アシダカグモ
2014.5.14
2階で見かけましたので、ちょっとケースに入ってもらって記念撮影。
まだ小さな幼体です。
透明ケースの良さは、腹側も見えることなんですよね。
普通クモのお腹は見ない。
右の脚が一本足りないな。成長して復活できるかな。
体の大きさの割に脚が立派。
頑張って生きるんだよ、と逃がしてやりました。
2014.5.30
朝食を摂って、みんなの体操・ラジオ体操なんかして、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいましたら、窓枠にアシダカグモ。まだ成体じゃないな。もう一回かな、脱皮しなくっちゃ。
体の部分だけトリミング。
見慣れてくればかわいいものです。
記念写真を撮ったら、ケースにでも入れて外へ出すか、と思っていたら、妻のいる側の窓の端まで歩いていきましたので、そこから出してくれ、と頼みました。
窓をさっと開けたら、妻は素手で、ほい、とクモを外へ追い出してやりました。さすがぁ。
アシダカグモで動揺する妻じゃありません。
★朝日新聞の夕刊に黒木瞳さんの連載エッセーがあります。
2014年4月10日の分から部分引用します。
ある土曜日。
家には私しかいなくて。じゃそろそろ犬にご飯でも食べさせようかとソファから腰を上げたら、机の下に、大きな大きな“蜘蛛”が、いるではないか!
虫とか昆虫とか、もちろん蜘蛛とか、私は全然怖くなくて、虫も人も共に生きるのよ、な~んていつもは平気のヘッチャラで娘にも言い聞かせている私なのだけれど。
あまりの蜘蛛の大きさに私はビックリ仰天した。
そうね。大きさは、タウンページくらいの大きさかな。電話帳くらいよ。・・・で、とにかくそれくらいの大きさの巨大蜘蛛なのよ。
・・・
これはもう窓の外に追い出すしかないと思った私は、リビングにあったゴルフクラブを手に取り、「蜘蛛ちゃん、殺さないから、お願い、出てって~」と必死の形相で追いやるのだけれど。
巨大蜘蛛は横歩きするわ速いわで。ゴルフクラブじゃ全く用をなさない。しかも蜘蛛は大きいからさすがの私も、怖い、怖い。
・・・
それからネットで調べて、足長蜘蛛ではないかと神妙に分析。しかも、お腹(なか)に白い殻みたいなのが付いていたから、蜘蛛は妊婦さんだったのだろうと、冷静に推測。
・・・
黒木さんってすてきだなぁ、と見直したのですが。
残念でしたね。アシナガグモではなくてアシダカグモだと思いますよ。
アシナガグモは屋内性はなくって、水辺などでよく見ます。あるいは木の枝に貼り付いていたり。
体長は大きくて15mmくらいかな、長い脚を前の方にそろえて出している時の長さは50mmあるかな。
とても電話帳は覆えません。
アシダカグモは外で出会うこともありますが、私は主に屋内で見かけます。
体長は30mmかな。足を広げるとCD1枚を覆うくらいにはなるでしょう。電話帳はどうかなぁ。
大きな埃の塊りが、すーっと流されていくような、滑らかで素早い移動が特徴です。
ゴキブリなど捕獲してくれます。「益クモ」ですよ。円盤状の白色の卵のうを持ち運ぶそうですから、黒木さんの観察は「冷静」です。
名前の同定がね、ちょっとしくじった。それがザンネン。
虫見てキャッといわない人なんだ、とすごく好感を持ちました。
私、美人だというくらいで、ぐらっとくる性質じゃないんです。
虫見てキャッといわない人じゃないとね。
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