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2014.4.9
池のそば。
このあたりをテリトリーにしている個体ではないか、と思っています。
幼虫は水の中で育ちますからね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-9531.html
2013年5月17日 (金)「アシブトハナアブ:1」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-2950.html
2013年5月17日 (金)「アシブトハナアブ:2」
去年の5月の記事ですが、オタマジャクシを室内で飼っていたら、オナガウジが一緒に入っていて、蛹化し、羽化に至ったという話です。
で、羽化して出てきたのは、まさしくアシブトハナアブでした。
でこんなことを書いています。
この後、庭でアシブトハナアブを見かけると、「うちの子」感覚が湧いてしまうようになりました。うちで羽化した、あいつかな、元気かい、というような気分です。
笑えますね。今年池の辺りで見かけるアシブトハナアブ。「うちの子」の子孫かな。
親しみを感じてしまうなぁ。
2014.4.26
蒲田からの帰りがけ。
かわいい鯉のぼりがあがってました。
幼稚園で作ったのかな。
つい2,3年前までは赤ちゃんだった子が、自分で絵を描くんだもんな。
日々成長し、日々変化していく。
若いお父さんお母さん方、ま、しんどいこともあるかもしれませんが、「成長の時」を共有できるというのは、これに勝る幸せはありませんからね。存分に浸りきって楽しんでください。
子育ての楽しさを味あわせてくれること、それが最大の親孝行なのです。
自分に引きつけてみれば、この10年、私何か変化した?
ゼ~ンゼン。
禿げてきたくらいだよなワタシの変化は。
しょーもねぇ。
この写真、妻に見せたらやはりにこにこ・けらけらと笑っておりました。
豪華な既製品などよりもはるかに素敵な鯉のぼりを見ました。
ありがとう。
2014.4.8
線路際のレンゲソウ。
アブラムシもついていますが、がんばってますよ。
今の季節、アブラムシがいっぱい。
それで枯れてしまうでもないけれど、もう少し捕食者が現れてほしいなぁ。
テントウムシ、ヒラタアブ、アブラバチたちが増えることを期待しています。
全体としてはバランスが取れた生態系を構成していると思いますけど。
4.15
1週間後。咲きましたね。
私には上からしか撮れなくて、こういう画像で御了解ください。
私が育った環境ではレンゲソウ畑はなかったのですが、妻の生育環境ではあったそうでして。
レンゲソウ畑っていいのよね、と、畑まではいかないけれど、増やしたいのです。
{同い年夫婦なので、話題を共有しやすいです。}
2014.4.8
庭のあちこちにスミレが咲いています。
自力で生息範囲を広げている。
さて、ツマグロヒョウモンにも来てほしいし、スミレにも増えてほしいし。
どっちも頑張れ!
ツマグロヒョウモンはスミレの仲間なら何でも食べてくれますが、花屋さんで買ってきたばかりのスミレやパンジーなどをすぐに与えないでください。去年失敗してしまった、悲しくてしょうがない。
ツマグロヒョウモンを育ててみるお気持ちがありましたら、今からスミレ科の植物をご自分で育てて、一切の薬剤を使っていないものを与えてくださいね。殺虫剤だけではなく、なんかいろんな薬剤があるようです、決して使わないでください。
人間などは「馬鹿でかい」動物ですから、多少の薬剤なんかどうということもないけど、チョウの幼虫は1gとかそういうスケールの動物なので、薬剤は一切ダメです。
2014.4.7
クサボケの花に来たクロヒラタアブ。
こうやってアブなどが訪花してくれるのですが、このクサボケに実がなった記憶がないのです。
どうしてかな。
http://www.hana300.com/kusabo.html
<木瓜と草木瓜のちがい>
【木瓜(ぼけ)】
・背が高い。
・枝のトゲはあまり目立たない。
・実は草木瓜の実よりも
大きくて、色は黄色。
縦に「彫り」が入っている。【草木瓜(くさぼけ)】
・背は木瓜より低い。
・枝にトゲがいっぱいある。
・実はボケよりは小さく、
色は黄色。
縦に「彫り」は入っておらず、
表面はつるつる。
こういう記載があって、実がなるらしいのですけれど。
一度実ってくれないかなぁ。
4.17
雄花が開いています。
よくわかりませんが、この時雌花は見えていないような気がします。
でも、秋になると実がなりますので、受粉できるんでしょう。
すごくずれているような気がするんですが。
4.19
地面に雄花穂が落ち始めました。
これ、知らない人が見るときっと気持ち悪いと思います。
大きな毛虫かなんかがいるように見えるのではないでしょうか。
上の方では雄花が満開
4.22
この日、雌花がはっきり確認できました。
ひょっとして、子房のふくらみは見えなくても、柱頭だけ開いていて、花粉を受けていたのかもしれませんね。
右上に雌花、垂れ下がっているのが雄花穂。
こんな位置関係です。
トサカフトメイガの幼虫がつきやすくって、なかなか完全な稔りまでいかないことも多いです。
今年はどうなるかな。
2014.4.26
前の記事を意識して、ちょっと「皮肉っぽく」「しづく」の写真を撮ってきました。
もうちょっと前で、桜の花びらが水車にかかっている時だったらよかったのにね。
コンデジを向けて、パチッとやってみたら、意外と撮れるものですね。
長く伸びた水や、水滴が写っていました。
「水車のしづくも花と散る♪」
かかしさん、あんた意地っ張りだねぇ。
どうでもいいじゃん、そんな話。
お日様に当たって、いい気持。これが生きるってことさぁね。
それにしてもおい、君たちそういう不安定な姿勢が好きなのかい?
人生(亀生)どう転んだって、大差ないよ。そんなもんだろ。
ナットク。
★別件
広辞苑引いてみました。「しづく」でいいんだよな、と。
しずく【滴・雫】シヅク
水などの、液体のしたたり落ちる粒。「―が垂れる」
しずく‐も【雫も】
広辞苑第六版より引用
ウム、旧仮名だったら「しづく」でいいんだ。
ところで「雫も」って何だ?知らない言葉だな。
しずく‐も【雫も】シヅク‥
副(下に打消を伴って)いささかも。つゆほども。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「―これに偽りない」
広辞苑第六版より引用
こんな使い方があるなんて、「しづくも知らなかった」。本当です。
0:お花見の季節も終わりまして。
興奮も鎮まったところで愚問を。
滝廉太郎作曲で有名な「花」の歌詞を考えてしまった。
{きっかけは、NHKのフック・ブック・ローで、歌詞の解説をやっていたことでした。}
時代背景的には、1900年(明治33年)に出版された歌曲集に掲載されたと聞いております。
私が躓いたのは
春のうらゝの隅田川
のぼりくだりの船人が
櫂のしづくも花と散る
ながめを何にたとふべき
この歌詞の
「櫂のしづくも 花と散る」
という部分なのです。
1:花見船って、複数の客を乗せて、船頭さんが多分一人で漕ぐ船ですよね。
そういう船って、船尾に船頭さんが立って漕ぐような気がする。
船頭さんが漕ぐのは櫂にしても櫓にしても、水中に浸したまま往復運動をして、推進力を生むのではないか。
その漕ぎ方で「しづく」が散るかなぁ?
と。
2:ボートに乗ってオールで漕ぐ、という動作なら、「しづくが花と散」ってもいいんですけど。
オールは水面から出ますからね。
ボートは複数の乗客を乗せて誰かが漕いでくれる、という乗り物じゃないでしょう。
とすると、「のぼりくだりの船人」というのは、隅田川で花見客が貸しボートにでも乗って、自分で漕いでいたのか?
明治33年ってそういう時代だったのかな?わかりません。
現代の、千鳥ヶ淵あたりなら、ボートを漕いでいる人もいますけどね。
3:どっちでもいいじゃん。櫂とオールは一緒。
oar
►n
1 オール,かい,櫓(ろ);オールのようなはたらきをするもの《翼・ひれ・腕など》;オール状のもの《攪拌用具など》
リーダーズ英和辞典第3版より引用
4:手漕ぎボートだとね、川を「のぼりくだり」することはできることはできますが。
でも、気分よく調子にのって川を下ってしまうと、上ってくるのは大変なんですよね、流れに逆らうから。
{個人的には、ある湖で風の強い日、ボートで風下に行って、風上へ漕ぎ帰れなくなって、遭難しそうだ、と焦った思い出があります。川じゃないけど。}
5:かすかな記憶。子どもの頃にラジオかなんかで聞いたような。
花見船などは、基本的に客を乗せるのは下りだけ。
少し川を下ったところで客を降ろして、船に綱をつけて、川岸から引いて元の上流の位置へ戻る。
そしてまた客を乗せる。
そんな、かすかな記憶。
もし、この記憶になにがしかの正しさがあったら、
「のぼりくだりの船人」というのは、いいのかなぁ。
もちろん、その時代の歌詞なんだから正しいんでしょう。
川上りの船頭さんは、大変だっただろうな。
という、混乱が私の中にあります。
気づいてしまった者の「ふしあわせ」というやつです。
気づかなければよかった。
2014.4.7
朝7時20分頃。
なんとまあ、まんまる。
タンポポとは違うまんまる。
ぽんぽん。
フラッシュを浴びせてみました。
きれいだなぁ。
とにかくかわいいんだよ、と、妻を呼んできて見てもらいました。
あらまぁ。ぽんぽんなのね。
いたく気に入った様子。自分でも写真撮っていました。
夕方4時半ころ。
雨戸を閉めるかと、ガラス戸を開けたら、風が吹いてきて、綿毛がみんな目の前で旅立っていきました。
わぁ~!
