が出るのかなぁ。
いいけどさ。そういう食性もあるんだ。教えてもらいました。

タチアオイ

0617_7tatiaoi2 2014.6.17
これ薄いピンクに見えますが、咲くと白い花になります。

0619_3tatiaoi1 6.19
ね。去年の時点では白い花のタチアオイはなかったのです。
妻が白い花のタチアオイをマークして、その実をもらってきて播いたのですね。
で、楽しみにしていた白い花が咲いた。
0619_3tatiaoi2
花びらがちょっと違います。
0619_3tatiaoi3
つぼみの時の薄いピンクは、開くとほぼ白くなる。
つぼみでは色が濃縮されているのですね。
0619_3tatiaoi4
花びらのタイプは似ています
0619_3tatiaoi5
きちんと見ていくと、花びらのタイプや色のバリエーションはすごく多いんですね。
今年はずいぶんいろいろ楽しませてもらっています。
花を見て立ち止まってくださる方もいて、嬉しい限りです。

スイートピー&アブラムシ

0617_2sweetpea 2014.6.16
もう終わりかと思いますが、薄いピンクの花がぽっと咲きまして。
みればちゃんとアブラムシもいる。
翅があるタイプのアブラムシじゃないのに、どうやってここへ来たんだ?
小さな体で広大な空間をよこぎって「ここ」に来た。
スゴイ能力だな、とつくづく感心します。

モンシロチョウ

0617_1monsirotyo 2014.6.16
このモンシロチョウ、翅がずいぶん傷んでいます。
鳥に襲われたのかな。
でも元気。
目の前をひらひら移動しながら蜜を吸っていました。
今年はモンシロさんたちに好かれているらしくって、写真が撮りやすい。

ゼニアオイ実・花

0616_12zeniaoi1 2014.6.14
早くも実が熟しています。
0616_12zeniaoi2
これが穴あき銭のように見えるのかなぁ、と思ったり、でもそうではないらしいけど。
{花が一文銭のようだ、というらしいのです}
0616_12zeniaoi3
ドーナッツ状のものを分解するとこうなります。
種子ですね。

0616_13zeniaoi
咲きかけの花もお楽しみください。
薄紫がきれい。

クサギカメムシ幼虫@タチアオイ

0616_11kusagi1 2014.6.16
クサギカメムシの幼虫です。
ハチさんたちがまき散らした花粉があります。
0616_11kusagi2
カメムシにとっては蜜よりは汁。
花を咲かせたり、実を稔らせたりするために、きっと濃い栄養液が送られてきているのでしょう。

ハナバチ@タチアオイ

0616_8hanabati1 2014.6.16
花粉浴とでもいいましょうか。
0616_8hanabati2
これだけいろいろな虫たちに潜り込んでもらえれば、タチアオイの授粉戦略大成功ですね。
結実率はすごく高いです。

0616_9tatiaoi
「風車風」と書くと、右から読んでも左から読んでも、なんですね。

0616_10hanabati1
また同じような「花粉浴」中のがいます。
0616_10hanabati2
あぁ~いい気持、っと。

0619_2hanabati 6.19
比較的大型のハチが多いですね。
鉢の側にも「好み」があるんでしょうか。
毎日楽しいことったらありゃしない。

ヤマトシジミ@ヤブガラシ

0616_5yamatosijimi 2014.6.16
シジミチョウとヤブガラシ。大きさとしては釣り合いがとれますね。
人間の目には地味で花としてはほとんど目立たないヤブガラシですが、昆虫には好かれています。
いろんな虫が蜜を吸いに来ます。
紫外線領域で「密があるよ」と目立っているのかもしれませんね。
虫にとってはすごく魅力的に見えるのでしょう。

2014年7月 2日 (水)

モノサシトンボ羽化

0616_0monosasitonbo1 2014.6.16
妻が丹念に撮影してくれました。腰を曲げるアングルなので、私には無理。
まず、体が出てきました。
0616_0monosasitonbo2
体を曲げて、脚を乾かして。
白い糸が見えますが、これは気管です。気管と言って「管」のような気がしますが、表皮が体内に陥入する「細いくぼみ」ですよね。ですから、脱皮の時には一緒に脱がなければならない。
0616_0monosasitonbo3
翅はまだ小さいまま。
0616_0monosasitonbo4
脚が固まると、脚でつかまって腹を引き抜きます。
腹はまだ太くて曲がっているし、翅は縮んだまま。
これから展開です。

