雨上がりの豆
2014.5.13
スイートピーの豆です。
前の記事の、花弁の撥水性との違いは歴然ですね。
水滴が真ん丸。
超撥水性といっていいでしょう。
なぜだ?
おそらく豆に生えている「毛」のせいです。
花弁だってある程度の撥水性はあるわけですが、「面」ですね。
ところが、毛が生えていると水との接触が「点」に近くなる。そうすると撥水性が強まるんですね。
フラクタルな凹凸面の超撥水性というのが有名です。
ハスの葉の超撥水性も、葉の表面の微細な凹凸のせいですね。
2007.8.17(DiMAGE Z3)
これ、以前に撮影したアオスジアゲハの翅の超撥水性の写真。
鱗粉が並んで、表面に微細な凹凸があるためにこんなに水をはじくんです。
チョウの翅は超撥水性。ですから、多少の雨の中を飛んでも、濡れて羽が重くなってしまうということはない。すごいでしょ。
水滴の形など見ながら、そんなことにも思いをはせてください。身近なところに自然の不思議はいっぱいあります。
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