カメラを手にしたときは、あと一つ。
これもすぐ次の風で飛んでいってしまいました。
どこか発芽できる場所に落ちた実は次の世代になっていくでしょう。
確率はそう高くはないでしょうけれど。達者でなぁ。
旅立ちの時に立ち会ってしまいました。
2014.4.6
桜まつりの日曜日。
いつものようにプールへ泳ぎに来ました、車で。
でもいつもとは違うルートで来ました。
桜坂方面へいっちゃうと、渋滞にぶつかる可能性がある。
つい車を止めて見上げてしまったり。
駐車して下りてしまう人がいたり。
で、敬遠。(敬して遠ざく)
大回りしてプールへ。
浅間神社の下です。
私が浅間神社に上がることはもうないでしょう。
階段は急だし、女坂の方の傾斜も絶望的にきついし。
坂ってね、上れるんですけどね、下りられないんだなぁ。
プールの入り口前のフラワーポッド。
特に季節の花に入れ替えたりせずに放置してありますので、この季節になるとカシワバアジサイが咲くぞ、と「決まって」いる。
そういうのもいいですよね、あそこへ行けばあれが見られる、と決まっているのって。
咲いたらまたお目にかけましょう。
2014.4.23
夕べ雨戸を閉めにいった妻が「ミヤコグサが咲いたわよ」と言っていましたが、もう動く気のない私は、その時はパス。
今朝、撮影しました。
小さなマメ科の花です。黄色が鮮やか。きれいですよ~。
正面の姿も、とカメラを低くしたのですが。
あらら
もうアブラムシかな、来てますね。
さすがぁ。花が咲いたなんてとうに知ってらぁ、とのことです。
鉢いっぱいに茂っています。
これからどんどん華やかになっていくのでしょう。
うれしいなぁ。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/leguminosae/miyakogusa/miyakogusa.htm
ミヤコグサ Lotus corniculatus var. japonicus (マメ科 ミヤコグサ属)
ミヤコグサは日本の各地から中国・台湾・ヒマラヤにも生育する多年生草本。路傍や荒れ地に生育している。花期は長く、春から秋まで咲き続けるが春と秋に数多く花を開く。近寄ってみると、つるりとした花は結構美しい。花期が長いことに着目され、近年はワイルドフラワーによる法面緑化にも利用されている。葉は5枚の小葉からなる羽状複葉であるが最下の2枚が小さく茎に近いので3枚の3出複葉のように見える。全体無毛で粉白色を帯びる。・・・ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物であるとされている・・・
そう珍しい植物でもないのですが。
http://www.legumebase.brc.miyazaki-u.ac.jp/lotus/
Lotus japonicus Database について
ミヤコグサ (Lotus japonicus)は、野生の多年生マメ科植物で、ゲノムサイズが小さく、 ライフサイクルが短いなどの特徴からダイズ等のマメ科の作物にとってモデル植物となることが期待されています。 NBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト) LegumeBase ではリソースの提供を通した研究のサポートを目的にミヤコグサ系統の配布を行っています。
我が家に頂いたのは、このNBRPの研究用の系統だったようでして。
アブラムシがついてちゃいかんかな。
またおいおい、美しい姿をお目にかけます。
2014.4.4
妻は健脚だからあちこち歩く。
きれいですねぇ。
キク科ですねぇ。
「季節の花300」のサイトで、「黄色い花+春」で、ず~~~っと見ていったらゴールデンクラッカーに出会いました。
http://www.hana300.com/golden.html
ゴールデンクラッカー(Golden cracker)
これで間違いないと思います。葉の姿も一致しているようだし。
外できれいな花に出会っても、名前がわかることは少ないけれど、今回はなんとかたどりつけました。
めでたしめでたし。
2014.4.4
オシベにくっついているのはルリマルノミハムシでしょう。
後脚の張り出し具合でそう判断します。
ルリマルノミハムシが2匹。
写真上にはヒメマルカツオブシムシ。
知っているつもりでも混乱しますね。
「ルリマル」だったり「ヒメマル」だったり。
記事を書く前に一応昆虫サイトで確認しました。
双方とも、成虫は花粉を食べているのでしょう。
ルリマルノミハムシの幼虫が何を食べているかは知りません。
ヒメマルカツオブシムシの幼虫は、「カツオブシムシ」というくらいで、乾燥したたんぱく質を食べます。
鰹節・昆虫標本・・・。
一番身近なのは「ウールのセーター」でしょうか。
あんな乾燥したたんぱく質を食って、よく成長できるものだと感心します。
代謝で生じる水を利用できるのかなぁ。
2014.4.4
濃い紫がうまく写りました。
4.7
オシベの毛が目立ってきましたね。
4.14
数珠がつながったようなオシベの毛。
根元の方は細胞が大きくて長い。
先端に近づくと短くなって、丸っこくなります。
このムラサキツユクサのオシベの毛の細胞の原形質流動はあまりにも有名です。
では、なぜ原形質流動を行うのか?
オシベの毛は細胞が並んでいて、もう分裂はしていないと思います。
個々の細胞が大きくなることによって毛が伸びる。
細胞が大きくなるためには、材料が必要ですよね。
毛の先端部の小さくて丸い細胞が、手持ち分の栄養だけで大きく成長できるとは思えない。
そうすると、必要な材料をどのようにして得ているか、が問題になりますね。
維管束系が届いているわけでもない。
おそらく、毛の細胞同士が結合して、原形質連絡というような形で、根本側の細胞から先端の方の細胞へ、栄養を送っているのではないでしょうか。原形質という粘っこいものを流すのですからエネルギーが必要です。ATPを分解してエネルギーを獲得しているのですね。エネルギーを消費してまでやらねばならない仕事って?
やっぱり栄養の輸送でしょう。
おそらく、この推測は間違っていないだろうと、思っています。
参考↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E7%B5%90%E5%90%88
細胞結合
原形質連絡 (plasmodesma)(plasmodesma、複数形plasmodesmata)は、植物に特有の伝達結合で、細胞壁を貫通し2つの細胞をつないでいる。この細胞結合を通して、植物は、細胞から細胞へと、物質と情報を伝えている。
2014.4.4
フタモンアシナガバチの様子がいつもと違う。
見れば獲物を抱えて、団子にしているところのようです。
中脚と後脚で体を高く支えて、前脚で緑色のものを抱えています。
作業に集中していて、私が見ていることを無視
獲物が何であるかはわかりません。
獲物の糞の入っているところか何かを切り離したようにも見えるんですが、詳細は分からない。
これを巣に持ち帰って幼虫に与えるのでしょう。
こういう獲物を探して、葉の間、葉の裏など探索している姿はよく見かけます。
私自身、アシナガバチの肉団子づくりに集中していたら、視界に何か動くものが。
なんだかヤゴのような気がしますが。
結構すたすた歩いて草の間に入ってしまいました。
羽化には早いような気がするが。
池でオタマジャクシとかにつつきまわされましたかね。
わからないことばかりです。
★「バルテュス展」が開催されているようですね。
鑑賞に行くだけの体力もなし、あまり関心はなかったのですが。
新聞記事を読んでいて、おおすごい、と思ったものですから、ご紹介します
「神聖なエロス描いた」 バルテュスの妻節子さんに聞く(朝日新聞 2014年4月17日)
という記事です。
・・・
バルテュスの妻である節子・クロソフスカ・ド・ローラさんはどう見ているのか。回顧展の魅力も交え、話を聞いた。
・・・
「絵は絵自身が語る」
・・・
節子さんは、バルテュス展の見方について、こう話している。「バルテュスはよく、絵はただ見ることが一番大切だと言っていました。知識は仕入れず、清らかな気持ちで見て欲しいと思います」
更にインタビューもありまして。
――バルテュスの作品は、なかなかまとまって見る機会がありません。
バルテュスはよく、絵というものは、ただ見ることが一番大切であると言っていました。見ることはどういうことかと。それを映す心が清らかでないと、心が映らない。あまりいろんなことを読んだりインテリ的な方向で見たりするよりは、清らかな気持ちで見てほしいと思います。――少女をモチーフにしたことに対して、世間から性的なイメージを付与されることを断固として退けたというよりも、バルテュスは晩年に至るまでそもそも語りませんでした。なぜなのでしょうか。
絵自身は文学でも音楽でもないので、絵自身が語るべきです。絵画は目に訴えて、目を通して他の五感を動かします。説明があって理解するのは絵ではありません。
・・・
そういう意味で絵画とは何か、その本質はあるイメージがあればイメージ自体が語る、直截(ちょくせつ)的に人の心の中に入って語るものです。それがイメージそのものの強さです。
・・・
いいですね、これ、最高だ。
「絵はただ見ることが一番大切だと言っていました。知識は仕入れず、清らかな気持ちで見て欲しいと思います」
頭でっかちにならず、まっさらな感性のままで作品と向き合う(対峙する)ことが「鑑賞」ですね。
絵は絵自身が語る。「説明があって理解するのは絵ではありません。」
私にとって、ストンと落ちる言葉でした。
作者の側からそういっていただけるのはうれしい。
作者は「作品」にすべてを込める。鑑賞者は「作品」から作者が込めたものを味わう。
作者と鑑賞者は「作品」において対峙するべきだ。というのが私の青春時代からの主張ですので、とてもうれしく読んだのでした。
創造者でありえないのならば、せめて鑑賞者として真剣に鑑賞したい、というのが私の願いでした。
世の中「評論家」がはびこるからなぁ。鬱陶しい。
評論家どもを撃破して、脇へ取り除き、作品と向き合いたいですね。
絵、音楽、文学、詩歌・・・すべてにおいて。
物語に浸るの、やめません?