0616_2monosasitonbo2
これは上4枚とは別個体なのですが、羽化が同時進行していた個体の写真。
翅をほぼ展開し終えたところ。
まだ乾燥していなくて、半透明でぷよぷよのようですね。

★ところで、楽しい読書をしました。

「トンボの不思議」新井裕 著、丸善
P.95から

 脚が抜けると、しっぽだけを残して、20~30分の休息に入る。これは、抜け出たばかりの柔らかい脚が、硬く固まるのを待つ時間である。脚が固まってしっかりすると、殻に掴まり、しっぽを抜く。抜け出たばかりのしっぽは太くて短いが、時間の経過とともにトンボらしいスラッとした格好になる。しっぽは、羽化に先立って肛門から吸収した水と、羽化のときに口から取り込んだ空気を腸に送り、腸を膨らませて長く伸ばすのだという。そのため、羽化中のトンボはやたらと口を動かし、空気を取り入れている様子がうかがえる。
 やがて肛門から1滴、また1滴と水を垂らし始め、それにつれて、ぶよぶよだったしっぽが、細くがっちりするようになる。この水はしっぽを膨らますときに使ったもので、廃棄物質である尿酸が含まれているという。

この記述は、イトトンボの仲間の話ではないかもしれません。トンボ一般の羽化としてそう大きな違いはないと思いますので、ここで引用をお目にかけました。

チョウの羽化では「腹を伸ばす」という作業はないですね。多くの体液をもつ太い腹から、翅脈に体液を圧送して翅を展開する、それが済んだら余分な水分は「蛹便」として排出してスリムな成虫の腹になる。

トンボではあの長い腹部を伸ばすという作業も必要なのですね。しかも、そのために、腸内の水に圧力をかける、口から空気を吸い込んで腸を伸ばす、そんなことをしているとは、初めて知りました。

ところで、この本のP.89から

 ヤゴを飼育するというのは結構楽しいことでもある。あまり難しいことは考えずに、とりあえずヤゴ飼育にチャレンジしてみたらどうだろう。飼育は生き物への関心を子供達に喚起するためのきっかけになるし、老後の趣味としてもお勧めである。

あはは。言い当てられてしまったなぁ。
「老後の趣味」にいかがですか?私もお勧めします。
子育て中のご夫婦にもお勧めします。いい子になりますよ。かかしさんが保証しちゃう。
そして、P.92から

 飼育していて1番楽しみなのは、羽化を見ることである。長い間世話をしたヤゴが、トンボへと変身する光景を目の当たりにする喜びは、何事にも替えがたいものである。その反面、羽化直前で死んでしまったり、羽化に失敗して飛べないトンボになってしまい、言葉には尽くせない罪悪感や辛さを味わうこともある。生き物を飼うということは、そういったことを覚悟で取り組むことが必要だし、だからこそ飼育を通していろいろなことが学べるのではないだろうか。

そう、飼育するということは単なる遊びではありません。他の命に責任を持つということです。それは決して忘れてはいけないことです。
特に子どもと一緒に虫を飼育する時は、親がきちんとした姿勢を示す必要がありますね。
自然だと成虫にまで達せないものが飼育によって増えてしまうのはいけないのではないか、という考えもあります。
でも、子どもの昆虫採集が昆虫を絶滅に追い込むことはないように、飼育が自然破壊になることはないといっていいでしょう。
{お金が絡んで、人間の欲が発動すると、そうのんきなことは言っていられないこともあります。あくまでも個人が在来種を、きちんと責任ある飼育をする、ということが大事です。}

★ちなみに、新井さんは、昭和23年生まれです。ワタクシことかかしも、昭和23年生まれです。なんだか親近感を覚えるなぁ。キャリアが全然違うのに、恐れ多いことを言ってしまいました。ゴメンナサイ。

タチアオイ

0615_4tatiaoi 2014.6.15
プール前から、東急多摩川線の線路向こうです。
線路の柵沿いのあちこちでタチアオイをみかけるようになりました。
タフだし、豪華だし、いいですよね。
ほっといても豪快に伸びて咲く。見ていてなんだか気もちいもんな。
うれしいことです。

