南殿
2014.4.14
八重桜・南殿の葉の付け根部分。蜜腺ですね。
蜜腺そのものは知っていたのですが、実際に液体の蜜を見たことがなかった。
でも、中央に液体が見えました。
こういうのもありました。もちろん同じ南殿です。
すごいですね、丸く液滴になっている。
初めてみたぞ。
レンズ効果も見えました。
葉の縁からも蜜が出ているのではないか、という気がします。
昼の散歩の終わり、でんと座り込んだ目の前の木なので、じっくり見ることができました。
福岡教育大学のサイト↓
https://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/kagaimitsusen.html
ホウセンカ(ツリフネソウ科)
葉柄の両側には、釘の頭のような突起が数個ついていて、蜜を分泌する。アリが蜜をなめに来ているのが見られることもある。このように葉の基部に蜜腺を持ってアリをひきつける例は、いろいろな植物に見られ、昆虫の食害に対する防御のはたらきを持つと考えられている
https://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/4-6.html
アリをおびき寄せる花外蜜腺
イタドリ・アカメガシワ・サクラ・ホウセンカ・ヘチマなどでは、葉柄や葉身のつけねにイボ状の突起やクレーター状の丸いくぼみがある。これらの突起やくぼみは、特に若葉や若枝では、蜜を分泌し、花外蜜腺[extrafloral nectary]と呼ばれる。
フヨウやオクラ(アオイ科)では、萼片のつけね向軸面から蜜が出る。花の外側に分泌されるので、、広い意味では花外蜜腺に含めることができる。
花外蜜腺には蜜を集めるアリが見られることが多い。また、アリの種によっては、他の巣のアリに奪われないように蜜腺に常駐することもある。葉の基部にアリがいることは、食害昆虫の移動や摂食を妨げると考えられている。
アリが積極的に防御するかどうか、それよりアリの「プレズンス(presence)」が効くのかなぁ。
蜜を出すということにはエネルギーコストがかかるはずです。
それでも効果があるからこそ進化の過程で残ってきた仕組みなのでしょう。
微妙なものですね。
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