自分が聞きたい物語だけを聞いて、快く浸りきっていたのでは、創造的なものは生まれてきません。
物語を脱いでしまいましょうよ。
むき出しの自分が、むき出しの対象と正面衝突する。
ちょっとしんどいですけどね。
そらすなよ、にげるなよ、正面衝突しな。
とまあ、私はよく言ってきました。
正面衝突こそが新たなものを生むのです。
階段を上がろうとしていたら、手に何かが落ちてきた。
2014.4.2
ひゃっこい。こそばい。
見れば赤ちゃんヤモリ。
妻を呼んで、まずは妻のIXYでパチパチ。確実に証拠を残さなくっちゃね。
ベルトポーチから私のOPTIOを出してもらって、自分でもぱちり。左手で操作してますのでやりにくいぞ。
しっかしなぁ、ヤモリに抱き付かれるとは思ってなかったぞ。
肘の方へシャツの内側へ入り込みそうになって、そりゃいくらなんでもダメ。
手の方へ行きなさい。
おだやかで優しい顔してます。
ほんと幼いヤモリでした。
そっと手から降ろして、大きくなったらまた遊びにおいで、と放してやりました。
かかしさんも人間離れが進んできたなぁ。
ヤモちゃんに「遊びましょ」なんていわれるなんてなぁ。
2014.4.2
これやっぱりタチイヌノフグリですね。
葉の形がタチイヌノフグリだな。
↓公的な機関で参照できるところを探しました。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/ooinunofuguri.html
オオイヌノフグリと類似種(ゴマノハグサ科|オオバコ科)
多分間違いないけれど、できれば、ちゃんとこれがフラサバソウだ、という写真も撮りたいものです。
並べて掲載できればね、いいんですが。
★実は、お歯黒の原理が万年筆のブルーブラック・インクの原理でもあるのです。
単純化すると、硫酸鉄(Ⅱ)とタンニンと青の染料が主成分。
タンニンと鉄(Ⅱ)は反応していますが、水溶性です。ただ、そのままだとインク瓶のふたを開けるたびに新鮮な空気に触れて鉄の酸化が起きてしまいます。で、かなり強めの酸性にしてあります。そうすると、酸化されにくくなるのです。
タンニンと鉄(Ⅱ)だけだと、色が薄くって、紙に書いてもくっきりしませんので、青の染料を入れておくわけですね。
で、最初は「青」。
紙に文字として載ると、酸化されて鉄が3価になって、黒い水に不溶の沈澱になリます。
で「黒」。
そのため、「ブルー」→「ブラック」の変化が起きるわけです。
ですから、ブルーブラック・インク。
参考資料
http://www.osaka-c.ed.jp/karinavi/teacher/mycole/mycole-sakuhin/pdf/14.pdf
万年筆ブルーブラックインクの教材化
★昔、銅を中心として、酸化・還元や酸・塩基など、化学の基本概念を学ぶ1学期分の授業を構築したことがあります。
その時に、銅粉末をバーナーで焼いて、黒い酸化銅(Ⅱ)にして、「酸化」。
酸化銅を硫酸で溶かして、青い硫酸銅を作って「塩」。
硫酸銅にスチールウールを入れて、赤い銅を析出させて「還元」。
生徒実験でいろいろ学べるようにしたのです。
{全部お話するととんでもない事になりますのでやめときます}
私は、銅粉末を加熱・酸化して、できた酸化銅を硫酸で溶かすように実験を組みました。
同じ授業を一緒にやっていた同僚が、うっかり塩酸を使ったのです。そうしたら、妙な具合に白く濁ってしまってうまく溶けなかった。
なぜだ?と相談を受けたのです。
私もその時は知らなかったのですが、分析化学の本を調べたら
金属銅の存在下に酸化銅(Ⅱ)を塩酸に溶解すると塩化銅(Ⅰ)が生成する。
とあったのですね。
銅粉末を焼けば、あんな小さい粉末、中まで酸化されると思っていたのが間違い。
中心部に金属が残っていたのです。
金属の銅が残っているものを塩酸で溶かすと、塩化銅(Ⅰ)になってしまうのでした。
塩化銅(Ⅰ)は白色の個体で、沈澱になります。
「金属の存在下」というのは大きな影響があるものだということを知りました。
質問!硫酸で溶かした時に、硫酸銅(Ⅰ)はできないのですか?
答:硫酸銅(Ⅰ)が単独で存在することはない、ようです。1価の銅イオンと、硫酸イオン、水酸化物イオンなどがごちゃごちゃになったような状況下で、一応、硫酸銅(Ⅰ)のような組成の部分もあるらしいです。でも、硫酸過剰で水酸化物イオンなどが消滅すれば、全部、硫酸銅(Ⅱ)になってしまうようです。
★ある時、鉄と塩酸の反応を生徒にやらせて、実験後に回収して、大型のシャーレに入れて放置したのです。
そうしたら、反応しきらなかった金属の鉄の存在下に、薄緑色の塩化鉄(Ⅱ)の結晶ができてしまった。
こういう、失敗やら、ずぼらからいろいろなことを学んだのでした。
物質というものは面白くも恐ろしいものです。
化学の根底には「もののことはものにきけ」というのがありますね。
★朝日新聞に「GLOBE」という別刷りがあります。
2014.4.6号の特集は「化粧」でした。
そこに「お歯黒」の話が載っていました。
[Part3]黒い歯っていいな
・・・
お歯黒液は材料に鉄を混ぜるため、「かね水」とも呼ばれていた。くず鉄と米のとぎ汁などを熟成させ、さびたら温めて、タンニンを主成分とする五倍子粉(ふしこ)を加える。これを鳥の羽根の筆で何度も歯の表面に重ね塗りして、黒く色づけるのだ。味はかなり渋かったようだ。
ポーラ文化研究所が数年前に試作した熟成液を見せてもらった。ヘドロのような液体に鼻先を近づけると、獣医師の取材をしたときにかいだ牛ふんのにおいを思い出した。記者(鈴木)の歯に塗らせてほしいと頼んだが、「口がかぶれることがある」と断られてしまった。
・・・
引っかかる点が2か所。
●「かね水」
かね【鉄漿】
おはぐろの液。平家物語[9]「みかたには―つけたる人はない物を、平家の君達でおはするにこそ」 →おはぐろ
広辞苑第六版より引用
「みず」の部分は不要(あってもいいけど、「水」といわなくて十分です。)
「かね(鉄漿)」でいいですよ。
鉄=かね
漿=とろっとした液体
です。
●「タンニンを主成分とする五倍子粉を加える」
お歯黒を化学的に見ると、鉄(Ⅲ)イオンとタンニンの反応で水に不溶の黒いタンニン鉄をつくるということです。
「鉄漿」に含まれる酢酸鉄(Ⅱ){水溶性です}と「五倍子粉」に含まれるタンニンの反応で、水に不溶な黒いタンニン鉄をつくっていると思います。この時、空気中の酸素の作用で鉄(Ⅱ)イオンが鉄(Ⅲ)イオンに変わることが必要です。
ですから、歯に塗る前に混ぜてしまったらまずいです。先に不溶性の沈澱になってしまったら、歯に塗っても定着しません。
歯に鉄漿を塗り、しみこませてから、五倍子粉を塗り、ある程度呼吸で乾いてから、また鉄漿を塗り五倍子粉を塗る、と交互に何回か塗り重ねていくのではないかな。
お‐はぐろ【御歯黒・鉄漿】
(女房詞)歯を黒く染めること。鉄片を茶の汁または酢の中に浸して酸化させた褐色・悪臭の液(かね)に、五倍子ふしの粉をつけて歯につける。古く上流の女性の間に起こり、平安中~後期頃から公卿など男子も行い、のち民間にも流行して、室町時代には女子9歳の頃これを成年の印とした。江戸時代には結婚した女性はすべて行なった。かねつけ。はぐろめ。日葡辞書「ヲハグロスル」。「―始」
広辞苑第六版より引用
●化学に知識のある方は、鉄(Ⅱ)イオンは水溶液中でも、空気中の酸素のせいで、すぐに3価の鉄(Ⅲ)イオンになってしまうのではないか、と考えることでしょう。
高校化学の実験で、鉄の2価イオンは空気との接触で3価になってしまうから、注意するようにという指示を受けたこともあるでしょう。
あるいは、鉄と酸の反応で、水素が発生している間は鉄は2価イオンのままでいられる、という話も聞いたことがあるかもしれません。ところが、意外と知られていないことがあるのです。
シャーレに釘など入れておき、濃い目の塩酸を注ぎます。
反応して水素の泡が出ます。
で、そのまま放置。
何日かして、水がかなり蒸発したところを見ると、薄緑の塩化鉄(Ⅱ)の結晶が生成するんですね。
水素の発生はとっくに終わっているのに、どうして?3価にならないの?
