2月16日:雪の後日談2
車で行くスーパーとは別に、近くのスーパーもありまして。
安いものの種類が違う。で、使い分けるわけです、妻は。
雪かきが進んで、歩くことに支障がなくなったので、小さなリュックを背負って、買い物に。
帰ってきた妻が、面白いものがあるわよ、と教えてくれました。
かまくらです。
しかも、よく見てください、三重になっていますよ。
こういう入れ子構造って好きなんだよなぁ。昔から。
その趣味を知っている妻は、面白いから見に行け、と言ったわけです。
真ん中のなんか、なんともかわいい。
嬉しくなってしまいました。
おみごと、です。
秋田県の横手ですか、小正月の行事。
今年も、ちょうど、2月の15,16日でしたね。
なんとまぁ、グッド・タイミングでした。ひょっとして、そのことをご存知だったのかもしれませんね。うれしいことです。
http://www.michinokugodai.com/yokote01.html
子供たちが「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」、「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、あまえこ(甘酒)やお餅を振る舞います。
なつかしい響きがよみがえりますね。
「たんせ」というのはおそらく「賜え」という言葉の変化じゃないかな。
言葉のリズムがきれいなんですよ。東北弁は美しい。
「かまくら」からの戻り。
ご近所の河津桜。
すごいことになっていましたよ。
背景に凝ってみました。
わぁ、ですね。
花も間近でしょう。
雪を割るサクラ。
青を背に立つサクラ。
頻繁に見に行くことにします。
★以前、「ハノイの塔」のバリエーションとして、「ハノイのマトリョーシカちゃん」とか「ハノイの猫缶」というのをやったことがあるのです↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/Twr_Hanoi/Hanoi.htm
ハノイのマトリョーシカちゃん(またはハノイの猫缶)
で、今回私が「ハノイのかまくら」ってのもありうるな、とつぶやくと
妻は。そりゃ無理だわ、重すぎる。
あはは、ですね。
★「入れ子」というものは「無限」を感じさせますよね。
「合わせ鏡」の不思議さには、わかっていても吸い込まれる。
レイ・トレーシングという技術が誕生したころ、電子関係の専門学校の夏休み研修会に、担任をしていた生徒と一緒に参加して、合わせ鏡の画像を作図して、褒めてもらったことがありました。面白かったなぁ。
代々木のオリンピック・プールの更衣室の鏡は、巨大な合わせ鏡で、鏡の間に自分が入って無限感覚を味わえるのが面白かったな。
ビデオカメラの出力をテレビにつないでおいて、テレビを撮影しても同じような画像が撮れますね。
フラクタル図形というのも、部分を拡大しても常に全体と相似だ、という入れ子構造がありまして、これをパソコンに描かせるのも好きです。
数学的な無限の恐ろしさを垣間見るというのは、怖いもの見たさというか、崖っぷちから下を覗いてみる怖さというか。
ぞくっとさせるものが入れ子にはあるのです。
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