ムラサキツユクサ
2014.4.4
濃い紫がうまく写りました。
4.7
オシベの毛が目立ってきましたね。
4.14
数珠がつながったようなオシベの毛。
根元の方は細胞が大きくて長い。
先端に近づくと短くなって、丸っこくなります。
このムラサキツユクサのオシベの毛の細胞の原形質流動はあまりにも有名です。
では、なぜ原形質流動を行うのか?
オシベの毛は細胞が並んでいて、もう分裂はしていないと思います。
個々の細胞が大きくなることによって毛が伸びる。
細胞が大きくなるためには、材料が必要ですよね。
毛の先端部の小さくて丸い細胞が、手持ち分の栄養だけで大きく成長できるとは思えない。
そうすると、必要な材料をどのようにして得ているか、が問題になりますね。
維管束系が届いているわけでもない。
おそらく、毛の細胞同士が結合して、原形質連絡というような形で、根本側の細胞から先端の方の細胞へ、栄養を送っているのではないでしょうか。原形質という粘っこいものを流すのですからエネルギーが必要です。ATPを分解してエネルギーを獲得しているのですね。エネルギーを消費してまでやらねばならない仕事って?
やっぱり栄養の輸送でしょう。
おそらく、この推測は間違っていないだろうと、思っています。
参考↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E7%B5%90%E5%90%88
細胞結合
原形質連絡 (plasmodesma)(plasmodesma、複数形plasmodesmata)は、植物に特有の伝達結合で、細胞壁を貫通し2つの細胞をつないでいる。この細胞結合を通して、植物は、細胞から細胞へと、物質と情報を伝えている。
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