キンレンカ

0615_2kinrenka1 2014.6.15
ベランダで咲きはじめたのですが、玄関前へ移動させました。
絶え間なく見てあげられます。
0615_2kinrenka2
違う色の花も咲き始め、ドアを出ると足元がカラフルで素敵。
葉を認識したら、結構栽培しているお家もあるのだな、と気づきました。
この写真の後、今度は鉢を門の前に出しました。
保育園の子が見るのにちょうどいい高さで咲いていますので。
ヒマワリも線路際にありますが、園児の視線よりずっと高いからなぁ。
お散歩に来ると、お花だぁ、といってはしゃいでくれるのがうれしい。
お花を摘む、なんていい経験だ。どんどんどうぞ。

アオスジアゲハ

0615_1aosuji2 2014.6.15
羽化してケースから放したアオスジアゲハが、ランタナの花に飛んでいって、休憩。
0615_1aosuji3
おっとっと、という姿勢で心配しましたが、大丈夫。
蜜を吸って、元気に旅立ちました。
羽化して出ていった場所が、「チョウの道」の一部になるのではないでしょうか。
庭に出ると顔の前やら頭の上を飛んでいくチョウがいっぱい。
みんなうちの子。

アゲハとクロアゲハ

0614_20ageha 2014.6.14
これはアゲハの終齢幼虫。
0614_20kuroageha
こちらはクロアゲハの終齢幼虫。
ケースの外からの撮影なので、鮮明さにかけますが、比較してみるのにいい具合かな、とお目にかけます。

★6月4日に今年の羽化第一号はアゲハでした。
以降、羽化は続きまして。
14日から30日まで毎日連続17日、羽化。
アゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、セスジスズメで、6月の累計は46匹になりました。
ものすごいことになってます。
「虫と生きる日々」というのが誇張でも何でもない、全くの事実なのです。
庭では、カウントはできませんが、オオシオカラトンボやモノサシトンボが続々と羽化していますし。
最高に楽しい日々です。

マルハナバチ

0614_18maruhanabati1 2014.6.14
どうなっているのかわかりにくいですね。
0614_18maruhanabati2
この咲きかけのタチアオイの花の中にもぐっていったというのが一枚目。
この撮影の時点で、この花の中にマルハナバチがいます。見えないけど。
0614_18maruhanabati3
プファ~、と言ったかどうか、飛び出してきたところ。
0614_18maruhanabati4
で、また同じ花にとまりました。
狭い花の中に強引に潜り込んでいくのですから、やはり大型のハチのパワーはすごい。
で、花粉まみれになりました。スゴ。

クサギカメムシ交尾

0614_17kusagi 2014.6.14
交尾をして産卵して。
小さな幼虫もたくさん見かけます。
だからといって、際限なく増えるわけでもなし。
数が増えれば捕食圧も高まるし、なんとかバランスはとれるでしょう。
邪魔しないよう、すぐ退き下がります。

クマバチ

0614_12kumabati 2014.6.14
せわしなく動くクマバチに超接近できましたので、お目にかけます。
ランタナの花を抱え込んでいます。
夢中になってくれたおかげで、接写できました。すごくおいしいんだ、きっと。
ありがとうね。

ササグモ

0614_10sasagumo 2014.6.14
葉の上のササグモに横から光がさすというアングル。
思わず一枚撮ったのですが。
脚や頭胸部はかなり透けてるのに、腹部は不透明ですね。
体内の臓器の配置のせいかな。
こんな形で見たのは初めてでした。
撮ってみるものですね。

アオスジアゲハ羽化

0614_9aosuji1 2014.6.14
ティッシュペーパーで両側から足場を作っておいた蛹が無事羽化しました。
0614_9aosuji2
出立前の凛々しい顔を見てあげてください。
うれしいな。

タイサンボク

0614_8taisanboku1 2014.6.14
蒲田からの帰り道。密蔵院境内のタイサンボクに花が咲いていました。
0614_8taisanboku2
何せ「高い」位置の花ですので、撮影が難しい。
コンデジのズームアップで、このくらいが限界ですね。
0614_8taisanboku3
つぼみ。

ちょうどこの木の前にマンションがあるので、外階段を上がらせてもらえれば花の高さまで行けるのですが、ちょっとね。

季節の花300のサイト
http://www.hana300.com/taisan.html
泰山木 (たいさんぼく)(Evergreen magnolia)
だそうです。マグノリアなんだ。
学名は
Magnolia grandiflora
マグノリア属「大きな花」という名前ですね。
確かに「雄大な」はなだもんな。