金属の鉄の還元力です。
鉄2価イオンは金属の鉄の存在下で、安定的に存在しうるのです。
さて、鉄漿の話。
容器に、米のとぎ汁やらなにやらと屑鉄を入れておきますと、おそらく有機物が発酵して、酢酸を生じる。
強い酸ではないけれど、鉄と酢酸が反応します。ゆっくりと。
金属の鉄の存在下に酢酸鉄が生ずるのなら、おそらく酢酸鉄(Ⅱ)の状態でいられるはずです。
雑多な発酵産物もあって、臭いのでしょうが、それは仕方ない。
ということで、水溶性の鉄(Ⅱ)イオンが得られるので、タンニンと交互に歯に塗って、歯の表面上で不溶性の沈澱を生成すればいい。
おそらくこういうことなのだろうと考えています。
★参考
https://www.jda.or.jp/park/knowledge/index04_03.html
お歯黒の化学
日本での材料はタンニンを主成分とする「ふし粉」と酢酸第一鉄を主成分とする「鉄漿水」(かねみず)と呼ぶ溶液からなり、お歯黒筆あるいは房楊枝を用いて交互に塗布していた。タンニンは、歯のタンパク質に作用してこれを固定し、細菌による溶解を防ぎ、第一鉄はリン酸カルシウム作用してその耐酸性をあげていた。さらに、空気で酸化されて生成された第二鉄はタンニンと結合してタンニン酸第二鉄の緻密な膜となり表面を覆い細菌から歯を保護していた。すなわち、お歯黒は歯の無機質および有機質との両面から歯質を強化し、かつ表面を緻密な膜で覆い歯を保護していた。ふし【付子・附子・五倍子】
ヌルデの若芽・若葉などに生じた瘤状の虫ちゅうえい。タンニン材として女性が歯を黒く染めることや、薬用・染織用・インク製造などに供した。生五倍子。秋。 →ふしかね
広辞苑第六版より引用ヌルデ
葉にヌルデシロアブラムシが寄生すると、大きな虫癭(ちゅうえい)を作る。虫癭には黒紫色のアブラムシが多数詰まっている。この虫癭はタンニンが豊富に含まれており、皮なめしに用いられたり、黒色染料の原料になる。染め物では空五倍子色とよばれる伝統的な色をつくりだす。インキや白髪染の原料になるほか、かつては既婚女性、および18歳以上の未婚女性の習慣であったお歯黒にも用いられた。
2014.4.2
我が家にはカエデが「3つ」あります。
門の内側で大きく成長しているカエデの木。これは池上本門寺の植木市で買ってきた幼木を育てているもの。
そのカエデの木の実が、プランターに飛んでいって発芽した実生苗もあります。
そして、妻が京都のお寺でにょきにょきいっぱい生えていたものから、つまんで連れてきた実生苗もあるのです。
その京都から来た苗がずいぶん大きく成長しまして、冒頭の写真のようになっているのです。
ダイニングのガラス戸から見える位置にあって、紅葉も見ましたし、こうやって「新紅」も見られるわけです。ぜいたくな生活だなぁ。
まだ花を咲かせるところまでは成長していません。
実生を育てるのは楽しいですよ。トライして見てください。
2014.4.2
植物名は判然としませんが、キク科の植物。ここに一匹のササグモが住み着いています。
この日、なんだか口先が赤い。
あまり邪魔にならないように、近づいてみましたら、やはり食事中のようです。
昆虫を捕獲して抱えているようですが。
こういう赤い腹をした昆虫の心当たりがなくって。
普段腹部を見ることのない昆虫かもしれない。
なんだろな。邪魔をしてはいけないので、深く詮索せず離れました。
ササグモのいる位置の上の方に
粒々が見えます。
アブラムシですね。
この姿は、アブラバチの寄生を受けたアブラムシでしょう。
体内でハチの幼虫が育っている。
10日後に思い出して繁った葉の間を覗いたら
4.12
アブラバチはもう羽化した後でした。
寄生というのも一つの生き方。
ヒトの価値観で判断しないでくださいね。
立派な生き方のひとつなのです。
2014.4.2
なんだかよくわからないでしょ。
シャガの葉の色とクビキリギリスの色がほんとに「おんなじ」。
みごとだね。
庭仕事をしていた妻が写真を撮ってきてくれました。
コンデジを使うようになった妻の撮ってくる写真は私よりずっと視点が「地面に近い」。
私は上から見下ろして、なにかあれば、頑張って腰を折り曲げて「上から」撮る。
妻はしゃがんで仕事していることも多いし、何かあればすぐしゃがんで低い位置の「横から」撮る。
よいアングルを持っています。
おかげで、いろいろ楽しみが増えました。
コンデジのAFフレームを画面中央に固定するオプションを設定してあげたら、撮りたいものが撮りやすくなった、と喜んでいます。
人の顔を撮る夫婦じゃないからなぁ、顔認識、笑顔認識なんて、余計なお世話なんだよなぁ。
写真は、中央でとらえることを基本として身につけたい。
いろいろ凝るのはそのあとで十分ですね。
2014.4.1
石の上で何か黒っぽいものの動き。
よく見ると、ハサミムシをアリが引っ張っている。
アリはクロヤマアリ。
ハサミムシの触角をくわえて引きます。
ハサミムシの死骸を引いているのかと思ったのですが、どうも柔らかそう。
足を踏ん張って抵抗している感じもあります。
ただ、もしハサミムシが元気なら、大きさ関係から言って、アリなどものともしないはずですが、アリを攻撃するような力はない。
どういう事情なんでしょうね。
ハサミムシがもう弱っていたのか。
アリが蟻酸を吹きかけるか何かの攻撃を加えてハサミムシを弱らせたのか。
アリがちょっと離れたすきに、指で触ってみました。
体は柔らかくて死んでいないことは確かです。
でも、アリが苦労して獲得した餌なのでしょうから、介入はしませんでした。
昆虫たちの生きる努力に、安易に介入してはいけないでしょう。
しばらくして見に行ったら、もういなくなっていました。
きっとアリが巣まで運んでいったのだと思います。
2014.4.1
ヤエムグラの地味な花が咲きはじめましたので、撮ってみましたら。
なんと、アブラムシの「一列縦隊」。
花を撮ろうとしていたので、このアブラムシは、モニターで見て、あれぇ、と気づいた次第で。
これからの季節、アブラムシがすごいことになりますよ。
ヒラタアブやテントウムシたちに頑張ってもらわなければね。
4.4
小さくて、撮影しづらい花なんです。
全然鮮明に写ってくれない。
この写真でも、花の左にアブラムシの後ろ姿。写真右上にもアブラムシ。
どこにでもいるなぁ。
このくらいに写ってくれれば、よし、としますか。
腰が痛いよ。
探してみてください。目が慣れればすぐわかりますが、慣れないとどれが花だかわかりにくいですよぉ。
2014.4.1
何の変哲もないぺんぺん草=ナズナですが。
これが出てきて、妻は大喜び。
ちょっと前にもナズナの写真を載せました。あれは、よそから連れてきたもの。
この写真のナズナは以前から「自生」していたもの。
どういうわけか、妻はぺんぺん草が好きでして、これまでぺんぺん草の生えていた主たる場所に雨水貯留タンクを据え付けたものですから、ぺんぺん草が出てこなくなるのではないか、と心配して、道端のぺんぺん草を抜いて庭に連れてきたんですね。
それが以前の記事。
今回は、その雨水貯留タンクの脇に出てきたぺんぺん草なんです。
わあ、よかった、絶滅しなかったのね!というわけで妻は喜んでいます。
もう2か所ほどぺんぺん草が顔を出しましたので、来年からもきっとかわいい三角の実をつけてくれることでしょう。
よかったなぁ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A
「ナズナ」から引用
●ぺんぺん草が生える
ナズナが荒廃した土壌であっても生育することから、荒れ果てた様子を指す。
●ぺんぺん草も生えない
荒廃した場所で育つナズナでさえも生育しない様子から、転じて何も残っていない状態、一切合財が残らない状態を揶揄した表現で、「○○が通った後はぺんぺん草も生えない」のように用いる。
「何も残っていない状態」にはならずに「荒れ果てた様子」で収まりまして、よかったなぁ。
2014.3.31
サクラソウですよね。
似たような花もあったようだし。花の名前は苦手だ。
サクラソウの学名は「Primula sieboldii」。
シーボルトさんの名前が入っています。最後の「イ」は男性を示します。
季節の花300のサイトによりますと
http://www.hana300.com/sakuso.html
「我が国は草も桜が咲きにけり」 小林一茶
という句があるそうです。
桜坂を過ぎて、サクラソウを見る。
木と草の「サクラ」を見たぞ。
うむ。趣がありますな。
2014.4.16
11時20分頃。外から妻の声。
ナンダ?と行ってみると、クロアゲハが羽化したわ!成功、翅も傷んでない!と。
ケースの中で落ち着いています。
上に見えるのが脱け殻です。
自分から出たいというまではそっとしておきたいので、ケースの外から。
12時50分頃。
昼の散歩に出たときはまだ静かにしていたのですが、一周して戻ってきたらパタパタして、出たいよ、と言っています。
さっそく妻を呼んで、ケースの蓋を開けたらふわっと飛び出しました。
目の前がツツジ。
