アシダカグモ
★黒木瞳さんが朝日新聞の夕刊で連載コラムを始めました。
その第2回、2014年4月10日の記事に。
・・・
虫とか昆虫とか、もちろん蜘蛛とか、私は全然怖くなくて、虫も人も共に生きるのよ、な~んていつもは平気のヘッチャラで娘にも言い聞かせている私なのだけれど。
あまりの蜘蛛の大きさに私はビックリ仰天した。
そうね。大きさは、タウンページくらいの大きさかな。電話帳くらいよ。(しかし最近は電話帳も見なくなったな~)で、とにかくそれくらいの大きさの巨大蜘蛛なのよ。
・・・リビングにあったゴルフクラブを手に取り、「蜘蛛ちゃん、殺さないから、お願い、出てって~」と必死の形相で追いやるのだけれど。
巨大蜘蛛は横歩きするわ速いわで。ゴルフクラブじゃ全く用をなさない。しかも蜘蛛は大きいからさすがの私も、怖い、怖い。
・・・
新聞を手に、蜘蛛と格闘すること30分。
ようやく窓の外に横歩きなさった巨大蜘蛛。
・・・それからネットで調べて、足長蜘蛛ではないかと神妙に分析。しかも、お腹(なか)に白い殻みたいなのが付いていたから、蜘蛛は妊婦さんだったのだろうと、冷静に推測。
・・・
元タカラジェンヌの黒木さんが虫やクモが怖くなくって「虫も人も共に生きるのよ」とおっしゃってくださるとは。感動的な思いです。
黒木瞳さん演じる女性が都落ちしてきたという「沼部」近辺に住む私としては、見直してしまいました。
素敵な人だ。
といいつつ。
ごめんなさい、これ「アシダカグモ」だと思います。
アシナガグモは網を張るタイプのクモです。脚を真っ直ぐに延ばしてとまってると、長いけれどボリューム感はあまりないです。
体の長さでは15mmくらいが大きい方。
木の枝に擬していたり、水に近いところの草の葉にいたり、そういう感じです。
アシダカグモの方は、屋内性というか、建物の中に生息します。網は張りません。
歩き方が独特で、ふわっとしたごみの塊りが風に流されてす~っと移動していくようなスムーズな素早い動きです。
体長は30mmくらいはあるし、脚を広げたサイズはCDを覆うことができるかもしれません。
怖い気分で見ると「タウンページ」くらいあるように見えるかもしれません。
通常に見ることができるクモとしては最大級です。繁殖期には白い卵のうを持ち運ぶタイプのクモです。
でも、人に危害は加えません。だって人はでっかすぎますもん。噛みつけやしない。
アシダカグモは、うまいこと追ってやれば、簡単に追い出せます。
我が家では、玄関や屋内で見かけたときは基本的に放置、です
風呂に入っていた時に、浴室の壁にいたことがありましてね。
下手して洗剤かけたりシャワーかけたりしてしまったら、かわいそうだ、と思いまして。
我が家では10cm角くらいのプラスチック透明ケースがいつもありますので、それを妻に持ってきてもらって、そっとかぶせて、壁との間に紙をそっと入れて蓋にして、「これ放してやって」と妻に渡しました。
妻は外に持って行って、紙の蓋を開けて出してやりました。
どうせまた屋内に戻ってくるんでしょうけど、少しは反省して、人の目を避けてくれる。かな(?)
黒木さん大変でしたね。
でもホント、「虫とか昆虫とか、もちろん蜘蛛とか、私は全然怖くなくて、虫も人も共に生きるのよ、な~んていつもは平気のヘッチャラで娘にも言い聞かせている私なのだけれど。」この一文には大喜び。
虫を見たらキャッと騒ぐのが「かわいい女性」だ、などというのは許せない。
虫好きでなくったって、適当な距離感で虫と付き合うことができる女性(ひと)が好きですねぇ。
互いに生きる仲間なんですから。
ちょっとクモの名前をミスりまして残念でしたけど、黒木さんを見直してしまいました。
素敵な女性だなぁ。
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