ウィキペディアでは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%AF

タイサンボクはアメリカ合衆国南部を象徴する花木とされ、ミシシッピ州とルイジアナ州の州花に指定されている[1]。ミシシッピ州は、州内にタイサンボクが多いことから、タイサンボクの州 (Magnolia State) という愛称がある。また、ミシシッピ州の州の木である。

ということでした。

わかんない

0614_6humei 2014.6.14
またまた、きれいだけれどわからない、というのを。
ごめんなさい。教えてください。

2014年7月 1日 (火)

アオドウガネ(とは限らない)

0614_4aodougane 2014.6.13
頭をよぎった名前を書いたのですけれど。
カナブン、アオカナブン、ドウガネブイブイ、コガネムシなど似たようなのがいっぱいいまして、私はさっぱりわかっていない、というのが実情です。スミマセン。
決して参考にしないでください。
単純に「カナブンだ」といったほうがよかったかなぁ。

モノサシトンボ

0614_0monosasitonbo 2014.6.13
これは妻の撮影。
庭へ出る頻度が高いですからいろいろなものを見つけてくる。
やっと脚が固まって、殻から出て上がってきたところですね。
0614_2monosasitonbo
これはまた別の個体です。
羽化をほぼ終えたところ。
池に2本こういう棒を立ててあるのですが、池の中にいるヤゴが羽化のために棒を探し当てるというのはすごいことのように思えるのですが。
オオシオカラのヤゴなどは池の縁から歩いて地面に出て、周囲の草や木に登って羽化します。
棒につかまって羽化することもありますが。
池の周囲、というのは長い線ですからそこから上がるのはそんなに難しいとは思いませんが。
棒を探し当てて登ってくるというのはすごいことだよなぁ、と考えます。
この小さな虫のスゴイ能力に心揺さぶられます。

マツバボタン・ムラサキカタバミ

0613_31matubabotan 2014.6.13
昼の散歩を一周して戻ってきて、ドッコイショと玄関前に座り込むと、左右にいろいろな花がありまして、座ったままのんびり見ていられる。
マツバボタンもこれから次々と咲いていくでしょう。
0613_32murasakikatabami
こう並ばれるとなんだかうれしくなりますよね。
派手さはないですけど、いい雰囲気の花です。
撮影はしませんでしたが、今年はホタルブクロもまだ咲いています。ずいぶん花の時期が長い。
シランが実を熟させているし。
座り込んでも楽しい観察ができます。

モンシロチョウ@ランタナ

0613_30monsiro 2014.6.13
ランタナの花はやはりチョウを楽しむにはいい花ですね。
アゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、イチモンジセセリなどいろいろなチョウが訪れてくれます。
ブッドレアもチョウが来る、というのですが、我が家ではランタナが一番のようです。
チョウに関心がおありでしたら、お試しください。

キオビツチバチ@ヤブガラシ

0613_28kiobitutibati1 2014.6.13
黄色い帯が目立ったので、ドロバチ科のトックリバチかスズバチかなと思ったのですが。
よく見ると、腹の形が違いますね。「蜂腰」じゃないし。
0613_28kiobitutibati2
この顔、やっぱり違います。
短いけれど毛むくじゃらな感じもドロバチではない。
0613_28kiobitutibati3
これはツチバチのようです。
調べてみたら、キオビツチバチでまず間違いないと思います。
やはりヤブガラシの花の蜜を自分用になめているのでしょう。
先日、タチアオイの花の中で、花粉だらけになっている体の長い黒いハチがいました、写真は撮れませんでしたが。あれも多分このキオビツチバチではなかったか。そんな気がします。

よく見かけるツチバチは、ヒメハラナガツチバチやキンケハラナガツチバチですが、このキオビツチバチもやはり土の中のコガネムシの幼虫を食べて育ちます。ですから、土を掘り返すために顎が発達しています。