さっそくツツジの花にとまって吸蜜。
お腹減ってたんだね。
花から花へ次々と移っていきます。
鮮明に撮れませんでした
花に頭突っ込んでいる感じ。
もう飛び去るのかな、と思うと引き返してきて私たちの顔の前で舞ったり。
庭の向こうへ行ったので、あっちへ飛び去るのかと思えば、また戻ってきたり。
かなり長い間、庭の中で、私たち二人の前を舞い続けてくれました。
やがて外へ飛び去ったのですが、なんだか、夢から覚めたよう。
ほ~ぉ わぁ。
よかったねぇ。
と、二人して深く呼吸しながら、歓びに浸ったのでした。
いい日だったなぁ。
これからまた、チョウと生きる日々が始まります。
花が咲いた、朝の花はねんねしてる、チョウが羽化した、単純なことで喜びまくっている老夫婦。
日々を喜んで過ごせるというのは幸せだなぁ。
これって「ぜいたく」なことかもしれない。
★STAP問題で「実験ノート」が話題になっています。
私も大学で有機化学反応論の研究室で卒論研究をした者ですので、実験ノートについては厳しい指導を頂きました。
島村修先生の教室の最後から2番目の卒業生です。
★まず、購入するノートが指定されます。
会計帳簿の「補助帳」です。
硬い表紙で、製本されていて、罫線だけがあるもの。
ページを切り取ったらすぐわかる。後からページの挿入はできない。
実験室で行った実験のすべての経過を時系列のままに記録することが大事なのです。
ルーズリーフなんてのは論外。
★使うペンも指定。
当時の黒ボールペンのインクは、経時変化で赤っぽく変色し褪色してしまうものでした。
ですから、煤を顔料とする細字のサインペンを使うことが指定されました。
経時変化がないのですね。
後に私が奉職した公立中学校でも、指導要録などの長期保存文書はボールペンで書いてはいけないことになっていました。
初任者には、ペンとインクが貸与されましたっけ。(ガリ版の鉄筆とやすりもね)
(最近、摩擦で消えるボールペンが出ていますが、そのコンセプトが全く理解できません。案の定、そのボールペンでトラブルが起きてるじゃないですか。)
★訂正は、抹消線を引いて書き加える。消された内容が読めなければなりません。
間違ったと思って抹消したけれど、深く追求したら実は新しい事実の発見につながっていた、というようなことだってあるのです。
追記などがあった場合は、必ずいつ追記したのかを明確にしなければなりません。
★直接指導していただいている助手の先生には毎日報告しました。
そこから、進捗状況が教授に伝えられて、時々教授に呼ばれて、今後の方針をどうするかなど、指導を頂きました。
卒論研究でしたが、そういう指導の下で行いました。
卒論そのものは、実験ノートから要所要所を書き出せば、ほぼ出来上がる。
理論的な考察などはもちろん付け加えるとして。
で、出来上がった卒業論文は、必ず製本して提出です。
実験ノートでも、卒業論文でも、時系列の完全保持は「生命線」です。
★40年以上も前の化学科学生の記憶でした。
★実は、理科おじさんの部屋というHPに書いた、U君との理科実験教室。
最初にU君に指導したのがノートの件。大学ノートを1冊あげて、これに書くときは必ずボールペンで書くんだよ、と教えました。
小学生は通常鉛筆を使っていることが多いので、不審そうでしたが、書いたことは消えちゃいけないんだ、やった順序にならんでなくちゃいけないんだ、と教えましたっけ。
自然科学に関わるものは、自分のやったことをきちんと記録して残す、ということが基本なのです。
★マイケル・ファラデーの「電気学実験研究」{岩波文庫で翻訳が出ましたが、古書なので入手できるかどうか}を思い出します。
「Experimental Researches in Electricity」というのが原題。
ファラデーの実験ノートのようなものですね。実験、観察、洞察などがきちんと記録されている。うまくいかなかったことまで記録されている。
ファラデーが何を行い、何を考えたのか、きちんとわかる本です。
ファラデー自身は、電気力線のようなすぐれた直感的な洞察をしましたが、数学的な表現はしていない。
マクスウェルはファラデーの直感に「数学的表現」を与えた。マクスウェルの方程式ですね。
そこから電磁波の存在を予言し、光が電磁波の一種であることを結論しました。
ヘルツは電磁波の存在を実験で証明したのでした。
実験って、すごいですね。それを数学的に表現することもまたものすごいですね。
「実験ノート」のことから、そんな科学史を思い出してしまいました。
2014.3.30
よくわかりません。とにかく長い触角を真っ直ぐ前にそろえた伸ばしている姿が特徴的。
畳んだ翅が「屋根型」のように思えます。
http://www.jpmoth.org/Lecithoceridae/Aindex.html
ここにヒゲナガキバガ科の一覧があります。
キベリハイヒゲナガキバガというのが似ているけれど、翅が屋根型ではないように見えますので、どうもなぁ。
ヒゲナガキバガ科のガだ、くらいはきっと間違っていないと思います。
玄関ドアの脇にくっついていました。
★朝日川柳(日暮麦人選 2014年4月11日)から
濡れ落ち葉ではない 俺は花筏(霧生海風)
アハ、いい句だ。
私の場合だともう「濡れ落ち葉」「花筏」の時期を過ぎまして
濡れ落ち葉ではない 俺は腐葉土だ
という状態にありますね。
次世代の方々、じいさんばあさんを踏んづけて、吸収できるものは吸収して、大きく育ってください。
教師という職業の本質は、自分を超えて進んでいくものを育てる、というところにあるのです。
教師が偉いまんまじゃ本末転倒だ。
同窓会というものがね、卒業生が「現在」を語り、元教師の知らない「今」を元教師に教える会であるのなら、出席したっていいんですけどね。
過去において教師と生徒であった、という関係性をそのまんまにして思い出を語るなんて、金輪際真っ平御免だ。
教師は踏み台なのです。
{ついでに。親というものも自分を超えていくものを育てるのですよね。}
★黒木瞳さんが朝日新聞の夕刊で連載コラムを始めました。
その第2回、2014年4月10日の記事に。
・・・
虫とか昆虫とか、もちろん蜘蛛とか、私は全然怖くなくて、虫も人も共に生きるのよ、な~んていつもは平気のヘッチャラで娘にも言い聞かせている私なのだけれど。
あまりの蜘蛛の大きさに私はビックリ仰天した。
そうね。大きさは、タウンページくらいの大きさかな。電話帳くらいよ。(しかし最近は電話帳も見なくなったな~)で、とにかくそれくらいの大きさの巨大蜘蛛なのよ。
・・・リビングにあったゴルフクラブを手に取り、「蜘蛛ちゃん、殺さないから、お願い、出てって~」と必死の形相で追いやるのだけれど。
巨大蜘蛛は横歩きするわ速いわで。ゴルフクラブじゃ全く用をなさない。しかも蜘蛛は大きいからさすがの私も、怖い、怖い。
・・・
新聞を手に、蜘蛛と格闘すること30分。
ようやく窓の外に横歩きなさった巨大蜘蛛。
・・・それからネットで調べて、足長蜘蛛ではないかと神妙に分析。しかも、お腹(なか)に白い殻みたいなのが付いていたから、蜘蛛は妊婦さんだったのだろうと、冷静に推測。
・・・
元タカラジェンヌの黒木さんが虫やクモが怖くなくって「虫も人も共に生きるのよ」とおっしゃってくださるとは。感動的な思いです。
黒木瞳さん演じる女性が都落ちしてきたという「沼部」近辺に住む私としては、見直してしまいました。
素敵な人だ。
といいつつ。
ごめんなさい、これ「アシダカグモ」だと思います。
アシナガグモは網を張るタイプのクモです。脚を真っ直ぐに延ばしてとまってると、長いけれどボリューム感はあまりないです。
体の長さでは15mmくらいが大きい方。
木の枝に擬していたり、水に近いところの草の葉にいたり、そういう感じです。
アシダカグモの方は、屋内性というか、建物の中に生息します。網は張りません。
歩き方が独特で、ふわっとしたごみの塊りが風に流されてす~っと移動していくようなスムーズな素早い動きです。
体長は30mmくらいはあるし、脚を広げたサイズはCDを覆うことができるかもしれません。
怖い気分で見ると「タウンページ」くらいあるように見えるかもしれません。
通常に見ることができるクモとしては最大級です。繁殖期には白い卵のうを持ち運ぶタイプのクモです。
でも、人に危害は加えません。だって人はでっかすぎますもん。噛みつけやしない。
アシダカグモは、うまいこと追ってやれば、簡単に追い出せます。
我が家では、玄関や屋内で見かけたときは基本的に放置、です
風呂に入っていた時に、浴室の壁にいたことがありましてね。
下手して洗剤かけたりシャワーかけたりしてしまったら、かわいそうだ、と思いまして。
我が家では10cm角くらいのプラスチック透明ケースがいつもありますので、それを妻に持ってきてもらって、そっとかぶせて、壁との間に紙をそっと入れて蓋にして、「これ放してやって」と妻に渡しました。
妻は外に持って行って、紙の蓋を開けて出してやりました。
どうせまた屋内に戻ってくるんでしょうけど、少しは反省して、人の目を避けてくれる。かな(?)
