標識
2014.5.10
道路に新しい文字が描かれました。この日気づいたので、前日くらいに描いたのでしょうね。
「高さ制限3.1m」と描かれています。
何かというと、写真のガード。この上を新幹線などが走ります。
道路は多摩堤通り。
「3.1m」という標識も左に掲げられています。
黄色と黒に塗られた鉄枠がありまして、3.1m以上の高さのトラックはぶつかります。
これが結構衝突するんだなぁ。
我が家にいてもその音が聞こえます。「あっ、やっちまったい」と見に行ったり。{野次馬ですので}
で、さすがに業を煮やしたのでしょう、路面にでかでかと描きました。
私共がこの近くに引っ越してきて以来30年以上ですが、ずいぶんぶつかりましたよ。
やっと別の方法を考えたらしい。
板を字の形にくりぬいて、ペンキをスプレーするというわけにはいかないですね。
「特注」でしょう。まず字をデザインして、各部のサイズを指定して、現場でちゃんと描いたんですね。
白い細い線がありますね、これある種の「墨壺」の利用だと思います。
すみ‐つぼ【墨壺】
大工や石工などが直線を引くのに用いる道具。一方に墨肉を入れ、他方に糸(墨糸)を巻きつけた車をつけ、糸は墨池の中を通し、端に仮子かりこという小錐こきりをつける。墨糸を加工材にまっすぐに張って垂直に軽く弾くと、黒線が材面に印される。広辞苑第六版より引用
大工さんが使ってましたね、あれは優れものだ。きれいな直線が描けます。
道路に白い文字や線を描くのに、大型の「白い墨壺」を使っているのを見たことがあります。
糸を引き出すと白い粉末顔料が付着してきて、それをピンと張り、指で持ち上げて弾くと道路に白い直線が描けるのです。
それで外形を描いて中を塗る。
おそらく、「高さ制限・・・」という文字を描くにもそんな方法をとったのではないか、と想像させる「跡」でした。
この表示が描かれてから1か月足らずですが、今のところぶつかった車はないようです。
ご注意ください。
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