ブドウスズメかセスジスズメか
2014.5.17
わ、孵化してる!
前の記事の卵から孵化した幼虫です。
卵が大きかったですから、孵化したての一齢幼虫も7~8mm位ありそう。
そして。なんといっても。
君はスズメガなんだね!!
立派な「尻尾」があるもんね。
そばの葉の先端、孵化した後の卵のからでしょう。
アゲハのように自分が出てきた卵の殻を食べるということはしなかったようです。
もう一匹見つけましたよ。ヤブガラシの葉の裏。
この尻尾、見てください!
先端を曲げたりして、もう、凝ってるんだから、たまりませんね、かわいくって。
スズメガなんですっ、と主張しています。
おじいちゃんはスズメガのこの特徴知ってるからよくわかるよ。
虹色に輝く卵殻。ここで育ったんですね。
翌日も見に行きましたが、もう見えなくなっていました。きっとどこかの葉の裏にでもいるのでしょうが、葉をいちいちひっくり返す気もなし。大きくなったらまた見つけたいものです。
みんなでつくる日本産蛾類図鑑↓
http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Acosmeryx_castanea.html
ブドウスズメ
【幼虫食餌植物】 ブドウ科:ヤブカラシ、ブドウ、ノブドウ、エビヅル、ツタ(※KD)
http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Theretra_oldenlandiae_oldenlandiae.html
セスジスズメ
【幼虫食餌植物】 ブドウ科:ヤブカラシ、ノブドウ、ツリフネソウ科:ホウセンカ、サトイモ科:サトイモ(※KD)、テンナンショウ、コンニャク、カラスビシャク、ムサシアブミ、ヒルガオ科:サツマイモ(※HY)、ミソハギ科:タバコソウ=ベニチョウジ、アカネ科:フタバムグラ、ツリフネソウ科:ニューギニアインパチエンス、アカバナ科:ミズタマソウ(※GG-239)、アカネ科:クササンダンカ(※GG243)
どっちかなぁ。
セスジスズメの齢を重ねた幼虫は時々見かけますので知っています。黒っぽい体に小さな目玉模様が並んでいます。一齢幼虫は見たことがありません。
ブドウスズメを見たいな、という願望もありますし、終齢幼虫の写真など見ていると、色合いは似ているかな。
大きくなって再会できたら、もう少し確定的なことが言えるのですけれど。
また会おうね!
これは幼虫図鑑↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
ここで「名前による索引」からブドウスズメ、セスジスズメなど見られます。
★そういえば「みんなで作る日本産蛾類図鑑」を作っている方の紹介記事が朝日新聞の「ひと」欄にありました。
2014年5月13日です。
(ひと)神保宇嗣さん(38歳) 日本に生息する蛾の総目録をつくった
夜の明かりに群がる蛾(が)。その魅力のとりこになっている。
害虫のイメージで、多くは色も地味。「でも、鮮やかな赤や瑠璃色の模様の蛾や、羽毛のように羽が枝分かれした蛾もいるんです」
それでも一般には嫌われものだ。「親が気味悪がると、子どもにも伝わってしまうようです」
南北に長い日本は種数が多く、その台帳となる「日本産蛾類総目録」をネット上に作った。集計中だが、すでに6200種ぐらいになった。台帳は、希少種の保護のためにも必要だ。
国立科学博物館の研究員で、蛾の分類が専門。父が会社勤めの傍ら蛾を研究していた。・・・
・・・昆虫愛好家とネットで「みんなで作る日本産蛾類図鑑」作りも始めた。すでに3千種を超す写真を収録、国内で普通に見られる蛾ならほとんど調べられる。
・・・
実はこのサイト、私のような素人には、「詳しすぎる」のです。
見当もつかないようなガを見てしまって、調べるには少々荷が重い。
別の昆虫サイトで、当たりをつけてから見に行きます。
チョウとガは基本的に区別がありません。
「ガ」というレッテルを張りつけて遠ざけてしまうのはとてももったいない。
レッテルや物語を排除して、対象と直に向き合いましょう。いろいろ教えてくれますよ。
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