黒木さん大変でしたね。
でもホント、「虫とか昆虫とか、もちろん蜘蛛とか、私は全然怖くなくて、虫も人も共に生きるのよ、な~んていつもは平気のヘッチャラで娘にも言い聞かせている私なのだけれど。」この一文には大喜び。
虫を見たらキャッと騒ぐのが「かわいい女性」だ、などというのは許せない。
虫好きでなくったって、適当な距離感で虫と付き合うことができる女性(ひと)が好きですねぇ。
互いに生きる仲間なんですから。
ちょっとクモの名前をミスりまして残念でしたけど、黒木さんを見直してしまいました。
素敵な女性だなぁ。
2014.3.29
つぼみ
前の写真でもわかりますが、つぼみの先端がおもしろい。
つまんできゅっとひねったみたいになっています。
これはもっと幼いつぼみですね。
4.1
咲きました。
ほんのり黄色みがかった白です。
輝いています。
どうしても花の中を覗きたくなる私。
オシベやメシベの姿が、微妙に異なるんですね。
この花ではオシベが7本に見えるんだけどな。
そういうのって、あり、かな。
メシベの柱頭が「4」に見える。
ところが、こちらでは、オシベは6本。
メシベの柱頭は「3」ですよね。
こちらの方が普通に見かけるタイプじゃないかと思うのですが。
よくわからないのでした。
私共「古びた大人」にとっては3月から4月になっても、何も変わりはしない。いつもの日常が続くだけですが。
幼い人はたいへんですよね。新年度だもんな。
落ち着くまでしばらく、保育園のお散歩はおそらく来られないだろうね、と話しております。
後出しじゃんけんですみません。
★第一報の時に私が感じた疑問点。
1月30日の記事から
<新型万能細胞(STAP細胞)の作り方>
研究グループの説明によると、STAP細胞を作るには、まずマウスのリンパ球などの細胞をpH5.7、温度37度の液体に25分間浸す。8割の細胞は死ぬが、上澄みを取り除いてから培養すると、瀕死の状態を乗り越えて生き残った細胞のうち3分の1から半分がSTAP細胞になる。
妻と話していた私の発言。「pH5.7って酸性かよ?」
小保方氏らが1月末に説明していたSTAP細胞の作り方はこうだ。マウスのリンパ球などの細胞を37度の弱酸性液に25分間浸し、それを培養すると、数日後に新しい万能細胞になる――。
これは4月10日の記事。
★元高校化学教師としましては、ちょっと有名な入試問題があるのですね。
問:25℃の純水に、空気を長く接触させて平衡状態に到達させた。この水溶液のpHを計算せよ。
ただし、空気中の二酸化炭素の体積百分率は0.03%とし、25℃、1気圧の二酸化炭素は、1mLの水に標準状態に換算して0.76mL溶ける。{電離定数は省略}
答:「pH 5.7」になるのです。(計算は省略します)
{現在は、空気中の二酸化炭素濃度は0.04%くらいですから、もう少し酸性側かもしれません。}
高校化学を習った方なら、pH7が中性で、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性、と習ったことを覚えていると思います。
ですから、「pH5.7は弱酸性」ということに疑問は覚えないと思います。
確かにね。
でも、自然界で降る自然の雨は二酸化炭素が十分に溶けていますからね、pHは5.7くらいなんですよ。
ですから「酸性雨」というのはpH5.6以下の雨のことをいうのですね。
私は授業では「『自然界の水の中性』はpH5.6~5.7程度と言った方がいいかもね」と話したものです。
実験室に置いてある純水なり蒸留水も放置しておくとpHが5.7に近づいてしまうんですね。
さて、生物の体内のpHは確かにほぼ7に保たれます。生物種によってpHの値も異なりますけれど。
ですから、マウスのリンパ球などが、pH5.7にさらされたら、確かに弱酸性環境にさらされた、ということではあるでしょうが、それって、細胞の分化を全部解除してしまうようなものすごいストレスなのかな、というところが私の不審点。
手にケガをしたら、傷口の細胞はpH5.7くらいには軽くさらされてしまいますねぇ。
上皮細胞は相当なpH変化に耐えられます。
私が疑っているのは、この実験、浸透圧はちゃんと等張に調製してあったんだろうかな?というところ。(いろいろずさんなことが出てきてしまいましたから)
点滴で有名なリンゲル液を調べてみたら、
pH:5.0~7.5
浸透圧比:0.9~1.1
とか
性状
pH 約6.4(製造直後の平均実測値)、5.0~7.5(規格値)
浸透圧比
約1(生理食塩液に対する比)
こうなんですね。
なんといいましょうか。
STAP細胞製作の条件って、ほとんど「リンゲル液に細胞を25分くらい浸した」というのと同じように見えますね。
これでは、どうもSTAP現象を起こす強いストレスとは言えないんじゃないの?という疑問を持ちます。
実験の詳細が分からないままですが。
ひょっとして、実験室の純水=「pH5.7のただの水」に細胞をさらしませんでしたか?
浸透圧を調整してないまま。
そうすると、細胞は水が浸透してきて破裂しそうな危機的状況にさらされますね。
そのくらいだったらひょっとして、分化が解除されてしまうくらいのストレスかもしれない。
というような、ことが私の頭をよぎるわけです。
そのうち真実が明らかにされるでしょう。
私の推測が誤っていることを期待します。
★実はもう一つ、STAP細胞の発表の新聞を読みながら妻に話したことがあります。
これって、細胞の癌化と似たようなものじゃないの?
ということ。
山際勝三郎氏が、ウサギの耳やマウスの背中にコールタールを塗って人工的に癌を作ったというのは非常に有名な話。
コールタールを塗るということが強いストレスを細胞に与えて、癌化を惹き起こしたわけです。
癌は分化の完全な解除ではありませんが、本来死ぬはずの細胞が、分裂限界を解除してしまって死ななくなるということですね。有名なHeLa細胞は1951年に亡くなった患者さんから分離したものです。そこからでももう60年以上分裂を続けて生き続けているわけです。
なんだかなぁ、STAP現象って、癌化と似たようなものかもしれないなぁ、と私は思ってしまうわけでした。
★余談
本来、死すべき自分の身体の中に「不死」を抱え込むことが「癌」であるように思えます。
不死は恐ろしい。
死に直面することは恐ろしいとよく言いますが、私には、不死と直面することの方がよほど恐ろしいことのように思えます。
ラ・ロシュフーコーの箴言でしたか「太陽も死も直視できない」とは。
どうして?
人が死ななくなったら、社会は停止し、社会が死ぬんでしょ。
新しい人が生まれ育つことはできなくなるんだから。
古い人がのさばって、そのまんまなんでしょ?
「個人の不死は人類の死」そのものでしょ。
私が死ぬことができる、とは幸せなことではないですか。
進化の過程で、私たちは死を獲得したんですよ。
そして新しいものたちへの道を開く。
死ぬということは、新しき者たちのために、大事な仕事なのです。
かかしのNew箴言「太陽も不死も直視できない」
不死、こんな恐ろしいことはないですね。
2014.3.28
かっこいいでしょ。
いっぱいいるし、さしあたっての変化はない時期に入りましたので、この後、写真をあまり撮っていません。
池は賑やか、水槽もにぎやか。
4.3
妻が池のオタマジャクシに煮干しをいれてやったところです。
うわぁっと群がってきました。
ものすごい群れ方です。
こまこまでいくと「獰猛」といえるほどです。
小動物の骨格標本をつくるのに、細部をオタマジャクシに食べさせるときれいに骨だけ残る、という話は聞いたことがあります。(実行したことはないですが)
さもありなん、ですね。
オタマジャクシは雑食ですから、飼育時は、煮干しとか鰹節なども与えてください。
水が濁りやすくなりますので、余らせないようにね。
八重桜・南殿は鉢植えなのですが、そばを通る時に引っかけたか、枝が折れていました。
つぼみがついていたので、ガラス瓶に水を入れて折れた枝を挿して食卓に置いておきました。
2014.3.28
11:48です。
根はないのに水を吸い、葉がないのに持ち分の栄養だけで咲こうとしています。
15:31
午後3時半頃、ふと見ると、咲いているではないですか!
なんという生命力。心揺さぶられます。
咲くんだ、という意志を実行している。
3.29
7:17
翌朝。見事に「八重桜」の姿になっていました。
やるべきことをする。できることをする。
なんだかなぁ、頭が下がります。
2014.4.13
その後も窓際で花の姿をながめていました。
花は終ったのですが、葉が出てきました。
立派な葉です。
ひょっとして、この葉が光合成をして養分を作り、この枝一本、独立した個体として生きられるようになる可能性がないわけではない。
どうなっていくのか、見届けなければなりません。
それが私たちに課せられた責任だと思います。
見ます。
2014.4.13
ツマキチョウが羽化しました!