セグロアシナガバチ@ヤブガラシ

0613_27seguroasinagabati1 2014.6.13
セグロアシナガバチがヤブガラシの花に来ていました。
大型のアシナガバチです。
0613_27seguroasinagabati2
狩猟行動ではなくて、自分の栄養補給ですね。
狩猟の時は、葉の裏などを丹念に探索して移動していきます。
0613_27seguroasinagabati3
花を抱え込んで口をつけているようです。
ここまで接近できることは珍しい。
おいしい密に夢中になっていたせいです。

ワタノメイガ幼虫

0613_25watanomeiga1 2014.6.13
タチアオイの葉をぐるぐる巻きに巻いて、中にいます。
0613_25watanomeiga2
糸で強く引いて巻きます。
しょうがないから「追放」。

成虫を見かけた意識はないんですけどね。幼虫がやたらと増える。

幼虫図鑑です↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/watanomeiga.html
幼虫の食草は
「ワタ(綿),ムクゲ(木槿),タチアオイ(立ち葵),フヨウ(芙蓉),オクラ,アオギリ(青桐),キリ(桐)」
です。
上のサイトに成虫の写真もありますので関心がおありでしたらご覧ください。

モミジバルコウ・ルコウソウ

0613_24momijibarukou 2014.6.13
モミジバルコウの双葉と本葉。
0629momijibarukou 6.29
しぼみかかってしまっていましたが、この日が最初の開花だと思います。
0613_26rukousou 6.13
こちらはルコウソウ
双葉も細いんですよね。で、本葉はもっと細い櫛の歯状。
これは茂りますよ。
楽しみにしていただいている方がご近所にいらっしゃいます。
あの濃い赤がお好きだそうです。

ナミテントウ

0613_23namitentou 2014.6.13
なんだかなぁ。これもナミテントウの斑紋のバリエーションのようです。
なんでもあり、なんだもんなぁ。
こういろいろ斑紋が違っても交尾・産卵・成長はできるようですので、やはりナミテントウという「一つの種」であることは確かなのでしょう。
いやはや、ナミテントウさんには恐れ入る。

ブラックベリー

0613_19blackberry 2014.6.13
徐々に色濃くなっていきます。
結構時間がかかるものですね。
キイチゴと比べるとずいぶんゆっくりな気がします。
それぞれの植物が持つ「時間」に合わせて生きる私たちです。
{もちろん虫たちの時間にも合わせていきておりますよ}
人間の「時間」はやたらとせわしないですね。

アゲハ産卵

0613_17ageha1 2014.6.13
クロアゲハの吸蜜が終わった時。
今度はアゲハがすぐそばのキンカンに飛来。
わぁわぁ。夫婦二人して、わぁ。
0613_17ageha2
腹を曲げてますね。産卵の姿です。この瞬間葉に卵を産み付けている。
腹部の先端に「光受容器」がありまして、産卵管が十分に伸び出ていることを光で感知し、その上で腹端部が葉に接触するとその接触刺激で産卵する、のだそうです。
前脚で葉をたたいて傷をつけ、その「味」で幼虫の食草であることを確認するというのはかなり知られていると思いますが、産卵もちゃんと確認しながらなのです。
ついでに、雌雄の交尾の際、オスは交尾器がメスときちんと結合したことを、やはり腹端部の光受容器で確認しています。

ランタナにて:クマバチ・クロアゲハ

0613_15kumabati1 2014.6.13
クマバチがランタナの花を抱えこんで頭を突っ込んでいます。
0613_15kumabati2
夢中。
クマバチの力は強い。で、ランタナの花を蹴散らすんですね。
ま、いいけどさ。
タチアオイの花に頭を突っ込んでいるところを見ていると、花粉を浴びせられますが、ランタナでは花が散る。
パワフルなハチだなぁ、と感心します。

0613_16kuroageha1
クロアゲハが蜜を吸いにやってきました。
こちらは花を蹴飛ばしたりはしない。
口吻を伸ばして蜜を吸う。
0613_16kuroageha2
幻想的でいいでしょ。
目の前でこうやってチョウが舞うと、興奮してしまいます。仕合せだなぁ。
室内にいた妻を呼んで二人で見ました。
0613_16kuroageha3
このクロアゲハ、かなり翅が傷んでいます。飛ぶには全く差支えないようですが。
鳥にでもかじられかかったかな。
チョウは飛ぶ。ひたすらに飛んで、翅がぼろぼろになるまで飛んでほしい。
そのように命を全うしてほしい、というのが長年飼育者としてかかわってきた夫婦の願いです。

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