ほぼ1年間蛹で過ごして、昨日羽化しました。
↓経過
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1522.html
2013年7月11日 (木)「ツマキチョウ(訂正あり)」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1522-1.html
2013年7月15日 (月)「ツマキチョウ」
去年の5月に蛹になったのでした。
モンシロチョウと同じように、すぐ羽化すると思っていたら羽化しない。
これはダメかと思っていたら、実は年一化性で、蛹化してから、1年後に羽化するということでした。
そして、この4月です。
感動します。ほぼ1年を蛹で過ごし、時が来たことを知って羽化する。
すごいですね。
翅の裏はかなり模様があります。
拡大するとこんな感じです。網目模様ですね。
なんとなく緑がかった色合い。
翅の表を完全には撮れませんでしたが、表は白、黒い斑点。
モンシロチョウと見間違えそうだということがお分かりいただけるかと思います。
無事羽化してくれて、うれしいのなんのって、夫婦二人してはしゃぎました。
これが脱け殻。
どういうふうに割れたのか、わかりますね。
蛹は後二つ。
中が透けてきたようにも思えます。
羽化は間近い、でしょう。
失敗せずに、羽化してくれますように。
昨日はなんだかずいぶんハイな気分になってしまいました。
嬉しい。
★3月28日の散歩も終わり近く。
マユミを見に行ったのです。
つぼみがついていました。そのつぼみの写真を撮影して帰宅したのですが、家で見たら、全部ぶれていました。で、ここでは、後日、31日に撮影した写真を掲載します。
2014.3.31
去年、やっとマユミの実まで見ましたっけ。
なかなか全部ちゃんと見るのは大変です。
で、3月の末にはこういう状態なのだ、と確認できました。
★時間が前後交錯しますが、3月28日にマユミを見ていた時
2014.3.28
キチョウが舞い込んできまして、写ったというのか、しくじったというのか、そういう写真です。
で、3月31日に、マユミのつぼみをちゃんと撮ろうといった時
3.31
ノゲシの花に短時間キチョウがとまりました。
黄色が並んでいて見づらいかもしれませんが、それなりに写ってくれました。
ひょっとして、28日に舞いながら去っていったあのキチョウの個体ではなかろうか。
と、勝手に決め込みまして、再会を祝したのでした。
うれしかったな。
★参考
虫ナビのサイトから引用。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-cho_ki.htm
本種はキチョウ(Eurema hecabe)とされてきたが、近年のDNAによる分析で、2種が混ざっていることが分かり、本土に生息しているものをキタキチョウ(Eurema mandarina mandarina)、南西諸島に生息しているものをキチョウ(Eurema hecabe hecabe)とすることになり、また南西諸島では混生している為、同定は難しい。
ま、素人としてはキチョウでいいですが、こういう状況にあるということです。
こんな記事もありました。{タイトルを一部変更してあります。}
キタキチョウ、9割メス 細菌感染でオスも変化か(朝日新聞 2014年4月3日05時00分)
鹿児島県の種子島で、キタキチョウというチョウがメスだらけになっている。メスの比率は9割と極端に高い。この40年ほどの間に何らかの原因で細菌感染が広がったためらしく、専門家が調査を続けている。
キタキチョウはシロチョウ科で全国に分布し、普通はオス、メスは半数ずつだ。種子島の現象は2009年、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の陰山大輔・主任研究員らが専門誌で報告。多くがボルバキアという種類の細菌に感染していることが分かった。
ボルバキアは昆虫など節足動物の生殖に作用することが知られ、子をメス化させるタイプやオスになる卵を殺すタイプ、メスだけで繁殖する単為生殖を促すタイプなどが知られる。種子島で感染したキタキチョウは、遺伝的にオスでも実際はメスになっていた。(後略)
ボルバキアという名前は昆虫を知るようになると耳にする名前です。
大丈夫なのかなぁ。
2014.3.28
密蔵院を出て、桜坂下を見に行きました。
私がのんびりモンパルを走らせていたら、先に水車のところに着いていた妻が手招きします。
何か言ってますが、難聴気味の私には、何かを言っていることはわかっても、言葉の意味が頭の中に像を結ばない。
そばまで行って、なんだい?と聞くと、ほらカルガモよ。
わ、ホントだ。
水の中の石に立って身づくろいしていました。
きれいですね。絵のようだ。
カメさんがやってきまして。
カルガモさん何してんの?という風情。
石の上に乗るのかな、と思って見ていましたら、そのまま行ってしまいました。
少し離れたところにもう一羽。
こちらは身づくろいするでもなく、立っているだけ。
ひょっとして、見張りしているのかな。
時々ここの水路にカルガモが姿を見せますけれど、営巣、子育ては無理だよなぁ。
もうちょっと、こう、奥まって人の目の届きにくいところがなくっちゃな。
2014.3.28
先代住職の奥様のお話を伺っておりましたら、枝垂桜もよいのだけれど、ツバキも見てほしいとおっしゃっていました。
一つはこのオトメツバキ。
もう一つが紅白のツバキ。
この日は紅白のツバキは撮影していませんので、後日撮影したものを掲載します。
2014.4.5
一本の木から、紅白の花、真っ赤な花が咲きます。
これ別の木ではないのです。
この木のいわれも伺いましたが、略。
私共はいつもこのツバキを見てはいいねぇ、と話していましたが、いわれがあったんだな、と納得。
たまにチャンスがあって、桜を見に来た方と言葉を交わした時に、よかったらちょっと奥になりますがツバキも見てあげてください、と、これまでも言ってきましたので、これからも心がけます。
★朝日新聞の4月3日の「特派員メモ」
ルワンダで小中学生にノートパソコンを配布するという話でした。
で、記者がパソコンの重さを訊いたら、校長先生が測ってくれたそうです。
上皿てんびんの片方にパソコンが載っていた。学校の理科の実験で使ったあれだ。そしてもう片方に、小さな分銅を一つ、また一つと載せている。てんびんはびくともしない。・・・。結局、1.2キロだった。
本当に日本の理科室で見られる「あの」上皿天秤かなぁ?ホント?
だって、あれの皿にパソコン乗ります?
どうやって?
形は同じだけど、大型の天秤とかがあったのかなぁ。
天秤は「刃」の保護のために「秤量」というものがあるのですよ。
秤量:天秤てんびんで安全かつ正確にはかり得る最大質量
広辞苑第六版より引用
日本の普通の理科室にある上皿天秤の秤量は200gだと思うんですが・・・。
パソコンと分銅と合わせて2.4kgもの荷重が、鋭い刃先にかかったらものすごい圧力になるわけで・・・。
困ったなぁ、そういう測り方をしてはいけないんだが。
「大型上皿天秤」だったと考えたいのですが。
★オマケ
天秤には感量というものもあります。
感量:計器の針が感応できる最低の重量。
広辞苑第六版より引用
私のHPなども参考にどうぞ↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/22th/sci_22.htm
★4月2日の朝日新聞の記事で、マクラーレンの新型「650S」というのが紹介されていました。
最高時速は333km/h、発進から3秒で100km/hまで加速できるそうです。
なんじゃそりゃ?
100km/h=27.8m/s
(時速(km/h)の値を3.6で割ると秒速(m/s)の値になります。)
この3秒間の加速度はもちろん一定ではなく、最初は値が小さくて、だんだん大きな値になるのでしょう。
そんな経過はわかりませんから、3秒間の平均加速度を計算すると
27.8m/s÷3s=9.27m/(s・s)
はぁ!?
重力加速度に近いよ、これ。
重力加速度は9.8m/(s・s)
ですもん。
ものすごい力でシートに押し付けられますね。
ほぼ体重に匹敵する力でシートに押し付けられる。
加速度の値が最大の時はおそらく1Gを超えるんでしょう。
ヤダ。私はあまり好まないな、そういうの。
このマクラーレン、お値段は、税込みで3160万~3400万円だそうでして。
3000万円も出して、1Gを味わうことはないでしょう。
机から1m位飛び降りてください。「只で」1Gが味わえますって。
{今の若い人は「ロハ(ろは)」って言い回し知ってるのかな?「只」という漢字は「ロ」と「ハ」でできていますので。こんな爺さん解説してると、自己嫌悪に陥りそうだ。}
2014.3.23
何ということもない目玉焼きです。
ん?
私の左手の親指が写っていますが、大きさが変じゃないですか?
実はこれ、ウズラの卵の目玉焼き。
昨年度の子供向け料理番組「キッチン戦隊クックルン」はほぼ全部見ました。
何せ、私は「クミンちゃん」の大ファンなもので。
あの「大胆無敵」が大好き。
幼い人はすぐ成長してしまうので、今年度はもう次の番組かな、と思っておりましたら、続いてますので、また見てます。
で、一昨年度までは「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」でしたか。
主人公の女の子が成長しまして、番組が変わったのでしたっけ。
まいんちゃんの作った料理に、このウズラの卵の目玉焼き、があったのです。
あれ、一度作ってみるか、と妻と二人で話していたのですが、いつの間にか忘れていた。
そうしたら、どういうわけかこの日、妻が思い出して、あれやってみよう!と目玉焼きを2つ作ったのですね。
う~む、おいしかったですよ。
二人で笑いながら賞味いたしました。
楽しいなぁ。
2014.4.5
密蔵院の外の遊歩道の並木。
つぼみが膨らんでいます。
空が背景なので暗くなりましたが、もう開くところだというのがわかります。
ちょっと遠いところをズームアップしたら、少しぶれましたが、鮮やかな色が撮れました。
どういうわけか、一輪だけ先行して咲いていました。
先駆者だ。さきがけるもの。
こういう品種名のようです。
ふと脇を見ると
水路を花びらがちらほらと流れていきます。
花筏、というほどではない。
境内から水路へさしかかる枝垂桜の花びらでしょう。
いろんな種類の桜が次々と自分の時間を咲いていく。
多様な花の刻が刻まれるのは快い。
一種類だけというのは、やはりどこか「異様」ですよね。
いろいろあって、みんないい。
2014.4.5
満開でした。
つぼみはわずかしか残っていませんし、散った花びらもほとんどない。
枝垂れた枝の中から真上を。
ため息が出るような、というか、深呼吸したくなるような、というか。
相反しているような気もしないではないですが、いいんです。両方なのです。
向こうに白い桜があって、どこを見たらいいか迷うほどの眺め。
この時は風もおだやかで目の前の桜もあまり揺れませんでした。
このところ強風だったり突然の雨だったり、すぐ変わる。
見られるときに見ておかないと、と、妻と二人でため息をつきに来ました。
葉芽も共存。
いい眺めでしょ。
うろうろと、またくるくると、この木の周りを二人で歩いていました。
いい日だなぁ。
2014.3.22
柵に実をもたせかけて、上からハナニラを撮影。
花弁に花粉が散っているようです。アブか何かが来たんだな、でも色の濃いのもあるぞ。
思い切り接写。あらま、これはタカラダニかな?
季節としてはちょっと早いなぁ。
5月頃からの、強い日差しの中でコンクリート柵の上を走ってるのをよく見ます。
熱くないかい?と聞きたくなるような感じです。
今はまだ陽ざしのパワーは弱いので、違和感がありますが、この姿はタカラダニですねぇ。
http://www.pref.kyoto.jp/hokanken/oyakudati_takaradani.html
↑これは京都府のサイトです。
5月の連休明け頃から、日当たりの良い公園のコンクリートポットや階段、ご家庭の門壁やベランダ、橋の橋脚などさまざまなコンクリート壁に、小さな赤いムシがたくさんチョロチョロ動き回っているのをご覧になったことはありませんか?
・・・
正確には、ダニ目前気門亜目タカラダニ科アナタカラダニ属のカベアナタカラダニBalaustium murorum(Hermann)という種です。
・・・
まず、5月から長くて7月にしか見られないこと。
そして、見つかるのはすべてメスであること。このダニで、オスが見つかった例はなく、単為生殖を行っているのではと考えられています。
・・・
花粉を食べていることは確実なようです。コンクリート製の建造物にたくさん見つかるのは、コンクリートなど多孔質の材質にたまり、くっついている花粉や有機物を食べているのではないかと考えられています。
・・・
タカラダニ類の中には、幼虫期に、セミ、カマキリなどの昆虫類に寄生する種がいます。もともとは、セミに赤いダニがくっついていると宝物を抱えているように見えるということから、この種のダニをタカラダニと呼ぶようになったと言われています。
(後略)
ヒルザキモモイロツキミソウの花粉にダニが集まった写真があります。
そうなのか、花粉を食べるのか、初めて知りました。
私が撮影した写真では、ハナニラの花粉に来ているんですね。
そういうこともあるんだなぁ、と。
ところがその後ハナニラを見ていますけれど、赤い点々は見かけない。
3月22日だけでした。どういう風の吹き回しだったのでしょうね。
2014.3.22
これは多分オランダミミナグサ。
こういう花です。
ハコベは花弁5枚ですが、切れ込みが深くてまるで10枚あるように見えます。
オランダミミナグサでは、ハコベよりは切れ込みが浅いので識別できます。
ただ、「ミミナグサ」というのもあるようで、それとオランダミミナグサの識別がよくわかっていません。
オランダミミナグサは「全体が軟毛におおわれる」という記載があります。
ミミナグサでは「毛は少ない」。
そんなところから、オランダミミナグサだろうと考えています。
我が家周辺では、ハコベより少し遅れて目立ち始めます。
そして、結構高めに立ち上がってきます。
ミミナグサは「低く広がる」ということですので、多分あっているでしょう。
みみな‐ぐさ【耳菜草】
(葉の形がネズミの耳に似るからいう)ナデシコ科の越年草。田畑・路傍に普通。茎は高さ約20センチメートル、全株に細毛があり、春から夏に白色5弁の小花を開く。若葉を食用。都会地では、欧州産帰化植物の近似種オランダミミナグサが多い。枕草子[131]「つめどなほ―こそあはれなれ」
広辞苑第六版より引用
ミミナグサは枕草子にも出てるんですね。由緒正しいんだ。
★4月3日、4時過ぎ。
私の生活習慣では、4時半が活動終了。後は食事、入浴、・・・睡眠。
夜は基本的にパソコンには接しません。睡眠の質が大幅に劣化しますので。
で、この日も、そろそろパソコンをシャットダウンして終わろうと思って、何の気なしに、普段はしないことなのですが、自分のこのブログを開いてみたんですね。
そうしたら
わぁ。
放置して置きっぱなしのアクセスカウンターが「666666」になっていました。
あわてて、「PrtSc」キーを押して画面を取り込み、ペイントに貼りつけて保存。
{よく使うソフトはショートカットキーに設定してあって、Ctrl+Alt+Pでペイントが起動するようになっています。なかなか便利なものです。}
ペイントで保存したjpgファイルのタイムスタンプをお目にかけます。
2014/04/03 16:19
こんなこともあるんですねぇ。
自分で自分のブログにアクセスしてこんな数字にしてしまった。
珍しいこっちゃ。と思う。
★土曜日、いつもの本屋ではなく、たまにしか行かない本屋へ。のんびり通路を歩いていたら
2014.3.22
公衆電話だそうです。
電話ボックスはなし。
簡易型ですね、
10円玉と100円玉のみ使用可。テレカは使用できません。
キーは大きくシンプル。
壁のコンセントから電源を取ってます。
実にシンプルです、これいいですね。
携帯電話が普及して公衆電話が衰退していますが、機能を絞って使いやすく、というのはいいなぁ。
気に入ってしまいました。
★電車で帰って、帰り道
ムベです。
右が葉芽。左はつぼみ。
もうそういう時期か。大田区が植えてネームプレートを付けてくれたおかげで知った花です。
そして、漢字表記が「郁子」。なんでこれがムベと読めるのかはよく知りません。
2014.3.21
多摩川の土手に上がっていく途中で見えたハクモクレン。
背景はマンションの壁です。
ここは接近できる場所ではありません。
近づいて見られるポイントがありますので、いずれそちらも見に行かねばなりませんね。
密蔵院の墓地の周囲の木の一部。
てっぺんに巣のようなものが見えます。
ズームアップしてみたらこんな具合。
ハンガーのようなものが見えていると思います。
ということは、カラスの巣じゃないかな。
人工物も使って巣をつくるのですよね、カラスは。
参考:理科おじさんの部屋:第88回で、カラスの巣の分解をやりました。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/88th/sci_88.htm
そうそう、理科おじさんの部屋で一緒に学んだU君は今年度から獣医学部の新入生。
東京を遠く離れて一人暮らしで学ぶことになりました。逞しい若者になりました。
<外から>
2014.3.28
密蔵院へ近づいていく遊歩道から。
ピンクの枝垂れ桜のほかに白い花の桜も混じっています。品種はわかりません。
上を見上げれば花がポンポンと丸くなって連なっています。
青空がまたいい。
太い桜は密蔵院の墓地の桜。
散歩の方々もみんな携帯やスマホを掲げてしまいます。
<境内から>
境内に入って、ちょっと回り込むと外から見えていた桜の内側が見えます。
しかも、目の前に。
揺れますので、ちょっと先の方をつまんで揺れないようにして撮影。
枝を折る気か花を摘む気か、と誤解されないように、指先でつまんでいるということがはっきり見えるように意識しながら。
おいしそうじゃありません?
甘そうな気がしてしまう。
しあわせ気分です。
先代のご住職の奥様に伺った話では、密蔵院の枝垂桜は、自分たちが若かったころに、仙台の国分寺の友人からそこの枝垂桜の苗を分けていただいて植えたのだそうです。
ご高齢ですがお話の全体像はおそらく間違っていないと思います。
ここの枝垂桜は仙台から来たもののようです。
★今まで5%だった消費税が、8%になる。
増税率は?
1.08/1.05≒1.03
3%の増税率。
そりゃ税率は低い方がいいですけど、日本の経済が破綻しないために使ってくれるのなら、已む無し。
{そこが一番の問題なんですけど。監視していかなければなりません。}
で、8%という数字に踊らされなかったでしょうね?
8%上がるのではなくて、8%になるのですね。
そのあたりごちゃごちゃしなかったでしょうか。
もし8%上がったら、消費税率は13%くらいになってしまいます。これはイテっ。
増税率というのも考えておいてください。
経済が「腰折れ」するかどうかは知りませんが、「腰痛」くらいは起こすでしょうね。きっと。
いてててて。ではあります。高齢者だし。腰痛ぇ。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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